※この作品はR-18です。

ゴブリンガービッジ~恋人が苗床廃人になったので格安娼婦に仕立て上げます~   作:幻闇

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5話 護れなかったモノ

 無限回廊の崩壊に伴い、ダンジョン内のどこかに跳ばされたアッシュとユナ。

 

 モンスターの群れを突破し、強力なユニーク個体を葬り、なおかつパーティーメンバー全員が討伐時に接触していなければ分断されるという悪辣極まるトラップ。それをようやく切り抜けたかに見えた二人であったが……。

 

 転移した瞬間に武器を構えて戦闘態勢をとりつつ周囲を観察する二人。

 

「最悪だ。さっきのトラップの方がまだマシだったかもしれんな」

「ゴブリンの集落、しかもこれほど大規模なんて……」

「規模だけじゃない、良く見てみろ」

「これは……ただのゴブリンが一匹も居ない? 嘘……ゴブリングレートばかりじゃない」

 

 ダンジョンの内外を問わず、ゴブリンの集落自体は珍しい物では無い。だが、そこに住んでいるゴブリン達が皆、上位種であるゴブリングレートであるなど悪夢も良い所であった。

 

 英雄譚(サーガ)で駆け出しの冒険者たちの態の良い当て馬として描かれることの多い彼等であるが、イコール彼等がザコモンスターであるという訳では無い。むしろ人類種の怨敵、憎むべき存在であるからこそ、彼等は時に必要以上に卑小に描かれるのである。

 

 個体の潜在能力は低くとも、繁殖力に特化した彼等は数の少ない同族の女達だけに留まらず、ヒューマンやエルフら人類種や、オーガ族オーク族といった蛮族種とも子を為せるという特性によって、他種族からは蛇蝎の如く忌み嫌われている。

 逆に言えば、そんな敵だらけの環境下においてもなお、種としての維持が可能な程に彼等の繁殖能力は異常であったのだ。

 

「ムッ? ガフッ――」

 

 慌てて身を隠した二人のすぐ傍の天幕からのそりと出て来たゴブリングレートが、アッシュによって即座に暗がりに引き込まれて口を塞がれ――心臓に突き立てられた短剣によって即座に絶命する。

 

「間違いなく率いているのはロード、最悪エンペラーって事もあり得る。単体ならともかく群れを相手にするのは無理だ。なんとかして脱出するぞ」

「この規模ならウィザードやプリーストがいてもおかしくないわ。入り口の方向もわからないけれど、ここに居ても状況は悪化するだけね」

「一番デカい通路に飛び込もう。群れの主がいるって事もあり得るが……どっちにしろじり貧だ」

「それしかないわね……ねぇアッシュ。私後悔はないからね、今まで楽しかったわよ」

「いきなり縁起悪い事言うんじゃない……でもまぁ、何回かこんなピンチもあったな、今回も切り抜けるぞ」

「そうね。生き残りましょう」

 

 睦言を交わすかの様に顔を密着させて、今後の方針を決めた二人。

 このような状況下で無ければいちゃついてる様にしか見えない仕草だが、会話する二人の顔に余裕の色は無い。無限回廊に囚われ、竜牙兵の群れにも恐れを見せなかった二人が、半ば死を覚悟する程の窮地であると判断していたのである。

 

 繁殖力を抜きにした個体としての力は他種族に劣る。正面から闘えば最下級のゴブリンは鍬を手にした戦闘経験のない農奴にすら勝てないのだ。

 

 だが、人類種に比べ知性は低くとも、邪神の恩寵を受けている蛮族種たちは位階上昇によって肉体を劇的に進化させる。ヒューマンの子供と変わらぬ体格のゴブリンは成人男性と変わらぬ体躯のゴブリングレートとなり、支配階級としてオーク並みの体格を持つゴブリンロードはオーガ並みの体格のゴブリンエンペラーとなる。

