――提督……? 昨夜はどうして家に帰ってこなかったんですか。
大和の46センチ主砲が、提督の顔面に直撃し吹き飛んだ。
彼は群馬県北部にある、
とある登山道の入口の駐車場で三日ほど気を失っていた。
季節は2月の末。積雪のある地方だけに、
提督の白い軍服には、うっすらと雪が積もるが。
風邪もひかず衰弱死することもない。驚異の生命力である。
「あーいて。マジいてー。病院行った方がいいかな?」
軍帽がないことに気づいたが、ささいなことだと切り捨てる。
大和が撃ったのは、対提督用の弾である。
彼を折檻するための特殊弾であり、殺傷を目的としていない。
「ここはどこだ?……どうやって横須賀まで戻るか」
彼の所属は横須賀・鎮守府である。
現在地の群馬県北東部からはずいぶん距離がある。
時刻は夕方の4時半。シーズンオフのため登山道は
閑散としており、余計に肌寒く感じる。ローソンが見えた。
お店の人に地図でも見せてもらおうかと思い、自動ドアをくぐった。
「いらっしゃいませー」
「あ……君は」
「え……その顔はまさか……ていとくさん……ですか?」
鹿島がコンビニ店員の制服に身を包み、品出しをしていた。
鹿島はローソンの全国キャンペーン
(鹿島のタペストリー付きのユンケルの販売)の最中であり、
今週はたまたま群馬県沼田市の
ローソン(ロックハート城前店)で勤務していたとのこと。
こんな偶然もあるものなのかと思い、
提督はさっそく事情を説明しようとしたが、
「私のシフト、5時で終わりなんです。
それまで待っててもらってもいいですか?」
特にやることもない提督は、雑誌の立ち読みをして時間をつぶしていた。
この時間帯のお客は学生さんが多い。自分にもあんな時代が
あったものだと、まだ30代の若さなのにジジ臭いことを考えていると、
「お待たせしました」
「いや、全然待ってなんかないよ。さあ鹿島、さっそく話を……」
そこまで話したところで提督は突然倒れた。
電池の切れたロボットのようだ。
彼は登山道で三日間も眠っていたため、極度の空腹だったのだ。
普段から大食いで人の倍は食べる彼が、
寒空の中で三日も飲まず食わずでいたのだから無理もない。
「提督さん!! しっかしてください。提督さん!!」
鹿島に肩をゆすられた提督は、孫にお年玉をあげる
老人のような穏やかな顔をしている。
これはいけない!!と思った彼女は、
提督の尻にカンチョーをした。
「ほわああああああああ!?」
「あ、よかった。目が覚めたんですね」
提督から事情を聞いた彼女は、
コンビニで大量のお弁当を買い込んでから
自宅のアパートに彼を連れて行った。
「俺が大和と結婚(カッコカリ)したのは、間違いだったのかもしれない」
「大和さんとそんなことがあったなんて知りませんでした」
5人分の弁当を一瞬で平らげた提督は、見る見るうちに血行が良くなり、
得意げに事情を説明した。提督が大和に愛想をつかした理由はこうだ。
・大和の束縛は結婚後も強い。
・娘が三歳になっても夫への執着心が強い。
・職場での浮気を常に疑われる。(←これ深刻☆)
・飲み会などの会合で帰りが遅くなると殴られる。
・娘と二人で仲良く話していると、娘にまで嫉妬する。
提督のデレデレした顔を見ていると、無性に腹が立つと言われた。
・娘と一緒にお風呂に入っていると、大和も一緒に入ってくる。
「実は大和と結婚するつもりはなかったんだ」
「えっ。それってどういう……」
カッコカリの指輪は、文字通り仮の婚姻関係を結ぶためのもの。
すなわち婚約の練習であり、より正確に言えば恋人の延長であろう。
相手の合意が得られたらジュウコンすることも可能だ。
「大和がどうしても欲しいって言うから指輪をプレゼントしてあげたんだ。
そしたら大和の奴、どうも本気で俺の妻になった気でいるみたいだった。
気が付いたら俺の子供を宿していてさ。原因は俺が性欲に負けたせいなんだが。
結婚指輪を渡したばかりの頃のあいつは、それはもう可愛かったからな」
「へえ。そうですか」
「か、かしま? 顔が怖いぞ?」
「お気になさらず。どうぞ続きを話してください」
提督は仕事帰りに遅くまで飲んで帰るのが好きだった。
理由は家に帰ると大和が待っているからだ。
提督は仕事を終えて帰宅するのが1時過ぎになることが多い。
大和はお風呂にも入らず、手料理を作って提督を待っていてくれるのだが、
それには本来なら何の不満もないはずなのだが「愛が重い」のだ。
『帰りが遅くなる時はメールか電話してって、いつも言ってるでしょ!!
