モードレッドが満員電車で集団痴漢に徹底的にイカされて雌堕ちする話 作:オリスケ
原作:Fate/
タグ:R-18 Fate/ FGO モードレッド 痴漢 連続絶頂 挿入無し 雌堕ち
Skebでもらったすけべなお題です。
猛烈な人の塊。
日本の首都、東京の駅構内を一言で表現するとすれば、そう言う他にない。
横幅五メートルほどのさして広くもないプラットホームには、とうてい数えようもないほど大量の人間が、まるで押しくらまんじゅうでもするみたいに押し寄せている。多くの人が型に嵌めたみたいなスーツを来ていて、見ているだけで暑苦しい。ただでさえ蒸し暑い初夏の空気が、より一層粘っこく肌に纏わり付いてくる。
マスターの故郷の国の風物詩だという駅校舎は、率直に言って、足を踏み入れた事を即効で後悔するようなとんでもない場所だった。
五分か、ひょっとすると三分おきかという早いスパンで、やかましい音を立てて電車がプラットホームに入ってくる。シュウと音をたてて扉が開くと、タダでさえぎゅうぎゅうな人をかき分けて人が飛びだしてきて、入れ替わりに人が押し込まれていく。
呆気にとられて、というかほとんどドン引きして足を止めていたオレは、前から歩いてきたスーツ姿の男に肩をぶつけられてよろめいた。
「――」
「あ? おうコラ待てコラ。何無言で去ろうとしてんだ?」
人混みに紛れて去ろうとするソイツの肩をがしっと掴む。スーツ姿の男は、惚けたようなマヌケな面をしていたが、オレの剣幕を見るや否や「ひゃっ」と顔を青ざめさせる。
「な、何ですか?」
「何ですかじゃねえぞお前コラ。五秒前の記憶がねえのか? どこぞの鳥野郎みたいに寝ながら歩いてんのか? キツけに一発キツイの喰らわせてやろうかぁ。ええ?」
「ちょちょちょモードレッド、ストップストップ! すみません。この子外国から来たばかりで、慣れない都会にビックリしてるだけなんです!」
大慌てでオレとサラリーマンの間に割って入ったのは、他の奴らと同じ黒い髪をした垢抜けない顔の、少年と呼んでいい男の姿。
カルデア唯一のマスターであり、今はオレが専属サーヴァントとなっているマスター、藤丸立香は、ぺこぺこと平謝りでサラリーマンを見送ると、困ったように眉を伏せてオレを見る。
「もう、頼むよモードレッド。ここに居る人の大半は、魔術なんて存在も知らない一般人なんだよ? 何度も言うように――」
「サーヴァントだとバレないようにしろってんだろ? ちゃんと分かってるよ。何も首を差し出せって言う訳じゃねえ。一発焼き入れたら離してやるつもりだったぜ」
「そもそも喧嘩しないでって言ってるんだけど……」
溜息を吐いたマスターは、オレの手を取ってホームの中ほどに移動し、幸いにも開いていたベンチに並んで腰掛ける。
「いい、モードレッド? 一般人相手の喧嘩は絶対にダメ。ここは現代の日本なんだから、サーヴァントであることも、魔術の痕跡も原則見せない。そうじゃなくても目立たない。たいたい、付いてきたいって言ったのは君の方なのに、どうしてそんなにイライラしてるのさ」
「イライラもするっての! 都会に行くっていうから意気揚々と付いてきてみれば、こんなむさ苦しい場所に連れてきやがって! どこで買い物しろってんだ、詐欺じゃねーかばかマスター!」
「しょうがないよ。遊びじゃなくて、任務のために来たんだから」
「ぐうぅ。そりゃ、まあ、そうだけどさぁ……」
マスターは困ったように頭を掻く。彼の言うことがまさしく正論なので、オレは苛立ちの矛先を見失ってまごついてしまう。
魔術王ソロモン、もとい人理焼却式ゲーティアとの激闘が終わり、無事に二〇一七年を迎えたのが、半年ほど前の事だ。焼却された地球でただ一つ残った人理保証機関カルデアの数年に渡る特異点修復任務を経て、無事に世界は元通りの姿に復活した。
いまカルデアでは、焼却から復活し動き出した世界各国の魔術機関と、数年分におよぶ途方も無い量のデータ整理と報告作業に毎日明け暮れている。
一方のマスター藤丸立香といえば、対人理焼却作戦の任を無事解かれ、長く続いた戦いの労いも兼ねた長期休暇を貰っていた。誰よりも命と精神を捧げて頑張った男だ。反対する意見など出ようもなかった。
ただし、横槍を入れる奴はいた。マスターは世界を救った立役者、かつ人理焼却の超重要参考人だ。万が一があっては、人類史に致命的な空白が発生する怖れさえある。そんな世界中の魔術機関の要請は抑えきれず、結局藤丸立香はカルデアからの自由な外出は許されず、ほとんど謹慎扱いとなってしまった。
だが、そんな蚊帳の外どもの上からの紋切りな意見など聞くはずもないのがカルデアだ。技術顧問ダヴィンチは、やたら麗しい顔をことさら悪戯っぽく崩して、立香に言った。
「それでは、藤丸くんには新たに、臨時派遣調査員としての仕事を命じよう。人理焼却の余波で発生した。各地のかる~~~い異常を調査し、これを解決して回ってくれ」
詰まるところ、現地派遣スタッフという名目を借りた世界周遊。それが、ダヴィンチからマスターに送る、ささやかなプレゼントというやつだった。
その任務の一貫で、マスターは故郷である日本の東京に訪れ、護衛としてこのオレ、円卓最強の騎士モードレッド様が名乗りを上げた……というのが、事の顛末だ。
ちなみに、相棒のマシュはというと、ゲーティアとの戦いでの顛末もあり、医務室で絶対安静の精密検査中だ。留守番を告げられたマシュの、がぁんとショックを受けた顔は今も忘れられない。
マシュには気の毒だが、オレにとっては棚からぼた餅という奴だ。今日はオレ専用のマスターとして、思う存分こき使ってやるつもりでいた。
そう。マスターを連れ回して、一日中東京で遊び倒してやるつもりだったのだ。それなのに。
「雑魚みたいにワラワラワラワラと、見ているだけで気力が削がれるぜ……なあ、このへん更地にしたら異変解決ってならねえのかよ?」
「絶対にやめようね。僕等が異変扱いされちゃうから」
ぐるりと首を回したどこにでも、大量の人、人、人。
こんな大行列、我が王への謁見でしか見たことがない。王城から顔を出す王をひと目見ようと押しかけた人達の中には、金銭を掠め取る盗人が山のように現れ、身体の弱い奴が熱中症でぶっ倒れたり、あちこちで小競り合いが発生したりと、毎回とんでもない騒ぎになっていた。
それに比べて、目の前のコイツらはどうだ。暑苦しそうな黒服を来ていながら、文句の一つも言わずにホームに並んでいる。感心を越えて不気味だ。これが年に数回の祭事ではなく、ただ仕事に行くために毎日行われるものだというから、正気の沙汰ではない。
立香にとっては、辟易しつつも見慣れた景色らしい。彼は懐から端末を取り出し、渡された情報を確認する。
「数日前から、この環状線で行方不明事件が連続して発生。被害者はいずれも女性で……電車内に、僅かな魔力反応の残滓あり、と」
「犯人の外見は特定できてないのか?」
「候補は搾られてるらしいけど、まだ何とも。ただ魔力反応的に、結構やり手の魔術師の可能性があるみたい」
「なるほど、何も分かってねえのと同じだな。ぼーっと駄弁っててもしょうがねえし、当たって砕けろで現地調査に繰り出すか」
オレの言葉に遭わせるように、シュウと音を立てて扉が閉じ、電車が出発した。次の電車が来るには数分の猶予がある。
ちらりと見ただけでも、電車の中はホームの数倍の人口密度だった。すし詰めって表現がなんら比喩じゃない。まるで家畜小屋――いや家畜の方がもっと伸び伸びしてる。せいぜい穀物庫だ。人が麦粒みたいに押し込まれてやがる。
(あの中に入るのかぁ……まあ、でも。オレはマスターの安全を任されてるサーヴァントだし、今はマスターの唯一の剣な訳だし。せっかくだからビシッと決めねえとな )
そんな風に考えながら立ち上がる。
しかし、隣に付いてくる気配はない。
振り返ると、マスターはオレを見て、なぜか神妙な顔つきをしていた。
「どうしたよ、マスター? さっさと終わらせて、パパッと解決しちまおうぜ?」
「いや、その……異変の解決は、もちろんするんだけどさ」
やけに歯切れ悪く、しどろもどろになるマスター。円らな瞳は泳いで、こちらに視線を合わせようとしない。
やがて顔を赤く染めて、マスターは俯き、振り絞るように言った。
「も、モードレッドの……く……」
「く?」
「っそ、その服っ。なんでそんな格好してるのさ……!?」
言われて、オレははたを目を丸くする。
服がどうしたと言うのか。オレは自分を見下ろす。
胸をすっぽり覆うようなチューブトップに、ワインレッドの革ジャケット。太ももまで出したジーンズ。かつてサーヴァントとしてどこぞで召喚されたオレが来ていたらしい、霊基情報から抽出したオレ専用の霊衣だ。動きやすく、我ながらいいセンスだし、カルデアでは基本的にこの服でいるくらい、オレにもマスターにも見慣れた格好だ。
「ああ、似合ってるだろ? なかなか現代っぽくてイケてると思うんだが? この蒸し暑い中でも、割と涼しいしな」
「わああ、胸元をパタパタさせないで! に、似合ってるけどそうじゃなくて。おへそとか、ふとももとか丸見えだし、その……!」
「オウ、何だ。まさかお前ともあろうものが、オレに色目を使おうって訳じゃねえよなぁ?」
ぐっと上体を低くし、マスターに詰め寄る。マスターの見開いた目が、オレの胸の方に寄せられ、バッと逸らされる。
女扱いは癪に障るし、マスターでもなければ即座にぶっ飛ばすところだが……こういう反応を返されること自体は、特に悪い気はしない。どうあれ見目麗しいのはいいことだ。王には不可欠な要素だからな。マスターがオレに魅了されてるってのも、優越感があっていい。
そんなマスターはというと、間近に迫ったオレに気圧され、より一層顔を真っ赤にして。しどろもどろに「い、色目じゃないけれど……」と言葉を続ける。
「ここだと、君が色目に晒されるだろ?」
「……む」
