※この作品はR-18です。

新ゲッターロボG   作:izuminnー3305

6 / 10
登場人物(その2)

『ジョン・レイカー』
身長:175cm→185cm 体重:69kg→81kg 年齢:17歳 髪:黒髪 一人称:僕→俺 好物:和牛ステーキ 誕生日:12月21日
龍雅達が出会ったライナス王国の聖巨兵のパイロット。ある王都郊外の小さな村の出身で魔王軍の侵攻で両親を失い自分と同じ境遇を生まない為に王立軍に入るが、龍雅達と同じく修行を行うもスキルを持つ事が出来なかった為、他のパイロットから酷いいじめを受けていた。だが新ドラゴン号に乗り込みゲッター線を浴びて超人となり龍雅達の誘いで王立軍を除隊しゲッターチームに入る。
友情に厚く優しい性格をしているが、ゲッター線を浴びた影響で闘争心が強くなりまた熱くなり易くなっている。
龍雅に近い身体能力を手に入れ正式にネオイーグル号のパイロットとなる。また新ゲッターロボGの代理パイロットを務める。

『ミリナ・クラーリス』
身長:155cm→181cm 体重:61kg→77kg 年齢:16歳 バスト:Cカップ 髪:赤茶髪 一人称:僕 好物:アクアパッツァ 誕生日:12月25日
ジョンの幼馴染で聖巨兵のエース・パイロット。ジョンとは恋仲の幼馴染で幼少期からパイロットとしての英才教育を受けて士官学校では優秀な成績で卒業、その後は各戦線で成果を残した。だがその一方で低身長の事を皆から馬鹿にされていたが、新ライガー号に乗り込みゲッター線を浴びた事によって成長が促進され、更に超人となり龍雅達の誘いとジョンを心配してゲッターチームに入る。
普段は物静かで心優しい性格をしている。一方で好きな相手に素直になれず、また逆な事を言ってしまうツンデレな性格をしている。
昴に近い身体能力を手に入れネオジャガー号のパイロットとなる。また新ゲッターロボGの代理パイロットを務める。

『マルク・シャスバル』
身長:173cm→182cm 体重:76kg→84kg 年齢:17歳 髪:黒髪 一人称:俺 好物:ローストビーフ 誕生日:12月22日
ある戦争で滅んだ旧王国の子孫で王都では有名な食堂のコックをしていた。ジョンとは友達でまた大食漢でパイロットの適性テストで肥満体があだとなり不合格となり、技術班に配属された。他者から不合格になった事を馬鹿にされていたが、新ポセイドン号に乗り込みゲッター線を浴びた事によって体が促進され筋肉質となり、更に超人となり龍雅達の誘いでゲッターチームに入る。
温厚で誰にでも明るく接するフレンドリーな性格をしている。だが大食漢の為、食べる量が多くチームの活動資金を圧迫している。
佐祐に近い身体能力を手に入れネオベアー号のパイロットとなる。また新ゲッターロボGの代理パイロットを務める。



〈5.登場!ネオゲッターロボ〉

 

龍雅達、新ゲッターGは王立軍第四兵舎に降り立つとそこには大勢の兵士達が新ゲッターGを囲み歓声を挙げていた。

 龍雅達は新ゲッターGから降りて喜ぶ兵士達に戸惑いつつも自分達がチヤホヤされる事に喜ぶ一方で龍雅達の後ろではゲッターエネルギーを受けた事で外見が変わったジョン達にも驚いていた。

