お品書き
・シャイニング先生とシャワー
・本番ありの博閃いちゃらぶ(淫紋刻印イメプ)
本当はピロートークも書きたかったのですが、書いているうちに「なんか違う!!!!!!」となったので今回はオミットさせていただきました、ご了承ください。
今回もリクエスト品となります、ぜひお楽しみください。
「ドクター、そろそろ休憩にしましょうか」
「……まだ早くないか?」
横開きのドアが閉まる音、コーヒーの匂いが鼻先を擽る。パンチ止めした書類を置いて視線を上げれば、相変わらずインテリアが一切増えない執務室に『容姿端麗』を絵に描いたような女性が入ってくる所だった。黒いコートに映える白皙と卯の花色の長い髪、慈愛と意志の強さを等分に宿す黒鳶色の双眸は、今は柔和に細まっている。
「秒針が止まっていますよ、今は6時47分です」
「あ」
前回の休暇に買ったペアマグをデスクに於いて、彼女____旅医者のシャイニングがくつくつと薄く笑った。
「……うん、美味い」
「誤魔化しているおつもりですか?」
「言わないでくれ、恥ずかしい」
頬が熱くなるのを自覚しながら視線を逃がすようにコーヒーを呷って、曖昧に笑い返す。向かいのソファーに腰掛けた彼女が少し呆れたように笑みを深めて、同じようにコーヒーを一口含んだ。置時計の電池を取り換えて隣に座れば、側頭に伸びる角が当たらないよう少し首を傾げながら、シャイニングが肩を預けてくる。
終業前数分間、ごく短い時間の共有。
多くのオペレーターと同時に関わる都合上会話を通してのコミュニケーションが氾濫する毎日の中で、こうして静かに寄り添っていてくれる彼女の存在は、既に彼の中で『仕事仲間』以上の意味を持っていた。
「その、ドクター」
白い包帯に覆われた掌から延びるシャイニングの細指が、座面を這ってするするとドクターの手に絡まる。彼女との付き合いもそれなりの長期に渡るから、その後に続く言葉を彼は覚えている。
「今夜は、空いていますか」
故にドクターは彼女の手を握り返し、ごく僅かに頷くことで応えた。確と絡み合った掌が、手袋越しにでも熱い鼓動を感じ取る。どくり、どくりと、灯った情欲を通じて心拍が重なる。それを心地良く思うのは、きっと双方ともに同じだった。
「では……、消灯後にそちらへ向かいます」
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「痒いところはありませんか、ドクター」
「ああ、気持ちいいよ」
白い泡に塗れた細指が、背後からわしゃわしゃとドクターの髪を掻く。彼の自室に備えつけられたごく小さな浴室の中、一糸纏わない姿の二人がいた。裸体を見せ合うのにも慣れてしまったからか、この後に起こることを想像して互いの身体が既に準備を整えているのが目に入っても、恥じらうことは無い。
シャワーを浴びて泡を洗い流し、立ち位置を入れ替えて今度はドクターがシャイニングの身体にタオルを這わす。布越しにも伝わる濡れた肌の柔らかさに、否応無しに精巣が煮え立つ。それをおくびにも出さずに背中の泡を一旦流し、今度は身体の前面に腕を回す。
『あくまで洗っているだけ』という体裁を保ったまま、ボディーソープ塗れの両手で彼女の身体を
「ん……っ、ドクター?触り方が厭らしいですよ……?」
「悪い、だが傷つける訳にもいかないだろう」
「それはありがたいのですが……、もう、上がるまでは我慢なさって下さい」
差し止めようとした細腕をすり抜けて下腹に向かったドクターの右手が、ぱちりと軽く叩かれた。すこし不機嫌そうに振り返るシャイニングの視線に肩を竦めてシャワーのノブを握った彼の鼻先を指でつついた彼女が、一転して蠱惑的に微笑む。
「今夜は『お楽しみ』を用意していますから、先に上がって待っていてくださいますか?ドクター」
慣れたような口調で、やはり不慣れさを隠せない彼女の震えた声に理性が罅割れるのを気力で抑えつけて頷き、シャワールームを後にすること十数分。ぎいと引き戸の開く音がベッドに腰掛けたドクターの耳に届き、その方向に目をやった彼の姿勢がふと固まった。
最初に目が向いたのは髪、乾かした直後特有のふわついた白金の髪が月明りに煌めく。
次にその身体に纏う、下着というには余りにも心許ない布切れ。視線を引き寄せるつんと上向いた双丘、くびれた腰に安産型の臀部から伸びる長い脚、淫靡ながら奇跡的なバランスで芸術品のような精緻さを感じさせる肢体を薄い布のネグリジェが覆い、抜けるような白さとのコントラストが堪らなく淫靡に映えた。
