受け取ったリードを引き、ワンコらしく四つん這いで移動したあかりを先に風呂場へ入れる。
「よし、それじゃあ入れやすいようにお尻持ち上げて」
「うぅ……わ、わぉん……?」
やっぱり用意してはみたものの、いざ実際にとなると恥かしいのだろう。あかりは『やっぱりやらないとダメですよね?』と、羞恥に染まった顔でこちらを振り返る。眉をハの字に垂らした困り顔も可愛い。
――無理にとは言わないつもりだったけど、そんな可愛い表情を見せられたらもうちょっと困らせたくなってしまう。
「あれ? もしかしてあかりはお利口なワンコじゃないのかな? ほら、お尻持ち上げて?」
「わ、わうぅ……」
恥かしさを押し殺しているのか、ゆっくりと上げられるあかりのお尻は既にほんのりと色づいており、その中心からは蜜が太腿まで垂れている。
目的とは違うけれど、こんなにアピールしているのに構ってあげないのも可哀そうだ。
ふるふると羞恥に小さく震える尻たぶを掴むと、反った背筋がびくんっ、と跳ねた。不安げにこちらを振り返ったあかりに微笑みかけて、口を濡れそぼった陰唇へと近づける。
「もうこんなにお漏らしして……仕方がない、後始末も飼い主の仕事だしな」
「……っ、や……あぁぁんっ!」
ぺちゅっ、ちゅぷっ、ちゅぞッ――太腿との付け根に溜まった蜜だまりを舐め上げ太腿へと吸い付くと、甲高い悲鳴が上がった。同時に下の口からも、とぷっと新たな愛液が溢れ出る。
「あーあ、綺麗にした端から汚しちゃって……るろっ」
「きゅふぅぅっ……わぅぅ、くうぅぅん……っ」
所々耐えきれずに素の声に戻ってしまっているが、どうやら今日は完全にわんこへなりきってのプレイという事なのだろう。いつもより鼻にかかったあかりの嬌声に、嗜虐心が煽られていく。
涎を零し続けるぷっくり閉じた大陰唇を敢えて無視し、太腿へ舌を這わせて鼡径部の窪みをつつくと、一層切なそうな鳴き声が浴室に響いた。
「わぅっ……はっ、あぅうぅぅ……」
しばらくむず痒そうに捩れる腰を固定したまま尚も意地悪く焦らし続けた所で、ふと顔を離す。
「うーん……これじゃあキリがないな。どうすればいいかなー、どこから漏れてるか分かればいいんだけどなー……?」
「……っ」
涙で潤んだ彼女の瞳と視線を合わせると、何を求めているのか察したのだろう。あかりは片手を浮かせて自分の股下に手を持って行くと、にちゅり――と秘裂を割り開いた。
外気に晒された膣口が驚いたように開いたり閉じたりして、その度ごとに珠になった恥蜜が浴室の床へと滴る。
「……くぅん……くぅん……♡」
おまけに飛び切り切ない顔と蕩けた鳴き声のおねだり付き。
今すぐ可愛がってあげたいという欲求に危うくくらりとやられそうになるが、ちょっと想定していたのとは違う。
いやしかし、この上焦らすのは何か性癖が危ない方へ歪んでしまいそうだし、と視線を彷徨わせたところで、足元に転がるアナル尻尾を見て本題を思い出した。
それに、これなら今度こそ――
「――そっか、そこから溢れてるんだな。じゃあそこを拭いてあげないとな?」
それを聞いたあかりの眉が困った八の字から弛緩したのを確かめて、再び顔を淫裂へと近づけ――その上に位置する薄ピンクの窄まりへ唇を付けた。
「ひゃぅう……っ!? あっ、そっちは……ダメっ……!!」
想定していたのとは違う場所への不意打ちに、とうとうあかりワンコは音を上げた。
「いや、駄目じゃないだろ? あかりをちゃんとしたわんこにするために風呂場まで来たんだから、ちゃんと尻尾が入るように解しておかないと」
狙った通りの反応に内心ほくそ笑みながら、色素の薄い菊門を舌先でくじる。
「んひっ……あっ……でも、舐めちゃ……汚いです、からぁ……っ」
あかりは先ほどまで秘裂を押し開いていた手で押し返そうとするが、不自然な体勢の為か簡単に抵抗できてしまう。
「汚くなんてないだろ? ボイスロイドは人間と消化プロセスが違うから、体内は基本無菌なんだし」
「そ、そうじゃ……なくて……っ、やぁっ……! それは違わないしっ……ちゃんと、洗ったけど……んぅっ……そ、じゃなくてぇっ……」
「あー、そうかだからほんのり石鹸みたいな香りが……」
「――ッ?! 嗅がないでっ! 嗅がないでくださいぃっ!?」
