レミリアさんの命令で十六夜咲夜さんが白昼堂々の露出行為をしたり行きずりの男を誘惑したりしてるあいだに昂ぶってしまい本物の痴女と化し生交尾に至るスケベです。


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十六夜咲夜の白昼堂々強制痴女交尾

 十六夜咲夜が里の大通りを歩くと、人々は多少なりざわつく。切れ長の目に、澄んだ群青の瞳。筋の通った高い鼻、柔らかな頬。薄くもふっくらとして艶めいた唇。どこをとっても一級品であり、まさにすこぶるつきの美人といえた。

「おい、あれ紅魔館のメイドさんだよな?」

「なんであんなカッコしてんだ? へへ、まあ眼福だけどさ」

「ママ、あの人どうしたの?」

 が、今日に限っては、少し事情が違っていた。むしろ彼女の格好に原因があった。白昼堂々、公共の場をうろつくには余りにセンシティブな、彼女の服装に。

 ざわざわと、周りから聞こえてくる声は、どれも自分に言及している。強烈な羞恥で、頭に血が上るのを感じる。もちろん、人前で赤面などするのは、完全で瀟洒の二つ名に相応しくない。努めて、何事もないかのごとく振る舞う。その態度と姿のミスマッチ具合が、なおさら周囲の注目を集めていた。

 いつものメイド服も、里人が基本的に和装であるのを踏まえると、目立つ。とはいえ、今着ている衣装ほどではない。レザー製のコルセットボンデージで、肌の八割ほどが露出している。

「オッ、今見えたぞ!」

「くそ、もうちょっとなんだけどなぁ……」

 特筆すべきはDカップの美乳だ。蝙蝠の翼を模した飾りだけで隠されている。チョーカーとガーターベルトにベルトで接続されており、身体動作に連動して羽がパタパタ動くギミックつきだ。

 羽が動けば、桃色の先端がチラチラと姿をうかがわせる。観衆もそれに気付いたらしく、どうにか覗き見たいと躍起になっていた。

 ショーツは鼠径部の輪郭や陰毛の茂みが見えるほどのローライズだ。後ろからは尻たぶのラインが丸見えだった。無遠慮な視線を集めまくっているのは、いうまでもない。

 腕と脚はレザーのロンググローブとニーソックスで覆われているが、肝心の胴体がまるでカバーされていない。おかげで、かえって性的にすら感じられる。

 寸分の狂いもない咲夜の肉体の美しさゆえに、裸婦画や裸婦像と同じ一種の芸術として昇華されている。そうでなければ、下品でしかない服装だった。

 こんなものを個人で所有しているわけもない。主であるレミリア・スカーレットが己の魔力で編み上げたワンオフ品だった。

 月に行きましょう、ペットが飼いたいわ、年越し蕎麦つくってくれない? 等々。主からの無茶振りへの対応は、咲夜の日常業務となっていた。少しばかり刺激的な格好に着せ替えられるのも、その一環だ。

 とはいえ、ちょっとその格好で外に出てみない? と言われるとは思っていなかった。完全にセクハラだった。冗談でないのだからタチが悪い。

 忠誠を誓った身であるから、もちろん従う。選択肢はない。ないが、恥ずかしいかどうかは別問題だ。こうして歩いているだけでも、後ろ指を差されるわ、ひそひそと噂されるわ。最悪だった。

 ともあれ、さっさと終わらせてしまおう。幸い、大した買い物ではない。いくらか野菜を買えば終わりだ。

「いらっしゃ……えぇ?」

 大通りから横道に逸れ、行きつけの八百屋に足を踏み入れる。店主は三十代半ばの、よく日焼けた厳つい体躯の男だ。

 常連にして上得意である咲夜を見るなり笑顔を浮かべたが、次の瞬間には仰天する。爪先から頭頂まで見つめた後、自らの行為があまりに不躾だったと気付いたか、ばつの悪そうな表情をみせた。それでも、いったいなぜ? と頭に疑問符を浮かべまくっているのが分かった。

「ええと……品物を見せていただいても?」

「え? あ、えっ、ああ、はい、うん、どうぞ……」

 とにかく、何も異常などないかのごとく、平然と対応しよう。堂々としていれば、相手もそういうものかと納得してくれる。恥じ入る姿を見せたりすれば、かえって噂になって残るだろう。

 というわけで、いつも通り、スマートに会話を進める。何も聞くなと言わんばかりの、言外の圧力に押されたか、男は素直に頷いた。

 ――そうは行かないわよと、どこかから声が聞こえた。

「ありがとう、それじゃ……あらッ!?」

 胸を隠す蝙蝠の飾りは、首と脚にベルトで繋がれている。上半身や下半身の動きに連動して翼が羽ばたき、双丘がチラリと姿をうかがわせる。チラリズムにこだわった、無駄に凝った仕組みだ。

 逆にいえば、じっとしている限り動かないはずだ。にもかかわらず、突如として羽がピンと跳ね上がった。当然、乳房は露出する。柔らかで女性らしい、Dカップバストが。

 ほんの一ミリの狂いもなく、石膏から掘り出されたかのごとき美乳だった。涙滴を連想させる、完璧な曲線を描いている。乳房のイデアと称しても、なんら大げさではない。

 乳輪はほんのりと桜色に染まり、風光明媚な丘陵を飾り立てている。肌の白さと、素晴らしいコントラストをなしていた。乳頭はわずかに充血しはじめており、自己主張をしていた。羞恥の中にも、興奮を見出しているのだ。

