※この作品はR-18です。

真・魔装機神 ―3人で1人前―   作:黒子猫

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5話

 ―魔物研究所―

 

 深夜まで子宮脱した子宮を、パンチングボールのようにお仕置きされた翌日。

 

 まだ痣が残り治療中の子宮を朝からオナホとトイレ代わりに使われ、中にオシッコと精液を溜められたまま子宮口へ遠隔バイブで栓をされる様に体内へ押し戻されたティアーニャは、王城へ行く時間まで新たに捕獲した魔物のデータを取って居た。

 

 

ティア

 「ねぇねぇ。 ナールくんって、何で腕と胴体は長いのに足だけ短いんだろうね? バランス悪過ぎじゃない? アレも何か意味有るのかな?」

 

研究所員

 「どうでしょう? ナールの雄叫びが、ゴーレムのソニックウェーブより有効射程が長い事から、もしかするとその為に胴体を長くした分、足の長さが短くなったのかも知れませんね。」

 

ティア

 「あぁ〜確かに。 ゴーレムの強化に使えるかな?って思ったけど、身体のバランスが悪くなるなら無しだね〜。 射程ならツーちゃん達から得られたレーザーでも充分だし。 あ、でも、レーザーのように収束しないでこの射程と威力なら、射撃が苦手な人向けに使えるかもね。 威力の調整も出来るようにしたら、余りダメージを与えずに相手の動きだけを阻害させたりにも使えるだろうし……。

 

 よし! ナールくん達の雄叫びについては、その方向で調べて行こっか♪」

 

研究所員

 「はい。 では、他の皆にもそう伝えて置きます。」

 

ティア

 「よろしくね〜。 じゃあ、もう少しあの短い足でちょこまかとコミカルに動き回るナールくんとの格闘戦のデータを取ったら、面倒だけど呼ばれてるし王城に行って来るね〜。」

 

研究所員

 「わかりました。 あ、それと。 所長の強行偵察型ニャンダストと通信車両から得られたデータを元に、改修コストの低コスト化と順次改修して行く目処が立ったとの事が一件と。 騎士団と肉便器協会の方から例の件の事で、今夜にでも面談出来ないかとの要望がありましたが如何致しますか?」

 

ティア

 「あ〜アレの事ね。 じゃあ、中古で買い占めたミッダストと通信車両の順次改修急がせて。

 ラガーシュの魔装機にあんな機能が搭載されてたって事は、今までかなり奥深くまでの侵入を許してたかもだし。 そして、騎士団と肉便器協会の方には時間と面談会場の場所を聞いて、後で私の方に連絡してくれる?」

 

研究所員

 「わかりました。 後程、ご連絡致します。」

 

ティア

 「うん、お願いね〜。 あと……おっ? ねぇ、今の見た? あのナールくん、今少しだけ私のゴーレムの動き真似てなかった? ……ほらほら! やっぱり、見間違いじゃなかったよ! ね、凄くない凄くない! あんな短い足で真似ようとしてて何か可愛いんだけど! 他の子達と見分けが付くように、後で猫の着ぐるみ作って着させて置いて♪ あは! 何この子、興味ぶかぁ〜♪」キラキラ〜

 

 

 と、格好はアレでも何やら真面目そうな話をしてたかと思えば、自身が操るゴーレムと戦わせてたナールがゴーレムの動きを見て、まだまだ疎いながらもなんちゃって格闘技で真似るナールを見た途端テンションが上がり、先ずは簡単な事からと軽く組手の相手をしながら、ナールへ格闘を身体で覚えさせて行くティアーニャ。

 

 それは、ナールが限界を向かえ動けなくなるまで続けられた……。ヘロヘロ〜

 

 

 そのナールの行動から新たな課題が浮上し、今までは他の個体と交代制で実験やデータ収集等を行って来たが、段々と魔物の数も充実して来た事も踏まえて、其々の個体毎で専門的に違う実験をして行ったらどうなるか?と、気長に調べて行く事となった。

 

 魔物の解剖と再生技術も進み、今では魔物達にも効く麻酔薬で痛みを感じさせずバラバラに解剖して、死なせないまま再び元の状態へと戻す事も可能となって居る。 主に、皆からも可愛がられて居るツーちゃんの為に!

