平凡な高校生である
慣れ親しんだ自分のベッドで仰向けになる猿山。身に纏う全てを取り払った裸の猿山に、一糸纏わぬ姿で跨る同世代の少女。ほっそりとした腰まで届く綺麗な桃色の髪を振り乱し、開いた股の中心、陰裂を開いた先にある膣穴に猿山の肉棒を受け入れていた。
ギチッ、ギチッと肉棒に絡みつく膣肉。膣外に破瓜の血を少量垂らしながらも、膣の最奥にある子宮口までの膣道で猿山の完全勃起した分身をしっかりと掌握している。童貞だった猿山と処女だった少女。紛れもない二人の初体験だ。
少女、ララ・サタリン・デビルークはまだ幼くも見惚れるほどの美貌に柔和な笑みを浮かべる。
「あぁんっ、あぁっ、んっ、はぁっ、猿山ぁ……」
そして、猿山の腹筋に白く細い両手を突き、腰を上下に揺らし始めた。慣れていないために、動きは緩慢だ。肉棒が膣から抜け出ないように注意して尻を持ち上げ、ビキビキと怒張した肉棒をギリギリまで解放した後、それを再び自身の中に収めていく。
猿山は強い興奮と股間を蝕む快感を受け、呆然と眺めていることしかできなかった。
目の前にいるララは、地球から遠く離れた場所にあるデビルーク星の支配者の娘だ。第一王女という立場であるが故にたびたび舞い込むお見合いの話に嫌気が差し、偶然逃げ込んだこの地球で一人の少年と出会い、恋をした。
その少年というのは、猿山の親友で同級生の
そんな梨斗に、ララは一途な想いを向けていたはずだ。
それなのに今、ララは猿山に騎乗して性器を交わらせている。
「んっ、あっ、ね、ねぇ、猿山、気持ちいい……?」
ララは、尾骶骨から伸びるデビルーク人特有の黒い尻尾をくねらせ、猿山の手にも余るような大きく形の整った美乳を弾ませ、柔らかい尻を猿山の股間に下ろした。そして、すぐに尻を持ち上げる。往復する動作は段々と滑らかになっていき、ララの中で肉棒が何度も扱かれていく。
「あ、あぁ、ララちゃんの中、すごくいいよ……!」
熱くて、膣内で分泌された愛液が肉棒を覆うように隅々まで行き渡っている。膣肉がむっちりと絡みついて肉棒を締めつけ、表面を揉むように擦っていく刺激は、猿山の妄想など児戯にも等しいと感じる凄まじい快感だった。
たんっ、たんっ、たんっ。徐々に慣れ始めたことでララの腰遣いに淀みはなくなった。ようやくセックスとしての形が整った時点で、猿山は既に昇天しかかっていた。どうしてこんなことになったのか。思考を巡らせるも、次の瞬間には理性が吹き飛ぶ。
「あっ、うぁっ、あぁっ……!」
猿山はぽかんと開いた口から声を漏らし、口から涎を垂らす。
それを見て、ララは頬を紅潮させたまま口元を緩めた。ぱっちりとした眼の内側で輝く宝石のような緑の瞳。それが猿山の顔を映している。血の流出が止まってきた膣内で肉棒を何度も擦り上げながら、ただ猿山に穏やかな微笑みを送る。
本来それを受けるべき梨斗を差し置いて、猿山だけがララの愛を一身に注がれていた。
本当に、いいのか?
一瞬だけ過ぎった良心が猿山の情に訴えかける。直後、じわじわと戻ってきた理性によって思考が再開され、この状況に至った経緯を探る。しかし、経緯と呼べるほどの記憶は猿山にはなかった。
休日の昼下がり、ベッドで昼寝をして目を覚ましたときには、ララがいた。当たり前のように猿山の服も全て脱がせて、猿山が声を上げる間もなくララは猿山が見ている前で小さな膣穴で肉棒を咥え込んでしまった。
そのときの強烈な刺激も、今もなお続く快楽も夢ではあり得ない。これが現実だと思い知らされながら、猿山はララの柔らかく美しい女体の尻に敷かれて男に生まれてきた幸福を容赦なく与えられている。
ララは何も疑問に思っていないようだった。まるで、ずっと付き合ってきた恋人の寝込みを襲った彼女のように。少しだけ羞恥を抱きつつも嬉しさが抑えきれずに笑顔を絶やさない様子を見ていると、自分がおかしいのかと思ってしまう。
何かがあったに違いない。本来、あってはならない何かが。
猿山には心当たりがあった。
大好きな梨斗の傍にいる名目で猿山たちと同じ彩南高校に通っているララは、自身が発明したという道具を使って度々騒動を引き起こしていた。類まれな頭脳によって構築された発明品は地球にとってはオーバーテクノロジーであり、常識では考えられない事象を現実のものとすることが可能だ。
たとえば、ララが自分で作った発明品の効果に巻き込まれ、猿山を恋人として認識したとしたら、このような状況になるのではないだろうか。あくまでそれは猿山の推測に過ぎないが、ララの認識が誤った状態に改変されているのは間違いないはずだ。
ということは、この状況はララが望んだものではない。
「ララちゃん……」
「ん、なぁに……? あんっ、んっ、あ、もっと速くしたほうが、いい……?」
「ぃ、いや、そうじゃなく――うあっ!?」
「こんな、感じ……?」
止めようとした猿山の良心は、激しくなったララの腰振りによって容易く消し飛んだ。ララをどうにかしようと上げた両手は宙をさ迷い、猿山の腰と尻が浮く。しかし、それもすぐにララが尻餅を突いたことでベッドに戻される。
ぱちゅんっ、ぐぢゅっ、ぢゅぷんっ、ずぷっ、ぬちゅっ、ぐっちゅっ、ずぷんっ!
