※この作品はR-18です。

牛若丸と交尾するお話。   作:血液型はバーベキューソース型


原作:Fate/
タグ:R-18 牛若丸 Fate
タイトルまま。
以前ちまちま書いてたのが発掘されたのでちょっと手直しして置いておきます。

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牛若丸と交尾するお話。

 いつかの、夜の夢が来た。

 

 いつだったか、ずっと前であったか、それともついこの間の事であったか。

 ともかく暇があったいつか。

 兵どもが身体を休める宿での事……。

 

 ○

 

 布団へ寝転がる少女の太腿には、雄の肉が擦り付けられていた。

 この旅籠に彼女がそのような事を許す相手というのは言うまでもなく一人しか居らず、また連日の作業に追われているのを彼女自身真近に見ていたのだから彼の──主を止めようという気もさらさらない。

 むしろこの少女──牛若丸は、主の行為を喜ばしくさえ思っていた。

 

 何度目かもわからぬ先走りを擦り付けられて、オスのにおいがぷんと立つ。ひく、と鼻を動かせば、それにつられるように、彼女のおんなもまたずくりと疼いてにおいが籠った。

 主の強ばった指先を、己のじっとり湿る布地の奥へ導いた。期待がとぐろを巻いて今や待ちわびている様を曝け出す。

 湿りの凝集した露を主の指先に塗させて、目の前で見せびらかされ、どうしようもなく昂ぶる己の吐息が主に吸われるのは一瞬のうちであった。

 喰われた舌が躍る。喰わせた舌が絡む。

 蛞蝓(なめくじ)の交尾の如く身を寄せる雄と雌の肉の姿は、見えずともよく興奮を煽る。

 音が血肉と骨を通して感じられ、その音が己が主にどれほど求められているのか、己が主をどれほど求めていたのかが判って、嬉しくて、恋しくて、一層激しくなる。

 互いの距離が更に縮まるよう抱きしめ合いながら、少女はよく鍛えた肉を主へ擦り付けた。滑(ぬめ)る感触が心地好く、みっともなく身体をくねらせてより快さを求めた。

 

 主の手は怖いくらいに悦びを与えてくる。

 主のにおいが頭をくらくらと揺らす。

 主の唾液がいつまでも飲めるように思える。

 主に求められる喜びが、少女の肉体を最適な形へと変えていった。

 主が喜ぶように、より精を濃くさせるように、柔らかにほぐされていた。

 

 散々に口腔を貪り尽くした頃には、互いの体液が交じり天然の媚香が匂い立った。どちらともなく体勢を変え、けだものの匂いが立ちのぼる源へとくちづける。

 

 主がじゅくじゅくと蕩けた女陰へ舌を這わせれば、たっぷりと水気を含んだ女の肉は、布を退けて差し込まれた舌を喜んで迎えた。どんどんと湧く露は甘酸っぱい芳香を放ち、主に吸われてより勢いを増したかのように尽きる様子がない。

 おんながずしりと張り詰めた主の陰嚢をぱっくりと咥えれば、塩気のある獣臭が立ち込めて鼻孔を一発で使い物にならなくする。興奮にびくりと身体を震わせ、みち、ぎち、と音を立てた気さえする竿の熱に顎先が灼かれているような錯覚を覚えて、胎がきゅぅと疼いた。

 

 互いが互いを求め、ほどけて形を喪った数々のことばが、未だ恥じらう媚肉を割り開く指先に、皺を丹念にねぶる舌に、擦れが快い肌に、期待へ滾る血に籠められて受け渡されていく。

 それは会話よりよほど雄弁に思慕を伝えている。

 とぷとぷと溢れる先走りを受けとった少女の掌が、奉仕の為に動いた。幹が先走りを塗り込めるようにして揉み込まれ、快楽に鈴口から垂れた透明な糸が敷布団へ伸ばされ沁みを作る。

 少女よりも少しだけ太い指の腹が、ひくりひくりと震える門を撫ぜた。

 

「────❤︎❤︎」

 