「……おお、おおお……」

 男は我を忘れて、目の前に曝け出された生乳に見入っている。股座に、大きなテントが張り始める。幻想郷随一の美女が、プライベートゾーンを晒しているのだ。勃つのも無理はなかった。

「アッ、すみません……」

「あ、いえ、こちらこそ、お見苦しいものを」

「あっいえ全然見苦しくは、いやそういう意味ではなく」

 勃起したことで、己がどれほど無遠慮な視線を浴びせていたか気付いたのだろう。男はばつが悪そうな表情を浮かべ、謝罪を口にする。咲夜も咲夜で、慌てて胸を隠した後、混乱しながらも謝罪する。訳の分からない謝りあいが繰り広げられる。

 一体何が起きたのか。少し冷静になって、この猥褻なボンデージ衣装がレミリア謹製であると思い出す。しかも、爪先から頭頂まで魔力で編んだ特別製だ。遠隔操作するくらいは造作もなかろう。きっと、紅魔館にいながらにして、衣服を通じて現状を把握しているに違いない。

「それじゃ、品物を見せてもらうわね」

「ああ、はい、どうぞ」

 何気ないやりとりながら、本人は驚愕に包まれていた。身体が全く自由にならず、爪先から頭頂まで、ひとりでに動いているのだ。もちろん、口もだった。先の台詞は、咲夜が望んで出したわけではなかった。

 今の彼女は、レミリアが魔力で編んだ衣装を着ている。言い換えれば、主の魔力に包まれているにも等しい。魔力を通じて、肉体を操り人形のごとく操作するくらい、齢五百の吸血鬼からすれば朝飯前だ。

 そうした理屈を知らずとも、主の仕業であると推し量れる。苦々しく思いながらも、早いところ終わってくれと願うばかりだ。

 身体は勝手に、ウィンドウショッピングを始める。ただただ眺めるだけでは終わらない。わざわざ彼に背を向け、上半身を倒し、尻を突き出していた。品物を見せてもらうというのは口実に過ぎず、ボディラインを曝け出したいのだといわんばかりに。

 穿いているローライズショーツは面積が極めて小さく、ヒップもほとんどが収まらず剥き出しになっている。「球」の概念を具現化したかのごとき、魅惑の曲線を描く尻を、大胆にも見せつける。

 クロッチも狭く、土手が半ばほど露出している。生地が裂け目に食い込む様は、卑猥で済むものではなかった。

「うぉ、おおお……」

 男から感嘆の吐息が漏れる。自分の身体が何をしでかしているか思い知らされ、今すぐにでも時を止めて逃げ出したい気持ちで一杯だ。だというのに、紅魔館から覗き見ている主は、なおも満足していないらしい。咲夜の口を操り、とんでもない台詞を吐かせる。

「あら、もっと近くで見てくださらないの? せっかく見せてあげているのに」

「エッ、……エッ、いいんですか?」

「もちろん。そのための格好ですもの」

 エッと返した瞬間の男は、じろじろと視線を送っていたことに気付かれて、たいそうばつが悪そうだった。許しを得たためか、声音に好色さが混じる。血走った目を感じ始める。

 咲夜が無防備にヒップを、下半身を見せつけているので、男はいよいよ大胆になっていく。腰を屈めて、鼻息を感じるほどの距離で、紅魔館のメイド長のプライベートゾーンを眺め始める。

 対する彼女の身体は、くねっくねっと緩やかに腰をくねらせる。まるきり痴女の振る舞いだ。夢なら醒めて欲しいと願う。残念ながら、現実だが。

 たっぷり数分間、強制視姦は続けられた。上体を起こすと、男は露骨に残念そうな溜息を漏らした。咲夜も、内心で溜息を漏らす。残念なわけでは、もちろんない。ようやく終わったかという安堵からきていた。

 ところが、終わってなどいない。操られる肉体は、さらにとんでもない行動に出る。

「ねぇ……ちょっと、予算オーバーみたいなのよ。ちょっとだけ、割り引いてもらえないかしら?」

「おほッ」

 男の腕に抱きつき、胸を押しつける。ほとんど隠れていない、柔らかな乳房を。むにゅん、と形を変えて生じる弾力を感じたのだろう、男はよくわからない声を漏らす。口元は嬉しげに吊り上がり、鼻孔がヒクついていた。いやらしい顔だ。

「い、いやあ~……、そういうの、他のお客さんに申し訳が立たないんで。咲夜さんとはしょっちゅう取引させてもらってますけど、流石に」

 彼の目は、己の腕で押し潰される咲夜の柔肉を、思い切り見つめていた。数秒ほどの葛藤を挟みつつも、ぎりぎり理性が働いたか、断ってくる。

 商売に対する誠実さは評価できるし、だからこの店を贔屓にしていた。とはいえ、今回ばかりは欲望に負けてほしかった。躍起になった主人が、ろくでもないことを始めるに違いないから。

「そう言わないで……イイコト、してあげるわ?」

「おぉおッ!?」

 案の定だった。持ち主の制御から外れた白い手は、ひとりでに下へと向かう。男の下半身――もっこりした膨らみを撫でる。

 大胆すぎる行動に、彼はぎょっとする。咲夜もだった。

 お戯れもほどほどにしてくださいよと、この場にいない主に訴える。もちろん、伝わりはしないが。

「ねえ……? こう見えても、こういうことは得意でして。きっとお楽しみいただけると思いますわ」

 耳元で、甘ったるく囁く。自分の声帯がこんな媚びた声を出せるとは、ついぞ思っていなかった。手は相変わらず、男の下半身を撫で回していた。満足できそうでできない、ギリギリの力加減でだ。「サンプル」としては十分すぎるだろう。

