ごく普通の家庭に暮らしていた、高校生の美晴と中学生の憂月の二人の姉妹。美晴はある日おとずれた妙な女性から、『妹の憂月は淫魔の血を引いており、しかも美晴に恋をしている』と聞かされる。
てんで本気にしなかった美晴だったが、その日の夜中、寝ている彼女に憂月が迫ってきて――!?

男性としての機能も持つ淫魔として目覚めた妹に、姉はどう立ち向かうのか?

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淫魔として目覚めた妹が、姉を孕ませるお話

「はぁっ……はぁっ……」

 

「や、あっ、うぅん……んぁっ!」

 

 深夜二時頃。ある一軒家の寝室に、何やら淫らな声が響く。二人ぶんの声はか細く高く、どちらも女性のようである。

 時計の針がかすかな音を立てる室内。カーテンのわずかな隙間から月光がさし込み、ベッドの上で重なり合う、二人の人物の影を映し出す。

 

「お姉ちゃん……美晴(みはる)お姉ちゃんっ」

 

「はぁ、んんっ……憂月(うづき)、待って……あぁっ!」

 

 美晴と憂月という、二人の少女。美晴は下に組みしかれている、見た目16、17歳の少女。腰まである長い黒髪を整え、細身ながらも適度に脂肪をまとった理想的な体型で、Eカップもある胸が健康とともに運も備えての魅力を主張している。

 

 対して、上に乗って全身をすり寄せているのが憂月。美晴に比べるとやや小柄で、見た目は14歳ていどであろうか。体型も細く、だらしない部分はないにしろやや貧相さを感じさせる。姉よりは短いセミショートの髪型が乱れるのも構わず、美晴を押さえ込むようにして抱き締めている。

 

 憂月が"お姉ちゃん"と呼びかけたように、二人は血のつながった姉妹であった。にも関わらず、このように体を密着させて睦み合い、あえいでいるというのは本来ならばありえない事である。

 そして驚くべきは、二人は互いに一糸まとわぬ全裸であった。ベッドの外には自分たちのシャツや短パン、そしてパジャマ……果ては下着まで、衣服が全て脱ぎ捨てられている。

 姉妹でありながらそこまでいくと、大抵は何かしらの事情を疑うだろう。そして実際に、注意して見ると奇妙な点がいくつも見つかるのだ。

 

「ねぇお姉ちゃん……私の事、好き?」

 

「……好きっちゃ、好きだけどさ……んむぅっ!?」

 

「ちゅっ……ちゅる、んっ……あはっ。私も、私も好き。大好きっ……は、ぁむ。じゅる、はぁ……」

 

「う、うぅんっ! やぁふぁ、ちゅるっ、ん、はうぅ……」

 

 姉の意思を半ば無視し、強引に唇を奪う憂月。舌を差し入れ、歯列をなぞる憂月の目は夢見心地のように細められ、そして赤(・)く(・)光(・)っ(・)て(・)い(・)た(・)。その眼光は人間離れし、視線が定まっていないのも合わせてどこか異様な雰囲気を感じさせる。

 

「くっ……」

 

 どうにか制止しようとしているのか、組みしかれながらも美晴の手がぎこちなく憂月へと伸びる。拒否したくても、突き放せないという風なためらいがちな動きのその手は、偶然にも憂月の股の間……性器の部分へと行き着いた。

 

「……っ!」

 

 そこで、あ(・)る(・)も(・)の(・)に触れた美晴の手が、びくりと震える。同時に憂月がくすぐったそうに目をつぶった。

 そこには、手のひらで握れるほどの太さと、15センチ前後の長さがあり、根本に小ぶりな玉が二つくっついた肉感的な棒状の存在……もとい、女子の体にはあり得ないモノがついていた。

 その"男性器"の存在を確認して、美晴は息をのむ。憂月はと言えば行為に溺れているのか、頬を染めてポカンとしているばかり。

 普通ならば、どちらかだけでも悲鳴をあげるのが本当だろう。しかし、美晴はなんと、この異様すぎる状況の原因に、心当たりがあったのだ。

 性愛に流されないように必死で意識を保ちながら、彼女は日付が変わる前の、朝方の事を思い出していた。

 

――

 

「じゃあ、行ってくるわね。二人とも留守番お願いよ」

 

「分かってるわ、お母さん」

 

「行ってらっしゃーい」

 

 その日、美晴と憂月の両親は用事で、1日だけ家を空ける事になった。両親が車で去るのを見送り、二人は家に残された。

 

「……さてと、今日は私たちで掃除しとかないとね。憂月も手伝って」

 

「えー、せっかくお姉ちゃんと遊べると思ったのに。二人っきりだよ?」

 

 憂月はガッカリした様子で美晴を見つめる。子供じゃあるまいし、と美晴は笑って、妹を突っ返した。

 

