※この作品はR-18です。

お隣りゆかりさんとのセイカツ!!   作:真喜屋五木路

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最終話まで、本日は3話投稿です。

ついに最終話。


七十九、お隣のゆかりさん

「はぁ…………っ、流石に疲れた……」

 

布団へと仰向けに倒れ込む。

全身に満ちる達成感と、それ以上に重くのしかかる疲労感。

あの後更にゆかりさんへ一回、あかりへ一回、更に更にゆかりさんへともう一回――と連戦したのだ。疲れない訳がなかった。

 

(全部で何回だ? ……えー、あー、五回以上はしたな)

 

どうやら疲労しているのは体だけでないらしい。何度も快楽を浴びせられて碌に回らない頭では、それくらいまでしか考えられなかった。

 

「あーくそ、これは明日起きれそうにないかもな……」

 

ゆかりさんと離れていた三週間の間もランニングは続けていたのだが、流石にこの疲労感が一晩寝ただけで全回復するとは思えない。

 

(連続記録が途切れるのはちょっと後ろ髪惹かれるけど……仕方ないか)

 

そのまま事後の気だるさに浸ろうとしたところで、右隣に寝ていたゆかりさんが「そんなの許しませんよ」と声を上げた。

 

「何言ってるんですか、日課のランニングにはちゃんと付き合ってもらいますよ。勿論軽くですけど戦闘訓練も」

「いやいやいや、流石に明日は無理だって……ほら! ゆかりさんだって復帰したばっかなんだし、今ので疲れてるだろうし、な?」

「確かにそれはそうですが、それとこれとは別の話です」

「……せめて戦闘訓練は無しにとかできないのか? ゆかりさんだって暫くは溜まってた休暇、取るんだろ?」

「だからこそですよ、いつでも復帰できるようにしておかないと。既に三週間も空けてしまいましたし、早めに感覚を取り戻す必要があります。それに――」

 

ゆかりさんはそこで言葉を区切ると妖艶に目を細めた。

 

「――今日はもうこれ以上できないですけど、本当はもっと続けたいんですよね。だから体力をつけておかないとなって。ゆかりさんも、弟くんも」

「いや、そう言って貰えるのは嬉しいけど……」

「あかりちゃんだって、弟くんともっとしたいですよね?」

 

左隣に寝ていたあかりは、突然話を向けられて慌てたように答える。

 

「い、いえ! 私はおにいさんが良ければどっちでも……」

「本当ですか? たとえば今日だってゆかりさんはもう限界ですから、弟くんに余力があればあかりちゃんも、あともう一回か二回してもらえたのかもしれないですよ?」

「それは……おにいさん、応援してます!」

 

どうやら味方はいないらしい。

……けれど、彼女二人から応援されて、求められて、おねだりされて、それで頑張らないわけにはいかないだろう。

 

「分かったよ、それじゃあ明日も頑張って起きるか……!」

「ふふ、私は朝ごはん作って待ってますね」

 

あかりが左隣から抱き着いてくる。

 

「いつも通りにいくので覚悟してくださいね」

 

ゆかりさんから右隣から抱き着いてくる。

――客観的に見れば歪な光景なのかもしれない。だけど両隣であかりが笑い、ゆかりさんが微笑んでいる。だから、誰に何を言われようとも二人を幸せにしよう。

あかりとゆかりさんの肩に手を回して抱き寄せる。

 

「二人とも、大好きだ」

「私もです、おにいさん!」

 

おひさまのような笑みであかりが即答する。

一方のゆかりさんは少し考え込んで、というか躊躇しているようにも見える。

もしかしたら演技抜きの冷静な状態で好きと答えるのが恥ずかしいのかもしれない。

 

「恥ずかしいなら無理にとは言わないけど?」

「いえ! 言います! 言いたいんです!」

 

すぅ、とゆかりさんが覚悟を決めて息を吸った。

 

「私もおとうとくんのことが大好きです、だから――

――ずっと隣に居てくださいね?」

 

お隣のゆかりさんは満面の笑みを浮かべた。




以下、興味がある方のみへ後書き























この度は「お隣りゆかりさんとのセイカツ!!」を最後まで読んでいただきありがとうございます。
途中、作者の都合により長らく休止しており、待っててくれている人などいるのかなというような心持で再開しましたが、待っていたとコメント頂いたり、お気に入り(ブックマーク)など反応頂けて大変嬉しかったです。
ありがとうございます。
少しでも楽しめて、あるいは使って頂けていれば幸いです。

以降の活動についてですが、まず元々はこの話の続きとしてマキさん編を考えていましたが、休止中に設定などが散逸し、書けるかかなり難しい状況です。
一応設定の掘り起こしとかは試みますが、上がるのを待つというより、上がったらラッキーぐらいで見てもらえれば。
また、色々あって現在商業で書くことを目指そうと思っており、今後はオリジナルが中心となるかと思います。
ただ合成音声で書きたいという気持ちもあり、しかし浮かんできたアイデアは可能ならオリジナルの方に回したくもあり。

そこで、合成音声系の小説はPIXIVのリクエスト機能を使って、頂いたネタを元に書く感じでいきたいなと思っております。
詳細はプランのところに書いてありますので、「お前の書くボイロ(広義)たちが読みたいんだよ!」という方はぜひご利用いただければ。
ざっくり言うと「○○と、こんな感じのえっちぃことをするのが見てみたい」というのに応えるリクエストになっています。
気になった方は『https://www.pixiv.net/request/plans/169161』を覗いてみていただければなと。

まあ、リクエストがなくても気が向けば短編みたいなのは書くかもしれませんが。

何にせよ、最後まで読んでいただいた皆様とまたどこか別の作品で会えれば幸いです。
重ねてありがとうございました。

最後に、コメントいただけると嬉しいです(ニコ動的お約束)

それではまた。
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