目を回して手をバタつかせる彼女だが、事実いやな感じは一切ない。
「……後は、濃縮されたあかりの匂いがするかな」
「うぅぅぅっ! 言わなくていいですから! さっさと濃縮還元してくださいっ!!」
濃縮還元って、飲料じゃないんだから。大分慌てているらしいあかりに苦笑しつつ、浅く弄るだけだった後穴に舌をねじ込んだ。
「んんんっ……! あ、やっ……ひぅっ……お兄さんの、舌、入って……っ」
侵入を拒むように後孔がきつく閉じる。前穴の締まりとは違った、挿入れる事を想定していない、捩じ切ろうとするような締め付け。だが、太腿まで溢れていた愛液と唾液で摩擦を減らされた為か、抵抗を見せながらも徐々に舌を受け入れていってしまう。
「んぁっ……はっ……舐められてっ、お腹の……中っ……あぅっ……何か……変な感じ……っ」
強烈な窄まりの先に続く空洞の様子を舌で確かめていると、段々こちらを押し返すあかりの手から力が抜けていく。
「はぅっ……あっ……舌、お尻でずりずりって擦れて……ダメ……っ」
口では駄目と言いつつも、舌を締め付ける色素の薄い後孔からは吐息と共に抵抗が弱まり、今や潤滑のお陰もあって無抵抗に侵入者を許していた。
「ちゅぷっ――よし、これくらい解せばいいか……?」
正直初めての事なので分からないが、声に混じっているのも驚きから甘さへと変わってきているし、多分大丈夫だろう。
いつの間にか腕から力が抜けたのか、くてんと上半身を床へ投げ出したあかりの顔は菊門を弄られた恥かしさの為かいつもより赤く、だがその目はいつも以上にしっとりと濡れていた。
「あかり、大丈夫か?」
「はいぃ……らい丈夫、です……」
「じゃあ入れても大丈夫そうか?」
小さく、だがしっかりとあかりは頷いて、震える両手で四つん這いに直ると、しっぽを入れやすいようにつま先立ちでお尻を一際高く持ち上げる。
「その……可愛いわんこに……して下さい、ね?」
「……っ。 ああ」
既に十分可愛いのだが、それ以上に首輪と犬耳を付けた美少女がしっぽをおねだりするという興奮が勝って、首肯する以上に気の利いた事は言えなかった。
「……いくぞ?」
震える白桃尻を片手で捕まえなおすと、可愛らしい窄まりがきゅっ、と収斂する。
「大丈夫だから、力抜いて?」
「は、はい……」
努めて脱力しようとはしているのだろうが、尚緊張もしているのだろう。あかりの菊門は緩んだり開いたりを繰り返して、本人の意思とは別に男を誘っているかのようだ。
「――っ」
ごくり、と。思わず嚥下した唾液の音に、あかりの背中が震える。いつのまにか自分の手も興奮の拍動と緊張とで、小さく震えている気がした。
(怪我させないように……っと)
つぷ――
「ひぅっ――!」
アナル尻尾の先端、小さな球が孔皴へと密着し、そのままぬぷぷぷっ、と呑み込まれていく。
「あっ、ぁ……硬いの、入って――はぅッ!?」
球の中心、最大径を越えた瞬間、それまで押し込んでも焦らすようにしか入って行かなかったピンクのボールが、突如急加速して吸い込まれていった。四つん這いだったあかりの膝が浮いて、両脚がぷるぷると戦慄く。
「あ、悪い……! 大丈夫か?」
「だ、大丈夫です……ちょっと、びっくりした……だけですから……」
呼吸に合わせて大きく胸を揺らせながらも健気にこちらへ振り返るあかりは、えへへ、と微笑む。
しかしその声は普段セックスしている時とは違う、少し緊張の硬さが感じられた。初めての経験に対する緊張なのだろうと分かっていても、思わず上手くいかなかったあの夜が思い出されて手が止まってしまう。
「少し休むか?」
「いえ……多分、またびっくりしちゃうと思いますけど……平気ですから……全部入れちゃって下さい……」
そう言うと、竦んでしまった脚を戻して、もう一度お尻を上へ突き出す姿勢を取るあかり。
「……むしろ、恥かしいので早くして欲しいかも……です」
顔が下に向いているから表情は見えないけれども、恥かしさに擦り合わせたいのを押さえている太腿が、嘘偽りない事をはっきりと表していた。
「分かった、じゃあ後四個だから、いくぞ……」
ずにゅにゅ……きゅっ。
「んっ……」
ずぬにゅにゅ……きゅぽっ!
「んぅっ!」
ずにゅにゅにゅっ――きゅぽっ!
「はぅぅ……っ」
にゅむむむむっ――きゅぽんっ!