「モードレッドは、その……魅力的、だし。はぐれて、何か嫌な事されたらと思うと心配だよ。それに、周りの人にじろじろ見られるのは……君が気にしなくても、俺が嫌だ」
照れながらも、最後の言葉はハッキリとオレに届いた。
オレは思わず言葉を失い、ぱちぱちと瞬きを数度。
それから、腹の底から爆笑した。
「……ぷっ。あはははっ! なんだよぉマスター。いっちょまえに独占欲が刺激されちまったかぁ? オレはお前のモノになった覚えはねえんだけどな。大きく出たもんだな、ええ!?」
ばしばしとマスターの肩を叩く。
自分が思い上がりをしていると気付いてあわあわと口を歪めるマスターは、言い方は悪いがとてもガキっぽくて、何だかいじらしく感じられる。
だからオレは、マスターの肩に腕を回し、更にぐっと身を寄せた。
胸が触れるか触れないかの距離。すぐ傍で息を飲む気配。マスターの身体がきゅっと緊張する。
オレはマスターの耳元に口を近づけ、彼にだけ聞こえる声で囁く。
「心配しなくても、オレはお前以外に身体を許したりしねえよ」
「っ……!」
からかうために作った、とびきり甘い吐息を、マスターの耳に吹き付ける。
「オレを想った妄想で、お前の雄が刺激されたってんなら……今からでも、今夜のホテルを予約しとくか? お前の身も心も、独占欲なんて抱けないくらいに、オレのものにしてやるよ」
びくっと震えるマスターの強張った身体は、もうたまらないほど面白くて、からかいがいがあって。どこぞの色恋サーヴァントのように「喰っちまおうか」なんて邪な感情がつい脳裏をよぎる。
オレは顔を離し、もうスイッチが入りかけているマスターの肩をバシバシ叩いて正気に戻してやる。
「ま、ホテルは冗談としてだ。お前の心配は全くの杞憂って事だよ。一日は長いんだ、さっさと終わらせて遊びに行こうぜ、マスター!」
「……うん、そうだね」
丁度いいタイミングで、電車がプラットホームに入ってきた。相変わらずのすし詰めの車輌の前に、スーツ姿の行列が並ぶ。
気を取り直したマスターは、照れくさそうにはにかんで立ち上がる。
そのまま歩きだそうとしたオレの手が、マスターに掴まれた。
きょとんと目を丸くするオレに向けて、マスターははにかむ。
「だけど、やっぱり心配だから……離れないように気をつけようね、モードレッド」
「っ――、……ぉう」
どきんと跳ねた胸の高鳴りのせいで、オレの返事は半歩遅れて、消え入るような声になった。
伊達に、七つの特異点を越えて、何人もの英雄と契約してきたマスターだ。本当に油断も隙もない。
――オレも丸くなったもんだぜ。と、胸中でひとりごちる。
平時のオレなら、こんな事言われたら、一も二もなく殴り飛ばしていただろうに。
そんなモードレッドが今、繋がれた手をもう少し強く握ってもいいだろうか、なんて余計な事に、頭を悩ませてしまっているなんて。
(格好つかねえの……ときめいてんじゃねえや、オレのバカ )
むっつりと唇を尖らせて不機嫌を取り繕うのも癪なので、顔を見られないよう、手を引いて先行する。
オレの頭の中にはもう、マスターの故郷でしたい色んな事が、子供の描く夢みたいに甘く、ぽつぽつと浮かんでは消えてを繰り返すのだった。
――それら描いていた甘い遊びの時間は、僅か一分後にあえなく砕け散る。
「地獄だ……」
呟いた声は、ガタンゴトンと揺れる電車の音に掻き消されて、誰の耳にも届かない。
オレ達の乗り込んだ電車は、数値で言えば乗車率二五〇%という、コロンブスも真っ青の現代の奴隷船だった。
暑いとか、苦しいとか、もうそんな次元の話じゃない。人と人の間に隙間はなく、常に全方向から圧迫されている。高速で走る電車が右へ左へと揺れ、その度に為す術もなく、一塊になって揺さぶられる。体躯の小さなオレは、足が付いていない事さえ何度もあった。
当然、そんな環境で満足に身動きできる訳もない。オレは人混みの中に揉まれる右手に、さっきまであった温かな感触が失われた喪失感を感じる。
(バカマスターめ。あんだけ格好つけといて、あっさり手放しやがって……! )
結局、マスターと繋いだ手は、一駅分も保たずに剥がれてしまった。人に流されて、今はマスターがどこにいるかも分からない。
(まあ、本題はこの電車内で女を攫うっていう魔術師の確保だ。向こうは向こうでうまくやるだろ )
ほんの少し寂しいだけで、別に命を落とす訳でもない。気持ちを切り替えて、目の前の異変解決に取り組もうとする。
……の、だが。
(ちっくしょう。こりゃいつまで乗ってりゃいいんだよ……! )
内心でギリリと歯噛みする。オレの身長では周りのサラリーマンの肩にも届かず、吸い込む空気が生暖かくてむさ苦しい。
カルデアを離れての顕界用に多少出力を抑えられているが、オレはサーヴァント、最上級の使い魔だ。どれだけ人で溢れていようと、魔力反応があれば即座に察知する事はできる。
尻尾を掴めば、あとは簡単だ。端魔術師なんて、赤子の手を捻るように掴まえられるだろう。
だけどそれは同時に、尻尾が掴めるまではこの満員電車に留まり続けなければいけないという事で。
(むさ苦しい、あちこち押されて苛々する……くそ、やっぱり引き受けるんじゃなかったぜ……! )
周りを囲む大人の男どもの背丈がひたすら恨めしい。無遠慮に身体のあちこちを押されて嫌悪感がぐんぐん募ってくる。
これはただの街観光じゃ終わらせてやらない。マスターには、とびきり上等なディナーでも奢らせてやる。歯噛みしながら、そう心に決める。
ぐっと身体が引っ張られて、電車が駅に停車する。人が掃けて、掃けた分と同じかそれ以上の人数が補充される。
その入れ替わりの隙間を縫って、オレは反対側の扉に駆け込んだ。扉と座席によって作られた隅の空間、そこにある手すりに掴まり、ほっと一息吐く。
入ってきた人によって、たちまち高い人の壁が形成される。けれど、ここなら後ろと隣が壁だ。押しくらまんじゅうも大分マシになった。
パーソナルスペースの確保に成功したオレは、背伸びしてマスターを探すも、やはり見つけられない。
(マスターは、無事……なのは当たり前として。アイツだけで犯人の魔術師と鉢合わせってなると、さすがに少し危険かな。有事の際はどうやって駆け付けりゃいいのか……ちっ、サーヴァントだとバレないようにっていうのはやりにくいな )
そう、内心で悪態を吐いた時だった。
「――ねえ君、どこで降りるの?」
飄々とした耳障りな声が、頭上から振ってくる。
顔を上げれば、オレの目の前に立った男が、笑みを浮かべてオレを見ていた。
長く伸ばした金髪。焼けた肌。体躯も年齢も、マスターより一回り大きいくらいか。
異文化出身のオレでさえ、遊び慣れてると分かる男だった。それも、ひどく低俗な遊びだ。オレに向ける視線に、値踏みする雰囲気をありありと感じる。
「……どこで降りるかが、テメーに関係あんのか?」
「こうしてたまたま顔を合わせた訳だし、降りるまで楽しくお話しようよ。どこからきたの? 年は幾つ? ってかいま一人?」
言外に失せろと告げるが、気付かないのか、分かった上でスルーしてるのか、更に質問を重ねてくる。そこそこ大柄な体躯でオレの前面を塞いで、場所を譲ろうとしない。
図らずも、マスターの心配が的中した形だ。オレは溜息を一つ――今度は本気の殺気を籠めて、睨み付ける。
「ヤニ臭え息を吹き付けんなクソッタレ。お前に教える事なんざ何もねえよ。土手っ腹を抉られたくなきゃ、今すぐオレの前から消え失せろ」
「うっは、怖え怖え。失せろとか無理だよ、満員電車で身動ぎもできないし。だからそんな睨まないでよ、せっかく綺麗な顔なのに台無しじゃん?」
男はへらへらと笑って受け流す。オレの殺気など風の如しだ。
なるほど、オレも運が悪い。どうやら相当な馬鹿と出会ってしまったらしい。相手の実力も身の程も分からないなんて、俺の生前でも中々見ない馬鹿と見た。
オレの顔をじろじろと眺めていた男は、粘つくような視線を、更に下、オレの身体の方に向ける。
「……へぇ」
「…………」
――この野郎。いま絶対、頭の中で舌なめずりしやがった。
男は一層色めきだった目を向けて、俺に上体を寄せてくる。
「ねえねえ、どこで降りるのってば。この後予定ある? 俺さ、皆で遊べる楽しい場所知ってるんだ。よかったら一緒に来ない?」
「……」
「俺のツレも一緒にいるからさ、仲良く遊ぼうぜ。誰と一緒なのか知らないけど、ソイツよりよっぽど楽しくさせるよ」
「……失せろと言ったぞ。三言目はないと思え」
「だからぁ、顔が怖いってば。でもオレ、そういう態度の女の子も結構そそるわぁ」
相変わらずの軽薄なへらへら笑いを浮かべて、男が笑う。
そのまま、男はその無頓着さを絵に描いたような手つきで手を伸ばし――
俺の胸を、むんずと揉みしだいた。
「だいたいよ。こんなエロい格好で出歩いて、その態度は有り得ないでしょ。なあ、ホントは誘い待ちしてんだろ?」
ニヤリと歯を見せ、気色の悪い笑みを浮かべて、オレの胸に指を沈み込ませてくる。
遠慮も配慮も欠片もない、ただ痛くて不快なだけの、性の捌け口としてしか捉えていない手つき。
(よし、殺そう )
マスターには悪いが、舐められて我慢してやるほど大人じゃない。満員電車の中に、コイツの醜い悲鳴を響かせてやる。コイツの手をくしゃくしゃに握り潰して、二度と胸なんて揉めないようにしてやろう。
オレは胸を揉みしだく男の手を、上から握る。男は相変わらず、何も考えてないような下品な笑みを浮かべてる。
「……自業自得だぞ雄猿が。オレに触れた不敬を、その身に刻みやが――」
そう、力を籠めようとした時だった。
不意に首筋に痛みが走る。
鋭い針が、オレの首に刺されていた。
「っ!? て――」
「お、っとと」
殴りつけようとした身体から、糸が切れたように力が抜ける。男が電車の扉に押し付けるようにしてオレの身体を支える。
見れば、男の隣にも二人、同じようにオレに視線を注ぐ奴らがいた。電車の隅に陣取ったオレを囲むように壁を作っている。
グルか――いや、それはこの際どうでもいい。
何だ、オレは何を打たれた?
