そして、それが仇になった……。
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルは強大な魔力を持つ推定600歳前後の吸血鬼の真祖だ。
魔法使いとしての実力は高く、長い年月で培った技術と素質のおかげもあってか、敗北することは数少なかった。あるとしては、それは千の呪文の男と云われる男だけである。
――しかし、彼女は隠している。彼女が千の呪文の男だけでなく、とある存在にも敗北したことを。辛酸をなめさせつづけられたことを。それは誰にも言えない秘密だった、臣下であるチャチャゼロにも茶々丸にも。
そして、それが仇になった……。
彼女は再び捕まってしまったのだ、とある存在――淫魔といわれる男に。
「んぶっ、んちゅっ、れろっ、や、やめ、ろぉ、はな、さんかっ、きさまぁ……!」
「んっふっふ、相変わらず可愛らしいねぇ、キティ」
エヴァンジェリンはいま犯されている。憎い男に見下され、正常位で組み敷がれながらキスを交わされているのだ。
彼女は膣内から逞しい肉棒を感じ、襲い掛かってくる快楽を懸命に抑えながら睨みつけている。しかし、男はそれほど脅威を抱いていない様子で彼女を見ていた。
「き、ぁん、ぁぁぁっ、そ、れと、キティと、その、なで、よぶなぁ!」
嘗て彼女が呼ばれていたあだ名を憎き男に呼ばれることがとても屈辱的だった。それと当たり前のように、なだらかな膨らみの両胸を揉まれることが更に屈辱感を増す。
「くくっ、キティ。それならもうちょっとやる気を見せてくれないか? あの時のように――さっ!」
「ぐっ、んひぃ、んんっ、あぁぁぁぅ!」
そして、男が腰を強く振るい、エヴァンジェリンの膣奥に強く突くたびジュクジュクと肉棒によってかき混ぜられる水音が奏でられる。エヴァンジェリンは細い腰を掴まれ、一切の乱れを魅せない腰の動きと肉棒によって膣奥を穿られる度に、膣壁は敏感に反応し、愛液が湧き出てくる。
「っ、あ、んんんっ、あっ、あぁああっ」
膣内から子宮までを肉棒が出入りするたび、エヴァンジェリンの小さな背中が反れて喘ぎ声が響く。
男はその喘ぎ声を聞いては舌なめずりをし、更に暴れる。
「あっ、あぁぁっ、ああんっ、や、やめ、はげ、しぃぃっ」
「おいおい……さっきまでの悪態はどこにいったん、だっ!」
「んひぃいいいいいいいいいい!?」
子宮口に届く鈍い一撃を放つと、エヴァンジェリンは悲鳴を上げる。股間に響くほどの可愛い声。それを耳にしながら男は容赦なく腰を動かしていく。
「んゃめ、ゃめぇ、ろぉおっ……っ! こ、こわ、れるっ、こわれ、て、しまっ、ぅううううう!」
何度も襲い掛かってくる絶頂を迎えながらも、快楽に善がりそうな顔を懸命に抑え、エヴァンジェリンは男を睨みつけてくる。だが、反発すればするほどに男が興奮し、そしてその見た目故の幼いながらも気高い美少女を犯すことで更に勢いが増すことを彼女は理解していなかった。
「はははっ、だったらもっと壊してやろうじゃないか!」
男はエヴァンジェリンに上から圧し掛かっていき、その肉棒を奥まで打ちこんでいく。
「おっ、ぅぐぅ、つ、つぶ、れっ、るぅ、っぁぉ、ぁぁぁっ……!」
休みのない上下運動と激しいピストンによって、情けない声を出してしまうエヴァンジェリンだが、当の本人は気に留める余裕もなく、容赦なく襲い来る快楽の波にのまれていく。
「んんっ!? んちゅっ、ちゅっ、くちゅっ、ぢゅるるっ」
声を上げるエヴァンジェリンの小さな唇を奪い、口内に舌を入れて搔きまわす男。先程までだったら絶対に受け入れなかったであろうに、快楽の波に流されてかそんな男の舌を知らずのうちに受け入れ、熱と唾液の交換を繰り返していた。
エヴァンジェリンの膣内を何度も肉棒が出入りし、その肉棒が子宮に押し付けらるたびに、エヴァンジェリンは知らずのうちに男の首に両手をまわしてキスを強請っていた。
