※この作品はR-18です。

「大和の愛から逃げ続けたらどうなるのか?」   作:なおちー

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愛のカタチ。提督を連れ出してしまった榛名。

8月のお盆期間だった。

 

 

「ちょっと脱走しましょうか」

 

榛名は突然そう言って、執務室の床穴をカパッとあけ、

大きなトンネルとなっているそこへ提督を導いた。

提督は全身を縄で縛られており、

榛名に床をずるずると引きずられている状態だ。

 

脱走というより拉致だった。

 

(榛名……これは大変なことになるぞ)

 

提督は口のガムテープ越しにそう言いたかった。

 

おそらく榛名は妻の間で管理されて精神的に死んでいく

提督を見て同情したのと、やはり最後は自分が独占したいという

欲に駆られてしまったのだろうと思った。妻が複数いるなど、

冷静に考えたら茶番に過ぎない。まして提督ほどの人気者が

女に囲まれて生活していたら余計に嫉妬心を煽ってしまう。

 

トンネルから出ると、鎮守府から200メートルほど離れた空き地に出た。

住宅地の一角にある空き地であり、分かりにくい人は

ドラえもんに出てくる空き地を連想すればよろしい。

 

榛名は提督のガムテープを外してくれた。

彼の唾液がねっちょりついていたので榛名の顔が赤くなる。

 

「こんなことしたって、すぐに翔鶴の艦載機が飛んでくるさ。

 捕まるのは時間の問題だぞ」

 

時計の針は深夜の2時を指す。榛名の相方の監視役だった

翔鶴は夕食に盛った薬で眠らせてある。

 

「いくら翔鶴が寝ていても、他の妻がすぐに気づいて

 捜索を始めるさ。なあ榛名。今からでも遅くないから鎮守府に帰ろうよ」

 

「榛名はまだ提督の子供を妊娠できていません!!」

 

「なんだ。そんなことか。榛名だってそのうち…」

 

「私だけ妊娠できないんですよ!!

 ちゃんと危険日に中に出してるはずなのに。

 他の人はすぐに妊娠できるのにどうして榛名だけ!!」

 

「俺は産婦人科の知識はないから、詳しくは分からないけど、

 個人差ってやつじゃないのか? 

 榛名だって時間が来れば妊娠すると思うけど」

 

「そんなの分からないじゃないですか。

 榛名だけ妊娠できてないのに、翔鶴さんたちは妊娠できている。

 私だけ取り残されている感じがして不安になっちゃって。

 榛名はいずれ提督に捨てられちゃうんじゃないかと」

 

そんなことで真剣に悩んでいたとは。提督は驚いた。

女は他人と比べる良きものだから、少しでも他の妻に

見劣りする部分があると、気が気ではないのだろう。

神経が細かすぎて疲れないのだろうかと提督は呆れた。

 

 

「分かったよ榛名。お前の好きにしていいから、せめて

 縄をほどいてくれよ。俺は見ての通り身体障碍者なんだ。

 この格好でいつまでもいるのは、さすがにつらいよ」

 

「……ごめんなさい。榛名は悪い子でした」

 

榛名はすぐにほどいてくれた。

榛名が本当に申し訳なさそうに頭を下げてくる。

前回腹パンをした件もあり、反省しているのだ。

 

思えば提督に対してアフガンへ拉致するなどの

奇行に発展するのはいつだって榛名だった。

一見するとおとなしそうに見える彼女のどこに

これほどの行動力をがあるのかと提督は不思議に思う。

 

今回のトンネルも、自分の妖精を使役して掘らせたもの。

もちろん作業は夜にこっそり行われて、トンネルが空き地まで

開通するまで妻全員に見つからないのだから、もはや奇跡だ。

 

 

「トンネルを掘っちゃうくらい、榛名は提督のことが好きなんです」

 

