『一〇代、独身、今から会いたい、希望プレイ:マゾられたいです』
そんな募集条件を見て、即コンタクトを取り会うことなる。
現れたのは女優やアイドルでもおかしくないようなルックスの愛華。
愛華は彼氏とのセックスに満足できずに出会いを求めていた。
砂川は愛華が望む『ドМ』プレイをするために二人はラブホに向かう。
出会い系アプリで、最高のドМお嬢様に出会えたら……って小説です。
二八年生きて、わかったことがある。
どうやら世の中には二種類の人間がいる。
継続的に安定的な関係を築くことを良しとするやつと、刹那的に享楽的な関係を築くことを良しとするやつの二種類だ。
まともな人間ってやつはみな前者だ。
世の中もそういうやつを認めている。
結婚だとか、そういう仕組みがそれを証明している。
俺は昔から俺は長続きするような関係が苦手だった。
友人だろうが、恋人だろうが、長い付き合いを築いたことがない。
学校に通っていたころはクラス替えを期に、無意識に人間関係をリセットしていた。
恋人も同じだ。
飽きる、というのとは違う。
長く一緒にいると無性に嫌になるのだ。
もちろん俺はまともじゃないだろう。
それを誇りに思っているわけでもない。
哀しさや寂しさを覚えることの方が多い。
でも、どうしようもないのだ。
まともじゃないやつはずっとまともじゃないし、クズはずっとクズのままだ。
開き直った方が幸せになれるということに気づいたのは二年前、二十六の頃だ。
自分に友人とか恋人がいないことに気づいた。
かつてそうであったやつらはみな結婚した。
幸せそうだった。
だが、俺はそれと同じものを求めようとは思えなかった。
どうしてもそれが欲しいと思えなかった。
俺は俺のやり方で幸せになることにした。
刹那的な享楽を貪り始めた。
それを積極的に求めるようになった。
具体的に言うとセフレをつくった。
互いの欲望を満たし合うだけの関係を求めた。
最近は便利なアプリがたくさんある。
人と人が出会うハードルは減り続けている。
多少の金はかかるが、それは必要経費に過ぎない。
季節ごとに二人ぐらいのセフレと関係を持ち、季節が変わるとリセットする。
ときどき季節を越える関係もあるが、それはそれでおもしろい。
正月が過ぎて、二週間が経とうとしていた。
セフレが一人、引っ越すというので関係が終わったばかりだ。
その女は別れ際に俺との別れを惜しんで泣き出した。
それに動じる心が、俺にはない。
今のセフレは由香だけだ。
由香とは三カ月前に会ったが、プロのコスプレイヤーだというだけあって、体つきがエロいし、セックスも好きなやつだ。
仕事が忙しいのがたまに傷で、一週間に一度会えるかどうかだ。
それじゃあ俺は満足できない。
相手がどうであれ、最低でも週に三回はしたい。
今日は土曜日。
せっかくの休みだ。
他にすることがあるわけでもない。
女漁りに興じることにした。
いつものアプリですぐに会える女を探し始める。
互いにヤりたい相手を探すための専用アプリだ。
男女ともに月額五万円という特殊な料金体系で、それさえ払えば相手への金も必要ない。
こんなものが成立するんだから、俺みたいなやつも少なくないのだろう。
相手のプロフィールを眺めていく。
料金が高額なこともあって、三〇代以降が多い。
ヤりたがりの人妻ってのも悪くないが、今日の気分は若い女だ。
新規登録順に並べ替え、適当な女を探していく。
『五〇代 既婚 細身 いつでも会える 希望プレイ 聖水』
『三〇代 既婚 普通 今から会いたい 希望プレイ 女王様』
『四〇代 独身 グラマラス 週末に会いたい 希望プレイ カーセックス』
三〇代、既婚は悪くはないが、希望プレイがひっかかる。
攻められるよりは、攻めたい。
さらに、三〇分ほどアプリを検索する。
『三〇代 独身 普通 今から会いたい 希望プレイ さびしいので恋人っぽくしたいです』
というの募集が落としどころだった。
希望プレイがどうにも相性が悪そうだ。
恋人っぽくみたいのは好みじゃない。
俺の好みは互いの快楽を貪り尽くすような肉食な感じだ。
しかし、多くを追い求めないことが大事か。
会ってみたら、身体の相性がよいってこともある。
連絡を取ろうとメッセージボタンを押そうとしたが、誤って検索画面に戻ってしまう。
新着に新しい女がいた。
『一〇代 独身 普通 今から会いたい 希望プレイ マゾられたいです』
俺は目を疑った。
このアプリは月額五万円だ。
十代の利用者は初めて見た。
俺はすぐにさっきの女からこの女に切り替えて、メッセージを送信する。
定型の文章だ。
丁寧に書いているが、要は会えないかと場所を尋ねるものだ。
相手を安心させるために自分の写メも送っておく。
まあ、無理だろう。
釣りとは思わないが、こういう条件の女は取り合いになる。
アプリ内では禁止されているが、中には金を出すことを条件に会おうとするやつもいる。