 

 その為、逆に言えば多少無理をさせても大丈夫となり……。

 

 魔物の遺伝子解析と遺伝子組み換え実験。 食べてプラーナ変換する際に、食べた物で魔物の身体に変化が現れるかの実験。 そして、魔物達の交配実験等に……。

 

 手足を封じ、雄叫びでのみしか攻撃出来なくさせた場合に、何らかの変化が現れるかの実験に……。

 

 逆に口を封じ、近接戦しか出来ない状態で戦わせ続けたら、どこまで近接格闘戦を覚えられるのか。 また武器等を扱える様になるのか?という実験に……。

 

 

 と、ナール達は其々の実験に割り振られて行き、ツァディ達は引き続きツーちゃんと仲良く又は従う様になるかの実験が行われてゆく事となった。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

 ―バルツフィーム王国王城・謁見の間―

 

 

 先日のラガーシュ魔装機隊との件を王へと報告する為に、王が居る王城の謁見の間に来て居たアルマは、神官ルジェロと何やら言い争って居た。

 

 

アルマ

 「……ですから、陛下。

 今回の事件は、ラガーシュ側の陰謀なのです。」

 

バージェス

 「ふむ……。」

 

ルジェロ

 「だが、ラガーシュ王国側は、警告を無視して国境線を越えたと言っている。 しかも、先に仕掛けたのは、我々の方だとは……。」

 

アルマ

 「ですから、何度もお話ししているように!」

 

ルジェロ

 「もういい。 幸い、彼らは、今回の件を不問にしようと言って来ている。 今はそれどころではなく、両国で協力し合い、ダウスの魔物の問題が先決だと。

 

 ラガーシュの陰謀だというならば、彼らの真意は何処にあるというのだ?」

 

アルマ

 「そ、それは……。」

 

ルジェロ

 「しかも、わざわざダンカン王、自らがこちらに要らして会談を行おうと言って居られる。」

 

アルマ

 「……………。」

 

ルジェロ

 「それに、だいたい貴君は、事件の場所には居なかったのだろう。 大方、ついこの間、配属されたケイゴとかいう騎士が失態を隠す為に、嘘をついて居るのではないかね!」

 

アルマ

 「そんなことは「嘘つきはアナタの方でしょう~?」……えっ?」

 

ルジェロ

 「キ、キサマはっ!」

 

ティア

 「とう~♪ ア~ル~マ~ちゃーーーんっ!」

 

アルマ

 「えっ えっ ちょっ 何て所からっ!? ま、待って! まちなさぁああああーー!」

 

 あれから、ついついナールとの組手が楽しくて時間を忘れてたのと、来る前にとある事を済ませて来た為に謁見の時間へ遅刻して居たティアーニャは、今から城門を潜って衛兵に確認や謁見の間まで歩いて案内されてたのでは更に遅れてしまうと、魔術や体術等を使って城壁を駆け登って謁見の間の上に位置する窓から直接乗り込み、そこからアルマへ向かって抱き付きに行くように飛び降り、アルマも慌てて勢いを受け流すようにクルリと回りながら、ティアーニャを優しく抱き止めたのだった。

 

 

アルマ

 「ちょ、ちょっと、ティア!? 危ないじゃない! って、何どさくさに紛れて胸に顔を埋めてるの!」

 

ティア

 「デヘヘェ~♪ スゥーハァー スゥーハァー スゥー」

 

アルマ

 「嗅がないでー!」

 

バージェス

 「…………………。 ハッ ………コホン。 ふむ、報告では聞いて居たが、まさか二人がそこまでの仲だったとは……。」

 

アルマ

 「ち、違うんです、おと…陛下! これは、この子が勝手に! ほら! あなたもいい加減に離れて、陛下に挨拶なさい。 陛下の御前ですよ?」

 

ティア

 「仕方ないなぁ~。 じゃあ、続きはアルマちゃんのベットでね? キャッ♪ そして、オイッすぅー☆ おっひさ~だね~ 陛下♪」

 

ルジェロ

 「なっ! キサマー! 遅刻して来ただけでなく、陛下に対してなんたる口の聞き方をっ!」

 

バージェス

 「………ベット……? アルマとティアがベットで一緒……?」

 

ルジェロ

 「……陛下?」

 

