德州扒鸡と符离集烧鸡の近親BL話。心情的には符→徳、内容は徳符。
露骨な内容はPixivに置きにくいのでここに投下。上下分けたのはR指定の違い。
空桑に身を寄せる前、あるいは行かない世界線で、職場の飲み会に参加した二人だが、弟が飲まされすぎて前後不覚に酔ってしまう。仕方なく家に連れ帰って介抱する兄だったが、いつもとは様子の違う弟が突飛なことを言い出し――
人物:德州扒鸡(兄)×符离集烧鸡(弟)
設定:空桑に行かない(行く前)の世界線
内容:上の蛇足。近親BL(血縁ではない)でほもえっちするだけ
OoC等:寛容な心で読んでね
息の荒くなった熱い唇を吸いながら、徳州は弟のシャツのボタンを丁寧に上から外していった。健康的に盛り上がった鎖骨にのくぼみに滲んだ汗をそっと舐めとり、露になったピンク色の肌に沿って唇を這わす。
「んっ…」
敏感になっているのか、それだけで甘い声が弾む。
徳州は弟の薄くて柔らかな肌を吸いながら、彼のベルトを解き、ズボンのホックに手をかけた。
すでに膨張していた股間は、きつく衣服を押し上げており、間違えて挟んでしまわないように、慎重にファスナーを下ろす。
そして口づけを腹から下腹部へ、そして股間へとたどり着くと、徳州は盛り上がったショーツの端を咥えてめくった。
(…熱い)
現れたそれは熱く硬く腫れあがっており、今にも絶頂を迎えてしまいそうだった。
涎を垂らしてぬらぬらと濡れた先端に、徳州がそっとキスをすると、符離のうめき声と共に肉棒が細かく震えた。
「…気持ちいい?」
徳州は片手で熱いそれを保持し、もう片方の手で符離のズボンとショーツを脱がせる。
「どきどきする…」
符離は潤んだ瞳で自身の股間に埋もれる美しい兄の顔を眺めた。とても興奮する。
(あの兄貴が、俺の…してくれる)
それだけでも符離にとっては夢見心地な絵面だった。
徳州は、弟の湿気と熱を孕む先端に唇を近づけると、貯めていた唾液を口から垂らした。片手で零れ落ちる液体をせき止め、もう片方の手でぬめりを棒全体に広げていく。
徳州の手は暖かく、細くしなやかに動き回り、符離の欲望は否応なく高まっていった。
「はっ…あ、…」
符離は荒い息でソファに爪を立てる。
德州は少し口を大きめに開いて、まだ濡れ足りないそれの先端を口に含んだ。
「あッ!やっ…」
急にしっとりとした温かみに包まれたからか、符離のそれが膨らみ、先端からドクドクと脈打つように熱い流れが零れ出て徳州の口の中に広がった。
徳州は慌てて口を放すが、止まらぬ勢いは彼の顔を汚し、符離自身の引き締まった腹の上に白い汚濁をぶちまけた。
「…お漏らし」
徳州がぽたぽたと髪や顎から粘液を滴らせながら呟く。そして汚れた口の周りを舐めとるのを見て、符離は真っ赤になった。
「ごめ…ごめんっ…兄貴…」
泣き出しそうに潤んだ瞳で謝る弟の表情を見て、徳州は優し気に微笑んだ。
「大丈夫」
そして符離の臍の上の粘液を指で掬い上げると、その尻の割れ目に沿って細い指を滑らせ、しわくちゃの窪みに粘液を擦り付けた。
「――っ!!」
符離はびくりと震えて足を縮める。
その様子を見て、性液にまみれた平静な顔で徳州が訊ねる。
「やめる?」
しかし符離は意地になって首を横に振った。
「いやだ!やめない!」
「そう。いい子」
そう言って徳州は、符離の細い腰を抱き上げ、尻穴が良く見えるように腰をあげさせた。
「脚、持って」
予告なく恥ずかしい格好にされた符離は湯気が出そうなほど赤い顔をして、それでも自らの両ひざをそれぞれ持って、兄に陰部を開いた。