「シャイニング……、その、それは……」
だが何よりも目を惹いたのは、彼女のなだらかに引き締まった下腹に張り付いた、ハートマークに刺々しい茨の意匠を加えたようなタトゥーだった。
いや、正確にはタトゥーを模したシール_観光都市シエスタに訪れた際に彼自身腕に貼り付けたことがある_なのだろうが、それが淡く桃色に光っているのはどういう理屈なのだろうか。と止まりかけた思考を見当違いな方向に働かせている間に、彼女は目の前に近付いている。
「男性は、
「いやいやいや、どこ情報だ、それ」
思わず仰け反ったドクターを追いかけるように諸手を突いて顔を肉薄させたシャイニングが、僅かに首を傾げた上目遣いで、さもしおらしい風を装って囁いた。
「……嫌いですか?」
「そういう訳じゃ……ぁッ!?」
彼女の繊手が、ボクサーパンツの上から既に怒張していた逸物に触れる。
「そうですか、ドクターはお嫌いですか……、ふふっ……」
否定しかけたドクターの声に聞こえないフリをして、細指が蜘蛛のように股座を這いまわる。互いに多忙な中、僅かな休憩時間の間に手とキスだけで『処理』することも珍しくないシャイニングの技巧は、既に彼専属娼婦の様相を呈していた。
「こうやって指で挟み込んで、裏筋を圧迫しながら亀頭の段差を、ねちねちねち……とされるのも、お嫌いなのですか、ドクター……?」
「……ッ! ……~~ッ」
急激に与えられる快楽を堪え切れず、シーツを握りしめ、空いた手で眼を覆ってドクターの身体が仰け反る。その姿に愛おしげに眼を細め、跨るように身体を乗り上げてシャイニングがまたも囁く。
「こんなに先走りを零して……、いつもより興奮してくれているのですね……♡」
「は、ァ……っ、貴方こそ、今日は積極的だな……?」
「ええ、実は私……、今夜は特別空腹なのです」
「は?」と本日二度目になるフリーズを起こしたドクターを他所に、彼女は自らの黒いショーツをずり下ろした。水音を立てて幾本もの銀糸を引いた布が視界から消えると同時に、下腹に張り付いた……否、刻まれた淫紋がぼんやりと明滅を繰り返す。
困惑したままのドクターの顔に両手を添え、視線を合わせてシャイニングが続ける。
「胎の奥が……疼いて、疼いて、堪らない。飢えて、いるのです……どうしようも無く……。兎に角、その、貴方に……この『飢え』を満たして頂きたいのです」
スモーキークォーツの双眸に桃色の反射光を宿して淫靡に、だが相反するように耳まで朱に染めて宣う彼女に、困惑と興奮を半々にしていたドクターもようやく気付く。
「あー……分かった、つまり、満足させれば良いんだな」
「……はい、そうです。その通りです。ですから……、その」
「分かった、任せてくれ」
これは俗に、『イメージプレイ』と呼称されるものだと。
ベッドの上で仰向けに寝転んだドクターの上にシャイニングが跨り、互いの呼吸の音だけが響く。既に一糸纏わぬ姿となったシャイニングが、ゆっくりと腰を落としていく。薄い膜越しにも感じる熱さと柔らかさに、ドクターが僅かに眉根を寄せた。
既に十分に濡れそぼった秘裂は、彼の剛直を抵抗なく受け入れた。だが、そこから先の侵入を拒むかのように膣壁がぎゅっと収縮し、肉棒を噛み締めて押し戻そうとする。そこで一旦動きを止めて、シャイニングが艶っぽく息を吐いた。
ドクターは彼女の腰に手を回して支えながら、静かに囁く。
「……焦らさないでくれ」
「あ、いえ、違うんです、ただ……」
「ただ?」
「…………少し、怖くて」
「怖い?」
「はい……。ドクター、お願いします、手を握ってくださいませんか……?」
震える声で懇願され、ドクターは言われるがまま、彼女の細い指に自分のそれを絡ませる。
安心したように頬を緩めたシャイニングが、再び腰を落とした。
「んっ、ふぅっ、はぁっ……♡」
少しずつ、少しずつ、奥へ、奥へと肉棒を飲み込んでいく。やがてこつりと膣奥まで到達すると、二人ほぼ同時に大きく息を吐いた。涎に塗れた肉襞がみっちりと剛直に吸い付き、揺すられる腰の動きに伴って穏やかに、だが堪えようの無い快楽を脳に奔らせる。
「飢えてるんだろう、好きに食ってくれ」
「……はっ……ぁ、では……動きます、ね……っ」
一息置いて、シャイニングがドクターの胸板に手を突き、慣らすように揺すっていた腰を浮かせ始める。それだけの動きで十分すぎるほどに快楽を感じているらしく、彼女のしなやかな総身が小刻みに震えた。やがて亀頭が露出するぎりぎりの高さにまで持ち上げると、ぱちゅんっ、と水音を立てて腰が落とされる。