「アンタもう中学生でしょ。私からはもう卒業しなさい」

 

「うー……どうしてもダメ? ねえお姉ちゃん」

 

「ハイハイ、後で相手してあげるから。私はリビングの方やるから、アンタはとりあえず自分の部屋片づけてて」

 

「はぁーい……」

 

 美晴がたしなめると、憂月はトボトボと自室のある二階へと上がっていった。

 その後ろ姿を見ながら、年のわりにシスコンっぽい言動がすぎないかと美晴は思ったが、気を取り直してきびすを返しかけた。

 

 その時。

 

「もし」

 

 不意に、玄関先から聞き覚えのない声が響いた。いつの間に戸を開けたんだ、と思いながら美晴が振り向くと、そこには20代前半ていどの女性が立っていた。

 背が高く、体型は女性の美晴が見惚れるほどの迫力あるナイスバディだった。胸はメロン大の飛び出るような代物で、胴から腰、脚までのラインは緩急に富んでおり、着ている黒のワンピースの下からでも形が容易に分かった。

 そして何より、黒髪の下で細められている目。その目を見て、美晴は息をのんだ。瞳が血のように赤い。その迫力にたじろぎながらも、美晴は恐る恐るたずねた。

 

「どなたですか?」

 

「ああ、すみません突然。私、あなたの妹さんについて話があって」

 

「憂月に……?」

 

 唐突に家族について言及され、美晴は思わず身構える。失礼だが、目の前の相手はなんとなく怪しい。大事な妹に何かあれば、と自然に表情がキツくなる。

 

「……すいません。妹とどんな関係かお聞きしても?」

 

「ああすみません。面識はないのですが、何と言ったらいいか……」

 

 あいまいな前置きの後に、女性はこう言った。

 

「……実は私、"サキュバス(女性型淫魔)"の一員なんです」

 

「……は?」

 

 美晴の口から間抜けな声がもれる。しかし女性は弱った顔をしながらも、訂正する気配がない。

 

「サキュバス……ってーと」

 

「はい、人間を誘惑してエッチな事をするお化けです」

 

「今日はハロウィンだったっけ」

 

「む、信じていませんね?」

 

 女性は腰に手を当て、ずいっと美晴へ顔を近づける。胸元にあしらわれたレースの下で、深い胸の谷間が見え隠れする。

 すると女性は、「仕方ないですねぇ……」などとつぶやいて、きゅっと体に力を込めた。次の瞬間、彼女の背中からは黒いコウモリのような羽根が。そして腰の後ろからは長い鞭のような尻尾が飛び出した。

 

「きゃっ!?」

 

 美晴は思わず飛びのく。それを追いかけるようにして、女性は尻尾を美晴の鼻先へと突きつけた。先が尖り、うっすらと粘液をまとって光る尻尾を美晴がぼんやり眺めていると、女性……もとい、サキュバスはクスクス笑って言った。

 

「ご覧の通り、私は人間ではありません……。で、それを踏まえて」

 

「…………」

 

「ご存知ですか? 淫魔は時に、寝ている女性に子供を生ませるのを」

 

「……ええ」

 

「そのケースで生まれたのが、あなたの妹さんなんです」

 

 美晴は、突拍子もない話に絶句する。淫魔の存在は百歩ゆずって信じるにしろ、妹がその同類だなんて。

 反発しかけると、サキュバスはさらに続ける。

 

「基本的には特に問題はないんですけどねー。今では数も減って、本能的に擬態するようにもなりましたから。私みたいに自覚のある個体がそもそも少ない……」

 

「いや待ちなさいよ! さっきから意味の分かんない事を……」

 

「美晴ちゃん」

 

 怒りかけた美晴の名を、不意にサキュバスが口にする。名前を知られていた事に美晴が驚くと、サキュバスは真面目な顔になって言った。

 

「これは他人事ではないんです。妹……憂月ちゃんは、現在ある問題を抱えているんです」

 

「問題って……?」

 

「非常に稀なんですがね……あるていど成長して、身内に恋してしまうパターンがあるんですよ。憂月ちゃんの場合……」

 

 言いかけて、サキュバスが視線を向ける。その先にいた美晴が、「え」と低い声をもらした。

 

「は、いやだって。あの子と私は姉妹で……」

 

「だから問題だと言ったでしょう」

 

「しかも! 女同士だし!」

 

「それはどうとでもなります。淫魔の体に人間の常識は通じません」

 

 サキュバスはそう言って、自身の股間のあたりを指さした。そこは普通の女性ではまず見ないほどモッコリとふくれ上がり、テントが出来上がっていた。

 

「そんな……憂月に」

 

「とにかく……気をつけてください。特に眠る時間はご注意を。近親姦をしたなどど騒がれれば、同族としてもまずいので」

 

 そう言い残して、サキュバスは煙のように消えてしまった。美晴はしばし呆然としていたが、やがて嘘だと自分に言い聞かせるようになった。

 

