―魔物研究所―
ジャメイムを難なく乗りこなし無事に受領したケイゴが、アルマ達西方騎士隊の基地へと連れられて行った後、アルマと戯れて何処かホクホク顔なティアーニャは、早速と言わんばかりに捕獲した4体の魔物達の実験に取り掛かって居た。
ティア
「………うーん。 ツーちゃんで取れるデータで、もうツァディはいいかな~? あとはツーちゃんと仲良くなって、人を襲わない個体が出て来るかの経過観察と、死ぬと消えて無くなってしまう魔物の身体が、どうやって生物のような肉体を具現化させて維持してるのかって解明くらい?
ねぇ、ツーちゃん。 自分の意思で身体を消したり現したりって出来ないの~?」
ツーちゃん
「……Gyua〜? GyuGyua〜…………。 Gyu〜……」フルフル
ティア
「ダヨネー。 まぁ、気長に調べて行きますか〜。 ツーちゃんも、何となく出来る様にならないか色々試して見てくれる?」
ツーちゃん
「Gyua〜!」
ティア
「よろしくね〜♪ んじゃ、次は鳴き声をニャーって鳴けるように頑張ってみようー! ほら、ツーちゃんも一緒に〜 ニャ〜♪」
ツーちゃん
「Gyunyaa〜〜♪」
もう、あまり魔物のツァディから取れるデータは取れたからと、ティアーニャに振られたムチャブリにも律儀に応えて行くツーちゃん。
そんな二人?のやり取りを、側で他の個体のデータ等を取りながら見て居た他の研究所員達は、「ツーちゃんが可愛く見えて仕方ない……」と、これまでの魔物のイメージを崩壊させて行き、特に女性研究所員達は自分達にもツーちゃんのように懐いてくれる個体が出来ないかと、捕獲された他のツァディ達に其々好みの着ぐるみを着せ、毎日根気よく話し掛け出したという。
女もまた、不思議な生き物なのである。 Gyunyaa~
◆◇◆◇◆◇◆
―西方騎士隊基地―
ケイゴが西方騎士隊へ正式に配属されたその日に、ダウス周辺の中立地帯に現れた魔物の討伐に駆り出され、損傷等はしていなかったがメンテや新装備の調整等をしに、西方騎士隊の基地まで態々アルフレードが訪れて居た。
アルフレード
「よお、ケイゴ。 どうした? また、悪さでもしに来たか。」
ケイゴ
「ち、違いますよ。 ちょっと、ジャメイムの様子を見に来ただけですって。」
アルフレード
「ふ~ん、熱心なことじゃ。 まあ、丁度いい。 今、この間の戦闘で傷ついた機体をバラして修理している所じゃ。 序でに魔装機の中身を見せてやるから、こっちに来い。」
ケイゴ
「はい!」
アルフレード
「魔装機が『神の腕』を模して作られた事は、前に聞いたじゃろう。」
と、アルフレードが魔装機についての説明をケイゴにして行く。
魔装機と『神の腕』の基本的な構造は同じなのだ。
骨格や装甲は、オリハルコニウムというプラーナ伝導率の高い金属で作られており。 そして機関部は、プラーナを動力源としたフルカネルリ式機関で制御されている。
オリジナルの『神の腕』との違いは2つ。
機関部が永久機関ではない事。
そして、精霊石を使用している事。
『神の腕』は『1体1精霊』という考えで精霊と契約している。 しかし、それでは魔装機の量産化は難しい。
そこで、一度精霊を巨大な石に宿らせた上で、これを精製した精霊石を使用する事で魔装機の量産化する方法が考えられ、今の様に魔装機が量産される事となった。
勿論、性能面だけを比較すれば精霊の力を複数に分割した現在の魔装機は、『神の腕』には遠く及ばない。 が、そこは運用方法の違いであり、数で圧倒する魔物達と対抗する為に人々は魔装機の数を揃える事を選び、現在の様に量産型の魔装機開発が主流となったのである。
アルフレード
「ただな、ケイゴよ。 実は、魔装機を越えた魔装機をワシは作った事がある。」
ケイゴ
「えっ! そんなものが存在するんですか!!」
