ゴブリンガービッジ~恋人が苗床廃人になったので格安娼婦に仕立て上げます~ 作:幻闇
「ここが奴等の巣穴か?」
「その可能性は高そうね。この周辺に他にそれらしき穴倉とかは見当たらなかったし」
森の中、崖に穿たれた巨大な洞穴の入り口で話し合う一組みの男女。
男の方は位階6に達した剣士。アッシュという名の青年で、細身ながらも鍛えられた筋肉に覆われた肉体は歴戦の戦士たる風格を漂わせ、刃の様に鋭い目をしている。
女の方はゆったりとした神官服に身を包んだプリースト。名はユナ。アッシュと同じく位階6に達している彼女は一見、鼻の辺りまでおろされた前髪によって野暮ったい印象を受ける。だが、見る者が見ればそのぬばたまの如き美しい黒髪と、桃色に濡れる厚めの唇が描く妖艶な微笑に気付き、前髪に隠された美しきかんばせを簡単に想像できる筈だ。
共に年齢は20をやや過ぎた頃といった所であろうか。
成人である15歳で冒険者になったとしても、10年も経たずに位階6にまで達する者は希少だ。それなりの修羅場をくぐり抜けてきた手練れであるのは間違い無いだろう。
「しかしダンジョンか。聞いてた話とは違うな」
「もしかしたら産まれたてかもしれない。ここにダンジョンがあるって話は聞いた事が無いし、依頼の段階では只の洞窟だったのかもね」
「成程、有り得るな。だがそうなると依頼完遂は厳しいかもしれん。軽く中を調べてギルドに報告するのが良さそうか」
目の前で、魔獣の咢の如く口を開ける洞窟に眼を向けながら話し合う二人。
深い森の中ではあるが、樹々に生い茂る青々とした葉の隙間からは眩しいくらいの陽光が差し込んできている。しかし、陽光の当たっている筈の洞窟の中は、漆黒の闇で切り取られたかの様に虚ろで、一寸先も見通せない闇と化していた。
まるで陽光を拒むかのような入り口は、それが常世の理とは違う理に支配された別の領域への門である事を語っている。
「手つかずのダンジョンは魅力的だが、危険も大きい。ヤバいと思ったら即座に撤退するぞ、ユナ」
「龍の卵を得られるのは龍の巣だけって言う物ね。別にお金にも困っていないし、あえて危険を冒す必要はないわね」
念のために装備や備品を入念に点検していく二人。
異常が無い事を確認した二人は武器を構えた戦闘態勢のまま慎重に、深淵を思わせる昏い闇の穴へと消えていくのであった。
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二人がダンジョンに突入する二日ほど前の事。
「アッシュ様とユナ様に折り入ってお願いがございます」
辺境を気儘に旅していたアッシュとユナ。
二人が訪れた小さな街で、手頃な依頼は無いかとギルドに訪れた所、二人のギルドカードを確認した受付嬢が開口一番に切り出した台詞がそれであった。
「いきなりだな。内容次第だが何か困り事でもあるのか?」
そう答えつつも内心で、またか……と、目の前にいる受付嬢の困り顔をみて、続く言葉を確信した様子のアッシュ。
珍しい事では無いのだ、都市部から離れた辺境の地では十分な実力を持った冒険者は貴重であり、それに反比例する様に魔物による被害は後を絶たないのだから。
「近隣の村からの依頼なのですが、村近くの森の中でゴブリンの群れを見たという報告がありまして、その討伐を依頼されたのです。目撃証言からそれなりの規模と推測されまして、生憎ゴブリンの群れを討伐できる冒険者は出払っている状態なんです」
「そこまで人手不足なのか……確かにゴブリンとはいえそこそこの規模となるとまず上位種が存在するだろうが、それでも位階4のパーティでなんとかなる筈だぞ」