(いやいや……いくら憂月が私に甘えがちだからって、恋なんて。白昼夢でも見たのよ。きっと)

 

 あまりに現実離れした忠告を美晴はなかなか受け入れられなかった。そして、それが結果として致命的な失敗を招いてしまった。

 

――

 

(まさか、本当だったなんて……)

 

 その日の夜、事が起きるまであっという間だった。寝ていた美晴が寝苦しさを感じて目覚めると、目の焦点が合っていない憂月がのしかかっていた。

 そこからは唇を奪われ、舌を吸われ、あれよあれよと服を脱がされ……。妹だからと手荒な真似ができない美晴は、いつしかされるがままになっていた。

 

「お姉ちゃん、綺麗……」

 

 うっとりした様子でつぶやく憂月。美晴にまたがり、ジッと姉を見下ろす彼女は、すでに背中に黒い羽根、そして腰から尻尾をのばし、あのサキュバスと同じような姿に変わっていた。

 そして思考がボヤけている美晴へ上体をたおし、首筋に舌を這わせる。

 

「んっ……」

 

 びくん、と身を固くする美晴を見ながら、首から下へかけて、ゆっくりと肌をなめていく。そして、憂月の舌先が美晴の乳房へ、そして頂点の乳首へと到達する。

 

「んあぁっ!」

 

「ふふ……ちゅぱっ、ちゅる……」

 

 憂月が乳首を口に含んだ瞬間、美晴がこらえきれずに嬌声をあげる。それを愉しげにちらと見て、憂月は突起をさらに激しくねぶった。くうぅ、と美晴が歯を食い縛るのを聞きながら、空いた手をもう片方の乳首へとのばす。

 

「あっ、やっあ、いぃぃっ、ふくっ」

 

「んふ……ちゅっ、れろっ、じゅるる……」

 

 手で乳首の先を細かく、しかし執拗にこねる。指先ではじくのに合わせ、舐めている方の舌の動きをさらに激しくした。わざとらしく吸う音を立てると、美晴は腕でがばりと顔をおおう。その腕の下では、確かに熱く湿った息づかいが聞こえた。

 それを見計らい、憂月は一気に追い込みをかける。つまんだ方の乳首を強くしごき、あるいは引っ張るのを一瞬の間隔でくり返し、口に含んだ乳首を軽く噛んで、歯ではさんだ突起の先に、器用に舌先を突き合わせる。

 

「……っ、ふーっ……ふぅーっ」

 

 美晴の押し殺した呼吸が、腕の中で悩ましげに響く。しだいに彼女の体は力を込められたバネのように縮こまり、固くなっていった。それが何(・)か(・)を我慢しているせいなのは明らかだった。

 憂月はそれを見て、口を乳首から離すと、そぅっと美晴の耳もとへと頭を持っていく。アゴを引いてかたくなに顔を隠す美晴の耳に、憂月のささやき声が届く。

 

「お姉ちゃん……イキそう?」

 

「……っ! ……っぅ、ぁ」

 

 不意を突く甘い声とともに、乳首がきゅうっと強くつままれる。続けて憂月が耳にフゥーッと息を吹きかけた瞬間、美晴の体が大きくわなないた。

 

「……イッ……ぅぁ、あっ、~~~っ!!!」

 

 声にならない声をあげ、美晴は四肢を投げ出してあられもない表情をあらわにする。視線は虚空をさまよい、口からも情けない息がもれていた。腰は跳ね上がってガクガクと、突きだした姿勢のまま悶えている。

 数秒、その格好で快楽にひたり、美晴は急に糸が切れたようにベッドへ身を沈める。手の先から足の先まで思うように動かず、時おりびくびくと余韻で体が震えた。

 

「はーっ……はーっ……」

 

 上気した顔で深く息を吐く美晴。いそがしく上下する胸と裏腹に、彼女は呆然と天井を見つめ、口の端からはかすかにヨダレまで垂れていた。

 そんな姉の顔を上からのぞき込みながら、憂月が満足そうにつぶやく。

 

「……イッちゃったね、お姉ちゃん」

 

「……っ」

 

「私で感じてくれたんだ……嬉しい」

 

 羞恥に顔をそらした美晴へ、憂月がゆっくりと顔を近づける。間近で愛しげに目を細め、姉の口からこぼれた唾液を舐めとってやる。

 

「お姉ちゃん……私、もう……」

 

「……?」

 

 ふと、憂月が切なげにささやく。振り向いた美晴の口から、直後に驚きまじりの嬌声が飛び出した。

 

「あァッ!?」

 

「お姉ちゃんが、ほしい。一つになりたい」

 

 夢中につぶやく憂月の手が、美晴の秘所に触れる。そこはすでに十二分に濡れ、憂月の指先が軽く触れるだけでピチャピチャと音を立てる。

 

(ウソ……私、なんでこんな……)

 

 美晴が自らの肉体の反応に戸惑っていると、憂月がゆっくりと、その潤んだ箇所に腰を近づけていく。憂月の股にはあのサキュバス特有の、たくましい男性器がそそり立っていた。可愛らしい玉をぶら下げたそれは、本能的に女体を求めてひくひくと脈打っている。それが今まさに秘裂にあてがわれようという時、美晴の頭に警告音が鳴る。

 

(待って……それだけは!)

