リベリオンズ Secret Game 2nd Stage Zルート番外編 作:ジジイキャベツ
原作:リベリオンズ Secret Game 2nd Stage
タグ:R-18 R-15 残酷な描写 リベリオンズ Secret Game 2nd Stage リベリオンズ ソフィア・トレビマンサネーロ 軍服の男 Zルート
彼の逃走する先に佇んでいた少女は―――
リベリオンズ Secret Game 2nd Stage Zルートの二次創作SSです。pixivにも同じものを投稿しています
「クソッ、しくじった」
ガサガサと草木を掻き分けながら、軍服の男は悪態をついた。
あの赤髪の少女へトドメを刺そうとしたまではいいものの、現れた少年に攻撃を捌かれ撤退を余儀なくされてしまった。
(あの小僧なにものだ...なにか対策を立てるべきだな)
もしも少年がただの一般人であればそのまま強硬することも考えただろう。
しかし、彼の剣技は常軌を逸していた。
拾った木の枝でボウガンを弾き落とすなど人間業じゃない。
二対一だから、と敢えて言及することでこちらの手段がまだあるように振舞ったが、恐らく現状の装備ではたとえ一対一でも彰への勝利は難しいだろう。
つまり、現状望まれるのは新たな武器の確保だ。
その為にはほかの参加者から奪うかメモリーチップを探すしかない。
だが後者は探し出せる確率が低く、必ずしも武器が手に入るとも限らない。
やはり、参加者を襲撃するべきだろう。
その願いが届いたのか、ほどなくして一人の参加者―――少女の姿が視界に入った。
少女もこちらに気づいたようで、目を見開き驚愕に顔を染める。
(あの少年のことで気が散ってしまったか―――!)
不意打ちが出来ぬと悟った軍服の男はボウガンを放ちソフィアへと攻撃する。
心臓部を狙った一矢だが、しかし少女は身を捩り回避。
相手が先の赤髪の少女であれば傷の一つは着けられただろう。
故にこの無傷の回避から、この少女がそれなりの場数を踏んでいると判断する。
(加減はしない...確実に仕留める!)
軍服の男がそう決意するのと同時、少女が駆け出し距離を詰めてくる。
武器を構えないことから、少なくとも飛び道具は持っていないのだろう。
焦らず、ボウガンの矢をセットし直し少女へと狙いを定める。
瞬間、少女は横に飛び退き、木々に身を隠しながら疾走する。
(木を盾に...これでは狙いが定めづらい!)
ただ向かってくるだけであればやりようはいくらでもあっただろう。
だが、木を挟むことで速度を誤魔化し、変調を読みにくくしている。
これではボウガンの遠距離としての利点はつぶれたも同然だろう。
(ならば...!)
少女との間にある木は残り三本。
引き金を引きたくなる衝動を堪えて抑える。
二本...一本...
(ここだっ!)
男は引き金を引かず、敢えて一歩を踏み出した。
「っ!?」
いきなり距離を詰められたことに驚いた少女は、しかし即座に回し蹴りを放つ。
蹴りはボウガンをとらえ、矢が発射されるよりも早く地面へと叩き落とされる。
(さすがに切り替えが早い...だが!)
ついで放たれる後ろまわし蹴りを、男は片腕を盾にして受け止める。
「はあああああああ!」
次いで放たれる拳も、男は両脇を固めて耐える姿勢を取り堪える。
(その華奢な体格にその体重だ...悪くない攻撃だがまだ軽いなっ!)