徳州が、再び唾液を垂らし、符離自身の精液と混ぜて穴に塗りつける。
しっかりと引き締まったそこは、まごうことなく誰の手も入ってない潔癖の場所だった。
弟の純潔に気を良くした德州は、十分に濡らしたそこに小指の先を押し入れた。
途端、異物感に符離が小さな悲鳴をあげる。
「…痛い?」
尋ねる間も徳州は入り口周りの皺を丁寧に伸ばし続ける。
符離は硬く口を結んで、首を左右に振った。しかし、本当は不安で怖くてたまらなかった彼は、脚を放し、震える両手を兄に向って差し伸べた。
それに気づいた徳州が、身を乗り出して符離に顔を近づけた。
その白いシャツの襟を握りしめ、符離はキスを求めようとしたが、徳州は急に動揺し、顔を背けてそれを拒絶した。
「だめ、汚れてるから…」
自分が弟の体液で汚れるのは構わなかったが、それを彼の顔や髪に擦り付けてしまうのは気が進まなかった。あくまで徳州は、大事な人を大切に扱いたいのだった。
符離はその反応に傷つき、弱弱しく手を引っ込めた。
「俺の…嫌だった?」
「そうじゃない」
すぐに徳州は首を振って否定した。
言葉に迷った徳州は、遠慮がちに遠回しな言い方を選んだ。
「これは少し、苦いから…」
キスをすると、味が移ると言いたいのだろう。察した符離は、今度は迷いなく徳州の首っ玉に噛り付き、キスをお見舞いした。
「っふ、符、やめて」
徳州は手で弟を押しのけようとするが、手も汚れてることに気付いて結局首を振って彼の唇から逃れるしかなかった。
「なんでお前が俺のを口に入れてもよくて、俺は自分のを口にしたら汚れたことになるんだ?」
「それは…ええと、…」
たしかに言われてみれば理屈がおかしい気もしたが、とにかく徳州は弟に気持ちよくなって欲しいだけで、彼を汚したくはなかったのである。その基準も当人以外には理解不能だが。
困ったようにうろたえる兄を見て、符離は胸が酸っぱくなるような気持ちになった。
いつも偉そうにして説教ばかりする兄だが、符離のこととなると狼狽してしまうところが、彼が德州を嫌いになれないどころか好きになってしまう一面なのだ。同時に、兄が心から自分を愛していると実感することができ、符離は温かい気持ちになれるのである。
困って眉尻を下げる兄の顔を両手で包んで、符離は再びゆっくりとキスをした。そして散々舌を差し入れた後に唇を離し、唾液まみれの口で言った。
「これで俺も徳州の味になった。だろ?」
その言葉を聞いて何故か顔を紅くした兄は、ぷいと横を向いた。
兄の様子を見てご機嫌になった符離は、笑顔で徳州の首に抱きつき、つややかな銀髪の間から覗く耳に囁いた。
「ねえ、続けて…」
すると徳州はまだ少し恥じらったままの顔を符離の方へ向け、小さな声で質問した。
「ちょっと物を…とってきてもいい?」
「え?」
符離はきょとんとしてその銀色の瞳を見つめ返した。
***
德州は手を洗いにソファを立ち、自室から二つの小箱を持ってすぐに戻ってきた。
そしてひとつをテーブルの上に置き、もう一つを開封し、中身をズボンの後ろポケットにつっこんだ。
「これは何?」
符離がテーブルに置かれた箱を持ち上げ、しげしげと眺める。
洗練されたデザインで、表裏はイラストだけ、箱の側面に細かい文字で何かがびっしりと書かれていた。
徳州は再びソファに戻ってくると、符離の質問に答えながら、箱を取り上げて開封した。
「潤滑剤」
中から出てきたのは、プラントチューブのようなボトルに入った使い捨てオイルだった。
