文章は随時推敲、更新しますので。とりあえず投稿。
9月になる。例年と違い曇りと雨が多く、気温が低くて過ごしやすい。
あれから鎮守府内の人間関係は変わった。
仲良しと思われた赤城と加賀が口論をするようになった。
女同士なのに胸ぐらのつかみ合いまでするので蒼龍と飛龍が
止めにかかる。蒼龍が巻き添えを食らって殴られることもあった。
赤城は終わったことを何度も蒸し返した。
「あんな作戦を立てようとしたのは加賀さんですよね!?
どうして五航戦まで出撃させようと思ったんですか?
最初から一航戦と二航戦だけで空爆したとしても
作戦は成功しましたよ!! 違いますか!!」
「まったく、あなたという人は……。
あと何千回同じことを説明させるつもりなのかしら。
彼我戦力を比較したら空母が一隻でも多い方が有利なのは
提督も認めていたでしょうが」
「じゃあ榛名は!?
足手まといの榛名を出撃させる意味はなかった思いますよ!!」
「確かに榛名は痛んではいたけど、主砲は問題なく発射できていたじゃない。
敵の戦意をそぐためにも戦艦の対空機銃は必要よ。
これも提督の賛同を得たうえで実施したことでしょう。もう忘れたのかしら」
「それでも!! それでも!! 私は納得できないんです!!
翔鶴と榛名のやつ、提督に抱きしめてもらって良い気になっているんですよ!!
あんなの見せられるくらいなら空爆なんてしなければよかった!!」
「あの作戦を実施しなかったら、逆にこちらが空爆されていたでしょうに。
敵の基地航空隊は重爆撃機ばかりだったじゃない。
あなたは提督のいる横須賀を危険にさらしてもいいと言うの?」
「本当に加賀さんは冷静なんですね!!
少しは嫉妬しないんですか!! 悔しくないんですか!!」
「嫉妬はしているわよ!! そんなのいちいち口にしないでくれる!!
こっちこそあなたの愚痴に付き合わされて迷惑しているのよ!!」
「じゃあ私に話しかけてこないでくださいよ!!」
「先に話しかけてきたのは、そっちじゃない!!」
飛龍が止めに入ると、赤城に突き飛ばされた。
おとなしく寝てなさいと怒鳴られ、二航戦の二人は
頭を下げながら先輩たちの部屋から退室した。
実に深夜の1時過ぎ(まるひと、まるまる)なのだ。
空母寮で隣の部屋の先輩たちが
怒声を上げているのに安眠ができるわけがない。
ピーコック作戦後、提督は翔鶴や榛名の事ばかり心配した。
そして彼女達を奴隷として扱う赤城と加賀を厳しく説教し、
最後は赤城が包丁まで取り出す壮絶な喧嘩となった。
「そんなにも私を否定するんですね。あなたは私のことが大嫌いんですね!!
この嘘つき!! 嘘つき!! 出撃前に愛しているとか言ってたのに!!」
「俺が一番気に食わないのは、今回の戦果がお前ら一航戦二航戦だけの
戦果だと思っていることだ!! それは違うぞ赤城!! みんなの戦果なんだ!!
大和や鹿島たちも防空戦をやったし、由良は潜水艦を撃沈した!!