身体に力が入らない。悪酔いしたみたいに意識がふらつく。それに、舌が痺れて声が出ない。
「っぁ……ぇ、てめ、ら……?」
「マジ? これ喰らって声を出す奴は始めてだ」
「でも、効いちゃいるな。もう一人じゃ立てそうもない感じだし」
男の一人が、ほんのり血で赤く染まった針を懐に仕舞い込む。
毒? 魔術の類か? でも魔術の気配は――危ない。マスターに報告。いや危ないのはオレの方で……ダメだ。毒の回りが早い。意識がどんどん朦朧としてくる。
「あー、うん。実は君に嘘吐いてたんだよね」
けらけらと、先ほど以上に笑みを歪ませて、正面の金髪が言う。
「楽しい場所ってのは、この電車の中。遊ぶのは俺達で、お前は遊ばれる側なんだわ」
「っ……、ぐ……」
「お前で四人目かな。お前ほど血気盛んな奴は初めてだけど、いったいどれだけ粘れるかなぁ」
「ま、どんだけ粘っても意味ない訳だが」
「どろっどろに溶けてアヘ顔晒すまでやめねえから、そこんとこよろしくね?」
「……ぁ、だ、れぁ……」
人を呼ぼうとするも、声にならない。
がたん、ごとん、揺れる電車の中で、オレを取り囲んだ男達の笑みが重なる。
◇
再び掴まれたオレの胸。
相変わらずの乱暴な掴み方なのに、感じる先ほどとまるで違っていた。身体が弛緩し、ぴりっとした刺激が走る。
「ぃ……や、めろ。クソが……」
「はいはい、暴れない。周りに人もいるからね」
殴ろうと持ち上げた腕は、男に軽々と掴まれる。もう一人にもう片方の腕も掴まれ、たちまちのうちに無力化される。
オレの自由を奪った男は、遠慮のない手つきでオレの胸を揉みしだく。オレの、憎らしい、女としての部分。魂から来る拒絶感に駆られて、オレは視線を剣のように鋭くして、男を睨み付ける。
「っくそ……てめ、ら。こんなこと、して……ただで、済むとでも」
「うるせえっての」
乱雑に言い捨て、男は胸を掴んでいた腕に力を籠める。
身に付けていたチューブトップが、一息に捲り上げられた。
「っ――!?」
上に持ち上げられ、解放されたオレの乳房がふるっと揺れる。
満員電車の中で。こんなに人がいる中で味わっていい筈がない、乳首まで剥き出しになった開放感。
ぞっと、オレ背筋が凍りつく。
けれどそれも、男の手で乳首を摘まみ上げられた途端に、電気のような刺激に上書きされた。
「い、んっ」
「はは、呆気なく喘いでやがる。口ばっかの虚勢だな」
「子供みたいな身長のくせに、意外と立派なもの持ってるじゃねえか。このぐらいの大きさも弄り甲斐あって好きだぜ」
値踏みし、舌なめずりされ、下品な勘定を打たれる。電車の揺れで誤魔化せないくらい、心臓の鼓動が一気に跳ね上がる。露わになった乳首を隠したくても、掴まれた手を解いてはくれない。
「これで、もしバレた時にただじゃ済まないのはお前の方になったな。もし誰かに写真でも撮られた日には、一生ネットで恥ずかし者だ。ま、俺達は別に、それはそれで楽しいんだがな?」
「っ……!?」
見られる。写真を撮られて、辱めに遭う。
ふざけるな。このオレが、モードレッドが、そんな売女のような屈辱を受けるなんて、遭っていい筈がない。
最悪な光景を想像して固まるオレ。そのわき腹を、男の固い指先がつぅとなぞった。
「んひっ!? ……な、なんで、こんな」
「気付いたか? 驚くぐらい敏感になってるだろ。さっき打ち込んだ薬には、感度を上げるみたいな作用を上げるらしいんだ」
「もっともっと酷くなるぜ。これまでには、最終的に撫でられただけでイくようになった女までいたからな」
「ああ、あれは傑作だったなぁ。一月くらい前か? ちょうどお前みたいな気の強い、いかにも育ちのいいお嬢様って感じでさぁ」
武勇伝を、あるいは楽しかった玩具遊びを語るような調子で、男どもがほくそ笑む。
「近寄るなクズどもとか散々粋がってたのに、最終的にはイキまくりながらぴぃぴぃ泣いてさ。顔面をぐしゃぐしゃにして、やめて許して誰かに見られちゃうって懇願して」
「そうそう。虚勢を剥がして雌に堕として。そんでそうなった女を更に徹底的にイカせてぶっ壊す! これがまた楽しいんだ」
ゲラゲラと笑う男達の視線は、オレから全く離れない。
いまオレは、彼等が語るような『最高の玩具』として見られているんだ。
正面に立った金髪の男が、胸を掴んでいた腕を、ゆっくり下にズラしていく。太くざらついた指先で腹を撫でられる、その刺激でさえ身体がびくびくと震えてしまう。
臍の下をなぞった男の手が、そのままオレの腰、ズボンのボタンを開けて、手を差し入れてくる。オレは必死に身を捩って抵抗するも、身体に力は入らず、男達の拘束も、立ちはだかる壁も、びくともしない。
そうして、オレの最も忌まわしい、最も女である部分に、名前も知らない下品な男の指が滑り込む。
にちゅ、というぬめった音。腹から突き上がるような刺激が、オレの身体を跳ねさせる。
「ん、ひゅ……!」
「ほぉら、やっぱり虚勢だ。もうマン汁垂れてきてやがる。やっぱり元から誘われ待ちだったんじゃねえのかお前」
「人生めちゃめちゃになりたくなければ、死ぬ気で声を抑えろよ? 俺達は容赦なんてしないからな」
そう言って、金髪は言葉の通り、容赦なくオレのまんこに、中指を挿れてきた。
「っぐ、んん……っ」
膣肉を割り入れて侵入してくる、知らない男の指。
忌まわしい女の部分に踏み込んでくる、これ以上ないほどの屈辱。
そして、それを塗り潰すほどの――ぞくぞくぞくぞくっと駆け抜ける、とてつもない快感。
たった指一本で、電気ショックを受けたように、足から力が抜けそうになる。
強制的に発情のスイッチをオンにさせられたのか、オレのまんこはもう愛液を垂らしだし、男の指を歓迎するように受け容れている。
身体が火照っている。期待している。
嘘だ。有り得ない。受け容れられない。
例え毒のせいだとしても、こんな下品な男どもなんかに、オレが発情しているなんて――
「っく、ぁ……や、やめろ、ばか。今すぐ抜かなきゃ……ん゛いっ!?」
「っはは。オイオイ危ねえな、いきなり喘ぐなよ。即効ゲームオーバーとかつまんなすぎるだろ?」
金髪の男が愉快そうに笑う。
そのまま奴は、膣に挿し入れた指をくんっと曲げて、オレの膣壁を引っ掻き始めた。
「っん、うん……っ」
「まずはレベル一な。こうやって、まんこの浅いところをカリカリし続けまーす」
飲み会の娯楽のようなノリで、オレへの愛撫が始まる。男のざらついた指が、オレの敏感な肉ヒダを擦ってくる。
「ふ……ふぅ……!」
「おーおー、屈辱そうな顔。やっぱそういう態度で来られるのもそそるわー」
「ホントホント、身体はもう雌堕ちの準備を整え始めてるのに、笑えてくるぜ。乳首なんかもう勃ちかけじゃねえか」
脇を囲んでいる二人の男が、無遠慮に腕を伸ばして、オレの胸を掴んだ。膨らんだオレの胸を掬い上げるように持ち上げて、先端の乳首を指の腹で押し潰し、擦る。
「っ――」
「このまま、乳首の方もビンビンに勃つまで擦り続けてやるよ」
「ていうか、マジで美人だね君。大きさはちょっと物足りないけど、肌つや抜群。こんなの絶対旨いじゃん。うわぁ、吸い付きてぇ~」
「満員電車なのを忘れるなよ、俺達も気をつけねえとな。焦らなくても、時間はたっぷりあるんだ」
「なんせ環状線で、終点なんてないんだし」
下品な話で盛り上がりながら、野郎共はオレの身体を弄り続ける。
指を挿し入れ、膣を掻き回される。胸を掴まれ、乳首を捏ね回される。
異物感と快感。ピリピリとした刺激がずっと続く。ピリピリが、次第に溜まっていくのが分かる。敏感な膣も乳首も、徐々に熱が籠もっていく。
快感の昂ぶりを感じるのと比例して、オレの身体に怒りの熱が籠もっていく。
声を上げないように息を整え、オレはギッと男共を睨み付ける。
「て、てめ、らぁ……! 覚えとけよ。っく、このオレに、こんな屈辱を味合わせやがって……この毒が抜けさえすりゃ、お前等全員なぶり殺してやる……!」
「まだ言うのかコイツ。殺すとかガキかよ……こういう強気を崩すのが面白いんだけど、ここまで生意気だと普通にムカつくな」
オレの威嚇は、男共の機嫌を損ねさせる程度の効果しかない。金髪の男が、うんざりしたように息を吐いて、視線の温度を下げる。
そして奴は、膣に挿し入れた中指に更に人差し指を追加した。まんこが更に広げられる刺激。さらに奴は親指の腹を使って、オレの陰蕾、クリトリスをざらりと撫で付けた。
剥き出しの柔肉を指で潰される強い刺激に、オレの身体がまた跳ねる。
