TSモンスター娘が性的に襲ってくるダンジョンいいよね

 TSしない方がいい? いやTSは絶対。
 そんな小説です。


1 / 1
エッチなのが大好きです


 本作品は「#ハメTS杯」を応援しています。
2020/2/20 00:00:00にて君もタグに ハメTS杯 と入れて連載、短編、R18でもいいのでTS作品を投稿しましょう!

TS杯要綱 はこちらをクリック(同じ小説IDの中でのみ有効)

今回のテーマは「前振り・DLsiteでありそうなやつ」です


無鉄砲系幼馴染が帰還できる可能性

 ──響く、洞穴に水音が。

 湿り気を帯びた風に負けじと混ざり合い一つしかない穴の先へと逃げていく。

 嗅げば顔を顰める者もいるだろう。隠匿されるべき行為による青臭いものとは違う、一際強い雨に濡れた獣の匂い。臭えば近くに畜生がいると想起するのは仕方のない程に。

 

「ガゥ、アア……ッ!」

 

 奥を覗けば一匹の獣が腰を振り落していた。深い深い水音を何度も立てては相手の肉棒を銜えこんでいた。

 相手のことなど一切考えない、ただ欲望に任せた動き。まさしくケダモノ。

 獣は灰色で乱雑に伸びた毛並みで、碌に洗ってもいないのだろう。泥汚れが付着している。

 何らかの皮を無作法になめした腰布と胸当てだってお世辞には綺麗と言い難い。当然肌もそうだ。

 

「アッ、アッ、アッ……」

 

「や……やめ──っ!?」

 

 両手首をつかまれ下半身を好き放題されている男が口を開こうとする。臭い、汚い、そんなことを言おうとしたのだろうか。

 しかし言葉を口にする前にそれは防がれる。

 涎がダラダラと垂れる牙。少し前に食したと思わしき何らかの肉片が歯に挟まっている……血生臭さが残る口を使い、獣は交尾相手の口をふさいだ。

 

「フーッ、フーッ、ヘッヘッヘッ……!」

 

 流し込まれる血液交じりの唾液、人のそれよりかは細く長くよく動く舌がはい回る。食事のようだ。男の歯を一つ一つ、頬裏も歯ぐきも余すところなく舐り取る。

 粘膜同士の接合どころではない、持ってかれる勢いで吸われていく。

 

 男の口内に充満する骨を浮かす刺激、涙が出そうな匂いが倫理観を麻痺させていく。

 やがて力が抜けた男の手から獣は手を離し、今度は力強く男の顔を掴んで密着させる。そして更に舌を奥までねじ込ませた。

 鼻と鼻が隣り合う、焦点が合わない男の目を夢中でのぞき込む獣。このまま窒息させられる、それほどにまで接吻は続く。

 

 落ちる、落ちては快感で引き戻されて、また落とされる。チカチカと明暗する視界。

 

「(……あぁ)」

 

 その間も男のモノは獣の蜜壺に飲み込まれては削ぎ絞られている。

 腰が浮く感覚と藁越しの地面に叩きつけられる痛みが交互している。考える脳はこうして酸素を一方的に奪われていく。

 

 もはや何が何やら分からない。

 

 だから男は考えているというよりかはぼんやりと思い浮かべた。

 獣が獣ではなかった時のことを、決して猥褻なこととかかわりがなかった記憶を。

 そして──、

 

「(なんで、こんなことに……)」

 

 男が、目の前の親友(ケダモノ)を助けるべく起こした行動を、走馬燈のように思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

 

 時は遡って三日前。

 ザッチは辺境の田舎「コーン村」で両親と仲睦まじく暮らしていた。農作物を育てて売るだけしか稼ぎがない村だが、それなりに大きく肥沃な土地があったためかザッチたちの暮らしは決して悪いものでもなく、あまり不自由のない生活を送ることが出来ていた。

 早朝に起きてはコーン畑の世話をし、暗くなれば月に一度来る商人から買った冒険記を胸躍らせながら読み進める。肉などは狩りや魚釣りが上手くいったときだけだが、腹を空かせないほどに食料はある。

 

 幸せな生活だった。都会に比べれば贅沢もない、労働時間も長い暮らしだが今が幸せだとザッチは胸を張って言い切れる自信があった。

 

「おぉい! あのボルドの奴からの手紙を持ってきたぞぅ!」

 

