「っ……!」
ぴくんっ、とあかりの肩が小さく跳ねる。
それからあかりは躊躇いがちに顔を離し、「やらなきゃ駄目ですか?」といわんばかりに恥ずかし困った表情で見上げてきた。
「そんな表情しても駄目だぞ? それともあかりはお利口なワンコじゃないのか?」
「~~~っ、くぅーん……」
わざと冷たい口調を装うと、僅かな逡巡の後あかりはあっさりと降伏した。
しゃがんで、手は握って小さく前にならえ、豊かな胸部から柔らかなお腹、そして股間を見せつける服従のポーズ。
「えらいぞー、やれば出来るじゃないか」
「きゅうぅ、はぅ……」
さっきと同じように頭を撫でてやるが、今度はこちらへ反撃する余裕もないのだろう。あかりは肩もお腹も桜色に染まったまま、困ったように眉を垂らしている。
だが同時に、彼女の肌を火照らせているのが羞恥だけでないことは、蕩けながらもこちらをじっと見つめる瞳が雄弁に語っていた。
それに、こちらだってさっきからあかりを一方的に弄るばかりだったし、そろそろ辛抱たまらない。
「……よし、賢いワンコにはご褒美を上げないといけないよな」
「! わんっ♡」
眉尻をだらしなく下げて鳴くあかりの前で服を脱ぎ捨てて脱衣所へ放り込み、腹に付きそうな程興奮で反り返った肉棒を押さえつけて彼女の鼻先に突きつける。
「ほら、ご褒美のソーセージだぞ」
「すんすんっ……はむっ」
あかりはうっとりと目を閉じて鼻梁をひくつかせると、待ってましたと言わんばかりに逸物へとしゃぶりついた。
大きく咥え込んで先端を舌で転がしたり、幹をやわやわと甘噛みしたり、口から出してぺろぺろと舐めてみたり――ワンコらしく、口だけを使って遊ぶように肉棒を味わう。
「あ。そういえば外から帰ってそのままだったけど、大丈夫か? 汗とか垢とか嫌だったら今からでも洗った方が――ッ!」
ふと思い出してそう言った瞬間、じゅぷるるるっと一際深く逸物を咥え込まれる。
思わず半歩後ろへ下がってしまったが、あかりは一歩詰め寄って股間へと顔をうずめた。
「んっ……むぐっ……んっ、んっんっ……」
「ちょっ……うっ、そんな、いきなり激しく……っ」
反射的に彼女の頭に手を置いてしまい、自分があかりを股間へと押し付けているような形になってしまう。
否実際に力を入れたりはしていないのだが、あかりは一切顔を離そうとする様子がない。それどころか深く肉竿を加えたまま、その形をなぞるよう丁寧に舌を這わせている。
「っ……もしかして、綺麗にして、くれてる……?」
銀髪が頷いた弾みで小さくお腹をくすぐった気がした。
陰茎へと意識を集中させれば、唾液たっぷりの舌が根元から順に竿をくまなく舐め上げていっており、丁度カリ裏へとたどり着いたのだと気付いた。
気付いた瞬間、ざらりと一際敏感な粘膜を舌が擦り上げる。
「っ、あ……そこ、は……」
にゅちゅっ、ざりっ――複雑な形状に合わせるため舌がゆっくり丁寧に、カリ裏の神経を舐りまわす。
「んっ、ちゅくっ……じゅぞっ……じゅるるっ……」
あかりの側も一筋縄ではいかないのか、見下ろした彼女の口元からは涎が溢れて顎へと伝わっているが、その分擦りこまれる快楽も生易しいものではない。
「あか、りっ……今日、まだ風呂入ってない、し……汚い――おぅっ!?」
「ずじゅるるるるっ!」
下品な水音と共に、あかりが勢いよく舌を鋭く尖らせてカリ裏へと吸い付いた。
まるで言葉を遮ろうとするように。
「……っく、もしかして……汚くないって、言いたいのか?」
「んちゅ……ぷは……わんっ」
酸欠と興奮で顔を真っ赤にして、淫靡に瞳を甘く蕩かせて、だが、あかりはしっかりとこちらの目を見据えて小さく頷いた。
「……おにいさんに汚い所なんて無いですから」
「……もしかして、さっきの仕返しか?」
「えっ? あっ、あはは、そういうつもりじゃ無かったんですけど……」
一瞬呆気にとられたその表情からして、素の言葉だったのだろう。
幸福感が興奮を一層焚きつけ、可愛さが振り切って意地悪な衝動がどっ、と湧き上がった。
「……ふーん、あくまでシラを切るつもりって事か」
「え、やっ、本当にそうじゃ――きゃふぅっ!?」