 

「あっ……」

 

 遅まきながら理性を取り戻した美晴はとっさに腰を引く。悲しげに見つめてくる憂月を見返しながら、美晴はぐるぐると思考をめぐらせた。

 異質な赤い目つき、人間らしからぬ翼と尻尾、普段からは考えられない行動。

 それだけ憂月の様子が変わっているなら、思考もどこかしら変化しているのではないか。自分への慕情が根底にあるとしても、サキュバスとしての本能や衝動に引きずられている部分があるのではないか……と、美晴は考えた。

 

 ならば、どうにかして本番だけは回避しなければ。それが欲望に流されてはいけない最後の一線だと、美晴は思っていた。

 

「嫌なの……? お姉ちゃん」

 

 憂月はすぐにでも交わりたいのか、腰をモジモジさせながら上目遣いにたずねる。その目にはうっすら涙まで浮かんでいた。

 美晴はその姿に心が痛まないでもなかったが、それをこらえて体を起こし、憂月に言った。

 

「……口でしてあげるわ。それで我慢して」

 

「え……いいの?」

 

「ええ、嫌じゃないから。憂月もいいよね?」

 

「……うん、分かった。お願い……」

 

 美晴から言ってくれたのが嬉しいのか、憂月は意外とすんなり頷いた。美晴が身を乗り出すのに合わせ、憂月はベッドに腰を下ろし、脚を開く。

 妹のモノを改めて見て、美晴は息をのむ。肉体の一部でありながら、膨れ上がって意思を持つかのように天を向く、女性には見慣れない性器。細かく震える竿の先端からは、すでに透明なカウパーが止めどなくあふれている。

 

(ふーむ……いざ目の前にしてみると、どうしたらいいか……)

 

 男性器をまじまじと見つめ、美晴はふと視線を上向ける。憂月は恥ずかしそうに顔を赤らめながら、それでも期待に満ちた目で見つめ返している。

 美晴は、おっかなびっくりにモノへ手を伸ばす。陰茎に触れるとあふれた粘液がニチャリと音を立てた。そうっと手で包むと、手のひらにじんわりとした熱っぽさが伝わってきた。

 

「あっ、んん……」

 

 憂月がこそばゆそうに身をよじる。顔は笑ってはいるが、どこか切なげであった。

 こんな経験のなかった美晴は、今まで聞きかじった知識でもって、そのまま手で陰茎を擦りあげる。粘液の音が激しくなると同時に、憂月がさらに大きくもだえる。

 

「はぁっ、はぁっ、あぅ」

 

(気持ちいいのかな……)

 

 頭を後ろに振ってあえぐ憂月を見て、美晴はほんの少し楽しみを覚えた。さっきまで良いようによがらされていた立場が、逆になっている。

 ちょっと乗り気になって、もう片方の手で玉を揉んでやったりなどしていると、憂月が振り向き、吐息まじりにこうねだった。

 

「ん、お姉ちゃっ、お口、お口でもしてぇ」

 

 そういえば『口でしてあげる』と言ったっけ、と美晴はドギマギしながら口を近づける。こういう所は律儀であった。

 先っぽを舌で舐めてやると、なんともいえない味が広がる。きゅっと目をつぶる憂月をちらと確かめると、美晴は横髪をかき上げて陰茎をくわえ込み、ゆっくりと頭を上下させる。

 

「あっ、すご、お姉ちゃん。お姉ちゃんのお口、あったかい」

 

「んふぁ、ほう……んむ」

 

 妹の悦びように戸惑いつつ、美晴はだんだんと動きを大きくする。口が幹に沿ってくり返し上下するにつれ、じゅぽっ、じゅぽっ、と下品な音が鳴り出すと、憂月はますます悦びを口にした。

 

「あぁ、んっ、いい。いいよぉ」

 

(……けっこう疲れるなぁ、これ)

 

 甘えた声をあげる憂月のそばで、美晴が少々よわった顔を見せる。平均的な大きさとはいえ、ぺニスを頬張り続けるのは不慣れな彼女にとって大変なものだった。出来るだけ早く妹を鎮めたい美晴にしてみれば、奉仕が単調になるのも避けたい。

 ぷはっ、と一度口を離し、表面を舐めてやったりなどして考えていると、美晴の視界にふと、今まで意識していなかったものが引っかかる。

 サキュバスとして目覚めて出現した異形。その根本にぶら下がった二つの玉の裏側に、裂け目のような器官が見え隠れする。

 