自らキスを求めてきた彼女に更なる興奮を覚えた男は腰を揺らし、エヴァンジェリンを一心不乱に犯す。
「んんっ、ふぅっ!?」
エヴァンジェリンの背が仰け反り、震えた。これまで反抗的であったエヴァンジェリンが見せた、久々に見せた弱さ。それを見ながら男は強く腰を振るい、子宮口に亀頭をめり込ませる。それだけでエヴァンジェリンは絶頂する。
「んぼぉっぁあああ……!?」
男の肉棒で膣内をガリガリと削られる。
エヴァンジェリンが悲鳴を上げたのと同時に、男の射精が始まった。
「んひぃいいいいいいっ、あつ、いっ、あつぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」
膣内で肉棒の亀頭から勢いよく精液が発射された。子宮口で諸に白濁液を受け止めたことで、マグマのような熱を持って広がっていく精液を感じる。そして、それはエヴァンジェリンの子宮を一瞬にして支配した。ほとばしる精液が、エヴァンジェリンを孕ませようとしているのだ。
「うっ、ぁぁ、ぁぁぁっ、おなか、が、あつい、ぃ」
射精はその後、数分間にわたって行われた。ようやく射精が収まったときには、エヴァンジェリンの子宮は精液でぽっこりと膨れ上がっていた。
「ふぅぅ……ご馳走様。美味しかったよ」
男がゆっくりとエヴァンジェリンの膣内から肉棒を引き抜き、距離をとる。
それを確認したエヴァンジェリンは即座に立ち上がる。子宮が蓄えた精液を感じつつも、即座に男の首を掴もうとしたとき――。
(っ!)
ゾグンッと下腹部が急激に熱くなるのと同時に、子宮が疼いた。エヴァンジェリンは立ち上がっていた身体を無様に崩し、いったい自分に何が起きたのか確認するために顔を動かす。
「な、なんだ、これ、は……?」
それは子宮とハートマークを組み合わせような紋様だった。紫色に鈍く光る度に熱さと疼きが襲い掛かり、エヴァンジェリンはただ戸惑う。
「あぁ、それかい? それはね淫紋って奴で――」
――僕の精子で受精した証拠だよ。
その言葉に、エヴァンジェリンは顔を真っ青に染める。受精。彼女はその意味は理解している。そして、受精から来る展開も。
「い、いやだっ、きさまの子供なんか……っ」
「嬉しいなぁ、キティが僕を受け入れてくれるなんて」
腰に手をまわし、まるで恋人同士のように抱きかかえられるエヴァンジェリン。反抗したくとも彼女は何故か身動きが取れなかった。いやそもそも、淫紋が疼いてしまい、反抗する気力すら湧かないのだ。
「さてさて、これからが大変だねぇ。受精したってことは子供が出来ちゃうわけだし、今のうちに楽しもうじゃないか」
「いや、だっ、いやだぁ、やだぁ、やめてくれぇ、もう、もうはげしいのは、やだぁ」
ニコニコと男が笑みを浮かべながらエヴァンジェリンの顔を覗き込むと、彼女は怯えたように顔を振るう。
だがそんなエヴァンジェリンなど関係ないと言わんばかりに、男は言葉を紡いでいく。
「妊娠するまでどんなプレイがしようかぁ、キティ」
「いやああああああああああああああああああああああああああああああ!」
エヴァンジェリンが絶叫し終えたのと同時に、男は唇を交え合わせた。
* * * * * *
エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルが姿を消した。そのことにより麻帆良学園は大パニックを起こし、至急に捜査が始まった。犯罪者を逃がしたという麻帆良学園の魔法使いたちの誇りを汚すようなことは断じて許せなかったのだ。
だが、捜査はむなしく、彼女は未だに見つからない。
そして、彼女は今。
「あっ、あぁ、んぁ、んんんっ……赤ちゃんの、ミルク、出たぁ♡」
背面座位で男に抱かれているエヴァンジェリンの腹部はぽっこりと大きくなっており、丸出しとなった胸を男にもまれることで母乳が噴出していた。