思いがけず、すぐに返事が来た。
『ぜひ、お会いしたいです。場所は都内でしたらどこでも大丈夫です。こういうの初めてなんですが、それでも構いませんか?』
心の中でガッツポーズを取る。
承諾の返事と、時間と場所を提案するメッセージを返す。
場所は無難に新宿にしておいた。
交通の便もいいし、アクセスもしやすいだろう。
いつも使っている、個室利用ができる喫茶店を指定した。
『ありがとうございます。それでは、一九時に新宿の〇〇喫茶でお願いします』
俺はすぐに返事をかえす。
返事の速さは正義だ。
念のため、今後の連絡の取り方などを付け加えておく。
相手からもすぐに承諾の返事がくる。
これで決まりだ。
こんなことをし始めた頃は、初めての相手は緊張したし、期待もした。
しかし今はそんなことはない。
だが、久しぶりに楽しみな出会いだった。
※ ※ ※
指定した場所には一五分早く着いた。
店は空いてそうだから、そのまま喫茶店に入る。
「お連れ様がお先にお待ちです」
ウエイターは丁寧に頭を下げる。
俺は案内されるがままに個室に入る。
個室の扉を開けられたと、俯いていた女が顔を上げた。
女と目が合う。
俺は当たりを確信した。
年齢もプロフィール通りだ。
おそらく一八かそこらだろう。
ハーフアップの黒髪に、アイドル系の童顔が良く似合っている。
女優やモデルをやっていたもおかしくないルックスだ。
ふんわりとした白のワンピースに赤のカーディガンが映えている。
自然とその体つきにも目がいく。
ワンピースの胸元のボリュームはすごいことになっている。
なのに腰回りはモデル並みの細身だ。
顔も体も極上そうだな。
当たり中の当たり。
間違いなく俺が今まで会った中では一番だ。
女は俺に目を向けると立ち上がって、
「砂川さんですよね、初めまして。愛華と申します」
丁寧に腰を曲げてお辞儀した。
きれいな所作で、その動作がしみついているのがわかる。
どこかのお嬢様か何かか。
「砂川です。よろしく」
俺は着席して、メニューを愛華に向ける。
「少し話してから、休憩しに行こうか?」
「はい」
緊張した様子で愛華は頷いた。
休憩の意味もわかっているだろう。
あのアプリを使っている以上、ヤるのは確定だ。
俺がメニューを促すと愛華は紅茶を指さした。
細い指は爪先まで手入れが行き届いていた。
ガチガチに緊張しているのが、伝わってくる。
俺も同じのを注文して、できる限り優しい声をつくる。
「こういうのは初めて?」
「……初めてです。何もわからないところを丁寧にやりとりいただいてありがとうございます」
「どうして登録してみようって思ったの?」
「その……」
「話しづらかったら、いいよ」
「いえ。その。わたし恋人がいるんですけど……」
特に驚いたりしない。
そりゃそうだろうな。
このルックスで彼氏がいないって方が間違いだ。
だが彼氏がいれば彼氏とヤればいい。ってことはつまり。
「その彼氏とのセックスがうまくいってないって感じ?」
「…………はい。二つ年下なんですけど。お互いに相手のことが大事すぎて……それは嬉しいんですけど。私がされたいのはもっと違う感じで」
十代半ばでこの子と付き合ってるのかよ、彼氏。
地獄に落ちた方がいいな。
しかもすげぇ、大事に思われてるし。
「愛華はどういうことがされたいんだ?」
「……その。……あの」
「恥ずかしがらずに言った方がいい。互いに気持ちよくなれた方がいいしな」
「わたし、その。ごめんなさい。Мで。その……できるだけ激しくせめられたくて……いじめられたくて。そういうのをされてみたくて……」
こんなアイドルみたいな顔して、プロフィールにあった通りドMかよ。
っていうか彼氏もったいねぇな。
こんな子を好きにできるのに、満たすことができてねぇなんてな。
まあ、気持ちはわからないでもないか。
相手を大事に思って失敗するか、自分の快楽だけに集中して失敗するなんてのは若いころの定番の失敗だ。。
「変ですよね。初めて会う人にこんなこと話すのは」
「そんなことないさ。話した方が後で楽しめる。せっかくこうして会ったんだからお互いに満足できる方がいいしな」
俺は本心からそう思う。
愛華を快楽に沈めて、欲望に溺れさせたかった。
きれいであればあるほど、けがしたいと思う。
それが歪んでいるのか、正常なのか、俺にはわからない。
愛華は恥ずかしそうに、運ばれてきた紅茶に口をつけた。
その指先はまだわずかに震えている。
俺は緊張をほぐすために、いくつか自分の身の上話をする。
自分のことは最低限に、ただ嘘をつかないというのが俺の信条だ。
砂川というのも本名だ。
年齢や勤め先(IT系のエンジニアって言ってわかったどうか怪しいが)、これまでの経歴なんかを説明する。
逆に愛華の方のことは深掘りして聞いていく。
言える範囲で構わないとうことを付け加えることも忘れない。
訊いたって嘘をつくやつもいるが、愛華はそういうタイプじゃないだろう。