 こっそり玉を持ち上げると、美晴にとって馴染みのあるものが出現した。脚の間でなだらかな丘を形づくる、目立たないが生々しさを放つ穴。

 女性器だ。美晴はハッとした。男性器に気を取られていたが、憂月には元々もう片方が付いているのである。

 ちらと憂月を見ると、すでにフェラチオの快感にひたっている。美晴はこっそり目の前の秘裂に手を伸ばし、素早く擦りあげた。

 

「ひゃっ!? お、お姉ちゃん。そこはっ……」

 

「どうせイクんだから一緒じゃない。ぁむ……」

 

「はぁ、でもっ、あ、くうぅひ、どっ同時になんてぇ……!」

 

 女性器への刺激が加わった憂月は、びくびくと体を跳ねさせ、あえいだ。彼女が身をよじる度に、美晴の口内で陰茎がいっそう張りつめ、膣壁が面白いくらいにうごめく。しめた、と美晴は膣口に指を差し入れ、自らのオナニーの感覚を思い出しつつ、妹の弱いところを探る。たちまちクチュクチュといやらしい水音がし、その割れ目が暗闇で光って、憂月の反応が嫌でも分かった。

 

「あっ! あっく、そこ、気持ちいいっ」

 

 入り口に近い部分を下から押すと、憂月の感じ方があからさまに良くなった。ここか、と美晴はその部分を重点的に擦り上げた。相手の息遣いまで変わり、口淫の方にも知らず知らず熱が入る。

 

(やば……ちょっと面白いかも)

 

 いしつか美晴もモジモジと内股になり、太ももを擦り合わせていた。思えば美晴も先ほど、妹にイカされたばかりなのだ。姉妹でありながら愛欲を覚えそうになるのをどうにか我慢し、美晴は憂月の欲求を収めるのに集中する。

 

 男根のカウパーと唾液がブレンドされ、しゃぶり立てる度にじゅるじゅると淫靡な音が鳴る。美晴がふと根本に目をやると、憂月の睾丸がいつの間にかキュウゥッ……と収縮していた。代わりに口内で男根全体がぶっくりと膨れてくる。

 息苦しくなった美晴がつい舌でぺニスを押しやると、舌先が亀頭のそば、裏筋の部分に触れた。

 その瞬間、憂月が「あっ、あっ!」と叫んで自分から腰を動かしはじめた。美晴の舌に裏筋やカリ首、鈴口などの部分が乱暴に押しつけられる。

 

「んんっぐ、ん!!」

 

 美晴が抗議しようとすると、その頭を憂月がぐっと腰へ押しつけた。そして目をキツくつぶり、こらえ切れないという表情で叫んだ。

 

「お姉ちゃん、ごめっ……もう、ぁ、出るっ……!!」

 

(! 出るって……)

 

 美晴がある予感をした直後、彼女の口内で男根がドクンと脈動する。同時に、美晴の指をくわえ込んでいた膣がかつてないほどきつく締まる。

 そして、憂月が腰をガクンと一気に突き上げた。

 

「あ、イク、いっ……あ、あああぁぁっ!!」

 

「!? ぐむっ、んんんむ!!」

 

 美晴の口に、びゅるびゅると一気に生暖かい液体が放たれる。喉奥にまで飛び散ったドロリとした感触と、鼻に抜ける生臭い香りは、美晴に精液の存在を感じさせるに十分だった。

 一方、女性器の方もぷしゃ、と音を立てて愛液を勢いよく噴き出す。美晴の手から腕、果ては胸や顔にまでしぶきを飛ばしながら、膣は激しくケイレンしてなおも指に吸いついている。

 

「あ……はぅ、あはー……はぁー」

 

「けはっ、けほ、んんっ」

 

 十秒ほどしてようやく射精がおさまった頃、美晴は顔を上げて指を引き抜き、手で口を隠してせき込んだ。口内にひりつく半固形状の物体を一度は吐き出そうとしたが、ベッドが汚れるのが嫌で飲み込んだ。喉を伝う精液の感覚を、唾と混ぜて飲み下す。

 ホッと一息ついて、美晴は目の前の憂月を見る。男女いっしょの絶頂がよほど気持ちよかったのか、憂月は脚を広げたまま天を向き、ひたすら荒い息をくり返していた。

 これで満足してくれただろう、と美晴は膝立ちになって憂月へ近寄り、おだやかに語りかける。

 

「……ほら、もういいでしょ? 今日はもう休んで……」

 

 ところが、そう言いかけた次の瞬間。

 

「っ!?」

 

