相方は食い殺され、無力な少女に二匹のゼクスが襲い掛かる
「嫌ぁ! やめてぇっ。私を汚さないで」
綾瀬の絶叫はズィーガーには届かなかった。
何故ならば、彼女のパートナーは既にこと切れていたからだ。
既に絶命したパートナーの横で、綾瀬は敵のゼクスから凌辱を受けていた。
「ふふっ、良いザマだね綾瀬。あれだけ生意気にしていたくせにこうなってる状況をどう思う?」
綾瀬の股間は男性体ゼクスの股間とぴったりと密着していた。
あろうことか、綾瀬が一番憎悪している天使型に純潔を散らされ、セックスさせられているのだ。
「へへ、ガムビエル様。綾瀬ちゃんはそれどころじゃねえですぜ」
ガムビエル配下の天使型ゼクスは綾瀬をレイプしながら軽口を叩く。
綾瀬を地面に組み敷き、股を広げ、強引に男性器を綾瀬の汚れを知らない場所へぶち抜いて女にしたのだ。
「僕が用意した新型ゼクスの味はどうだい? 気に入って貰えたかな」
ガムビエルはクスクスと薄ら笑いを浮かべながら綾瀬を見下ろす。
「絶対に、絶対に許さないガムビエル! あなたもこいつも殺してやる!」
少女は目に涙を浮かばせながら絶叫した。
パートナーを殺されたこと。
処女を散らされたこと。
この世で一番憎い敵に、圧倒的な敗北をもたらされたこと。
全ての不幸に見舞われた少女は、しかしまだ覇気を失っていなかった。
その強気が風前の灯火だったとしても。
「馬鹿じゃないの? レイプされながら凄んでも全然迫力無いよ。カエルみたいにひっくり返されて女性器に男性器を突っ込まれて手も足も出ないくせによくそんな偉そうに出来るね、あはは。ほんと馬鹿」
「うぅぅ」
綾瀬は唇をかみしめながらガムビエルを睨みつける。
だが、指摘されたことは事実である。
パートナーを殺害され、憎い天使型に処女膜を破られても何もできない状況。
綾瀬にとって絶望的な状況であった。
「両親を殺された上にパートナーも死んじゃうなんて哀れだねえ。僕、これでも一応天使だしね。君に同情しちゃうよ。ふふふ」
「殺してやるわ、絶対に殺してやるガムビエル」
「おいおい俺のこと忘れんなよ綾瀬ちゃんw」
天使型は思い切り腰を突いた。
ぶちゅっという水音と共に綾瀬の腰が浮き上がる。
子宮にまで達する天使型のペニスは、先ほどまで純潔だった綾瀬の未開拓の地を踏み荒らす。
「ひぐっ」
「まっ、後は僕のゼクスと仲良くやっててよ。僕は忙しいんだ、しばらくしたらまた様子を見に来るよ」
「ま、待ちなさいガムビエル」
「だから俺の事忘れんなっつってんだろ」
天使型は綾瀬の顔を地面に押さえつけると、猛烈に腰を振り始めた。
「っつ! ……やめなさい。あなた、必ず殺すわ。約束する、絶対に殺す」
「はぁ、そうすか」
「今なら半殺しで許してあげない事もないわ。だ、だから………あぅっ! はあぁぅ! こ、腰を振るのをやめなさい!」
「おおおぉっ! 綾瀬ちゃん雑魚いけどまんこの具合は最高だわ。おらっ、中に出すぞ、孕め! 天使のガキ孕みやがれ雑魚綾瀬!」
「嫌ぁ!」
天使は綾瀬の頭を掴みながら、思い切り腰を打ち付け、静止した。
「? ……や、やめてくれたの?」
「おふぅ……」
恍惚とした表情の天使型。
それを見て綾瀬は悟った。
「な、中で何か出てる……やぁぁぁ……やめてって言ったのに……」
膣内にゼクスの精液が噴射される感覚を綾瀬は感じ取っていた。
天使型ゼクスは腰をカクカクと小刻みに振り続ける。
肉棒が綾瀬の奥深くまで到達し、尿道から精液が綾瀬の子供を授かる部屋まで注入され続けていた。
「金玉ん中すっからかんになりそうだわ。綾瀬んなか熱くってきつくて、ちんぽチュウチュウ吸ってくるぜ。戦闘は雑魚いけどまんこは超つえーわw 俺の金玉ボロ負けしたわーw やっべ! まだ出るっ!」