バージェス

 「……あ、ああ。 コホンッ よい。 ティアよ、久しいな。 相変わらず元気なようでなによりだ。 まぁ、アルマとの仲の事も気になるが、遅れて来たからには相応の理由があるのだろう?」

 

ティア

 「モチのロンだよ〜。 まぁ、ちょっと捕獲した魔物を調べてたら、時間を忘れてたっていうのも有るんだけどね〜。」

 

ルジェロ

 「キサマァー! 魔物など神に仇なす下賤なモノを調べてなんになる! 捕獲などせず、さっさと倒してしまえ!」

 

ティア

 「ふっ 神なんて曖昧な存在に縋ってる方が無駄じゃない? 現に、実在してる魔物達からはデータが得られ、そこから新たな技術を生み出せる分、まだ魔物達の方がマシだわ〜。」

 

ルジェロ

 「キ、キ、キサマァ! またしても神を愚弄するかっ!! この背教者めがぁ! 許さん、許さんぞぉー!」

 

ティア

 「プークスクスクス! 元から神なんて信じてないし、背教も何も教会なんかに属した覚えなんてありませ〜ん。 それに、アナタ達が神の奇跡だぁ〜って使ってる力だって、アレって只の…「そこまでだ。」…はい、は〜い。」

 

ルジェロ

「……………………はい。」キッ

 

 バージェス王に窘められ、ティアーニャは元から何も思って居なかったかのように返したが、神官ルジェロの方は不承不承といった感じで返事を返した後、ティアーニャを恨めしそうに睨んで居た。

 

バージェス

 「全く、お前達は……。 で、ティアよ。 ルジェロが嘘つきとは、どういう事だ。 事と次第によっては……」

 

ティア

 「どうもこうも、そのままの意味だよ? 嘘を言ってるのは、ラガーシュ側の言い分が全て真実であるとばかりに聞いてる、そこのずっと私を睨み付けてる神官さんの方だって事よ。」

 

ルジェロ

 「! ……何をバカな事を。 私はただ、向こう側の意見を伝えて居ただけで…「その割には、一方的にケイゴくん達の方が悪いと決め付けて、アルマちゃんを責めてたじゃない?」……ぐっ。」

 

ティア

 「それにね。 あの時、先に手を出して来たのがラガーシュ側だって証拠なら有るよ? 見る?」

 

ルジェロ

 「ハッ 証拠だと? 証拠なら、もう向こう側から映像付きで送られて来ている! これ以上の証拠があるというのなら、見せてみるがいい! だが、無かった時は…そうだな。 神の存在を認め、今まで愚弄して来た事を謝罪しながら、王都中を裸で回って貰おうか。」

 

ティア

 「いいよ〜。 じゃあ、ばっちり私が証拠を示せたら逆に神官が、今まで神が存在するなんて嘘ついて市民達からお金を巻き上げてましたって謝りながら裸で回ってね? クスクス」

 

ルジェロ

 「ッーー! いいだろう……。」

 

ティア

 「言質は録ったからね〜。

 

 『ハッ 証拠だと? 証拠なら、もう向こう側から映像付きで送られて来ている! これ以上の証拠があるというのなら、見せてみるがいい! だが、無かった時は…そうだな。 神の存在を認め、今まで愚弄して来た事を謝罪しながら、王都中を裸で回って貰おうか。』

 

 『いいよ〜。 じゃあ、ばっちり私が証拠を示せたら逆に神官が、今まで神が存在するなんて嘘ついて市民達からお金を巻き上げてましたって謝りながら裸で回ってね? クスクス』

 

 『ッーー! いいだろう……。』

 

 ってね♪」

 

ルジェロ

 「なっ!! なんだソレは!?」

 

ティア

 「うちで新たな通信システムの序でに開発した、メガネ型カメラと空中モニターだけど、何か?

