まだ日は完全に昇っていない。学生寮の窓の向こう側に薄暗い一月の寒空を確認し、俺は正面に視線を戻した。特注の巨大なベッドで目を覚ました俺の巨体に跨って、朝から色欲に狂った女が尻を上下に振り動かしている。激しい運動に伴って背を覆う長い黒髪は乱れ、俺の股間でそそり立っている黒々とした肉棒が女の膣穴を出入りする。
相変わらず狭い膣内だ。黒人である俺の肉棒が他の人種に比べて大きいということもあるが、それにしてもこの女の締め付けは最高だ。この
「すまない。起こしてしまったか」
セックスに没頭していた女はようやく俺の起床に気がつき、凛々しく整った美貌の口元を緩めた。優しく笑い掛けながらも動きは止まらない。亀頭から付け根まで肉棒を残さず食らい尽くし、ズリズリと膣壁で扱いてくれている。
「おはよう、
「ああ、もうそんな時間か。おはよう、アダム」
俺が通うIS学園の担任教師で、俺の恋人でもある女、
スペードの中は白抜きになっていて、アルファベットの『Q』が確認できた。これはQueen of Spades、つまりは黒人の男と肉体関係を持つ非黒人の女、という意味を持つ。黒人の素晴らしさを骨の髄まで理解し、屈服した女に捧げられる証だ。
いずれは娶る予定の千冬を始め、学園内外にいる多くの女にこのタトゥーを刻んだ。勿論、タトゥーはこれだけではない。千冬の臍の下には『BBC ONLY』という文字。
手に入れた女の体に刻まれた一生消えないタトゥー。三カ月ほど前に千冬を説得して刻んだものだが、今見ても興奮を強く煽られる。ある分野で世界最強の称号をほしいままにする千冬が相手であるから尚更だ。女尊男卑という誤った世間の認識を持つ女たちは、最強の女が男に身も心も屈しているとは露ほども思わないはずで、もしも全世界に千冬の現状を知らしめたらどのような反応をするのか。想像するだけで楽しかった。
「はぁっ、んっ、ぁっ、あっ、あ……!」
熱い吐息を吐きながら千冬が休まず踊り続けている。いつからこうしているのか。昨夜は女子生徒とセックスをしていたはずだ。彼女はどこへ行ったのかと確認すると、俺の足元に誰かがいることに気がついた。千冬の体で遮られていてわかりづらいが、少女がうつ伏せで寝転がっているようだった。
俺の同級生の、
「アダム」
刀奈の体にも刻まれたタトゥーを見て独占欲を満たしていた俺に、千冬の声が掛けられた。千冬は上半身を倒し、体を重ねてきた。俺の胸板に自身の胸をむにゅっと押しつけ、視界を塞ぐように顔を近づけてくる。
その顔に浮かぶのは、ほんの少しの寂しさだった。
「他の女を見るなとは言わないが、できれば今は私を見てくれ」
そのまま顔を近づけ、千冬は俺の唇を奪ってきた。千冬は俺よりも八歳年上。それほど年齢差はなく、体格は年下の俺のほうが圧倒的に優れている。しかし、立場では俺たちは教え子と女教師。教え子にお見舞いするにはあまりにも情熱的な接吻を始め、千冬の舌が俺の口内を舐め回す。
「ぐちぃっ、ぐちゅっ、ぢゅっ、ぢゅるっ、くぷっ、ちゅぷ、んっ、ちゅっ、あむっ……!」
俺の舌に千冬の舌が近寄って、甘えるように擦りついてくる。千冬の口内から直接唾液を流し込まれ、濡れた舌で唾液を幾重にも塗りつけられる。俺にマーキングを施しているつもりなのだろう。
俺は千冬の体を抱き締め、自分からも千冬を求めた。弧を描くように舌を動かし合い、唾液を絡ませ合う。増えすぎた二人分の唾液は積極的に飲み干していく。そうでないと、口の端から溢れ出てしまいそうだった。
口内も口元も唾液でべたべた。一度キスを中断してお互い唾液を全て嚥下しても、すぐにキスをせがんでくる千冬によって唾液が大量に生み出される。結局、首にも唾液が垂れてしまったが、それすらも千冬の舌によって拭い取られた。
「もっとだ……。お前を味わわせてくれ……」
俺しか見えていない瞳。盲目的な強い愛情を孕んでいる。
