「はぁ……明日からまた月曜日か……」
スマホのホーム画面に映された20:58の数字にウンザリした様子でバンダナを巻いた少年はベッドに横になる。
彼の名前は
この紫緋田高校には少々独特なルールがあった。
それは高一の時から学校側によりランダムに5人選ばれ卒業までずっと勉学中は一緒に過ごすと言うものだ。
畔多はこれを知った時、この高校は時代に逆行してるのか最先端を行ってるのかわけが分からなかった。
こんな分けの分からないルールがある高校何て変えようかとも思ったが、両親の反対により畔多は無事入学し3年過ごす事となった。
畔多と一緒になった4人は皆男でとかく癖が強い奴が多かった。
無愛想な顔つきで無口で滅多に口を聞かない
博識だがお喋りでメカニズムに詳しい
巨漢で喧嘩や物を破壊するのが好きな
正義感に溢れ不良や先輩にも立ち向かう
個性的な面子で畔多は誰が選んだわけでもなくこのチームの纏め役となっていた。
明日からまたあいつらと楽しい授業が待っているのだ。
ルールがルールなら、授業も授業だからな俺の高校は。
本当に学校体験詐欺もいいところである。
優秀な教師に加え全生徒が優しいと言ったことや、色んな分野の課があるという謳い文句に騙された。
入ったら、入学式初日から校長自らが「貴様らが社会人になっても恥を掻かないように徹底的に教育する!」と雄叫びをあげ竹刀を持った教師がバンバンと叩き売りしてる八百屋みたいに竹刀を振るい畔多は令和ではなく昭和を生きているのかと思ったほどだ。
当然入学式に親等呼ばれるわけもなく。
普通の高校生が行う授業の他に殺人術なども覚えさせられた。
勿論人を殺したり、授業(と呼ぶかは大いに疑問で)を失敗しても殺されたりはしなかったが畔多の頭に大きな疑問が浮かぶことになる。
本当にここは高校なのか?と。
何かの軍事施設か、国の為に働く機関を担ってるのか?。
当然知る由もなく1年と11ヵ月過ごした訳だが。
「明日からまた軍事教育か……頭が痛いぜ」
面倒臭くなり畔多はそのまま眠りについた。
やれまた鬼みたいな教師の元で勉強し
おかげで他の年代の者よりは良い身体を得たが。
無駄な戦闘力や殺人技術も。
明日またあいつらと暴れるか。
フッと思い出し笑いをしながら畔多は消灯し床に着いた。