少女と男には対格差という埋めがたいものがある。
不意打ちならばまだしも、予め備えておけばこうして耐えられるものだ。
数発の拳を受け止めた軍服の男は、機を見て少女の拳を払い、空いた隙を突き膝蹴りを腹部にお見舞いする。
「ぁっ...!」
苦悶の声を挙げ、たたらを踏み後退する少女は即座に横合いへと飛び込む。
その先にあるのは先ほど叩き落とされたボウガン。
これで足りない攻撃力を補うつもりだ。
(それも予測済みだ)
少女より微かに遅れての飛び込みとなるが、しかし、ボウガンに近いのは男の方だった。
その理由は脚力と身長の差。
これら二つが重なり、少女のスタートダッシュの差を覆したのだ。
間に合わないと察したのか、少女は身を捩り男へと身体を寄せる。
だが、彼女の軽い体重と拳では男を弾き飛ばし己だけが残るなどという真似はできない。
せいぜいできるのは、共に地面を転がるくらいだが、それならば力で勝る男に分がある。
そしてボウガンを手にした瞬間、勝利を確信する。
少女の拳から与えられる痛みに備え腹部に力を籠め―――
ザッ
走る激痛。
拳からはありえぬ、刺されたような熱い感触。
「な、に...?」
共に地面に転がり、男は体勢を立て直そうとするも腹部の激痛が邪魔をし、少女に一手遅れてしまう。
少女が男の腹部に潜り込み、引き抜かれたソレ―――銀色と鮮血に煌めくナイフを見てようやく理解する。
少女は素手ではなかった。ここぞという時の為に最後までナイフを隠し持っていたのだ。
「くそっ」
力を振り絞りボウガンを構えるも、ここまで近づかれてはもう遅い。
「やああああああああ!!」
雄叫びと共に振るわれるナイフは、一太刀毎に軍服の男の身体に激痛を伴う傷をつけ、鮮血を溢れさせるのだった。
☆
ハア、ハア、と荒い息遣いでソフィアは眼前の男を見下ろす。
軍服の男の身体には多くの斬傷が刻まれ、夥しい量の血が流れていた。
ソフィアは勝った。襲ってきた男を返り討ちにして、己が生を繋いだのだ。
「ア...ワタシ...!」
祖国では食糧を奪い合い他人を蹴落とし蹴落とされるのは当たり前だった。
自分が食糧を手に入れて他人が命を落とすことはあっても、それは自分のせいじゃないと目を背けることはできた。
けれど眼前のコレは違う。
これは己がやったことだ。己の手で直接命を奪ったのだ。
その重みが血に濡れた両手にのしかかる。
「ガホッ」
咳き込む声にソフィアはビクリと跳ね上がる。
男はまだ生きていた。けれど、こちらを恨みがましく睨むのではなく、ただ茫然と虚空を見つめていた。
彼は己の死期を悟っているのだろうか。それとも、動かない方が楽だからだろうか。
なんにせよ、このまま捨て置く訳にはいかない。
万が一にも逃がすことがあればお題未達成で自分は死んでしまう。
ソフィアはトドメを刺すためにナイフを握りしめる。
反射的なものとは違い、生き残るための冷静な理性による殺意。
しかし、その理性を取り戻したからこそ、五感は敏感になり生命を繋ぐために情報を収集する。
中でも敏感になったのは嗅覚。
軍服の男の血の匂いが鼻孔を着き、ソフィアの脳髄をくすぐる。
「ぇ...ぁ...」
ソフィアの胸がドキドキと高鳴り頬が紅潮し始める。
人間の中には己のみならず他者の血で興奮する癖を持つ者もいる。
ソフィアはそれだった。自ら血の雨をふらすような真似はしないが、いまこの状況はソフィアの情欲を擽るものであった。
未だにトドメに来ないソフィアに疑問を抱いた軍服の男はポツリと虚空に向けて呟いた。
「...ころさないのか?」
その掠れた声に、ソフィアのゾクゾクと背筋に寒気が走り、それは快感に変わり、下着の感触で股座が濡れ始める。
いま、この男の生殺与奪は己が握っている。その背徳感と優越感が、ソフィアの嗜虐心をそそりますます興奮させたのだ。
「...ソフィア、お前殺す。そうしないとソフィア、生きれない」
「そうか」
「けど」
ソフィアは軍服の男に馬乗りになり、身体を寄せて顔を近づけた。
呆気にとられる軍服の男の両頬に手を添え、その唇に己の唇を重ね合わせた。
「んっ」
ソフィアの伸ばされた舌が男の口内へと侵入し、舌を絡め、中に溜まる血を掬い、味わっていく。
たっぷり味わった後、ぷはっ、と口を離せば、二人の唇から唾液の糸がたらりと垂れた。
「な、なにを...?」
「どうせ死ぬなら、気持ちいい方がいい。違うか?」