「え、これ…」
符離は自分の想像に動揺して、何度目かに頬を火照らせる。
「そう」
徳州は涼しい顔でチューブを開けると、中身を手の平にだした。少し粘度のある透明な液体だ。
その様子を固唾を飲んでじっと見つめていた符を正面から抱きしめると、潤滑剤を付けた手を背後に回した。
「…っ!」
後ろに再び指が差し込まれると、符離はびくりと背筋を反らした。その体を徳州がもう片方の手でしっかりと抱きしめる。
「痛い?」
徳州が耳元で囁く。符離は胸元と耳元で、兄の匂いに包まれ、興奮したまま首を横に振った。
「さっきよりぬるぬる滑る…」
「そりゃね」
徳州はときどきボトルからオイルを足し、符離の秘部に指を出し入れし、丁寧に広げていく。その異物感に符離の息は荒くなり、一度は満足したはずの股間が再び熱を帯びていた。
「あっ…はっ…、う…」
徳州は指を増やし、横や縦にわざと広げ、ときおり内部の突起をとんとんと叩いたりする。
「や、やだ、指、叩かないで…」
徳州はくすりと耳元で笑うと、同じ場所でさらに動作を続け、符離をからかったりもした。
言いようのない不安感と快感の混合に、符離は唸り声をあげ、兄のシャツに嚙みついた。
「そうだ…お前も脱げよ!俺ばっかり恥ずかしい格好させて…」
符離は現在シャツ一枚を着てるのみで他は全裸である。対する德州は襟元のボタンを外しただけでズボンもシャツも普段通りの着こなしであった。
(それもそうだな)
符離を可愛がるのに夢中で脱ぐのを忘れていただけなのだが、徳州は弟に意地悪なリクエストをした。
「このまま脱がせて」
「ん…」
符離はわずかに頷くと、徳州のシャツのボタンを上から順に外し始めた。
しかし、その動作の最中も徳州が手を緩める気配はないどころか、シャツを脱がそうとしたところで、二本だった指を三本に増やした。
「んんんーっ!?」
びっくりした符離は、兄のシャツをがむしゃらに握りしめてすがりついた。
「大丈夫?」
そう言いながらも指を止める気配はない。第三関節ぎりぎりまで指を埋めると、弟の喘ぎ声が一層大きくなった。
「やっ…はっ、やだ、埋めないでぇっ!」
必死な懇願をきいて、徳州は手を止め、弟の顔を覗き込んだ。
符離は真っ赤な顔でぎゅっと目を瞑り、噴き出した汗か涙かわからない液体がまつ毛に液だまりを作り、半開きの口で悩まし気な表情をしていた。
少なくとも、痛いわけではなさそうだ。
徳州は符離の体を支えていた手を背中に回し、あやすようにさする。
「大丈夫、リラックスして」
符離が数呼吸大きく息をつくと、徳州は指の動きを再開させた。
「あっ…わ、んあっ…」
そんな符離の耳元で再び囁く。
「ちゃんと脱がせて」
符離は涙目を開き、震える手で従順にシャツのボタンを開けきり、ズボンに手をかけた。
ちゅぶ、くちゅ、くち、――
その間も背後のいじりは続いており、符離の穴は三本の奔放な指に弄ばれていた。
入口から指一本分の深さにあるひだに三本を差し入れ、指先を入れ替えたりこねたり広げたりして、符離の敏感な締め付けをゆっくりと緩めていった。
「やっ、やっ、やだ、もうやだ、やめてえ!」
徳州のズボンのベルトを外しきらないうちに、符離は体験したことのない不安と快感に、ついに音を上げてしまった。
徳州はすぐに指を抜いて屈んでしまった符離を抱き起こし、入れてないほうの手で抱きしめた。
「…怖い?」
すると符離は子供のように何度も頷いた。
「ここでやめる?」
しかしそう訊くと、符離は頑なに首を横に振る。
