ぬぷぷぷぷッ――――こつんっ。
「んうぅぅぅッ……! は、ぁん――っ!」
「っく――ヤバ、っ――!!」
たっぷりの愛蜜でぷりぷりと熟れた数の子襞が奥へと誘うように絡みついてきて、ゆっくり押し出したつもりなのに、一息で最奥までぶつかってしまう。
(何だコレ……前と違うっていうか……違いすぎだろっ)
全方位から襲い来る凹凸の細かさや、締め付けの力強さは以前と変わらない。だが、充血してたっぷりの愛液で滑りを帯びているせいか、引っかかって削られるのではなく、無数の点で圧し潰される感触が肉棒を襲う。
こうして挿入れたまま動かないでいるだけでも、小さな無数の指で陰茎が指圧マッサージを受けているような快感だ。
「んっ、はっ、はぁ……どうしたんですか、動かないでぼーっとして……それじゃあ、いつまで経っても……んくっ、小さく、なりませんよ?」
「あ、あぁ……そうだよな」
振り返ったゆかりさんの熱っぽい視線に浮かされるままそう答えてしまうが、このまま動かないでも暫くすれば射精してしまいそうな気がする。
これで動かしたらどうなるのか……という期待の混じった怖さに、おずおずとゆかりさんの細く締まった腰を掴みなおして、ゆっくり引き抜く。
「はッ――んぅううぅぅっ!」
背筋を反り返らせたゆかりさんが、声を押し殺そうと片腕を口元に押さえつけて籠った悲鳴を上げた。だが、油断したら大声が出そうなのはこちらも同じだ。
「――ッく……はっ、はぁっ……」
引き抜き始めた瞬間から、数の子襞が滑り止めのついた返しとして作用し、蜜でぬるぬるなのにしっかりと幹肉を掴んで離さないのだ。しかもそれが、亀頭の返しをぴったり埋めるようにはまり込んで、一センチごとに傘裏を逃がさないとでもいうように膣内へ押しとどめる。
挿入れるときの大人しさからは考えられない程の強烈な抵抗感。
これは抽送速度を加減した所で、そうもたないだろう――ならば。
「外だしあんまり時間かけるわけにもいかないから、早いペースで行こうと思うんだけど、ゆかりさんは声、抑えられそう?」
天を仰いでいたゆかりさんが頭を落とし、大きく息を吐いたところで訊くと、手で口を押えたままこくりと小さく頷いた。
「ん……」
こうやって抑えてるから大丈夫、という事だろう。
頷き返し、歯を噛みしめてピストン運動を開始すると、ぷちぷちとした感覚の集合が巨大な快感のうねりとなって、ペニスから腰へと流れ込んできた。
「んっ! んぅっ、ん――ッ!! はッ――く!」
ゆかりさんも再び背筋を突っ張らせ、声を抑える為か今度は俯くようにして快感に耐えている。だが、それでも肉棒が蜜壺を出入りするたびに籠った嬌声が上がってしまっていた。
その様子は、演技などではなく本当に快感を我慢しているようにしか見えない。
「はぁっ……ゆかりさんも、すっごいイイんだ……?」
「っ! ――ッ!!」
何か言おうとしたのかこちらを振り向きかけたゆかりさんだったが、横すら向けないまままた俯いてしまう。
もうこれは間違いない。
いつもどこか余裕を残していたゆかりさんを、ここまで感じさせられているという達成感に、快感が何倍にも増幅されて全身が熱を帯びる。
(いや、これで実は演技でしたとか……。うん、もしそうだったら立ち直れる気がしないし、それは考えないでおこう)
「それにしても……こんなに濡らして、ゆかりさんは何がそんなに良かったんだ? 外だから? それとも胸をいつもより触られたからか?」
一抹の不安から意識を逸らそうとゆかりさんに訊ねるが、訊いてからそういえば口を押えているから答えられないんだったなと思い出す。
それなら身体に直接聞くしかない。
「っ!? ん――ッ!」
腰を掴んでいた手の片方を、体側を撫でるように上へと移動させて胸まで伸ばすと、ゆかりさんは声を押し殺したまま驚いたような悲鳴を上げた。
それを無視して膨らみ全体を揉みしだき、指の間で敏感な乳首を挟んで軽くひっぱる。
「んッ……んくぅ……ッ! んッんッ、んぁッ……!!」
「おっと。今、声出かけてたぞ?」
「~~っ!!」
