盗み出した構成員はセイズルのスイッチを入れ、レギンレイヴと呼ばれる戦士に変態するが暴走。ヨツンヘイムの兵士、猛獣兵がなんとか取り押さえたが、セイズルは弾みでどこかへ飛んでいってしまい、女子校生「周防聖那(すおうせいな)」の手に渡ってしまう。
猛獣兵たちが聖那からセイズルを奪い取り、性的暴行を加えてから殺そうとしたその時、セイズルが聖那の手によって起動し、レギンレイヴとなり、猛獣兵を惨殺してしまったのだ。
このことがキッカケとなり、聖那は仲間たちとともに、ヨツンヘイムを倒そうと立ち上がったのだ。
……という話の残骸です。
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―深夜・府内某所
運び屋「……乗りなよ。その手に抱えてるものは、俺が運ぼうとしているものと同じなんだろう?」
男は答えないが、包みを大事そうに抱えている。
構成員「見つけられたか」
兵士「いえ、まだです」
構成員「チィッ……。アレを持ち出されるとは……。アレを使われたら厄介だ。見つけ次第、
兵士「イエス、マイロード!」
運び屋の車を追跡する小型トラック。
運び屋の車内にいた、包みを抱えている男が突然苦しみだす。
運び屋「お、おい……、どうした……」
包みを抱えていた男は、狼男のような姿に変貌し、運び屋の男を襲った。
首元をかじられ、そのまま、噛み砕かれてしまった。
ドライバーを失ったワゴン車は、暴走車と化してしまうが、後ろをつけていたトラック車がその暴走車を破壊して止める。
被験体は持ち出した包みの中身を開け、その中央にあるスイッチを入れた!
兵士A「!しまった!」
兵士B「ベルセルク化して、止めるぞ!」
兵士A「止められるか、アレを!?」
被験体は、レギンレイヴと呼ばれる鎧に身を固めた戦士となっているが、その姿は狼男以上のおぞましい物と化している。
レギンレイヴ?「GUWOOOOOO!」
コンクリート舗装されている道路を拳を叩きつけただけで砕いてしまった!
兵士A「うおっ!?」
兵士B「これほどまでか、レギンレイヴ!しかし、止めなければ、我々ヨツンヘイムの立場が無い!」
ベルセルクとなった兵士たちは、暴れまわるレギンレイヴを止めるのが限界で、攻撃することができなかった。
しばらくして、レギンレイヴの動きが止まる。
おぞましい姿を形どっていた鎧が溶け始めたのだ。
そして、獣の断末魔を上げながら、レギンレイヴは機械のような円形へと戻っていく。
兵士A「………」
兵士B「………」
獣のような毛むくじゃらの腕を伸ばし、円形を手に取る。
兵士A「……これが、レギンレイヴ……。そして……これが……セイズル……」
兵士B「回収、完了……だな」
兵士A「そうなるな……、!?」
セイズルから伸びた、無数の細い触手に驚いて手を離してしまう兵士。
その弾みでどこかへ飛んでいってしまう。
兵士B「おい、バカ!何やってんの!」
兵士A「そ、そう言われてもよ……」
兵士B「……しょうがない。被験体がどこかへ逃げ出して、遠くへ行ってしまい、追跡できなかった。と報告するしかないな……」
―夕方・府内某所
通学路を歩き、家路へと向かう制服姿の少女。
その道中、円形の機械を見つける。
何かしら、と拾ってしまう。
聖那(何かの機械にしか見えないけど、とりあえず、交番に届けるか……)
交番に渡して、その日は帰った聖那。
―朝・周防家リビング
聖那、新聞の地元欄を見る。
聖那(交番で警官が死亡……?動物の爪痕が遺体に残されていた……?)