「やだ…兄貴が欲しい、やめないで」
「…ほしがり。」
徳州は少し呆れた顔で再び弟をしっかりと抱きしめた。けれども、その姿が可愛いと思ってしまっているのは彼の心の中だけの秘密だ。
徳州はズボンのポケットから例のものをとりだし、自分で残りの服を脱ぐと、符離をソファに横たわらせた。そして弟の滑らかな両足を両腕に抱えると、浮いた腰の下にクッションを差し込み、符離に覆いかぶさってキスをした。
符離は喜んでそれを受け入れ、兄の首を両腕で再び拘束した。
弟の目の届かないところで準備を終えた徳州は、符離の秘部に己を正しく直角に合わせると、体重をかけて押した。
キスに夢中になっていた符離が下腹部の異変に気付き、小さな悲鳴をあげる。しかしそれは徳州の口づけによって全て塞がれてしまった。
「んん――――!」
震える手が兄の肩に爪をたて、少しえぐった。
徳州は少しだけ顔をしかめたが、ゆっくり、ゆっくりと圧力をかけ、ついに符離の内部に自身を埋めることに成功した。
腰を止めて符離の顔をみやると、彼は荒い息で目を見開き、天井を見つめていた。
その可哀想な姿に胸が痛んだ徳州は、彼の頬や髪をそっと撫で、何度も頬ずりした。
「…大丈夫?」
すると、震えていたが、意外に気丈な声が返ってきた。
「平…気。でも、大きくて、きつい…」
それを聞いて、徳州は一旦自身を取り出した。
「あああはっ!?」
符離の悲鳴と共に、大きなモノを加えこんでいた符離の蕾が、震えて縮こまる。それと共に、彼の体がまるで電気に撃たれたかのように大きく痙攣する。
徳州はまるで自分が刺されたかのような痛々し気な表情で、きつく目を閉じた符離の頭を再び抱きしめた。
「ごめん。苦しいよね…」
しかし、符離はきつく目を閉じたままうわごとの様に口走った。
「いやだ、いやだ、苦しくなんかない、もっと兄貴がほしい…」
辛そうな弟に罪悪感を覚え、徳州には迷いが生じていた。
やめたい。だけど、求められている。
少しの沈黙の後、徳州は再び静かに弟に訪ねた。
「滑りをよくしてみる…もう一度頑張れる?」
符離は目を閉じたまま、何度も頷いた。
それを聞いて徳州は身を起こし、少し萎えかけた自らを奮い立たせつつ、もう一本チューブを手に取った。そして柔らかいプラスチック製の蓋を歯で食いちぎると、符離の秘部に先端を差し入れ、中身を押し出した。
チューブを入れられたことはわかったが、常温に温められた液体は意外と感触がなく、符離には謎の間が気になって仕方がなかった。
やっと準備が終わったのか、徳州が再び彼に声をかけた。
「挿れるよ」
「…うん」
符離は息を止めて足をこわばらせた。
その様子を見て徳州がぷっと噴き出す。
「な、なにがおかしいんだよ?」
「いや…」
(まるで乙女みたい。)
自分の比喩に自分で笑いながら、徳州は再び符離を抱きしめた。
「符は可愛い。」
僅かに染まった頬に満面の笑みを載せて、愛し気に見つめられる。
これはどんな爆弾よりも符離に効いた。
「ば、ば、ばっ、ばっかじゃねえの!!」
真っ赤になった弟の顔は熟れた桃のようにおいしそうで、徳州は慈しむように頬にキスをし、もう一度同じことを言った。
「挿れるよ」
そして腰に力を入れる。
先ほどとはうってかわって柔らかくなった背後の穴が、徳州の硬い棒をすんなり受け入れた。
ぬるっとした感触と共に柔らかい内臓を押し上げられる刺激に、符離は思わず高い声をあげた。
今まで出したことのないような蠱惑的な喘ぎ声に、符離は自分でびっくりして即座に手で口を覆った。