「ひゅ、んっ」
「罰として指一本と、クリ責めも追加な。さっさと一発目イっちまえ」
そうして男は、容赦なく手首を捻って、オレのまんこを掻き回しだした。
電車のガタンゴトンと揺れる音に混じる、にちゅにちゅと響く音。親指はクリトリスにぴったりと宛がわれ、手首を捻る度に、剥き出しの柔肉を擦ってくる。
「あ、ぁ、ん……ってめ、馬鹿……よせ、よせってば」
「力の籠もり方で分かるぞ、イキそうなんだろ? 快感を逸らすとかさせねえからな」
必死で身を捩っても、拘束は剥がれない。男の指はクリトリスから離れず、一定の素早い動きで膣肉を擦ってくる。
ぞくぞくぞく、と身体が痺れる。快感神経を擦られるピリピリした刺激が快感に変わり、熱になって局部に溜まってくる。
快感が、波のように押し寄せてくる。
ぞっ――と。ようやくオレの心に、遅ばせな怖気が走る。
イク。このままだとマジでイかされる。
満員電車の……こんな、何百人もいる公衆の面前で、胸を曝け出して、知らない男共に好き勝手に弄られて。
「歯を食い縛って堪えろよ……オラ、イけや雌ガキが」
最後にぐりっとクリトリスを抉られた瞬間、快感の波がオレを呑み込んだ。
矯められていた快感が爆ぜる。大波を頭から被ったように、ほんの一瞬、意識が白く染まる。
「っん――い、く――ッ!」
歯を食い縛って、股間から脳にまで届いた快感を堪える。寄せて引いていく快感の波に、ぶるるっと身体が震え、勝手に汗が噴き出てくる。
「は……ぁ……」
唇の隙間から、涎が垂れている事にも気付けない。オレは快感の余波に痺れる身体を見下ろし、情けなさに歯噛みする。
イってしまった。このモードレッドが、こんな下品な男共の指なんかで。それは生前に味わった感情のどれとも違う、涙が出るような屈辱だった。
シュウと音を立てて電車が停まる。車内の人が掃けていき、僅かに入ってきた新鮮な空気を吸う。
その時のオレは、まだ何も知らなかった。
思いもしなかった。この屈辱が、まだほんの入口だなんて。
ぐりゅ――と、膣壁を指で抉られる。
「んひ!? ――む、ぐぅ」
「おっと、危ねえ。ちゃんと声抑えろってば」
喉から飛びだそうとした甲高い嬌声が、男の手で塞がれる。
そのまま金髪の男は、膣に差し込んだままの指を動かし、オレのまんこを再び掻き混ぜ始めた。
イったばかりの膣は、神経が逆立ってとても敏感になっている。そんな所を、さっきよりも激しい手つきで、にちゅにちゅと遠慮無く音を立てながら弄られる。とてつもない刺激に、オレの身体が大きく跳ねる。
「ん、む、むぅ……!?」
「何を気持ちよく余韻に浸って、終わった感出してんだ? これで終わりな訳ないだろ」
冷然と言い放ち、男は膣の入口近くを漁っていた指を、更に深く沈み込ませた。
イッたばかりの肉ヒダをずぶずぶとかき分けられる。絶頂で吹き出した愛液を纏い、無遠慮に侵入してくる。それをオレの身体は快感として受け取ってしまう。
ぎゅっと目を瞑っても、身体はぶるるっと震えて悶えてしまう。
男共に腕を抑えられていなければ、そのまま膝を着いてしまいそうだった。必死で息を抑えるオレを見て、金髪が歯を見せて笑う。
「一回めの絶頂なんて、単に雌のスイッチをオンにしただけだぜ? 気張れよな、こっからが本番なんだから」
そう言って、男の指が再びオレのまんこを弄り出した。
まだ余韻も残っていて、神経はまだヒリついている。それなのにオレの身体は、男の指を快感と感じてしまう。
「っん、ぐむ、ふぅぅ……!」
「へへ、奥をほじられるのはキくだろ? 今度はもっと強い絶頂が来るぜ」
ぞくぞくがオレの身体を駆け抜けていく。まんこがじんじんと痺れて、また快感が溜まっていく。さっきよりずっと早く、容赦ない勢いで。
「むぐ、んんっ、んんーー……!」
「お、もうイクか? チョロすぎだろ、最初の威勢はどこいったんだか」
「サービスで口抑えててやるよ。だから早くイけ、イけやコラッ」
ダメ押しにクリトリスをぎゅっと押される。その刺激がまるで風船に針を刺すようにして、快感が弾け、オレを再び波に呑み込んだ。
「ん、ひゅっ――ん、ひゅん、んゅぅぅ~~~~っ!?」
抑えられた指の隙間から、小さくなった甲高い嬌声が漏れる。ぶるぶるっと身体が震えて、膝が笑う。
さっきよりも長く視界が真っ白になり、ちかっちかっと星が瞬く。怒りも屈辱も塗り潰してしまうような、強烈な快感が脳を痺れさせる。
「っふ、ふぅぅ……!」
視界はパチパチと瞬き続けている。イった余韻から帰ってこれない。
カルデアに来て、セックスはしたことがある。
マスターから求められて、抱いた事もあるし、抱かれてやった事もある。
けれどこんな風に、イったばかりの膣を無理矢理に掻き混ぜられてイカされた事なんてない。
薬で脱力した身体、神経の逆立ち敏感になった肌を、こんなふうに乱暴に弄られて。
知らない快感だ。とても嫌で、怖い快感だった。
まずい。身体が、頭が、知らない方向に揺れている。身体のあちこちが、さぶいぼが立ったみたいにぞわぞわしている。
このまま続いたら、オレすら知らない場所に飛んでいきそうだ。
「こりゃ完堕ちも早そうだな……そんで朗報だぞ。イカせるついでに見つけたわ」
そんな寒気に襲われるオレを余所に、膣に差し込まれた指が、再び動き出す。
唇を吊り上げた笑みを貼り付けて、金髪が、オレの膣を弄る。
ごりゅ、と、一点が抉られる。
その瞬間、とてつもない快感が、オレの脳天を貫いた。
「く、ひゅ――!?」
「そうだ。ココだろ? ちょっと奥の、上の方だ。何人もイキ狂わせてると、弱点も何となく分かっちまうんだなこれが」
男の指が、再びそこを抉ってくる。その度にオレの身体は、まるで電気ショックのスイッチを押されたみたいに跳ねて、バチッと視界に火花を散らせる。
金髪はにやにやとした笑いを向けたまま、オレの口を覆っていた手を離す。
「サービスタイムは終了。今度はちゃんと声を抑えるんだぞ? まだ全然遊び足んねえからな」
「な、ぁ――っひ、ぃ……!?」
再び快感が押し寄せる。オレは咄嗟に歯を食い縛って、飛び上がってくる嬌声を噛み潰す。オレの抵抗を見て、金髪は更に笑みを深くし、指先を小刻みに動かして、弱点を連続して突いてくる。
「っあ、ひっ。……なん……それ、なんだよ。こんな快感、知らね……んぁっ」
「かわいそうに、男に恵まれなかったんだなぁ。今から俺達が、お前の性感帯ぜんぶ開発してやるからな」
「こっからは、マジで意識飛ぶくらい気持ちいいぞ? まあ、ぶっ飛んだ瞬間に、社会的にも死ぬ訳だけどな」
下卑た笑いを浮かべて、横を取り囲んでいた男二人が、オレの身体に手を伸ばす。
男の大きな手に、胸を揉まれ、太股を撫でられる。
相変わらずの無遠慮な手つき。それにオレの身体は、さっきまでとまるで違う反応を見せる。
「ひぅ、っん、くぃ……!」
「うっはぁ、胸やらけぇ~。いつまでも触ってられるぜ」
「や、めろ……やめろよ、ばか……ん、あぁっ」
腹や腿を触れられる度に、ぞわぞわとした刺激に痺れる。胸を揉みしだかれると、切ない疼きに全身がじんじんする。乳首をぴんと弾かれると、強い刺激に声を漏らさずにはいられない。
「なん、くひっ……なんっ、で、オレ……いやなのに、気色悪いのに。なんで、こんなに感じて……!」
「こんだけ弄ると、あちこち身体が『開いて』くるもんだ。薬の効果もあって、もう全身どこ触っても気持ちいいだろうよ」
ニヤニヤと笑って、正面の金髪が、更に指を激しく動かして、オレの膣内を引っ掻いてくる。
「んっ! はぁ、ひ、ひんっ――」
「そんな身体で、弱点をずーーっと責められたら……まあ、マジイキも知らねえガキが耐えられる快感じゃねえだろうなぁ」
愛液を絶えず吹き出し、とろとろになってしまったオレのまんこが、ぐちゅぐちゅと激しく掻き回される。意識がぐらりと傾いて、胸を抓まれる刺激に喚び戻される。
「はひ、ん、きゅふ――っん、ぎ、ぎぃぃ、んぎぃ……!」
「そうだ。ちゃんと声を抑えろよ。ここが満員電車だって事を忘れんな」
オレは歯を食い縛って、嬌声を堪える。周りには何十人っていう数の人がいる。その中にはマスターもいる。
もしこんな恥ずかしい姿がバレて、写真でも撮られたならば――オレはお終いだ。騎士モードレッドとして、そんな屈辱は、恥辱は、とうてい耐えられない。
まして。ましてだ。こんな姿を、マスターに見られでもすれば。
「っぐ……! ん、んん~~……っ!」