愛華は俺の質問に丁寧に答える。
俺と同じく愛華というのが本名であること、大学一年生であること、お屋敷のような家に住んでいること(執事や家政婦なんかもいるらしい)、弟がいること、犬を飼っていること、二つ年下の彼氏は幼馴染で通っていた高校の後輩であること。
親の言いつけでピアノや茶道を習っていたこと、自分の趣味で弓道や陸上をやっていたこと。
私立女子大の文学部に通っていて、今後、太宰治の研究をしたいということ。
絵に描いたような、金持ちのお嬢様だった。
順風満帆な人生だ。
はみ出すことのない人生。
安心と安全が保証されたような、人生だ。
なのに、なぜこんなアプリを? と思うやつはわかっちゃあいない。
むしろ、だからこそだって考えた方が納得だ。
一時間弱ほど俺たちは話をした。
それが頃合いだ。
それ以上話すと、親身になりすぎる。
愛華が化粧室に行った隙に、俺は会計を済ませておく。
そんな当たり前のことに対して、愛華は丁寧に頭を下げて会計したことの礼を言う。
これがお嬢様ってやつか。
喫茶店を出ると俺は愛華の手をとった。
愛華はびっくりしたようだが、嫌そうではない。
握り返された手は温かい。
細い指先は瑞々しく心地いい。
俺はその手を歓楽街へと導いていく。
花火のように明るいネオン街を通り過ぎる。
歓楽街の明かりは下卑ていて、下品で好きだ。
俺みたいなくだらない人間のための光のように思える。
月明りなんかよりずっと本物に見えて、救われる気がする。
歌舞伎町からホテル街へ抜けていく。
愛華はこういう場所になれないのか、きょろきょろしている。
まあ彼氏が高校生ってんだからそんなもんか。
俺は自分の知っている中で、愛華が気に入るようなラブホを選ぶ。
きれいなのはもちろんだが、設備が特殊で、愛華の性癖にはぴったりだろう。
エントランスを通り抜けて、エレベーターに乗り込む。
俺は愛華の肩を抱いて引き寄せる。
「緊張してるな」
「こういうとこ初めてで」
「ラブホがか?」
「……はい」
「いつもは相手の家か?」
「はい、相手のご両親がいないうちにとか」
「外でしたことは?」
「そんなのありません。砂川さんはあるんですか?」
「そりゃあな。ひととおりのことはしたことあると思う」
「遊び人なんですね」
「幻滅するか?」
「いえ。何か違う国の人みたいって思います」
「俺としては幻滅してもらった方がいいけどな。その方がなにしたって許される気がして」
俺はそう言って、愛華を抱き寄せる。
純情そうな大きな瞳を見ながら、唇を近づけて、触れるか触れないかの程度のキスをする。
「これは……遊び人のキスです」
愛華は拒むことなく、俺の手を握り返してくる。
「楽しみにしてもいいですか、これからのこと?」
「ああ。楽しませるし、悦ばせるよ」
愛華が目を閉じる。
もう一度、俺はできる限り優しく口づけた。
部屋に入ると、ドギツイ赤と黒が飛び込んでくる。
床は赤と黒のモザイク上のタイルが広がり、壁は赤を基調としている。
SM仕様のルームだ。
前にも使ったことがあるが、なかなか楽しいしかけが多い部屋だ。
愛華は落ち着かないのか、扉の前に立ち尽くしている。
俺は愛華を招いて三人掛けの大きなソファーに座らせる。
コートを脱ぐように言って、それをハンガーにかけてる。
「こういう部屋もあるんですね」
「見たことあるか?」
「えっちな動画とかマンガとかで、少し」
「そういうの見るんだな」
「その……好きなんです。女の子が気持ち良さそうなのが、かわいくて」
「それでされてみたいと思ったのか?」
「そう……です。違うんですよ。普段はこんなえっちじゃないんです」
「わかるよ。それがこういうのの良さだ。どうする一緒に風呂でも入るか?」
「さすがにそれは恥ずかしすぎます。……シャワーを浴びてきてもいいですか?」
「もちろん」
「砂川さんは優しいですよね。もっと乱暴にされるかと思ってました」
「人を信じるのはよくない。これから獣になるかもしれないしな」
「それを望んでるって言ったらえっちですか?」
俺は一瞬ぽかんとしてしまった。
そんな言葉が愛華から出てくると思わなかった。
おとなしそうなのに、どうやらよほどエロいらしい。
そのまま押し倒してもよかったが、その昂ぶりを抑え込んだ。
愛華は自分で言った言葉に恥ずかしくなったのか、耳を赤らめて浴室へと向かった。
俺は冷蔵庫から缶チューハイを取って蓋を開ける。
ソファーに転がりながらテレビを付ける。
少し前に流行ったAV女優が男優のペニスを咥えさせれている。
顔も胸も尻もこの女優は一級品だ。
流行るのもわかる。
ただ、この女優よりも愛華の方がよほどかわいい。
俺はこれからのことを想像しながら、缶チューハイをもう一口含む。
口に広がる酸味が心地いい。
バスタオルを巻きつけたの愛華が現れたのは、男優がちょうど女優の口の中に射精したところだった。