 ジョンは兵士達を掻き分けながら龍雅に近づき誘いの事を話す。

「なぁ龍雅、俺は決めたぜ。僕は・・・いや俺は、お前達と・・・」

 すると兵士達を強引に掻き分けジョン達をからかい虐めていた、あの兵士達が龍雅達を押し退け怪しい笑顔でジョンに近づく。

「おいジョン、どうしたんだよ?すげえ見た目変わったなぁ」

「でも見た目が変わっても無能なのには変わりないからなぁ」

 彼らはゲラゲラと大笑いをするが、ジョンは何故かニヤリと笑う。

「そんなに俺が面白いか?いいんだ。なんせ俺は今日で軍を辞めるから」

 ジョンの発言に主犯格の兵士がへの顔をした瞬間、顔面に拳がめり込み後ろへ大きく吹っ飛んで行った。

 皆は驚いているとジョンは両手を鳴らし彼らに飛び掛かる。

「その前に!お前ら全員、俺のストレス発散の為にボコボコになれ!」

 ジョンは多勢に無勢に大乱闘を始める。それを見ていたミリナとマルクもニヤリと笑い、二人も両手を鳴らし乱闘に参加する。

「よっしゃ!ジョン、俺も混ぜてくれーーーっ!」

「はぁーーーーっ仕方ない。でも私も一度、男を殴りたかったんだ!」

 ミリナとマルクが加わった事で大乱闘は更なる激しさを増し、その光景を見ていた龍雅達はジョン達の大乱闘がまるで號達がシュワルツ達と大乱闘を繰り広げる光景に似ていた為、くすっと笑う。

 龍雅は大声で乱闘中のジョンに向かって言う。

「おーーーーーーーいっ!ジョン、俺達は門の前で待っているから!思う存分どつきあい

していいぞ!」

 ジョンは相手を殴り伏せ龍雅に向かってサムズアップをし、龍雅もサムズアップをして門の方へと向かう。

 時は流れて夕方、第四兵舎の指令室ではボロボロになったジョンと彼らを虐めていた兵士達がデスクに座っている白髪の男性司令官の前に立たされていた。そして司令官は険しい表情でジョン、ミリナ、マルクを追求する。

「君達はどういった理由で彼らと大乱闘を起こした?」

 ジョン、ミリナ、マルクは腑抜けた表情で答える。

「俺を虐めていたから仕返しにボコボコしました」

「友達が大勢に囲まれていたので助けに入ったまでです」

「俺もジョンと同じです。虐められていたので懲らしめただけです」

 ジョン達の反省の色の無い態度に眉間に血管が浮き出て、更に自身の拳を机に叩きつけ勢いよく立ち上がる。

「貴様ら!何だその態度は!それが上官に対する態度か!そして乱闘を起こした反省はないのか!」

 ジョンは上官の激怒に動じず、頭を掻きながら鼻で笑う。

「何で俺達が反省しなきゃなんないですか?悪い奴を懲らしめただけなのに?」

 ジョンの反省しない態度に司令官の堪忍袋の緒が切れた。

「貴様ら全員!不名誉除隊だ!さっさとここから出て行け!」

 龍雅は門の柱に背を預け金貨を右手でいじり、昴は銀貨を指で上へと弾き取り、佐祐は銅貨で消えるマジックをしながら暇をつぶしていた。すると私服で荷物袋を持ったジョン達がやって来て龍雅達は笑顔で出迎える。

「よっ!ちゃんと除隊届は出したようだなぁ?」

 龍雅の質問にジョンは笑顔でサムズアップをして答える。

「ああ、バッチリだ。これからよろしくな龍雅」

 龍雅とジョンは握手を交わす。

 一方、マルクはミリナにある質問をする。

「なぁ?ミリナ、お前は辞めなく良かったんじゃ?色々な戦歴を持つお前だったら軍に残れたのに」

 ミリナは笑顔でマルクの問いに答える。

「確かに様々な戦場で武勲を立ててきたが、こっちの方が軍に居るより面白いし、お前とジョンが心配でなぁ」

 ミリナの答えにマルクはほくそ笑む。

「あんがとよ。しかし、どうするか?生活費を稼ぐ為に冒険者にもなるか」

 マルクの生活費に悩む事を聞いていた佐祐が笑顔で彼にある提案をする。

「生活費が稼ぎたいなら俺達がバイトしている定食屋で働かないか?実は今、大盛況で人手が足りなくってもしよかったら働かないか?マスターには俺から話しておくから」

 佐祐とマルクの会話を聞いていた龍雅はジョンに問う。

「どうする?俺達や食堂は凄く助かるんだが」

 ジョンは笑顔で龍雅に向かってサムズアップをする。

「ああ、よろしく頼む」

 龍雅達とジョン達は横に並んで笑顔で歩き出す。

 

