処女作故、至らぬ部分はご容赦ください。
あえてノックもせずに部屋に入ったアタシを、それでも団長は嬉しそうに迎い入れ、酒を勧めた。
「シラフの女は満足させられないのかい?」
「酔い潰したい訳じゃないさ。折角キミを抱けるのだから秘蔵の一本を空けたくてね?」
まだこちらの返答もないのにグラスに注ぐと、ソファの隣に座るよう指示した。
「それとも一杯で乱れる程に弱かったかな?」
「ハッ、弱味を握らなきゃ口説くことも出来ないヤツを相手にするんだ。酔わなきゃやってられるかよ」
どの道、断れないからこの部屋に来たのだ。近づくのは嫌だったが、ラベルは覚悟を後押しするには十分に上等だった。
隣に座ったアタシの肩に、当然とばかりに団長が腕をまわす。睨んでやっても何処吹く風と言わんばかりだ。
ムカつくから乾杯もせずに呷ってやると、団長は苦笑しながら次を注いだ。
「おい、オマエの相手の後もコッチは仕事なんだ。解ってんだろ?」
「おっとそうだった。では早速…」
団長が顔を寄せてくる。思わずのけぞるアタシの
頭を、無理矢理抱きよせ口付けた。
唇を這う舌に我慢していると、今度は服をはだけさせられる。肩を撫で降りる手は無遠慮に胸を捏ね回した。
「ちょっと、ヤメ、…!」
思わず抗議を開いた口に舌が入り込む。逃げるカラダは押し倒されて、そのまま舌を絡めあった。
団長がアタシを弄ぶ。口腔を責める舌がアタシの思考を鈍らせる。乳房を撫でる手がアタシのカラダを惑わせる。
持ち上げたり、震わせたり、押し寄せたり。豊満な胸は柔らかくその動作に応えて形を変えた。
5本の指白い肌に沈ませながら揉まれる度に、アタシは擽られるような淡い快感を覚えていた。
手のひらで柔らかい刺激を与えられていた乳首を、急に指で弾かれ、思わずカラダを捩らせた。
顔を離した団長がニヤケながら乳首を責め続ける。
「この変態ヤロウが…!」
「お酒、回ってきたね。紅潮してきてるよ?」
再度のキスはもう拒みもしなかった。口腔を舌に蹂躙されながら、乳首の快感に耐え続ける。くるくると乳輪をなぞられたり、上下左右へと押し潰されたり。つねるられ、引っ張られ、固くなった乳首をしごかれ、アタシは腰が浮くのを自覚していた。
「ずっとこうしたかった」
団長が舌を胸に這わす。指とは違う滑りのと弾力のある感触に肌が粟立つ。舐め回され、吸い付かれ、次第に乳頭が固くなっていく。
「…!」
思わず声が出そうになった口を押さえつける。それを見てニヤつく団長から目をそらした。
「我慢することなんてないよ」
手を掴まれ、口を解放される。代わりにソファのクッションを掴んでも、熱くなった吐息が漏れるのを止めることができなかった。
「ほら、こっちも濡れてきてる」
団長の手が下肢へ伸びる。
「やめろ!?ソコは…!」
下着越しに秘裂をなぞられ身体が震える。
薄布越しの柔らかい刺激であったが、此の身に灯った情欲の火種は確実に燃え拡がっていった。
「観念しなよ?その方が気持ち良くなれる」
侵略は止まらずショーツの下に指が潜り込んできた。
片手で胸を、もう一方で秘部を責められ続け、いつしか部屋には水音が発っていた。
「…ちくしょう…」
悪態をつくのが精々、段々と早くなる指先に腰を浮かせ、続く絶頂に涙をこぼしていた。
「そろそろベッドに行こうか。」
最早抵抗する気は失せていた。
寝台の上で全ての服を剥がれ、口を男性器で突かれながら陰唇と恥豆を舐められる。
アタシは段々と陰茎が固くなるのを口腔で感じながら、団長の舌で何度も果てた。
海老反りになるアタシを組伏せ直し、団長が亀頭を密壺に擦りつけ笑う。
「…感じ悪りぃ…」
アタシが睨み付けると、団長は更に口角を上げた。
──ああ、入ってくる──
完全にほぐされた膣はそれだけで果ててしまいそうになる。
いや、それを耐えたことに何の意味があっただろう?
抽出が始まるとアタシは意地も忘れてはしたなく嬌声をあげていた。
「アッ!?アッ!アッ…!」
理性だとか建前だとか、そういったものを快楽が押し流していく…
団長の動きを止めたくて伸ばした手足は絡み付き、より深い衝撃となってアタシを襲っていた。
思わず締まる膣がより直接的に団長の動きを伝えてくる。
段々と早くなる動きに行為の『終わり』を思い出し、思わず口を開いた。
「おい、ナカは…!?やめろ!?」
台詞と身体は逆だった。
愚かにも団長を離さないままに力をこめ、腰と腰を密着させながらそれを迎えた。
「ああ、ウソだろ…?」
じんわりと広がる熱さ。それに応えて飲み干すアタシのカラダ。
互いに見つめあい、今は忘れるために唇を貪り合う。
「ァァン!っアァン!アアン!」
そこからは獣のように交わった。
後ろから腰を打ち付ける団長。
アタシはより求めるように、媚びるように尻を振った。
たわむ胸に手が伸ばされる。
上半身と下半身の両方からの快楽に挟まれてアタシは何度もイった。
何度子宮に精を受けただろう?
陰茎を抜いた穴から白濁が溢れ出る。
息を切らして団長が離れると、部屋の空気が冷たく感じられた。
…終わりだ。
浴室に一人で入り残滓を消す。
膣から止めどなく流れる精液は、時間がないので適当に諦める。
仕事用の装束に袖を通し、団長のリストを読んで燃やす。
片付けをする団長には、特に言葉も交わさず窓から出てウィンターローズの街の屋根を伝う。
あの娘の邪魔になるものは消す。
現王女派とも親しい団長だが、その目的のためにはカラダを許せるほど有益だった。
──汚れ仕事は此処からだ。
気を引き締めるために沸いた思考。その裏の慕情にすら夜の闇が覆い隠している……
基本読むのが漫画だからか、イメージ任せで描写が淡白な感じがする。