※この作品はR-18です。

喰われなければ、解るまい   作:アンデッド

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ちょっとだけお伽噺的な感じになりました。


鬼ヶ島駐屯本部基地

天明の大飢饉が起きて三ヶ月後……

 

 

 

俺たちの故郷が軍事基地に変わったのは

目が獣のようにどぎつく光らせた

本土から毛だものドもが海から来島してくる。

 

「進めェェェェ! 進めェェェェ! 鬼を

喰らえええええ!!!!」

 

 

赤く滲む桃の旗を片手に、日の丸の扇を打ち振り

打ち振り、餓えた三匹の動物が襲い来る。

右往左往へ逃げ惑う俺たち。

 

犬に腕を咬みつかれ、日本刀を振り上げ

迫る陣羽織の毛だものに斬りかかられた瞬間。

 

「ゾイ!」若い女の毛だものが、陣羽織

野郎を殴り飛ばす。俺にかぶりついてた

犬の口を両手で掴むとそのまま引き裂く。

「動かないでね~」腕の裂傷を確認し

噴霧を発射する筒を吹きかけ、その上に

白い布も巻き付けてくれた。

 

それよりも端麗な大きな瞳、くっきりする

二重まぶた、通った鼻筋から柔らかく

微笑みかける。さらにたわわなメロン並みの

大きさを誇った両胸。おっぱいが、顔面に

押し付けられる。違う意味で死にそうだった。

背後から陣羽織野郎が日本刀を振りおろす。

だが、手から肘を包む籠手で受け止め 

鳩尾に正拳突きをくらわせる。さらに

下から突き上げるように放った拳が、

陣羽織野郎の顎をとらえ、粉砕した。

 

「バイバイ」這いずり状態で逃げようとする

陣羽織野郎の後頭部の上に乗せた。柔らかい

微笑みのまま、足に力を込める。ぐしゃっと

頭が潰れた。片手がぴくりと宙に跳ね上がり、

すぐ地に落ちる。

 

「終わったーっ?」

 

「うん。生存者何人いるかな」

 

「割りと居たぞ。島やギャズたちが

介抱してるぜ」

 

顔面が陥没した猿の脚をひきづる

黒づくめの服装、短い栗色の髪と細身で

優しく微笑を浮かべる女。

 

毛をむしり、頭を切断した雉の身体を

木の枝で突き刺し火炙りにしてる

大きな髑髏が描いた鎧をつけた

目元がぼさぼさ髪でみえない男。 

 

異常な三人が集い、そこから鬼ヶ島は

目まぐるしく変わる。

 

「ここを駐屯本部基地とする!」

 

 

 

「意味が重複してんじゃねーか」

 

 

〈軍事基地〉とやらを作り、いろいろ異世界

からの“武具 ”など集めると本土にも

いくつかの前哨基地を設立していった。

 

「今日は……海辺近くにヘスコ防壁を

造るぞ。一人につき最低十個は頼む」

 

「コンテナ積んだトラックで接地させ、基地周辺を

引っ張るよう設置して。重機を使い、土砂を

入れてください」

 

「監視塔に~八重の蛇腹型鉄条網~戦闘陣地は~」

 

 

俺たちは言われるがままに〈とき衆〉と呼ばれる

山野色の戦闘服姿した奴らと、基地を造りながら

訓練も受けた。

 

 

「自分の身は自分で守りましょう!」

 

若い端麗な女……改めて玲音とたれ目の

愛らしい女ことまや、自称『地獄の支配者の

一角』らしいルシファーにより異世界的戦闘術を

叩きこまれた。

 

 

あれから一ヶ月。俺の名は鬼井“ローチ”迅三郎。

今は──

 

『ゴースト・ナイン』メンバーとなってる。

 




やっぱ、お伽噺感はゼロです。
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