愛華は酒とテレビの画面を見て、
「遊び人ですね」
「遊び人だからな」
俺はリモコンでテレビの画面を消して、
「酒、飲むか?」
「未成年ですよ」
「大学生なら飲むんじゃないのか?」
少なくとも俺の時はそうだった。
「飲まないですよ。法令順守です」
「こんなところに来てその言葉は、おもしろいな」
赤と黒のSMルーム。
鎮座する淫具たちはものものしい。
法律に反するわけではないが、アウトローそのもののような場所だ。
「愛華。おいで」
俺は膝の上に愛華を導いて座らせる。
ためらう様子も見せずに愛華は俺の膝の上にのる。
シャワーを浴びたばかりで愛華は体全体が上気して、熱を持っている。
俺は愛華に口づけを落とす。
甘い匂いが広がる。
愛華は、俺の舌を絡め取るように舌をいれてくる。
ノリノリだな。やっぱりかなりのエロだ。
思ってた通りだいぶハード目の方が良さそうだな。
俺は愛華の舌をたっぷりと味わうと、用意していたものを取り出す。
「首輪ですか?」
「そうだ。部屋に備え付けのプレイ用のやつだ。したことあるか?」
「ありません……でもしてみたいです」
ほんとドがつくほどスケベだな。
これほどあけっぴろげに自分の願望を口にする女は珍しい。
俺はあまり締まりすぎないようにその細い首に首輪を付けてやる。
首輪から垂れる鎖が欲情を煽る。
バスタオル一枚の姿に首輪だけの愛華はまるで奴隷のようだ。
なのに愛華はそれが嬉しいことのように、期待のこもった瞳を俺に向けてくる。
「ご主人様って呼んでもいいですか?」
愛華は顔を赤らめながら、上目遣いでいう。
自分から奴隷になり下がりたいとは本物のドMだ。
「いいだろう。これがついている限り、お前は俺のエロ奴隷だ。俺はお前の主人だから、ご主人様と呼べ」
「はい、ご主人様」
「それじゃあ、最初の命令だ。バスタオルを取って裸を見せろ」
「ぁぅん。恥ずかしいです」
「命令だ。早くしろ」
「わかりました」
愛華は立ち上がるとゆっくりとバスタオルを下ろしていく。
首輪から垂れる鎖が胸の谷間に垂れるのがエロい。
羞恥からか、胸と秘所を手で隠す。
だが、その手では収まりきらず上乳も下乳もはみ出している。
「それじゃあ、見えないだろ。手は後ろだ」
「は……恥ずかしいです。ご主人様」
「命令に逆らうのか」
「いえ……やります」
俺によく見えるように、俺の目の前に立つ。
愛華は顔を赤らめながら、手を後ろに回す。
その身体がすっかり露になる。
やっぱり思った通り極上だな。
顔は童顔だが、身体はすげぇ。
豊満な胸は突き出した山のように盛り上がり、乳首は健康的に上を向いている。
俺がこれまで相手にした中で一番胸が大きかった女はEカップだったが、愛華はそれを優に上回っている。
スポーツをやっているからだろうか、腰回りはくびれ、腹回りもシャープだ。
秘所の手入れまで行き届いており、パイパンだ。
いま一番人気のグラビアアイドルだってここまでの身体はしてねぇぞ。
こんな女を味わったら、彼氏はほかのやつじゃ満足できなくなっちまうだろ。
「変……じゃないですか?」
「変じゃねぇな。だが、スケベな身体だな。そうだなまずは四つん這いになれ」
愛華は恥ずかしそうに腰を落とし、手を前につく。
まだ躊躇いがあるのか、身体を小さくまとめている。
こんなんじゃ気持ちよくなれやしない。
「そんなんじゃだめだ。犬みたいにだ。ほら、尻を突き出せ」
「ぅぅうう。……恥ずかしぃです」
俺は首輪の鎖をリードのようにして持つと、愛華の尻を叩いた。
「ぁあん。ご主人様」
「何度も言わせるなよ、お前はなんだ」
「奴隷です。ご主人様の奴隷です」
愛華は覚悟を決めたように尻を高く上げる。
大きな尻が俺の目の前に来る。
「絶景だな。尻の穴まで丸見えだぞ」
「ぁぁん。言わないで……ください」
「ほら恥ずかしくないのか」
俺は穴がくっきりと見えるように、その尻を左右に分けるように両手で持ち上げる。
「ぁぁん。これ、ほんとに」
「恥ずかしいだろ?」
「恥ずかしいです」
「でも、お前は恥ずかしいのが好きだろ?」
「……はい。こんなのだめなのに。好きなんでぅ」
「ほんとに変態なんだな。ほら。散歩だぞ。好きなところ歩け」
「かしこまりました」
愛華はゆっくりと手を前に動かして、全裸で犬のように歩き始める。
その歩みはまだ遅い。
俺はもう一発、その尻をたたく。
「ひゃん!」
愛華の声には悦びがあらわれている。
全裸で尻を叩かれる痴態を晒しながら悦んでしまう。
屈辱と恥辱を感じながら、自らの愛欲を示してしまう。
快楽はいつだってまともではいられない。
その証明のように、愛華はさかりのついた猫のような声を上げ続ける。
俺は首輪の鎖を愛華に見えるように持って愛華の主人であることを示す。
「恥ずかしくてたまらないだろ? 愛華? 丸裸にされて、犬みたいに散歩させられて?」
「はい。恥ずかしいです。こんなの……だめなのに」