男の同意を得る前にソフィアは己の身体を軍服越しにこすり付けながら下半身へと移動させ、下半身に到達したところで動きを止める。
ズボン越しに下半身を掌で弄り、硬い感触にソフィアはクスリと笑みを零す。
慣れた手つきでチャックを下ろし、その中身を取り出す。
そそり立つ雄の性器。
それは己の死を直感した雄が、子孫を残すために最後の煌めきを放つための準備である。
「...♡」
日本人は他の国の雄に対して、大きさ以上にその硬さが売りだという。
ソフィアはその硬さを愛おし気に見つめ、そっと指を添える。
「っ...!」
ビクリと男が反応し、それに気を良くしたソフィアは優しく撫で上げつつ、先端に舌を這わせる。
かなり汗臭い。
当然だが、この三日間でロクに風呂に入れなかったからだろう。
その雄臭い臭いはかえってソフィアの雌を刺激し、より大口を開けてソレを含んだ。
「あむっ」
性器を生暖かい感触に包まれた軍服の男は、たまらず身体をのけ反らせ、しかし貧血の状態ではロクに抵抗できずなすがままにされている。
その反応がそそったソフィアは裏筋を舐め上げ、玉袋を指で刺激し、喉奥まで咥え込むストロークを繰り返し性器を刺激していく。
「くっ...おぉっ...」
微かに漏れた声に、そろそろ出るのだろうと感じ取るも、しかし口を離さずむしろ奥まで咥え込んだ。
竿が脈動し放たれる精は、ソフィアの口内を、喉奥へと流し込まれていく。
ドクン、ドクン、ドクン...
口内へと伝わる熱さは、まさに生命の証。
その感触がますますソフィアを昂らせ、股座を濡らしていく。
精を吸い終えたソフィアは再び軍服の男の身体に跨り、顔を近づけて口内を見せつける。
「お前の精、ここに出してやた。気持ちよかたか?」
未だに口内に残る粘液は、一層淫靡に仕立てあげている。
可愛らしい少女が見せるこの卑猥な光景は、普段であれば堪らず生唾を飲み込むものである。
それに加えて、彼の命はもはや風前の灯火。
この状況が重なり、男の身体は生命を残さんと最後の屹立を果たした。
復活した硬さを己の腹部で感じつつ、ソフィアは己の下着を男の身体を使って器用下ろし、性器を露出させる。
「私のここ...準備できてる。お前もそう」
ソフィアは膨らんだ肉棒にすりすり、と下腹部をなぞらせ、徐々に性器を近づけていく。
「私、お前のこここれから食べる。これで二人一緒に気持ちよくなれる」
ソフィアは時折、日銭を得る為に身体を売ることはあった。
そういう時は所詮は仕事だと割り切り、心を殺し客の相手をしているだけだった。
しかし、今は違う。培わされた性技は全て己の意思でやっていることであり、生命すらもこの手のうちにある。
非力な少女である自分が逞しい男を為すがままにしている。
その支配欲の赴くまま、ソフィアは軍服の男のモノを貪り始める。
「っ...!」
「はぁっ、んっ」
熱い、熱い、熱い!
膣を通じて伝わってくる生命の熱さに身体は火照り、内を貫かれる感触を愉しむように腰を動かし竿を上下左右に弄ぶ。
男は抵抗する力もなく、為すがままにされ、与えられる快楽はそのまま下半身に直結し雄の硬さを増していく。
「お前の、気持ち、イイッ」
ソフィアは腰を動かしながら軍服の男の唇を貪り、むせ返る血の匂いでなお興奮は増し身体を動かす速度も上がってゆく。
「はっ、あっ、あっ、あっ、ぁあんっ」
「......」
出血と垂れ流されるカウパー液はみるみる内に男の体力を削り取っていき、ソフィアは掌で彼の命の灯火が消えていくのを実感する。
そしてこれが最後の輝きと言わんばかりに膨れ上がる竿に、ソフィアの背筋はゾクゾクとざわめき立ち、命を刈り取るという獣のごとき喜びを享受する。
「イケッ、イケッ!ソフィアもイク、イクッ!!」
最後の精を、命を絞り出すかのようにソフィアの腰遣いは更に激しく竿を刺激する。
「アッ、イッ―――」
『ソフィアさん』
真っ白になりかけた頭の中で、優しい少年の声が響く。
「ぁ...え...」
『みんなで、いっしょに、ごはん、たべましょう』
その少年は敵意を剥き出しにする自分にも優しく声をかけ続けてくれた。
憐れむような眼ではなく、お日様のような微笑みを向けてくれた。
少年が手を引いて招いてくれた食事の輪は今までにないものだった。
ただその場の空腹を満たすものではなく、皆で輪を作って団らんを味わうもの。
その時の食事は、簡素なものではあったけれど、今までのどの食事よりも温かく楽しかった。
(彰...!)