どうして守れないの!! どうして私を不安にさせるの!!
そんなことして楽しいの!? さあさあ!! そんな顔してないで、
言いたいことがあるなら何か言ってみなさいよ!!』
『あなたのlineに登録されてる艦娘の数がまた増えてませんか?
それにこのツーショットで映ってる写真は何のつもり!?
私への嫌がらせのつもりですか?
あとで神風さんと春風さんには注意しておかないといけませんね。
人の旦那との距離感を考えて欲しいものだわ。あと金剛さんなんていつも……』
『このあいだ、加賀さんと赤城さんを連れて焼肉屋さんに行ったそうですね?
私には仕事だとか言って嘘ついて。私に気づかれないとでも思ったんですか?
こう見えて情報網広いですからね。で、あれはどういうつもりだったの』
深海棲艦との戦いは、すでに決着がついていた。
史実では連合艦隊の主力空母が一網打尽にされたMI作戦。
艦娘を指揮する提督は、一隻の沈没感も出すことなく、
敵主力空母艦隊を全滅させることに成功。
それからというもの、深海棲艦は半年以上も攻撃を仕掛けてこなくなった。
奴らが何を考えているのかは分からない。
一説によると、一航戦や二航戦の空母艦載機の圧倒的な練度に恐れをなし、
ついには戦う意欲さえ失われてしまったとか。
その後も慢心することなく、ラバウル、パラオ、シンガポール、
横須賀を中心とした各鎮守府では次々に新しい艦娘が配備され、
今では306隻を超える大所帯となった。
日本が保有する艦娘だけで、地球全土を征服できるほどの
軍事力を持つとさえ言われていた。
ただし、艦隊を維持するだけの資源が確保できればの話だが。
そんなわけで戦うべき敵がいなくなったとあれば、
提督に想いを寄せる艦娘たちの壮絶な奪い合いが開始される。
戦いの緊張感から解放された若い乙女が
集まる職場では無理もない。若き体を持て余していたのもある。
何より悪いのが、横須賀鎮守府に男性が他にいなかったことである。
(憲兵や陸軍兵もいるのにはいるが、艦娘にとって価値はなかった)
特に大和、加賀、金剛は提督にしつこく食い下がった。
提督は提督だ。
男性である前に提督の立場から、艦娘に手を出すわけにいかない。
かといって、艦娘からのアプローチを断り続けても人間関係が険悪になる。
ならば、これならばと。策を考える。
『提督。この写真はなんですか?』
『俺の知り合いが持ってきてくれたお見合い写真だよ。
大和くらいの年齢の男性で、特に年収が高くて優しそうなやつを』
『ちょっと待ってください。
提督は私にこの写真を見せてどうしたかったんですか?』
提督「ふぅ」と軽く一息ついてから、穏やかな口調で説明をした。
大和を始めとした艦娘たちは、建造されてから提督以外の男性を知らない。
提督は自分のことが決して魅力のある男だとは思っていないし、
世の中を広く見れば、もっと魅力のある男性はたくさんいる。
大和たちにはもっと他所の世界の男性を知るきっかけになればと思い、
お見合いの機会を作ってあげた。
いずれ深海棲艦との戦いが終わり、
その際は艤装を外して一般女性として生活をするであろう
みんなのためを思っての事でもあり、悪意はなかった。
だが……。大和はそうは取らなかった。
『や、やめろ……息が出来な……』
提督の靴の先が宙を浮き、小刻みに震えていた。
大和は提督の首を怪力でつかんでいたのだ。
『そんなつまらない冗談を言うのは、やめてください。
お見合いだなんて……。私が提督のことをどれだけお慕いしてるか
分かった上で言っているんですか? だとしたら大和に対する最大の侮辱です。
提督は私が提督以外の男性を好きになるかもしれないって、
本気でそんなバカなことを考えていらっしゃるんですか?』
「は……ははっ……す、すまん……冗談だよ」