「だめなのに気持ちいいんだろ? 身体は嬉しいんだろ? 心が悦んでいるんだろ?」
「そう……なんです。こんなの……いけないのに」
「いけなくなんてない。気持ちいいことに悪いことなんてあるはずない。俺がそれを教えてやるよ」
「お願いします。ご主人様。愛華に、愛華に教えてください」
ほんとにスケベなやつだ。
お嬢様の育ちの良さからくる背徳感と、頭の良さからだろうか。
頭がいいやつってのは想像力もある。
その想像力をスケベなことに使ったら、そりゃあ、どれだけでもエロくもなるよな。
俺はしばらく愛華に散歩させる。
時折尻を叩く。
乱暴に胸を揉み上げ、指を咥えさせる。
愛華はその度に悦びの声を上げた。
こんなのはもちろん序の口だ。
だがここが重要だ。互いの関係性をはっきりさせること。
愛華は奴隷で、俺が主人。
それをわからせるための時間だ。
「次はこれだ」
俺は愛華を立たせると、部屋に備え付けのプレイ用のアイマスクをつけさせる。
「どうだ?」
「裸で何も見えなくて、恥ずかしくて、怖いのに、なのに、なんかゾクゾクします」
「これからはもっとやばいぞ」
俺は愛華の手を取って部屋の隅まで導く。
エックスの形をした、磔台。
AVなんかでも出てくる、SMルームじゃ定番中の定番の代物だ。
立たせたまま、手と脚が広がるように固定できるあれだ。
俺は愛華をそこまで導くと手と脚をそれぞれに輪をはめ固定していく。
犬の散歩は後ろからの光景が絶景だったが、これは身体の前面が強調される。
愛華の場合、特に胸の膨らみと腰回りがやばいからこちらの方がそそるな。
セックスするために生まれてきたんじゃないかって身体してるな。
「何をされたかわかるか?」
「縛られて、手と足を広げられて固定されてます」
「こっちは絶景だ。お前のスケベな身体が丸見えで」
「ぁぁん。言わないでくださいぃ」
「そんなこと言いながら。お前、乳首おっ勃ててるぞ」
「いやぁ。そんなこと……」
たいして触ったわけでもないのに、愛華の乳首は勃起していた。
この身体にして、この反応。
楽しくてしかたないな、こりゃあ。
俺は縛りつけた愛華の全身をじっくりと味わっていく。
嬲るように全身を弄っていく。
耳。頬。脇。腕。胸。腰。腹。太腿。足。
それぞれの反応を確かめていく。
愛華はどこを触ってもよがるように声を上げたが、なかでも気持ち良さそうなのは胸だ。
豊かな胸には手が馴染む。
俺は愛華の乳首の周りを爪の先でゆっくりと撫でる。
「ぁぁんぁぁぁん」
「おっぱい、感じるんだろ?」
「ぁぁん。はぁん。おっぱい気持ちいぃんです」
「どうされたいんだ?」
「指で犯されて、乳首じゅぼじょぼ舐められたいです」
「よく言えたな。ご褒美にしてやるよ」
俺はできる限り焦らしながら、双丘を弄る。
胸の周りを指でなぞりながら、触れるか触れないかぎりぎりのところで、その乳首を口に含む。
焦らずに時間をかけて焦らす。
快楽ってのはそれが一番だ。
最初は小さいほどいい。
焦らして焦らして、少しずつそれを大きくしていく。
火種から火を起こすのに似ている。
ただ一度燃え上がると、それはもう止まらない。
「ご主人様ぁ。気もちぃぃです」」
「彼氏も好きだろ、お前のでかおっぱい」
「いつもは、その乱暴に弄られて、挟んだりが多いです。ゆっくり弄られるのが……こんなになんて」
「いいだろ?」
「気持ちいいです。だめ、頭の中がとろんってなってきて。まっしろになってきて」
「おっぱいだけでイきそうなのかよ。じゃあ、こっちもしたら」
俺は乳首を口に含みながら、右手の人差し指を愛華の性器に差し込む。
予想通りそこはもう濡れていた。
俺は指を挿し込むとその指がぬちょりと音を立てた。
「ぁぁん。はぁん!」
「こりゃあ、おま〇この感度もすごいな」
俺は指でその狭い洞窟をほぐしていく。
ぐちょりという艶めかしい淫音が沸き立つ。
指に伝わる、ぬめるような感触。
肉の壁に指を挿れるってだけで、こっちまで気持ちよくなるんだから、快楽ってやつは不思議だ。
じっくりとほぐしていき、指の数を増やす。
「ぁあぁん。ご主人様の指ぃ。いい。ぃぃです。もっと。もっと動かしてください」
「俺に命令するのか。どっちが主人かわからないな。あとでたっぷりおしおきだぞ」
「ぁぁん。ごめんなさいぃ。ごめんなさいぃ。でも、だめぇぇ。して欲しいんです! おしおきでいいからぁ。指と口で、愛華のおっぱいとおま〇こいじめてください」
「ああ。いいぞ」
俺は愛華の前に腰を落とす。
そのたわわな胸を掴みながら、愛華の秘所に口づける。
「ご主人様ぁ……これぇ」
愛華はアイマスクで視界を奪われている。
何をされているのかすぐにはわからないだろう。
「何されてるかわかるか?」
「おくちで……おま〇こ熱ぃです」
「正解」
俺は唇と舌を使って。勃起したクリ〇リスを愛撫する。
「ぁぁん。熱い。ご主人様の舌。これだめ。きもちいぃい」