無論、一度の上下運動だけで情交が終わる筈も無い。今度は先ほどよりも少し速く持ち上げ、腰が落とされる。その次はまたもう少し速く、その次も速く、その次はもっと速く。
「は、んうっ……、は、ぁ、あぁ……っ♡」
一度始まれば止まらない。塩水で乾きを潤すように、快楽を受け取れば受け取るほど『飢え』は増大する……という演技の筈が、彼女自身も気付かぬ内に彼女の身体を燃え上がらせていた。ぱちゅ、ぱちゅ、ぱちゅ、と断続的に水音が鳴り、その度に微細な絶頂がぱちぱちと弾け、嬌声が溢れ、髪が乱れるのも構わずに身体を躍らせる。
「ドク、ター……っ♡ 手、手をっ、にぎっ、て……ッ♡」
たどたどしい要求にドクターはすぐさま応えた。その上で膣奥を突き上げられば、容易く本気の絶頂に意識が押し上げられ、膣内が何度も収縮を繰り返す。耐えかねたのか握り合った掌に力が籠り、薄い避妊具越しに熱い精が打ち付けられた。
たっぷり数秒ほどかけて絶頂の波に揺蕩っていたシャイニングの身体が、弛緩して彼の上に倒れ込む。その反動で挿入されていた剛直が抜け、べったりと愛液に塗れたそれが外気に触れる。普段ならばこのまま一息ついてからもう一度シャワーを浴び、ベッドを整えて眠りに就く。だが今夜は違う、彼女は飢えているのだから。
今度はドクターが脱力したままのシャイニングの身体を横たえ、立ち上がってその細腰を掴む。
「あ……、ドクター、待って、少し、やすませ……」
「『飢えている』んだろう、遠慮しないで、くれっ!」
ぎらぎらとその眼に獣欲を滾らせて、ドクターが一息に剛直を突き込む。最奥ではなく膣道の中間より少し奥、腹側を抉るように亀頭を押し込まれると、彼女は発言の中断を余儀なくされた。
先ほどよりも激しく明滅を繰り返している下腹のタトゥーシール、いつもより数段きつく締まる膣内、薄桃色の反射光が灯る潤んだ双眸まで、何もかもが生殖本能を擽り、彼の雄の部分を苛立たせる。萎える気がしない。
「い……っつも、より、おお、き、いぃッ♡」
強すぎる快感を堪えるようにシーツを握りしめる両手を捉えて握りしめ、磔にでもするかのように覆い被さって、ピストン運動を再開した。既に解れ切った膣内に遠慮無く、前述の弱点を何度も執拗に抉る。その度に締め付けが強まり、自慰行為が馬鹿馬鹿しくなるほどの快感がドクター自身にも与えられる。
握り合っていた筈の手はいつの間に彼女の背中に回されていた。押し潰すような姿勢になりながら腰の動きを速め、相手を善がらせるためではなく、精を吐き出すために膣奥を殴打し、ごつごつと鈴口を押し付ける。
その度にシャイニングの身体が稲妻に貫かれたように跳ね、彼女を快楽の底に何度も叩き落す。既にそのかんばせに普段の慈愛も怜悧さも無く、理性の残骸はせめてしっかりとドクターの身体を受けとめる姿勢をとる為に動員された。
「お”ッ……うッ♡♡ は、やぁッ♡ はぐ……っ」
言語能力を失いかけたシャイニングがドクターの背中に爪を立て、肩口に緩く噛みつく。その僅かな痛みがスイッチになったように、更にピストンが速く、小刻みになる。
「……ッく」
「~~~~ッ♡♡」
僅かに漏れる呻き声と同時に、再度避妊具越しの精が奔った。互いの身体ががくがくと震え、溶け合うような感覚にため息すら零れる。ルーティンのように数秒のインターバルを経て肉棒が引き抜かれると、避妊具の先端が雫型にたっぷりと膨らんでいた。
「はぁ……っ、は……ぁ、ドクター……」
「……元はと言えば、焚きつけたのは貴女の方だからな」
「……?」
未だ連続絶頂の余韻に浸り、彼の姿をぼうっと見つめたままのシャイニングの目の前で、ドクターは次の避妊具を取り出して、慣れた手つきで怒張したままの逸物に取り付ける。一拍置いてその意味を理解したらしい彼女の表情が固まり、その一秒後にどろりと蕩けた。
「はい……っ、満足するまで、どうぞ……♡」
最早どちらが飢えていて、どちらが与える側なのか定かではない。だが、そんなことは些末事に過ぎない。重要なのは、互いが互いを求めあっていて、時間と避妊具はまだまだ残っているという事なのだから。
次回更新は「ア、アブサント!やめろ!お前はそんな子じゃないだろ!よしなさい!アッ待って!マジでやめて!待って!待って下さい!お願いします!(タイトルと本編の内容は無関係です)」を予定しています。
毎回書いていますがリクエスト等は常に受け付けております、採用するかは別問題ですが感想同様気軽に書いていただけると嬉しいです。