「そっ……そういうことなら、仕方ないかな? へへっ、へへへ……」

 さすがの彼も、これほど熱烈で露骨に求められれば、コロリといかずにはいられなかった。色街を隅々まで探っても見つからないレベルの美女が、大胆では済まない格好で迫ってくるのだ。むしろ、よく堪えたほうとすらいえた。

「ふふ。そう言っていただけると思っていました。それじゃ、失礼して」

 男の下服が下ろされ、褌が解かれる。内側で勃起していた肉竿が、戒めから解き放たれる。姿を現わす瞬間、ブルンッ! と勢いよくね上がった。

 咲夜は男性経験の豊富なほうではない。が、目の前のイチモツが平均よりはるかに大きいのは、本能で感じ取っていた。

 天に向けてそびえ立つ、肉色の茸とでも称すべき姿だった。亀頭がギンギンと張り出しており、力強く自己主張している。膨れ上がった海綿体は反りかえって、鉄のごとき硬さを誇っている。とても、そこらの八百屋のペニスだとは思えないほどだった。

「あは、すごく立派……」

 決して、咲夜が望んで口にしたわけではない。が、目の前のモノの逞しさには、思わず魅入られずにはいられなかった。腹の奥に、熱いものを感じてしまうほどには。

「ぅうん……、火傷しちゃいそうだわ」

 白く滑らかな指が、黒光りするイチモツに絡められる。雄を褒め称える台詞が、艶めく唇から溢れる。リップサービスであり、望まぬ言葉ではあったが、咲夜自身、そう感じていた。掌や指から伝わる熱は、人体が何をどうしたらと思わずにはいられぬほどだった。

「おッ、おッ! おっおっ」

 人差し指と親指で輪をつくり、根元から先端に掛けて扱き始める。最初はゆっくりと、次第にペースをあげつつ、竿に絡める力も強くしていく。

 絶妙な緩急のついた、玄人の手淫だ。娼婦でも、これほどの技量をもつ者は滅多にいない。男は詰まった声で唸り、腰を震わせる。

 対する咲夜は、うっとりと雌の顔つきになっている。男なら誰でも、一目みただけで勃起せずにいられない表情だ。堪え性のない者なら、射精してもおかしくない。

 一方で、内心は穏やかでなかった。多少見知った仲とはいえ、交際しているわけでもない相手に、性的奉仕をしている。流石に、嫌悪感を抱かずにはいられない。

 ――だが同時に、隠しきれぬ昂ぶりを覚えてもいた。掌から伝わる熱量が、腕を通じて伝わり、心臓を絡め取っているかのようだった。全身がほんのりと熱を帯び、うっすらと汗が浮かぶ。美乳の先端が、ぷっくりと固く尖り始めていた。

「ふふ。こんなにスゴイのぶら下げてるなんて思ってなかったわ。もっと早く教えてくれればよかったのに」

「オッ、お、おッ、おおおお~ッ……!?」

 空いた片手が、肉竿の根元へと向かう。くろぐろとした縮れ毛をかきわけ、柔らかな玉袋に触れる。指先で転がし、羽毛のごときタッチで揉みしだいていく。

 睾丸マッサージなど、された試しがなかったのだろう。急所に触れられる恐怖からか、はじめこそ彼は身を硬くしていた。が、それが未知の快感をもたらすものだと気付くと、戸惑いながらも身を任せはじめる。

「うふふ……こんなに逞しいモノ、どんな味がするのかしらね?」

 嘘でしょと、己の行動に――厳密には己のではないが――愕然とする。跪くがごとく、男の前に屈み込んでいた。

 視界には、ペニスが大写しになっている。美女の指で扱かれ、責められたゆえに、先ほどよりもサイズ感を増している。えげつないほどいきり勃つ様は、畏れすら抱かせるほどだ。

「あは……すごい匂い。蒸れてて、ふふ、濡れてきちゃうわ」

 文字通り目と鼻の先くらいの距離にあるため、ムワムワと立ち上る雄フェロモンを強く感じる。ぺろりと、男に見せつけるがごとく、舌なめずりする。もはや何と言い訳したところで、痴女と後ろ指を差される振る舞いだった。

「へへへ、そりゃすいませんね。あっつい中の立ち仕事なもんで。ホラ、もっと嗅いでくださいよ」

「んはぁ……」

 こちらが媚びて媚びて媚びて、下手に出まくっているせいか、男の態度には次第に遠慮がなくなっていた。ぎんぎんといきり勃つ肉魔羅を、こちらの鼻筋に押しつけてくる。

 濃厚な雄臭が、肺を満たしていく。他人のシモの匂いだ。嫌に決まっている。決まっているというのに、股座はキュンキュンと疼いていた。

 レミリアによる操作の賜物ではない。彼女の肉体自身が、本能によって昂ぶっているのだ。強烈な雄を感じさせられては、完全で瀟洒なメイドといえども、興奮を感じずにはいられない。