 美晴が、がくりと前のめりになる。あわてて手で体をささえ、我が身を省みる。

 気のせいだろうか。美晴の体が、急に熱くなってきていた。肌がみるみる火照り、うっすら汗がにじんでいる。

 体勢を立て直そうと体をよじると、ある箇所が、空気に触れただけで痺れるようにもどかしく感じる。

 座った姿勢になり、肌に走るむず痒さをこらえながら、美晴は眼下にある二つの乳房をそっとかき分ける。その先に、いっとう激しく敏感になっている場所があった。

 

 暗い中、美晴はそ(・)こ(・)に目をこらす。さっきから蜜を垂れ流す陰部、薄めに整えた陰毛、それよりもっと上。

 下腹部の、ヘソの手前あたり、ちょうど内側に子宮があるだろうという場所。そこがいやに熱く、そして疼く。まるで何かを欲しがるように、ぐるぐると衝動がうごめく。

 その感覚が表に出るかのように、美晴の下腹部に妙なものが浮き出る。ハートと子宮が組み合わさったような、濃いピンク色に光る紋章。見た事のないそれに、美晴は混乱する。

 

(何……これ。憂月の精子を飲んだせい……?)

 

 その時は美晴も、憂月すらも知らなかったのだが、その紋章こそ淫魔に堕とされた証……"淫紋(いんもん)"であった。これが浮かび上がった人間は冷静な思考を徐々に失い、主人となった淫魔を欲するようになるのだ。

 美晴の手が、ひとりでに陰部へと伸びる。それを彼女はすんでのところで押し留めた。

 

 これは違う。自分の意思ではない。溶け残った理性で必死に呼びかける。しかし、そんな美晴の努力は無情にもくだかれた。

 

「お姉ちゃんっ!!」

 

「きゃっ!?」

 

 不意に、美晴を憂月が押し倒す。美晴が驚いて目をむくと、その正面には熱っぽい呼吸をする憂月の顔があった。美晴が例の性感で動けずにいる間に、憂月はのしかかるようにして顔を近づけてくる。

 

「お姉ちゃん……私ガマンできない。いいよね? いいよね?」

 

「ガマンできないって、アンタさっき――んむぅっ」

 

 抗弁しようとした美晴は、憂月に唇をふさがれる。素早く舌を吸われると、美晴はますます動けなくなる。その間に憂月は体を起こし、互いの腰のあたりでゴソゴソしはじめた。

 その様子をボンヤリながめていた美晴だったが、ふと秘所に何かが触れ、びくんと体を震わせた。指ではない、もっと太く温かい感触。

 憂月の男性器だ。それは見なくても分かるほど固くなっており、すでに先端をゆっくりと潜らせている。

 なんでもう復活しているの、と考えた直後に、あの『淫魔に常識は通じない』という言葉を思い出した。あわてている間にも、すっかり塗れそぼった秘所にぺニスが少しずつ侵入していく。

 

「あっ、だめっ。あ、はぁっ――」

 

 どうあっても拒まなければと思っていた、子を成すための生殖器。しかしいざ腰奥に受け入れてみると、美晴の脳内にかつてないほどの快楽と幸福感が湧き起こる。それらは憂月が腰をくり出した途端、さらに勢いを増した。

 

「お姉ちゃん、お姉ちゃんっ!」

 

「や、あん、はっ、あっあっああぁ!」

 

 妹とつながる異常な状況。しかし、美晴は拒否せず、それどころか腰をくねらせて憂月のピストンを手助けする。頬は紅潮し、顔には恍惚とした笑みが浮かんでいる。色情に浸りはじめた彼女の淫紋が、さかんに光を放っていた。

 

「お姉ちゃんのおまんこ、お姉ちゃんのおまんこ気持ちいいっ! にゅるにゅるして、柔らかくて、あったかくてっ……腰、とまんないよぉ……っ」

 

「あんっ、憂月の、ちんぽもぉっ! 私の膣内(なか)、グリグリってぇ! 妹の、ふっといの、いっぱい擦ってくる。突いて、こんなの知らないの。もっと突いてえっ! ひゃあああんっ!!」

 

 下品な言葉と、甘ったるい声が次々と飛び出す。最初に抵抗していたのが嘘のように、美晴は憂月に合わせて腰を振り、そして侵入してくるぺニスを締めつけ、愛撫して悦ばせた。

 二人の間には、今や体裁も道徳も存在しなかった。あるのは精神を染め上げる悦楽と、姉妹愛との境界線があいまいになった、愛欲だけだった。

 

「はっ、はっ、あ、はぁっ」

 

 憂月の腰振りから徐々にぎこちなさが抜けていき、リズミカルなものに変わっていく。肌がぶつかるたびにペチペチと情けなかった音も、パンッ、パンッと小気味よさと重みが増していく。

 憂月が体を倒し、美晴へと覆いかぶさる。下半身を振り続けながら、憂月はまた美晴と口づけをかわした。

 

「ん……んはっ、ちゅっ、あむ……はぁっ」

 