お前に水雷戦ができるのか!! お前は確かに飛行機の練度は世界一かも
しれないが、仲間が守ってくれないと生き延びることはできないんだぞ!!」
提督は戦艦部隊以下の艦娘を見下すのを止めろと言い続けた。
加賀は愛する人の言うことだからと、従順に従った。
本音では彼に嫌われることを恐れていたので、
横須賀艦隊の降伏条件である奴隷の件を排除しようとさえ思い、
実際に奴隷扱いを正式にやめさせた。
だが赤城は許せなかった。
あの空爆の後、提督は自分たちが勝って当たり前だと言い、
頭をなでてくれなかった。抱きしめてくれなかった。温もりをくれなかった。
赤城はある夜、見てしまった。
入渠を終えた翔鶴の部屋に、提督が忍び込んだことを。
そして提督がその部屋で一夜を明かしたことを。
あの二人は離婚したはずだ。翔鶴だけでなく榛名たちとも
離婚したはずだが、今でも奴らは楽しげにイチャイチャしている。
執務室のテーブルで地図を広げながら次の作戦を考えている。
日替わりで鹿島がコーヒーを淹れ、間宮が緑茶を淹れる。
赤城は、あいつらが自分と対等であることが許せなかった。
史実では南雲機動艦隊の旗艦として
大活躍したプライドの高さが彼女から冷静さを奪った。
南雲機動艦隊といえば、当時の世界最強の空母艦隊であり、
混戦中の連合国軍を恐怖のどん底に陥れた艦隊である。
(女のヒステリーはいやね。
そろそろあいつは切り捨てるべきかしら)
加賀は打算的な女である。
鹿島のように提督に従順な方が、逆に彼に愛されることを
知っていたから、段々と赤城から距離を取り始めた。
かつてのように順番を組んで秘書艦を務め、提督の補佐をする。
加賀は作戦立案の能力に秀でているので提督の実務を助けた。
敵が小康状態に陥っている今こそ、次の目標を見つけて
再び空爆するべきだと提案し、提督も頷く。
「零戦52型に代わる新しい戦闘機の件はどうなっているの?」
「その件なら大丈夫だ。2000馬力を超える新型戦闘機を頼んである」
「習熟させるのにしばらく訓練が必要ね」
「ああ。お前の優秀な妖精ならすぐに乗りこなしてくれるさ」
提督は経理の書類から目を放し、一息つく。
今朝からずっと気になっていたことがあるので、口にする。
「加賀。おまえのほっぺたの赤い部分は」
「昨夜赤城さんと……ちょっとね」
「またか……」
提督が仕事に夢中になっている時だった。昨夜食堂で赤城と加賀が
デザートでチーズケーキを食べていたのだが、赤城より加賀の方が
多くもってあると赤城が難癖をつけ、間宮を怒鳴り散らした。
加賀が「私のと交換してあげるけど?」と言うと、これにもなぜか赤城は切れた。
加賀の大人ぶった態度に見下されていると感じているからだと吠える。
「それは被害妄想なのでは?
私はただケーキを交換しようと言っただけでしょうが」
「どうせ私のことを食いしん坊のいやしい空母とか思ってるんでしょう!!」
「そんなこといつ私が言ったの? そういうのを被害妄想というのよ。
つまらないことばかり言ってないで、少しはお利口さんになったらどうなの」
「だいたい昨日だって翔鶴のやつと仲良さそうに廊下で話してたよね!!
あーやだやだ。ああやって仲良しごっこをして提督への
点数稼ぎしてるつもりなんでしょう」
「私は翔鶴の足の傷はどうかしらって声をかけただけだけど。
艦娘同士で差別するのは良くないことだと彼が言っていたから
その通りにしただけよ。それよりあなたの態度こそ何様のつもりなの?
毎日つまらないことで怒鳴り散らしてみっともないわよ」
赤城が椅子を倒して席を立つと、加賀も起ち上がる。
部屋の空気が張り詰める。
間宮はお鍋を頭にかぶり、キッチンの奥でしゃがむ。
「なによその目は? やるなら相手になるわよ。ただし外でね」
「加賀さんとはやりませんよ。勝てない相手に
戦いを挑むほど私も馬鹿じゃありませんから」
「それは謙そんなのでは。赤城さんの方が私より練度は上じゃない」
「いえいえ。加賀さんにはかないませんわ」
「そんなことないわ。赤城さんは空母艦隊の旗艦じゃない。
私なんかじゃ相手にならないわ」
「いえいえ。いえいえ。ぜんぜん。全然そんなことありませんって」
その次の瞬間、赤城のパンチが飛んできたので、
加賀が超人的な反射神経で彼女の腕を握って止める。
「今のは何のつもりなのかしら?