歯を食いしばって、唇をぎゅっと窄めて。こみ上げてくる喘ぎ声を抑える。
嫌だ。こんな姿、絶対に見られたくない。
絶対に声を出したくない。
こんな下素の指なんかでイきたくない。
なのに、男はオレの知らない弱点を突き、知らない快感をぶつけて、オレの精神を砕きにかかる。
今まで感じたこともないほど強烈な刺激に、身体が否応なしに震える。相変わらず身体に力は入らなくて、両腕を掴まれた拘束は全くほどけない。
「っふ、ふ、ふぅー、ふう、ふぅぅー……!」
頭にかぁっと血が上る。身体がかんかんに熱くなっている。視界の星が、ぱちぱちが、どんどん数を増やして、強くなって、視界を埋めていく。
ぞわぞわと絶頂の予感が這い上がってくる。容赦ないスピードで、オレの理性を呑み込もうとしてくる。
そしてその予感は、最悪な事にも、オレを取り囲む男達には筒抜けだった。
「あー、こいつもうイくな。まんこが痙攣してる」
「はは。弱すぎてウケるわ」
「ほーら、胸も合わせて弄ってやるよ。三人纏めて快楽責めだ」
「デカい絶頂で、頭を真っ白にしちまおうなぁ」
男共は更に喜色を滲ませて、もうどこを触っても気持ちよくなってしまうオレの身体を、まんこを、激しく弄りだす。
喜色悪いと感じる余裕さえ消えている。怖いくらいの刺激が、感じたことのない快感が、マグマみたいに煮えたぎる。
快感が、溜まって、溜まって。そして弾ける。
一際強く弱点を抓られ、乳首を強く摘まみ上げられるのと同時に、溜まっていたボルテージが、爆発した。
「ん――ぁ、ひ、やだ、だめだ、マジでやばい。だめ、だめだめだめイく、イク、イッ――く、ぐん、んぐぅぅぅ~~~~……!」
びくんっ、びくんっ、びくっ、びくっ。
身体が、引きつけでも起こしたみたいに跳ね上がる。
ヴァキナから突き上がるように登ってきた暴力的な快感の渦に呑み込まれて、頭が真っ白に染まる。
がたんごとんという電車の振動に、オレが必死に歯を食いしばって押し殺した、子犬のように甲高い嬌声が搔き消える。
絶頂は途切れない。オレは胸を晒して汗ばんだ腹を突き出した痴女みたいな格好で、何度も何度も痙攣する。
公衆の面前、満員電車の中にも関わらず、本気でイってしまう。
「っ――! っひ――ぃ――!」
喉に力を入れなければ、情けなく喘いでしまう。息ができない。頭にかぁっと血が上る。容赦の無い『気持ちいい』が、びくん、びくんとオレを震え、悶えさせる。
「っか、ひ――は、はぁーー、はあ゛ーー……!」
ようやく痙攣が終わった時、オレは酸素を求めて、喘ぐように呼吸していた。自分でも分かるほどに、身体が、顔が、情けないくらいにぐしょぐしょだ。
しょわ……と、股下に温かいものが広がる気配。
デニムのショートパンツが、股を中心に濃い色に変わっていく。
目の前の金髪が、ぷっと息を吐いた。笑いに吹き出すように。オレを嘲るように。
「はは、潮吹いてやがる。ここが電車の中だって分かってんのか? 遠慮無くマジイキかまして、情けねえの」
くだらない一発芸でも見たように、男共はオレを虚仮にしてゲラゲラと笑う。
ぬち、と音を立てて、オレの膣から指が引き抜かれた。じんじんと痺れる柔肉が、ようやく蹂躙から解放される。
オレは深く息を吸い、壊れかけていた意識を修正する。
ダメだ。この状況が続いてはいけない。何とか乳もまんこも隠して、コイツらを叩きのめして、この恥ずかしい状況から抜け出さないと。
「それじゃ、選手交代だな」
「……え……」
頭上から振ってくる、信じがたい声。
愕然と顔を上げれば、目の前に立つのは、金髪とバトンタッチした刈り上げの男。
「これで終わりな訳ないだろ? 徹底的に堕とすって言っただろうが」
「そんじゃ、コイツの身体も温まった所でゲーム開始な。いつもの通り、コイツに喘ぎ声を上げさせて、社会的に終わらせた奴が勝ち」
「任せとけ、一瞬で終わらせてやるぜ」
笑みを浮かべたまま、金髪が信じられないような遊びの提案をする。
青ざめるオレなんて意にも介さず、刈り上げの男は得意気に笑う。自信満々に、楽しげに、オレを社会的に殺そうとしている。
そしてソイツは懐に手を入れると、親指ほどの大きさの卵形の器具を取り出した。細いコードで、リモコンのようなものに繋がっている。
「は……待て、それ……」
「おいおい、いきなり道具使うのか? チートだぞそれ」
「馬鹿お前、イカせゲームにチートも何もあるかっての」
オレの言葉など意にも介さず、男共は談笑し、そのノリのまま、オレの膣に指を突き込んだ。
「ん、ひぃ゛……っ」
さっきの金髪よりも太くごつごつした指が、膣肉をじゅるじゅるとかき分けて侵入してくる。三回もイって敏感になった神経をなぞられる刺激に、オレは意識をフル動員して嬌声を堪える。
堪えろ。気をしっかり持て。オレは自分に言い聞かせる。
頭に叩き込め、オレは何者だ。最優のセイバー、モードレッド。円卓の騎士にして、王のただ一人の息子、叛逆の騎士様だ。快感なんかに負けてたまるか。こんな不敬を、屈辱を、許して溜まるもんか。こんな失態が誰かにバレるなんて、あっていいはずがない。
今は耐えろ。時間が経てば毒も消える。そうすればこんな下素共なんか一瞬でぶち殺してやれるんだ。
そうやって脳内に言葉を紡ぎ、怒りの炎を燃やしてこの恥辱に塗れた時間を乗り越えようとする。
そんなオレの膣内――さっきまで散々指で擦られた弱点に、器具のつるりとした先端が当てがわれる。
「このあたりだな……スイッチオンっと」
刈り上げの男が、手にしたリモコンを操作する。
瞬間、膣に入れられた器具が、ヴヴヴっと震える。
頭の中に唱えていた自負も、負けるもんかという決意も、オレの膣壁を高速で擦り上げられた瞬間に、粉々に砕け散った。
「い゛っ!? ――ひ、い゛んん!?」
「うおっ」
一瞬、意識が飛んだように思えた。
気付いた時にはオレは腕を振り回して拘束を解いて口を抑え、漏れ出る悲鳴を全力で押し殺していた。ぷしっと、膣から愛液が吹きこぼれ、身体中に快楽の電撃が走る。
スイッチがオフになり、オレの腕はあっという間に男達に拘束される。
「危ねえな、ちゃんと抑えてろよ」
「悪い悪い。やーでも凄えな、ローター。漫画だと雑に扱われがちだけど、きちっとほぐしてから使えば最強だわ」
男共のそんな会話も頭に入ってこない。
オレは目を開いたまま、瞬きの仕方すら忘れて、愕然とする。
「っは、は、は、はぁ、はぁ……はぁっ」
ヤバい。ヤバい。
イく。今のがあとほんの数秒続いただけで、確実にオレはイかされていた。
こんなのダメだ。ダメに決まってる。振動で、何十回も連続でまんこを擦られるなんて――
「おい、待て……待ってくれ」
漏らした声が、震える。
「それ、ダメだ。マジでやめろ……絶対、すぐイく。声出ちまうから、だから――」
「だから? すぐイくからこそヤるに決まってるだろーが」
オレの懇願なんて、意にも介されない。
無慈悲にスイッチが押されて、ローターがオレの膣内で暴れ出した。
「っい゛――ふぅ、ん゛ん……っ!」
「そーだ。声は我慢しろよー? じゃないと勝負にならないからなー」
燃えるような快感が、オレを襲う。
敏感すぎる、自分でも知らなかった弱点を、一秒に何十回という振動で擦られる。
声を出す出さないじゃない。それは最早、呼吸すらままならなくなるほどの快感だ。
「んっ――あ、ぁぐ、い゛いっ……やめろ、止めろ、止めろってこの……!」
「止めて欲しいなら、せめて敬語使えや。『もうやめてくださいお願いします』って言われれば、考えてやるかもしれねえなぁ?」
「っざ、けんなこの腐れ外ど――ひい゛、あ゛、や、やめろ――またイく、イくってばイッ――!」
先ほどの、噴火するように激しい絶頂が、間髪入れずに押し寄せて頭を真っ白に染める。
イく。びくんっ、びくんっ、身体が絶頂に打ち震える。
しかし、押し寄せた快感の波は、今度は引かない。
「っ――ぁ、ん゛ぁっ……な、なんでぇ……んんっ!?」
「ははっ。なんて声出してやがる。泣きそうにして『なんでぇ』だとさっ」
「一回イったくらいでやめる訳ねえだろ。このゲーム、一人五分のローテーションなんだわ」
「俺のターンで、あと四回はイって貰うぞ」
刈り上げの男はそう言って、オレの弱点にローターを当て続ける。
「あ、ん、ん゛んぅ……! くそ、やだ、やだ……やめろってば、あ゛っ。あ、い゛、やめろ、やめろよっ。イッたばかりなのに、強くて……つら、すぎぃ……ひん゛っ」