「ある意味お前の愛が、一番深いのかもな。

 俺も榛名のこと愛しているから安心しろ。

 今日はこのまま帰るわけにもいかないし、

 どこか泊まるところを探そうか」

 

「泊る所なら当てがありますよ」

 

「どこだ。まさかホテルじゃないよな?」

 

「ホテルに決まってるじゃないですか」

 

 

なんとも皮肉なことに、一航戦の二人と泊った場所だった。

なぜか榛名はメンバーズカードを持っている。

 

 

「私も加賀さんたちがうらやましくて。だって榛名は

 提督と一度もホテルに行ったことがありません。

 ようかんを一緒に食べたこともありません。

 提督はいつもお姉さまのお茶会を断っていましたから」

 

榛名は姉妹の話をする時はいつも目に涙を浮かべる。

 

「そうだったな」

 

金剛と霧島は提督が殺した。比叡は間宮が殺した。

榛名は結果的にシスターズに拷問されたけれども、

それでも時間が経てば彼女達を許せるようになる。

 

恨みよりも、いなくなったさみしさの方が大きくなる。

人の感情は時間の経過によってこんなにも

変わってしまうことを幼い榛名は知った。

 

 

ふたりは手を繋ぎながら夜道を歩き、

24時間営業の業務スーパーに寄った。

ここはホテルから一番近いスーパーなのだ。

 

提督は榛名の希望のようかんを大量に籠に入れる。

暑い時期で喉が渇くのでココナッツジュースも選んだ。

 

榛名はなぜかカップ焼きそばを真剣に選んでいる。

 

「そんなに食べたいのか?」

 

「いつも間宮さんの上品な手作り料理ばかりでしたから、

 たまにはジャンクな大味の食品が恋しくなるのです」

 

「あー。分かる気がする」

 

「ホテルには冷蔵庫がありますから、アイスも買っていきましょう」

 

「そうだな。榛名は何が好きなんだ?」

 

「スイカバー」

 

「えっ……なんで?」

 

「おかしいですか? 榛名はスイカバーが好きなんですよ」

 

提督には思い当たる節があった。自分の娘の好物なのだ。

榛名はきっと誰かから提督の娘の好みを聞いていたのだろう。

提督が娘と公園に遊んだ時にコンビニでスイカバーを買ってきたことも。

 

「スイカバーと言ったら、なんといってもゼータガンダムの最終話だな」

 

「ゼータガンダム? ガンダムって何ですか?」

 

「いや、なんでもない。独り言だよ。くくっ……」

 

「笑っちゃうほど面白いことなんですか。

 榛名は気になります。教えてください。ガンダムって何ですか?」

 

「説明しようにも、アニメを見てない人にどう説明していいやら。

 あとでゆっくり教えてあげるよ」

 

「ダメです。今教えてください。

 どうしてそのアニメとスイカバーが関係するんですか?」

 

榛名は会計中にもしつこく食い下がって来たので教えてあげた。

例のガンダムの最終話で、主人公の乗るガンダムが変形して

敵のラスボスの機体に突っ込む。その際の姿がスイカバーに

似ているので「スイカバー突撃」と称されるのだ。

 

榛名にスマホのアニメ画像を見せてあげると、

「へえ」と榛名は興味深そうにしている。

 

「それってネットフリックスとかで見れますか?

 今度一緒に見て見ましょう」

 

「うーん、女の子が見ても楽しい作品じゃないと思うけど。

 それにあの作品は全シリーズの中でもかなり異端なんだよな」

 

「提督はゼータガンダムがお好きなんですよね?」

 

「ああ。俺はシリーズの中で一番好きだ。

 人間関係のドラマが一番濃厚で、現実的で救いがなくてな。

 俺は安易なハッピーエンドよりも胸糞悪い作品の方が心に残るんだ」

 

 

――人生はクソだからさ。

 

 

提督は言い切った。

 

この言葉を榛名は一生覚えていることになる。

 