会話して油断させている間に殴ろうとしたの?」
「そんなところですよ」
赤城の左の上段蹴りが飛んできた。
加賀は吹き飛んだ。多くのテーブルと椅子を巻き込みながら。
間宮が廊下を駆け、部屋でくつろいでいた大和達を呼ぶ。
艦娘達が次々に集まって来た。
加賀はいつもの涼しげな顔で立ち上がり、
皆に聞こえる声でこういった。
「他の皆は手を出さなくていいわ。ただ見ているだけでいいの。
もちろん私の方からも何もしないわ。
私はこれから赤城さんのサンドバックになりますから。
さあ赤城さん。あなたの気が済むまで私を殴るといいわ」
「は……? 何言ってるの? 頭いかれた?」
「だから、私が気に入らないなら殴ればいいと言ったのよ」
そのまま両者はにらみ合い、殺気により窓ガラスに亀裂が走る。
祈るように両手の指を組んだ鹿島が叫ぶ。
「わたし、今すぐ提督様を呼んできますわ!!」
「それはいけないわ!!」
と加賀が腹から力を込めて怒鳴る。
鹿島は腰を抜かした。
「彼は今大本営に送る大切な手紙を書いている最中なのよ。
空母艦載機に乗せる最新の戦闘機を受領するためのね」
加賀が殺意を込めた瞳で
――彼の邪魔をしたら怒るわよ。
と言うものだから、鹿島だけでなく榛名まで足に力が入らなくなる。
赤城が加賀に対し、提督の前で良い顔していると指摘すると、
加賀の髪の毛が怒りで逆立つ。ここで飛龍が余計なことを言う。
「実は私も赤城先輩に賛成なんですよね~。だって加賀先輩って
最初に言っていたことと今やってることが全然違いますよね。
榛名や翔鶴と仲の良いふりをしたり、提督に媚を売ってるのが
見え見えで正直不愉快なんですよね」
「ひ、飛龍ったら何言ってるの!! やめなって!!」
「蒼龍だって本当は同じこと思ってるんでしょ?
だっておかしいじゃん。私たちはなんのために榛名たちから
指輪を外させたの? 榛名はどうみても提督の妻になった
気でいるよね? 私、榛名に銀行強盗させられた恨みは一生忘れないから」
日本の女は、世界の女と比べて一途な傾向が強く、
思い込みが強く、また恨みの感情も特に根強い。
島国特有の閉鎖感と、ジメジメした気候がそうさせるのだろうか。
「榛名も加賀さんと同じく抵抗しません。
飛龍様が私を恨んでいるのなら、
どうぞ好きなだけぶってください」
「あっそう。分かってるじゃん。
なら有言実行ってことで、マジで抵抗しないでね」
飛龍が椅子を持ち上げ、榛名の頭に振り下ろそうと
したので加賀が腕で受ける。
腕が折れるほどの衝撃だったが、加賀は表情には出さない。
「先輩……そこまでして良い子を演じたいんですか。
軽蔑しちゃいますよ」
「私は彼が一番してほしいと思うことをしているだけよ。
榛名のしたことは確かに許せることではないわ。
でも彼はそんな榛名のことも愛しているのよ。
だから仕方ないことなの。過去のことはもう忘れなさい」
「そんな簡単に忘れられたら苦労しませんから!!
こいつは提督をアフガンまで連れて逃げた実行犯なのに忘れろって!?
先輩ちょっと頭おかしいんじゃないですか!!」
「確かにアフガンの件は許しがたいことよ。だけど私たちは力を合わせて
彼を日本に連れ戻すことに成功した。もっとも彼の方から
戻って来たんだけどね。そして今は横須賀にいるのだから、
もうこれでいいじゃない。これ以上何を望むというの」
「じゃあ榛名を殺させてください!!