「あんっ、あぁ、ひどいことするのね……」

「良いでしょう? ちょっとくらいチンポ臭がするくらいのほうが、咲夜さんにはお似合いですよ」

 ペチペチと、竿でもって柔らかな頬を叩いてくる。男根の匂いが染みついてしまいそうだ。

「ねえ、『お化粧』してくださるのは嬉しいけれど、ご奉仕させてくださらない?」

「おほっ、そりゃもちろん。お願いしますよ」

 眉尻を垂れ下げながら問えば、喜色を浮かべた声が返ってくる。肉棒が、唇に差し向けられる。ギンギンと遠慮なく膨れ上がり、自己主張している。

「んふ……んちゅぅうっ」

 その先端へ、恭しく口づける。むちゅぅっと、音が鳴るほどの熱烈なキッスだった。

 怖気が走る行為だ。にもかかわらず、柔らかな唇から伝わる熱で、心臓は本人の意思とは裏腹に弾む。さながら、初恋の味を覚えた少女のようだった。

「あはぁ、いただきまぁす――あむぅうっ」

 メイド長という立場は、ある意味で紅魔館の顔といえる。だからこそ、主の名を貶めぬよう、行儀作法には常に気を遣っている。

 そんな咲夜には相応しくなく、下品なほどに大口を開く。男のモノにしゃぶりつくには、そうでもしなければ到底足りなかったのだ。

「んふぅううん……っ」

 かぷりと、一口で奥まで迎え入れる。途端、濃厚な雄臭が、唾液と反応して口内いっぱいに炸裂した。喉奥から意図せず漏れる声は、嬉しくて仕方ないといわんばかりだ。

 ガツンとくる香りに、意識がクラクラする。腹の奥がじゅくじゅくと潤み、股穴が濡れはじめるのを感じていた。まるで、本当の痴女になってしまったかのように感じていた。

「んふっ、くぽっ、ぢゅぷっ、んふぅ、ぢゅるっ、ぢゅぽっ」

 頭を前後させ、そそり立つ魔羅をしゃぶり立てる。口端からくぽくぽと、品のない音を鳴らす。

 艶めく唇で、肉幹を扱き上げる。主への忠誠の言葉を述べるべき口腔を、ペニス奉仕のための道具にする。

 己のしていることとはいえ、到底信じられなかった。が、彼女の肉体は、もっと信じがたい行為に出る。

「んぢゅるっ、ぢゅるっ、れろっ、れろれろれろれろ……んふぅうう……ん」

「おっ、おっおっおっ……おおおっ……!」

 口の中では、舌が躍っている。鈴口・カリ首・裏筋と、男の性感帯を、隅から隅までヌルヌルと舐め回す。紅魔館に訪れたVIPゲストをもてなすがごとき、ホスピタリティにあふれたフェラチオだった。

 男が色街通いをしているかどうかは分からない。とはいえ、これほど情熱的な口淫奉仕をされた経験はないのだろう。男は感嘆の混じった声を上げて、腰をカクつかせている。

「んふぅうん……んぅうん」

 口内に、雄の味が満ちている。意識が揺さぶられて、ワケが分からなくなりそうだった。

「へへっ、あの十六夜咲夜が、こんな下品ヅラ晒してるなんてなぁ」

「んぢゅぅううっ、ぢゅぽっ、んっふぅう」

 鏡があれば見せてやりたいぜと、男は呟く。その言葉は、誇張でもなんでもなかった。実際、今の彼女の顔は、到底他人には見せられぬほどに下品だった。強く頬を窄め、むぢゅるむぢゅると音を立ててペニスにしゃぶりつく様は、ひょっとこにそっくりだった。

「ぉっ、おっ、お――上ってきた上ってきた、あ、あ、出るゥ~っ」

 極上の美女による、情熱的奉仕を受けて、長く堪えられる者はいない。男も、やがて限界を迎える。口内で肉棒が膨れ上がり、ビクビクと脈打ちはじめる。火傷しそうなほどの熱が、いっそう増していく。

「んちゅぅッ……レロレロレロッ」

 それが何の兆候であるか、咲夜の身体は――遠隔で操るレミリアは、知っていた。駄目押しとばかりに、裏筋を徹底的に舐め回す。鈴口を舌先でほじくっていく。元からギリギリだったペニスが堪えられるわけもなかった。

「ぉ、おおおおおおッ!」

「んふぅうううん……ッ」

 陰嚢が収縮し、溜め込んでいた種汁を輸精管経由で尿道へ送り込む。どっどっと、一物が脈動し、砲弾のごとくスペルマを放ち始める。

 口腔へと雄種汁が流れ込む。どれほどご無沙汰だったのか、半固形のゲル状にまで煮詰まっている。

 痺れる苦味と、刺すようなえぐみが口内を満たす。思わず顔をしかめてしまうような、ひどい味だ。にもかかわらず、咲夜はうっとりとした顔を浮かべた。媚びた雌の顔つきだ。漏れる声も、レロレロと肉竿を舐め回す舌も含めて、雄を興奮させてさらなる射精を促す。

「んくッ、んくッ、んくッ……」

 他人のペニスに口で奉仕して、スペルマを受け止めた。しかも、自分の意思の外で。混乱するには十分すぎる状況だ。が、彼女の身体は、さらにとんでもない行動に出た。

 放たれた雄の体液を、苦み走り味覚に絡みつく子種汁を、あろうことか嚥下しはじめたのだ。喉を鳴らしながら、とびきり上等な酒でもいただくかのごとく、ゆっくりと飲み干していく。男も、目の前の光景を放心しながら眺めていく。