「いいえ。今回ばかりは許しません」
大和は、デコピンをした。
「ぐああああああああああああっ……?」
提督の体は執務室の壁を貫通して中庭にある噴水に激突した。
連合艦隊の旗艦。世界最大、最強の戦艦として建造された大和の
デコピンには、それだけの力があったのだ。
この一撃を食らったことにより、提督は人間である自分と、
最強の艦娘である大和との決定的な力の差を感じてしまい、大いに委縮した。
「提督?」
大和が、執務室から出てこちらへ歩いてきた。
大和が歩く。
ただそれだけのことなのだが、提督をパニックにさせた。
次は何をするつもりなのか。大和はニコニコしている。
仮に大和が次のお仕置きとして、
蹴りでも食らわせようものなら、今度こそ本当に殺される。
そう思った提督はストレスと緊張に耐えきれず糞尿を漏らしてしまった。
足が小刻みに震えて言うことを聞かないので、
ハイハイしながら大和から距離を取ることにした。
幸いなことに、鎮守府の門はここから遠くない。
この惨状を外部の人間が見てくれたりしたら、
まだ助かる見込みがあるかもしれない。
「逃げようとしたら打ちますよ?」
大和が46センチ3連装砲を提督の体に向けた瞬間、提督はすべてを諦めた。
「大和はね、もうどうしようもないくらいに怒っています。
本当は提督を殺してしまいたいくらいに怒っているんですよ。
ああ、イライラする。イライラします。でもね。大和は優しいから
大和の怒りを鎮めるたった一つの方法を教えて差し上げます」
その方法とは、愛を誓うことだった。
提督の方から結婚指輪(仮)を渡すことであった。
提督は分かったと言い、うんちで汚れたズボンと下着をその場で脱ぎ捨て、
執務室までハイハイし、机の中にしまっておいた指輪を取り、またハイハイして
戻って来た。そして大和に指輪を渡す。これが、彼と大和が結ばれた瞬間であった。
さて。このあたりで回想を終わりにして、
物語の舞台をまた鹿島のアパートに戻すことにする。
「そんなのっ、ひどすぎます。
ヤマトさんは提督さんを力で脅して無理やり結婚させたのに、
みんなには愛し合った結果、結ばれたんだって嘘ついてたんですね」
「実は俺も口裏を合わせてた。だって、そうしないと大和に殴られるんだぜ?
あいつにグーパンを食らうとな、前歯が三本くらい宙を舞うんだ。
もう何度歯医者に通ったことか」
この時、鹿島は初めて提督の歯が総入れ歯に
なっていることに気づき、さめざめと泣いた。
暴力による支配。
大和が提督を自分に縛り付けるために最も有効な手段として
思い付き、実行したものだ。
提督が他にされた暴力は
・一本背負い
・ジャイアントスイング
・ヒザ蹴り(お腹に)
・腹パン
・顔を正面から壁に叩きつける
・土下座の状態で説教(三時間)
意外に思えるかもしれないが、一番効いたのは説教だった。
暴力は一瞬で過ぎ去り、後遺症すら残すことがあるが、
三時間にも及ぶ説教はさすがに長い。
精神的なストレスで寝付きも悪くなる。
大和は不満を貯めこむA型気質の女性であり、
一度爆発すると後始末が大変だ。
提督が下手に口答えしようものなら、百倍になって返ってくる。
提督は34歳の若さで白髪だらけになってしまうが、
それでは職場の皆にバレるので白髪染めをしている。
10日に一度は白髪染めをしないと、白髪の老人に間違われるほどには
ストレスが溜まっている。自宅のトイレで吐いた回数は30を超える。
お風呂場で吐いたこともある。
「俺はストレスが胃腸に来るタイプでな。最初のうちは腹痛に悩まされたが、
すぐにモドすようになった。執務中にも吐いたことがある。
あの時は、たまたま加賀が秘書官だったんだが」
提督が吐いた理由は、大和から送られたlineメールが原因だった。
――提督。今日は何時に帰るつもりなのですか?