■

 

 龍雅達がジョン達を仲間にしてから一週間後、ジョン達は龍雅達がバイトをしているオリンポス屋で働いていたが、店の中は多くの住民や冒険者、更に王国兵士達で賑わっており店の待合席は全て埋まっているだけでなく外は多くのお客が列を成して席が空くの待っていた。

 一方、厨房では龍雅達やジョン達だけでなく、他にも多くの人達が仕込みや調理、ウェートレスとして働いていた。龍雅達がオリンポス屋で出した日中欧の定食が大反響を呼びジョン達以外にも人を雇わなければ店が回らい程の大盛況となっていた。

 女性のウェートレスが小走りで厨房へ向かい焼き物や揚げ物を作っている龍雅に向かって大声で注文を言う。

「龍雅シェフ!十番テーブル、生姜焼き定食!十七番テーブル、塩唐揚げ定食!二十二番テーブル、味噌サバ定食!全部!ライス、ミソスープは大盛りで!」

 龍雅はひり向き大声で返事をする。

「ああ!分かった!」

 今度は男性ウェートレスが中華鍋でエビチリを作っている昴に向かって大声で注文を言う。

「昴シェフ!二十五番と二十九番テーブル、油淋鶏定食!三十一番テーブル、麻婆炒飯定食大盛り!油淋鶏はライスとチャイナスープを大盛りで!」

 昴は振り向き返事をする。

「OK!任せろ!」

 別の女性ウェートレスが鍋でパスタとスープを煮ている佐祐に向かって大声で注文を言う。

「佐祐シェフ!三十番テーブル、ペペロンチーノセット!三十三番テーブル、サーモンスープセット!二つ共、パンとコーンスープで!」

 佐祐は振り向きガッツポーズし、返事をする。

「おう!がってんだい!」

 一方でジョンは素早い手捌きでオムライスの卵と豚肉のステーキを綺麗にひっくり返し、ミリナはウェートレスとして他のウェートレスと共に注文、出来た料理運び、後片付けを行い、マルクは素早く一度に醬油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメンを完成させる。

 大勢雇ったとはいえ人員不足でジョンは出来た料理をトレイに載せて注文したお客の元に運ぶが、途中でガラの悪い男達が強引に少女の体に触っていた。

「やめてください!ここはそういう場所ではございません!」

 男達はやめるどころか少女を強引に自分達の所に引き寄せ様とする。

「いいじゃないか、ちょっとだけ」

 そう言いながら今度は少女の胸を触ろうとしたが、そこを左手にトレイを持ったジョンが右手で男の手首を強く握り上に上げる。

「お客さん、ここはそう言うのはお断りしているので」

 ジョンは勢いよく引っ張り転ばす。その後に他の仲間達も立ち上がりジョンに襲い掛かろうとしたが、ミリナは右足を引っ掛けて転ばせ、更にマルクが男の右手で背中を叩き掴み引っ張り転ばす。

 男達は立ち上がりジョン達に殴り掛かろうとしたが、騒ぎを聞きつけた龍雅達が男達の前に立ちはだかり威圧しながら龍雅は警告する。

「お客さん、ここは食事をする所ですよ。喧嘩おっぱじめるんだったら骨の二、三本じゃすまないですよ」

 昴は右手に持っているおたまで肩を叩きながら不良の様な笑顔で警告する。

「嫌だったら体全体の骨を小麦粉の様に粉々にしてあげましょうか?今なら無料で体験できますよ」

 佐祐は持っていた大きなフライパンを紙の様に真ん中から破りながらニッこりとしながら警告する。

「それとも体をバラバラしてひき肉になりますか?俺、結構ひき肉を作るの超得意なんですよ」

 龍雅はグイっと顔を男達に近づけ険しい表情になる。

「とっとと金を払って失せろ!チンピラ共!」

 男達は龍雅達の迫力に恐怖し、慌てながらテーブルに銀貨五枚を置いて店を去って行った。それを見ていた大勢のお客さんが龍雅達に拍手喝采を送り、龍雅達は素直に笑顔で喜ぶ。