ぺしんっ! とお尻をさっきより強めにはたく。
「それに、ワンコのくせにまた人間の言葉を喋って……この悪い子めッ」
ぱしんっ! もう一回。
「ひゃうぅんっ! ……くんくん、きゅひぃん♡」
あかりもそういうプレイだと理解したのだろう。媚びた許しを請う鳴き声を上げながら、次の展開を期待してこちらへとしなだれかかってきた。
「おいおい、まさかワンコの癖に向き合ってするつもりか? もっとワンコに適した体勢があるだろ?」
それを聞いたあかりは少し名残惜しそうにその場でくるりと回転し、こちらへお尻を向けて、肩越しに振り向いた。
「くぅん……?」
「そうそう、やっぱりワンコなんだから獣らしくバックじゃないとな。良く分かってるじゃないか、よしよし」
そう言いながら今度は先ほど叩いて少し赤らんだ尻たぶを優しく撫でる。
「んっ、くぅぅん……♡」
背筋と尻尾ををぶるぶるっ、と震わせる様は本当のワンコの様。
そして何より、今からそんな可愛いワンコに突っ込もうとする自分も獣になってしまったかのような感覚に襲われる。
「犯すぞ、あかり」
普段使わない荒っぽい言葉が思わず口を衝くが、あかりの答えは肯定的だった。
「わんっ♡」
言葉が喋れない分、雄に交尾をねだる雌のように甘い声で鳴き、つま先立ちになって持ち上げたおしりと尻尾を見せつけるようにふりふりと振る。
動物的な衝動に任せて、既にじっとりと熟れた秘華に熱杭を突き立てた。
「んんんんんぅッ♡」
「ッ――!」
ずぷぷっとあかりの膣内へ入った瞬間、肉幹が蕩けるような熱が隙間なくまとわりつく。
「……いつもより熱いぞ、あかりの膣内……っ」
「はっ、はっ、はぁっ……わ、わくぅん……」
浴室の姿見に、うっとりと口をだらしなく開いたあかりの顔が映る。
「あかりもいつもよりいいんだな」
「んっ……わん」
訊くまでもなく一目で感じていることが分かる細められた瞳で頷いたのを確認し、改めて腰をしっかりと捕まえなおす。同時に、自然と腰が前に突き出された。
ちゅぶぷっ――腰同士が一分の隙間なく密着した音を皮切りに、間断なく水っぽい打擲音が浴室を満たし始めた。
ぱん! ぱんっ! ぱんッ――!!
「わんっ! はぁう――ッ! きゅうぅんッ!」
肉が爆ぜる音と共に、常よりも甲高い仔犬のような嬌声があかりの喉から溢れ、鼓膜を痺れさせる。
「はッ、はぁッ……やっぱ、あかりも……興奮してるんだなっ!」
「っ――わううぅんッ♡」
口にした事で改めて歓喜交じりの興奮が湧き上がり、深い一撃が刺さると、あかりも返事をするように一際響く鳴き声を上げた。
体の芯を焼く熱が一段と昂る。
(前からコスプレセックスに興味あったけど……すっごい興奮するな、これ……!)
勿論あかりが可愛エロいというのも多分にあるが、元々あかりが来る前のソロ活動では、彼女が出来たらしてみたいなー、とコスプレシチュのモノが多かった。
だからいずれはお願いしてみたいと思ってはいたが、まさかあかりの方から誘ってくれるとは思ってもみなかった訳で。
「何でいきなりこんなことを?」という疑問もうっすらと浮かびはしたが、サプライズ的な現状への歓喜にあっさりと押し流される。
「はうぅぅうぅんッ!」
意識を眼前に戻したはずみで再び深く入った一突きに、あかりの背筋が反りかえり、顔が天井を仰ぐ。
気持ちいいただそれだけしか頭にないような、雌の顔。
「あかりはいっぱい感じれて、本当に可愛いくてえらいワンコだな」
「っあ――んわぅ……っ♡」
嬉しそうな鳴き声と共に、あかりはきゅっきゅ、と雌穴を締める。
鏡に映った笑みは涙と涎でぐしゃぐしゃなのに、それすら可愛いさがふりきれて逆に意地悪をしてしまいたくなるほど愛らしく見える。
そんな妄想していたシチュエーションに加えてほの暗い興奮が混じった事で、引かれるかもと無意識に躊躇していたその先の欲望がくらくらする脳内に浮かんだ。
「……そういえば、あかりは賢いワンコなんだよな?」
「はぅっ……わ、わん……?」