 

 ではでは、この調子で証拠の方も行ってみよう〜♪」

 

ルジェロ

 「なに? ま、まて! まて……ヤメロォーー!!!」

 

 

 『おい、そこに…「はい、いらっしゃ〜い! ずっと、そこで出て来るタイミングを見計らってた皆さま〜♪」……っ!?』

 

 『いやぁ、ずっとそこで隠れて見てたから、てっきり此方との衝突を避けたかったからなのかなって思ってたんですけど〜? 他の3機が離れて行ったのも違ったんですかぁ〜?』

 

 『……ちっ! てめえ、いつから気付いてやがった?』

 

 『うーん。 私が此処に到着する前……若しくはアナタ達が魔物達の後をコソコソしてた辺りからかな〜?』

 

 『ちっ、最初っからじゃねぇか! でも、関係ねぇ。 オレはラガーシュのヤドラってもんだ。 嬢ちゃんじゃなくって、責任者って奴はいるかい?』

 

 『責任者はオレだ。 バルツフィーム王国 西方騎士隊 副長 ベウマー=クルツ=バウムだ。』

 

 『お前達は、今の戦闘でラガーシュ領内を侵した。 よって、オレ達には攻撃する権利がある。』

 

 『どういう事だ!!』

 

 『ケイゴ、よせ! ヤドラと言ったな。 オレ達はラガーシュ領域内での戦闘はしていない。 そっちに攻撃するつもりもない。』

 

 『まあ、実を言うとそんな事はどうでもいいんだ。 理由が欲しいのは、上の方の人間だからな。』

 

 『理由、だと……。』

 

 『そういう事。 まあそれに、オレは戦いさえできれば、なんだっていい! オレに狙われた不運をあの世で悔やむんだな。 行くぜ!!』

 

 

 『ちっ、仕方ない…。 いいか、向こうから先に仕掛けて来るまでは手を出すな。 そして、境界の河より向こう側へは絶対に行くな。 いいな!』

 

 『『『『了解(だよ)(なのね)(でごわす)!!』』』』

 

 

 と、西方騎士隊がまだ魔物達と接触する前から、ラガーシュ側の魔装機隊が魔物達の後方をコソコソしてる様子や、西方騎士隊が魔物を討伐&捕獲した直後にラガーシュ側から問答無用で襲撃された所から、西方騎士隊に返り討ちにされてく所までティアーニャのニャンダストと通信車両で記録して居た、こちらの新装備や魔装機の性能が解析されないよう一部にモザイクを掛けた以外は、ほぼ全ての会話と映像証拠が流されて行った。

 

 

ティア

 「因みに、このデータを渡した後に隠蔽されない様に、ここへ来る前にラガーシュ王へ直接送ったら、こっちへ会談に来る時に謝罪させて欲しいって〜。 あ、これ、簡易的な謝罪文とかの書状ね。 正式なのは、こっちに来る時と一緒に持って来るみたいよ? はい、どうぞ。」

 

ルジェロ

 「なっ!? 何故、キサマが直接ラガーシュ王とやり取りが出来るのだ……? で、デタラメを言うな! これだって、何らかの方法で捏造したのだろう! そうだ、そうに違いません! 王よ、この娘が持って来た物は全てデタラメです。 信じてはなりません。」

 

 

 ここまで決定的な証拠が有るとは思っても見なかったルジェロは焦る。 しかも、隠蔽しようにも既にラガーシュ王へ直接データを送られたという……。

 

 慌ててバージェス王へ弁明しようとするも、時は既に遅かった……。

 

 

バージェス

 「ルジェロ。 ティアが持って来た物がデタラメだと言うなら、勿論これ以上に詳しい証拠を持って居るのだろうな? どうなのだ。 申してみよ。」

 

ルジェロ

 「そ、それは……その……。」

 

バージェス

 「もうよい。 下がれ、ルジェロ。 隣の部屋で待機しておれ。 おい、衛兵! 連れて行け。」

 

ルジェロ

 「お、お待ちください! 陛下! 陛下ぁあーーーー……」

 

ティア

 「あ、後でちゃんと有言実行して貰うから、逃げない様に見張っててくださいね〜♪」

 

ルジェロ

 「キサマァアアーーッ!!」

 

 

 そうして、ティアーニャの提示する証拠を上回るカードを持たず、あからさまにラガーシュ側の肩を持って居たルジェロは王にも怪しまれ、別室へと摘まみ出されて行った。

 

 そして、そんなルジェロへ更なる追い討ちを掛けるティアーニャ。 その後、王都のみならずバルツフィーム中の笑い者となり、教会からも永久追放され失脚したルジェロは何処かへと行方を眩ませ、代わりに半分隠居してたロセリニ教皇が復帰し、バージェス王を再び支えて行く事となるのはまた別のお話しである。