「今いるのは殆ど新人達か引退した教育役の元冒険者でして……勿論報酬には特別手当を付けさせて頂きますのでお願いできませんか?」
受付嬢の話を聞いたアッシュは何かを考える様な仕草をしつつ、ちらりと相棒であるユナに視線を向ける。
愛の神の神官である彼女が反対するとは思えないが、それでもパーティである以上独断で決める事は在り得ないという事だ。
「勿論引き受けます。ただ、村人の目撃証言だけでは群れの規模を判断できないわ。想定以上の戦力の場合は偵察程度に留めるけど構わないかしら?」
「それは当然です、全く問題ありません。協力ありがとうございます」
そのまま受付カウンターで依頼の手続きを行い、ギルドを出た二人。
街に到着した早々の出来事であったため出発を明日に決めた二人は久しぶりの街の食事を味わう為に酒場へと繰り出していくのであった。
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巨大な怪生物の臓物を思わせる不気味な壁面に怯むことなく歩みを進めるアッシュとユナ。仄かに光を放つ湿り気を帯びた岩肌が魔法の灯りに照らされ、てらてらと妖しい輝きを放っている。
化け物の胎の中という例えは言い得て妙なのかもしれない。近代ダンジョン学によればそもそもダンジョンとは、この世界が存在する次元とは異なる次元に生きる魔物が本体なのだという説が有力なのだそうだ。
次元の歪みを利用してこちらの世界に肉体の一部を現出させ、周囲に存在する魔力を糧としながらエサとなる生物を呼び寄せる為にダンジョンを構築する魔物。迷宮奥に存在するダンジョンコアはこの魔物の肉体の一部であると云う。
迷宮内に現れる宝箱に入った様々な武器防具や魔物、それらはダンジョンがこの世界の情報を読み取り、糧となる魔力を持つ知的生物をエサとして集める為の撒き餌……であるというこの説。
発表された当初こそ狂人の戯言として切り捨てられた説だったのだが、後に数万人の犠牲を出す事になる異世界人によるダンジョンマスター事変を経て、皮肉にも真実である可能性が高いと立証されたのである。
「今の所魔物はダンジョン産のスケルトンにラットマンだけか。ゴブリンがここに棲みついたとしたらまず間違いなく一階層に居ると思うんだが……思ったより広いな」
「多階層タイプでは無くて単階層タイプのダンジョンかもしれないわね。その場合だと相当に広い事も有り得るわ。王都のダンジョンが確かそのタイプで、あそこは確か王都がまるまる10個は入るくらいに広かったはずよ」
「それは勘弁だな……といってもゴブリン達も外にはすぐ出たいだろうからそんな奥には居ないと思うが……希望的観測は良くないか」
ダンジョンによって生成される魔物達を屠りながら探索を進めていた二人。ダンジョン産では無くともダンジョンに対して攻略の意思を示さず、冒険者に対して敵対するゴブリン等の蛮族はダンジョン産の魔物には襲われないのだ。
下手をすれば蛮族達がダンジョン内で繁殖し、近隣の街や村を軍団となって襲うパレードと呼ばれる現象すら引き起こす事もある程であった。
枝分かれする洞窟内をマッピングしながら慎重に探索を進めていくアッシュとユナ。
右手に長剣、左手にバックラーを装備したアッシュが、ユナのライトの魔法で照らされた洞窟内を奇襲に備えながら進み、その後ろを錫杖を携えたユナが後方に注意しながらついていく。
ファイターとプリースト。互いを補い合えるこの組み合わせは、最良の少数編成と言われる程に冒険者の間では鉄板の組み合わせだ。