アルフレード
「勿論、ワシ程の力が有れば……いや、ティアは神の腕を複製出来るとか言っとったか……?(ボソボソ) ……おっといかん。 これは機密事項じゃった。」
ケイゴ
「勿体振らないで教えてくださいよ!!」
アルフレード
「ダメじゃ! これ以上は教えられん。」
ケイゴ
「ちぇっ……。(でも、魔装機を越えた魔装機か……。 一度でいいから、そんな凄い魔装機に乗ってみたいな。)」
ベウマー
「お~い、ケイゴ! 居た居た。」
ケイゴ
「ベウマー副長!」
ベウマー
「待機中にアルフレードじいさんの所なんて……。 若いんだから、もっとヤる事はあるだろう? それに、今の内に色々経験して置かないと……。 アルフレードじいさんの年になってからじゃ遅すぎるぞ!」
ケイゴ
「ふ、副長! それは、いくら何でも……。」
アルフレード
「こりゃー! お前達二人でな~んて事をいっとる。 ワシはまだ、現役じゃよ げ・ん・え・き! 今でもティアをヒィヒィ鳴かせられるくらいにはのぅ!」
ケイゴ
「…………。 そうだ、そのティアさんはどうしてるんですか?」
アルフレード
「ティアか? あやつは今頃……」
◆◇◆◇◆◇◆
―ダウスの穴周辺・中立地帯―
ティアーニャがツーちゃんに「ニャー」と鳴かせようと戯れて居た翌日。
最近の魔物に防衛線を突破される件が多くなって来たのは、魔物達の活動が活発化して来た事も有るが、やはり防衛線を守ってる部隊の偵察能力や事前察知能力が足りて居ないのが大きいのではないかと思ったティアーニャは、ジャメイムを自分なりに再設計するならと考えて居た案を、取り敢えず自分のミッダストと通信車両で試して見ようと改良して行き、出来上がったのが――
通信車両とリンクし索敵と通信能力が強化される大きな猫耳に、近接戦時に武器としても使える猫尻尾アンテナ。
高解析高倍率な望遠・暗視・サーモ・撮影機能が搭載されたキャッツアイカメラ。
特殊金属繊維で内部から放出されるプラーナを抑え、斬撃に衝撃耐性と静穏性、撥水性にも優れたモフモフにゃんこ装甲に、掌と足裏の摩擦係数を変動出来るプニプニ肉球付きにゃんこグローブ型シールドとにゃんこグリーブ。
モフモフにゃんこ装甲で防御力を賄える為、元々の装甲から少量のオリハルコニウムとカーボンを錬成し、ナノレベルでハニカム構造に構築した薄くて軽い蓄層装甲に変更し、装甲重量を1/3程までに軽量化したミッダストとモフモフにゃんこ装甲の隙間に、冷却剤や衝撃吸収剤等も兼ねた液体プラーナジェルを詰め込まれ、ふっくらと軟らかい黒猫の着ぐるみを纏ったミッダスト改め、試作強行偵察型魔装兵ニャンダストである。(ベースがミッダストな為、二等身の着ぐるみ感満載であり。 そして、液体プラーナジェルの残量が無くなると共に萎んで行く……。笑)
風魔術とアクティブノイズコントロールで、スラスター等の音を消音しステルス性に優れ。
武装は両手のにゃんこグローブ型シールドの先端から飛び出すスタンクローと、右手の内蔵レーザーガン、左手の電撃アンカーワイヤーに、アンテナも兼ねたテールスタンウィップと、捕獲(又は鹵獲)に重点を置かれている。
一応、にゃんこグローブを前腕部にスライドさせる事により露出する五指のマニピュレーターで、細かい作業や他の武器を持ったりする事も可能ではある。
広域探査や通信が可能な通信車両も同様の軽量化とモフモフ装甲やアクティブノイズコントロール等により、強行偵察ステルス仕様となっている他。 様々な感知センサーや探査センサーが内臓された小型中継ポッドやドローン、長期偵察任務中でもある程度は快適に過ごせる様に、ちょっとしたキャンピングカーのような機能が搭載されて居たりもする。 ※サバイバル知識等が有れば、このままずっと暮らして行けるかも?