「んあぁぁっ♡」
入れる度に少しずつこなれて来たのだろう。最後の一個が入った瞬間、あかりの喉から甲高い甘声が溢れた。
感じているとはっきり分かると不思議なもので、先ほどまでの痛がらせてしまうかもという不安は氷解し、逆にちょっと意地悪をしてしまいたいという気持ちが湧いてくる。
「よしよし、これで全部入ったな。これであかりは立派なワンコだ」
「はい……ありがとうございます」
「いや、お礼を言われるような事じゃ……それは兎も角。あかり、ダメだろ」
「えっ? なに――ひゃうぅんっ!?」
パァンッ――と何故怒られたのか分からないで目を白黒させていたあかりの尻たぶに軽く平手を打つ。
肌がきめ細かくしっとりしていたせいか、想像以上にいい音が浴室に響いた。
「あかりはもう立派なワンコなんだから、人間の言葉なんて喋る訳がないだろ? ほら、さっきみたいに」
「あっ……わ、わぅん」
「あれ? 元気がないな。確かワンコは尻尾の近くを撫でてやると喜ぶって聞いたけど」
恥かしさと違和感で小声になっているらしいあかりを元気づけるべく、尻尾の付け根、尻尾を呑み込んでぷっくりと膨れた薄ピンクの尻穴皴を指でくすぐる。
「んやっ……あっ……♡ わんっ! わ、わんわんわんっ!!」
耳まで真っ赤にしたあかりは、自棄になったような声で鳴いた。
ゾクゾクっ――同人誌とかでしか見たことのないようなシチュエーションを現実でしてしまっていることに、背徳的な快感が脳を犯す。
「お、元気になったな。よしよし、あかりは可愛いな」
「あぅっ♡ はっ……わふ、んぅ……きゅうぅんっ♡」
片手で尻孔周りをカリカリと引っ掻きつつ、もう片手でいつもみたいに頭を優しくなでてやると、あかりワンコの鳴き声が一層甘く、蕩けたものへと変わっていく。同時に下の口からも愛液が銀糸を引いて溢れ、膝の間にできた水たまりを大きくしていった。
「っ、は♡ きゅんきゅんっ……くぅぅぅん……♡」
あかりも自分がワンコ扱いされていることに感じているのか、甘ったるい鳴き声で吠える度により一層秘所がぬめりを増す。
しばらくそうやって愛撫を続け、すっかりワンコが板についてきたところで手を離した。
「じゃあちゃんとしたワンコになったところで、今度はお利口なワンコになれるように頑張らないとな」
「わ、わん!」
先ほどの一件で少し警戒しているあかりを安心させるため、先ずは簡単な所から。
「そうだな、お座り」
「わんっ」
あかりは四つん這いのままくるりと体勢を入れ替えてこちらへ向くと、しゃがんで握った手を地面につく。
「よしよし偉い偉い。次はお手」
「わんっ」
頭をくしゃくしゃっと撫でてから左手の平を見せると、軽く握られた拳がたしっ、と乗せられる。
「おかわり」
「わんわんっ」
「よーし、あかりはお利口だなー」
「わぅーんっ!」
「あ、ちょっと顔舐めるのは……わぷっ」
段々とノってきたあかりの頭を腕で抱き寄せ頬ずりをすると、反撃とばかりに今度はあかりワンコがじゃれついてきた。
仔犬がするように頬や顎といった口周りをぺろぺろと舐めるのに始まり、段々と口同士の距離が縮まっていく。ワンコごっこがディープキスになるまでそう時間はかからなかった。
「わふっ……ぺちゅ、ちゅるっ……」
蕩けた目を細めたあかりが、ちゅちゅっと唇へと吸い付いてくると、彼女の頭につけられた白いイヌミミが改めて視界に入る。イヌミミの出来がいいことはさることながら、あかりの銀髪が艶やかで細い事もあってか本当に生えているようにすら思えてしまう。
(普段から十二分に可愛いと思ってたけど……ヤバいな、普段の倍は可愛いく見える……)
元々コスプレは好きだったし、いつかは……と思っていたが、こうして目の前にするとその威力を思い知らされる。否、ただ単に彼女がワンコの恰好をしているからというだけならここまでの感動はなかったかもしれない。
あかりは今や完全に喋れないワンコへなりきって、それでも必死に行動で情愛を伝えてこようと、こちらが半ば為されるがまま半開きにしている口を丁寧に舐めしゃぶり、舌を絡めてきていた。うっとりと目を細めながらも、時折こちらの様子を窺って上目遣いになるのも仔犬らしさが感じられる。
そんな健気な可愛さの一方で、一つまみほどのファーで辛うじて隠されただけの豊かな胸はそのままで。
無邪気な動作に合わせて押し付けられる二つの柔毬が否応なしに興奮を高めていく。
更には止めとばかりに股を隠すもふもふビキニは既にびっちゃりと愛液で濡れていて、普段はない陰毛が生えているみたいに見えて、視覚的にも興奮を煽ってくるのだから堪らない。
(可愛くて、エロいとか……最高過ぎる……)
理性を情欲が圧倒していき、茹だった頭が自然と次の号令を口にさせた。
「よしよし、じゃあ次は……チンチン」