前衛として剣を振るうファイターを回復や身体強化の神聖魔法を行使するプリーストが支え、不死者や一部の魔法攻撃が有効な魔物には神の怒りを体現した神聖魔法による鉄槌が下される。
教会に所属し俗世間から離れた者の多いプリーストは希少と呼べる程ではないにしろ、数が少ない事が問題と言えば問題だろうか。
「大分奥まで進んできたが、ゴブリンは見当たらないか……入った地点からみて左側を探索してきたけど一度戻って反対側を探索すべきだな」
「そうね。入り口に近い方に棲みついてる可能性は高いし、反対側を調べた方が良さそう。戻るのも良いけど、一つ手前の分かれ道から未探索方向に行けば右側にいけそうよ」
「ふむ……安全を取るなら戻った方が良さそうだが、今の所強い魔物も居ないし未探索エリアから向かった方が効率が良いか……よし、分かれ道を行ってない方に進んでみよう」
一つ手前の分岐路に戻り、未だ未探索である通路に進んでいく二人。
彼等とて歴戦の冒険者だ。その足取りは油断なく、奇襲にも対応できるように警戒も欠かさない二人に隙は無い。だが、今までトラップも無く弱い魔物しか出現していない事実に、どこか油断もあったのは事実であった。
慣れと油断こそもっとも恐ろしい魔物なのだ。そんな事は駆け出しの頃に嫌という程に味わってきた二人であったが、ベテランと呼ばれる程の実力を付け様々な修羅場をくぐってきた自負故に、それをひと時忘れていたのかもしれない。
ダンジョンには知性が有り、意思が有り、そして――悪意が有るという事を。
魔法の灯りに照らされた、不気味に脈動する通路を進んでいくアッシュとユナ。
武器を構えながら歩いていた二人の目の前で、不気味に蠕動する壁面が縦に裂けていき……三体の骸骨が産み落とされる。
「ここのコアは悪趣味だな……またスケルトンか?」
「アレは
「思ったよりヤバいダンジョンかもな。支援を頼む」
「愛を司る女神カーマよ、我が祈りに応え給う――
ユナの詠唱によって二人の身体に淡い桃色の輝きが纏われる。
攻撃力と防御力を高める神聖魔法によって強化されたアッシュが、剣と盾を構えた竜牙兵たちに斬りかかっていく。
「らあああああああッ!!」
裂帛の気合と共に豪快に斬り下ろされた長剣が、構えた盾ごと竜牙兵を唐竹割に断ち割った。
魔法生物の核である胸部の宝珠ごと一刀両断にされた竜牙兵がさらさらと灰と化して崩れていくその背後から、仲間の滅びに一切の動揺を見せぬ二体の竜牙兵たちが、長剣を振り抜いた直後のアッシュに同時に斬りかかる。
「
力ある祈りの言葉と共に、ユナの錫杖の先端から撃ち出された聖属性を帯びた気弾が今にもアッシュに斬りかからんとしていた竜牙兵の片方を打ち砕く。
――ギィン!
直後、振り下ろされたもう片方の竜牙兵の斬撃を、長剣を振り切った勢いのままに回転して体勢を整えたアッシュが、左腕に装着したバックラーを噛み合わせる様に突き出して受ける。金属同士の擦れる耳障りな音に眉をしかめつつ竜牙兵の斬撃をいなし、するりと受け流しつつ長剣を突き出し――三体目の竜牙兵の宝珠に切っ先を突き立てた。
「三体程度ならこんなもんだが。コイツらは疲れ知らずだからな、沢山出てこられるとキツイしこのくらいにしておくか」
「そうね。ゴブリン達は見つかって無いけれど、これ以上はギルドに任せましょう」
如何に歴戦の冒険者である二人といえど、疲れを知らぬ魔法生物の群れに襲われては厳しい。アッシュの体力も、ユナの精神力も無限では無いのだ。
セーフエリアの場所すら定かではない未知のダンジョンを碌に準備も整わぬままに探索する事は本来、自殺行為にも等しいのである。
