「それに、おにいさんも……んっ、準備……ばっちりみたいですし……?」
「っ……!」
あかりは腰を軽く浮かせ、屹立して下着を押し上げる肉竿を柔肉と擦り合わせる。
布越しに悦楽の火花が爆ぜ、びくびくと海綿体に血液が送り込まれるのが分かる。
あまりにも露骨で、魅力的過ぎる誘惑に意志がくらりと折れそうになる。
――認めよう。本音で言うなら今すぐ挿入れてしまいたい。
きっと既にあかりのそこは熱々で、きゅうきゅうと締まって、絶対に気持ちいいに決まっていて。
そんな気持ちを抑えきれず、気付けばあかりの躰を抱きしめてしまっていた。
「あっ……♡」
期待にあかりの体温がどくん、と熱を増したのを感じる。
けれど。
「あっ……」
「……まだこっちの方を使ってないだろ?」
名残惜し気なあかりの表情に後ろ髪を引かれまくりながらも、柔らかな躰から腕を解き、ディルドを拾い上げる。
「今使っておいた方が、一人の時も使いやすいんじゃないか?」
ローターの時ですらあれだけ緊張していたのだ、ましてや膣内に入れるディルドで緊張しないはずがなかった。
「それは……そうですけど……」
あかりも少し不満気にしながら、けれどそんな未来が予想できたのだろう。
渋々といった様子ながら立ち上がった彼女を、今度は四つん這いにさせる。
「……後ろから入れるんですか?」
「最初は見えない方がまだ緊張しなくていいかなって」
お尻を、その中心で濡れそぼつ、ぷっくりした秘裂を突き出した体勢のあかりは、恥ずかしさに染めた顔をこちらへ振り向かせる。
「それに、こっちからはよく見えるし挿入れ間違えることもなさそうだし」
「うぅ……それは、そうかもしれないですけれど……!」
ぽすん、と恥ずかしさが限界を突き抜けて枕に顔を埋めるあかり。けれどそのせいで、頭隠して尻隠さずとでも言うべきか、お尻だけを高々と突き出したような体勢になってエロさを増してしまっていた。
「それじゃあ、挿入れるぞ?」
「はい……っ、ひぁ」
見えずにびっくりしないよう一応声を掛けたのだが、それでもディルドの先端が割れ目の粘膜に触れた瞬間、あかりは白いお尻をぴくっ、と震わせる。
「大丈夫、いきなり入れたりはしないから」
馴染ませた方がいいよな、と先端も先端だけを浅く秘裂に沈み込ませ、ゆっくり割れ目の中をなぞり上げた。
ディルドを介して間接的にとはいえ、手はやはり鋭敏な器官だ。
普段ペニスで感じるよりも中の構造が精彩に指先へと伝わり、思わず凹凸を調べるように撫でまわしてしまう。
「あっ……や……っ」
「悪い、大丈夫か?」
「大丈夫……っ、ですけど……。おにいさんのと違って……硬くて……冷たくて……っ」
僅かながら声が震えているのは不安の為だろう。声には硬さが混じっていた。
特にディルドを冷やしたわけではないが、確かに湯気が出そうなほど熱く愛蜜を滴らせている秘所と比べれば、常温でも冷たく感じるのかもしれない。
そして、自分の下半身でずくずくと疼く熱杭と比べても。
(今度使う時はお湯で温めておいた方がいいのかもな)
そんな風に冷静ぶって抽送衝動を抑え込みながら、ぬちり、ぬちゅり、と割れ目で愛液を泡立てるように何度か疑似棒を往復させる。そして多少温まってきたような気がしたところで、ディルドを膣口へと軽く押し当てた。
それであかりも察したらしく、ぴんと緊張で背筋を張る。
「それじゃあ、いくぞ?」
「はい……っ」
理性を総動員し、少しずつ負荷をかけてゆっくりと挿入れる――つもりだったのだが、緊張気味に締まった入り口のせいで、何度も押し返されてしまう。
「あっ……?! や……! そんな、焦らさないでくださ……ッ」
そんなつもりはないのだが、あかりの声には僅かに不満が浮かんでいるようで、不慣れなことも併せて焦りが募ってしまう。
仕方ない、挿入れる瞬間だけ少し力をかけるかと。
にゅぽっ――と侵入を阻んでいた入り口を侵徹した瞬間、その先の粘膜が一転迎え入れるように奥へ奥へとディルドを引き込み加速させ、コツンと最奥をいきなり叩いてしまう。
「っあ――――ひああぁあぁぁあぁぁッ⁉」
「っ、悪い! 大丈夫か――?」
「は……っ、は……ッ! はぁ…………っ。大丈夫……です、ちょっとびっくりしただけ……ですから」
一瞬また苦しい思いをさせてしまったか――という恐怖が浮かびかけ、けれどあかりの驚いたような表情に苦痛の色が浮かんでないことを確かめて安堵する。
「良かった……本当にごめん!」
「もう、そんなに謝らないでください、ほんとに大丈夫ですから。だから――」