豊富な資金力と最先端設備等を遺憾なく発揮し、ただのミッダストにそんな無駄に豪華な改良を施したティアーニャは現在、実地テストも兼ねてダウスの穴周辺の中立地帯へと、新たな魔物を求めて通信車両に乗る通信兵達と共にやって来て居た。 子宮とお尻に並々とアルフレードの精液が溜められたまま……
本当はツーちゃん連れて来たかったが、まだイクナァトの舘周辺でしか行動を許されて居ないのでお留守番である。 Gunya~……;
ティア
「うーん……。 何時もは勝手に突破して来る癖に、こっちから探そうとすると案外見付からないものなのねぇ~? そっちはどう? 何か反応あった?」
通信兵
「いえ、此方も至って平和なものです。 設置した中継ポッドとドローンの方にも小動物達以外の反応は無しです。 あと、この辺り一帯の地中には、かなり大きな銅の鉱脈と少量のオリハルコニウムが眠って居るようです。」
ティア
「おお~、それは思わぬ収穫だね~♪ それも詳細に記録して、アルじいに報告して置いて!」
通信兵
「はっ! 先程の休憩中に所長が野生の虎に牝虎と勘違いされ、種付け交尾されて居たシーンもバッチリ詳細に記録済みであります。 しかも、複数の雄虎達に次々と……ブフッ!」
ティア
「そっちはいいから! うぅ……。 まだ、あのザラザラな舌で舐められた所と、トゲトゲチンポで掻き回された所がヒリヒリするよぅ……。」
通信兵
「ははっ! 雄虎に前足で首や背中を地面に押さえ付けられてバックで突かれる度に、随時イイ声で鳴きながら潮吹いてイッてましたもんね。 引き抜かれる時にマンコが裏返って、引き摺り出された子宮から沢山虎のザーメン垂れ流しながら、気持ち良さそうに無様なアへ顔晒してましたけど、大丈夫でしたか?」
ティア
「うん……医療魔術で応急措置はしたから、あとは帰ってからちゃんと治療すれば大丈夫。」
通信兵
「なら、帰ったら治療する前に、皆にも今の姿を見せて上げないとですね?」クスクス
ティア
「はい…/// そ、それより、早く他の魔物も捕まえなきゃ♪ 一体、何処に隠れてるんだろうね~?」
通信兵
「はいはい、そうですね。 早く捕まえられると良いですね。 クスクス」
強行偵察型のテスト序でに、ツァディ以外の魔物を捕獲出来ないかと来たはいいものの、強行偵察型のステルス性が高いが故にか、ティアーニャの物欲センサーを感じ取ってるからなのか、肝心の魔物とは未だ遭遇出来て居ない代わりに、野生の虎達に牝を奪い合うように代わる代わる種付け交尾をされ、無様な痴態を晒して居たようだ。
しかし、よくもまぁ虎に襲われて無事だったものである。
本当に同種の牝だと思われて居たのだろうか……? と思う、通信兵達なのであった。
ゆっくりと静かに深い森の中を移動する通信車両を中心に、通信車両の広域探索範囲外の外周をティアーニャが探索しながら、通信兵達とそんな会話をして居ると……。
通信兵
「………あ、待ってください。 ……………………ここから、西に約15km離れたラガーシュとの国境の河沿いに、地上に5、空に2の合計7体の魔物の反応をキャッチしました。
凄いですね……。 これ程離れた場所の事でも、今までのものより詳細に判るとは……。(この所長、只の変態じゃなかったんだなぁ……)」
ティア
「了解。 ……ん、こっちでも今キャッチ出来たよ! んじゃ、魔物達が何処かに行っちゃう前に捕まえに行くよ~♪ そっちは安全な所で待機しつつ、魔物達との交戦記録と他にも〝来ないか〟周囲を見ててね~。」
通信兵
「ハッ! 御武運を……」
そうして、やっと見付けたー!と急行するティアーニャが現場へ到着すると、偶々近くをパトロールして居たのか、既に先客が魔物達と交戦して居る所だった。
通信車両とのデータリンクで判明したその先客達とは……
ティア
「ちょっとーーっ! 先にその子達を見付けてたのは此方なんだから! 横取りしないでよねー! ベウマーさんにケイゴくんっ!!」
ベウマー
「な、なんだ!? 新種か! って、その声は……」
ケイゴ
「ティ、ティアさん!? 何で此処に!! というか、何ですか……ソレ?」
????
「なに! ティアだって? あ、あの妙な魔物みたいのがティアだっていうのかい!? ……いや、よく見たら猫の着ぐるみじゃないか。 まったく、あの子は変わらないねぇ~。」
????