危うく口元から手が離れかけたのを指摘すると、ゆかりさんは抗議のつもりなのかこちらを振り向いて睨みつけた。
しかし気丈を装う表情とは対照的に、膣内は胸を触るたびに小さく震えて快感を伝えてきているし、結合部からは白く濁った濃い愛蜜が溢れている。胸が鋭敏な性感帯なのは間違いなかった。
それならば、と腰を掴んでいた手も胸に回して両手で胸をしっかり掴む。
弱点を捉えられた事に危機感を覚えたのか、ゆかりさんが口を抑えていた手を外した。
「んぅっ――はっ、そんな、んっ……おっぱい、ばっかりぃ……ッ!」
「心配しなくても、胸だけじゃなくてこっちもちゃんとしてあげるからな」
胸を掴んでいる為に覆いかぶさるような体勢になり、腰の動きはぎこちなくなってしまう。だがその代わり、突き込みの度に手へ力が入って、ふにゅふにゅとした柔らかさが手の平に広がった。
上と下への同時攻撃に、ゆかりさんの口からあっさりと嬌声が零れる。
「そういうッ――こと――じゃぁっ!? あぁんッ!?」
「この体勢、いいなっ。上でも下でもゆかりさんを感じられて……っ」
「ゆかりさん、わぁっ――はっ、よく、ないぃっ……」
そうは言っても、口を押さえなおした手の隙間から零れる言葉はふやけていて、まるで説得力がない。
「良くないんじゃなくてっ、良すぎるんだろ――ッ?」
「~~っ!!」
身体を密着させ、ズンっと最奥を抉りながら胸をぎゅっと握りしめる。ゆかりさんが全身を戦慄かせた。
同時に上と違って饒舌な下の口もぎゅぎゅっ、と肉槍を抱きしめてきて、堪らずこちらも顔を俯かせて快感へ耐える羽目になった。
「く、ぁっ……やっぱ締め付けられると、きっついな……」
「はっ、はっ……弟くんが、締め付けっ、させてるんです……!」
ゆかりさんの文句も尤もである。
だが、きついといっても痛いほどに暴力的なまでの圧搾という訳ではない。鍛えられた筋力で体幹全体を使って抱きしめてきている、という感じだろうか。
「ということは、やっぱ胸、いいんだ?」
耳元で囁くと、とうとうゆかりさんは逆方向へ顔を背けながらも降参した。
「…………まぁ、否定はしません。わざわざこんな揉みがいのないのを触りたがるなんて、物好きだなとは思いますけど」
とはいえやっぱり一言余計についてくるのがゆかりさんらしいというかなんというか。
「それなら物好きだから、このまま続けちゃおうかな」
「……仕方ない弟くんです。いいですよ、ご褒美ですし」
そう言うと遠慮なく突けるように、ということだろう、ゆかりさんが口を押さえなおしてちらりと視線を送ってきた。
ならば、こちらも絞られまくっていよいよ限界が近いし、存分に甘えさせて貰おう。
ぱぢゅっ、ぱぢゅっ、ぱぢゅっ――
改めて胸を掴んだまま腰を打ち付けると、外という環境もあいまって、ゆかりさんに覆いかぶさる自分が本当に獣になったような陶酔感が湧き上がってくる。
しかも下半身を露出させている自分と違って、ゆかりさんはショートパンツを履いたまま、その隙間を広げて挿入しているのだ。獣同士というより人間を襲っているみたいな背徳感が更に欲望を滾らせた。
「――ッ、――はっ。んゃぁあ……っ!!」
昂った衝動に耐えかねたゆかりさんの口から、再度悲鳴が溢れる。
「駄目だよゆかりさん、あんまり大きい声出すと、本当に見つかっちゃうよ?」
「んーーッ!!」
首をぶるぶると振るゆかりさんだが、膣はどぷりと愛液を分泌しており、不安な一方で興奮もしているらしい。
平然と自分が致しているところを撮影するくらいだから、平気なものだと思っていたが……意外な弱点発見である。
(……にしても、ゆかりさんこっちは素直すぎるだろ)
胸を触った時もそうだったが、さっきから口や態度で主張しても、秘所があっさり本当の所をばらしてしまっていた。今だって、ばくばく跳ねる心臓に合わせてリズミカルに媚肉が肉槍を締め付け、その興奮度合いが手に取るように伝わってしまっている。
(いや、そうじゃなくて『練習』の成果で相手の事を見れる余裕が出来た、って事か?)