出会った当初の千冬からは考えられない様子だ。千冬にとって俺はただの教え子だ。自分にも他人にも厳しく、曲がったことが嫌いな千冬が教え子を恋愛対象として見るはずもない。かねてより千冬のことを知っていて、惚れていた俺の想いが届くこともなく、ただ遠くから眺めるだけの高嶺の花だった。
何者かから俺宛に贈られてきた、特殊な機械端末を手に入れたことで俺の願望は手の届くものとなった。その端末は兎をモチーフにした奇妙な見た目をしているが、その奇妙さからは考えられないほどの人智を超えた機能を宿している。
簡単にいえば、催眠機能だ。端末から発する音波によって任意の相手の意識を睡眠状態にし、無防備になった脳に都合のいい認識を送信する。たとえば、俺に対する好感度を上げるように端末を操作すると、それが相手の脳に送られる。脳は受信した認識をスポンジのように吸収し、奥の奥で根付かせてしまう。
効果には個人差はあるため、千冬のように一回で素直にならない女もいる。それでも、初回の催眠を終えた後の千冬は訝しみながらも俺への態度を改めた。ただの教え子から、少し気になる男へ。千冬の状態は、端末に表示された好感度を示すバーから確認することができた。
明らかに軟化していく千冬の態度を見て、俺はこの端末が本物だと理解し、すぐに欲望に背を押された。短時間のうちに繰り返すと効果が薄いようなので、数日に亘って出会うたびに千冬の脳を弄った。
徐々に上がっていく好感度。話しかければ、会話の数が増えていった。世間話から個人的な話。二人の間で会話に花を咲かせ、もっと込み入った話をしようと部屋に誘い込み、そこで俺は千冬に襲い掛かった。
深い催眠状態にある千冬をねじ伏せ、犯すのにそれほど力は要らなかった。圧し掛かって覆い被さり、唇を奪い、俺はそのまま千冬の処女を奪った。自慢の肉棒で膣穴を穿ち、もう二度と他の男が使えないように肉棒のサイズを覚え込ませ、膣内に大量の精液を吐き出してマーキングした。
それが、初めての種付けだった。今から半年前のことだ。
以降、千冬は何の疑いも見せずに俺への愛情を抱いている。本当に自分が恋しているのだと思っているのだろう。強すぎる愛情に従って、タトゥーも体に彫ってしまい、定期的に生ハメセックスに興じている。ピルを飲んでいなければ、今頃千冬は孕んでいただろう。勿論、千冬の後に手に入れた女たちも。孕ませても良かったが、妊娠すると生活に変化が起きてしまう。できればもう少しだけこの性活を送りたかった。
「あんっ……」
再び体を起こし、腰振りに専念し始めた千冬。その胸元でたぷん、たぷんと揺れる乳房を右手で掴むと、千冬は甘い声を発した。手垢をべったりとつけるように強く掌握すると、乳房の形が一時的に歪んだ。痛いはずなのだが、千冬の顔に浮かぶ快楽の色が濃さを増した。
刺激を加えて昂ったためか、千冬の尻が躍動し始めた。指を絡めるように俺の両手を握って、そこを支えに暴れ始める。舌なめずりをし、男の象徴を食い漁る千冬は見ているだけで股間に毒だ。こんな攻めを受けて数秒と耐えられる男はいないのではないか。凄まじい快楽に襲われ、俺ですら数分と経たずに射精へと導かれた。
「出せ」
千冬の声に応じるように、膣奥まで包まれた肉棒が精液を噴き出す。亀頭に吸いつく子宮口によって精液は飲み干され、纏わりつく膣肉が肉棒全体を揉み解すように収縮している。乳絞りをされる牛の気分で放出したザーメンミルクが、千冬の子宮という名の器を白濁一色に染め上げているのだろう。
「全部、出してしまえ、他の女に出す分も、全部」
千冬がにやついた笑みを見せる。何かがいつもと違う。そう感じたとき、俺は千冬の目的に気がついた。まさか、とは思ったものの、俺の勘が告げていた。驚きに染まる俺の顔を見ながら、千冬は俺の疑問に答えるように告げた。