しかし徳州がその手を柔らかく握り、口から外させる。
「大丈夫、恥ずかしがらないで。…聞かせて」
そして片手を符離の腰に添え、片手で符離の手首を握り、徳州はゆっくりと腰を動かし始めた。
最初はくびれまで波のようにゆっくりと自身を引いては入れ、符離の内部の滑りをよくすることに専念した。
符離はぼんやりとした紅の瞳で荒い息を繰り返していたが、だんだんと興奮が高まっていくことに自分自身で気づいていた。
彼の股間は再び腫れあがり、腰の動きに合わせてふるふると痙攣しては涎を垂らしていた。
少し慣れたと判断した徳州は、引き絞られていた内部のひだに圧をかけ、先端を突き抜けさせた。
「ああっ⁉」
思わぬ刺激に符離の喘ぎ声が漏れる。
その声を聴きながら、徳州はゆっくりと何度も狭い肉壁から肉棒を抜き出しては押し入れ、符離の嬌声を引き出していった。
「やっ、へんっ、そこっ…あっ、はっ…」
挿れるたびに奥へ、奥へと進んでいく。
今や符離の臀部は、徳州の肉棒のほとんどを飲み込んでいた。
「はっ…はっ…はぁっ…んっ、はあっ…」
規則正しいリズムに、符離の表情はどんどん蕩けるような甘い顔へと変化していった。
(かわいい…)
自分が弟を昂らせているのだと思うと、俄然やる気のわきあがる兄なのであった。
少し強めに腰を叩きつけると、早速甲高い嬌声があがった。
指の届かない最奥の突き当りに、徳州は何度も先端をぶつけた。そのたびに符離は甘い声でうめき、腰や足を震わせ、全身で兄の体を感じているようだった。
握った手は今や汗だくで、ともすると滑りそうな掌に掌を重ねると、彼は力いっぱい指を折り合わせてきた。
符離は体が揺れるに任せ、先端が気持ちのいい場所に当たるように腰をくねらせる。それは徳州をよりいっそう興奮させた。
奥へ、奥へと激しく突いていくうちに、ついに徳州の先端がきつく絞られていた結腸の入り口を押し上げた。
「――ッ!?!!」
符離は声にならない叫びを喉に詰まらせ、綺麗な弧を描いて反り返った。
力んだ脚が徳州の腰を締め付け、腰骨がくっきりと浮き上がり、真っ赤に上気した顔にぽっかり開いた半開きの口は涎を零した。
徳州は少し止まったものの、符離の反応見たさに同じ場所にさらに力強くたたきつけ始めた。
「あッ、んあッ、あッ、あッ、あッ、ああ、、あああああっ!!」
入ってはいけない奥の場所に何度も何度も徳州の先端が出し挿れされ、符離は気が狂わんばかりに喘いで自ら力の入らない脚を開いていった。
湿りけのある粘ついた音が部屋を支配し、符離の悲鳴と、徳州の荒い息が織り交ざり、やがてそれは符離のひときわ深い呻きによって唐突に途切れた。
「あ゛ッ―――…」
膨れ上がった熱い熱が、肚の中へドクドクと音を立てて注がれていく。
あがこうともがこうと、しっかりと掴まれた腰が逃げることを許さない。それなのに、痙攣した体は欲しがって相手を締め付け、吸い上げていく。
「や…ハ……ァ……っ……。」
徳州が腰を掴んでいた手を緩めると、空気が抜けてしまった風船のように符離の体から力が抜けた。例外的に彼の肉壁だけはしっかりと徳州を噛み締めて離さなかったが。
気を失った弟の様子をしばらく眺め、甘い思いを嚙み締めた徳州は柔らかくなった自身を慎重に引き抜いた。
しかし、こっそりつけたゴムが途中で脱がされそうになり、注意深く抑えながら抜いていくと、くびれに咥えられていた白濁の溜まった先端部が反動で勢いよく跳び出してきた。
「んんッ!!」