そうしたら、みんなで仲良く
暮らすってバカな案にも賛成してあげますよ!!」
「出てけって、言ってたわよ」
「はい!?」
「彼がね、もう出てけって。榛名は十分に反省しているし、
榛名をこれ以上いじめるような二航戦はもういらないって。
あなたたちのこと、大嫌いだって言ってたわよ」
そんなのウソだ。なんで、榛名ばっかり……。
飛龍は血の涙を流しながら榛名をにらんだ。
蒼龍も輝きの失われた瞳で榛名を見つめる。
「うぐ……」
今度はキッチンの方で間宮が咳き込んだ。
間宮はストレスから胃痛になり、たまに血を吐くようになった。
大食いでしかもグルメな赤城のために細心の注意を払って
食事やデザートを提供し続けたのが効いた。
鹿島と大和が彼女の介抱に向かう。
間宮の顔はそれはもう辛そうで、
青白い顔に涙をいっぱい浮かべていた。
赤城が鼻を鳴らしながら食堂を去り、飛龍と蒼龍も続く。
榛名は緊張から解かれて床にへたり込む。
鹿島はコップ一杯の水を飲んで気を楽にしていた。
以上で加賀の回想が終わる。
提督は椅子の背もたれに体重を預けた。
「そんなことがあったのか」
「あっ。ちなみに間宮さんなら大丈夫よ。胃薬を飲んで
ゆっくり休んだら楽になったみたい。食事係ならたまには交代で
大和さんが代わりにやってくれるそうだから」
「それは良かった。だがお前の方も椅子で叩かれた腕は大丈夫なのか?」
「幸い腕は折れてなかったわ。
すごいあざになってるけど、そのうち治るでしょう」
「加賀。榛名を守ってくれてありがとう」
「どういたしまして」
提督は執務中なのに加賀をソファに押し押してキスをした。
加賀は、彼の方から求められるのがうれしくてたまらなかった。
愉悦に満ちた顔を見られないように無表情のフリをするが大変だった。
加賀は毎日寝る前に翔鶴のことを頭の中で八つ裂きにしていた。
実は翔鶴への恨みと嫉妬は赤城と少しも変わらないのだ。
その汚い感情を表に出すか出さないかの違いでしかない。
加賀は古風な女性で夫の言うことに従い、
自らの感情を押し殺すことに長けていた。
彼に無理に迫ることは無意味、束縛などもっての他だと
大和達が証明してくれたので、その逆をすればいいだけの事。
「あなた。よかったら私の胸、触る?」
「えっ。そろそろ仕事に戻ろうかと思ったんだけど」
「少しだけならいいじゃない。ね?」
加賀が着物の上着を緩めて、提督の手を招き入れる。
暖かくて、ゴツゴツした彼の手の感触で加賀はすぐに濡れてしまった。
興奮した提督の吐息を耳元で感じる。提督の手が、
加賀の下半身へと伸びようとしたところで待ったをかけた。
「楽しみは夜に取っておきましょうか」
「おあずけか……」
「ふふ。そんな悲しそうな顔しないで。
今日は私が秘書艦だったから、
私へのご褒美として今夜は提督の部屋に行ってもいいかしら」
「むしろ俺へのご褒美だよ。分かった。待ってるからな」
鎮守府内の提督の寝室は、入れ替わりで艦娘が訪れるようになっていた。
その日の夜は加賀の番となった。提督は加賀がお気に入りに
なっていたので、行為にも熱が入った。
「どうかしら。提督はこういうの好きなんでしょう」
「あぁ……加賀のおっぱい……たまらないよ……」
提督のいきり立ったアソコが、加賀の大きな胸の間に挟まれる。
加賀が自分の胸を大げさに揉んで提督を刺激しながら、
伸ばした舌でいたずらっぽく亀頭を舐める。
提督の吐息がいっそう荒くなる。
加賀がいきなり奥まで加えて吸い上げる。
提督の腰が一瞬だけ浮くが、
逃がさないと言わんばかりに加賀が押さえつける。