 いがらっぽく、喉奥にへばりつく、最悪の後味だ。そうでなくたって、他人のシモから出たものを飲み干して己が血肉の一部とするなど、正気の沙汰ではない。それでも、女の本能は、問答無用で刺激されていた。じゅくじゅくと、腹の奥から蜜があふれるのを感じていた。理性では決して、止めようもなかった。

「んぽぁッ……あはぁ」

 やがて口が離れる。亀頭から唇にかけて伝った銀の糸を、ちゅるんと啜り取る。

 上を向きながら大きく口を開けた。何をしているのか分からなかった――男に、口内を見せているのだ。スペルマの一切を飲み干した証拠を。男の視線に、当初あった遠慮や戸惑いはなくなっていた。買い物にかこつけてペニスを欲しがる痴女を次はどうしてくれようかという、嗜虐的な獣欲ばかりが浮かんでいた。

「いやぁ、あの十六夜咲夜さんがこんな人だったなんてなぁ……」

「ふふ、軽蔑するかしら?」

「いやいや。むしろ嬉しいぐらいで……。こんなにサービスしてもらっちゃあ、割引だけじゃ申し訳なくなってくるな。そうだ、試食なんてどうです?」

「いいの? ありがたいわね」

 直前まで繰り広げられていた行為はさておき、特に変わったことはないやりとりだ。試食の申し出をされて、受け入れただけ。にもかかわらず、妙に嫌な予感がした。実際、それは的中した。

「それじゃ――こちらに、食べさせていただけるかしら……?」

「おほッ」

 言いながら、咲夜の身体は店内の壁に手をつき、男に尻を向ける。すらりと長い美脚からぷりぷりとしたヒップまで丸見えの、無防備極まる姿勢だ。ショーツのサイドストリングに指をかけ、ゆっくりと下ろしてさらに無防備になっていく。猛烈な視線が精液のごとく浴びせかけられているのを感じながら、やんごとなき秘部を露わにする。

 露出した花弁はすでに花開いて、朝づゆに濡れるかのごとくぬらりと輝いている。ときおり、エクスタシーを求めるかのごとくヒクついていた。漂う香りは上品でありながらも、むせ返るほどの雌フェロモンを孕んでもいる。不能の男であっても、一発で勃起させるほどの姿だった。

「へへ、こりゃスゴい。試食してもらいがあるなぁ?」

「あッ、あ、んっ、あぁ」

 男の指先が、淫貝を擦る。ぬち……ぬち……と、小さくもはっきりと卑猥音が鳴る。レミリアの肉体操作により、甘い声が漏れる。とはいえ、彼女自身、はっきりと性感を覚えていた。裸同然の格好で出歩き、痴女そのものな行動をとらされる異常な状況を否定しながらも、しっかりと興奮を覚えていたのだ。今まさにとろりと滴り落ちた蜜が、何よりの証拠だった。

「へへ、それじゃあまずは、コイツから召し上がれ」

「アッ、あっあっ、入ってくるゥ……ッ」

 朝採れ! と銘打たれた胡瓜をつまみ、ヘタの部分を押し当ててくる。ねっとりした淫汁が潤滑油となり、大した抵抗もなく、異物が体内に入り込んでくる。わずかな圧迫感と、確かな性感に、くはっと詰まった吐息が漏れる。くねっ、くねっと腰が揺れたのは、レミリアの操作によるものではなかった。

「どうです? ウチの野菜は品質が自慢なんでね、美味しいでしょう」

「あっ、あぁんっ、あっ、そうね、とっても新鮮で、あはぁんっ、硬くて、素敵だわ」

 外の世界の品種改良されたものではなく、昔ながらの品だ。大きめのイボと緩やかなカーブが、膣襞をヌルヌルと指摘してくる。抜き差しされるたび、ぬっ、ぬぷっと、膣口から空気の抜ける音が鳴る。

「涎垂らしすぎでしょ、はしたない」

「ッあ!」

 無防備にも剥き出しになっていたクリトリスを、キュッと摘ままれる。異物挿入の甘やかな快感とは異なる、ソリッドな性感に、腰がガクッと跳ねる。上がる焦がれた嬌声は、男を惑わし狂わせるに十分すぎるほどだ。

「さ、お次はコイツだ」

「ッ、は、アッ、あ、っく、うひっ、あぁああッ」

 胡瓜が引抜かれる。終わったと安堵する一方、心のどこかで切なさを感じてもいた。そんな彼女の股穴に、新たな野菜が押し当てられ、入り込んでくる。

 中長茄子だった。胡瓜よりは太いが、つるりとした形状ゆえ、体内に大した抵抗もなく入り込む。膣肉が押し広げられ、襞が捲り上げられていくのが分かる。性感神経が刺激され、甘い声を抑えられない。