 そう、あの手紙が届くまでは……。

 ボルドとはザッチの幼馴染であり、生涯仲良くしようと誓い合ったほどの仲だ。本の知識をひけらかしたいザッチと、純粋にそれに目を輝かせ近くの森に木の棒片手で冒険へと向かうボルド。そんな光景が過去何度もこの村では見られていた。

 

「えっ、ボルドが!?」

 

 しかしそれも一月ほど前の話。ボルドは重なる冒険記の朗読に耐えきれず、納屋にあった古びた剣をもって「冒険で一山当ててくる!」と村を飛び出してしまったのだ。

 直ぐに帰って来るだろうと暢気に構えていた村の皆も一週間を過ぎれば焦りが出てくるもので、どこかで倒れているのではないか……そんな心配をしていた。

 ザッチは久々に明るい声で飛び起きて、日課の畑仕事も家族に任せて商人の元へと走り出した。

 

「おじさん! ボルドから手紙ってホント!?」

 

「ああ、俺もびっくりしたんだが……これをこの村にって取引先からな……!」

 

 恰幅のいい商人が取り出した封筒。あのボルドにしては封蝋など小生意気なものを使っているのがやや疑問に思えたが、あまり考えずに封を切れば疑念も消える。

 字が懐かしい、ボルドらしいものだったから。

 やたら筆圧が強くカクついたもの、止めるところすら強く通り過ぎる一線。教えた自分が言うのもなんだが、こんな田舎村だからこそ許される乱雑さだった。

 

「あははは、相変わらずだなボルドのやつ……」

 

 どうやら彼も人並みの手紙を書こうとしたらしい、季節外れの時候の挨拶や唐突過ぎる話題転換。誤字やら聞いたこともないことわざらしき文字の羅列。どうやら治らなかったらしい、シとンの同一視。

 これは自分以外が読めば解読に苦労するだろうなと苦笑しつつ読み進める。

 

 村を出て直ぐ流れの商人に拾われた話や乗らせてもらった馬から危うく落ちかけた事。盗賊を相手に勇猛果敢に剣を振るったこと(ただ振っただけの威嚇行為。お互い通り過ぎるだけに終わったらしい)。彼がどんな旅をしているのかが綴られていた。

 これは心配が過ぎただろうか?  

 

「……?」

 

 しかし、手紙は村を出た後の楽しい冒険譚から不穏なものへと移り変わっていくことに目を細めていく。

 ダンジョンを目指そうにもまず町のギルド登録料も払えない手持ち、身寄りもない自分が金を稼ぐためにはギルドに入ることが必須という矛盾。

 小銭をなんとか稼いで生きていく毎日。

 

『ケド アル日 登録料ンナイデ入レルダンジョン ガ アルッテキイタ』

 

「またシとン間違えて……いや登録料もなしで入れるダンジョンって一体?」

 

 基本冒険者が一攫千金を狙うダンジョンと言うものは管理するギルドが各地にある。ダンジョンの入り口にはそのギルドの監視員が付いているのが当たり前のこと。

 本に書かれていた冒険譚の時代の物とは違う常識が念頭にあったザッチにとってそれは首をかしげる物であった。

 

 聞けばそのダンジョンは歓楽地としてひそかに評判の町の近くに位置し、人を集めるため「登録後ダンジョンに速やかに向かう」ことを条件にギルドは登録料をタダにしているそうなのだ。

 更にダンジョンの中には潤沢なアイテムが出現しており、命の危険も少ない。そこでならば並のダンジョンよりもずっと安全に稼げるとのこと。

 

 正しく夢のような話……ボルドはあっさりと引っかかってしまったようだ。なけなしの銭を使いその町へと向かったことが書かれている。

 

『コレハ オレガ 戻ラナカッタラ 届ケテモラウ。読ンデタラゴメン ザッチヘ』

 

 その一文で手紙は終わっていた。彼でさえも何らかな不穏な臭いに気がついていたのか? それとも誰かの知恵か。

 

 ともかく、これが今自分に届いた。

 そのことだけがザッチにとっては大事であった。

 

「……おじさん、このダンジョンがある町へって向える?」

 

 読み終えるとザッチもまた、ボルドと同じく納屋から武器を持ち出し最低限の身支度を済ませていたことは言うまでもないだろう。

 友を救うため、本の虫であった彼は気が付かぬうちに憧れの冒険譚の一部をなぞり始めていた。

 

 

 

 

 

◇

 

 

 

 

 

 幸いなことに商人のおじさんはスケジュールを変えてまでザッチをその町へと送ってくれた。引き止める両親を説得する際も力を貸してくれた。これほどのいい人に出会えていたことに対してザッチは神に感謝した。