 一方、ジョンは佐祐に近づきある事を言う。

「おい、佐祐。フライパン大丈夫か?」

 ジョンの指摘に佐祐は手元を見てハッとする。

「あ!」

 その日の終業時間、店のフライパンを壊してしまった佐祐はマスターにこってり説教をされ翌日、佐祐が貰う給料から引かれる事となった。

 宿に戻った龍雅達は小さなフロアルームでジョン達に自分達の故郷の世界と日本の事で談笑していた。ジョンはふとした疑問を龍雅にする。

「なぁ龍雅、目的は魔王退治と故郷の世界に帰ることなのか?」

 龍雅は迷わずジョンに答える。

「いいや。俺の・・・いいや、俺達の一番の目的はゲッターの真理を解き明かすことだ。それが成し遂げるまでは魔王を倒したとしても帰るつもりはない」

 それを聞いていた昴と佐祐は同感する表情で頷く。

「ああ、ようやく本当のゲッターに出会えたんだ。進化とは宇宙とはゲッターとは、その先にある物を知りたい」

「まぁ、それを知る為には目先の事を先に片付けないとな。魔王が世界を征服したら知る事が出来なくなっちまうからな」

 龍雅だけでなく昴と佐祐の目的にミリナはある事を聞く。

「ならゲッターを知る為なら人々はどうだっていいのか?」

 佐祐は迷わず即答する。

「安心しろ。そんな非道なことはしない。そんなことをしたら魔王とかわりないじゃないか」

 佐祐の答えを聞いたジョン達は安心した表情する。そして皆は解散して部屋へ戻り眠りに入る。

 一方、森林の中から一匹の小型の魔獣が王都を観察し素早く闇の中へと消えって行き、一目散に広い平原に出て、丘に佇む影の元に静かにしゃがむ。

 影は右手を伸ばし魔獣の頭に乗せ手の平を怪しい紫色の光を放つ。

「ご苦労、下がっていい」

 魔獣は一礼して去って行く。そして後ろから一つ目の人型魔獣が近づきある報告をする。

「・・・様、王都への侵攻準備が整いました」

 報告を聞いたその者は頷く。

「うむ、ゲッターか」

 雲に隠れていた月が顔を出し、月明かりでその者の姿を現す。その姿は漫画に登場する大魔王ゼノンであった。

右の中年男性の顔が傲慢かつ自信のある表情で言う。

「ゲッターなんぞふざけた名前をした聖巨兵なんぞ恐るるに足らず」

 左の女性の顔が怪しげな笑顔で言う。

「そうとも相手が何者であれ、我らの爪で引き裂くのみ」

 真正面の青年の顔がニヤリと笑い、右手を握り拳にする。

「全軍!夜明けと同時に王都に侵攻する!人間も亜人も容赦なく殺せ!そして我らが魔王様の力と恐怖を知らしめるのだ!」

 ゼノンの檄に後ろにひれ伏していた大から小の異形の魔獣達が一斉に咆哮を上げる。

 

■

 