魔法の灯りに照らされた通路の先、暗澹たる闇が広がるその先に目を凝らしつつかぶりを振ると、来た道を慎重に戻り始めたアッシュとユナ。
だが、それほど長い通路では無かった通路を戻り始めた二人の表情に徐々に翳りが見え始める。明らかに来た時よりも長く感じるのだ。
「こいつは……まさか……」
「どうもそのまさかの様ね……無限回廊と見て間違いなさそうよ」
「よりによって無限回廊か! ここまでトラップらしいトラップが無かったのもコレに嵌めるためか? クソダンジョンめ」
無限回廊。
ダンジョンに仕掛けられているトラップの中でも群を抜いて悪辣なこのトラップは、その名の通り侵入した冒険者を無限に連なる回廊にて閉じ込めるという物だ。
通路の始点と終点を空間を捻じ曲げる事によって繋げ、さながらメビウスの輪の様な構造と化して冒険者を隔離する。その後、無限に湧き続けるモンスターによって襲われ続けるという悪夢の如きトラップである。
「基点モンスターを探すぞ。無限回廊のモンスターは基本的に一種のはずだ、竜牙兵ならまだ倒しやすいしマシな部類ではあるな」
「結構強いモンスターなのだけどね、竜牙兵。まぁアッシュの剣術とその魔剣なら楽勝だけど」
「ユナの神聖魔法もな。とはいってもなるべき精神力は温存したい、フォースの援護は最低限でいい」
「わかったわ」
無限回廊を破る方法は一つ。
回廊内に配置されているモンスターの中に紛れ込んでいる、トラップの基点となるユニーク個体を滅ぼす事だ。回廊内に湧き出す同種のモンスターよりも禍々しい見た目を持つ事が多い為、判別は容易なのだが……それ相応に強力なので注意が必要である。
時折り湧き出す竜牙兵たちを屠りつつ、無限に連なる回廊を進んでいく二人。
少しでも手こずれば、新たに湧き出す竜牙兵たちに圧殺されるだろう綱渡りの様な連戦ではあったが、二人の表情に焦りの色は無い。
知っているのだ。互いに背中を預け合えば恐れる物など何もないという事を。
「愛を司る女神カーマよ、我が祈りに応え給う――
効果時間の切れた神の加護を再度掛け直したユナ。
高位のプリーストたるユナの精神力にはまだ余裕があったが、有限である事に変わりはない。
「っらあああああッ!! にじゅう……さん体目ぇ!!」
横薙ぎに振り切った長剣が、竜牙兵のコアたる宝珠を上下二つに断ち斬る。
過去のダンジョン攻略の際に戦利品として手に入れた魔剣、
それを振るうアッシュも尋常の使い手では無い。
位階6に達したファイターの身体能力、闘気によって武器や身体を強化する
「居たぞユナ! あいつだ! 最大支援で頼む」
不気味に蠢く怪異のはらわたの如き壁面より次々と産み出されていく骸骨の騎士たち。
その群れの後方にてひときわ奇怪な風貌の竜牙兵が、まるで戦場で兵士達を指揮する将軍の様に手にした巨大な大剣を二人に向けて振るい、配下の竜牙兵たちを向かわせていた。
相棒に一声かけるやいなや、強弓から放たれた一矢が如く竜牙兵たちの群れに突っ込んでいくアッシュ。
その背後で、心得たとばかりに頷いたユナの艶めかしい唇から、愛の神への祈りの言葉が紡ぎ出される。
「愛を司る女神カーマよ、我が愛深き戦士に恩寵を賜り給え――
詠唱の完了と共に眩いばかりの輝きが竜牙兵の群れに飛び込んでいったアッシュの肉体に纏われる。
愛神カーマに仕える高位のプリーストのみが行使可能な神聖魔法。その名の通り、対象に注がれる術者の愛が強い程にその肉体を強化するという、割と恥ずかしい感じの神聖魔法である。
「ユナの愛を感じるッ!! 俺は無敵だッ!」
その効果に見合う精神力を消費する奇跡であるが、その愛が強い程に効果も強力になる。