「ヘ、ヘレーナ様、あれが本当にティアなんですかー!? あ! 何か見た事ないゴーレム呼び出しましたよー!」
????
「………わい達より活躍してまんねん。」
プラーナ反応も無く、いきなり木々の間から地面を滑るように、ベースがミッダストとは思えない速さで現れたティアーニャを見て、新種の魔物かと勘違いし驚愕すると共に一部の者達は思わぬ者との再会に驚き、そして呆れて居た。
ティア
「それ! それとそこのナールは私のー! 無傷で捕獲するんだから、傷付けたらその魔装機解体しちゃうよっ!
ん? あれ~? そこのミッダスト改に乗ってるのヘレーニャ姉さんと下僕ぅず達?」
ベウマー&ケイゴ
「「……あ、ああ。」」
ヘレーナ
「誰がヘレーニャだい! まったく、本当に変わらないねぇ~。 まぁ、元気そうで何よりだよ。」
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「な、下僕とはなんなのねん! まだ、ボクの名前も覚えられて居なかったんですか! ボクは、天才、ブラッキー=ザンツ=カティスなのよん!」「……んで、わいがドロービ=ザンツ=レイモンや! 影は薄いけど、忘れんといてや…。」
ベウマーとケイゴは、ゴーレムまで召喚して魔物を捕獲して行くティアーニャの姿と剣幕に引き、取り敢えず指定されてなかった魔物達を倒しに行った。
そして、ヘレーナは騎士団入団試験を受けに、王都まで一緒に出て来た時以来会って居なかった同郷の妹分が、相変わらず元気そうにしてる様子に安堵した。
ヘレーナの下僕としか覚えられて居なかったブラッキーとドロービは、改めて自分達の名前を名乗りながらティアーニャとの再開を内心喜んでいた。
ティア
「冗談だよ~。 ブラッキー&ドロービのお二人さん♪ あれ? クルツじゃなくてザンツって事は、まだ騎士見習いなの? その事も色々聞きたい所だけど、ごめん。 今はあの魔物達を捕獲するのが先決だから! また後で、ゆっくり話そう~♪」
ヘレーナ
「たくっ、仕方ない子だねぇ~? あたしらも手伝って、さっさと終わらせるよ! 行くよ、お前たち!」
ブラッキー&ドロービ
「はい、なのよ!」「…で、ごわす!」
ベウマー
「……お前ら、あの子と知り合いだったのかよ! あぁ~勝手に行くなー! 仕方ねぇなぁ… よし、オレ達も行くぞ! ケイゴ。」
ケイゴ
「了解!」
そうして、ベウマー達西方騎士隊も魔物の捕獲に加わった事で、瞬く間に新たな無傷のナールを5体も捕獲出来てホクホク顔なティアーニャが喜びつつ…
???
「おい、そこに…「はい、いらっしゃ~い! ずっと、そこで出て来るタイミングを見計らってた皆さま~♪」……っ!?」
ティア
「いやぁ、ずっとそこで隠れて見てたから、てっきり此方との衝突を避けたかったからなのかなって思ってたんですけど~? 他の3機が離れて行ったのも違ったんですかぁ~?」ニコニコ
???
「……ちっ! てめえ、いつから気付いてやがった?」
ティア
「うーん。 私が此処に到着する前……若しくはアナタ達が魔物達の後をコソコソしてた辺りからかな~?」
???