「えぅ……ぁん、はぁ、うん、ん」

 

 今度は美晴もためらわなかった。互いに唇を合わせ、舌を吸い、口内を舐め合う。憂月の舌が、美晴の舌をくすぐると、美晴はぞくりと体を震わせた。

 十数秒も口内をまさぐり合い、二人はやっと口を離す。ギリギリまで舌先で触れ合い、その間に透明な糸が渡った。

 

「あっ憂月まって、膣内(なか)っ、かき回しちゃ……っひゃあ!!」

 

 憂月の腰がグリグリと横回転し、美晴の体内を広くえぐる。淫魔としての本能なのか、憂月のピストンが欲望をぶつけるだけの動きから、相手をさまざまに責める動きに変わっていった。突き入れる向きや深さを細かく変化させ、美晴の弱い部分を容赦なく探り当てる。

 

「んっい、やぁっ、あぁ、いい、すごいの。あっあっ、そこぉ!」

 

 美晴はいつしか憂月を抱きしめ、脚までからめていた。互いに性愛をむさぼる事に夢中になり、快感のままにあえぎ、乱れる。憂月に合わせ、むしろ搾り取るかのように腰を躍らせ男根を逃がすまいとする美晴の姿は、淫乱と呼ぶにふさわしかった。

 そのおかげか、憂月の動きも次第に余裕がなくなってくる。ピストンのストロークが短くなり、口数も少なくなって美晴の胸にまた顔をうずめる。しばしそうして無言でいた後、ふと憂月が美晴に向かって顔を上げる。

 

「お姉……ちゃん」

 

「んっ……なぁに?」

 

「私……もう……」

 

 憂月は切なげな表情で、とぎれとぎれに声をあげる。苦しいのではない。ただ、はち切れそうなのだ。その感覚が何なのか、美晴にもちゃんと分かっていた。

 

「いいよ……きてっ」

 

「お姉ちゃん!」

 

 美晴の呼びかけと同時に、憂月の腰の動きがいっとう激しくなる。立て続けに突く音が部屋中に鳴り響き、美晴が体をのけ反らせ、叫んだ。

 

「あああぁっ! すごっ、いっぱいきてる。憂月が、私のっ奥にぃ!!」

 

「お姉ちゃん、もう出るっ……出ちゃう、せーし、出ちゃうぅ!」

 

「あっ、ほんと、おちんぽ膨らんでる。いきそう? いくの? あっうっうんんあぁ!!」

 

 欲求にとりつかれた両者が、互いに高みへ昇っていく。そして憂月がぺニスを深々と突き込んだ瞬間。

 

「あっ――」

 

 美晴が、腕で憂月をきつく抱きしめる。同時に膣で、無意識のうちに憂月のぺニスをすき間なく締めつけた。胴体と膣内とで二重に抱擁され、憂月も我慢が限界に達する。

 

「あっ出る、イク、お姉ちゃん、私の、私ので、じゅせい、あ、ああああああぁ!!!」

 

 うわごとのように言って、憂月は欲望を弾けさせる。ぺニスがどくんどくんと脈打ち、幾度も白濁を垂れ流す。美晴も目視こそ出来ないが、びゅくっ、びゅくっ、と精が放たれる音と、下腹部に伝わる生温かい感触とで、膣内に出されたのを実感する。

 

「あ……出てる……いっぱい……はぁぁ」

 

 妹と抱き合いながら、美晴は恍惚としながらつぶやいた。体内に侵入する遺伝子が、脳髄にまで染み込んでくるようだった。放心しながらも、余韻を楽しむかのように、脈動のおさまったぺニスを膣内でしゃぶっている。

 ……ところが、射精を終えたばかりの憂月が、なんとピストンを再開させる。細めていた目を白黒させながら、美晴は問いかけた。

 

「あっ、あっ憂月、もしかして、まだっ」

 

「お姉ちゃん……私、まだ、おさまんない。もっと……」

 

「あぁっダメぇ! さっきイッてたのに、そんな激しっい、いいっ!」

 

 憂月の腰使いがまた元に戻ると、美晴はなすすべも無くよがらされる。憂月は荒い吐息とともに、姉の耳もとでこうささやく。

 

「お姉ちゃん、こども、欲しい。私と、赤ちゃんつくろう……ね?」

 

「あ、はぁんっ……あか、ちゃん……」

 

「うん、エッチして、受精して、孕んでっ。私と一緒に暮らそ。ずっとずっと家族でいよ? お姉ちゃん」

 

 憂月の淫魔としての言葉が、美晴の耳に吸い込まれていく。朦朧としている美晴の意識に、それはまるで媚薬のように染みわたっていった。

 

「うん……いいよ。ちょうだい。なかにだして、いっぱいはらませて。うづきの、かわいい、あかちゃんっ」

 