 翌朝の早朝、王都全土に鳴り響く警告の鐘によって人々は慌てながら荷物を馬車に乗せ、兵士達は装備を整え更に動ける聖巨兵が総出動する。

 一方の龍雅達は城壁に上り、そこから北の方角に向けて双眼鏡で侵攻する魔王軍を見ていた。

 大地を埋め尽くす魔獣に対して昴は驚きを溢す。

「うわぁ、あんな数じゃ一瞬で王都なんて滅ぶぞ」

 佐祐は周りを見渡しある程度の魔獣の数を数えている。

「二、三、四、五百ってとこだな。聖巨兵じゃ足止めにもなんねぇな・・・⁉」

 佐祐は右隣に居る龍雅に慌てながら腕を平手で叩く。

「おい!龍雅!軍勢の真ん中!丘の上を見てくれ!」

 龍雅は一瞬、双眼鏡から目を離し佐祐を見た後に再び双眼鏡で丘を見てゼノンが指揮をしている姿に驚く。

「嘘だろ!あれ・・・いや、あいつは!ゼノン、大魔王ゼノンじゃないか!」

 龍雅の言葉に驚きと疑問を持ち昴も慌てて丘を見て再び驚く。

「本当だ!やれやれ、この異世界にはデーモン族も居るのかよ」

 だが双眼鏡から目を外した龍雅だけはまるで好戦的な笑顔で興奮していた。

「デへへへへへへッ二人共、よく考えてみろ。デーモン族だぞ!ゲッター対デーモンの夢の対決に興奮しないのか?」

 龍雅の言葉にハッとした昴と佐祐も双眼鏡から目を外し好戦的な笑顔で興奮し始める。

「そう言えばそうだな。早く戦いたくてウズウズして来たぜ!待っていろよデーモン!片っ端からぶっ潰してやるぜ!」

 すると佐祐の右手にはめているゲッターリングのクリスタルが点滅し、それを見てニヤリと笑う。

「なぁ龍雅、昴、例のあれが出来たらしいぜぇ。急いでジョン達の元に戻らねぇと」

 龍雅と昴は笑顔で同時にサムズアップをし、三人は急いで宿へと戻る。

 

■

 

 宿に戻った龍雅達はジョン達を引き連れ王都を脱出しようとする王立軍第四兵舎へと向かう。

 第四兵舎では兵士達やパイロット達が慌ただしく侵攻する魔王軍に対して防衛準備を進めていた。龍雅達は司令官に事情を話し、広く空いている所でゲッターリングを使いゲットGマシーンを出現させ、その光景にジョン達は驚く。

「スッゲェーーーーーーーッそのゲッターリング便利だなぁ!」

 興奮するジョンに龍雅はニヤリと笑って佐祐が城壁の上で言っていた事を言う。

「ジョン、お前達の為に作っておいた物があるんだ」

 そう言うと龍雅、昴、佐祐は再びゲッターリングを使い出現させた魔法陣から三機の新たなゲットマシーンが出現する。

 そしてジョン達は新たなゲットマシーンへと乗り込むが、ジョンは今まで学んでいた聖巨兵の全く違う事に戸惑いと苛立ちながら操縦レバーやフットペダルをいじってマシーンを起動させようとする。

「くっそ!これはどうやったら動くんだよ?」

 ジョンだけでなくミリナとマルクも同じ新たなゲットマシーンの操作と機動が分からずにいたが、計器の上の小さな通信画面に龍雅が映し出され彼はジョン達に言う。

「ジョン、ミリナ、マルク、落ち着くんだ。深呼吸しうて、ゲッターは手足で動くさんじゃない。意識を集中させて心で操縦するんだ」

 ジョン、ミリナ、マルクは目を閉じて意識を集中するのだが、龍雅はレーダーを見て魔王軍の侵攻を阻止する為に新ドラゴン号のエンジンの出力を上げ、機体をホバーリングする。

「すまんジョン!俺達は先に出て奴らを迎え撃つ!昴!佐祐!行くぞ!」

 昴と佐祐も新ライガー号、新ポセイドン号の出力を上げて機体をホバーリングさせながら二人は気合の入った返事をする。

「おう!」

 そして龍雅達は気合の入った発進の決めゼリフをする。

「ゲッターロボ!発進!」

 新ゲットマシーンGは物凄いスピードで飛んで行った。

 

■

 

 丘の上に居るゼノンは腕を組んで王都の門外に大量に配置されている聖巨兵を見て勝利を確信する。

「よし!我らの勝利を確実だ!奴らがどうあがこうとも無駄な努力だ!」

 しかし突然、魔王軍に向かってミサイルが打ち込まれ多くの魔獣やゼノンは驚く。そして猛スピードで新ゲットマシーンGが現れ、三機は一気に急上昇する。

 そして龍雅は大声で佐祐に言う。

「佐祐!敵の数が多い!新ポセイドンで行くぞ!」

 佐祐は気合いの入った返事をする。

「おう!任せろ!」

 そして佐祐は力強く気合いの入った合体の言葉を叫ぶ。

「チェーーーーーーーーーンジッ!ゲッターーーーーーー新!ポセーーーーーーイッ!ドーーーーーーン!」

 新ポセイドン、新ドラゴン、新ライガーの順に合体し真ゲッタースリーの要素が入った両足がキャタピラで両肩に二発ずつのミサイルポットを着けた新ポセイドンが物凄い地揺れを起こしながら着地し、砂埃の中から姿を現す。