「最近はもう、ピルを飲んでいない。これは本気の孕ませセックスだ。ああ、勿論アフターピルも飲まないからな。いい加減、お預けされるのも我慢の限界だ。お前の遺伝子を継いだ、素晴らしい黒人の子供を産ませてくれ。最低でも十人は出産する予定だから、覚悟しておけ。愛しい旦那様」
千冬に言われ、射精の勢いが加速する。その隙を狙うかのように、ぎゅっと膣壁が肉棒を圧迫した。仮に肉棒を取り出そうとしても、吸いついて離れないのではないか。千冬という雌に囚われ、遺伝子を搾取されている。
やはり、この女は最高だ。改めて千冬の良さを痛感し、俺は蕩けるような快楽に浸った。
IS学園は、女にしか動かせない最強の兵器『インフィニット・ストラトス』、通称『
そんな中、俺というイレギュラーが発生した。男でありながらISを動かすことに成功した唯一の存在。親を幼い頃に亡くし、学校に通う金銭的な余裕もなく、住む家にも困るような生活。スラムの片隅で細々と生き、死ぬまで生きる過酷な人生が続くと思っていた。
貧しい生活が過去のものとなったのは、ISの適性試験を受けたことがきっかけだった。俺が生まれ育ったアメリカは、約十年前にISという存在が一人の天才科学者によって発明されて以来、男の操縦者を探している。女に優位を取られ、どうにかしてその不利な現状を覆そうとしたのだろう。
だが、大国と謳われるほどのアメリカであっても、ISに適合する男はいなかった。それに焦りを抱いたのだろうか。最初は任意であった適性試験は徐々に強制力を増し、国民の義務となった。普段は人間とも思われていない俺たちスラム街に住む者たちもその対象として選ばれ、少しずつ国中の男に対して検査が行われた。
しかし、適性者は現れなかった。やはりISは女だけのものなのか。
おそらく国も諦めかけていたとき、何にも期待されていなかった俺が、適性試験においてISを起動させた。それだけでなく、まるで自分の手足のように操ることに成功し、その場に居合わせた試験官や順番待ちをしていた男たちが皆、驚愕していたのを覚えている。
その日を境に、俺の生活は一変した。俺に適性があることが判明してすぐ、俺の下にISを纏った女兵士がやってきた。他にも黒服を着たSPと思われる人達が俺の周囲を囲み、まるで大統領にでもなった気分で俺は車に乗せられた。
数台の車やISによって周囲を警備されながら俺が移送されたのは、街の外れにぽつんと佇む一軒家だった。人の目を避けるような立地と、物を隠すには最適な森が周囲に広がっている。家の周りを大勢の警備員やIS操縦者が守りを固める中で、俺は自宅の中で政府の関係者である男と出会い、今後の生活について説明された。
ISに適合した俺はこれから、アメリカの最重要人物として扱われることになるとのことだった。衣食住は全て提供する代わりに、身の安全を保障するために常に監視が付くことになる。また、身体検査なども入念に行うとのことだった。
悪く言えば、モルモット。殺すことはさすがにしないが、逆に言えばそれ以外は何でもする気構えのようだった。抵抗すれば国に反逆したものと見なされる。包み隠さず全てを伝え、脅してきた男に対して、俺は全く動じなかった。
死ななければ何でもいい。元々地の底を這うような生活だった。衣食住を提供してくれるだけありがたい。ただ、拷問や洗脳教育はやめてほしい。絶対に国に逆らうことはせず、国のためにできることはするから、俺の今後の幸せをある程度約束してほしい。
そのことを素直に伝えると、男は初めて笑みを見せ、俺に握手を求めてきた。
『契約完了だ』
男と硬く握手を交わした翌日、目まぐるしい日々が幕を開けた。
実験に次ぐ実験。どうして俺だけISを起動できたのか。どれだけISを扱えるのか。血液などから遺伝子を採取され、あらゆる分析が行われていく傍らで、IS技術の向上を目指すべく俺は米軍特殊部隊の隊長である女を教官とし、訓練に励んだ。