天使型はねっとりと腰を綾瀬の膣に押し付ける。
ぐりぐりと腰を密着させられながら、綾瀬は己の体内に敵の遺伝子が注入されるのを感じ取っていた。
「ぐっ……ぐすっ……お腹の中熱い……お願いだから抜いてよぉ……赤ちゃん出来ちゃうでしょ……」
「そうなったら人間と天使のハーフゼクスが出来るぜw」
「うぅぅ……そんなの嫌。ゼクスなんか……しかも天使のなんか絶対産みたくない」
「滅茶苦茶濃いのでたわ」
天使型ゼクスが性器を引き抜きながら言う。
性器はねっとりと粘々した白濁液を亀頭の口から垂れ流していた。
綾瀬の処女を奪った赤色がブレンドされたそれは、上柚木綾瀬がゼクスと子作りをしてしまった証である。
「(あんなのゼリーみたいに濃いのが私の中に……これでは本当に妊娠してしまうかもしれないわ)」
トクン……
自分がゼクスの子を孕む。
それを想像すると嫌悪と、何故かいいようもない感情が沸き起こってくる。
「グルルルル……」
その時、もう一体の敵が現れた。
いや、その場にいたが、少し離れた場所にいて彼女達の会話に参加せずにいただけだった。
「お? おめーも綾瀬とやりてーの?」
「犯しても良いが、食うのもいいな……肉はこいつより柔らかそうだ」
ガムビエル配下の獣型ゼクスが綾瀬に何かを投げた。
「これは」
「なかなか美味かったぞ、ズィーガーというゼクス」
綾瀬の足元に転がったのは、かつてのパートナーの残骸であった。
「い、嫌……そんな……ズィーガー……嫌ぁぁぁ!」
半狂乱になる綾瀬。
パートナーが捕食された。
その事実は少女に現実的な、根源的な恐怖を思い起こさせた。
食料として、食われる。
食物連鎖の下位に位置するという生物としての根源的な恐れを。
「あらら、綾瀬ちゃん泣いちゃったよ」
「女はうるさいな。殺せば、黙るか」
獣型ゼクスは二足歩行する獣人タイプであった。
顔は黒毛のオオカミのよう、そして、その両手には鋭い爪が生えていた。
ズィーガーも奮戦したが、獣人と天使型、そしてガムリエルを同時に相手にするのは流石に無理があった。
綾瀬が狙われた瞬間、ズィーガーが盾となり命を落としたのだ。
その綾瀬の命を守った存在が、鋭い牙と歯で切り刻まれた骸(むくろ)となりはてていた。
「(怖い……怖いわ……私はこんなにも弱かったの……?)」
憎い敵。
倒すべき敵という認識は既に綾瀬からは消失していた。
この時初めて、復讐の少女は敗北を心の底から受け入れた。
そして生に執着するか弱い乙女と化してしまった。
「食べないで……助けて……」
「戦士としてのプライドは無いのか貴様」
獣型は綾瀬を物理的に見下ろし、そして精神的に見下した。
「ガムリエル様にたてつく剛の者と聞いたが、所詮は雌か」
綾瀬に興味を失った獣型は口からズィーガーの肉の切れ端を垂らしながら言った。
「いやいやいやw それはしゃーないでしょw 実質3対1だったし」
「そうだな。上柚木綾瀬、こいつは戦士ではない。もはやただの肉だ」
「ひぃ」
「生き延びる最後の機会をやる。俺に媚びろ、生殖に値する雌と俺に認めさせて見るのだな。そうすれば食わないでやる」
「綾瀬ちゃーん。こいつ相手が女子供でもマジで食うから気を付けた方がいいよ」
「ど、どうしろと」
「女の武器使わないとw ほらほら、セクシーポーズとって誘ってみれば?w」
「お、お願い。なんでもするから食べないで。殺さないで……」
「……」
「お願い……強い貴方に服従します。赤ちゃん産ませていただきます。だから、助けてぇ……こんなところで死にたくない……」
完全にプライドをへし折られた綾瀬は恥も外聞もなく命乞いする。
その様子に満足したのか、獣型は爪を引っ込める。
「俺の子を孕む権利をやろう。股を開け」
「は、はい」