 更に位階を上げて英雄級に至ったゴブリンはハイゴブリンと呼ばれ、兵士階級の者であってもその実力は中位魔神と同等とされている程だ。

 

 通常、その様な個体は群れの中に数体といった極めて希少な存在であり、エンペラーに至っては文献上でのみしか存在を知らぬ冒険者が殆どである。

 ゴブリンの最上位支配種であるハイゴブリンエンペラーが出現した際は、ゴブリンの群れを率いたソレは竜種すら狩り、一つの王国を滅ぼしたと年代記には記されていた。正に災厄級の存在である。

 

「大きめの通路は二つ……近い方に飛び込むぞ――今だ、祝福を頼む」

「わかったわ。愛を司る女神カーマよ、我が祈りに応え給う――神の祝福(ブレス)」

 

 暗がりに潜んでいた二人が、近場を徘徊するゴブリングレートの途切れるタイミングを見計らい神聖魔法の祝福を掛けて飛び出した。

 

 祝福の効果により得た、一時的な身体強化にモノを云わせてゴブリン達の集落を突破し、ダンジョンの他の通路に繋がっているだろう大きめの通路目指して走り込む。

 

「ウオッ?!」

「ギャギャ! ニンゲン!」

「オス! コロセ! メス! コロスナ!」

 

 当然、祝福を掛ける際の後光(ハロー)効果によって気付かれてしまうのだが、どちらにしろ集落内を突破する過程で見つかると想定していた二人が慌てる事は無い。

 

「邪魔だっ!」

 

 行く手を遮る個体のみを長剣を一振りさせて斬り捨て、背後から迫る集団に追いつかれまいと大通路に駆けこんでいくアッシュとユナ。

 見覚えのない通路を進みつつもその先が小部屋では無く、二つに分岐している事に気付いた二人の口元が緩む。少なくとも即座に群れの主と会敵という事態は無さそうだ。

 

「こういう時は右だ! 後ろはどうだ?」

「追ってきてる。よっぽど女に飢えてるみたいね」

「流石にゴブリン相手に寝取らせる趣味は無いな! っと――この鼠野郎!」

 

 ダンジョンが生み出したモンスターであろうラットマンを、出会い頭に駆け抜けつつ長剣を一閃して首を斬り飛ばしたアッシュ。

 陽炎の様に揺らいで消えていく死体を一瞥すらせずに駆け抜けていく二人の前に、スケルトンやラットマンといったダンジョン産のモンスターが続々と現れ始める。

 

「ここのコアは相当俺達を逃がしたくないらしいな。下手するとマスター持ちか?」

「あり得るわね。異界の存在であるコアは本来、人間の思考は解らない筈。ゴブリンの主をマスターにして知識を共有しているのかも――神撃(フォース)!」

 

 通路を一列になって襲い来る四体のスケルトンに向けて、錫杖を構えたまま走るユナが気弾を放つ。白い骨片を砕け散らせながら吹き飛ぶ四体のスケルトンの中を突っ切る様に駆け抜け、後ろも振り返らずに通路を進む。

 

 高位のプリーストともなれば、一体毎に対象を指定する必要のあるターンアンデッドを放つよりも基礎威力の跳ね上がった気弾を撃った方が効率が良いのだ。実体のない死霊(レイス)や悪霊(ダークスピリット)ならばともかく、低級のアンデッドであるスケルトンやゾンビィ程度であれば精神力の消耗の少ないフォースの奇跡の方が使い勝手が良いのである。

 

 上位種であるゴブリングレート達に追われ、行く手をダンジョンのモンスターに阻まれつつも、足を止める事無くモンスター達を斬り捨て、撃ち砕き、ダンジョンの入り口があると信じる方向に向かっていくアッシュとユナ。

 

 トラップを警戒する余裕など無い。背後から迫るゴブリングレート達の数は既に10匹を超えているだろう。足を止めず、ただひたすらに敵を斬り捨てながら通路の先へと進んでいく二人の前に、どこか見覚えのある道が姿を現していた。