「俺も気持ちいいぞ。愛華のデカパイとクリ〇リス、弄り倒して」
舌の動きを激しくすると、愛華が悶えるように身体を震わせる。
「くぁぁん。ぁぁん。ぃん」
愛華は顔を紅潮させ、興奮しきっている。
喘ぎ声とともに淫汁がだらだらと漏れてくる。
俺はそれに構わず、胸を揉みしだきながら、陰部を攻め続ける。
次第に愛華は絶頂の兆候を見せる。
身体が激しくと揺れ、震える。
「イくだろ? 愛華」
「はぃ。もう。だめぇ。これえっち。ほんとに、ほんとに。限界ぃ。ぁぁぁ! イくぅ。イっちゃいます」
「奴隷なんだから、ちゃんと許可を取ってからイけよ」
俺はいったん口を離す。
快楽の途中で遮られた愛華はまるで悲鳴のように喘ぐ。
「ああぁ。だめぇぇぇ。してぇぇ。してぇくださいぃ」
「もっときちんとねだってみろ」
「ひゃぁい。愛華の淫乱おま〇こ、ぐちょぐちょにして。エロ奴隷の愛華、もっともっと、はしたなくしてくださぁい。気持ちよく、気持ちよくしてくだひゃぁい。イかせてぇぇ、イかせてください」
「ああ。イっていいぞ」
俺は愛華の秘所に口づけて舌を動かす。
まるでスイッチを入れられた玩具のように淫らにゆれる。
「ご主人様ぁ。気もちいいです。あぁぁ。イきます。イくぅぅぅうぅぅ」
精一杯に嬌声を上げながら愛華は達した。
全身が震えて、その胸と腿が大きく揺れた。
俺は一度愛華から、身体を離して、そのアイマスクをずらした。
愛華はまるで泣いているように瞳を潤わせている。
心の底からの快楽は泣けるぐらいに気持ちいい。
「気持ち良かっただろ?」
愛華はこくりと頷く。
「こうやってイったの初めてです……気持ちよかったです」
俺は愛華を固定していた両手足の輪を解放して一度ベッドに誘いこむ。
立ってするのは案外疲れるからな、一度クールダウンを置いた方がいいだろう。
もちろん、その間に何もしないわけでない。
ひっついてる間に、愛華に奉仕させる。
俺は愛華を少し休ませてから、全身を舐めさせる。
躊躇うことなく足の指まで舐めてみせた。
俺は愛華の頭を撫で、覆いかぶさってキスをした。
愛華もそれに応えるように、俺に舌を絡めてくる。
瞳は蕩けきって、声は乱れている。
淫楽、あるいは淫落。
自らの快楽を自覚してそれを楽しむ女は淫らに落ちていく。溺れていく。
俺の手で女を快楽に落とすのはそれ自体がたまらない快楽だ。
享楽に引きずり込んで離さない。
一緒に快楽の海をたゆたう。
愛華はもう享楽の虜になっていた。
言われたらなんでもするような従順さを見せ、むしろ次の命令を待ち焦がれていた。
次に行くか。
そう思ったタイミングでスマホの着信音が鳴った。
十代に流行っているラブソングだった。
もちろん、俺のじゃない。
「恋人からです」
愛華は気まずそうに言った。
「出るか?」
俺は悪戯っぽく返すと、
「いじわる……いまは、ご主人様のものですから」
着信音が鳴り響く。
愛華は俺の首の後ろに手をやると、求めるようにキスをしてくる。
激しく、何度も、何度も、互いを味わうような、奪い合うようなキスだ。
長く続いた着信が止まると、愛華は俺から顔を離した。
「……わたし最悪ですよね?」
「俺は善悪に興味がない。あてにならないからな。気持ちいいか、それ以外かだ」
「根っからの遊び人思考ですね」
「その方がシンプルだからな。世間のあれやこれやに縛らなくても済む」
俺は愛華を抱きかかえて次にうつる。
今度は、部屋の隅に鎮座する真っ赤な拘束ギロチンを使う。
三つの穴が空いた板のような見た目の淫具だ。
その板は上下半分に割れるようになっている。
その板を上げている間に、三つの穴に首と両手を通してそれを下ろして拘束する。
板の片側に顔と手が、もう片側にそれ以外が固定される。
その板を下ろす様がまさにギロチンのようなのだ。
かなりのドМ向けだが、愛華にはお似合いだろう。
俺は愛華に命じてその穴に首と手を通させて、板を下ろす。
わけもわからずといった風だが、困惑よりも期待が勝っていた。
「ご主人様。これ、全然動けないです」
「ドМ向けだからな。ほら奉仕の時間だ」
俺は愛華の顔側に回って、自分のペニスを愛華の顔に押し付ける。
愛華はその先端を自ら舐める。
「自分から舐めるんだな」
「ご主人様の奴隷ですから。おちんぽに尽くすのが奴隷の仕事です」
「変態奴隷だな」
「嫌ですか?」
「いやなわけあるか。奴隷は変態に限るだろ」
「ご主人様、ほんとに、大好き。愛華のお口、おちんぽでいっぱいにしてください」
俺は自分のもので愛華の頬を叩き、口に押し込む。
愛華は口をすぼめて俺のものを包み込む。
「ぁぁん。ぁちゅいです。ご主人様のおちんぽ。おいひいでぅ」
「うまいぞ。気持ちいい」
「うれしい。ご主人様に褒められて。ご主人様のおちんぽ気持ちよくできて、うれしいです」
「もう立派なエロ奴隷だな」
「そうでぅ。わたしはご主人様の、奴隷です。変態で、淫らで、気持ちよくしたくて、気持ちよくなりたいエロ奴隷です……それでもいいんですよね?」