「おい、黙れよ。マジでバレるぞ」
「っ――ん、んんっ。ん~~~……!」
「はは、命令されて従ってやんの。すっかり従順になっちまったな。おぉ?」
青ざめて口を紡ぐオレを見て、男が笑う。ローターは振動し続け、膣に侵入した男の指はオレの弱い所を押し上げたまま離れない。
快感の火花は、もう漏電でも起こしたように頭の中で弾けてる。
クソ。クソ。ふざけんな。ふざけんな。
マスター以外に触れる事なんて許していないのに。イったばっかりなのに。そんなオレの、敏感すぎる所だけを、執拗にずっと、ネチネチと弄りやがって。
無理だ、こんなの。我慢とか気の持ちようで誤魔化せる快感じゃない。両手を抑えられて、身動きも快感を逸らす事も禁じられて。自分でも知らなかった、触れられただけで身体が跳ねそうになる敏感な所を、秒間何十回という振動で、ずっと、ずっと、ずっとずっとずっとずっとず――
「っふぅ、ふぃ、あ、ひ、ひい゛……あ、やだ。またイく、イ――っグ、ん、んぐぅぅぅぅ~~~~……!」
あっという間に絶頂させられる。歯を食いしばって、漏れ出る喘ぎ声を必死に耐える。催すような嫌な感覚と一緒に、ずり下げられたオレのズボンが、吹き出した潮にまた濡れる。
ちかっちかっと視界が明滅する。朦朧とするオレの意識が、ローターの強すぎる刺激に無理矢理引き戻される。
「ん゛、んんっ。んんぅぅぅ~~~!?」
「そうだろう、そうだろう。ローターを当てられ続けて、イった所から戻れないんだよな? いちばんヤバい、快感に登り詰めた所からずーっと降りられないんだよなぁ」
「は、かはっ……やだ。待て、待てってば。頼むせめて休憩、一回抜いてくれ、え゛ぅ」
「メスガキが口答えすんな。オラ、降りられないままもういっぺんイけ」
オレの懇願も、冷徹に言い捨てられる。
口調にも、手つきにも、オレの扱い全てに、優しさなんて欠片もない。
道具のように、玩具のように扱われる。暴力のように快感を押し付けられ、その暴力的な快感が、オレのプライドをミシミシと軋ませていく。
「ふぅ、ふい゛ぃ……! ざけんな。ざ、けんなあ゛んっ……殺す。殺す殺す。お前ら絶対にぶっころ、お゛、ひい゛……!」
「社会的に死ぬのはお前の方だっての、バーカ。抵抗なんてすんな。ほらイけ、イけ、イーけ」
ヴヴヴヴという振動が延々とまんこを擦り、心を揺さぶり、イった場所からオレを戻してくれない。絶頂間際のとんでもない快感が、オレの頭をめちゃめちゃにしてくる。
クソ。クソ。クソが。コイツらオレを誰だと思ってやがる。円卓の騎士モードレッド。王になる素質を持ち、アーサー王を殺した息子だぞ。そんなオレを、メス扱いどころか道具のように弄びやがって。こんな、売春婦でも受けないような下劣な目に遭わせやがって。
「テメエマジでふざけんなよ。絶対に許さねえぞクソが。クソクソクソクソだめだ、クソ、いやだ。こんなクソ野郎にイかされ、いイ、グ、イク――んんん~~~~……っ!?」
そうして一度も絶頂から戻って来れないまま、オレは再びイかされる。まるでマグマが吹きこぼれるような、猛烈な熱がオレを責め立て、意識を塗り潰す。
「お゛……ぁ、は……あ゛、あー……」
「はい、五分経過だ。選手交代だな」
「ち、意外としぶといなコイツ。潮なんて吹きっぱなしの癖によ」
ぬぽ、ともの凄く生々しい音を立てて、オレの膣から指が抜かれる。けれどオレは、その感触さえ味わえないほどに疲弊し、朦朧としていた。何度も何度も絶頂した身体はすっかり脱力し、もう男共に支えられて辛うじて立っている上体だ。どこもかしこも熱くて、どろどろになりそうなほどに蕩けきっている。顔中の穴という穴から、みっともない汁をだらだらと溢してしまっている。
そんなオレを無視して、三人目の男がオレの前に立つ。男はオレを後ろ向きにさせると、躊躇なくオレのまんこに指を挿れてきた。
「っう、ううう~……!」
「うっは、完璧にほぐれてら。熱くてドロッドロ。指だけで相当気持ちいいぜ」
色気だった声を上げられる。それに抵抗する事もできない。電車の壁に手を着き、膣をほじられる快感を必死に堪えるしかできない。男の汚い歓声が、背中に粘っこく吹き付けられる。
「っああ~、ちっせえ穴ぁ。指二本でも、めちゃめちゃ吸いついてくるじゃねえか。ヒダも揃ってて、ぞりぞり擦ってくる。こりゃ相当な名器だ。やー、ちんぽ挿れてぇ……!」
「ばっかお前、なに浸ってんだ。サッサとイかせろよ、勝負になんねえだろうが」
「まあまあ、ちょっと堪能させてくれよ。どうせお前の番は回ってこないんだから」
背中に下品な声が振ってくる。男がぐっと身を寄せてくる気配。
「お前も分かるだろ? 強がってるお前と違って、まんこはすっかり雌らしくなってるぜ。ダラダラ涎垂らして、きゅうきゅう締め付けて、ちんぽくれ、ちんぽくれよ~ってねだってやがる」
「っ……!」
粘つく声で汚く囁かれる、下素で下品な、最低な言葉。なのにオレは否定の言葉一つ吐けない。現にオレのまんこは、奴の言う通り小刻みに収縮して男の指を締め付けている。指先に肉ヒダを自ら擦りつけて、ぞくぞくした刺激で脳を痺れさせている。
最低だ。最悪だ。自覚できてしまう。自分が雌だと。イき続けたオレの身体が、雌として芽吹いてきてると。それを否応なしに自覚してしまう。
再び、膣に潜り込んでくるつるりとした感触。散々オレを狂わせたローターが、再び肉ヒダをかき分けて奥の方に侵入してくる。
「ぅ、ぅぅぅ……!」
また始まるんだ。あの強すぎる快感が。こちらの尊厳も、気持ち悪いという生理的嫌悪も、イきたくないという思いも何もかも無視して、一分とかからずに強制的にイカされる、強烈な快感が。
「はは。なんだよ、ひょっとして泣いてんのか?」
「ざっこ。ウケるわ。それがさっきまでぶっ殺すとか言ってた奴の態度かよ」
「っ……ぅ、あ」
男共が哄笑し、オレの髪の毛を乱暴に引っ掴む。頭皮を剥がされるような痛みは、まるで首輪を付けられたようにオレの精神を圧迫してくる。
「自分の立場を理解できたか? 俺達に見つかった時点で、お前は俺達の玩具なわけ。気の済むまでまんこをホジホジ弄られて、きったねえ喘ぎ声をおんおん漏らすしかないのよ」
「っふ、ふぅ……!」
身体がブルブルと震える。
頭では違うと思える。ふざけんなという怒りは湧いている。けれど身体が。オレの身体がもうへろへろに蕩けきって、抵抗しようとしてくれない。まんこがきゅうきゅうに吸いついて、男の指を咥え込んだまま離さない。
神経が開ききり、どんな刺激でも快感になるまで目覚めてしまったオレの身体が、オレ自身に『雌』であることを突きつけてくる。
怖い。このままだと、すぐにイカされる。屈服してしまう。その馬鹿げたおぞましい、とんでもなくふざけた未来を、じんじんするオレの身体が否定してくれない。
シュウ、と空気の抜ける音がした。辛うじて立つオレの足が、速度の変化を感じ取る。
汗ばんだオレの背中が、背後の男の喜悦が、ぐっと膨れあがったのを感じた。
「ホラ、情けない姿を見て貰おうな」
そう言って男は、鷲掴みにしていたオレの髪を持ち上げ、オレの顔を上げさせる。
その時オレが上げられたのは、短く小さい、戦慄の声ただひとつ。
「……ぁ」
いつの間にかオレは、隅のスペースから少しズラされ、電車のドアに両手を付けていた。
上げさせられたオレの視界に突き刺さる、眩い陽光。
オレの眼前に、外の景色が広がっていた。
反対車線のプラットフォームに立つ、大勢の人、人、人。
まるで額縁を飾るように、電車のドアガラスに、胸を曝け出したオレの裸体が曝け出されていた。
「……は、はぁッ」
「はい、スイッチオン」
ぞっとした怖気が全身に走るのと、ローターのスイッチを入れられるのは、ほとんど同時だった。総毛立った身体に、電流のように快感が突き刺さる。
「っひぎ、んひぃぃ――!?」
「ほーら、感度がまたブチ上がった。自分の置かれた状況をようやく理解したらしいな」
「待て。やだ。やだぁっ。外、人……これ、ぇっ。すぐ見られちゃう……きゅふぅっ!?」
「そーだ。お前のだらしねえイキ顔を、大勢に見て貰えるといいなぁ」
男はそう言って、ローターの振動を更に強める。ヴヴヴっという刺激が、オレの頭をかき乱す。
対面のプラットフォームに並ぶ人達は、皆スマホや本に目を落としたり、線路沿いの広告に視線を向けてたり、オレに注目を向けている奴はいない。けれど、今この瞬間に見られていないというだけだ。ドアにへばり付いて胸を晒して――こんなの見つからない訳がない。