 

 

「ここは……見覚えがある、入り口は近いぞ」

「やったわね!」

 

 見覚えのある構造に喜び合う二人。実際に二人の位置はダンジョンの入り口を入りいくつかの分岐点を経たエリアである。迷いなく、邪魔をしてくるモンスター達を薙ぎ払いながら入り口に繋がる通路へと出た二人であったが――

 

「――ッ!! エンペラーだとっ!?」

「嘘……あ、狩りの帰りだったのね……」

 

 ダンジョンの入口から入ってきた3mはあろうかという巨体のゴブリンと鉢合わせしてしまった二人。背後には狩りの獲物とおぼしきホーンドボアを引きずる配下のゴブリンジェネラル達の姿もある。

 

 最悪、という単語がアッシュとユナの脳裏に浮かぶ。

 うまく横を駆け抜けるほどのスペースも無く、背後からはゴブリングレート達の群れが迫っている為に分岐路まで下がる事も出来ない。

 

 判断は即座に為された。

 後ろを向いて詠唱を始めたユナの背後で、アッシュが走る勢いそのままにゴブリンエンペラーに襲い掛かる。

 

「愛を司る女神カーマよ、邪悪を阻む護りを此処に――神聖障壁(ホーリーウォール)!」

「っづあッ!!」

 

 予期せぬ遭遇に、ほんの僅かであるが動揺している様に見えたゴブリンエンペラーの喉笛目掛けて突き出された長剣の切っ先。

 

 裂帛の気合と共に放たれた、空を切り裂く様な白刃の煌めきに――エンペラーも即座に反応を返す。

 

――ガヅッ!

 

 刹那、辛うじて半身を捻り、致命の刺突を肩に装着したショルダープレートで受け止めたエンペラー。逸れた切っ先が己が頬を切り裂く感触に身震いしつつも、その恐怖を遥かに上回る憤怒によって怒号を上げ、本能のままに反撃に移る。

 

「ガアアアアアアアアアアアアア!!」

 

――ドゴォッ!!

 

「ごはッ!」

 

 なかば捨て身に近い一撃によって体勢を崩し、泳いでいた上体を叩き潰す様に、ゴブリンエンペラーの剛腕による振り下ろしがアッシュの背中に直撃する。

 身に着けていた防具のお陰で脊髄の損傷こそ免れたアッシュであったが、大地に叩きつけられてもなお、その身体を圧殺せんと拳に力を籠められている為に動く事すら叶わない。

 

「ぐあああああああッ!! っハッ……息――がッ――」

「神撃(フォース)!」

 

「グヌッ!」

 

 ユナの詠唱に気付いたエンペラーが、素早く抑えつけていたアッシュから拳を離し、迫る気弾を闘気の籠った拳で跳ね除ける。個としての力は他種族より劣るとはいえ最上位に近い存在であるエンペラーにとっては、単発の気弾を弾く事など造作も無いのだろう。

 

「愛を司る女神カーマよ、彼の者に癒しの光を――負傷治癒(キュア・ウーンズ)」

 

 だが貴重な時は稼げたようだ。

 転がる様にエンペラーから離れて咳込みながらも立ち上がったアッシュが長剣を構えると、その身体に癒しの光が降り注いで傷を癒していく。

 

「ごほっ――猶予は?」

「あの数だもの、持って一分といった所よ」

「死地か……せめてユナだけでも逃がしたかったが」

「駄目よ――ええ、それは駄目」

「ユナ……? まぁ死ぬ時は一緒というのも悪くは無いか」

 

 敵意を持つ存在を阻む神聖魔法による結界によって、背後から迫るゴブリングレート達は押し留められている。だがその守りとて絶対ではない、物理的な障壁である以上、いずれ力によって破壊されてしまう。

 ガンガンと武器を障壁に叩きつける絶え間ない野蛮な旋律が、否がおうにも二人に迫りくる死を感じさせていた。

 