綾瀬は両足を開き、獣型に己の女性器を見せつける。
既に膣内射精された天使型の精液と血がこぽこぽと垂れた。
「天使型の俺の方が人型に近いし、綾瀬ちゃん俺のガキをもう孕んでるかもよw お前より先に膣内射精キメまくったし」
「ふざけろ、俺様の方がお前より遺伝子が強い。こんな弱い雌の卵子など俺の精子が食いつくしてくれるわ」
軽口を叩きあう二人。
それを見て綾瀬は悟った。
自分が既に彼らの敵ではない、脅威に値しない存在に堕ちてしまったと。
自分はゼクスの慰み物になる程度の軽い存在になり果ててしまったのだと。
「(ごめんなさいズィーガー。私は最低ね……もう貴方のパートナーとしての資格は無いわ……死ぬことが怖くて仕方ないの……)」
「雌、俺様の物が入るようにきちんと開いておけ」
「は、はい……」
屈辱であった。
ズィーガーを殺して食べた憎い敵。
その相手にセックスしてもらうため、綾瀬は自分の指で性器穴を開いて挿入の助けをするのだ。
「うむ」
獣型は鷹揚に言うと、腰を綾瀬の臀部に合わせる。
綾瀬より遥かに大きな獣型はがっしりとした体格であった。
それが、仰向けになった綾瀬に覆いかぶさる。
息が吹きかかるほど顔を近くになり、綾瀬は恐怖する。
巨大な口と牙は、その気になれば一噛みで首を引きちぎることが出来るだろう。
「恐ろしいか。お前のパートナーもこの俺様の牙でぐちゃぐちゃに咀嚼してやった」
「……」
「媚びろ、それがお前が生き延びるための唯一の方法だ」
性器の先っぽを綾瀬の入り口に当て、宣告する。
少しでも逆らえば、死。
それは分かり切っていた。
「綾瀬ちゃん、こいつこんな感じで言ってやると喜ぶよ」天使型が耳元でぼそぼそとアドバイスする。
「あ、貴方様の物で私を犯してください。この弱い雌に、貴方の強くて偉大な遺伝子を下さい……私の卵子は貴方様の強い精子を求めています」
「ウオオオオオンッ!」
獣型は吠えると、腰を深く落とし綾瀬の膣内に性器を挿入した。
「(セックスしてしまった……それも仇の子を孕むために……)」
組み敷かれ、カエルのように大きく股を開いた状態で征服されている少女。
それはかつての綾瀬ではない。
負け犬の末路であった。
……
……
獣型とのセックスは苛烈だった。
「雌! いいぞお前の膣内は。俺様の物を楽しませる極上の肉穴だ」
「……はぅっ、んっ! うぅっ……ありがとうございます……んっ!」
「ゴァァァッ!」
獣は咆哮する。
腰の動きが小刻みになったことで綾瀬にも理解できた。
もうすぐ射精するのだ。
「(入ってきちゃう。ズィーガーを食べた仇の精液が……嫌っ! でも……)」
それは不思議な感覚だった。
強烈な嫌悪感、そして安堵する気持ち。
敵にレイプされている事実。
だが、その強敵に繁殖相手として認められているという事実もあるのだ。
「きてっ、綾瀬の中に、お腹の奥に貴方様の精液をくださいっ。私の卵子を貴方の精子でキャプチャーしてぇっ!」
誰に言われるでもなく、少女は獣型の腰に両足を絡めた。
それは綾瀬が子宮から相手に屈服の意を伝えた証拠であった。
子をなすために、自分のつがいとしての獣型を膣内に受け入れたのだ。
「もう……出るぞっ、雌っ。俺の子を孕めっ! 強い次世代のゼクスを産むのだ!」
二匹の雄と雌はしっかりと抱き合い、絶頂へ向けてタイミングを合わせていく。
「やっべw 綾瀬ちゃんもうこいつのガキ孕む気マンマンじゃん。まんざらでもねー腰つきしてるわ」
天使型は自分の男性器をしごきながら二匹の交尾を眺めていた。
「ああああっ♥」
「ウォォォォォォオオオオオオオオオンッ!」
二匹は絶叫し、互いに抱き合い、腰を密着させ静止した。
ぶるぶると震えるその姿。
最後の時を迎えたのは一目瞭然だった。