ここ一番という時にしか使わぬ、いわゆる奥の手ともいえる二人の切り札であった。
身体の奥底から溢れてくる力に酔いしれたかのように叫びを上げて斬り込んでいくアッシュ。
ユニーク個体である竜牙兵を護る様に立ちふさがる配下の竜牙兵たちを文字通り鎧袖一触に薙ぎ払い、斬り捌き、滅ぼしていく。正に破竹の快進撃ともいえる無双状態であるが敵手もやられるばかりの木人では無い。
感情を持たぬ魔法生物ゆえに、恐怖を知らぬ竜牙兵。仲間の滅びにも動揺することなくアッシュに斬りかかり続け、その凶刃も幾度となくその身に受けているのだ。
「ぐっ! この程度でっ! やられはしない!」
今も正に、突き立てられたその刃に顔をしかめて罵声を浴びせ、己に刃を浴びせた竜牙兵を一刀両断に断ち割ったアッシュ。
本来であれば重傷は免れぬ筈であるが、ユナによる高位神聖魔法愛の誓いによって超強化されている今の彼にとっては棍棒で思い切り殴られた程度の痛みでしかない。
勿論これ程に強力な加護が長時間続くわけも無く、効果時間は
時間にしておよそ五分といった所であろうか。位階6のプリーストであるユナの豊富な精神力をもってしても一日に一度しか使えぬ奇跡、効果時間も短く、多用できる奇跡では無いが……それも今のアッシュの状態をみればなるほど、確かに切り札たりうる奇跡であった。
「
続けざまに放たれた気弾によってアッシュの前に立ち塞がっていた三体の竜牙兵のコアが砕かれ、滅んでいく。
ユニーク個体である禍々しい文様の描かれた、通常個体の二倍はあろうかという竜牙兵に繋がる、竜牙兵の群れに空いた隙間。
ユナの絶妙なアシストによって開かれたそこに、アッシュが長剣を構えて猛然と駆け込んでいく。
そのすぐ後ろを、気弾の詠唱を終えたばかりのユナが群がる竜牙兵たちをするりと華麗に躱しながら追い掛ける。
後衛であるプリーストが敵の群れに飛び込んでいくなど本来であればあり得ぬ行為であるのだが、こと無限回廊の中に於いては正解だ。何故ならば――
「偉そうな奴は嫌いなんだ――滅びろっ!」
一足飛びに跳躍し、大上段から構えた長剣をユニーク個体目掛けて斬り下ろすアッシュ。
愛の誓いによって強化された身体能力を十全に使いこなし、数メートルの距離を一瞬で詰めた勢いそのままに、振り下ろされた魔剣の刃は三メートル程もあろうかという巨大な竜牙兵のコアを正確に断ち割った。
「――――――!!」
声無き竜牙兵の断末魔が、驚愕するかのように開かれたその虚ろな口から放たれる。
一斉に動きを止めて風化していく配下の竜牙兵たちに目もくれず、コアを断ち割ったアッシュは背後から走り寄って来ていた相棒に向き直り、その柔らかく華奢な肢体を抱きとめた。
――直後。
ぐるりと反転するかの様に歪み始めた無限回廊から二人の姿が掻き消える。
悪辣な無限回廊というトラップの最後の仕掛け。
すなわち、基点となるモンスターを倒した瞬間に起こる、ダンジョン内へのランダム転移である。
肉体的に接触している者以外はほぼ確実に分断されるという初見殺しにも近いこの仕掛けこそが、無限回廊の忌み嫌われるその
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tips
薄青の刀身を持った片刃の長剣。緩く弧を描く刀身は美しく、芸術品としての価値も高い。
通常時は切れ味凄まじい長剣でしかないが、闘気を籠めて振るう事により装甲点を無視して斬撃を通す事が可能な魔剣と化す。
斬る事が可能な硬さは振るう者の力量と闘気の質によって左右されるが、かつて英雄級に達した剣士が振るった際はアダマンタイトよりも硬い