 体勢を立て直した二人を警戒しているのか、じっと二人を見つめるゴブリンエンペラー……いや、嬲っているのだろう。皇帝を守護するゴブリン族の精鋭たるジェネラルを三体も侍らせながら、自らの絶対的優位を疑わずに二人を眺め、愉悦に浸っているのだ。

 

 最上位種に近いエンペラーと、ほぼ変わらぬ戦力を有するジェネラルが三体。一分で倒し切る事は二人であろうとも到底不可能であると、アッシュとユナも理解していた様だ。

 

「まぁ泣き言いっても仕方ない……二人で生き残るにはアイツ等を速攻で殺すか、戦闘不能にしないとな。出し惜しみは無しだ、愛の誓いは使えなくともフォースと癒しの援護を頼む。愛してる、ユナ」

「ええ……愛を司る女神カーマよ、我が祈りに応え給う――神の祝福(ブレス)。ねぇ……アッシュ――信じてるからね」

 

 やけに大人しく、思い詰めた表情で応えるユナ。その様子に違和感を感じていたアッシュであったが、刻一刻と迫る障壁の残り時間に急かされて――アッシュは単身、エンペラーたちに斬り掛かっていく。

 

「嬲りやがって……窮鼠猫を噛むって事を教えてやる! づあああッ!!」

 

 生死の狭間に在って、アッシュの剣が冷たく冴えわたる。エンペラーを護るジェネラル3体を相手取り、いささかも怯む事無く剣を撃ち合わせていく。

 

 戟音を響かせながら4人の戦士が互いを滅ぼさんと鎬を削り合う。直撃こそないものの、逸らされた刃や弾かれた切っ先が互いの肩や頬、太ももなどに浅い傷を付けていく。

 

(もう少し……耐えてアッシュ。貴方だけは絶対に護る。例(・)え(・)何(・)を(・)し(・)て(・)で(・)も(・)!)

 

 そんな、ある種見世物としても見ごたえのある闘争に、介入するでもなく眺めて愉しんでいるだけのエンペラー。

 奢っているのだろう、闘争を鑑賞して楽しむのは皇帝として当然の享楽であると。

 

――がぁん! ゴギィ! バガァン! ギュガッ! ぞぶっ……

 

「ぐあああああッ!!」

 

 さしものアッシュといえど多勢に無勢。拮抗しているかに見えた戦いだが、それは薄氷の上を歩くが如くのタイトロープであったのだろう。

 

 一瞬の油断を突かれ、肩口を刃に抉られるアッシュ。その光景をスローモーションの様に視認しながらも、こみ上げる激情を押し殺したユナは――冷静に戦場の全てを把握し、機を逃さずに叫ぶ。

 

「神撃(フォース)!!」

 

 戦っている間に動いた彼等の位置関係が理想的なその配置になった瞬間を見逃さず、また躊躇いもせず、ユナは威力を限界まで落とし衝撃力に特化させた気弾をア(・)ッ(・)シ(・)ュ(・)目(・)掛(・)け(・)て(・)撃ち放つ。

 

――ドゴォ!

 

「ガッ! ごはァ!!」

 

気弾によって己の足元に吹き飛ばされてきたアッシュを訝し気に見下ろし、エンペラーが蹴り戻そうとした刹那――

 

「神撃(フォース)!!」

 

――ドゴォッ!

 

 再度のフォースによってダンジョンの内部から外に、アッシュを吹き飛ばしたユナ。残り少ないなけなしの精神力を使って奇跡を願い、ダンジョンの外と中を隔てる為に最後の奇跡を願う。

 

「愛を司る女神カーマよッ! 邪悪を阻む護りを此処に! ――神聖障壁(ホーリーウォール)!」

 

 

 気弾によってダンジョン外に弾き飛ばしたアッシュとゴブリン達を分かつ為に、ダンジョンの出口直前に展開したホーリーウォール。干渉されなければ10分は保ち、破壊されたとしても数分は時間を稼げるシロモノである。