提督が自らの人生を否定しているのは明らかだ。

今さら言うまでもないことかもしれないが、提督は

妻達に束縛されるようになってから、ますます現生での生活に

価値を見出さなくなる。彼は今すぐにでも加賀達のもとに帰りたいのだ。

 

 

「て、提督!! 提督は女ばかりの環境で暮らしていますから、

 趣味の合う人とかいませんよね。榛名でよろしければ提督の

 お相手になりますよ。あとで一緒にガンダムを見ましょう!!」

 

「それは構わないけど、榛名はどうしてそこまで俺に合わせてくれるんだ?」

 

「男の人は趣味を大切にされるって聞きましたから!!

 いいえ、実はネットにそう書いてあったんです。

 女のつまらない愚痴に毎日付き合わされてると

 提督も疲れてしまいますよね!!」

 

確かに妻達の愚痴に付き合わされるのは提督の悩みの一つではあった。

しかし世話になっている以上、相手をしないわけにもいかないので

辛抱強くニコニコしながら聞いていた。

 

女の愚痴に付き合うことは、妻を思いやる意味でも

大切なことだとコーランにもはっきり書かれており、

もはや男の仕事なのである。

 

「提督はため込みすぎるから、あとで爆発しちゃうんですよ。

 裁判の時の話も聞きましたよ。提督は2時間以上も

 演説をされたとか。そんなにため込んでしまったら、

 人間おかしくなっちゃいますよ。たまには榛名に

 愚痴を言ってくださってもいいんですよ」

 

「ああ……裁判の時のことは、できれば忘れたいんだが」

 

「ごめんなさい!! 裁判の話をするのは嫌ですよね。

 でも榛名はそんなつもりじゃ……」

 

「怒ってないって。

 むしろ榛名の優しさは十分に伝わったよ。ありがとな」

 

「えへへ」

 

提督が榛名の頭をなでながら、二人はホテルにチェックインした。

思い荷物は榛名が持ってくれている。緊急の外出なので袋は有料で買った。

 

「さあ部屋に着きましたよ」

 

「すげえ偶然だな。加賀達と泊ったのと全く同じ三階の部屋だ」

 

「そうなんですか。ちなみに榛名は狙ってやってません」

 

「だろうな。こればっかりは神様じゃないと知りえない情報だ」

 

提督は、榛名に先にシャワーを浴びて来いと言ったが、

首を横に振る。季節はお盆であり、夜道も湿度がすごかった。

汗臭いままでするのかと提督が訊くと、エッチはしたくありませんと

榛名が返す。意外な答えだったので提督が立ち尽くした。

 

「榛名は馬鹿じゃありません。提督がそっちのことでも

 お疲れになっていることを知っています。

 今日はふたりで朝までアニメでも見て過ごしましょうか」

 

「あ、ありがとう榛名。そこまで気を使ってくれてうれしいよ」

 

提督が片腕で榛名を抱きしめる。

 

「榛名は汗臭いですよ?」

 

「むしろ良い匂いしかしないよ。

 喉が渇いたから紅茶でも淹れてくれないかな」

 

「はい!! ただいま淹れてきます!!」

 

提督はソファに腰かけながらあくびをした。

さすがに深夜の3時ともなると、まぶたが重い。

 

「熱いですから気を付けてください」

 

「ありがとう」

 

榛名が上品に両手で持ったカップを受け取る。

提督は夏場なのに熱々の飲み物を飲み、

あえて汗をかくのが好みだった。

 

唐辛子ダシのたっぷり入ったタイのラーメンも好みだ。

 

提督は榛名にアフガンに連れていかれてから少し味覚が変わっていた。

日本風のかつおダシや昆布だしよりも、辛くて濃い味を好むようになった。

中東では夏場こそ生ぬるいチャイを飲んで胃を刺激しないのが基本だ。

 

榛名とその話をすると、なつかしい旅行の思い出がよみがえる。

 

「あの時は色々あったよあ。俺はてっきり

 一生アフガンで暮らすのかと思ったよ」

 

「運転手さんから奪ったタクシーで国境を越えました。

 イランに入る時はドキドキしましたよね。映画の世界みたいで」

 

「はははっ。本当にな。俺達は映画スターだよな!!