 

 

バージェス

 「……………。 さて、ティアよ。 お前は何時からダンカン王とパイプを持って居ったのだ?」

 

アルマ

 「そうよ、ティア。 何であなたがラガーシュの王と……?」

 

ティア

 「ん〜? まだ直接は会ったりした事とかはないけど、王にも贔屓にして貰ってる例の薬を側近の方が何処からか聞き付けて来てね。 最初は身元とかも隠されてたんだけど、身元のはっきりしない怪しい人にはお売り出来ませ〜んって断ってたら、何かアッサリ教えてくれたよ〜? それからかな? うちのお得意様の一人になったのは〜。 何処の王族も大変だね〜?」

 

バージェス

 「そ、そうか。 成る程な…。 ダンカン王もか……。」

 

アルマ

 「例の薬? おとう……陛下、その薬とは一体? どこかお身体でも……?」

 

バージェス

 「い、いや、大丈夫だ。 何ともないぞ。 まだまだ〝元気〟だ!(助けてくれ)」(脂汗)

 

ティア

 「そうそう〜。 只の〝疲労〟回復薬や栄養ドリンクとかだよ?(任せて!)

 

 何ならティアちゃんも、任務とかで疲れが溜まった時にどう? 近々量産して、任務が続いても疲労回復やリフレッシュが出来るルームを搭載した車両と一緒に騎士団の方にも回す予定だけど、先行してアルマちゃんにも回して上げようか? 改良の参考にしたいから、試したら感想聞かせて〜♪(これでどうよ?)」(ウインク)

 

アルマ

 「そうなの? じゃあ、お願いしようかしら。」

 

バージェス

 「………(ほっ)。(感謝する)」

 

 

 そうして、アルマに少し〝薬〟の事を怪しまれつつ、先日のラガーシュとの件の報告等も終わり、ティアーニャはヤる事が有るからと戻って行った。

 

 謁見の間に残ったバージェス王とアルマは、ティアーニャの意外な所での顔の広さに驚きつつ、訪問して来るダンカン王の警護について話し合ったりした後、暫しの親子としてのプライベートな時間を過ごした。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆

 ―ラガーシュ王国・王都―

 

 

 

ダンカン

 「……お前は、いったい、何を考えている! バルツフィーム王国と戦争でもするつもりか!!」

 

 ラガーシュ王国の若き国王ダンカン王が激怒した様子で、ラガーシュ王国軍総帥アデノイドへ対し、王である自分を介さずバルツフィーム王国へ喧嘩を売るような真似をした事等を問い詰めて居た。

 

アデノイド

 「陛下。 よくお考えになってください。」

 

ダンカン

 「……………。」

 

アデノイド

 「ここ最近、ヤツらとのちょっとした衝突が報告がされて居ります。 その殆どは、向こう側からの挑発を受けたもの……。

 

 まして、バルツフィームは精鋭部隊である西方騎士隊を出撃させて居ます。 しかも、あろう事か我が軍に対し攻撃を行い、魔装機隊を壊滅させて居るのです。

 

 これが向こうの戦意でなければ、何だというのです。」

 

ダンカン

 「そんな一方的な報告だけで、バルツフィームに宣戦布告など出来ん。 しかも最近、ダウスの魔物が現れ始めたらしいではないか!

 

 今は、各国間で争っている場合ではない。 協力して、魔物をなんとかしなければ成らないのだ。」

 

アデノイド

 「…………。」

 

ダンカン

 「それにな、先程私の所へ直接こんな物が送られて来た。 お前は、これを見ても同じ事が言えるのか?」

 

アデノイド

 「……何ですと? …………………………………っ!! こ、これはっ!?」

 

 

 それから、ラガーシュが証拠として出した色々とカットされ編集された映像とは違い、ティアーニャがバージェス王達に見せたのと同じ物が映し出されて行くと、アデノイドは押し黙ったままじっと映像を見詰めながら、掌に爪が食い込み血が流れる程に拳を強く握り、ワナワナと憤りを堪える様に振るわせて居た……。

 

 

ダンカン

 「……何か申し開く事はあるか?」

 

アデノイド

 「……………いいえ。」

 

ダンカン

 「なら、もうよい。 これから、私自らバルツフィーム王国へ出向き、事の次第を謝罪して来る。」

 

