【ゲッターチーム】
『譲司 龍雅(じょうじ りゅうが)』
身長:177cm→184cm 体重:71kg→86kg 髪:黒髪 年齢:17歳 一人称:俺 好物:唐揚げ定食 誕生日:4月4日
本作の主人公で新ドラゴン号のパイロット。浅間高等学校に通う高校2年生、機械工学部の部長でまた空手部のエースである。幼少期から父親からの影響でゲッターロボのファンで自ら設計図を作る程でいつの日か、自分でオリジナルのスーパーロボットを建造する事を夢見ている。ゲッター線を宿したクリスタルから出ていたゲッター線を浴びた事によって超人に近い身体能力を身に付ける。
真面目で正義感の溢れ、また仲間想いの性格をしている。だがその一方で感情的になり易く危険な行動に出てしまう。
複数を相手にする事が出来、またゲッター線を浴びた事によって超人的な身体能力を身に付け高い所から飛び降りても平然と着地する事が出来る。
『谷ケ野 昴(やがの すばる)』
身長:174cm→183cm 体重:72kg→81kg 髪:黒髪 年齢:17歳 一人称:僕→俺 好物:豚カツ定食 誕生日:4月17日
本作の主人公で新ライガー号のパイロット。浅間高等学校に通う高校2年生、機械工学部の部員でまたボクシング部のエースである。中学時代に龍雅と出会い同じゲッターロボファンで意気投合した。幼少期から祖父の影響で機械に興味を持ち小学生の時に自作でPCを作り、またゲッターロボを建造する事を夢見ている。ゲッター線を宿したクリスタルから出ていたゲッター線を浴びた事によって超人に近い身体能力を身に付ける。
冷静沈着で人当たりの良い性格をしているが、その一方、ツンデレで相手からの気持ちに素直になれず、また少し戦闘狂な所がある。
昔から高い運動能力を持ち、またゲッター線を浴びた事によって超人的な身体能力を身に付け格闘だけで相手を倒す事が出来る。
『志木神 佐祐(しきがみ さすけ)』
身長:171cm→188cm 体重:78kg→91kg 髪:黒髪 年齢:17歳 一人称:おいら→俺 好物:焼肉定食 誕生日:4月24日
本作の主人公で新ポセイドン号のパイロット。浅間高等学校に通う高校2年生、機械工学部の部員でまた合気道部のエースである。高校入学の時に龍雅と昴に出会い同じゲッターロボファンで意気投合した。幼少期からロボット作品が好きでよくプラモを作っては遊び龍雅と同じくスーパーロボットを建造する事を夢見ている。ゲッター線を宿したクリスタルから出ていたゲッター線を浴びた事によって超人に近い身体能力を身に付ける。
明るく陽気な性格で誰にでも心を開く器の大きい人格をしている。だがお人好しでよく騙されては自分を含めて皆の持ち金を盗られてしまう。
多種多様な剣術や体術を持ち、またゲッター線を浴びた事によって超人的な身体能力を身に付けどんな物でも持ち上がれる事が出来る。
〈1.ゲッターの申し子達〉
場所は日本、東京にある学園、市立浅間高等学園。
通学時間の朝、校舎のある一室にはロボットに関する本やフィギアなどが置かれており、中央にあるテーブルで黒の学生服を着た少し気弱な青年、龍雅が青紙を使ってロボットの図を熱心に描いていた。
すると突然、ドアがノックされ龍雅は返事をする。
「開いてますよ」
ドアが開くと少し爽やかな顔立ちをした青年が片手に箱を持ちながら笑顔で入ってくる。
「おはよう龍雅。持ってきたぜ、中まで再現された超合金ゲッターロボGのフィギアだ」
それを聞いた龍雅は笑顔になって立ち上がりフィギアを手に取る。
「おーーーっ!あんがとよ昴。これで進めている設計図の制作が捗るよ」
すると昴の背中を軽く押して体格の良い青年が笑顔で現れる。
「おっす!お二人さん、そろそろホームルームが始まるぞ」