 あんな経験ができるなんて二度とないと思うよ」

 

「私達の今の状況も結構やばいですけどね」

 

「本当にな!! ってお前が俺を連れだしたんじゃないか!!」

 

「あっそうでしたね!!」

 

「わっはっはっ。なんだか今日は無性に楽しいな!!

 こんなに笑えたのは久しぶりだよ!!」

 

提督と榛名は昔ながらの友人のように語り合った。

 

提督はすっかり榛名に気を許し、今だからこそ言える愚痴を

話し始めた。これは榛名の前だから言えるが、

他の妻が聞いたら大事件に発展しかねない内容だった。

 

「実はあいつらに対する愛が覚めてしまったんだ」

 

「えっ。そうなんですか。

 あんなに皆さんの前で愛を誓っていたのに」

 

「あんなの言わされているだけだよ。

 俺ってこう見えて演技力あるからな。

 と言っても、障害者になった俺を懸命に

 介護してくれたことは感謝してるんだがね。

 だが好きか嫌いかで言うと、もうどうでもよくなっちまった。

 決して嫌いじゃないんだが、しばらく他人でいたい」

 

「その理由はなぜですか?

 やはり束縛されたからですか?」

 

「そう。それそれ。俺の私生活も全部管理されてさ、

 由良には赤ちゃん言葉まで強要されて、プライドが

 ズタボロだ。あれって一番男に嫌われる行為なんだよ。

 榛名は絶対にしない方がいいぞ」

 

「はいっ。分かりました。肝に銘じておきます!!」

 

「そういう榛名も俺に手錠とか……」

 

「ご、ごめんなさい!! あの時は頭に血が昇ってて」

 

「いいよいいよ。榛名はちゃんと謝ることのできる良い子だからな。

 こうして二人きりで話してみると榛名はなかなか面白い子だったんだね」

 

「私と提督のふたりきりでお話をする機会ってもしかして……」

 

「今が初めてなのか……」

 

鎮守府内は常に艦娘であふれていた。あの相互監視の社会で

艦娘が提督と二人だけでいられるのは不可能だった。

 

「アフガンに行った時も、鹿島がいたからな」

 

「そうですね。海外でも修羅場っぽくなってしまってすみません」

 

「いいって。榛名がいなければ一生海外に行けなかったと思うしな。

 せっかくだから写真でも撮っておけばよかったな」

 

「榛名の携帯には……残ってませんね。

 たぶん翔鶴さん達に消されちゃいました」

 

「翔鶴も嫉妬深いからなぁ。美人なのにもったいないよ」

 

「はい。あの人は本当に美人さんです。うらやましいです」

 

「榛名も美人じゃないか」

 

「いいえっ。榛名なんて翔鶴さんや鹿島さんに比べたら全然!!」

 

「ん? 謙そんしているのか? 榛名も誰から見ても超美人だから

 安心しろよ!! 女を見る目に厳しい俺が保障するぞ!!」

 

「自信を持ってもいいのでしょうか。榛名は翔鶴さん達と違って

 地味だし、個性もないから提督の好みではないのかとずっと思ってました」

 

「ぶっちゃけ金剛姉妹の中でおまえが一番きれいだと思うよ!!