アデノイド

 「陛下、それは危険です……。」

 

ダンカン

 「そうか? 私にはお前の方が危険に思えるが……。 護衛の手配はしてある。

 

 アデノイドよ。 続きは、バルツフィームから戻った後にする。 それまで大人しくして居ろ。」

 

アデノイド

 「………………。」

 

ダンカン

 「よいな。」

 

アデノイド

 「……………はい。」

 

 苦汁を飲まされたような顔を見せないよう、不承不承と頭を下げ返事を返すアデノイドを一瞥したダンカンが、その場から去って行くと……。

 

アデノイド

 「若造が調子に乗りおって……。」

 

ソッド

 「……アデノイド様。」

 

 そこへ、物陰からそっとソッドが現れる。

 

アデノイド

 「ソッドか……。」

 

ソッド

 「随分、ご立腹のご様子ですが?」

 

アデノイド

 「お前には関係ない! それより、形はどうあれお前の言った通り、バルツフィームに出向くようだ。 ラガーシュは、バルツフィームの属国ではないというのに……。 ……愚かな男だ。

 

 よいな。 間違いなく消せ! 骨も残すなよ!!」

 

ソッド

 「……心得て居ります。」

 

 

 そうして、再び物陰の闇の中へと消えて行くソッド……。

 

 アデノイドの陰謀が、直ぐそこにまで迫ろうとして居た……。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

 ―バルツフィーム王国・王都―

 

 バージェス王と謁見を終えた後、隣の部屋に摘まみ出され何処にも行けない様に見張られて居たルジェロに、約束通りに裸で謝罪しながら王都中を練り歩いてく様子を撮影しながら見届け、更にその記録結晶を大量にコピーした物をバルツフィーム王国内は疎か、ラガーシュ王国やナトゥーレ王国中へ流す手配までしたりと、鬼畜の所業とも言える行いを嬉々として行って居たティアーニャ。 いや、最早教会の更なる権威の低迷と共に、ルジェロの社会的な抹殺をしに掛かって居た。

 

 そんな事をしてる間に、騎士団と肉便器協会と夜に約束してた時間となってた為、王都内のとある面談会場へとやって来て居たティアーニャ。

 

 それが何の面談か? 騎士団と肉便器協会が関わって居る時点で、もうお察しが付いて居るのではありませんか?

 

 

 それは……

 

 

ティア

 「一応、これで今回の募集に集まった方達のテストは終わったよ~。 何人か大丈夫そうなのは居たけど、殆どが今まで風俗で働いてただけの素人の女性達だから、やる気は十二分でも従軍に着いて行けそうな娘達は体力的にも精神的にも少ないですね~。 やっぱり、魔装機へ一緒に乗せたまま戦闘までさせたいなら、騎士団の女性騎士見習い達にジョイント役と肉便器業を兼任して頂くか、通信車両のオペレーターや炊事とかの直接戦闘に加わらない雑用等のお手伝いとかまでの方が確実かと。 若しくは今直ぐの導入を諦めて、最初から肉便器とジョイント役として女性騎士を新たに募集して、長い目で専門的に育成して行くとか?」

 

騎士団参謀

 「ふむ……。 体力的な事は取り敢えず後で鍛えて行けばいいにしても、やはり訓練も受けて居ない娘達では、戦場までの従軍は精神的に無理があるか……。 なら、当面はその数名の娘達を体力と精神面等を鍛えて行くと共に、今居る女性騎士見習い達には魔装機が整い次第、順次にジョイント役として男性騎士見習い達と一緒に魔装機へ搭乗して貰い、他の娘達には炊事や雑用等で裏方として支えて貰うとしよう。 肉便器協会の方にも無理を言って協力して頂き、感謝する。」

 

肉便器協会役員

 「いえいえ、彼女達もこれ程の厚待遇をまだまだ諦めた訳ではないでしょう。 これからも、彼女達に随時チャンスを与えてやって頂ければと……。」

 

騎士団参謀

 「そうだな。 やる気の無い者達に無理をさせるよりは、やる気の有る素人を少しずつ慣れさせて行く方が期待出来るか……。 ならば、その希望して居る者達を肉便器騎士として育成して行く科を、新たに育成校へ設立させる事としよう。 彼処ならば、一緒に騎士としても技士としても学べるからな。」