 町についた時、ザッチが感じたことは一つ……。

 

「さ、さわがしい……!」

 

 まだ朝早いというのに酒瓶を片手に歌を歌うもの、露出の多い服を着た女の人の肩を抱き歩いていくもの。必要ないだろうと思うほど煌々と色彩豊かに揺らめく明かり。路地裏には眠りこけている者も少ないない。コーン村ではまず見られない光景だ。

 生まれ変わる町という異名がつけられるほどは確かにある。町に来たことなど人生数えて片手で足りるザッチにとっては刺激が強すぎた。

 

「あらかわいい子♡ ねぇうちの店で遊んでかな~い? ふふっ」

「ねぇ坊や、なにしにきたのー?」

 

「ひ、い、いやあのその……ごめんなさいっ!」

 

 ギルドに向かうだけで明らかにその類の仕事を生業とする者にからかいの声をかけられる始末。わざとらしく胸元が見えるようにかがむ女の人に慌てふためき走り去るザッチ、それをほほえましく見る周りの人たち。

 ここは自分が……ボルドすらもいていい場所ではない、はやく連れ戻さないと。義憤をなんとか支柱にして彼はギルドに情報を求めに行ったのであった。

 

 

 しかし、そこでも彼は気が動転することとなる。

 

「──せ、性転換と魔物化のダンジョン……!?」

 

「そっ。ボクちゃんの言うダンジョンの中には……呪いを受けて異(・)形(・)の(・)女(・)性(・)と(・)な(・)っ(・)た(・)元(・)男(・)性(・)冒(・)険(・)者(・)だ(・)ら(・)け(・)なの」

 

 偶々暇をしていたギルド職員を捕まえてお昼の代金を出すのでとお願いすれば解き明かされた事実。

 やや青髭とリップを塗った唇が気になる冒険者の風貌が気になりつつも更にどでかい爆弾の対処に彼の脳は混乱する。

 

「この町の近くには二つダンジョンがあって……入り口に薄い膜みたいな壁があるの。一つは男性、もう一つは女性しか通れないようになってるわけね。それでどっちのダンジョンにも性反転、魔物化の呪いがあるわけ」

 

 片方は元男性冒険者の異形女性型モンスターが、もう片方には元女性冒険者の異形男性型モンスターが、それぞれ待ち構えている。

 どちらも性別で入場が限られるし、なにより……負ければ自分も性反転・魔物化するのみ。更に魔物になればダンジョンからは出られなくなるし、徐々に感性も変わって行くらしい。

 

 いくら財宝があれど、命が助かれど……それは人間としての死を意味しているではないか!

 

「たぶん、そのボルドって子なら二週間ぐらい前にここに来た子ね? 覚えてるわ……今にも折れそうな剣一本でここを出てったから、まぁお察しの通りね」

 

「そ、そんな……!」

 

 ご愁傷様と瞼を閉じる彼、彼女? の言葉に震え椅子にどさりと体重を落とすことしかできないザッチ。

 ボルドは今、ダンジョンの中で魔物と化してしまったのだと気が付いてしまった事から来る喪失感。ただ死んだだけでは味わえない絶望。思い出を、二人の記憶を侮辱される感覚。

 煮える怒りは無力感に塞がれて勢いをしぼませていく。

 

「稼げるダンジョンでは確かにあるんだけどぉ……でも下手すると知人と争うことになったりするから、強い人は普通態々来ないし助けられてるって可能性もほぼないわね」

 

「……」

 

 とにかくまず普通の冒険者は選ばないダンジョンと聞けばやはりどうしてここへ来たんだボルドよと嘆くことしかできない。

 せめてもう少し早く助けを求めてくれたら町でもどこへでも助けに行けたのに……! 拳を握りしめて膝を叩いた。自分は遅すぎたのだ。

 

 その様子を見て何を思ったのか、オカマ冒険者が立ち上がる。

 

 

「──でも、もう二度と人間に戻れないって訳でもないのよ?」

 

「えっ……」

 

 冒険者が首を回し顎で指す方へ視線をやれば、そこには見たことないほど豪華な装備で身を固め酒をたらふく飲んでいる豪胆な剣士の姿が見える。

 彼の隣にはややスラリとした、青いローブを着た魔法使いらしき人もいる。仲良さげにグラスを交わしていた。

 

「内緒だけど……実はあの剣士くんたち、昔そのダンジョンで魔物化しちゃってた時期があるの」

 