 

 自らを犠牲にしてアッシュを救ったユナ。とても高潔で神官らしい考えにも見えるが、もちろん冒険者としての打算もある。

 

 男は即座に殺され食料にされてもおかしくは無いが、年若い女であれば話は別だ。貴重な苗床として、その女としての機能が喪失するまで……暫くは生き延びる事が出来るだろう――短期間での妊娠出産と群れの雄全員からの性処理を強要され、数か月も持たずに壊されるのが普通であるが……先程アッシュに掛けた奇跡の際に宣言した様に――彼女は信じていたのだ。

 

(これで良い。アッシュなら意図を組んで逃げてくれてる筈、あとは援軍なり依頼なり、私を助けに来てくれるのを待てば良いだけ……別に何もいつもの寝取らせ遊びと変わらないわ……うん)

 

「信じてるわアッシュ。――さぁ貴方達、いくらでも産んであげるわよ。噂に聞く精力を愉しませて貰おうかしら♡」

 

 男の方はどうでも良いのか、障壁を破壊してゴブリンエンペラーが追っ手を出す気配は無い。生殖に特化した種族の性質ゆえか、その興味は既に異種族の女に移っているのであろう。

 

 苗床用の部屋まで引き摺られるように連行されながらも、悲壮な覚悟を決めたユナは崩れ落ちそうになる精神を叱咤激励するかのように、ゴブリン達を挑発するのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ぐほっ! がはぁッ! ……ここは外か――まさかユナ!! 嘘だろ?! そんな……」

 

 ダンジョンの中は窺い知れないがゴブリン達が出てこないという事は、ユナが結界の奇跡でも張っているのだろう。

 すぐに助けたい! あいつら皆殺しにしてやりたい! そんな狂暴な思考に脳味噌が沸騰しそうになるアッシュであったが、それが不可能であるのも、未だ冷静であった頭の片隅で理解していたのだ。

 

 傷薬(ポーション)を飲み、後ろ髪どころかこのまま首ごと置いていきたいほどの未練と衝動に苛まれながらも、アッシュは町に戻る事を選択した。

 最愛の恋人の、信じているというその言葉が脳裏に焼き付いて離れぬのだ。かならず此処に戻る…………そしてユナを獲り戻すと硬く心に誓ったのである。

 

 街へ続く道を、心を千々に引き裂かれたままの状態で駆け抜けてギルドハウスに戻ったアッシュ。想像以上の規模のゴブリンがダンジョンに取り込まれた事を報告し、多少は時間が掛かるだろうが位階5程度の冒険者を七人ほど集めさえすれば……ゴブリン共の制圧と救出は難しくはないだろう。

 

 いざとなれば高額の報酬金を設定すれば一週間と掛からずに集められるだろう。金など惜しくは無い、いつもの寝取らせ遊びの軽い延長の様な物だ。何も問題は無い。

 そんな風に、頭の中で楽観的に考えようと努力するアッシュ。

 

 

 しかし――彼のそんな願いを嘲笑うかのように、運命の女神は残酷に微笑むのだった。

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

 邪神

 蛮族達や魔神族に加護を授ける邪悪な神々。

 善と悪は時に、立場の違いやそれぞれの信念によって容易く移り替わる物であるが、正と邪は違う。

 

 世界を存続させ、発展させようという正の神々に対し、世界を破壊し滅ぼす為に動いているのが邪なる神々であった。

 滅ぼした後に造られる、邪神たちの造りし新世界での地位を約束された蛮族たちや魔神族。彼等は邪神に捧げる為に、正なる神々の信徒たる人類種に敵対している。

 

 美しく、巨大な人として顕現する正神達とは正反対に、悍ましく名状し難い化け物として顕現する邪神達。脆弱な人であれば、邪神の分身でしかない化身を見ただけでも正気を失い、狂気に堕ちる。まさに世界を冒涜する異形なる存在である。

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