「最高だろ」
俺は動けない愛華に対して、腰を振ってペニスを動かす。
深く深くその口に突き刺すように動かす。
「ぅぅぁ。ぁぁん」
苦しそうな呻き声が漏れ、瞳が涙目になっている。
なのに、全然嫌がっていない。
上目遣いで、もっともっととねだるように俺のモノにしゃぶりつく。
ドMで奉仕好きだな。
俺は躊躇わずにさらに激しく腰を動かす。
愛華の口の中が、じゅぽり、じゅぽりと、淫音を奏でる。
「うぁん! ぁぁ。ごひゅんひゃまのおひんぽ、どんどんおちるがでてきまひゅ」
「ちゃんと味わえよ」
「ひゃい。もひろんです。おちんぽの先走り汁もおいひいです」
哀歌は積極的に俺の先走りを舌でなめとってくる。
するのもされるのも楽しんでやがる。
ここまでのドMは俺も初めてだ。
こりゃあそこらの彼氏じゃ満足できないだろうな。
アイドル童顔の顔が俺のペニスで埋まっていく。
この征服感、最高だな。
「いいぞ。気持ちいい」
俺のペニスを脈打ち始めている。
頭の中がチカチカとしてきて、快楽が限界に近づいてくるのがわかる。
こんなに必死に奉仕されたら数分と持たない。
一度、この口の中に吐きかけるか。
愛華も俺が達しそうなことに気づいたのか、上目遣いで一度頷いた。
その時、着信音が鳴った。
またあのラブソングだ。
ずいぶんと心配性な彼氏だ。
もうその心配は遅いというのに。
というかずっと前から手遅れだったんだけどな。
お前じゃ、愛華を満足させられねぇよ。
愛華は目を瞬かせて俺のモノから口を外した。
気まずそうに愛華は顔を俯かせる。
続きがしたいというのは発情しきった表情で明らかだ。
倫理がそれを邪魔をするのだろう。
だが、愛華ももう遅い。
もう落ちているのだ。
もう楽しんでいるだ。
享楽に。享楽を。
その顔は欲しいと言っている。
俺はそれを悟って、嗜虐心が昂まる。
射精の途中で遮られたってのもある。
ちょっとした意地悪をしてやることにした。
俺は着信音の元を辿る。
着信音は、愛華の着ていたコートからだった。
俺はそのコートのポケットに手を突っ込む。
ディスプレイには『沢渡進』という名前が表示されている。
こいつが愛華の彼氏か。
「ご主人様っ。何をっ!」
「心配性な彼氏くんのためだよ」
俺はスマホを操作してその電話に出て、スピーカー状態にする。
スマホを、ギロチンで固定されている、愛華の手に持たせる。
愛華は通話は切ろうとしたが、スマホを持っているのが限界で、とても切ることはできない。
愛華は俺の方を見上げながら、その通話に応える。
「進くん。愛華です」
「愛華さん。こんばんわ、進です。愛華さんはいま何をしてますか?」
「いまはレポート。明日までで」
女は怖いね。
しれっと嘘をつく。
だがその身体まで嘘をつけるのか試してみるか。
俺はギロチンの胸と尻、秘所が露になっている方にまわる。
まずはと、その乳首をつまんでみせる。
「ぁぁん」
「どうしました、愛華さん、大丈夫ですか?」
「うん。ごめんなさい。なんでもないから」
なんでもないねぇ。
俺はその胸を乱暴に鷲掴みに揉みしだく。
ボリュームのある胸が俺の手の動きにあわせて吸いつくように動く。
「ぁぁん」
「愛華さん。ほんとに大丈夫ですか? 体調が悪いとか?」
「はぁぁ。そうかもしれない。ひゃぁん。ちょっと、頭が痛くて。ぁぁん。やめて、また明日かけるね」
愛華は電話を相手に切らせようとしているな。
やっぱり賢いやつは違うな。
だが、これならどうだ。
俺は愛華の秘所に自分のモノを咥えこませる。
先ほどイきかけていたモノは最大まで大きくなったままだ。
一気に愛華の膣中の奥まで突っ込ませる。
「ぁぁん。ふかぃ。だめぇです。声出ちゃいます」
「愛華さん、誰かと一緒にいるんですか?」
ようやく彼氏くんも疑い始めたな。
だがもう遅い。
愛華の狭い膣を俺のモノでこじ開けていく。
「いないよぉ。ぁあん。だめですぅ。だめですぅ。こんなのぉ。だめなのに」
俺は愛華の肉尻を叩く。
「ぁあん」
膣中がきゅっと締まる。
やっぱりドМな身体は嘘をつけないよな。
こんなに締め付けて、気持ち良さそうにひくひくさせやがって。
俺はピストン運動をやめずに愛華の身体を突き続ける。
俺のペニスに愛液がべちゅりとまとわりつく。
もしかしたらこの音さえ、彼氏くんに聞こえてるかもしれない。
傑作だな。
「ぁぁん。やめぇて。ぁぁん。声でちゃいます」
「愛華さんっ!」
彼氏くん。残念だけど。もう遅いんだよな。
お前の彼女はもうお前のものじゃない。
俺は胸を揉みながら、尻を叩く。
尻を叩きながら、後ろから肉棒を突き続ける。
膣中がひきついている。
愛華は声を抑えきれずに喘ぎ続ける。
さすがのドМっぷりだ。
「ぁぁん。だめぇ。聞かないで」
「愛華さん!」
「ぁぁん。ぁひゃん!」
おそらく彼氏も何かが起きていることには気づいているのだろう。
当たり前だ。