「ちゅ~~~」
「うっ」
出た。加賀の小さくて品のある唇の間から、
どろりとした白い液体がこぼれる。彼女の乳房まで汚してしまう。
「はぁはぁ……気持ちよかったよ加賀。ありがとう」
「ん……ごくん」
「飲まなくてもいいのに」
「提督の精液……すごく濃厚で美味しいわ。
口に残ってる分はすべて飲み込んでしまったわよ」
「加賀……」
上目遣いで言う加賀があまりにも色っぽく感じたので、
提督は彼女を押し倒そうとしたが、それより早く加賀に押し倒された。
加賀は提督の胸板に顔をうずめ、ペロペロと舐めていた。
すごく興奮しているようで、発情した雌犬のような顔をしていた。
「提督の体ってすごく素敵。ゴツゴツしてて、すごく大きくて。
あなたの匂いを感じるとすごく落ち着くの」
提督は、彼女の頭をなでていた。
「ねえあなた。本当は提督を連れてここから逃げてしまいたいと、
どこか誰もない場所で暮らしたいと本気で思っているのよ」
「でもみんながいるから我慢しているんだろ」
「そうよ。みんなは提督がいてくれないと狂ってしまうのよ」
「すでに狂ってる気がするけどな」
「そうかもね……。あっ!!」
提督が加賀のアソコをまさぐると、びっしょりと太ももまで濡れていた。
すでに準備は万端だったのだ。だが挿入する前に加賀を味わいたいと思って、
シックスナインをすることにした。提督の顔の前に加賀の大きなお尻がある。
アナルを舐め「あんっ……くすぐったいわ」 割れ目を限界まで開いて
中身をしっかりと眺める。ピンク色の綺麗なアソコだった。
すでに濡れ濡れのそこを舌で舐めとる。すると、どんどん濡れてきて、
提督の口の周りがドロドロした愛液でいっぱいになる。
加賀の方も強いくらいに提督のペニスを握り、ゆっくりと上下に動かす。
そこがどんどん硬度を増していく。加賀の細くてしなやかな指で刺激されると、
たまらなく気持ちが良かった。普段のクールな彼女が楽し気に
行為をしていることが、なんとも煽情的である。
「あーん」
提督の亀頭がすっかり加賀の口の中に入ってしまう。
加賀の口の中は適度に暖かくて、細い唇で挟まれると
あまりにも刺激的で、何回でもイキそうになってしまう。
「あうっ!!」
クリトリスの皮をむいて、直接指で刺激したのだ。
加賀は股を開いたまま提督の顔の上に座るような形になってしまう。
「どうした加賀。そのまま俺のアソコを舐めてくれないか」
「だ、だめよ。クリをいじられると体に電流が走ったみたいに
力が入らなくなっちゃうの」
「そうか。なら今度は中に入れてみるぞ」
「ちょっ……あああっ!!」
2本の指が、加賀の奥まで侵入した。それから何度も何度も、
提督の指が加賀の膣に入ってしまう。加賀は四つん這いの姿勢すら
維持できなくなり、提督の上でぐったりしてしまう。
「加賀。感じてるのか?」
「はい。すごく気持ちいです」
「加賀は素直なんだな。じゃあ今度はしっかりと挿入してやろう」
彼女の手首をつかんで後ろに引っ張りながら、提督のいきり立ったアソコが
挿入される。提督が腰を前後に激しく動かすたびに、加賀もまた激しく乱れた。
「あんあんあんっ……あっあっ……きもちいっ……」
腰のくびれが強調されてなんともエロい。
だんだんと膣の締まりが強くなってくる。
まるで提督のアソコを奥へ奥へと誘い込むように。
加賀の息がどんどん荒くなっていくが、やがて静かになり、
身体がびくびくと震え始める。
提督は意識してなかったが、ちょうど提督のアソコが
加賀の一番気持ちよくなる部位を突き続けていたので、
加賀は間もなく絶頂を迎えようとしていた。