それを聞いた龍雅はフィギアをテーブルに置き、書いていた設計図を丸めて筆箱と一緒にバックに入れる。
「佐祐サンキュー、んじゃ行きますかお二人さん」
その言葉に昴と佐祐は返事をする。
「おうよ」
三人は横に並んで陽気な気分で教室へと向かう。
そして龍雅が自分の教室に着いて別れようとした時に突然、足元に魔法陣が現れ三人は驚きつつ眩い光に包み込まれた。
気が付くと白を基調としたゴシック式の巨大な教会の中で昴や佐祐の他に九人のクラスメイトが居た。
すると、目の前には神官の格好をした灰髪の老人が居り、温厚な表情で話し始める。
「異世界の者達よ、私はグラーニス・アルライス。突然、君達をここに召喚した事をお詫びする。率直に申す、君達に魔王ザキルの退治をしてもらいたい」
■
それから数ヶ月後、龍雅達は魔法スキル向上の為のブラック・ドラゴンの討伐を行っていた。
まるで狂戦士の顔立ちをした美青年が指揮をしていた。
「魔力切れの奴や負傷者は無理せず後退しろ!余裕のある奴は防御魔法を展開して後退を支援しろ!」
ブラック・ドラゴンは大きく吠えた後にブレスを広範囲に吐き、一帯を焼き尽くす。逃げ惑う仲間や騎士達を見ていた龍雅達がバイクをモデルにした小型ロボットに乗ってブラック・ドラゴンに突っ込む。
逃げ遅れた騎士が踏み潰されそうになるも間一髪で龍雅達が助けに入る。
「早く逃げろ!」
そう騎士に言う龍雅は昴と佐祐に指示を出す。
「昴!お前は右へ、佐祐は左へ!俺は真正面から戦う!」
龍雅からの指示に昴と佐祐は返事をして左右に展開してブラック・ドラゴンに向かって攻撃を開始する。
ロボットに搭載してある20㎜バルカン砲二門で攻撃するが、ブラック・ドラゴンは平然としおり、一旦動きを止めた昴が嘆く。
「くそ!全然、効いていねぇぞ!」
龍雅は昴の傍に行き宥める。
「倒さなくていい!今は後退する仲間を支援する事が目的だ!」
再び二人は攻撃を行った。するとブラック・ドラゴンは大きく息を吸い込み始め、その姿に佐祐が焦り始める。
「やばいぞ、おい!龍雅‼」
龍雅は振り向いて指示を出していた青年に向かって大声で言う。
「斉臥!今直ぐ逃げろ‼ブレストボールだ!」
斉臥は直ぐに逃げようとしたが、間に合わずブラック・ドラゴンはブレストボールを放つ。
龍雅達は素早くブレストボールの前に立ち、バルカンを一斉掃射するが、太刀打ち出来ず龍雅達は火球の直撃を受けて爆発する。
爆風で吹き飛んだ斉臥は立ち上がり三人の名を叫ぶ。
「龍雅!昴!佐祐!」
勝利を確信した様にブラック・ドラゴンが天に向かって雄叫びを挙げる。
■
ブレストボールを受けて意識が薄っすらとしていた龍雅がこれまでの事を振り返っていた。異世界に召喚され魔王を倒す為に皆と共に魔法スキルの取得する努力をするものの自分を含めて昴と佐祐と共にスキルを所得出来ず皆から戦力外にされた。
しかし、書物庫にあった錬金術の本を使って昴と佐祐と共にあのロボットを作った。
龍雅は過去を振り返りながら夢を叶えられなかった事を後悔する。
「あーーあっ、せっかくの異世界なのに俺の・・・いや俺達の夢、ここで終わるのか」
などと思っていると目を覚まし、血を流し痛がる体を起こし周りを見渡す。
「昴・・うっ・・佐祐・・いで・・どこ・・・だ・・」
そこは大きな洞窟で壁や天井には多くのクリスタルがあり、周りを薄っすらと照らしていた。龍雅は痛みを堪えながら擦れた声で昴と佐祐を呼ぶ。
「昴・・佐祐・・いづ・・どこだ・・返事を・・・うっ・して・・くれ」
破壊されたロボットの残骸の中から微かに昴の声が出ていた。
「龍・・雅・・こ・ここ・・だ」
龍雅は直ぐにまだ動く右腕で残骸をどけて昴を助け出し、側にあった岩に昴を座らせる。
「ここに・・うぐ・・居ろ。佐祐を・・探して来る」
すると後ろから佐祐が大きな破片が肩に刺さり右足を引きずりながら現れる。