どう聞いたって、喘いでるのがまるわかりだ。
こんな気持ちよさそうに喘ぎ声を、わからないはずがない。
俺がピストンを続けていると、愛華の嬌声がさらに大きくなる。
こりゃあ、このままイっちまうな。
「愛華、イきたいんだろ。ほら、ねだってみろよ」
「ぁぁん。だめぇ。ごめんなさぃ。ごめんなさい、進君」
愛華は悲鳴に近い淫声を上げる。
「ご主人様、だめぇでぇす。愛華、イきたいです。ドМおま〇こ限界です。ついてください。もっと、もっとご主人様のおちんぽついてくださぁい」
「彼氏のちんぽより俺の方がいいんだろ」
「いいですぅ。進君の包茎ちんぽより、ご主人様のぶっといおちんぽの方がいいです。こんなの最高です。ぁぁん。ぁぁん。ぁああん。イきたい。イきたいです。愛華のドМおまんこ、もう限界ですぅ。ついて、もっと乱暴にしてぇ。ついてくださぁいいい、ご主人様」
「よく言えたな。ほら、イかせてやる。彼氏にお前のイき声、聞かせてやれよ」
「ぁぁん、あわぁぁあん! イくぅう。イくぅううぅうううぅうう!」
俺も限界だった。
俺は愛華の膣中にペニスを打ち付ける。
体全体が興奮と快感を感じている。
頭の先がチカチカしてくる。
「俺もイくぞ」
「はぁい。ご主人様、来てください!」
俺は愛華に絶頂にあわせてその膣中に射精した。
長く量が多い、最高の射精だった。
ここまで気持ちいいのは久しぶりだな。
俺は満足して、愛華の方にまわる。
愛華はスマホを持ったまま放心していた。
俺はそのスマホを取り上げる。
「そういうことだ、彼氏くん。愛華は俺のモノになった」
「…………」
何も言わずにスマホは切れた。
俺はギロチンから愛華を解放して、ベッドに運んだ。
しばらくは無言だった。瞳には涙をにじませている。
だが、その表情は悲しんでいるようには見えない。
「怒ってるか?」
「砂川さんに怒ってないです。怒ってるとしたら、あんな風にされても気持ちいいと思ってあんなことを言ってしまったしまった自分にです。……わたしやっぱり最悪ですよね」
「何がだ?」
「だって……あんなの」
「気持ちよかったんだろ。ならいいじゃないか」
俺は気持ち良さを優先させるから、そういう風には悩まない。
愛華はきょとんとした表情になる。
まるで何かに得心がいったというように。
「どうしたら……ご主人様みたいに、遊び人になれますか?」
「感情よりも快楽を優先されればいい。正論よりも欲望を、関係よりも享楽を、過去や未来よりも今を優先させればいい」
「ご主人様にとってはその方が、いいんですか?」
「いいかどうかはわからない。ただ、気持ちいいな。まともじゃないかもしれないし、レールは外れちまってるかもしれないけどな」
刹那的な快楽に身をゆだねること、少なくともそれが俺が選んだものだ。
愛華はしばらく無言で俺の方を見ていた。
俺はそのきれいな顔をのぞきこむ。
愛華は決意したような瞳になる。
まるで暗闇の中で光を見つけたように。
「ご主人様わたしをそっちに連れていってくれますか?」
「俺のモノになればな」
「なります。私はもう進君のところに戻れない。そういう場所には戻れない。だから……」
「そういう言い方はよくないな。大事なことは身体だけが知っている。快楽と欲望が人を満たす唯一のものだ。だからお前は戻らないんじゃなくて、進むんだよ。さっきの気持ちよかったんだろ? ならそれでいいじゃねぇか。俺と一緒にもっと気持ちよくなりたいで」
「はい。そうですね。……進君のおちんぽは包茎で短小で、主人様のはズル剥けでぶっとくて、わたしはご主人様のおちんぽの方が好きです。大好きです。わたしはせめられて、弄られて、虐められるのが大好きな淫乱ドМ女です。そんなわたしを満たせるのはご主人様だけなんです」
「よく言えたな、この変態」
「変態の方が好きなんですよね」
「もちろん、誉め言葉だよ。そのほうがよっぽどシンプルだろ。ほらこっちこい」
「はい」
俺は愛華を強く抱きしめる。
愛華の涙を舐め取る。
苦いが、それさえも、俺のものだ。
「俺はお前を気持ち良くするし、お前は俺を気持ちよくする」
「はい、ご主人様ぁ」
愛華のまなざしが熱い。
なぜかはわからない。
俺は胸の中も熱くなる。
俺が引きずり込んだ快楽の海。
愛華はそれを肯定した。
一緒に享楽しようと言ってくれた。
そんなにはっきりと言ってくれるやつは初めてだった。
俺は愛華ともっと一緒にいたいと思った。
そんな風に思う自分に驚いていた。
「愛華、次をするぞ」
俺は突然の自分の気持ちを誤魔化すように言った。
「お願いします、ご主人様」
愛華にはもう迷いはない。
ならすることは、シンプルだ。
ホテルは宿泊でとってある。
まだまだ夜は長い。
この夜を越えて、季節を越えて、俺は俺自身を満たし続ける。愛華を満たし続ける。
普通の愛とは違うかもしれない。
だがこれは、それよりもずっと良いものだ。
俺は愛華にそれを伝えよう。