※この作品はR-18です。

新ゲッターロボG   作:izuminnー3305

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【プロローグ】
〈0.新たな戦いへ〉


 

 赤黒い雲に覆われ美しい青空と眩い太陽を失った地球。大地を揺らす様な爆発音と轟音、そして瓦礫の山となった建物の上に右腕を失い大破したゲッターアークが立ち、目の前にはバグが立ちはだかり、ゆっくりとアークへと近づく。

 バグを操縦するカムイはアークを操縦する拓馬に対して警告する。

「諦めろ、ゲッターは宇宙を滅ぼす。ゲッターと人類の進化はここで断ち切る!」

 カムイの言葉に拓馬は強い意思で反論する。

「ふざけるな!俺は諦めないぞ。未来はいくらでも変えられる!人類とこの地球はこの俺が守る!」

 一方、アンドロメダ流国の襲撃で崩壊した早乙女研究所の地獄のカマでは負傷した神 隼人が近くにあった操作パネルを操作し、カマの蓋を解放し始める。

 徐々に蓋が解放するにつれて高濃度のゲッターエネルギーが放出し始め、その最中に隼人は操作パネルの前に座り込み上を見上げながら呟く。

「拓馬、カムイ、獏、お前達が答えを見付けるんだ。頼んだぞ」

 隼人は笑顔で俯くと目の前に再び竜馬の幻影が現れ彼に話し掛ける。

「隼人、俺達はこれからも戦い続ける運命だ。新しいゲッターの申し子達の為にも果てしない次元の狭間で戦う事となる」

 竜馬の意味深な言葉に隼人は涙を流す。

「そうか・・・竜馬・・俺達はまた一緒に・・・」

 最後まで言い終わる前に隼人は放出された高濃度のゲッターエネルギーに包み込まれてゆき、消滅した。

 地上ではカマが解放された事によってアークの後ろから膨大なエネルギーが放出され、その中からは巨大な物体が現れ、その物体にカムイは笑う。

「出たな!・・・」

 それはメルトダウンし、地獄のカマの中で繭を作り進化と成長を終えたゲッターロボG、真ドラゴンが姿を現す。

「ゲッタードラゴン‼」

 しかし、現れたドラゴンは真ドラゴンではなく更なる進化を遂げた聖ドラゴンであった。しかも現れた聖ドラゴンは拓馬とカムイに話し掛ける。

「拓馬、カムイ、旅立ちの時は来た。さぁ、我と共に旅立とう。新たなゲッターの申し子達の為に」

 拓馬とカムイは驚きながら二人は聖ドラゴンが発したゲッターエネルギーに包み込まれる。

 気を失った拓馬とカムイであったが、聞き覚えのある声が二人を起こそうとしている。

「拓馬!カムイ!起きろ!二人共、目を覚ませ!」

 その声で二人はゆっくりと目を開けるとそこにはエンペラーで別れた獏が居り、拓馬は驚く。

「獏!ここはどこだ?」

 起き上がり周りを見渡すと広大な宇宙空間が広がっていた。拓馬の問いに獏は笑顔で答える。

「ここはゲッターの精神世界だ。俺もエンペラーと共に居たんだが、気付いた時は俺もここに居た」

 二人の会話を聞いていたカムイもゆっくりと起き上がり、ある疑問を獏に掛ける。

「でも何故なんだ?俺はゲッターと人類を滅ぼそうとしたんだぞ」

「それでもカムイ、お前はゲッターの申し子だ」

 何処からか響いてきた声に拓馬、カムイ、獏は驚き周りを見渡すと獏の後ろに巨大な影が現れ、その姿に拓馬、カムイ、獏は驚きカムイはその姿にある確信を持つ。

「お前は!真ゲッターか?」

 影は大きく目を見開く。

「そうだ、カムイ。私は真ゲッターでありゲッターの真理でもある。拓馬、カムイ、獏よ。新たな申し子達、新たな世界を守る時は来た」

 真ゲッターの言っている意味が理解出来なかった拓馬は問い掛ける。

「一体どう言うことだ!新たな世界って?新たな申し子達ってなんだ?」

 拓馬の問い掛けるが、真ゲッターは眩い光を発し始める。

「拓馬・・・いや、ゲッターの申し子達よ。これを見れば、お前達に待ち受ける運命が分かる」

 光に包み込まれた拓馬達が見たのは強面の様な三人の青年、亜人種やモンスターが存在する異世界、悪魔の様な姿をした超人類、超科学の都市、地球外人類の飛来、禍々しい光を放つエネルギー生命体、人類を抹殺しようと都市を攻撃する天使達、宇宙空間で壮絶な戦い繰り広げるロボット軍団、そして見た事もない新たなゲッターロボの陰が現れる。

 再び眩い光に包まれた拓馬達は片腕で目をつむり、目を開けるとそこは見た事もない荒野で彼らの後ろには修復されたゲッターアークが立っていた。

 真ゲッターが見せた運命にカムイは疑問を持つ。

「あれが俺達の待ち受ける運命だと?なぜ真ゲッターは俺達に他者の運命を見せたのか全く理解できん」

「俺もだカムイ。ただ一つ分かっているのがここは地球じゃないってことだ」

 カムイと獏が疑問に思う一方で拓馬だけは待ち受ける運命を理解し、振り向きカムイと獏にこれから待ち受ける運命を話す。

「いいや、違うぞ二人共、俺達は守らないといけないんだ。例え違う世界であっても俺達の見た青年達もゲッターの申し子だ。だが彼らが戦うのはもっと先の事だ。それまで俺達はアークと共に・・・いや、あれと共に彼らが戦う日まで守らなければならない運命なんだ」

 カムイと獏は拓馬が指を指す方を見ると大空に薄っすらと今にもこの世界を押し潰しそうなゲッターエンペラーイーグルにカムイと獏は拓馬の言っていた運命を察する。

 

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