「うんっ……うれしい。お姉ちゃん……好き、大好き、大好き、だいすきっ!!」

 

「あっ……はああああぁんッ!!」

 

 夢中に告白をくり返し、憂月は姉の膣内に二度目の精を放つ。美晴が体をわななかせ、鋭い嬌声をあげる。

 またもや絶頂にのぼりつめ、ぐったりと折り重なる二人。ところが憂月はむくりと起き上がると、美晴に尻を向けさせて今度は後ろから突いた。

 

「あ、はぅん、ぁお、おっおっ、んふ、やっまだっ」

 

「お姉ちゃん、もう一生離さない。だから妊娠して。一緒に気持ちよくなって。はぁっ、はぅ、くううっ」

 

 姿勢を変えたせいで、美晴の膣からドロドロと精液がこぼれ落ちる。それでもなお二人は貪欲に、姉妹で交合するのに夢中になっていった。

 やがて三度目の精が放たれ、二人が同時に嬌声をあげる。大きく体を反らせて果てた美晴の下腹部では、憂月に刻まれたあの淫紋が、相変わらず妖しいピンク色に光っていた。

 

――

 

「……あーあ、あの時忠告したのになぁ……」

 

 憂月が淫魔として目覚めてから数年後。ある女性が電柱の上にポツンと立ち、遠くを見つめてつぶやいた。視線の先にはある一軒の家がある。

 長身に黒い衣服、グラマラスな外見をしたその女性は、家の住人……正確に言えばそこの長女に会った事があった。

 そう、美晴に向かって憂月が恋をしていると忠告した、件のサキュバスがこの女性である。

 

 そのサキュバスが、例の姉妹の家に目をこらす。窓からは、美晴が忙しく身支度をととのえる姿が見えた。コートにハンドバッグ、フェイクレザーの手袋などを身につける彼女の姿は、すでに高校生らしさが消えていた。単に年齢からくる雰囲気のせいではなく……どこか"親"のような風格があった。

 

「…………」

 

 サキュバスは、あの姉妹の初体験からの顛末を知っている。妹の種で妊娠した美晴は、父親の名を決して言わず(言えるわけがない)に高校をやめ、子供をさずかった。両親は失望しながらもこれからの生活のために引っ越し、子供の世話を手伝い、美晴は母親に、憂月は高校生になった。その間、美晴と憂月は互いの関係をつとめて周りに隠し通した。

 

「まあ、騒ぎにならなければいいんですけどね……」

 

 サキュバスは他人事のように言って、わずかに視線を動かす。美晴と別の高校の制服を着た憂月が、ちょうど帰ってきたところだった。

 サキュバスは、憂月の姿を遠目に見て、ふと目を細める。淫魔の血を引き、姉を孕ませたイレギュラーな子。サキュバスは背を向け、独り言のようにつぶやいた。

 

「ポジティブに考えましょう。せっかく"孫"ができたんですし」

 

 そのつぶやきは、憂月に聞こえるはずもなかった。

 

 

 

「えっ、今日お母さんたち帰ってこないの?」

 

「ええ、遠くの親戚が亡くなったんだって」

 

 一方こちらは、美晴と憂月。両親が明日までいない、と聞かされた憂月は目をしばたかせ、やや不満げな声を出す。

 

「私たちだけで大丈夫かなぁ、あの子まだ小さいのに」

 

「仕方ないでしょう。いつまでも家族にかかりきりな訳には……あっいけない。もう保育園行かなきゃ」

 

 憂月との会話を切り上げ、美晴は玄関へと向かう。するとその背中に、憂月が声をかける。

 

「お姉ちゃん」

 

「んー何?」

 

 あわてた様子で振り向いた美晴に、憂月はなにやらうつむいて顔を赤らめる。そして、恥ずかしそうに口を開いた。

 

「あの……もし嫌じゃなかったら……」

 

「……?」

 

「その、今夜……」

 

 途中まで聞いた美晴の視線が、憂月の体のある一点をとらえる。そして何かを察したように近づいた。

 二人きりで、ないしょ話ができるほどに肉薄する。美晴が下を見ると、憂月のスカートの正面がムクムクと盛り上がっていくのが見えた。その直後、美晴の下腹部にも妙な感覚が走る。不思議と皮膚が熱くなり、子宮のあたりが疼くような錯覚。太ももにとろみのある液体が垂れ、美晴は脚をふるわせた。

 頬を紅潮させながら、どこかこわばった口調で、美晴は答えた。

 

「……あの子を起こさないように。あとゴムはいつも通りつけて。……約束できる?」

 

「うん……分かってる」

 

 憂月はうなずき、今から期待に満ちた目で美晴を見つめる。対する美晴は羞恥に頬を染めつつも目は同じように輝き、そして彼女の下腹部には、あの淫魔に堕とされた証……淫紋がじわじわと浮かび上がっていたのだった。


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