 

肉便器協会役員

 「はい、そうして頂ければ、彼女達もより一層努力する事でしょう。 付きましては……」

 

 …等と、今後の事で相談し出した男二人は放って置いて、面談でティアーニャがナニをして居たかというと。

 

 最近のラガーシュとの衝突で戦闘にまで発展する事例が増えて来て居り、騎士見習いで有りながら精鋭部隊の西方騎士隊に配属されてるヘレーナ達は別として、通常の部隊の騎士見習い達が乗るミッダスト改では厳しく、今はなんとかティアーニャが開発した新装備等で凌げて居るのが現状であった。

 

 そこで、以前ティアーニャの研究所から報告のあった、プラーナが低い者達でも3人以上でなら魔装機も動かせるという事例に注目した騎士団の参謀が、早速試して見ようと試みたものの、プライドの高い女性騎士見習いは肌と肌との密着度を増す為に裸となり、更には男性達に前後から挟まれるようにオマンコとアナルへチンポを挿入されるジョイント役、性的興奮によるプラーナの上昇も見込める為に、そのまま肉便器としても兼任し精処理に扱われる事を嫌がられた。

 

 だからといって男性同士でアナルに挿入して連結させても、一部を除いて逆にプラーナが下降し魔装機を動かせるどころでは無くなってしまった為、騎士団から協力要請を受けた肉便器協会が今回の募集を掛ける事となったのだ。

 

 魔装機へジョイント役兼肉便器として一緒に搭乗し戦って行く事となる代わりに、元スラム街出身で有ろうが何であれきちんと身分が保証され、更に厚待遇高額報酬となれば、風俗から報酬のいい肉便器へと転身して来た彼女達のやる気は満ち溢れ、肉便器として働いてる者の中でも命知らずな者達が挙って募集に応募して来たのは当然とも謂えよう。

 

 そんな彼女達の面接等は肉便器協会と騎士団の方でして貰い、ティアーニャは一人で複数のゴーレムを召喚し、実際に騎士見習いの男性達のジョイント役として彼女達が搭乗した魔装機ティルウェスの相手をさせて、本当に戦いへ一緒に出ても大丈夫なのかをテストする為に呼ばれて居たのだ。 が、結果は先程の通りであった。

 

 

ティア

 「まぁ、アレね。 性的興奮でプラーナが上昇して行くなら、正規の魔装騎士達には前衛で頑張って貰って、騎士見習いと彼女達が乗る魔装機には後方でプラーナの出力を自家発電してて貰えば、ティルウェスのバスターカノンも撃ち放題だろうし、援護砲撃やスナイパーとしてなら何とかなりそうな気もするけど……。 やっぱり、実際の戦闘でとなると違うだろうしどうだろうね~? ……って、二人して急にこっち見てどうし…「「それだーーっ!!」」…へっ?」

 

 

 と、肉便器騎士の育成について話し合う騎士団参謀と肉便器協会役員の二人であったが、ティアーニャが独り言気味に思った事を口に出して考察してた声が聞こえ、騎士団では思も付かぬ運用方法に思わず飛び付いたのだった。

 

 

 その後、ティアーニャがアルフレードと協力してバスターカノンの改良を行い、液体プラーナをカートリッジ式にし、予め必要プラーナを満たして置く事で連射性の向上したレーザーガンの技術を応用して、プラーナ消費量が抑えられたにも関わらず、集束し貫通威力が増し有効射程が延びたバスターカノンの魔法陣が刻印された、魔装機用スナイパーライフルが開発された事により、騎士見習い達の戦果が大幅に向上して行く事となる。

 

 今までは剣を振るい、相手へ掌を翳し魔法を放つ騎士としての戦い方の延長線上で魔装機もそう扱われて来たが、レーザーガンを切っ掛けに照準も付け易く、弾速も速く命中率も高い銃型の武器を好む騎士達も増えて来た為に、銃型の武器を専門に扱う者達は魔装騎士ではなく、魔装銃士と呼ばれる事となって行った。

 

 ここに、ティアーニャの何気ない一言により生まれ、この世界の騎士団に新たな役職として、肉便器騎士と共に魔装銃士が誕生した瞬間であった。

 

 

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