そう少し困ったように苦笑したあかりは、後ろ手に手を伸ばし、ディルドを握っている手を掴んだ。
「――そのまま、抜かないで続けてください」
それは、こちらを安心させるようでもあり、懇願するようでもあり。
「……分かった」
そんな言い方をされて、拒否することなどできるはずがなかった。
(けれどそれなら、せめて今度は丁寧に――)
急に奥まで突き刺して驚かせた分、今度はゆっくりと解すように意識する。
最奥まで届いてしまったのを活かして、子宮口をマッサージするようにやわやわと押し込む。
「――こんな感じとか、どう?」
「あっ……奥……っ、そんな……何度も……っ」
くにっ、くにゅっ、と奥を押す感覚に合わせて、あかりの口から吐息が零れる。。
「それも気持ちいい……っ、ですけどっ……我慢しないで、もっと乱暴にしても……全然大丈夫、ですからっ」
「いや、別にそんな無理に乱暴にしなくたって」
「でもさっきは……焦らしてたのから、いきなり……」
「いやいや、あれは不慮の事故だから」
そう否定して、けれどもしかしてこれはあかりが激しくしてほしいのだろうか? という考えが頭を過る。
「……もしかして、今の感じだと物足りない?」
「いえ……っ、今のも十分にっ……いいんです、けど……っ」
そう言いつつも、どこか余裕というか物足りなさのような物を感じる。
ならば――と、今度は少し引いてから軽く最奥へとぶつける。
「あッ?! んっ、いい……ですっ」
僅かに声へ艶めきが増したのを確かめ、それに応えるようにどんどん前後動を大きくしていく。
「あっ……! ひん……っ! あくっ……!!」
そのループを繰り返すうち、いつの間にか抽送はギリギリまで引き抜いて、そこから勢いよく突き返すという、乱暴なまでの激しさになってしまっていた。
けれど、あかりに苦痛の色はやはりなく。
むしろ、その乱暴さすら受け止めるように愛液の分泌を増しているせいで、一突きごとに、ちゅぶっ! ぶちゅっ! と派手な水音がなるようにまでなってしまっている。
そのことに安堵すると同時、なんだかあかりとオモチャで遊んでいるというより、あかりをオモチャにしているような、そんな背徳的な感覚が自分の中で揺らめくのを感じた。
そうすると目の前の光景が――あかりのみっちり閉じたすじをこじ開けて、肉竿擬きが膣洞を掘削している様もよりエロく感じてしまう。
引き抜くときは膣襞を引っ張って膣口を膨らませ、奥まで押し込む時は柔丘と圧し潰して、愛液が爆ぜて――
よく考えれば自分が挿入している時に、結合部をこんな間近で見ることはない。新鮮で――淫靡な絶景に思わず感想が口をついていた。
「……おまんこに入れてる時って、こんなエロいんだな」
「っ!?!!!?!」
その一言で、あかりの背筋がびくびくびくッ、と痙攣し、奥まで入れていたディルドが勢いよく押し出された。
にゅぽんッ――!
「おっ……と」
思わず手から滑り落ちそうになるディルドを捕まえた所で、あかりが真っ赤な顔でこちらを睨みつけているのに気づいた。
「うぅ……そんなの、わざわざ言わないでください……っ」
心底恥ずかしいといわんばかりの赤さを、怒ったような表情で誤魔化す顔に、謝らないとという理性が働いて――けれど、それと同時にちょっぴりいじめたいという嗜虐心が呼び起されてしまった。
「でも、それだけエッチだったし……ほら」
「あっ……?! やぁ……っ」
にゅぷぷっ――とディルドを沈めこみながら、今度は詳細な実況をつける。
「挿入れる時は、入り口で愛液の泡がぷちぷち、って爆ぜて――」
「んんんううぅっ!?」
「ひっぱり抜くときは、膣内の襞がめくれて、あかりのエッチな部分が良く見えて……」
「やっ――! それ以上、言わないでっ……!」
あかりはいやいやと髪を振り乱しているものの、実況で感じてしまっているのは膣口から溢れる愛液の量で丸わかりだった。
「そうは言っても、あかりが言ったんだろ? 我慢しないでいいって」
「それは……っ! でも、こんな、つもりじゃあぁぁ――っ?!」
言いながら、今度はぞりぞりぞりっ、とGスポットを擦ると、背を反り返らせてお尻をふるふると震わせるあかり。
「そうじゃなくてッ、おにいさんのすきなようにっ……動かしてもいいって――意味、でぇっ……!」
「いやいや、別にゆっくりまったりするのもいいんじゃないかと個人的には思うけどなぁ」
「そん……なぁっ?!」
「それとも”あかりが”乱暴にされる方が好きってこと? ――こんな風、にっ」
「あッ――――!? ~~~~ッ!!」