まさか体力に加えて、同じ日にセックスの方でも進歩を感じるとは思わなかった。
だが、それならそれで悪いことはあるまい。様々な快感が混じり合っている上へ更に達成感が積み重なり、射精感が急速に迫ってくる。
「っ……そろそろ、出そう……だっ!」
ペースを上げながらそう伝えると、ゆかりさんが恐る恐る口から手を離す。
「んぁっ……そのっ、射精す……ならっ、んんんっ! 中、でぇっ……出し、て……っ!!」
「いい、のか?」
「はい……っ。そっちの方、がぁっ……服、汚れないのでっ……!」
ゆかりさんらしい合理的な理由だったが、それでも膣内射精を許可された肉棒が歓喜に打ち震え、さらに奥を目指して子宮口をぐっと押し上げる。それが最後の一押しになった。
「ひゃっ!? ――んんんんんんぅぅぅうぅぅッ!!」
すんででゆかりさんが嬌声を抑え込んだ事に安堵する間もなく、声として発散されるはずだった快感を抑え込むような締め付けが陰茎を襲う。
「っ、あ――ッ!!」
どぐっ、びゅるるるるぅ――ッ!!
甘美な解放感に密着させた腰を震わせ、原初的な衝動をゆかりさんの最奥へと解き放つ。
だが、ゆかりさんがただ大人しく受け止めてくれるだけで終わる筈がなかった。
(くっ……これ、吸われて――っ)
噛み合わさった鈴口へと子宮口がキスするみたいに吸い付いて、ぢゅうぢゅうと精液を啜り出される。射精しているのに、更に射精させられる感覚とでもいえばいいのか。快感というには少しばかり強すぎる刺激に、声が漏れないよう奥歯を噛み殺し、ただただ腰を押し付けた。
そのまま暫く鈴口を吸いしゃぶられて、精液どころか残り汁まで吐き出させ、やっとこれ以上出ないと納得したのだろう。そこで漸く吸盤みたいにくっついていた子宮口が離れる。
「っぁ、ゆかりさん……ちょっと、吸い付き過ぎ……だって……はぁっ……」
「んぅっ……知りませんよ、そんな事っ……。弟くん、こそ……小さくするだけ、なのに……射精しすぎ……っ! あっ、溢れてっ……!?」
ジャージにテントを張らない程度には柔らかくなった肉棒が、ゆかりさんのキツい膣圧に負けてずにゅんっ、と押し出されると、その後を追って白い粘液塊が溢れてきた。
「あーもう……! 本当に射精しすぎ、ですよっ……んっ」
ゆかりさんはさっきまで口を塞いでいた手を下半身へ回し、服が汚れないよう何とか溢れてくる精液を抑え込もうと格闘する。しかし指先で押し戻しても、手を添えて受け止めてもキリなくどんどん白濁液が漏れてくる。
「うわ……朝一番だからか、すっごい濃いな……」
「何ひとごとみたいに感心してるんですか! お陰で全然押さえきれなくて、んぅっ!? もう、こうするしか――」
無駄な抵抗を繰り返していたゆかりさんだったが、とうとう手だけではどうにもならないと悟ったらしく、横にずらしていたパンツを戻して股布の上から秘所を押さえた。
「はぁっ……一応、これで大丈夫……みたいですね」
ゆかりさんはパンツの隙間から精液が溢れてこないのを確認して安堵するが、指を離したパンツのクロッチには大きな黒い染みがじっとりと浮かんでいて、大丈夫といっても辛うじてという感じである。
むしろ膣内に精液がたっぷりとまだ残っている感じが強調されて、エロさ的には全然大丈夫じゃ――と、完全に意識してしまう寸前で何とか顔を逸らせた。
「? 何やってるんですか弟くん」
「いや、あのままだとまた大きくなりそうだったから……」
「……小さくしたばっかりなのに何やってるんですか」
立ち上がって服を整えていたゆかりさんから心底呆れたような声で言われるが、それも無理はない。
「そもそもここが外だって忘れてるんじゃないですか? 長くしてればその分見つかる可能性も上がるんですよ?」