 耳打ちするようにオカマが零せば何かを感じ取ったらしい剣士が辺りをきょろきょろと見まわす。しかし直ぐ何事もなかったかのように飲みを再開した。その姿、所作に魔物らしさは一切感じ取れない。

 また他の人も明らかに人間だ。

 つまり、

 

「……! 呪いは、解けるんですか!?」

 

「シッ、声が大きい。でも……そうよ。解呪には冒険者としての君のチカラが必要だけど……だからこそ、希望は捨てちゃ駄目」

 

 一度女性になっても、魔物に身を堕としても、戻れる方法があるならば……! 早くすれば人間の感性のままに戻せるかもしれない。ザッチは見えた活路に飛び込むためもう一度膝を叩く。

 立ち上がり、背中に携えた槍の握り強く締める。絶望の蓋を突き破るべく決意を尖らせた。

 

「ありがとうございます。ボク……絶対、ボルドを連れて帰ります!」

 

「無茶はしないようにね。ワタシもセ(・)イ(・)コ(・)ウ(・)を祈っているから……!」

 

 差し出された手を強く掴めばオカマは両手で覆いぶんぶんと振るってくれた。

 やはり自分はいい人に出会えている、神よ感謝します。ザッチは意欲満タンにギルド登録を済ませ、件のダンジョンへと向かった。

 

 

 

 

「……さて、と。今月もいい子が入ってきたわぁ」

 

 その後姿をニヤニヤと下卑た視線で見送られているとも知らずに……。

 ザッチもまた、田舎上がりの子供であった。

 

 

 

 

 

 

◆

 

 

 

 

 

 

 ダンジョンとは、強大な魔物が作り出したダンジョンコアを元に作られた地形、迷宮のことを指す。

 ダンジョンは一つの生き物として例えられることも多々あり、中には魔物や特殊な罠が仕掛けられている。進めばいずれダンジョンの主の元に辿りつける。中には普通の場所では手に入らない物も多く存在している。

 

 このダンジョンを制覇したものは正しく一流の冒険者であり、地位と名誉を手に入れるものである。などとは田舎暮らしの者でも知っている話である。

 

「と、とうとう来ちゃったぞダンジョン」

 

 ゴツゴツとした岩山の中腹に開いた洞穴。それこそがダンジョンの入り口であった。ご丁寧に「性魔転のダンジョン-男性用入口-」と立て看板が立っている。

 監視員がいないとは聞いていたがこんなのでいいのか、リュックを背負ったザッチはまた首を傾げたがすぐに進む。

 

「……なんか、甘いにおいがする?」

 

 薄い膜を突き破る感覚の後、彼の鼻はそれを捉えた。

 砂糖が焼けるものとはまた違う、あまり嗅いだことのない匂い。それが警戒心をやや収め、不安な心を勇気づけてくれた。

 

 長年溜めてきた貯金は初心者用の防具とアイテムに消えてしまった。今の持ち金は一日二日の安宿代のみ。村にボルドを連れて帰るにはどうにも足りない。

 震える槍の石突を杖代わりに使い進む頭の中には、二つの事柄が浮かんでいた。

 

 一つはもちろんボルドの救出。まずどこにボルドがいるのか。

 いたとして危険ではないか、状況を確認する必要がある。

 

「えっと、この本に書いてある通りの物を持って来れば買い取ってもらえるんだよな……?」

 

 もう一つは稼ぎだ。ダンジョン内に自生していたりダンジョンを支配する魔物が冒険者を誘い込むために置いたアメ──宝を持ちかえって日々の生活資金にすること。

 初日いきなりボルドを助けようとしても難しいだろう。だからこそ生活を安定、装備を強く、かつ己も鍛えながら進むためにも稼ぎは必要だ。

 堅実に、決してボルドの二の舞にならぬように。

 

「流石に元冒険者さんの素材とか嫌だし、むりだし……草とかこの辺を」

 

 ギルドからサービスとして手渡された羊皮紙の束を片手に読みながら彼は進んでいく。

 ここはボルドが帰ってこれなかった場所だというのに、堅実に行こうと考えているくせに、不用心にもほどがあった。

 

「────」

 

 前もおろそかに突かれていた石突が、何か固い物をカチリと押してしまう。

 反発力に気が付いて槍を戻した時には遅かった。

 

「えっ」

 

