※この作品はR-18です。

真・魔装機神 ―3人で1人前―   作:黒子猫

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プロローグ

 

 (………う、う~ん。 んん?

 

 私は確か……。 いや、そんな事より何! 周囲がめっちゃ騒がしいんですけど!!)

 

 

 それもその筈である。 彼女が召還され目覚めたのは、破壊神を崇める教団率いる巨大ロボットや死霊達と、教団の企みを阻止しようとする勢力の巨大ロボットとで、絶賛争い中なのである。

 

 「ちぃ! 分身体を召還されちまった! 皆、くっつかれる前にさっさと片付けるぞ!!」

 

 「あ~もう! コイツら数だけは居るんだからぁ! わかった、分身体から先に片付けて行きましょう! いくわよ!!」

 

 「フハハハハ。 召還は成された。 あとはウォルクルス様が完全復活されるまで邪魔をさせねばよい! 行け、お前達!! ヤツらの命もウォルクルス様へ捧げるのです!!」

 

 (いったぁ~!! 何! 何で私攻撃されてるの!? って、私の手がめっちゃ鋭い鉤爪なんですけどー!? うわっ 私の身体でかっ! キモッ!? 今回の私の身体って一体なんなのー!!)

 

 

 そう……。 幾多の時代、そして世界を輪廻転生して来た記憶を魂に刻む彼女は不幸にも… 破壊神ウォルクルス。 いや、破壊神ウォルクルスの分身体(下半身)の一体として目覚めてしまったのである。

 

 (痛い痛い痛い痛い! 痛いってばぁー!! まだ私からは何もしてないでしょ! 痛いも嫌いじゃないよ? でも、限度ってモンがあるでしょうがぁ! この! この身体かー? この身体がめっちゃ禍々しいモンスターっぽいからかー?

 

 

 ちょっ、ホントいい加減にしなさいよー? この身体にも逃げ回ってる内に大分慣れて来たし… そっちがその気なら私だってヤッてやんよー! ヤッてやんよーー!! ウガァーーッ!!!?)

 

 「ぐぁー!! な、なんだコイツ!! 今まで逃げ回ってたと思ったら、急に反撃して来たぞ!? 皆、気を付けろ! コイツだけ他の分身体と違って妙につえー…。 それに…」

 

 「なぁ~に分身体相手に遊んでんのよ! 真面目にやんなさい! いいわ、アタシに任せな… キャーッ!! こっ コイツーッ!? 今の攻撃は!!」

 

 「二人とも何をやって… ぐおぉおーーっ!! な、なんだ!? 今までの奴とは動きが全く違う… いや、これは!? 俺達の攻撃を真似て居るだけじゃない! 更に組合せアレンジしてるだとー!! 油断してると殺られるのは此方かもしれん…。 各自、本気でかかれ!!」

 

 

 他の分身体が一体また一体と倒されて行く中、今まで逃げ回って居た彼女がついにブチギレ反撃に転じた途端。 その巨大に見合わない動きで回避され…。 回避しきれない攻撃も禍々しく鋭い鉤爪で悉く往なされ…斬り払われる…。

 その度に彼女の前世からの特性とも云える、一度見た相手の動きや攻撃を理解し真似て、更には組合せてアレンジされた技をカウンターで叩き込まれてと…

 

 それまで劣勢に立たされて居たウォルクルス教団側へ、戦況が一気に傾いた。

 

 

 そして…

 

 

 (ん? 何だろう? 何かアレも私の身体のような気がする……。

 

 

 ん~? こう…かな? こっちこ~い………お~よちよちよち~♪ えいっ!!)

 

 

 戦ってる内に本能的に何かを感じ取った彼女が、感覚でウォルクルスの分身体(上半身)を手繰り寄せ合体し、ウォルクルス完全体へと至った。

 

 (んん~? 何かさっきより力が湧いてくるぅ~。 ふふふ… 今度は立場が逆転ね♪ ほらぁ~ 逃げろ~ 逃げろ~ ザコ共ぉ~♪ あはっあはは!)

 

 

 それまでの受け身からカウンターに代わり、完全体と成った彼女は攻撃されても直ぐに再生するのをいい事に攻めに転じ、今までの鬱憤を晴らすかの様に嬲り、辺り一帯を破壊しながら湧き出る力の全能感に溺れつつも、徐々に破壊神として覚醒して行く…。

 

 

 「おお~ 破壊神ウォルクルス様! 我らの願いを聞き届けたまえ。 この腐敗した世の全てを破壊し尽くしてくだされぇー!! 消えろー 消えろぉー!! フハハハハハハ!!!!」

 

 「……くっ。 何て滅茶苦茶な強さだ… このままじゃ不味い…。 これ以上の温存なんてしてらんねぇ…。 皆聞いてくれ… アイツは俺が倒す! だから、皆は俺がアイツを倒すまで他の奴らを頼む!」

 

 「なっ 待ちな??キ! 一人でなんて無茶だよ! アタシも一緒に行く!!」

 

 「?ュ?ネ… ああ、わかった! んじゃ、行っくぜー!! ポゼッション!!!!」

 

 

 それからの戦いは激しさを増し、互いに全力で削り合い熾烈を極め…

 

 

 遂に……

 

 

 「「これで最期だ(よ)!! 十○番参会○護屋暫ーっ!!!」」

 

 

 (ちょっ ちょっと待ちなさいよ! 二人がかりでなんてズルくないかしらー!? あ、謝るからぁ~ ちょ~っと力に溺れて調子に乗っちゃったのは謝るからぁ~~! だからぁ~ だからゆるしぃ… アァアアアアー!!!?)

 

 

 力に溺れ調子に乗ってしまった彼女は二人の息の合った合体技を過剰とまでに叩き込まれ、跡形もなく消滅させられてしまったのである…。

 

 

 

 

 

 

 

 わたち、うぉるくるちゅ0ちゃい! わるいじゃちんじゃないよ? ぷるぷる…

 

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