「いやそれはそうなんだが……人も少ないし多分大丈夫だとは思うけどな」
「実際に見つかるかが問題なんじゃないんです! 見つかるかも、っていうのが無駄に神経を張り詰めさせるって言ってるんです」
「でも、その分ゆかりさんも興奮してたみたい――いてっ?!」
「うるさいです」
黙らせようと軽く肘で脇腹を小突いてくるゆかりさんだったが、その顔は真っ赤だった。
図星なのが丸わかりだが、反撃を貰うのが分かっているので突っ込みはしない。
「兎に角、ここでまた大きくなんてしたら、弟くんおいて帰りますからね。流石にそこまで面倒は見切れません」
「分かってるよ、そろそろ明るくなってきてるし人も増えてきそうだからな」
見上げた空はうっすら白んでおり、いつもなら既に帰途の半分ほどは進んでいなければいけない時間だ。
身支度を終え、一見するとすっかり行きと変わらない格好になったゆかりさんも、公園の時計を一瞥して頷く。
「そうでうね、今日は思わぬ形で結構時間を取られてしまいましたから、訓練は明日からにしましょう」
「いや、もしかしなくても時間があればこの後訓練するつもりだったのかよ……」
「当り前でしょう。というか弟くんにもう少し自制心があればあの後だって普通に訓練できた筈ですし」
相変わらずの生真面目、というか仕事中毒っぷりに思わず辟易して舌が滑ったところに、すかさず厳しい反撃が飛んだ。
「……いや、もう自制心の無さに関してはここの所嫌という程思い知らされてます……」
がっくりと肩を落として嘆息する。そしてこの後はどうせいつもの通りゆかりさんにこの様子を揶揄われるのだろう。
「あははっ。弟くんがえっちな事に関して自制が効いてないのは否定できませんけど、それ以外の所では結構辛抱強い所もあると思いますよ?」
「……そんな態々言いつくろわなくていいって」
ほらやっぱり。展開が読めているというか、に慣れてしまっているというか……。重ねて溜息が出そうになった所で、ふとゆかりさんの口元に浮かぶ笑みが、揶揄うようなものとは少し違うことに気付いた。
「何言ってるんですか。さっきも言いましたけど、これはゆかりさんの本心ですよ。ただ強いて言うなら、こんな所じゃなく屋内だったらもっとちゃんとしたご褒美をあげたのに、残念でしたねってだけです」
「……そっか、そりゃ残念だったな」
一切緊張の混じっていない、解れたような笑み。
予想していたのとは違う表情に、思わず思考停止でオウム返ししてしまった瞬間、いつもの悪戯っぽい笑みが戻ってきた。
「……まさか、帰ったらご褒美の続きがあるなんて思ってないですよね?」
「ああ……って、いや!! そんなこと無いって! ちょっとぼーっとしてしまっただけだから!!」
「ふーん……本当ですかねぇ? またちょっと、期待してジャージが膨らんで来てる気がしますけど?」
「いや気のせいだって! そんなこと無い……よな?」
大丈夫……と思っていても思わず不安になり、ジャージを引っ張ったり伸ばしたりしてどうにか整えている間に、いつの間にか少し離れた位置まで移動していたゆかりさんが、くるりと軽やかにこちらへ振り返った。
「ふふっ、どうでしょう? あ、帰りは私が先行するので弟くんはちょっと離れて走ってくださいね? いざという時関係者と思われたら困るので。では行きましょうか」
「いや待った! 待って!? マジで大丈夫なんだよね?!」
結局、帰りの間中ずっと気になってしまいはしたが、まばらに通りすがったサラリーマンや女子学生から極端に注目されることは無かったし、大丈夫だったと信じたい。
――今度ちゃんと外用に厚手のジャージを買おう。
スポーツ用の裾が大きく開いたショートパンツの隙間から……っていうのいいですよね? 大好きです、実際できるのかは知らんですけど