「うっ、ああ……」
暗闇の中、私は一人悶えていた。ここは私の自室。机とベッドしかない部屋で、私は今そのベッドに寝転んでいる。
だが、私が今感じている感覚はそれが原因ではない。
原因は……そう、私の手の中にあるこれだ。
「くぅっ!んぁあっ!」
手の中にあるのはピンクローターと呼ばれる物。本来なら性的快感を得る為に使われるはずのない機械。しかし私にとっては違った。これは私を狂わせる魔性の道具なのだ。
「だめぇ……やめなきゃ……いけないのにぃ……」
頭では分かっている。こんな事してはいけないって。でも身体は言うことを聞いてくれないのだ。この小さな振動する物体から与えられる刺激を求めて止まらないのだ。
そして何より恐ろしいのはこの刺激によって得られる快楽だった。
「あぁっ!!いいよぉ……気持ち良いよぉ!!」
もうすでに下着はぐしょ濡れになっていた。これが普通の人ならばここで終わりだろう。だけど私は違う。
「もっと……欲しいのぉ!」
足りない。全然満足できない。これだけじゃダメなんだ。これを直接当てないと……。
「んふぅ……はむぅ……」
指先で摘まみ上げたそれを口に含む。舌先を使って舐めたり吸ったりを繰り返す。
自分の唾液まみれになったそれを口から離す。これで準備完了だ。私はショーツを脱いで両足を大きく広げた。
「ああ……すごい」
自分でも分かるくらいそこはびしょ濡れになっている。秘部から溢れ出た愛液が太股まで垂れてしまっているほどだ。
そんな淫らな光景を見て興奮しないわけがない。心臓が激しく鼓動を打つ。息遣いも荒くなり呼吸をするたびに胸が大きく上下している。
右手にはローターを握りしめたまま左手で割れ目をなぞる。既に十分すぎる程濡れているためローションなど必要なかった。
中指と薬指を使い膣内へと挿入していく。肉壁を押し広げるように動かしながら奥へ奥へと侵入させていく。
「はぁ、はぁ……ひゃうん!?」
突然襲ってきた衝撃に思わず腰を引いてしまう。どうやら何かに触れたらしい。それはGスポットという場所だと知っているけど詳しいことは知らない。
ただそこに触れる度に全身を電流が流れるような感覚に襲われることを知っていた。
恐る恐るそこへ手を這わす。やはり間違いないようだ。触れるだけで電気が流れたかのような激しい刺激に襲われてしまう。「いひっ!あはぁ!!」
一度触れてしまえばあとは簡単だった。ひたすらそこに狙いを定め何度も擦っていく。その度に今までとは比べものにならない程の快楽が襲いかかってくる。
「ああん!イクッ!イッちゃう!!」
ビクンと大きく跳ね上がると同時にローターを強く押し込んだ。その瞬間頭の中が真っ白になるほどの快感に襲われた。
「~~~~ッ!!!!!」
声にならない悲鳴を上げ絶頂を迎える。同時に大量の潮を吹き出した。あまりの量の多さにシーツに大きな染みを作ってしまった。
「はぁ……はぁ……すごかった……」
これほどまでの快楽は初めてかもしれない。いつもなら一回達すればそれで終わっていた。なのに今日はまだ収まらない。むしろさらに激しくなっている気さえする。
「なんで?まだしたいって思っちゃうの?」
おかしい。いくらなんでもここまで乱れたことなんて一度も無かったはずだ。それにさっきから子宮の奥の方が疼いて仕方が無い。まるで中に出して欲しいと言っているかのようにキュンキュンとしているのだ。
「んっ……はぁ……」
再びスイッチを入れる。するとまたあの甘い痺れが駆け巡った。それがたまらなく心地よくて、次第に私の意識はどこか遠くに行ってしまいそうになるほどだった。
「だめぇ……もう止めなきゃいけないのにぃ……」
分かっていても手が止まらない。頭の中では理性が残っているのに身体が全く言うことを聞いてくれない。
「ああっ!あああっ!!」
膣内で暴れ回るローターを再び強く押し付ける。そして今度はクリトリスにも同じように振動を与える。
「きもちいい!すごくいいよぉ!!」
身体中の水分が全て出て行ってしまったのではないかと思うくらいの勢いで愛液が流れ出ている。
しかしそれでもこの行為を止めることが出来ない。それほどまでに今の私は快楽を求めていたのだ。
「だめぇ!これ以上したら壊れちゃう!!」
そう言いながらも手の動きは止まらない。それどころかどんどん激しさを増していっている始末だ。
「くるぅ……なんか来ちゃうよぉ!!」
身体の中で何かが爆発しそうな感覚を覚える。それと同時に膣内の締め付けも増した。
「あっ!あああーっ!!」
二度目の絶頂を迎えた。しかし今回はローターを当てていない。つまりこれは自慰によるものだ。
「はぁ……はぁ……はあ」
荒くなった呼吸を整えようとするが上手くいかない。そればかりか余計興奮してしまって頭がボーっとしてしまう。
(気持ち良かった……)