朝から晩まで、実技や座学の時間が詰めに詰め込まれた。同じ部屋には常に数人の護衛兼監視者がいて、俺の首にはGPS機能が搭載された首輪が嵌められていた。メディアに顔を出すとき以外は、首輪の着用を命じられたが、俺は別に気にしなかった。俺には何の文句もない。実際にやっているかは知らないが、俺の遺伝子からクローンを生み出してもらっても構わない。ただ、俺は健康的に生きていければそれでよかった。
食事は美味い。ISを起動する際に着用するISスーツはピッチリとしていて妙な感じだったが、与えられた服も着心地はよかった。窓もなく、監視カメラのついた密室で監視されていても、柔らかいソファーで寛ぎながら自由時間に映画を見るのが楽しかった。
どこまでも従順な俺に対し、国はご褒美を与えてくれた。教育によって国に盲目的な忠誠を誓ったあらゆるタイプの美女を与えられ、セックスの味を教えてもらった。美女の中には隊長の姿もあって、普段厳しく指導してくれる隊長を逃げられないように巨体で圧し潰し、種付けプレスをお見舞いした。隊長は任務があるために避妊していたが、それ以外の女たちは俺の子供を孕む気のようだった。
美しい女、強い女。ただ図体が大きいだけで取り柄のなかった俺が、大勢の女を侍らせている。肉棒を舐められ、口づけを交わし、耳元で優しい言葉を掛けられる。夢の中で見たハーレムが現実のものとなって、俺はそれ以上の幸せは得られないと思っていた。
「ぐちゅっ、ぐぷっ、ぢゅぷっ、ぢゅぼっ、ぐぷっ、ぢゅるっ、ぐぷぷっ……!」
明らかにサイズの小さい星条旗ビキニを着た千冬が、ガニ股になって床にしゃがみ込み、ベッドの端に腰掛ける俺の股間に顔を埋めている。黒い陰毛が口元に触れるほどに喉奥まで肉棒を咥え込み、ひょっとこフェラ顔を披露していた。片手でピースをして、空いた手で俺のテニスボール大の陰嚢を揉み解している。十分温められていて、いい精子が出そうだ。
そんな千冬の胎は大きく膨らんでいた。中には俺の黒人遺伝子がギッシリミッチリ仕込んである。精液が漏れないように極太黒チンポバイブが膣内にずっぽりと嵌めこんであるが、それでも流出は避けられず、粘々白濁ゼリーがバイブの先端まで伝い、床に染みを作っていた。
アメリカでISを学んでいたときから、千冬のことは知っていた。千冬はISの世界大会である『モンド・グロッソ』において全ての部門で優勝を収め、『ブリュンヒルデ』と呼ばれたことのある女だ。大会に出場した当時の千冬の動画を見たときから、いつかこの女も抱きたいと思うようになっていた。思いながら、俺はソファーの上で抱き合っていた隊長の中に精液をぶちまけ、慰めることしかできなかった。
国に与えられた美女と違って、千冬に手を出せるわけがない。
諦めていた俺の下に、兎型の珍妙な端末が手元に届いた。
もしかすると、神はいるかもしれない。そう思えるくらいには、今の俺は恵まれている。昔の生活が嘘のようで、今から何もかも失ってスラムに戻るのは無理だ。俺はもう、幸せの味を知ってしまった。これからも、より深い幸せを得るために行動するだろう。
「うっ……」
俺は昂ぶりに身を任せ、吐精した。
「んぐっ!? んんっ! ごくっ、ごくっ、ごくぅっ!」
瞬間的に頬が膨らむほどの雄汁を出され、千冬が目を見開いて呻く。しかし、すぐに気を取り直すと、精飲を始めた。俺の目を見ながら、喉を鳴らして精液を喉へと送り込み、胃袋へと溜めていく。
口元に俺の陰毛をべったりと貼り付けた千冬のフェラ顔。思わず俺の口角が吊り上がる。
全身を射精の快楽で震わせながら、俺はベッドに背中を倒した。まだ気絶している刀奈の足を引っ張って太腿を枕代わりにする。こんな風に女を道具扱いすることも可能。学園の女子全員を侍らせることもできる。
人の幸福の形は様々だが、俺は今、確かに幸せを掴んでいた。