彼女たちの尊厳を踏みにじり破壊するその行為にどんな意味があるのかはまだ誰にも分からない。
※凌辱要素が強めですので苦手な方はご遠慮ください。
・レアスキル(ファンタズム)
・ブーステッドスキル(リジェネレーター、アルケミートレース)
(……おかしい、ヒュージが居ない?)
百合ヶ丘女学院に所属する強化リリィの安藤鶴紗はヒュージの攻撃によって放棄されて久しい元市街地にいた。
理由は防衛軍を介してのゲヘナからの技術実証隊への参加命令。
一柳隊の仲間たちには悪いと思いながらも戦犯とされた父の汚名をそそぐために断ることはできなかった。
だが指定された場所にヒュージの姿は無かった。
「これから来るってことか」
「正解です」
「っ!」
突然聞こえたボイスチェンジャーを使ったような奇妙な声。
反射的に声とは反対方向に飛び距離を取る鶴紗。
気配を全く感じなかったことによる動揺を押し殺しつつCHARMを下段に構える。
「猫みたいですね」
「……誰だ」
「あなたの相手です」
声の主は黒いローブを着た女、顔はチャーミィのお面で隠されている。
そのふざけた格好に困惑しながらもその存在の不気味さに嫌な汗が流れる。
自然とCHARMを握る手に力が入った。
「同類だから手加減無用です」
「そりゃどう、も!」
修羅場を潜り抜けてきたことで身に付いた直感に従い、CHARMを射撃モードに切り替えると撃ちながら距離を取る。
まるで手強いヒュージと相対するように。
(同類なんて生易しいものじゃない。アレと比べたらラージ級すら子猫みたいなもの)
「追いつきました」
「なっ!?」
振り向いた瞬間鳩尾に叩きこまれる拳、あまりの衝撃に一瞬呼吸が止まりCHARMが手から離れ地面に転がる。
(くっ、二人いた!? 早くCHARMを拾って、いや間に合わ――)
「いただきます」
思考が混乱する鶴紗の耳に聞こえたのはこの場に相応しくない言葉。
だがその言葉に偽りはなかった。
「くぅぅ……!」
突然首筋に走る痛み、悲鳴を押し殺して逃げようとするが後ろに回られ羽交い絞めにされている為それも叶わない。
血液と共にマギが吸われていく奇妙な快感と、何か得体の知れないものが体の中に入ってくる恐怖に必死で暴れるが拘束は解けない。
鼓動が早まり息も荒く、普段のクールとも言える鶴紗の姿はそこには無かった。
それでも必死に打開策を考え――
(接触したままならアルケミートレースでこいつが飲み込んだ私の血を内側で……疑似CHARM化できない!?)
追い詰められ相手を殺しかねない方法を実行しようとするも不発。
そのことが鶴紗に更なる焦燥を与える。
次第に立っていることさえ辛くなっていく。
「鶴紗さんの血って美味しいですね」
「放せ……放して」
歯が引き抜かれる度にリジェネレーターにより傷は塞がるが、また噛まれることにより流れ漏れた血が服を体を濡らしていく。
痛みにより気を失うことはないが拷問じみた行為により段々と抵抗が弱まっていく鶴紗。
責めは吸血だけに止まらず舌も加わる。
「りゃ……め……みみぃ……」
「ふふっ、赤ちゃんみたいですね」
ただでさえ敏感な耳やうなじはこれまでの行為で更に敏感になり、舌の愛撫により鶴紗に未知の快感を提供した。
苦痛と快感の無限とも思える繰り返し、遂には精神の限界を超え意識が朦朧とし始める。
目はとろんとし口の端からは涎が淫靡に垂れ既に血塗れの制服を濡らす。
本人は気付いていないが下着も湿り気を帯びていた。
「はい、放しました」
「……あ」
拘束を解かれ地面に倒れこむ鶴紗。
吸血の為に外したであろうチャーミィのお面と目が合う。
まともに働かない頭だったがそれでも襲撃者の顔だけでも確認しようと何とか目線を上げると――
「な、何で……梨璃……なの?」
「さて、何故でしょう?」
一柳梨璃、自分を孤独から救ってくれた大事な人の笑顔がそこにはあった。
「やだ……やめてよ……」
「だーめです♪」
コンクリートの壁に四肢を鉄パイプによって磔にされた鶴紗。
傷は治っても骨ごと貫かれている為逃げ出すことはできない。
そしてリングも奪われCHARMを起動させることも不可能となってしまった。
もっともとても逃げ出せる精神状態ではないが。
「梨璃の顔で……酷いことしないで……」
「鶴紗さんって私のこと好きでしょ?」
「なっ……」
突然の言葉に絶句する鶴紗。
(梨璃の好きな人は夢結様……それが分かり切っているから楓みたいに積極的にはなれない)
秘めた思い、それでいいと思っていた。
同級生でレギオンメンバーで恩人、それでいいと思っていた。
「気付かないと思ってました? 訓練の時もお風呂の時も結構見てますよね?」
「そ、そんなわけ……」
「しかもエッチな視線で♪」
「…………」
違うと言いたかった。
ただ大事な仲間だから……けれど梨璃の健康的な肌を見てしまうと鶴紗は――
「そんなに見たいなら見せてあげましょうか?」
「っ!?」
黒いローブが脱ぎ捨てられると下から現れたのは百合ヶ丘の制服。
そしてスカートの端を持ちゆっくり上げていく。
「や、やめ……」
鶴紗の制止しようとする声も凝視する行為の所為で説得力を失う。
口の中がカラカラに乾き、何度も唾を飲み込むその様子に梨璃は満足そうに微笑む。
そして……手を放した。
重力に従って元の位置に戻るスカート。
