※この作品はR-18です。

新ゲッターロボG   作:izuminnー3305

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用語(その1)

『ゲッタークリスタル』
龍雅達が地下の空間で発見したゲッター線を宿した特殊な魔法石でゲッターロボを動かす炉心の原料となっている。形は結晶型をしており、また神々しい緑の光を発している。
魔法石と比べると魔力が凄まじく、また高濃度のゲッター線を発している為、人体にとてつもない進化を促す。まるで意思を持つ様に相手の強い意思に反応して強大な力を発揮する事から龍雅は、ゲッター線をただの宇宙から降り注ぐエネルギーでは意志あるエネルギー生命体と考えている。


〈3.ゲッター伝説の始まり〉

 

翌日の早朝、とある森で、寝袋で寝ていた龍雅と昴が昇って来る朝日によって起き上がり、龍雅は片目を擦り昴に向かって朝の挨拶をする。

「おはよー昴」

 昴も少し寝ぼけた状態で龍雅に挨拶を返す。

「おう、おはよー」

 昴の横では未だに佐祐が寝ており、二人は静かに寝袋から出て小川へと向かい、そこで顔を洗い持って来たタオルで顔を拭いていると後ろから後頭部をかきながら左手に釣り竿とアルミ製のバケツを持った寝起きの佐祐が現れ、二人に挨拶する。

「ふぁーーーーーーーっおはよーお二人さん」

 龍雅と昴は振り返って「おはよー佐祐」、「おう、おはよー佐祐」と挨拶を返す。

 佐祐も小川で顔を洗い終えると持ていた釣り竿で釣りを始める。一方の龍雅と昴も周りにあるマイタケやシイタケに似た茸やニンジンや長ネギ、ニンニクに似た薬草を採る。佐祐の方は五匹程、アユやヤマメに似た川魚を釣り上げていた。

 そして三人は一緒になって野営地に戻り火が消えた焚火を火打石で火を起こし、胡坐になって朝食を作り始める。

 龍雅は取れた薬草をケイバーナイフで切って焚火で熱したフライパンに入れて味付けに細かくした岩塩を入れて炒める。昴は地面にさした太い木の棒に炊飯窯を掛けて湯を沸かして串に刺して焼いた茸と龍雅の薬草を入れる。佐祐は獲れた魚をケイバーナイフで腹を切って内蔵を綺麗に取り、塩を振り串に刺して焼き始める。

 佐祐はナイフで切った魚を昴に渡す。

「ほい昴」

「おお、あんがたよ」

 昴は受け取った魚を炊飯窯に入れ、おてだまでかき混ぜながら塩を入れる。料理が全て出来ると龍雅達は袋から布に包まれた木製の箸とお茶碗を出して「いただきます」と一緒に言って食べ始める。

 朝食を終えて炊飯窯で沸かしたお湯を使って森で取れたお茶の葉が入った、きゅうすに昴おてたまでお湯を注ぎ入れて湯飲みに入れ分けて龍雅と佐祐に渡してゆっくりと飲む。

 お茶を飲んでいると龍雅がある事を話し始める。

「なぁ二人共、これから西じゃなくて北東に向かうぞ。北東の王国、ライナス王国に」

 昴と佐祐はお茶を飲むのを止めて佐祐は龍雅に問う。

「なんでライナスなんだ?このままゲッターで西に向かって魔王城に乗り込むんじゃないのか?」

 龍雅は振り返って横に並んで新ドラゴン号、新ライガー号、新ポセイドン号を見ながら訳を話し始める。

「確かに。俺達は誰よりもゲッターの秘めたる力をよく理解している。この世界ではこいつは強いが・・・」

 龍雅は一旦、話すのを止めて昴と佐祐の方へ向いてから続きを話し始める。

「魔王の元に向かうにも俺達は多くの敵を倒す。だが、敵もバカじゃない。俺達とゲッターを倒す為に強力な魔獣を差し向けてくる」

 何かを理解した昴が変わって佐祐に説明をする。

「確かに一対一なら強力な魔獣を倒す事は出来るが、それが多数で来たらいくらゲッターでも負けてしまう可能性がある」

 昴の話を聞いた佐祐はハッとなり納得して苦笑いをしながらうつむく。

「あはぁ、俺もバカだな。ゲッターの力は強大だが、万能じゃない。竜馬さん達だって仲間の助けがあったからこそ、どんな敵も窮地も乗り越える事が出来た」

 佐祐は龍雅の方を向いて真剣な眼差しで話す。

「龍雅、必要なんだろ。共に戦ってくれる仲間を」

 しかし、昴はある疑問を龍雅にする。

「なぁ、仲間なら斉臥達じゃダメなのか?」

 龍雅は少しお茶を飲んでから笑顔で昴の疑問に答える。

「確かに。でも、お前達も分かっているだろ?ゲッターはいつでも人を選ぶ。俺には分るんだ、ライナスにはゲッターに選ばれし者達が」

 龍雅の答えに昴と佐祐は納得した笑顔になって頷く。

 

■

 

 野営道具を片付け龍雅達は再び分裂した状態の新ゲッターロボGはオートモードで北東へ向かう。

 新ポセイドン号に乗っている佐祐は計器に両足を乗っけながら木製の箸を使ってアルミ製のお弁当に入った焼いた小魚と野菜を食べながら通信画面を使って龍雅と昴と会話をする。