 三体の大型魔獣は一瞬、驚くがすぐに新ポセイドンを敵と判断し襲い掛かる。佐祐はニヤリと笑い両方の操作レバーを前へと勢い良く押し、新ポセイドンは物凄いスピードで前進する。

 新ポセイドンと魔獣はぶつかる。一対三なのに新ポセイドンは三体の魔獣を易々と押し込む。

「うぉーーーーーーーりゃーーーーーーーーっ!」

 佐祐はレバーを今度は後ろに向かって勢い良く引く事で魔獣を易々と上へと放り投げる。

「これでも!くらえーーーーーーーーーーーーーーっ!」

 佐祐は左のレバーを勢い良く前へと押し込む事によって新ポセイドンの両肩にあるミサイルポットから四発のミサイルが発射され、ミサイルは放り投げられた魔獣に命中し木端微塵に爆死する。

 その光景にゼノンは啞然とする。

「なっ・・・・なんだ!あの聖巨兵は⁉」

 中年男性の顔も冷や汗を流しながら驚く。

「偵察に行った魔獣から赤と青のゲッターロボは知ってはいたが・・・」

 女性の顔も同じ様に驚く。

「まっまさか!もう一つ別の形態があったのか?」

 真正面の青年の顔はすぐにキリっとして他の魔獣達に大声で命令する。

「恐れるな!奴は一体だけだ!数に物を言わせて倒すのだ!」

 ゼノンの命令で魔獣達は一斉に新ポセイドンに襲い掛かる。そして龍雅達は迫りくる魔獣達に動揺するどころか逆に冷静でニヤリと笑い、佐祐は再び両方のレバーを勢い良く前へと押し込み新ポセイドンは猛スピードで前進する。

 

■

 

 一方、ジョン達は龍雅に言われた通り目を閉じて意識を集中させていた。そしてジョン達は何か感じ取り、ハッと目を開いたのと同時に新たなゲットマシーンは眩い緑色の光を発しながらエンジンは起動し唸りを挙げながらパワーが勝手に上がって行く。