「やだ、待ってくれ。せめて胸……胸を隠させて」
「ダメに決まってんだろ? ほーら、ぷっくり勃起した乳首だけじゃなくて、柔らかさもばっちり見せてやろうな」
「ん、ぁ。んんっ……揉むなっ。やだ、やだぁ……!」
男は後ろから手を差し入れ、オレの胸を揉みしだいて、乳首を捏ね回す。髪の毛を引っ張られて、上半身をべったり窓硝子に押し付けられる。
窓硝子に映し出されるオレの、イキまくって真っ赤に汗ばんだ姿や、くにゅっと押し潰れた胸を見られたら。そう想像しただけで心が震え、その震えが、快感を更に信じられない破壊力に引き上げてくる。
全身が性感帯になったみたいだ。ローターの振動を身体全部で感じている。強すぎる快感。顔を振って、必死に身体を悶えさせて抵抗しても、髪の毛を掴まれ、両手を抑えられ、快感から逃げられない。ドアの前から離してくれない。
脳を直接舐られているような、とてつもなく怖い快感がオレを襲う。
「っあ゛、あ゛。やだ、やだやだ、やだぁっ。はなせ、はなせよぉ……っお゛、あ゛ひぃっ」
「やめるわけねえよ。お前も分かるだろ? 見られるかもしれない。っていうか見られているかもしれない。そんな中でイったらどうなるか」
じわ、と汗が滲む。ぷし、と愛液が吹き出す。イキまくってゆるゆるの目から涙が溢れる。
男の言う事が分かってしまう。今イったらどうなるか。誰かに見られるかもしれない、その恐怖で強張った今の身体がイかされたらどうなるか。
「楽しみだなぁ? マジで飛ぶぞ。ほんのちょっと残ったプライドも粉々に砕け散るくらいの、とんでもない絶頂をくれてやる」
男の指がぐっと膣の奥深くまで挿し入れられる。柔肉をじゅるじゅるとかき分けて、ローターが膣全体を嬲り上げる。
「あ、ふ、ふひゅ、ひゅうぅ~~~~~~……!」
食いしばった歯の隙間から零れた唾液が、泡になって窓硝子を伝う。ガチガチと歯が揺れて、瞳がブルブルと揺らいで、正気を保っていられない。
眩いばかりの外の景色。プラットフォームに立つ大勢の人。人。人。見られるかもしれないという恐れが身体をぎゅっと緊張させて、そんな状態で猛烈な快感を押し込まれる。
分かる。これは、砕ける。本当に粉々になってしまう。
絶対に、すごいのが来る。負けてたまるもんかと気張ってきたオレの虚勢を全部吹き飛ばすほどの、とんでもなく気持ちいい快感がやってくる。こわい。こわい。こわい。
「やだやだやだ、いやだっ。イきたくない。見られたくないっ。オレの、こんな姿……っう、うううう、やめろよ、離せ、よぉぉ……!」
「はーい、我慢せずイっちまおうなぁ。雌豚みたいに情けなく鳴いてイキまくって、人間辞めたくなるくらいにプライドをずたずたにしちまおうなぁ」
「やだ……ます、マスター。助けて、ますたぁぁ……!」
蚊の泣くような声で助けを求めても、返ってくるのは男共の嘲笑と、膣をいびられる快感だけ。
何度も何度もくり返しイかされたオレのまんこから、壊れた蛇口みたいに愛液が吹き出し、ズボンからも溢れて床にポタポタと水滴を落としている。リミッターの振り切れたオレの頭の中に、許容値を越えた快感が一気に流し込まれて振り切れる。溢れる。弾ける。爆発したような絶頂が来る。来る。来る。
そして、快感に見開かれたオレの目が映し出す。
対面のプラットフォーム。
オレの真正面にいた一人の少年が、ついとスマホから顔を上げた。
「――ぁ」
少年と、目が合う。
少年がぎょっと目を丸くした瞬間に、オレの頭が快感に弾けた。
「っあ、ひ。やだ。やだやだやだイクイク、だめだやだやだ、やだ、ぁ――っぁあ、んい゛、い゛ぃぃぃぃ~~~~~!?」
ぞくぞくぞくぞくっと爪先から脳天まで貫く快感。
食いしばった歯から唾液が溢れ、見開いた目の奥にバチバチと漏電したように激しい火花が散る。ガクガクと震える足の間から、放水のように溢れた潮が吹きこぼれてぱたたっと床に散る。
脳まで痺れる特大の快感の電気ショックが、オレのプライドを粉微塵に叩き割った。
「っは、はふ……ひぃ……はひ……っ」
白黒に明滅するオレの視界の向こうで、反対側のプラットフォームに電車が入ってきた。少年の姿は消え、同時にオレの乗った電車も走り出す。
「マジかコイツ。イキ声を噛み殺しやがった」
「とはいえ、もう終わりだけどな。抵抗する気力なんて残っちゃいねえよ。どれ、顔を見せてみろよ」
肩を掴まれ、オレは再び反対に回される。
オレの視界を壁のように塞ぐ、屈強な男達三人。舐るような視線でオレを犯してくる。
子犬のようなか細い悲鳴が、無意識にオレの口から漏れた。
「ひ……」
「ようやく身に染みたみたいだな? お前はもう俺達の玩具で、みっともなくイキ顔を晒すメスでしかないんだよ」
男の指が、ローターが、再び膣内に挿入される。脱力しきったオレの膣は、抵抗もなくあっさりと受け容れて、とろけきったオレの脳をビリビリ震わせる。
「っあ゛、はぁ。あ゛ー……!」
「どんだけ粋がっても、こうして何度もイかせてやれば、みんなドロドロに溶けて泣き出しちまう。どんな女も、ちっせえローター一個に負けちまうんだ」
スイッチが入れられ、激しい振動に膣が擦り上げられる。もうピントも合わなくなった視界が揺れる。
「ひぃ、ひんっ、んんーーー……!」
「もうお前の負けは決まってるんだよ。とっとと自分が雌だと認めて、身も心も壊れちまえ」
ローターで膣内を蹂躙される。親指でぴんと勃起したクリトリスを押される。愛撫の度にびくっ、びくっと身体が震える。
――もう嫌だ。
限界だった。誰よりもオレが、もう思い知ってしまった。
どれだけ強くなっても。自らに誇りを持ち、あらゆる敵に立ち向かえるほどの胆力を持っていても。過去にどれだけの功績を獲得し、それを讃えられて英霊の座に召し上げられ、サーヴァントになろうとも。
オレは、女だ。
男共に食い物にされる雌なんだ。
それを自分自身で分かってしまった。コイツらに、分からされてしまった。
「っふぅ、んんん……!」
「ほぉら、気持ちいいな~。早くイけよ、狂え狂え、イキ狂っちまえ」
もう無理だ。オレはここで女にさせられる。
だって、叶う訳がないじゃないか。性器をこんな風に弄られて。イく度に身体が痺れてほぐれて解かされて。意識もプライドも気持ちよさに掻き混ぜられてどんどん分からなくなって。神経がどんどん開いて気持ちよくなって。もっともっともっと気持ちよくなって。気持ちいいが止まらない。怖くなっても止まらない。止めてくれない。狂うまで、きっと狂っても止めてくれない。
がたん、ごとんと揺れる電車。ぎゅうぎゅうに押し込まれた誰も、オレを助けてくれない。まるでオレが完全に壊れるのを待っているみたいに。
壊れる。女に堕とされる。プライドも何もなく、こんな公衆の面々に、情けない声も身体も晒してしまう。
いやなのに。死にたいくらい恥ずかしいのに。身体がイく事を止めてくれない。女に堕ちる事を止められない。
「う、うう……う゛ぅ、う゛ー……!」
「は。なっさけねえクソガキが。泣くくらいなら、だっせえイき声を晒しやがれ」
「ガキみてえに泣いたってやめやしねえよ。とっとと社会的に死のうな。ほらイけよ。イけ、イけやっ」
心も、身体も、とろとろにさせられて。いちばん女の部分を、乱暴に掻き混ぜられて、気持ちよくさせられて。決して抗えない快感をずっとずっとずっと押し付けられて。
「い……やだ、やだ。もう無理、無理ぃ……! イく、やだ、イくの止められにゃ、はあ゛、んんっ」
終わる。終わる。終わる。堕ちる。イかされる。今度こそ我慢できない。最後に残った自尊心も吹き飛ばす、デカいのがやってくる。それでおしまいだ。オレは雌に堕ちてしまう。
嫌だ。負けたくない。雌になりたくないのにイく。雌にさせられる。身体がもう蕩けきってドロドロで快感を止められなくて視界がバチバチ弾けて身体が熱くて熱が迸って何も考えられなくなって怖いくらい気持ちいいのが登ってきて怖い怖い怖いイク。イク。もうイク嫌だイく。嫌だ嫌だ堕ちたくないのに雌になりたくないのに止められないイく気持ちいい気持ちよすぎてもう無理無理無理イクイクイク――
「い、あ――あ、ああああ、イク、やだイク嫌だ――ッン! あ゛、あ゛あ゛っ! あ゛ーーーーーーー! う゛ぁ、あ゛ーーーーーーっ!」
とうとうオレは獣のように吼え立ち、頭がぶっ壊れるほどの快感に屈服した。