「何で……あ、違っ!」
「今更取り繕わなくていいですよ。鶴紗さんは私のパンツが見たい変態さんなんですから♪」
「違、違うの!」
首を振り自分の行動を否定しようとする鶴紗。
欲望を抑えることができないのが悲しくて悔しくていつしか涙を流していた。
「泣かないで鶴紗さん。わたしはどうしようもなく変態な鶴紗さんも大好きですよ」
「梨璃…………ありがとう」
涙を指で拭う梨璃の優しさに消耗しきった鶴紗はつい自分を弄ぶ相手を『梨璃』と呼び感謝の言葉を口にしてしまう。
(嬉しい……実験で散々体を弄られて、強化されて真っ当なリリィではなくなったわたしを大好きって)
現状認識、そして思考の放棄、ここで勝負は決してしまった。
「酷いこと……しないで」
「わたしを倒せなかった分の罰ゲームなので頑張って耐えてくださいね♪」
「……うん、梨璃がそう言うなら」
どこか虚ろな表情で磔にされたまま制服のボタンを外されていく鶴紗。
露わになったシンプルなブラもショーツもアルケミートレースで作られた刃で切り外される。
外気に晒される鶴紗の小ぶりだが形の良い胸とうっすらと毛が生えた股間。
(やだ……梨璃に見られてる)
「鶴紗さん奇麗です」
「は、恥ずかしい……んっ!?」
唐突に重ねられる唇、そして梨璃の舌が鶴紗の口内を掻き乱す。
それだけに止まらず露わになった両方の乳首を指で摘み弄り始める。
身動きの取れない鶴紗はされるがまま、ただ内股を擦り合わせようとして足の固定個所から血を流すだけ。
「ふふっ、美味しいですね♪」
「はぁ……はぁ……激しすぎ」
鶴紗の口の周りを濡らすのは二人の唾液が混ざったもの。
それは淫靡な輝きを放っていた。
「それではお待ちかねの罰ゲームを」
「え……今のは!?」
「余興ですよ♪ ところで母乳って何でできてると思います?」
「…………はぁ!?」
梨璃の突然の質問にただでさえ疲労困憊の鶴紗は困惑の声を上げた。
そんな鶴紗の反応を楽しむと梨璃は先程脱ぎ捨てたをローブの元へ、戻ってきたその手には子猫が載っていた。
「猫!」
「はい、さっき見つけたので保護しました」
「……にゃあ」
「でも元気ないんですよね。お腹が空いたのかな?」
「は、はやく食べ物を!」
「そこで鶴紗さんの出番です。アルケミートレースの応用ですよ」
「まさか……母乳の原料って」
「はい、血液です♪」
梨璃の満面の笑みに鶴紗は今日一番の恐怖と共に胸を高鳴りを感じた。
「はっ、くっ!」
「そうです、もっと集中してください!」
梨璃に言われるままに母乳を出そうと必死になる鶴紗。
傍から見れば滑稽で異常な光景、それでも鶴紗としては子猫を救う為に必死にならざるを得ない。
(疑似CHARMなら今まで何度も出してきたのに……)
「…………」
「鳴かなくなりましたね」
「そんな……」
「仕方ないですね。ちょっとお手伝いします」
そう言うと梨璃は子猫を優しく地面に降ろすと人差し指を噛み血を滴らせる。
それは直ぐに細長い針に形を変えた。
「ちくっとしますよ」
「え、まさか――あッ!」
「じっとしてください」
「だ、だめ、そんなに弄ったら!」
躊躇なく乳首に針を突きさす梨璃、そして流し込んだマギで無理やりホルモンを活性化させる。
副作用として乳首の感度まで上がってしまい鶴紗は未知の快感に必死に耐える。
やがて望み通り乳首から母乳が染み出してきたが、鶴紗が感じたのは喜びではなく簡単に自分の体を作り変えてしまった梨璃への恐怖。
ようやく今の状態の異常さに気付きかけるも戦うことも逃げることもできない絶望から再び意識を取り込まれていく。
(ああ……悪夢なら早く覚めて……)
その後鶴紗は朦朧としたまま気を失うことも許されず、梨璃に抱きかかえられた子猫に母乳を与え続けさせられた。
「十分データも取れたし今日はこれで失礼します」
「…………」
「うーん、ちょっと飛ばしすぎちゃったかな。でも、もうすぐ知り合いが来ると思うから大丈夫です♪」
子猫を抱え地面のローブを拾うと振り返りもせずその場を後にする梨璃。
置き土産なのかCHARMとリングは見える位置に置かれている。
もっとも鉄パイプで磔にされている以上誰かが助けに来ない限り手にすることはできないが。
(……良かった、アイツは絶対偽者だ。本物なら絶対こんなことしない)
体内のマギが正常に近付くと共に明瞭になっていく思考。
先程までの篭絡された自分を思い出して羞恥と殺意に身を焦がす鶴紗。
そんな鶴紗のもとにやってきたのは――
「なんで……父さん」
「会いたかったよ、鶴紗」
静岡でヒュージ相手に玉砕した筈の父親、見覚えのある軍服姿に懐かしさと共に憎悪の炎を燃やす。
こんな悪趣味なことをするのはゲヘナだと瞬時に判断する鶴紗。
「死者を冒涜するな、ゲヘナ!」
「折角の再会なんだから素直に喜ぼうじゃないか」
「黙れ! わたしの父さんはもういない!」
鶴紗の言葉に肩をすくめるとおもむろに軍服を脱ぎだす。
偽者と認識していても異性の裸に恥ずかしさから顔を背けてしまう鶴紗。
「立派になったな」
「あっ! さ、触るな!」
先程の行為の所為で触れられただけで母乳を飛ばしてしまうようになった乳首。
容赦なく摘まんだ指を濡らしてしまった。
(や、やだ、父さんなんかじゃないのに……反応しないでわたしの体!)