最近提督の帰りが遅いから娘がさみしがって中々寝てくれないんです。
たまには早めに仕事を切り上げて家族サービスをしてください。
それと帰りにコンビニで牛乳を2本買っておいてくださいね。
1時間以内に返信をくれないと、またお仕置きですからね。
この文面が頭に入った瞬間、提督は胃の中の者が逆流し、
お昼食べたものを机の上に全部吐き出してしまった。
大切な書類が汚物でドロドロになり、見る影もない。
筆記用具入れにも液体が飛び散る。
何より辛いのが、どれだけ戻し続けても、まだ吐き気が
収まらないことだ。今度は急に体が冷たくなり、頭痛に襲われる。
最初は目の奥が妙に痛むなと思ったが、それは片頭痛の初期症状だった。
側頭部を永遠とハンマーで叩かれるような激痛。視界が暗転した。
頭が痛い……吐き気がする……頭が痛い……吐き気がする……。
せ、せめて自分の汚物の掃除を……。
そう思って掃除用具入れの方へ手を伸ばした。
その震える手を、加賀の優しい手が包んだ。
「もういいのよ。提督」
「加賀……なんで……」
「提督の携帯を見たわ。大和さんに乱暴されてるって噂は本当だったのね」
加賀は、床にぶっ倒れた提督の頭を自分の膝の上に乗せていた。
すさまじい臭気を漂わせる提督に嫌な顔一つせず、提督の頭をなでていた。
提督がある程度落ち着くまでそうしていると、バケツとぞうきんを持ってきて
提督の吐き出したゲロを綺麗に掃除してくれた。
掃除中の加賀は淡々としていて、やはり嫌そうな顔をしている風ではない。
まるでそれをするのが日課であるかのようだった。
掃除が済んだら加賀の部屋に移動し、体中を濡れタオルで吹いてくれた。
汚くなった衣服は全て洗濯してくれた。
「あの女……こんなになるまで提督を追い詰めていたなんて」
洗濯機を回す時の加賀の横顔が印象的だった。文字通り鬼の形相だった。
かつて米英の主力艦隊を一瞬で葬り去り、
伝説となった「第一航空戦隊」の片割れ。正規空母・加賀。
普段から表情の変化に乏しい彼女が、表情を狂気にゆがめている。
提督はあまりの恐ろしさに、うんこを漏らしそうになった。
「加賀。俺のためにここまでしてくれて、
なんて礼を言ったらいいのか。本当にありがとう」
「礼には及ばないわ。
私はあなたのことを愛しているのだから。当然の事でしょう?」
あっ、こいつも愛が重いのだなと提督は思った。
加賀に感謝しているのは本当だ。
彼女は冷たそうに見えて深い思いやりがある素敵な女性であり、
仕事(戦闘力含め)も極めて優秀。五航戦に対して妙にトゲトゲしい
態度を取ることを除けば、これといって欠点などない。
何より提督好みのクールでキリっとした目鼻立ちの関東風の美人だ。
提督が勤務中の加賀に劣情を抱いたことは一度や二度ではない。
提督は壁時計を見上げた。21時(ふたひとまるまる)であった
「も、もうこんな時間か」
「ええ。それが何か?」
「そろそろ家に帰らないと」
提督と大和は、鎮守府に近い一軒家に住んでいる。
「あなたは何を言ってるのかしら」
「いや、だから家に帰ろうかなと」
「だから、何を言ってるの?