気を失っていると思っていた符離が、引き抜くと同時に全身を大きく震わせ、よがり声と共に太腿をすり合わせた。
悩まし気な挙動に徳州は驚き、その様子をしばらく見つめていたが、甘いうめき声は収まることなくむしろすすり泣きのような声に変わり、符離のつま先がソファを何度も力なく引っ搔いては滑った。
(…どうしよう)
困って視線を落としていた徳州の視界に、まだ腫れたままでいる符離の自身があることに気付き、徳州はそれを両手でそっと包んだ。そしてぬらついた先っ穂を滑るように撫でる――。
「いやあああ――――――っ!!!」
幾く撫でもしないうちに、符離は掠れた喉で絶叫をあげ、自身の内部からドクドクと白濁をまき散らしながら痙攣した。本能的に震える体を置き去りにして、彼は今度こそ完全に気を失ったのだった――。
***アフターケア
次に符離が目覚めたのは、自分の部屋のベッドの中だった。
太陽はとうに高く登り、少なくとも朝でないことは確かだった。
恐ろしく頭が痛い。そして何故か全身が泥に沈んだように重たかった。しかし不快ではなく、むしろ体の中心が爽やかに温かい。
(たしか昨日は…)
符離はおぼろげな記憶をたどる。
職場の飲み会で、他部署の上司と同席になり、数え切れない杯を空けさせられたこと、途中で徳州に引きずられて帰り道を歩いたこと…。
記憶はそこで途切れていた。本当に歩いて帰ってきたのか?
符離はキルトからごそごそと重い腕を持ち上げ、自分の頭に触れる。
彼は自分のパジャマを着ており、袖まできっちりボタンが留められていた。髪は洗ったようにさらさらで、いつもつけているヘアピンは行方不明だった。
つまり、記憶はないが、帰宅してちゃんと風呂に入ったらしい。
その時、玄関のドアに鍵を差し入れる音がし、紙袋の音をさせながら人が入ってきた。――徳州だろう。
ダイニングに袋を下ろすと、彼は直接符離の部屋に入ってきた。
目を覚ましている符離を見つけて、徳州は二、三度瞬きをした。
そして少しの沈黙を挟んでから尋ねる。
「気分はどう?」
「最悪…頭痛い」
徳州は神妙な面持ちでベッドサイドに歩み寄ると、符離にかけたキルトを丁寧に整え直した。
「飲みすぎだな」
「なあ徳州」
呼びかけられ、徳州は無言で符離に顔を向ける。見えない緊張が徳州の内側を這った。
しかし、紡ぎ出された言葉は、徳州の予想とは大きく異なるものだった。
「俺、昨日、どうやって帰ってきたんだ?風呂も入ったみたいだけど記憶にねぇ…」
くしゃくしゃと髪を掻きむしり、符離は頭痛に再びうめいた。
「…覚えてないのか?」
徳州は慎重に尋ねた。
「俺、なにかした?」
「……。」
徳州は目を閉じたままの弟の顔をじっと見遣った。それはいつもの彼だった。
内心少し寂しさを覚えながらも、徳州は首を横に振った。
「水を持ってくるよ。今度こそちゃんと飲んでね」
「ええ…?」
その言い方に符離は困惑し、徳州を引き留めようとした。
「なに。俺、水一杯で何かしたわけ??」
徳州は戸口に手をかけ、珍しく満面の笑顔で振り返った。
「ふふ…、内緒。」
「はぁ~~~~~~??」
でもきっと、次があるでしょう。
兄は上機嫌で台所に向かうのだった。
初めてR18に挑戦してみた結果、女子が好むBLと程遠くなりpixivに投稿できなくなってしまった何か。初めてということでガバガバな心で許してください。調子に乗って続きも書くかもしれない。
続き「魔薬」(R-18,R-18G)
https://syosetu.org/novel/260377/