 確か裁判の記録に金剛型の中で一番好みだって

 発言が残ってるはずだから嘘じゃないぞ。

 榛名は自分のことを地味だと思ってるのか。

 男から見たら清楚で上品な感じだけどな。

 和風な美人さんって感じで俺はグッとくるぞ」

 

「て、提督。榛名は嬉しいです」

 

榛名は提督の肩に頭を預けた。

 

「あの、女としてあまり聞きたくないことなんですけど、

 提督は妻の中で誰が一番好みだったんですか?」

 

「性格なら今の榛名だけど、外見的な意味でか?」

 

「はい。やはり女は外見の美しさにこだわりがあるものでして」」

 

「そうだな……」

 

どう考えても女優クラスの美人しかいない。

というか事件前の鎮守府内でもブスを探す方が難しかった。

妻が美しすぎるせいで街中の平凡な

女性がみんな極端なブスに見えてしまうほどだ。

 

「榛名には申し訳ないけど、やはり大和だ」

 

「えええっ!! 本当に意外な答えが!!

 大和さんとは最初のうちは色々揉めてましたけど、

 それでも大和さんの外見が好みなんですか!!」

 

「あの外人並みのスタイルの良さと、顔だね。

 まあ君も含めて超絶美人ばかりなんだが、

 やはり大和の顔立ちが一番好みなんだよ。

 髪型とか桜の髪飾りとかすごい好みなんだ」

 

「さすがは提督と最初にケッコンしただけありますね。

 ムムム……少し悔しくなっちゃいます」

 

「はははっ。ごめんな榛名!! 

 今は君とこうして運命共同体になったんだからいいじゃないか!!」

 

提督は榛名が暗くなってしまう前に、アニメでも見るかと

液晶テレビでチャンネルサービスを選択する。

 

AV全般は当然として、一昔前に流行った洋画や邦画。

見るのに堅苦しくないB級作品ばかりだ。

アニメもあるが昭和の古い作品でルパンがある。

 

ここまでが無料サービス。榛名は有料サービスの会員だったので

都合の良いことにガンダムシリーズを見ることができた。

提督の好きな古いテレビシリーズのガンダムはないが、

ガンダムF91があった。提督はそれにしようと言った。

 

榛名は提督と一緒に布団にくるまりながら、画面を見た。

 

「子供向けのアニメと思いましたけど、結構真剣に

 戦争をしているんですね。深海棲艦と戦う私達に

 とっては他人事に思えないです」

 

「逆に子供には理解できないタイプのアニメなんだよな。

 子供時代はプラモを買って、大人になってから見て二度楽しめるのだ」

 

榛名は女の子の割にはモビルスーツの機体そのものに興味を示していた。

あの機体はどうして宙を浮くんですかとか、宇宙空間とコロニー内では

重力が違うのでしょうから、エンジンの出力はどうしているんですかなど

マニアックな質問をしては提督を困らせていた。

 

提督がウィキで調べてみればと言うと、榛名は劇中の作品を見ながらも

たまにスマホに目を通した。物語が佳境に入る頃にはさすがに

スマホを置いて、画面に夢中になった。

 

「絵がすごく細密で、大昔の作品とは思えないほどのクオリティですね」

 

「この時代はセルアニメって言って、今みたいにパソで便利な処理が 

 できない時代だったから、全部手書きで美術を書いちゃう達人が

 ゴロゴロいたんだよ。ガンダムとかジブリの制作は絵の達人集団の集まりだよ」

 

「なるほど。今でも世界中にファンがたくさんいるのが納得できますね」

 

榛名はもともとクレーンが大好きであり、機械が力強く動くことに

勇ましさを感じるのだ。特に気に入ったのが背中のバーニアを

吹かして起動戦を展開するところだった。

 

「ふぅ。終わったか。ラストのシーンは何度見ても燃えるよな。

 ここからのエンディングテーマがまた名曲でな。

 エターナル・ウインドって言うんだが……っておい。榛名?」

 

さすがに寝てしまっていた。もう朝である。

 

榛名は安らかな顔で寝ている。彼女のこんなに穏やかな表情を、

提督は今まで見たことがなかった。

ホテルのサービス時間は24時間になっているので、

提督も少し寝るかと布団をかける。

 

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