あんな女のいるところに帰る必要ですって?
そんな必要はないわ。明日にでも離婚するべきじゃないのかしら」
重い……沈黙が流れる。
加賀の目は、深い闇の色をしていた。
提督はこの目を知っていた。
大和が嫉妬した時に見せる、病みの色だ。
「そんな簡単に離婚できるなら、とっくにやってるよ」
また沈黙。
加賀はしばらく目を閉じてから、言葉を発する。
「なら、私が代わりに本人に言ってあげましょうか?
いつまでも提督と恋人ごっこをするのは止めてちょうだいって」
「あいつには……何を言っても無駄なんだよ。俺はもう諦めてる」
「大丈夫よ。私も一緒に行ってあげるから。
大和さんに面と向かって別れ話をしましょうよ。あっ。そうだわ。
こうしましょう。提督は陰で私と交際していたのよ。
だから大和さんとの婚姻は継続できない。それでいいじゃない」
「俺には三つになる娘までいるんだ。
今さら結婚生活が恋愛ごっこだった……で片付けるには遅すぎるよ」
「娘さんなら離婚後に大和さんが引き取るんでしょうから、
問題ないわね。別れた後は赤の他人。あなたとは全然関係のない人よ。
もちろん今後も娘と会う必要なんてない。そうよね?」
「簡単に言うなよっ……。一度結婚した男女が
別れるってのは、そんな簡単な話じゃないんだ」
「うふふ。提督って本当に真面目で責任感の強い人なのね。
そんなところも素敵よ。なんだか説教臭くなってしまって
ごめんなさい。少し肩の力を抜いたらどうかしら?」
加賀は提督の首の後ろへ両手を回し、体重を軽く預けた。
「提督がどうしても離婚したくないのなら、止めはしないわ。
私は提督のことが好きよ。いいえ、愛しているわ。こんな私でも
提督の癒しになれるのだったら、何時でも私を頼ってくれていいのよ。
提督のためなら、どんな些細なことに関する愚痴でも聞いてあげる。
抱きたくなったら私を好きな時に抱いても構わない」
提督は、大和以外の艦娘の匂いをこんなに近くで嗅いだのは初めてだった。
首筋をくすぐる加賀の熱い吐息。そしてわざとらしく押し付けられた胸。
大和ほどの大きさでないにしても十分に巨乳だ。触り心地はむしろ
加賀の方がよさそうだ。提督の視線が下の方へ向き、提督の足の上で
またがる彼女のスカートから覗く生足をつい見つめてしまう。
それから提督の記憶は飛んだ。
はっきりと覚えているのは、床に乱雑に脱ぎ捨てられた加賀の衣服。
自らの白濁液で汚してしまった加賀の美しい身体。
特に乳房が念入りに汚されている。パイズリでもしたのだろうか。
大きく開かれた彼女の足の間からは、ムワッとメスの香り鼻をかすめる。
それに汗の匂いと精液の匂いが交じり合っていた。
目が覚めると深夜であり、加賀は行為に疲れたのか深い眠りについている。
提督は顔を洗ってから執務室に行き、机の一番下の引き出しの
奥に閉まっておいたリコン(カッコカリ)用紙を取り出した。
提督は一度加賀と体の関係を持ってからは、
すっかり彼女のことが好きになってしまった。
もはや恐怖の対象でしかない大和の裸を見ても勃起することがないのに、
加賀の生足では簡単に興奮してしまう。
それにこんなに楽しい夜を過ごしたのは何年ぶりだろうか。
記憶が飛んでしまったとはいえ、なんとなく体が快楽を覚えていた。
たぶん3回以上はイッたと思う。
加賀の肉体は、こんなにも提督の心を楽にしてくれるのだ。