父親と姿が同じ存在に嬲られ背徳感を覚えてしまう。
ただの反射だと分かっていても自分の意思を裏切る体の反応に鶴紗は追い詰められていく。
「下の方も立派に生え揃って」
「言わないで!」
身動きが取れない所為で大事な場所も隠せないまま。
そして最悪の事態に――
「鶴紗は処女のままかな?」
「な、何言ってるの!?」
「その反応、父さんが初めてなんて幸せだな」
「ひっ!」
そこにはもう記憶の中の父はいなかった。
顔の半分の肉は崩れ落ち骨が露わに、そして全裸の肉体もまともな部分がないほど腐っていたり骨になっていたり。
だが、男性器だけは健在だった。
「や、やめて……」
弱弱しく首を振る鶴紗の秘所に男性器をあてがう歩く死体。
そこには微塵の躊躇も憐憫もなく――貫いた。
「いやーッ!」
「イイゾ、モットシメツケテクレ」
逃げ場のない鶴紗、暴れても鉄パイプとの接合部から血が流れるだけ。
もう痛みを感じる余裕もないほど恐怖と絶望が頭を支配する。
涙を流し解放を懇願するも凌辱者は止まらず、むしろ行為の激しさを増す。
母乳作りに目覚めた胸は痛いほど張りそれを握りつぶさんばかりに揉みしだかれる。
勢いよく飛び出した母乳は鶴紗の四肢から流れ出した血、そして破瓜の血と混ざり地面に血だまりを作る。
「サア、トウサンノコドモヲハランデクレ」
「やだーッ!」
父親だったものから放たれた白濁液は鶴紗に注がれ子宮内を穢していく。
(ああ……もういやだ……ぜんぶ……こわれてしまえ)
鶴紗の中で何かが壊れた。
そこからはほんの数秒の出来事。
鉄パイプとの結合部でアルケミートレースを発動させ骨ごと切断、そして拘束を逃れ再結合。
地面に広がる自分から流れ出た血だまりに触れ、作り出した九本の疑似CHARMで父親だったもの串刺しにした。
そこには何の躊躇いも無く、慈悲も無く。
「ア……ア……」
「さよなら」
死体が疑似CHARMに喰われていく様を見ながら鶴紗の意識は闇へ沈んでいった。
「――づささん、鶴紗さん!」
「っ!? 梨璃!?」
鶴紗が目を覚ますとそこは見慣れた百合ヶ丘女学院の食堂。
テーブルに突っ伏していた鶴紗を覗き込む少女、一柳梨璃は――
「本物?」
「ほ、本物って何ですか! 午後の授業始まっちゃいますよ!」
「ああ、悪い」
(悪夢……悪夢だよな、我ながら過去と妄想に囚われてみっともない)
乾いた笑みを浮かべ気を取り直して授業に向かおうとする鶴紗。
そして感じる胸の辺りの不快さ。
両胸の辺りだけ制服が不自然に濡れている。
まさかと思い恐る恐る制服の上から触ると――
「んっ!」
服越しだというのにまるであの時のような快感。
それはつまりあの悪夢が現実かもしれないという可能性。
目の前の梨璃の悪魔のような所業を思い出す。
「やだ……そんな……」
「鶴紗さんどうしたんですか?」
「……許して……梨璃……お願い、もう虐めないで……」
「ちょ、ちょっと本当にどうしたんですか!?」
困惑する梨璃に泣きながら懇願する鶴紗、彼女の悪夢はまだ終わらない。
感想、評価、誤字報告などありましたらよろしくお願いします。
<備考>
安藤鶴紗:アルケミートレースS取得
一柳梨璃(偽):ファンタズム取得
1話はどうでした?
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アルトラ
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ギガント
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ラージ
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ミドル
-
スモール