折れるように反り返った腹をびくびくと痙攣させ、噴水のように潮が吹き出す。
爆発するような凄まじい絶叫を、身体全部で感じる。
喉がビリビリと震えるほどの嬌声を迸しらせた絶頂は、オレの何もかもをぶち壊し、真っ白に染めてしまうほどに強烈だった。
(ああ……終わった )
身体の力が全て抜け落ちる。抵抗しようという気持ちすら、性器から吹き出す潮と一緒に洗い落とされてしまった。
(終わった。おしまいだ。オレはこれで、女になっちまった )
朦朧とする意識は、まるで今際の際のよう。
愛液塗れの指をぬぽっと音を立てて引き抜かれ、男共の下卑た視線を向けられても、オレの心はぴくりとも動かない。
「あーあー堕ちたな」
「これで完了だ。後はこの玩具で、思う存分楽しませてもらうとしようかな」
「最初は勿論堕とした俺だぞ! ああ、やっとコイツのまんこを味わえる。とろとろきゅうきゅうで、さっきから挿れたくてたまらなかったんだ!」
正面の男が、喜色だってズボンをずり下げる。
露わになった怒張は固く張り詰め、上を向いてそそり立っている。
グロテスクで気色悪い、知らない男のちんぽから、オレは目を逸らせない。力の抜けた腰を掴まれ、ほぐれきった陰唇に亀頭をぐにゅっとあてがわれても抵抗できない。そればかりか、切なげな疼きさえ感じてしまう始末だ。
最も神聖で、大切な場所を蹂躙されようとしているのに。すっかり雌に堕ちたオレの身体は、それを心待ちにしてさえいる。
「これから徹底的にブチ犯してやる。二度と返してやらねえからな」
穢らわしい舌なめずりをして、男が言う。
腰に力が籠められ、怒張が突きつけられる。オレの陰部は、女らしくその怒張を喜んで受け容れようとして――
「――れっど――モードレッド!」
人混みの中から響く聞き慣れた声に、蕩けきった理性が形を取り戻す。
「……ます、たー?」
「モードレッド! どこだ、返事して!」
マスターが何かを叫んでいる。女に堕とされた魂の、その奥、最も根本に刻まれた騎士の宿命が、急速にオレに正気を取り戻させる。
――そうだ、おかしい。
こんなにデカい声を上げておきながら、乗客の間に一つのざわめきもない。
最後に停車して、それから何分経った?
そうして、人混みをかき分けて顔を出したマスターは、オレを認めた瞬間に叫んだ。
「モードレッド! "ソイツ等がこの結界の作り手だ"、やっつけろ!」
その一言で、オレは全ての状況を理解した。
同時に――本気でおマヌケな事に――オレに打たれた毒の効果がとっくに切れていた事にも気が付く。
後は、もはや語るまでもない。
「なんだコイツ、急に――」
割り込んできたマスターに視線を向ける男共の背後で、現出したクラレントを振りかぶる。
そのまま横薙ぎの一線で、三人纏めてなぎ倒した。
切り裂かず、剣の腹を使ってやったオレのお情けを褒めて欲しい。クラレントのぶっとい腹で胴体をぶん殴られた男共は、下品にもちんぽを丸出しにした格好のまま吹き飛び、壁に叩き付けられる。
そうしてオレの振るった一撃によって、最低下素野郎共は、奴らが作った幻術もろとも吹き飛ばされたのだった。
ぱち、と瞬きした時には、オレ達はどことも知れない駅のホームにいた。三人組はプラットフォーム内の自販機に叩き付けられ、三人仲良く気絶している。
隣に立ったマスターが、ふぅと一件落着の溜息を溢す。
「おかしいと思ったんだ。環状線なのに一向に駅に着かないし、モードレッドとの連絡も着かないし……まさか満員電車を模した幻覚なんて、妙な魔術を使う人もいたもんだね」
隣でマスターがのうのうと説明をしている。
確かに、妙だと思う部分はあった。サーヴァントにも効果のある、明らかに魔術的な毒を使っていたのもそう。やけに無関心な周りの乗客もそう。我慢しろなんて言われながらもほとんどダダ漏れだったのだから、もっと早く気付くべきだったのだ。
だが、しかし。そんなのはもうどうだっていい。
「……よし、連絡完了。後は犯人達を引き渡せば、僕等は街に遊びに――」
とうとうとひとり言を漏らすマスターの肩を、オレはがっしりと鷲掴みにした。マスターが驚いて目を丸くする。
「っど……どうしたの、モードレッド?」
「行くぞ」
「ちょ、引っ張らないでよ。そんなに遊びたい? でも、犯人引き渡しまでが仕事だから、もうちょっと……」
「ンなの、この街の警官にでも任せてればいいだろ。口答えすんな」
「ちょ、ちょっと落ちついて、モードレッド。慌てなくてもあとちょっとで――」
マスターの呼吸が止まる。
ようやく彼は、オレの全身から吹き出す、暴力的なほどの女の匂いに気が付いたらしかった。驚きに目を丸くしていた瞳が、今度はぼっと顔を赤くする。
「……も、もー……さん?」
「ふぅ……ふぅぅ……」
その反応も間違いじゃない。自分でも分かるほどに、その時のオレは獣のようだった。
興奮にきゅっと窄んだ瞳孔は、目の前の気心の知れたマスターを捕食対象として捉えていた。食いしばった歯の隙間から餓えた狼のような吐息を漏らす。体温は高く湯気立つようで、我ながらどうかと思うほどのフェロモンを剥き出しにしていた。
「マスター……テメエ、見たよな?」
「み、見たって何が? いやぁ、あの時は必死で何がなんだか」
「下手な嘘吐くな。見えてたし、聞こえてただろうが。つーか第一、今嗅いでる匂いみりゃ一発で分かるだろうが……いま。オレが。犬みたいにサカってるってことが」
本気で凄むような深く沈んだ声で、そう告げる。真っ赤になったマスターが、ごくりと喉を鳴らした。
身体はまだぴりぴりと痺れていて。胸も膣も子宮もきゅんきゅんと疼いていて。
熱に浮かされたような意識で考えられるのは、たった一つの事。
何を欲しているかなんて……もう、言葉にする必要さえもなくて。
「なあ……よくよく考えたら、マスターが全部悪いよな?」
「えっ」
「繋いだ手も呆気なく剥がされて、オレを置いててんで別の方向に押し流されて……お前のせいで、オレはクソ恥ずかしい目に遭わされたんだ。そうだそうだ、お前のせいだ」
すっかり発情しきった、自分でも分かるくらいの湯気立つ吐息と一緒に、そんな紙切れのように薄っぺらい言い訳だけを吐き出して。
「予定変更だマスター。一緒に遊びに行くのはナシだ。オレが、お前で遊んでやる。お前のせいで恥をかいた分、お前に精算させてやる」
すっかり興奮が伝播してくらりとよろめきかけているマスターの襟元を掴んで、迸る彼の匂いをすぅぅと胸一杯に吸い込んで。
自分でも制御できなくなった興奮を剥き出しに、オレは言った。
「どこでもいい。三〇秒でホテルを決めろ。責任を取って、そこのベッドが壊れるまで付き合ってもらうからな」
その後は、果たして何回こってり搾ってやったか。相当激しくやらせてもらったのだろう。なにせ溜まったストレスが完全に抜け、記憶を無くすまで付き合ってもらったから。
後にマスターは、その時の顛末を『本当に地獄を見た』と表現するのだが――大変失礼な話だ。オレがわざわざ抱いてやったんだし、唯一オレが女の部分を許してやったんだから。むしろ光栄に思うべきだろう。なあ?
お題内容
・Fateのモードレッドが主人公
・満員電車でパートナーのマスターと逸れてしまう
・露出の高い恰好のせいで集団痴漢に狙われる
・集団痴漢の手や道具で何度も絶頂させられる(痴漢のチンコの挿入は無し、道具の挿入はあり)
・肉体は快楽に完堕ちして、心も痴漢達に屈服しかけた状態になる。
・痴漢達の快楽に負け、痴漢達にチンコの挿入を懇願したタイミングで、パートナーに救出される。
正直に言って解釈不一致だし、心の通じるイチャラブえっちが至高と考えています。
というかモードレッドが心を許さない他の男、まして痴漢なんかに負けるはずないよなぁ⁉︎
ええ、だから言ってやりましたよ。
「できらぁ!」って。
個人的にはモードレッドの解釈を一致させたまま雌堕ちさせる解釈の擦り合わせも大変でしたが、それ以上に「満員電車に現れる集団痴漢」というファンタジーをどう実現するかが大変でした。
でもかなりいい感じにえっちにできたんではないでしょうか。
予想以上に文字数をかけちゃいましたが、モードレッドに女をわからせるためにはこのぐらいの熱量が必要だったんだ。
乱暴にイカされて心をぐずぐずにされちゃうモードレッドかわいいね……
Skebの依頼は基本いつでも受け付けています。
この通り大体なんでも書けると思いますので、マイページのリンク先からリクエストを頂けると嬉しいです。