「(うぅ……凄い……この獣型のおちんちん凄すぎるよ……私の子宮口にぴったりおちんちんの頭くっつけて射精してる……私のこと、確実に孕ませるつもりなんだ……私に本当に子供産ませるつもりなのね……)」
「ど、どうだ雌……俺のガキは出来たか……」
「分かりません、でも。私の奥に貴方様の精液入ってきます……♥」
「そうか。まだ尿道に残っているのが出るからな、しっかり吸い取るのだぞ」
「はい……お待ちしてます」
身体を重ねあって情が移ったのか。
二人はこの時、互いが敵であることも忘れてお互いの様子を気遣った。
綾瀬は獣型ゼクスに媚を売るように腰を押し付ける。
生に執着した少女は、自分の持てる美しさを押し出し雄にアピールした。
生存のための媚を売り嬌声を上げる。
それが敗北した少女の選択だった。
---1年後
「綾瀬の様子はどうだい? うわっ、臭っ!」
ガムビエルは荒れ果てたマンションの一室を訪れた。
そこでは綾瀬と部下であるゼクス達が繁殖が繰り広げられていた跡が至る所にあった。
「ギィ……ギィ……!」
おそらくゼクスの幼体であろう怪物は、小さいながらも口からは牙を覗かせ、背中にはささやかながら天使の羽がついていた。
そんな子供が部屋の至る所に放置されていた。
「どうやら綾瀬はゼクスの子供を産むことが出来たようだね」
「あ、どもお疲れ様っす。ガムビエル様」
「主殿……」
天使型と獣型は主人を見つけると、恭しく頭を下げた。
「綾瀬は? もう死んじゃった?」
ガムビエルがそういうと、部屋の奥から綾瀬が出てきた。
その目には既に力は無く、うつろな様子できょろきょろと様子をうかがっている。
そして天使型と獣型を見つけると、四つん這いになって這ってきた。
「ご主人様ぁ……赤ちゃん孕ませてぇ……。綾瀬のおまんこ、まだ赤ちゃん産めますから見捨てないでぇ……」
かつての綾瀬を知る者が見れば目を疑うであろう。
少女は天使型の脚に縋り付き、鼻をスンスンと鳴らしながら股間の匂いを嗅いだ。
「ガキを孕んでる間は殺さないで置いてやるってことにしたんですわ。最近まではコミュニケーションが取れてたんスけど、今はもう頭イっちゃっててあんま会話成立しないっす」天使型がへらへらと言う。
「あはは、えへへ……おちんちん……おちんちんくださぁい。私のあそこ使ってぇ♥」
心が破壊しつくされた綾瀬は、自らの性器をいじりながら獣型ゼクス達を誘う。
「あははっ! あれだけ息巻いていたのに無様だねぇ上柚木綾」
「ガムビエル様……申し訳ありません。ゼクスを産ませることには成功しましたが人格が壊れてしまいました」獣型が謝罪するが……
「どーでもいいよ人格なんて。……っぷ! あはははは! おかしいねえ。かつては私を追い詰めるほどだった女の成れの果てか」
「「ワハハハ!」」
ゼクス達がどっと嗤う。
そこに綾瀬に対する情は無かった。
ただの産む機械と化した少女に対する慈悲は無い。
「笑った笑った……はぁ~~~~~~もういいや。僕はもうこいつに興味を失った。こいつはもうお前の自由にしていいよ。食料にするなり潰すなり自由にするんだね。なんなら私が殺そうか?」
「いいえ、この娘は私の孕み腹にしようと思います。頭の方はおかしくなりましたが体は健康です。まだまだ立派なゼクスを産ませることが出来るでしょう」
「あっそう」
若干、獣型が綾瀬を擁護するような感じが鼻に突いた。
だがもうガムビエルにとってはどうでもいいことだった。
「さようなら上柚木綾瀬。まぁまぁ楽しめたよ。後は死ぬまで僕のために新しいゼクスを産んでね」
既に綾瀬に対する関心を失ったガムリエルはその場を立ち去った。
後に残されたのは、心を失った綾瀬の嬌声と交尾に励む雄の雄たけびだけである。
その後の綾瀬を知る人間は誰もいない。