浅めのGスポットから一転、また最奥をぐりぐりと押し込むとあかりは声にならない悲鳴を上げて全身を戦慄かせ――次の瞬間、ぷしっ、と透明な飛沫が秘裂から噴き出した。
熱々の蜜液は布団に飛び散り、そして間近で源泉の様子を観察していたこちらの顔にも降りかかる。
「わぷっ……もしかして、潮吹いたのか?」
鼻筋から口元へと垂れた愛液から、濃密なあかりの味が舌先を痺れさせ、下半身が疼く。
「あっ……また汚しちゃ……っ」
一方のあかりは大きな絶頂に達して全身から力が抜けたようで、四肢を小さくぴくつかせながらも、布団へうつ伏せにへたりこんでしまい――一拍遅れて股からぬぽっ、とショッキングピンクの張り型が吐き出された。
一瞬ぽっかりと膣口が開いたままとなり、けれどすぐにきゅっ、と一本すじへ閉じる。
まるで締まりの良さをアピールしているようにも見えるそんな光景に、今度はオモチャじゃなくて本物で――と海綿体が硬く張り詰めた。
「――ごめん、あかり。イったばかりだと思うけど、俺ももう我慢できないかも」
かも、ではなくて実際我慢できなかった。これ以上、オモチャだけにあかりの躰を堪能させたくない。
確認しながらも下着はとうに脱ぎ捨ててしまっていて、布団にうつぶせたあかりの上へ跨る。
にちゅり、と亀頭と秘裂の粘膜が擦れたところで踏みとどまれたのは奇跡に近かった。
「んっ……♡ 大丈夫……いい、ですよ」
もしかしたら少し待ってと制止をかけられるかも、という心配に反し、あかりは弛緩しきった顔で、それでもにこりと微笑を浮かべてくれる。
――尤も、ダメだと言われてもとめられなかったかもしれないけれど。
けれどこれでもう、本当に我慢する理由はない。
逸って震える指先で何とか狙いを定め、ぐっ、とうつぶせたあかりの腰に全体重をかけて、肉竿を蜜洞へと押し込んでいく。
「うっ……キツっ……」
あかりの膣洞はイったばかりだからか、或いは寝バックという体勢からだろうか。
いつものように柔らかくみっちりと絡みついて、けれど普段より狭くてキツく、容赦なく煽られる射精感を抑え込むのに呻かずにはいられなかった。
「ああぁぁ……ッ! おにいさんの……っ、きたぁ……っ」
一方のあかりも、漸く待ち望んだメインディッシュが来たと言わんばかりに、先ほどまでより一層高く、甘く蕩けた声を吐き出した。
「っ、さっきあれだけディルドで感じてたのに……やっぱりこっちの方がいいんだ?」
「いいっ、ですッ! おにいさんの方がっ、熱くてっ、びくびくして……っ! 柔らかいのに……硬くてぇ……っ、何倍も、気持ちよくて……、幸せで……っ」
あかりの言葉に全身が歓喜の熱を帯び、海綿体が甘美に痺れる。
いや、言葉だけではなく実際あかりが小さく何度もイっているせいだろう。痙攣みたく小刻みに、何度も肉棒が予想外の方向から締めつけられていた。
その小さく、けれど鋭利な刺激は、先ほどまであかりの痴態を眼前で見せつけられ、けれどお預けを食らっていた肉茎の芯まで響いて、あっという間に射精感が高まっていく。
「そんなこと言われたら、すぐにでも射精そうなんだが……ッ」
「射精して、いいんですよ? 何度でもっ、好きな時に……っ」
あまりにも魅力的な誘惑に一瞬陥落してもいいかと思ってしまいそうになり――けれどやっぱりそれじゃあ情けない、と渾身の力で尿道を絞めあげる。
「それじゃあ……っ、一回あかりをイかせてから、射精そうかな……っ!」
「そんなの、気にしなくても……ッ?! はぁッ――! あッ! いきなりっ、すごいぃ……っ」
正直、射精を我慢出来ているだけで限界なのだが――そこはもう意地である。
――あかりをオモチャでなく、直接自分のでイかせたい。
――自分が、一番あかりを気持ちよくさせれる存在でありたい。
そんな子供の我儘じみた衝動に任せて、勢いよく腰を振る。
慣らしとか、徐々にとか、そんな概念忘れたかのような初手ラストスパート。
ばちゅんッ、ばちゅんッ! とあかりの柔らかな尻肉へ腰がぶつかる音が、全身を震わせる。
ごつん、ごつん、と膣口と鈴口がぶつかる衝撃が男根全体へ響き渡る。
「あ――ッ!? 奥っ、そんなにっ、潰しちゃ……っ♡ またっ、イっちゃう……! さっきより……もっとぉ……っ!」
「俺も……イくっ……!」
ばぴゅっ! どぴゅっ、びゅくるるッ――!!
なんとか言い終わると同時、限界が訪れた。
「あっ……! きたっ……奥にっ……んんんんぅっ!!」
一滴残らずあかりの最奥へ注ぐつもりで、陰嚢を収縮させて、腰をぐりっ、と思いきり押し付ける。
それこそ、自分のすべてをあかりに吐き出すように。
自分だけのものだと刻み込むように。