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コゼット: あの件は知ってるよね。
彼:また……何かやったの。
コゼット:ちょっと、準備してるんだ。
彼:そうなんだ。
コゼット:うん。
彼:きみは──
コゼット:こんな話しってる。
:“あるところに、水だけ飲まされて生活する
少女がいました。あるとき、変なお姉さんが
その子を見かけて助けようとしました。
少女の家族が『先生』と呼ぶ老人にも
人身御供したりなど、事態収束させようと
しましたが……最終的には二ヶ月後に少女は餓死しました”
さてその後、お姉さんはなにしたと思う?
彼:仇討ち……かな。
コゼット:正解。まずは家族全員、
同じ方法で餓死させた。先生と呼ばれる
おじいちゃんも同様。お姉さんは……
その過程で、うっかり世界の真理の
一片を知ってしまいおかしくなった。
それが答えだよ。
彼:どういうことだい。
コゼット:
でも……復讐心だけは忘れてない。
だから計画を練ってたんだ。
彼:どんな計画?
コゼット:うーん、上手くは言えないけど
例えるなら──
“ここに一人の男がいて、その人生にもはや、戦い取るべき自由などないとしたら、
その男には隣人の自由のための戦いさせてやるがいい”
かな。
OP、アイキャッチ
『ネェネェ、今度ノすタfセセf劔。ゥI撥D錐年ハ、ドッカ渙ィtーとモ遊ベヒソ牴xLナイ?』
たぶん「「ねぇねぇ、今度のスキーだけどさ。今年は、どっかスケートも遊べる所にしない?」的な
コトを言ってる。
はじまりは三ヶ月前。家族でドライブ中、
事故に巻き込まれてからだ。運悪く生き残った
僕は、何度虚ろな朝を迎えても、変わらず醜く
歪んだ世界にいる。
最初はこのカフェテリアを囲む『友人』たちは
最初のころはぶよぶよと蠢く肉塊が、
暗く粘ついた声で会話していたようにみえたが
今はうっすらだけ、ありし日の姿で
見えなくもない。
亡き父と母が残した不必要にでかい家屋、
山の郊外に場違いな要塞化した一軒家。
「クスリは~ 一粒一日。効果が実感できるのは
一ヶ月後から~」
マツ○ンサンバ踊りながら現れた
黒縁眼鏡を掛けた無造作に伸びセミロングと
化した黒髪の少女、コゼット。
素性わからぬ女性からもらった薬を服用してる。
「飲めや~飲めや~」彼女が作った緑色の
ゲル状粘り気ある液体をタンブラーに詰めていた。
それを激しく揺らし、それを僕に飲ませる。
泥水と異様な甘さが同時に襲いくるなかで
五感のすべてで肯定し、許容できる唯一の存在を
眺める。白く見えすぎてる肌と小柄で華奢な体格。
僕の認知障害を治療していく少女。
たしかに二十四時間サンバを踊り続ける
奇抜さはアレだ。さらには端麗で大きな瞳に
くっきりとした二重、通った鼻筋の顔
なども本来とは違うだろう。だが
容姿は人間の、紛れもないヒトの肢体そのものだ。
これが僕の日常だ。もう、気がおかしく
なってるから行ける所まで行く
おぉぉおぉいぃんんんんんん!!!!!
さあ、行くぜ……