「あ……あ……いやぁああああああ!!」
加賀が絶叫し、ベッドの上でぐったりする。
提督がペニスを抜くと、加賀の秘所は愛液でびしょびしょに濡れていた。
提督がお尻を突き出すように命じると加賀は従順に応じた。
身体がまだ痙攣し続けている。膣口を開くとトロトロと透明の液がこぼれる。
「は、恥ずかしいわ」
「そんなこと言うなよ。俺は今日の執務中に
加賀のエッチな姿をずっと見たいと思っていたんだよ」
「提督のエッチ」
「加賀は可愛いよ」
割れ目を閉じたり開いたりして、
加賀のエッチなところを堪能していた。
加賀は真っ赤になった顔を枕に押し付けている。
提督が敏感になった加賀のクリを舌でいじると、
「ひゃあああ!!」
と加賀が悲鳴を上げる。指でぐりぐりすると、
加賀が身体を左右によじってあえぐ。提督が割れ目の縦の線に沿って
ゆっくりと下から上へと舐め上げると、加賀の吐息が荒くなり、
身体を震わせながら刺激に耐えていた。
提督は今日はたっぷりと加賀のお尻を堪能しようと思っていた。
あられもなく顔の前に突き出されたお尻が、
提督にはたまらなく愛おしかった。
そんなふたりの行為を見守る瞳があった。
提督の寝室の扉を、そっと開けて覗き込む銀髪の乙女。翔鶴である。
提督には過去に妻がたくさんいたこともあり、
彼がその日誰と寝てようがそこまで重要なことではない。
翔鶴は、今夜無性に彼が恋しくなってしまったのだ。
翔鶴はいけないとわかっていても、加賀先輩の身体に溺れる提督の
姿を見ながら、なぜ加賀の代わりに自分がいないのかと嫉妬を覚える。
「おい五航戦」
後ろから肩をつかまれ振り向くと黒髪の先輩、赤城がいた。
「こんな時間に何してるの。人様のお楽しみの時間をのぞき見する
なんて最低ね。さすがあんたみたいなクズは考えることが違うわ」
「先輩こそクズじゃないですか」
「は?」
「ですから、クズになんでクズ呼ばわりされないといけないんですか。
それに五航戦と呼ぶのをやめるようにと提督に言われてませんでした?
加賀さんはもうやめてくれましたよ。
なんで赤城さんは今でも提督の言いつけが守れないんですか?
……はは。そんなだから提督に愛想突かされるんですよ。この負け犬!!」
「きさま!!」
翔鶴はすごい力で胸ぐらをつかまれ、息ができなくなるが、
ちょうどいいと思い、赤城の胸ぐらをつかみ返ししながら、
そのまま提督の寝室に突入する。
「うわっ!! びっくりした!!」
「ちょ……なんなのあなた達は!!」
裸で抱き合う男女。汗ばむほど行為に熱中している最中だった。
加賀が急いでシーツで体を覆い、提督はタオルを腰にかける。
翔鶴は空気を読まずに提督たちを指して言う。
「ほらね。加賀さんはちゃんと提督に愛されてるから
こういうことするんですよ。提督、この際だから
はっきり言ってしまったらどうですか。
提督は赤城先輩のことは愛してません。むしろ大嫌いだってことを」
「いや……ちょっと待ってくれないか。状況がさっぱりわからん」
「なるほど。翔鶴と赤城さんは喧嘩の最中なのね。
悪いけど他所でやってくれないかしら。
私は提督と愛を確認し合っている最中だったのに、
あなたたちのせいでムードが台無しじゃない!!」
加賀が本気で怒り始めた。
翔鶴が赤城にいじめられたと、わんわん泣き、提督に甘えているからだ。
提督は優しいから、体中に加賀の匂いを染み付かせながらも
可愛そうな翔鶴を抱きしめている。そんな彼の優しさにさすがの
加賀も我慢の限界が訪れてしまった。
「翔鶴!! なに調子に乗って彼に甘えてるのよ!!