「ちっ、最初っからじゃねぇか! でも、関係ねぇ。 オレはラガーシュのヤドラってもんだ。 嬢ちゃんじゃなくって、責任者って奴はいるかい?」
ベウマー
「責任者はオレだ。 バルツフィーム王国 西方騎士隊 副長 ベウマー=クルツ=バウムだ。」
ヤドラ
「お前達は、今の戦闘でラガーシュ領内を侵した。 よって、オレ達には攻撃する権利がある。」
ケイゴ
「どういう事だ!!」
ベウマー
「ケイゴ、よせ! ヤドラと言ったな。 オレ達はラガーシュ領域内での戦闘はしていない。 そっちに攻撃するつもりもない。」
ヤドラ
「まあ、実を言うとそんな事はどうでもいいんだ。 理由が欲しいのは、上の方の人間だからな。」
ベウマー
「理由、だと……。」
ヤドラ
「そういう事。 まあそれに、オレは戦いさえできれば、なんだっていい! オレに狙われた不運をあの世で悔やむんだな。 行くぜ!!」
そうして、ヤドラ率いる部隊が一斉に飛び出し襲って来た。
ベウマー
「ちっ、仕方ない…。 いいか、向こうから先に仕掛けて来るまでは手を出すな。 そして、境界の河より向こう側へは絶対に行くな。 いいな!」
ケイゴ&ヘレーナ達
「「「「了解(だよ)(なのね)(でごわす)!!」」」」
ティア
「ふむぅ……。 これは仕方ないよね。 壊れた魔装機をここへ放置して行くのも勿体ないし、持ち帰ったりしても仕方ない……よねぇ? わは~い! 私も助太刀致すぜよぉ~♪」
ベウマー
「お、おい、ティア! 西方騎士隊でも魔装騎士でもないお前が、率先して前に出てくんじゃない! おーい! 頼むから聞いてくれぇーーっ!!」
ヘレーナ
「諦めな……副長。 あの子がああなったら、止めらんないよ……。」
ベウマー
「…………」
きっと、今も何処かでとある指南書と睨めっこしてるだろう某女隊長さんの苦労を理解し、基地に戻ったらもっと労ろうと決意するベウマーであった。
???
「……ヘクチッ!」
魔装機ザーリラ。 ラガーシュ王国に於けるミッダストのような立ち位置の機体だが、ミッダストとは違い歴とした魔装機であり軍用機。 更に、その隊長機となるエル・ザーリラは、副長が乗る魔装機スマゥグとも引けを取らない性能だ。
本来ならたった3機と数で劣って居たとしても、魔物達と戦い終わった直後で疲弊した西方騎士隊と、ヤドラの実力とエル・ザーリラの性能も合わさり互角以上に戦えたはずであったのだが……
ヤドラ
「……ちっ! ……はぁはぁ……ちょこまかとウザッテェーッ!(……一体どうなってやがる? ……何で地面を滑ってんだ…。 ……それに速いには速いが……対応出来ねえ程に速い訳でもねえ……。 ……なのに……何で……当たんねえんだ……。 ……それに……アイツの攻撃を当てられても……機体には殆どダメージはねえ……。 ねえが………。)」
ラガーシュ兵
「グッ!………………………。」
ラガーシュ兵
「な、なぬわぁあああーーーっ!?」
ティア
「おお~ た~まや~♪」
2機のザーリラの相手はヘレーナ達ミッダスト改の3機が対応し、ヤドラのエル・ザーリラの相手はベウマーのスマゥグとケイゴのジャメイムが対応してる所へ、プラーナ反応がほぼ無く気を抜くと直ぐ見失ってしまうティアーニャのニャンダストが、隙を見付けはちょこまかとヒット&アウェーの不意打ちで打撃や電撃を加え、にゃんこグローブの肉球で機体自体にはダメージはほぼ無いものの、中の操縦者にはダメージが蓄積されて行き…
一人は気絶し戦闘不能に……。
また一人は偶々か衝撃で脱出装置が起動し、操縦席ごと遠くの空へと打ち上げられて行き……。
そして、ヤドラも衝撃のダメージが蓄積し、気力で耐えているものの意識が朦朧として居た……。
ヤドラ
「……て、てめえら……の……はぁはぁ……プラーナはどうなってやがんだよ! ……はぁはぁ… なんで……魔物どもと戦った後で…も……そんなに元気なんだよっ! 特にそこのヘンテコな魔装機に乗ってる小娘ぇええーーーッ!! ……ゼェゼェ……」
ベウマー
「いや、なんでって言われても……なぁ?」
ケイゴ
「ええ……。」
ヘレーナ
「あたしらに言われてもねぇ~?」
ブラッキー&ドロービ
「……ですね、ヘレーナ様。」「……ごわす…。」
ティア
「ん? てか、隙アリ~♪」
ヤドラ
「なっ てめっ!? まだ話してる途中だったろうがぁああああーーーーーーっ!!」
ティア
「あははは! か~ぎや~~♪ むふふふ~ 安心なさい、アナタ達の魔装機は後でじっくり調べてから、ちゃんと無駄なく有効活用させて貰うからぁ~♪」ブイッ!