英吾の。貴真の。悠奈の―――彰の。
あの時の皆の笑顔が脳裏を過り、血に酔っていたソフィアの『人』の心を取り戻させる。
「あ、や、やあっ!」
先ほどまでの悦びの喘ぎではなく、拒絶の喘ぎ。
このままではこの男を殺してしまう。そうしたら、きっともうみんなは笑ってくれない!
けれど。
時間は止まってくれない。現実は何も変わらない。
びゅるううぅ
「あ、やああああああああ!」
たとえソフィアが絶頂せずも、男の精が放たれると共に命も尽きる。
男の最期の生命がソフィアの中を跳ねまわる。
「はあっ、はあっ」
ソフィアが軍服の男の竿を引き抜くと、むせ返る雄と雌の匂いが立ち上り、粘液が股座から垂れ落ち糸を引く。
男はもうなんの反応も示さなかった。
先ほどまでは浸れた優越感も、興奮を醸し出していた血と性の匂いも、今のソフィアにはもう興奮を催さない。
自分は殺したのだ。生きる為に。己の欲を満たすために。
「...ぅぁ」
気が付けばソフィアは駆け出していた。
眼前の光景から、皆から向けられるであろう侮蔑と軽蔑の目から逃げ出すかのように。
その臆病な心の一方で、これまでの経験は彼女の脳髄に訴えかけていた。
貴真はもう死んでいる。
英吾は皆を殺すために行動を始めている。
悠奈は引き金を引くのを躊躇わないだろう。
彰はもう二度とほほ笑みかけてくれないだろう。
―――もう、自分が生き残るしかない。たとえ誰を蹴落としたとしても。
恐怖と生存本能に支配された身体は、軍服の男が持っていたボウガンを律儀に回収していた。
・
・
・
「あぁ...いい...その表情だよソフィアちゃん...」
二人のやり取りをスコープ越しに見ていた青年―――崎村貴真は口元をゆがめ、恍惚な表情を浮かべる。
彼のズボンのチャックは空いており、周りには丸まった葉っぱがいくつか転がりそのどれからも雄の臭いを漂わせていた。
貴真は殺人も倫理観の壊れた行為もそれなりに楽しめる。
しかしそれでは彼を満たすことはできない。
性欲でも食欲でも―――ごくごく普通の、一般家庭における温もりでもなく。
彼を満たすのは『理不尽』。
生死をかけた戦いにおいて突きつけられる、どちらをとっても破滅しかない無情なる選択肢。
それに直面した時の絶望を纏う表情。
彼はこれ以上なくこの『理不尽』を愛していた。
ソフィアの、軍服の男の見せてくれた表情はまさにそれだった。
温もりを与えてくれた者すら手にかけなければならない彼女の。
死の間際だというのに安らぎを与えられず少女にいいようにされる彼の。
彼らの『理不尽』に絶望する顔は貴真の情欲を満たすには充分すぎるものだった。
この短時間で三回も精を放つなど初めての経験である。
(俺はこれを求めていた...このゲームはやはり最高だ...!)
本当ならこのままソフィアに理不尽を突きつけ続けたいところだが、あくまでも狙いは彰と悠奈だ。
彼女はこのまま躍らせ続けてより一層、彼らへの理不尽を引き立ててもらおう。
「さて、いつまでもここにとどまっているわけにはいかないな」
彰と悠奈への理不尽の『仕込み』はまだ整っていない。
下準備を済ませる為、ズポンのチャックを上げ、異臭を放つ葉っぱを放置したまま、貴真はその場から立ち去った。
Zルート本編でソフィアの濡れ場CGが無かったので書きました。
ソフィアはもっと注目されるべき。
Zルートで登場し、いい声のみならず割とカッコイイスチルまで用意されているもののなぜ軍服を着ていたのか、なぜあんなに手慣れた動きが出来るのか、それでいてなぜソフィアに負けたのか、声優は誰なのか(EDのクレジットには記載されていない)。なにもかもが謎のこの軍服の男についてなにか知っていることがあればぜひご意見ください。