勢いを緩めた前後動に何か不穏な予感を感じたのだろうか、あかりは不安げに揺れる瞳でこちらへと振り返るが――今の状況では逆効果だ。捨てられた仔犬のような目が、振り切った愛しさをより嗜虐心へと変換していく。
「じゃあさ、ワンコはしっぽの付け根とか触られると嬉しいらしいけど、あかりはどうなのかな?」
「?…………~~~~っ?!」
疑問符を浮かべていたあかりも、流石に後ろの窄まりを指がなぞった事で言わんとすることを理解したらしい。
膣肉を介して彼女の心臓がバクバクと脈打つのが感じられる程の緊張。だがそれが嫌悪感によるものでないのはすぐに分かった。
「よしよしよし――あれ? 何だか触ってないところがぬるぬるになってきたけど、どうしたんだろうな?」
「うぅ……わぅ……」
亀頭を包む媚肉が液体になってしまったかのような滑りに視線を接合部へ向けると、ふりふり悶える尻尾の陰から、隠しきれない興奮に反応した愛蜜が溢れて陰茎を伝い、浴室の床へと落ちていく。
「そっかそっか、これが嬉ションって奴か。という事はやっぱりあかりワンコも尻尾の付け根を触られると嬉しいんだ」
「嬉ションって……そんなんじゃっ、ない――もんっ」
「ふーん、でもここから沢山溢れてるのは事実だよね? じゃあ、これって何かなー?」
「ひぅっ――!?」
アナル尻尾を掴んで引っぱると、完全に入ってしまっていた根元の一番大きな球が中途半端に顔を出す。
「あッ、中途半端にされると――っ、お尻むずむずして……」
その言葉通りあかりの菊花は、出していいのか我慢したらいいのか困惑しているとでもいうようにせわしなく蠢動を繰り返し、それに合わせて肉壺もにゅちにゅちと肉槍に絡みついていた。
「それじゃあしっかり答えないと、あかりワンコがお漏らししてるのは何かな?」
「それは……その……愛液、です……っ」
自分で言って、あかりはぶるりと背筋を震わせ、接合部からだまになった蜜塊を零す。
「そっかぁ、じゃああかりワンコはお尻の穴触られて気持ちよくなっちゃったんだ?」
「うぅ……そうだから、だから……尻尾っ、何とかして……!」
あかりはお尻の穴という直接的な表現になった事にも気付かない程余裕が無いのか、既に密着している腰をぐいぐい押し付けてパールを押し戻そうとしていた。
「そうだったな。ちゃんと素直に言えたんだし、ちゃんとすっきりさせてあげないと――なっ」
言い終わると同時にぐっ、と尻尾を引くと、中途半端に出ていた球がきゅぽっ、と出てくる。
「ひ、ゃあぁあぁぁぁっ!?」
「ぐッ――?!」
再び入れられると思っていたのだろうあかりは、悲鳴のような嬌声を上げ、媚襞をうねつかせて肉槍を絞り上げる。そんな思わぬ反撃にこちらも歯を噛みしめて耐えていると、恨みがましそうな顔で見上げて来ているあかりと目が合った。
「……おにいさんの、意地悪っ」
ぷいっとあかりはそっぽを向く。だが、知らんぷりをしようとしつつも、こちらの様子をちらちらと窺ってしまっていて、まるで無視できていない。
「ごめんごめん、ついあかりワンコが可愛いから意地悪したくなっちゃって。……それに、あかりも嫌ではなかったんだろ?」
「それは……」
「きゅうきゅう締め付けてたしな?」
「だって……だって、おにいさんにされてるって考えたら……それだけで、どこ触られても気持ちいいいから」
さっきまでの不満はどこへやら、目をしっとりと潤ませ夢見心地に呟くあかりに、心臓がドキリと跳ねる。
意地悪をしようと思っていたところへ、純粋さでカウンターを決められた感じだ。
「それに……途中からお尻触られるたびにお兄さんのがおっきくなってるって分かって、余計嬉しくて――「…あかりっ!」――んちゅっ」
可愛さ余って堪らずキスを降らすと、あかりは素直に唇を開いて受け入れてくれた。
「ちゅっ……んぁっ……れるっ、ちゅぱっ……」
貪るように舌を絡めるたびに肉壺が収縮し、素直に歓びを伝えくるのにまた興奮させられる。
この分だとこちらの限界も遠くはない。
「ちゅくっ……あかり、そろそろ射精したいんだけど……」
「んっ……分かりました、激しく動きたいんですよね……?」
「それもそうなんだが……こっちも、触っていいかな?」