龍雅は直ぐに佐祐を寝かせて破片を抜きボロボロとなった自分の服を破いて包帯変わりに肩と右足の傷に巻く。そして佐祐の肩を担ごうとしたが、
「おいらは・・まだ・・立てる・・・から・・昴・・を」
龍雅は頷き昴の元に向かい担ぎ上げ佐祐の元に向かと佐祐は起き上がり奥を見ていた。
龍雅は後ろから話し掛ける。
「どうした・・・佐祐・・」
佐祐は震える腕で奥を指さす。
「あれ・・何・・だ」
龍雅と昴は指さす方を見ると何かが神々しく光っていた。龍雅達は何かに導かれる様に奥へと進む。
神々しく光っていたのは巨大な緑のクリスタルであった。龍雅達はクリスタルの近くまで行き立ち止まる。
「何だ・・・この・・クリ・・スタル・・は?」
そう言うと昴、すると動くはずもない龍雅の左腕がまるで磁石の様に引き付けクリスタルに触れ、眩い光を発する。
■
気が付くとそこは宇宙空間であった。
「何処だ、ここは?て!怪我が治っている⁉」
驚く昴であったが、同じ様に龍雅と佐祐も驚いていた。
「待っていたぞ。新たな申し子達よ、ここは精神の世界だ」
何処から青年の声が響くと龍雅達の前にその姿を現し、龍雅は驚く。
「お・・お前は、いやっ貴方はタイール‼」
タイールは驚く龍雅を宥める。
「驚く事はない、如何にも私はグリーンアース教の教祖、タイールだ」
「でも、あんたは架空の人物。もしかしてこれは夢か?」
昴の戸惑いと疑問にタイールは答える。
「そうかもしれない。しかし、全てはそうとは限らない。架空なら架空、現実なら現実、肝心なのはそれを決めるのは自分自身の意思だ」
タイールの心理に龍雅達は納得した表情をする。
そしてタイールは龍雅達に話し始める。
「龍雅、昴、佐祐、君達は新たな申し子達、ゲッターの申し子だ。そしてここに来るのは必然であり、これから先は過酷な戦いが待っている」
タイールの話に佐祐はある疑問をタイールにぶつける。
「もしかして俺達が見つけたクリスタルはゲッター線なのか?」
タイールは頷き佐祐の疑問に答える。
「そうだ。あのクリスタルは強大なゲッター線を宿した物だ」
すると龍雅は昔から抱いていた疑問をタイールに投げ掛ける。
「タイール、一つだけ教えてくれ。ゲッターとは何なんだ!お前の生みの親である石川先生はゲッターとは何かを描く前に亡くなった。だから教えてくれ!ゲッターとは?進化とは?人類とは?宇宙の真理て何なんだ!」
タイールは真剣な表情で龍雅の疑問に答える。
「それは私が今、ここで答えても君の答えにはならない」
「何故なんだ?」
「自分自身が抱く疑問は他者から答えを聞くではなく自分自身で見付ける物だ」
タイールの考えに龍雅は何か気付いた表情をする。
「君の答えはこれからの運命の中でいつか見つかるだろ。さぁ行け、新たな申し子達よ、ゲッターの力を持って人類の未来を守れ」
タイールはそう言うと眩い光を放ち気が付くと龍雅達は元の世界に戻っていた。すると龍雅は昴と佐祐を見て驚く。
「おっおい!昴!佐祐!お前ら何か雰囲気と姿が隼人と弁慶みたいになっているぞ!」
昴と佐祐も龍雅の姿を見て驚く。
「そう言うお前だって!何か雰囲気と姿が竜馬みたいになっているぞ」
佐祐の指摘に足元にある水たまりに自分を映し驚く。
「マジかよ⁉」
すると龍雅はㇷと何かを思い出したかの様に走り出す。
「おい!龍雅どうした?」
昴の質問に答えず、龍雅はロボットの残骸から自分のバックを見つけ中から設計図を取り出す。
後を追って来た昴と佐祐が左右から設計図を覗き込み昴と佐祐は笑顔になる。
「だよな。佐祐、お前もだろ」
佐祐は頷く。
「ああ、やろうぜ龍雅」
龍雅は満面の笑み振り返る。
「ああ。やろうぜ二人共、俺達の夢を!」
設計図には白ペンで巨大ロボットの内装と外装、その上には『新ゲッターロボG』の名が書かれていた。