「いやぁしかしまさか、咲夜さんがこんな食いしん坊だったとはねぇ。お上品な人だとばかり」

「アハッ、そんな、んっ、言わないでぇ」

 もちもちと我が物顔で尻肉を揉みしだきながら、さも意外だという声音で言ってくる。どことなく嘲りの色を帯びているのは、気のせいではないだろう。

「いやいや何言ってんですか、人の店の床マン汁で濡らしておいて」

「アッ!」

 ピシャッと、店内に鋭い音が響く。弾力あるヒップに、平手を打ち込んできたのだ。当初の困惑具合が嘘のような、あまりにも無遠慮な行いだった。

 女性に対してなんて非道をするのだと、内心で憤慨する。けれども、叩かれたところは、じんじんと甘く疼き始めてもいた。

「親切心で試食させてあげたけど、裏切られたな。こりゃあお詫びをしてもらなきゃねぇ」

「あぁん、ごめんなさい、お掃除しますから……」

「そんなんじゃ足りないねぇ。分かってるだろ? え?」

 ぴしゃぴしゃと尻肉を軽く張りながら、恥部から茄子を引き抜く。ぬぽっ、と卑猥な音が鳴る。埋めるべきものを喪った裂け目は、切ないとばかりに収縮を繰り返している。

「へへへ、ちょっと待ってろよ、すぐ慰めてやるからなぁ」

 屈み込んでいた男が立ち上がる。股座のモノは、ギンギンといきり勃っていた。

 ――嘘でしょ? そこまでやる?

 主人のやることゆえ、ちょっとした露出行為で終わるわけはないとは思っていた。実際、ペッティングにも及んだ。とはいえ、まさか性交にまで至るとは。

 貞操の危機に、今さらながら焦りを覚える。流石に止めてくれますよねと、この場にいないレミリアへ、伝わらないと分かっていても訴える。けれども同時に、どこかで薄暗い期待を覚えていた。身体の自由もきかぬまま、自ら望んでいるかのごとく男を受け入れる、異常なセックスへの期待を。

「さぁて、たっぷりお詫びしてもらうとするか――おおッ!?」

「……えっ?」

 男が腰を掴んでくる。股座のモノで、狙いを定めてくる。挿入待ったなしの状況で、予想だにしなかったハプニングが起きた。咲夜の衣服が、跡形もなく消失したのだ。

 困惑のもとに、数秒間の沈黙が場を支配する。先に事態を理解したのは、咲夜のほうだった。

 あのボンデージ衣装は、隅から隅までレミリアの魔力によって作られていた。つまり、消すのも彼女の思うがままだ。なぜそうしたかは測りかねるが。

「ぉお~……」

 一糸まとわぬ裸体が露わになる。男を忘我させるに十分すぎる、美体が。

「おっと。へへ。咲夜さん。こりゃどういうことです? まあ眼福ですけど」

「あ、その、ええと。何というか」

 そもそもからして、主の無茶振りから始まった状況なのだ。どこからどう説明すべきか、困り果てている。なにより、他人に肌を晒したままではいられない。

「ええと、その……なんというか。ごらんの通り、服が消えてしまいました。何か着るものを貸していただけませんか?」

 少なくとも、裸のままではいられない。困惑の中尋ねると、男はにやりと口元を歪めた。

「男物でよければ。まあでも、タダでとはいかないよな?」

「もちろん、お金でしたら後で」

「いやいや、ここにきてカネなんて無粋でしょうよ。へへ……支払いはこっちでしてくださいよ、ねぇ?」

「アッ……」

 男が、いきり勃つイチモツを、腹に押しつけてくる。臍の下あたり、子を孕むための器官を、腹膜越しにぐりぐりと圧迫してくる。

 なんて逞しいのか。操られていたときから感じてはいたが、あらためて驚嘆させられる。こんなモノを挿入されたら、どうなってしまうのか――こくりと、喉が鳴る。

 もちろん、たかが服一着に身体を差し出すなど、馬鹿げているのは分かっている。時間を止めれば、誰にも気付かれず紅魔館まで戻ることだってできる。

 けれども、肉棒への奉仕と愛撫を通じて、オンナのカラダは疼ききっていた。そんな真っ当な選択肢を、選びたくないと思ってしまうほどに。行きずりの男とどうしようもない理由で交尾するのを、魅力的だと感じてしまうほどに。

 そうだ。流石に、裸で帰るのは無理だ。そもそも、彼への『お詫び』も済ませていない。謝意も示せて服も借りられるスマートな選択肢があるのに、選ばないなんて間抜けだ。

「そう? なら……私の体でお支払いしますので。どうぞいらしてくださいませ……あはっ」

 男に向けて腰を突き出し、尻をくねらせ誘惑する。立ちバックをねだる姿勢だ。先ほどまでと変わらぬ様子にも見えるが、自らの意思に基づいている点が、大きな違いだった。

 なんということをしているのか。これではまるきり、操られて演じていた痴女そのものではないか。理性が、己に叱咤する。とはいえ、ぞくぞくとこみ上げてくる官能の震えにはかなわなかった。

「あぁもちろん、言われなくてもたっぷり使わせてもらいますよ。へへッ!」

「あんッ!」

 ピシッと、尻肉を叩かれる。柔らかなヒップが、ぷるんっと弾む。相変わらず、信じられないことをする奴だ。けれどもそれも、興奮を高めてくれていた。じゅくりと、剥き出しのクレヴァスから蜜が滴る。

「そぉら、コイツが今から入るぞぉ」

「あっ、は」

 後ろから、いきり勃つイチモツが裂け目に押し当てられる。被せもの無しの、生のペニスが。

 ギンギンと勃起したソレは、粘膜が火傷するのではと思うほど熱かった。女を犯し堕とすという欲望が、膣口を通じて伝わってくるのだ。こうして触れているだけで、屈服させられてしまいそうだった。