 少女の喉から、か細い啼き声が上がった。ほんの小さな音、しかしたっぷりの慕情に浸された聲は、主の心を否応にも昂らせていく。

 震えていた淫菊は雛鳥めいて主の指を啄み、期待に蠢く媚肉から湧いた露は、一層量を増やして主の喉を潤そうとした。

 少女の舌は、熱を発散する肉竿へと蔓草の如くに絡みつき、粘ついた音を立てながら快楽を与えている。送られる快楽に負けじと、主の方も少女のよく育った尻を掴み、硬く育ちつつあった媚蕾に顔を埋めた。

 ひゃ、と驚いたような声が上がり、擽ったそうにくねらせる太腿の感触がなんとも心地よい。牛若の、小ぢんまりとした体躯の裡から滲み出す生命力の残滓が、触れ合う面からでも理解できる。

 じんわりとした熱が、彼女の肌の奥に眠っている。さて、奥に眠る熱は先の鉄火場の昂りが熾のように残っているのか、それとも常からその様な性質であるのかは、睦み合う仲となった今でも主には不明瞭なままであったが、然りとてそれを問うたところで何か意味が生まれる訳ではなく、彼女にさえ分からぬやもしれないという事くらいは理解していた。

 

 二人とも、くすぶる熾のもたらす熱が、睦事の快楽を何倍にも跳ね上げる事さえ知っていれば十分だったので。

 

 *

 

 何度目か、主が襞へと舌を這わせれば、少女の膣は舌肉をきゅっと締め付けてから、とぷりと粘液を吐き出した。

 幾度目か、少女が竿に浮く血管へ頬擦りすれば、主の鈴口はひくりと蠢いてから、とろりと線液を垂らす。

 互いが、互いのにおいに染まっていく。自らを喪うほどに、濃く、強く、お互いの痕を染み付けていく。

 二人の周囲を取り巻く大気は、いつしかむせ返るような淫臭にすっかり入れ替わって、よりまぐわいの熱を高める香炉と化す。

 睦事に閨はずくずくに濡れて、その最中の二人もまた、肌に玉の汗浮かばせて体位を変えながら絡み合う。

 指が唇をなぞり、喰まれ、耳が舌に舐られ、粘る音を響かせる。

 腋肉を吸い、嬌声が上がり、それを遮るように舌が絡み、腹肉が波打って艷やかに影を躍らせた。

 躍動する肉体から伝播する力には、高まり続ける興奮が載っている。それを互いに伝え返していけば、高ぶる熱は肚の奥に留まって吐息に色を着けた。

 肉の、肌の、あらゆるところを喰んで喰まれて、互いにいよいよ裡に留める熱の限界が近づいた頃、牛若の指の先が、かりっ、と張り詰める亀頭を掻く。

 ただの一掻き。

 だがそれだけでも主には耐え難く。あっけなく鈴口からはたっぷりの凝りが放たれた。

 焦らしに焦らされて、煮えるような熱気を溜め込んだ胤を掌に受け止めながら、少女は艶がかった吐息を漏らして、未だ脈打ち胤漏らす、雄肉の先を喰んでいた。半ば無意識の行動だった。

 放たれたものを元に戻すかのように、掌が肉幹に塗り込まれ、その上からべったりと赤い舌がなぞりあげていく。尿道の中まで貪るが如くに音を立てて、竿が吸われる快楽は腰が抜けるような代物であった。口腔に溜まっていく精虫を喉を鳴らして飲み、くぐもった吐息が終わるか終わらないかと言う間にまた幹に縋り付き、放精の跡を存分に味わっていく女の表情は、一種おそろしいほどに綺麗で、淫らで、好ましく。血を瞬く間に幹へと巡らせる。

 

「────❤︎❤︎❤︎」

 

 みしりと音を立てたかと思えるほどに、先程よりも張り詰めた気さえする雄肉を、牛若は柔らかな手付きで撫ぜながら、頬張っていた玉袋の皺の一本一本まで舐り終えた。

 主がその様を見て、少女に指を差し出すと。

 女は歓喜に満ちた表情で差し出された指をしゃぶりながら、潮を噴いて、敷布団を濡らした。

 