西方騎士隊の一同
「「「「「………………。」」」」」
その騎士道とは程遠いティアーニャの戦闘スタイルと魔装技師としての視点から、一度でコツを掴んだのかまだ話してる途中だったヤドラ機の脇を強打し、情け容赦なく問答無用で脱出装置を強制的に起動させ、操縦席ごと遠くの空へと打ち上げたティアーニャであった。
新たな魔物の他に、細かい傷やへこみ等は有るものの殆ど無傷なラガーシュの魔装機も入手でき、物凄く生き生きと楽しそうにソレらを持ち帰る為の手配と気絶してる捕虜一人を預ける手配等を、近くで待機していた通信車両経由で要請してるティアーニャに呆れ、暫く何とも言えない空気に包まれる西方騎士隊組であったが、ハッと我に返ったベウマーが今回の事を急いで基地へ持ち帰って報告しなければと、慌ててケイゴやヘレーナ達を連れて帰還して行った。
その帰りがけに誰ともなく、こう漏らしたという……。
「なぁ……実は騎士より技師の方が戦ったら強いんじゃないのか……?」
「「「「……………………。」」」」
……と。
その後、西方騎士隊基地へ帰還するまでの道のりは、魔装機の稼働音以外は静寂に包まれて居たとか居ないとか……。
「「「「「………………………………………。」」」」」
アルマ
「ど、どうしたのアナタ達? 何があったの………」
こうして、今日もティアーニャに振り回される西方騎士隊達であった。
アルマ
「本当にみんな、どうしちゃったのよーーっ!」
がんばれ西方騎士隊。 がんばれアルマ隊長。 きっと、いつかは報われる時がある…………か、も?
◆◇◆◇◆◇◆
―イクナァトの舘・魔装機格納庫―
魔物とラガーシュ製の魔装機を手に入れ帰還して来たティアーニャは、魔物達は研究所の所員達に任せ魔装機格納庫へとやって来て居た。
そこへ、魔物と一緒にラガーシュとの小競り合いで魔装機が鹵獲されて来たとの知らせが入り、西方騎士隊の基地で整備等を終わらせて来たアルフレードが戻って来ると、そこには――。
アルフレード
「おうおう、今日は一段と凄い格好じゃないか、ティア。
何々? ほほう~ 虎とのぅ~。 良かったのぅ、虎もオマエさんが大好きな猫だぞ。 そんなになるまで戯れられて嬉しかろぅ~? それに魔物だけでなく、ラガーシュの魔装機まで手に入れられてご機嫌だったそうじゃないか? どれ、ワシも手伝ってやるとするかの! ほほほっ。」
ティア
「んーんーっ! んっンゥーーーーッ!!」
そこには、口枷を噛まされガニ股で後ろ手に縛られた全裸のティアーニャがハンガーのクレーンで吊し上げられ。
右横に、『私は野生の虎に種付け交尾されて悦んで居た変態便女です』『←こんな風に(笑)』と書かれた看板と、虎達に交尾されて鳴きながら潮を吹いて、無様なイキ顔を晒してる所等を通信兵達に撮影されてた動画が流されてるモニターが設置され。
左横に、『反省中ー!!』『中のモノが全てプラーナ変換されるまで、どうぞ好きなだけストレス発散にお使いください。』と書かれた看板が置かれ、膣が裏返り虎のトゲトゲチンポで引き摺り出された子宮の中にオシッコと大量の精液を注入されて、子宮口にアナル尻尾型簡易トイレを捩じ込まれ、抜け落ちないように子宮口ごとギュッと紐で縛られ。
股の間にビーチボール程にまでパンパンに膨らみ垂れ下げられた子宮を、子宮口に縛って固定された簡易トイレで中のオシッコと精液がゆっくりとプラーナ変換されて無くなるまで、パンチングボールの様に殴られ続けながら、時折オシッコとイキ潮を吹かせビクビクと痙攣し、無様なティアーニャの姿が晒されて居た。
それは深夜遅くまで続き、痣だらけとなっていた子宮も医療魔術による治療で数日後には綺麗に戻って居たが、また一つティアーニャの性癖が加わったとかいないとか……。
どんな酷い事をされても、余り懲りた様子が見られないティアーニャなのであった。
ふふん~♪ ドヤァ