 頭上から噴き出る煙、甘く怪しい桃色の煙はどう見ても吸ってはいけないと視覚的に訴えかけてきている。

 しかしザッチにはどうすることも出来ない。羊皮紙を取り落とし彼は真正面からガスを受けてしまった。喉奥まで流し込まれる反吐が照る程の甘さ。

 一瞬世界が流転したかと思うほどの明転。

 

「ごふっ、ゴホッ! う、ぅぇぇ……」

 

 意識をまともに取り戻した時にはガスは既に引き始めていた。目くらましか? いやそれにしてもなにやら奇妙な感覚がうずいている気がする。

 杖代わりにしていた槍を両手で握りしめてフラフラと地に尻をつく。

 それもまた悪手だった。

 

「キゥギィーッ!!」

 

「え、ちょ、ちょっと待って……!」

 

 魔物だ。

 遠めでも分かる。小さい体躯に薄緑色の肌、こん棒を振り近づいてきている。ゴブリンだ。それも珍しい女性型が数人。

 

 いつの間にかつけられていたらしい。どこかの分かれ道で隠れていたか。人間に出せない奇声を発しながら彼の後ろから迫って来ている。

 だがやはりどうにもできない。ふら付いた体を立て直すことも出来ない。

 立とうにも体に力が入らない。

 

 あっという間に足音が背後にまで迫る。

 ザッチの冒険はここまでのようだ、冒険譚の一節をなぞった文章が頭に浮かぶ。

 

 ここでなのか? そう過った時だった。

 

「──こっち!」

 

 体が浮く、襟を掴まれ、噛まれて引きずられる。ザッチの体のあちこちが洞窟のあちこちにぶつかる。受け身を取る暇もない。

 ついには岩らしきものが頭に当たり意識がぶれる。遠のく。

 引っ張る手は人間に似ているが違う。爪が鋭くやや毛深く、視界には灰色尻尾が揺れている。人外だ。

 

 今自分は、モンスターに引っ張られさらわれている。

 だが、だがザッチは……笑っていた。

 

 

「……やっぱ、引きずるんだな──ボルド」

 

 友の名を呼び、彼はどこか安心したように意識を手放した。




~よくわかるエロTSモン娘ダンジョン~
・呪いを受け入れてしまったものはtsモンスター娘となり、訪れた冒険者を性的に襲う。
暴力的衝動、殺意といったものが性欲に変換される呪いを受けており、モンスターとしての価値観も反映されるためかなり積極的に襲ってくる。また、そのほかにも理由があり……?

・反対側はtsモンスター息子(女→男)がおり、よく腕試しに女騎士が潜って帰ってこない。


~よくわかるtsモンスター娘解説~

・ゴブリンTS娘
 成体で130cm、少し緑がかった肌と小さい角が特徴的。
 群れで行動、発声器官は人並みではないが言葉でのコミュニケーションも可能。荒く削ったこん棒など簡易的な工作もこなせるため囲まれると並の冒険者でもやや面倒。

 男を捕らえるまず下っ端が手足を抑え身ぐるみをはがし、リーダー格から襲っていく。リーダー格の気が済めば下っ端たちが好き放題になぶり始める。集団かつ長時間、ムードもクソもないのが好きな人におすすめ。

・コボルドTS娘
 全長140cm。四足歩行時の体高は70cm程度。
 本来こちらも群れで行動。犬らしさを生かした嗅覚、機動力、瞬発力はゴブリンを凌駕する。劣る点は手先の器用さ、繁殖力などだろうか。
 またワーウルフのようにケモ度、手足が獣ではなく人間のそれに近いため四足歩行での動きもやや鈍いか。

 男を捕まえた場合、マウンティング……相手の上に乗りながら、もしくは乗られながらの行為を好む。外での行為は手早く済ませるが、巣に持ち帰った場合はかなり長々とする。所有権として臭いを付けるためマーキングをすることが多い。




TS杯要綱

・概要:ts作品さらに増やそうぜ
・規定:文字数、一時創作二次創作、連載・短編・r18などの規定はなし。公平性を保つため2/20、0:00:00投稿を決めていますが
2/20-2/28の21時までに「タグに ハメTS杯 とつけ匿名で」投稿していただければ参加できます。
・評価方法:総合評価ポイントを活用。部門は連載・短編・R18(こちらは連載・短編合算)の三部門で審査いたします。
2/28の21時で締め切ります。その後であれば匿名解除に問題はありません!
・その他:分からない事があれば私のTwitter(@toresugari_ore)、もしくはメッセージにてどうぞ! Twitterで#ハメTS杯で検索されますと分かりやすいです。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。