物音がして、庭を見ると、昨日見つけた円形の機械が。
聖那、それを拾い上げてしまう。
手放しても戻ってきてしまうのなら、とそれをカバンに忍ばせたまま、学校へと向かう。
―夜・府内某所
聖那、学園からの帰りに不穏な雰囲気を感じて、巻くような道を選んだが、兵士たちに捕まった。
兵士「お嬢さん、なにか隠し持ってるとか……ないよね?」
聖那「もし、隠し持っているとしたら?」
兵士「おじさんたちに返してもらおうかな、それは。……でなければ」
兵士、聖那の前でベルセルクと変態する。
兵士「死ぬことになるよ」
聖那「………」
生命の危険を感じた聖那は、ベルセルクに円形の機械を渡そうとした。
聖那(おとなしく返してくれるつもりはないでしょうけどね。……ヒーローモノだとしたら)
兵士「いい心がけだ、お嬢さん。……でも、残念だね……」
聖那(やっぱりね!)
毛むくじゃらの豪腕が聖那を捉えて、勢いよく地面に叩きつけられた。
聖那(う……。力強すぎでしょ……。これは……。死ぬのかな……私は……)
兵士A「ふん……。つまらんな……」
兵士B「どうする?」
兵士A「
兵士B「お前……フラストレーション溜まってるだろ。任務の前に、
しかし、相方の言うことを聞かずに、聖那に肉欲の牙を向けようとするベルセルク。
聖那(こんな奴らに……、ヤり棄てられて……、たまるか……!)
瀕死の状態から、円形の機械を持って立ち上がる聖那。頭から血を垂らしながら。
円形の機械から、触手が伸びる。
兵士B「!また、起動しようとしている!?」
兵士A「はぁ!?」
聖那「……わかってる。真ん中のボタンを押せばいいのね……」
そして、聖那は機械の中央のスイッチを押す!
円形の機械から伸びる無数の触手が彼女を包み込み。
次にベルセルクが見たのは、美しくも雄々しい姿だった!
頭には、両翼を携えた兜で顔は隠されている。胴体は、鎧のように包まれている。色合いは、白と青の2色。足も同じような見た目と色合いで、くるぶしには、翼が生えている。
レギンレイヴ「良くもやってくれたわね……。古臭い言い方をすれば……」
自分を
レギンレイヴ「嫁入り前の身体に傷をつけやがって!ぶっ飛ばす!」
兵士A「!」
レギンレイヴの全力パンチ。ベルセルクにとっては因果応報である!
兵士A「グワーッ!」
レギンレイヴ「やられたら、やり返す。それも何倍にもな!」
兵士A「げぇーっ!?」
マウントをとったレギンレイヴは、そのベルセルクに殴打を繰り返す!
兵士A「アバ、アバ、アバババーッ!」
レギンレイヴ「アタシを怒らせた罰だーっ!その身に受けやがれ!」
なおも殴打をやめないレギンレイヴ。
しばらくして、ベルセルクは悲鳴を上げなくなった。どうやら、脳にダメージがいって死んだらしい。
レギンレイヴ「……やりすぎちまったか……」
兵士B「クッ……。こんなの、聞いてないぞ……!」
レギンレイヴ「……わかってるよ。こいつも殺せばいいんだろ……」
両拳から鮮血を垂らし、ゆらり、と近づくレギンレイヴ。
既に恐慌状態の兵士。ベルセルクに変態して、獣の強靭な脚力で逃げるつもりだった。
レギンレイヴ「逃がすかっ」
背中から夜でも映えるような白い翼を広げて追いかける。
そして、ベルセルクの前に姿を表す。
兵士B「イヤーッ!」
実際ヤバレカバレで毛むくじゃらの豪腕を伸ばしたが、レギンレイヴに受け止められしまう。片手で。
そして、地面に叩きつけ、マウントポジションを取る。
レギンレイヴ「あいつも殺した。惨たらしくな」
兵士B「なに!?」
レギンレイヴ「あいつの男性器はもぎ取って潰した。既に死んでるが」
兵士B「ゲェーッ!」
レギンレイヴ「なに、驚いてやがる。あいつは、アタシを
レギンレイヴの右腕には、細く先端には尖った鉄のような棒が。
レギンレイヴ「
兵士B「ひ、一思いに殺せ……!」
レギンレイヴ「そうか。なら、お望み通りに!」
ベルセルクの心の臓にめがけて、鉄のような棒を打ち込む。
返り血塗れとも言うべき状態になったレギンレイヴ。
立ち上がった彼女は、装着を解除する。
聖那「………」
聖那(全部、私がやったのか……。ハッ……。仕方ないわね……)