「なぁ、王都に着いたらこのゲッターどうする?このまま行ったら王都の人々が驚くぞ」

 左足を右膝に乗っけながらアルミ製の水筒に入った水を飲みながら昴が初めに佐祐と話し始める。

「確かに。ゲッターを始めて見た人達が間違ってこいつを魔獣と思われたら厄介だ」

 二人の会話を聞いていた龍雅が二人に話す。

「なにーーっ心配するな、二人共。俺にちゃんと考えがあるからさ」

「へぇーーーーっそれってどんな・・・‼」

 などと話す佐祐がモニターに何が映っている事に気付く。

「おい、二人共!目の前に魔獣が居るぞ!」

 龍雅と昴は画面を見ると魔獣が炎を吐きながら小さな村を蹂躙しており、その光景に龍雅達の表情が鋭くなり、龍雅が二人に叫び。

「昴!佐祐!行くぞ!」

 二人は同時に気合の入った返事をする。

「おう!」

 三人は右のハンドレバーを後ろへと引き、ゲットマシンはスピードを出し村に急行

する。

 メカザウルス・バルに似た魔獣は吠えながら逃げ惑う村人達を踏みつけ建物を破壊していた。

 幼児を連れて逃げる若い夫婦が途中、妻が倒れてしまい夫は急いで駆け寄る。

「お前!さぁ早く立つんだ!」

 だが倒れた妻は痛みを堪えた表情で涙を流し夫の腕を掴む。

「ごめんなさい!もう立てないわ!あなた、私を置いて息子と逃げて!」

 すると後ろから魔獣が近づき夫婦を踏みつけ様として夫は妻と子供を守ろうとする。するといきなり魔獣に向かってミサイルが打ち込まれ、猛スピードで三機の新ゲットGマシンが魔獣の上へと急上昇する。

 龍雅は大声で昴と佐祐に言う。

「二人共!合体するぞ!」

 二人は気合の入った返事をする。

「おう!」

 新ドラゴン、新ライガー、新ポセイドンの順に並び龍雅は右のハンドレバーを勢い良く前へ押しながら力強く合体の言葉を叫ぶ。

「チェーーーーーーーーーーーンジッ!ゲッターーーーーーーーーーー新‼ドーーーーーーーラゴーーーーーーーーーーーン‼」

 三機は瞬時に合体、真ゲッターワンの要素が入った新ゲッタードラゴンに変形し魔獣の前に降り立つ。

そして龍雅は再び大声で武器の名を叫びながら左のハンドレバーを前へと勢い良く押す。

「ゲッターーーーーーーーーーー!トマホーーーーーーーーーーーーーーーーク‼」

 新ドラゴンの右肩から勢い良く出た真ゲッターの様な柄が長く両刃の間に小さな刃をあり、先が槍状になっているトマホークを右手に取る。

 魔獣は新ドラゴンに向かって突進攻撃をするが、龍雅は素早くハンドレバーを動かしトマホークで魔獣の右腕を斬り落とす。

 斬り落とされた腕から紫の血を流し魔獣は叫びながら後ろに下がり、今度は炎を吐いて攻撃するが、龍雅はニヤリと笑う。

「そんな攻撃じゃ、この新ゲッターGに傷一つ付かないぜ!」

 新ドラゴンは大きくトマホークを振り炎を払う。焦げ一つ付かない新ドラゴンに驚き後ろに後退りし、魔獣は左手の爪を長くして刃物様にして襲い掛かる。

 龍雅は動揺せず右のハンドレバーを押して速足で新ドラゴンは前進し、トマホークで斬りかかる。

 新ドラゴンと魔獣の二体は激しい斬り合いを繰り広げるが、魔獣は隙を見て自分の尻尾を新ドラゴンの左足に絡め転ばせ、止めを刺そうとする。

 だが、龍雅は大声で叫ぶ。

「オーーーーープーーーーーーーーンッゲット!」

 新ドラゴンは素早く分離し、難を脱し再び空中で合体変形して降り立つ。そして猛スピードで左腕のアームカッターで魔獣の脇腹を斬りながら落ちていたトマホークを手に取り龍雅は大声で叫ぶ。

「うおりゃーーーーーーーーーーーーー!」

 勢い良く振りかぶったトマホークは魔獣の尻尾を斬る。そして新ドラゴンはトマホークを素早くしまい、龍雅は昴と佐祐に叫ぶ。

「昴!佐祐!止めを刺すぞ!」

 昴と佐祐は気合の入った返事をする。

「おう!」

 新ドラゴンは正拳突きの構えをして龍雅、昴、佐祐は同時に勢い良く左のハンドレバーを前へ押し龍雅は大声で技名を叫ぶ。

「ゲッターーーーーーーーーーーーー!ビーーーーーーーーーーーーム‼」

 新ドラゴンの腹部が六角形に開き、丸いレンズが現れエメラルドグリーンのゲッタービームを発射する。

 ゲッタービームの直撃を受けた魔獣は爆死する。戦いには勝利したが、周りを見た佐祐は龍雅に言う。

「龍雅、村の火を消さないと」

 佐祐の言う事に龍雅は頷く。

「ああ、でも大丈夫さ。俺に考えがある」

 龍雅は大声で叫ぶ。

「ゲッターーーーーー!ウィーーーーーーーーーング‼」

 新ドラゴンの背中からウィングを展開し、大きく扇ぎ突風を起こす。そして起きた突風は周りの火を全て消す。

 龍雅は安心した表情をする。

「よし、それじゃ改めてライナスの王都へ向かうぞ」

 そう言うと龍雅は左のフットペダルを踏み、新ドラゴンは西へと飛び去って行った。

 その光景を魔獣に踏み潰されそうになった若い夫婦が村から少し離れた場所から他の村人達と共に見ていた。

「あなた、あの赤い聖巨兵って・・・」

 妻の問に夫は唖然としたかの様な表情で答える。

「ああ、あれはこの世界を救う英雄だ」

 

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