「あっあっ、アッ……は、あっあっ」

 亀頭を花弁に擦りつけ、嬲ってくる。ぬちっ、ぬちっと、蜜のこねられる卑猥音が鳴る。気炎を吐いておいて、男はなかなか入ってこようとしなかった。まさか怖じ気づいたわけではあるまい。焦らしているのだ。

「ほれ、言ってみろよ。淫乱メイドの咲夜のマンコに挿入れてくださいってよ、やらしく言えたらブチ込んでやるよ」

 後ろから追い被さるようにし、乳房を揉みしだきながら、耳元で囁いてくる。愛を確かめあうための行為で、パートナーに自らを貶めさせるなど、一体何を考えているのか。普段は人の良さそうな顔をしておいて、とんでもない奴だった。――だというのに、胸のときめきを感じてしまう。

「あはッ……私十六夜咲夜は、淫らな格好で街中をうろついて、こうして行きずりの殿方に情けを乞う、はしたなくだらしのないオンナです。どうかこの淫乱変態メイドの咲夜の、とろとろに濡れた節操のないおマンコに、貴方の逞しくて力強いおチンポをくださいませ……嗚呼……」

 完全で瀟洒。それが咲夜の二つ名だ。瀟洒のほうはさておき、完全を名乗るからには、何事も期待以上を目指さなくてはならない。

 だから、言われた台詞をそのまま復唱するなどありえなかった。もっと卑猥に・もっといやらしく。相手の好みを突いて、より興奮できるように。謝罪と服のためだからと、己へ言い訳をしながら。

 果たして、狙い通りにいったらしかった。フハッと、男の鼻から荒い息が漏れる。押し当てられた肉槍は、今までにないくらいの熱を帯びていた。今すぐお前を貫いて俺のモノにするぞと、言外に告げている。どうぞそうしてくださいと、腰をくねらせる。

「そぉら、ハメるぞ、ハメるぞぉ……おらッ」

「あッ……あぁああああんッ!」

 腰が前方に突き出される。雄々しき肉竿が、綻んだ膣口を割り開き、押し広げ、侵入する。亀頭を肉襞がめくり返しながら、奥へと進んでいく。

 パァンッ! と、肉と肉のぶつかる音が響いた。下腹と尻肉がぶつかったのだ。同時に、コツンと、体内からノック音も聞こえた。子宮が小突き上げられ、強烈な性快楽が脳天を突き抜けた。

「あ、っは、イイッ……」

 咲夜とて人の子だ。性欲も溜まるし、自慰だってする。そうしてチマチマ己を慰めていたのが、馬鹿馬鹿しく思えてくるエクスタシーが、全身を貫く。

 見開かれた目も、溢れた溜息も、うっとりと蕩けている。脚はぴぃんと伸ばされ、膝がカクついている。肉穴はきゅんっ、きゅんっと異物を締め付け、奥へと誘いこむがごとく蠕動する。漏れた言葉は、先ほどまで演じさせられていた痴女そのものだった。

「そうかぁ、そんなにイイか、それならもっとくれてやらないとな!」

「あッ、! あはッ、あんッ、あぉッ、くはぁ、んっ、あぁんッ!」

 ダイナミックに、腰が繰り出される。雄杭が濡れた肉沼を穿ち、快楽神経をゴリゴリと抉ってくる。パァンッ! パァンッ! と小気味良い破裂音が響くたび、普段の咲夜からは想像もつかぬ淫ら声が響く。

「あぁッ、あぁんっ、あはぁ、すごいわっ、いいッ、いいのぉっ」

 イチモツがねじ入れられ、形の良いヒップが弾む。ぷるんぷるんと震えるDカップを、我が物顔で揉みしだかれる。夢中になって、嬌声をあげていた。

 ぐちゅぐちゅと、体内から音が聞こえる。とめどなく湧き上がる雌汁が掻き出されては、床にまき散らされていく。肉襞が捲り上げられるたび、オンナとして目覚めさせられていく気分だった。羞恥もなにもかもかなぐり捨て、目の前の快感に没頭していく。

「あんッ、あぁっ、あはッ、もっとッ。ねぇ、もっとおチンポして、おマンコ激しく突いてぇッ」

「おッ、おッ、おおッ!? うお、フェラのときも思ったが、こんなん商売女でもやらないぞ、この淫乱メイドがッ、このッ! このッ!」

 恥も外聞もなく求める咲夜は、完全に箍が外れていた。どうせ、主が散々やらかしてくれたおかげで、とり繕いようもないほど痴女として認識されているのだ。なら、自らそう振る舞ったところで、なんの問題もない。やけくそなエクスタシーを感じながら、猥褻な言葉を垂れ流す。

 否、言葉だけではなかった。行動も卑猥だ。男の動きに併せて、細くくびれた腰を躍らせる。卑猥尻を上下左右に弾ませて、より深く快楽を貪っていく。

 対する男も、負けじと抽送を繰り出してくる。しゃくり上げるストロークで、子宮を狙い撃ちしてくる。オンナとして最大のプレジャー・ポイントをノックされ、強烈なエクスタシーに思わず息が詰まる。

「このエロメイドが――こうだッ! このッ、このッ!」

「アッ! あんッ! あぁッ、あぁ!」

 ぴしゃりぴしゃりと、ヒップへ平手を打ち込まれる。弾力ある臀部に、鮮やかな掌の痕が残されていく。

 じんじんと響く痛みに混じって、甘いものを感じていた。あがる声も、とても苦痛を覚えているとは思えない。理不尽に折檻される状況へ、官能を見出していた。マゾヒズムを萌芽させながら、性感の高みへと上っていく。