快感に震える猿山の反応を見て、ララが得意気な顔をした。ぺろりと唇を舐め、ようやく慣れてきたといった様子で本格的な猛攻に移る。ただの少女ではなく、宇宙一の美貌と評される母親の遺伝子を引き継いだ美少女。そのララがアダルトビデオのベテラン女優並みの騎乗位ピストンを行えば、どうなるか。
「ひっ、あっ、や、やば、うぅっ!?」
「精液、出していいよ。猿山のために勉強したんだ。子宮に精液を出してもらえば、妊娠できるんだよね? 私、猿山の赤ちゃんが欲しいな。大好きな猿山の――ううん、ケンイチと私の子供。きっと、すっごく可愛いよ!」
そして、猿山の心を追い詰めるような言葉。
今まで猿山は、異性に好かれたことがなかった。頭が良いわけでも、容姿が優れているわけでもない。猿に似た面立ちで常に下心を剥き出しにしていた猿山を嫌悪する女子は多く、軽蔑の対象ですらあった。
「二人でたくさん子供作ろうね? ケンイチ」
そんな猿山を愛し、子供を求めてくる美少女。
猿山は声もなく、身に余る幸福に襲われて射精を始めた。
「あ、出てる……。これがケンイチの精液……。すごく熱いよぉ……」
どくっ、どくっ、どくっ。ララの膣内に密閉された肉棒が精液を放出する。亀頭の先を咥えるように触れていた子宮口を通じて中にどろどろと流れていく。勢いよく噴き出す精液は子宮の底を叩き、拡散して子宮内に広がっていく。
どぷんっ、どぷんっ。子宮に溜まっていく白濁が、ララの身震いによって波打つ。これまでは相手もおらず、ティッシュに包まれて捨てられるだけだった若い情欲に満ちた子種汁。女を孕ませるという本来の役目に従い、まずはララの内側を制圧した。
それでも猿山の射精は止まらない。
自慰に比べて、初体験の興奮と快楽が勝るのは当たり前だ。だが、それにしたって精液の量が多すぎる気がした。時間も長く、猿山の脳を溶かし、心を溺れさせるのではと思えるほどの絶頂が襲い掛かってくる。
「あ、あ、あ……!」
至福。ただその一言に尽きる。
しかし、想定を超える出来事には不安が付き纏うのも事実。
そんな猿山に追撃するかのように、異常事態が起こった。
「んんっ!? あぁっ!」
ララが突如声を上げる。いったい何が起こったのか。ララに確認するまでもなく、その原因は猿山には把握できていた。
ララの膣内で肥大する肉棒。自身の体の一部であるため、猿山は即座に異常を察知していた。勃起とは明らかに違う、生殖器の急成長。肉棒の厚みも、長さも、陰嚢の大きさも、全てが屈強な雄に相応しい代物へと変貌を遂げた。
挿入中に始まったことで、ララの狭い膣内を肉棒で広げてしまう。抵抗するように全方位から締めつけられるが、動じることはない。ララの中を成長した自身で埋め尽くし、膣内の形を猿山のチンポ専用に変える。
粗末なものでは、ララはもう満足できない体となった。
それに加え、肉棒から発せられる不気味なオーラがララの体にある影響を及ぼしていた。
今後排出されるララの卵子。それが全て、『猿山ケンイチの遺伝子のみを受け入れ、他の遺伝子を排除する』という特性を獲得していた。これによって、猿山以外の雄がいくらララに中出しをしようと、卵子によってその精子は消滅させられるようだ。
効果の持続期間は永久。また、この効果を与えられた者は、死という概念からも乖離する。老いることはなく、病気や怪我に見舞われることもない。永遠の時間を、相手の男のために使えるようにという配慮故だろう。
猿山は理解した。知らない情報がどこからともなく流れ込んでくるのだ。
この肉棒は『Lv.100チンポ』と呼ばれる神器の一つ。製作者は女神と呼ばれる存在であり、女神の気まぐれによってこれまでに多くの生物に与えられた。数多くの雄たちが良心の呵責に苛まれ、負けるものかと抗った末に快楽に屈服した。
猿山の股間に宿ったのは、数多く存在するLv.100チンポの亜種だった。
これを猿山に与えたのはオリジナルを製作した女神ではなく、オリジナルに手を加えた別の女神。この惑星の外、どこまでも続く銀河すらも人知れずに掌握する真の支配者である女神が、今も猿山の様子を観察しているようだった。
ただの人間には理解ができない、神々の酔狂。
それに選ばれてしまったのだと、猿山は脳に注がれた情報から事情を把握した。
「あ、はははっ……」
猿山の肉棒によって改造を施されたララは、これまでとは様子の違う笑顔を見せた。