どきなさいよ!! どうして楽しい夜を邪魔するのよ!!」
翔鶴は後頭部をグーで殴られても、長い後ろ髪を抜けるほどの勢いで
引っ張られても、提督から離れなかった。実際に彼女の髪が何本も抜けて
床に落ちている。加賀が部屋の花瓶を振り上げた時、提督が本気の怒声を上げる。
「おい、やめろっ!! 花瓶をもって何をするつもりなんだ、おまえは!!」
「ひっ……。こ、これは違うのよ。
翔鶴があまりにも聞き分けがないから、ついカッとなってしまったの」
「どんな理由があろうと翔鶴に暴力をふるうのは許さないからな!!
詳しい事情は分からんが、翔鶴は赤城にいじめられていたんだろうが!!
だったら俺が翔鶴を守るのは当然の流れだろう!! 違うか!!」
「ち、違わないわ。あなたの言うとおりよ。……そうね。
全部赤城さんが引き起こしたことなのよ。責めるとしたら赤城さん…」
全部言い終わる前に、加賀は頬をひっぱたかれた。
やったのは赤城だった。
「加賀さんはやっぱり頭おかしいよ。提督に媚を売るだけの雌犬。
あなたに比べたらまだ朝潮の方がマシな犬だったよ。
あんただって本当は翔鶴のことが殺したいくらいに憎いくせにさ!!
提督の前で良い子ちゃんぶってんじゃないわよ!!」
「痛いわね……このクソ空母」
加賀の本気の回し蹴りが赤城のお腹に当たる。
赤城はしゃがみ、わき腹を抑えながら、プルプルと震えている。
「こんなんじゃ私の気は済まないわよ」
加賀は赤城の前髪をむしるように掴み、顔面に膝蹴りを食らわせた。
「いっ……? いたぁ……」
赤城の鼻から大量の血が噴き出る。涙もすごい。
加賀は続けてサッカーの練習のように赤城の顔を狙って蹴り続けた。
右へ、左へと、赤城の顔が揺れる。赤城の折れた奥歯が床に転がる。
「おい加賀!!」
「はっ……?」
提督は後ろから加賀を突き飛ばしてしまう。
我に返った加賀は、膝にたっぷりと付着した赤城の返り血を見てゾッとした。
確かに相手の方から喧嘩を売ってきたとはいえ、さすがにやりすぎた。
長らく一航戦としてコンビを組んできた相手を、ここまで痛めつけてしまった。
提督は傷付いた艦娘には人一倍優しくなる。
「赤城!! 顔中血だらけじゃないか!!
早く医務室に行こう!! 立てるか!!」
「ふ……今さら心配しなくても結構ですよ。
私だって提督に嫌われていることくらい、
とっくに知っていますから」
「バカ野郎!! 今はそんなこと言ってる場合か!!
俺はこんなつまらない理由でお前たちが傷つけあっているのを
見るのが嫌なんだよ!! やってしまったことは仕方ない。
早く治療しないと、お前も俺みたいな醜い顔になっちまうぞ!!」
「どうせ私は提督に嫌われているんですから、
どんな顔になろうと、もう関係ないじゃないですか」
提督は赤城の体を抱きしめた。提督の胸に顔をうずめた瞬間、
不思議と赤城の瞳から暖かい涙がこぼれ落ちる。
なぜ自分が泣いているのかさえ理解できないほど彼女の心は荒れていた。
「俺は赤城ことを嫌いだと言ったことがあったか?
俺は赤城に早く元の良い子に戻ってほしいと毎日願っているんだよ。
俺にとって艦娘は自分の娘みたいに大切に思っている。嘘じゃない。
おまえが翔鶴に嫉妬する気持ちは分かる。だが俺は一人しかいない。
赤城だけを愛して、他の皆を突き放すわけにはいかないんだよ。
どうかわかってくれないか」
「相変わらず、口がうまいんですね」
提督に優しくされた。
ただそれだけで、赤城の瞳から闇の色が消え去ってしまう。
赤城は愛おしそうに彼と密着しながら部屋を後にする。
加賀は黙って彼らを見送った。
翔鶴だけは、異常なくらいに瞳がギラギラしていた。
飢えた猟犬のようだった。