「そぉら出すぞ、どこに出して欲しいんだエロメイド、言わないと外に出すぞ、ええッ!?」

 なんて意地の悪い男なのだろう。自明なことをわざわざ答えさせて、恥をかかせようというのだ。もちろん、口にする。今の己は、男を惑わし快楽を貪る、淫らな痴女なのだから。

「あぁッ、中にくださいませ、淫乱メイドの十六夜咲夜のおマンコに、熱いザーメンを注いでッ、子宮の中まで真っ白に染めてイかせてぇッ!」

「へへ、上等だ、そらイくぞ、イくぞぉ……!」

「アッ、あっあっあっあっ、あはぁああ……!」

 ラストスパートだとばかりに、ピストンがいっそう激しくなる。悦びの穴を抉り拡張し、己が肉棒の形に造り替えながら、最奥部を小突き上げてくる。目の裏がチラつくほどのプレジャーに、咲夜自身、限界が近いことを感じていた。快楽を貪る肉の交わりは、間もなく終わりを迎えた。

「おっ、おっ、おぅッ、出るッ、おおおおぉおおッ!」

「あはぁん、来て、きてぇッ、あッ、あぁあああん!」

 ひときわ深くまで、ペニスが突き出される。子宮口と亀頭が熱烈なキッスを交わした瞬間、肉竿が噴火した。二度目の射精であるのを忘れたかのような、ゲル状の濃厚なスペルマが、どびゅるどびゅると尿道からほとばしる。避妊具もなにも着けていないがゆえ、精虫一匹残らず、彼女の胎内に注がれていく。

 腹の奥が、灼けているかのようだった。子宮内部に、こってりとした雄の欲望が注ぎ込まれているのだ。無数の精虫が、己の存在意義――卵子と結合して生誕する――を満たすべく、鞭毛を必死に蠢かしている。その運動が、果てしないまでの熱量を生み出しているのだ。

 女として、雌として、アクメせずにはいられなかった。店の外まで聞こえるほどの、高らかなで蕩けきった声をあげて、オーガズムへと至る。ガクガクと全身を震わせ、美乳を弾ませる。背中は弓なりに反り返り、膝はカクついて、爪先はぴぃんと伸ばされていた。

 視界が白く染まり、バチバチと弾けている。脳味噌で処理しきれなかった快楽信号が、視神経に逆流しているのだ。人生初の経験を味わいながら、咲夜は主人に感謝していた。

 最初こそ、あまりの無茶苦茶っぷりを苦々しく思っていた。さっさと買い物を終わらせて帰ろうとも思っていた。愚かだった。おかげでこれほどの悦びを知れたのだ。文句など、つけられるわけもない。

「ッは、あぁ、ッ、あはぁ……」

 やがて、強烈なエクスタシーの波が引いていく。甘やかでじんじんと響く余韻が訪れる。

 はぁっ、はぁっと、肩で呼吸をしながら、ぐったりと壁に体重を預ける。全身に浮かび煌めく汗の珠が、どれほど激しいセックスだったかを物語っていた。

「おッ、お、おお……やべぇ、金玉の中身まで全部持ってかれるかと思った。とんでもねぇエロオマンコだな……」

 放心した声で、男が呟く。膣内でモノが萎え、亀頭が引き抜ける。未だアクメの衝撃から下りてこられない肉穴は、最後の瞬間までモノにちゅうちゅうと吸いつき、ちゅぽっと音を立てた。

「へ、へ、へ。ほれ咲夜さんよ、中出ししてもらったお礼はどうした?」

 相手が普通なら手の届かない高嶺の花であろうと、抱いてしまえば――まして中出しなどすれば、己のものだ。男はすっかり調子に乗っており、ニタニタと意地の悪い笑みを浮かべながら尋ねる。今さら拒む咲夜ではなかった。ペニスに夢中の媚びた声で、心からの礼を述べる。

「あぁん……あは。おマンコ痴女メイドの十六夜咲夜に中出しいただきまして、ありがとうございますぅ……」

「おいおい違うだろ? アンタが礼すべきなのはコイツだっての」

 何度目かのスパンキングで間違いを咎めながら、男が指さしたのは、己のイチモツだった。精液と愛液のミックスジュースにまみれており、ぬらぬらと輝いている。半萎えになっているのも相まって、かつての勇壮な姿が影も形もなくなっていた。

「嗚呼……」

 なんということだろう。あれほど逞しく雄々しかったモノを、こんなにしてしまうなんて。メイドとしての責務を果たさなくてはなるまい。掃除し、綺麗にするという責務を。

「失礼致しますわ。あふ……あむ、んちゅぅ――」

「おッ! まさかホントにお掃除フェラまでしてくれるなんてな、おッ、おッ、金玉に響くゥ~……ッ」

 彼のもとに恭しく跪き、幾分柔らかくなったものを口内に迎え入れる。胸を疼かせる特有の味を堪能しながら、唇と舌で、丁寧に汚れをこそぎ落としていく。腰を震わせながら、男は感嘆の溜息を漏らす。

「へへ。精液まみれになるまで、館には帰してやらないからな。覚悟しろよ……」

「んふッ、ぢゅる、んぅうん……」

 一体、何をされてしまうのだろうか。期待を覚えながら、再び臨戦態勢を整えるまで、口腔でペニスに尽くし続けた。


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