恋に恋する少女ではなく、愛する男とそのチンポに魅了された一人前の雌の顔。漂う妖艶な雰囲気と、滲み出るように下腹部に浮かび始めた紋様。暗い紫色の輝きを放つそれは、子宮を象った淫紋と呼ばれるものだった。
猿山が手に入れたLv.100チンポは、近くの雌を誘い、所有者の都合のいいように雌の認識を自在に変える能力を持つ。そして、誘われて一度でも所有者と繋がれば最後、淫紋を刻まれてその魂と肉体は所有者に永遠に束縛される。
ララは猿山には逆らえない。猿山のことを考え、猿山を喜ばせるために行動する忠実な雌。どれほどの悪事であろうと、それを成して猿山が喜ぶというのであればララは喜んで悪事に手を染めるだろう。
「ケンイチ」
ララが緩めた口を開いた。
「私に命令して?」
何を、と猿山は口には出せなかった。
普段の天真爛漫な様子からは考えられない、悪しき雰囲気を放つララ。それに混じる濃い雌の匂いが猿山の鼻腔を刺激する。甘く、心を堕落させるようなフェロモン。嗅いでしまった瞬間、猿山は二度目の絶頂を迎えた。
これまでの射精が子供と思えるほどの、大量吐精。子宮に留まる程度だった一回目の精液を容易く呑みこみ、圧倒的物量によって子宮を膨らませる。それはララの腹を膨らませ、あっという間に精液のボテ腹を形成する。
ララは舌なめずりをし、猿山の雄汁が詰まって膨らんだ丸い腹を愛おしげに撫でる。
「ケンイチが欲しがるもの全部、この銀河から奪ってこい、って」
精液は尋常ではない粘り強さで子宮に留まるが、さすがに量が多すぎて逆流を始めた。しかし、それはララの淫紋が明滅をすると膣外に出るまでに消失した。ララに吸収されたのだ。その証拠に、ララの身を纏う邪悪なオーラが一層の強さを増した。
そのオーラが周囲にたなびき、ララの肌を舐めるように這い回る。やがてオーラが物質化し、ララの裸を包む衣装と化す。エナメルのようなツルリとした質感と光沢。肌を隠すという衣服の役割を真っ向から否定するように、黒い生地から肌が透けて見える。ハイレグタイプの卑猥なボディスーツと、同じ材質の長手袋とストッキングがララの女体を包み込んで魅力を底上げした。
ララは自身の胸を左手で掴み、スーツと乳房に指を沈ませて言った。
「ほら、ケンイチの精液と妄想で作った、ケンイチのための衣装だよ」
挿入中の肉棒を邪魔することなく、秘所を隠す部分には挿入口が空いている。いつでもしゃぶりついてもらえるようにと乳輪を覆う生地もない。猿山の妄想で作ったという言葉通り、その格好は猿山がララを見ながら無意識に脳内で妄想した、悪堕ちしたララを再現していた。
それに合わせ、ララの緑色の瞳が紫色に変化する。深く、見る者の意識を引きずり込むような闇を湛えた瞳。猿山の理想を勝手に汲み取って容易く叶えてくれるララを目の当たりにして、猿山の欲望は増幅する。
瞳と同様に、おそらくは肌の色さえも自由に変えられるのだろう。
それだけでなく、抱いた願いも全て叶えてくれるはず。
都合のいい雌だ。
「他にも、ケンイチの欲望を満たすために何でもするから、命令して?」
射精を終えてもなお、芯の通った肉棒がララの中で直立している。それをしっかりと膣肉で抱擁して、ララは猿山に確認を取る。あくまで命令に拘るのは、ララが猿山の意に反する行動をしないためだ。猿山のためを思って動いても、それで猿山を悲しませたりガッカリさせたりすることだけは避けなくてはいけないと考えているのだろう。
ララは待機する。猿山と繋がったまま、猿山の顔を視界に収める。
変わり果てたララ。元には戻れないだろう。
こうなったのは自分のせい、ではない。何を考えているかわからない女神という存在のせいだ。自分は何も悪くない。仮に女神の思惑通りに道化のように躍ったとしても、誰からも責められはしないはずだ。
猿山は唾をごくりと呑み、気を抜けば吊り上がってしまいそうな口元を震わせ、告げた。
ララと同じ、手駒兼性奴隷を集めろ、と。
そして、手駒候補の名前を挙げる。それは、猿山が日課である自慰のオカズに使っている身近な美少女や美女たちの名前だった。本人たちを投影させた妄想や写真に欲望を叩きつけることしかできなかった高嶺の花々を、猿山の手が届くように堕としてしまえ、と。
猿山の命令に、ララはそっと右手で敬礼の形を取った。
それもまた、猿山の妄想を再現した行動だった。
「仰せのままに!」
楽しげに言うララを見て、猿山はわずかな戸惑いを残しつつも、抑えきれずに口角を吊り上げた。