 一段と、匂いは濃くなる。

 媚香が、強まる。

 人と人ならざるものを、けだもののつがいへと変えていく。

 

 *

 

 ──聲(こえ)は、更ける夜にあっていやに響いていた。幽かな鈴虫の聲、くぐもった蛙の聲、もはやほとんど意味をなさない、衣擦れの聲が……。

 交合の証が部屋へ響く。体液が弾ける音、肉と肉がぶつかり合う音、空気を孕んだ下品な女陰の音、熱の籠った吐息の音、快楽に染まる啼声が……。

 男が女を貪る様が、月灯りの照らす影でさえ判った。その逆もまた然り。

 互いが一瞬でさえ離れようとしない様子は、陰陽の図を思わせた。

 主が抽送を行う度に、女の胎は悦んで侵入する槍を迎え入れて、襞肉が灼かれる感触に身悶える。女が胎に力を入れて熱い幹を締め付ける度に、主は言いようのない快楽を受けて、気を抜けば漏れそうな胤を抑える為にきゅっと丹田に力を込める。

 陰部を絡め合いながら、勝負事をしているかのように二人の身体は忙しなくお互いのあちこちを弄っていた。

 例えば、呼吸を忘れて舌を絡めていた。例えば、柔こい尻肉を思い切り掴んでいた。

 例えば、我先にと耳を舐っていた。例えば、筋張った肉体の起こりに指を滑らせていた。

 

 あらゆる事が快楽へと変換されていく。貴賎のない肉と肉の交わりが、否応なく男女の絡む様をより純粋に行わせた。

 

 息には、媚香が絡んでいる。

 触れる手には、熱が籠っている。

 声には、情が潜んでいる。

 意には、愛が溢れている。

 

 言の葉さえ余分なほどの、互いの精髄が交わされている。

 

 主の肉幹はぎちりと痛みを覚えるほどに張り詰めて、傍目にも女の腹にその巨きさを理解させる。女の鍛えられた肉体へ、侵略した証のようにぽっこりとその形を浮かばせては消え、浮かばせては消え……。

 その度に、膨大な快楽が互いを襲う。幹を締め付ける襞の粘り、削られて咽ぶ肉道の啼声、その様を顕して、男と女の体液が抽送の度に飛び散って、閨を、しとどに湿らせる。

 灼かれ、呑まれて、軋む音を立てるほどにお互いの身体を抱き締めて、焦らしに焦らされた開放が、互いに言葉がかたちを喪った咆哮をあげさせた。

 

「────❤︎❤︎❤︎」

 

 喉が張り裂けそうなほどに掠れた啼声が女の口から響いていた。

 歯を割りそうなほどに食いしばった呻きが主の口から漏れていた。

 恐ろしいほどに濃く煮詰められて凝った胤が、女の仔袋を我がものにせんと陽根の鈴口を圧し拡げるくらいの勢いでもってぼびゅりと吐き出された。焦らしに焦らされてずくずくと疼いていた胎の奥は、びちゃりと音を立てた感触さえ残して汚される事に、歓喜の震えと重みを感じさせながら女の脳を喜悦と快楽に灼いていく。

 精の根まで吐き出すような永い脈動の度に女は甘い啼声を漏らし、主はぎゅうっとつがいを抱きしめて逃さないようにした。

 刻々と重くなる、胤の熱を愛おしく思った。

 段々と柔こく食んでくる、肉襞の愛撫は優しかった。

 快楽を吐き出すにつれて、貪欲に吸い付く入り口の淫らさはいや増した。

 互いの匂いが、交じって溶け合い、狂おしく脳を賦活させる感覚があった。

 快感か、幸福感か、様々な感触を骨の髄まで味わう為にかひどく引き延ばされたふたりの時間感覚がようやっと戻り、とろ、とぷ、と吐精の勢いが弱まった頃、どちらともなく舌を伸ばして唇を食んでいった。

 

「────❤︎」

 

 そうするうちに再び指が絡み合い、甘やかな吐息が粘りついた感触を持ち、主とそのつがいは満足が行くまで何度も何度も睦み続けていく。

 

 夜が明けるまでの間は、何度でも。


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