 龍雅達、新ポセイドンは物凄いパワーで次々と魔獣達を撃破し、魔獣達も恐れる事無く新ポセイドンを倒そうと襲い掛かるが、次々と倒されて行く。

 その光景にさすがのゼノンも軍の全滅だけでなく自身が倒される危機を感じた。

「くそ!何だゲッターとは?今までの聖巨兵とは訳が違い過ぎる!」

 すると突然、ゼノンの後ろに居た三体の魔獣の体が引き裂かれゼノンは何事かと振り向くと猛スピードで三機の新たなゲットマシーンが飛来する。

 動き出した新たなゲットマシーンの物凄いパワーを感じているジョンは興奮していた。

「うぉーーーーーーーーーーー!このパワー⁉こんなの生まれて初めてだぜーーーーーーーー!」

 同じく新たなゲットマシーンのパワーを感じているミリナはジョンに対して注意する。

「ジョン!興奮するのは分かるが、冷静になれ!」

 マルクもパワーを堪えながら新たなゲットマシーンの性能の違いを言う。

「うぐっ!この機体のパワーは今までの聖巨兵とは桁違いだ!」

 龍雅、昴、佐祐は飛んでいる新たなゲットマシーンを見て興奮と嬉しいさが合わさった笑顔する。そして龍雅は通信画面を使ってジョン達に指示を出す。

「ジョン!ミリナ!マルク!よくやった!それじゃ最後の仕上げだ!合体しろぉーーーー!」

 龍雅の指示にジョンは戸惑う。

「合体⁉んなもん出来るか!」

「ジョン!俺はお前達に言ったはずだ。ゲッターは手足で動かすんじゃない!心で操縦するんだ!」

 龍雅の言葉にジョン達はハッとし再び目を閉じて意識を集中させる。そして合体のコツを感じ取り目を開く。それに龍雅、昴、佐祐はジョン達に向かって叫ぶ。

「叫べ!合体の言葉を!」

 ジョンは勢い良く右のハンドレバーを前へと押し込みながら力強く気合いの入った合体の言葉を叫ぶ。

「チェーーーーーーーーーーーーーーンジッ!ネオゲッターーーーーーーーーーーワーーーーーーーーーーン!」

 猛スピードで厚い雲の中へと入ったネオゲットマシーンはネオイーグル、ネオジャガー、ネオベアーの順に合体する。そして雲を突き破りネオゲッターワンが姿を現す。

 龍雅達は現れたネオゲッターロボに喜ぶが、攻撃の手を止めてしまったせいでゼノンはチャンスと見て魔獣達に命令する。

「今だ!ゲッターの攻撃が止まった!袋叩きにせよ!」

 魔獣達は新ポセイドンを隙間なく囲みに攻撃する。しかし佐祐は左のハンドレバーを前へと勢い良く押しながら分離の言葉を叫び。

「オーーーーープーーーーーーーーンッゲット!」

 分離した新ゲットマシーンGは囲んだ魔獣達を蹴散らしながら脱出し急上昇する。そいして龍雅は力強く気合いの入った合体の言葉を叫ぶ。

「チェーーーーーーーーーーーーーーンジ!ゲッターーーーーーーーーーー新!ドーーーーーーラゴーーーーーーーーーンッ!」

 素早く空中で新ドラゴンに合体し、ネオゲッターワンと共に降り立つ。そして龍雅はトマホークを叫び。

「ゲッターーーーーーーーーッ!トマホーーーーーーーーーーーーーーーーークッ!」

 右肩から飛び出したゲッタートマホークを右手で取り、ジョンも左のレバーを勢い良く前へと押し込みながら武器の名を叫ぶ。

「ゲッターーーーーーーーーッ!ソーーーーーーーーーーーーーーーーーーードッ!」

 ネオゲッターワンは両手を拳にして合わせ、そこに眩い光のプラズマパワーが発生し延ばす様に広げるとそこから漫画に登場したゲッターソードが現れ、それを右手に取る。

 ジョンが一発でソードを出現させた事に龍雅は嬉しい笑顔をする。

「すげぇーーー!ジョン!一発でソードを出すなんて!」

 ジョンは自慢げな笑顔で言う。

「どうだ!勘を感じ取った時に出現させる方法を知ったんだ」

 昴も笑顔になって気合を入れる。

「んじゃ!奴らを思いっ切りボコボコにすっか!」

 皆は笑顔で気合の入った返事をする。

「おう!」

 新ドラゴンとネオゲッターワンは物凄いスピードで魔獣に向かって走り出す。魔獣達も一斉にゲッターに襲い掛かる。新ドラゴンとネオゲッターワンは素早い動きで次々と魔獣達を倒しまくる。

 ゼノンは次々と魔獣達を倒し無双するゲッターの姿に恐れ驚愕する。

「な・・・何なんだゲッターとは!たった二体だけなのに・・・魔獣を・・・魔獣をあんな簡単に倒すなんて!」

 一時間も経たない内にゼノン率いる魔王軍は全滅寸前まで追い込み、龍雅はジョンにある提案をする。

「ジョン、せっかくだ。必殺技で決めるぞ!」

 ジョンはニヤリと笑い頷く。

「おう!じゃやろうぜぇ!」

 新ドラゴンは両腕をクロスさせ額にある六角形のミラーにある丸い突起物にエネルギーが集まり始め、ネオゲッターワンは両掌を合わせて発生させたプラズマパワーの塊を徐々に掌を放して行く事で大きくして行く。

 ザキルと生き残った魔獣達はゲッターが何かしようと感じ取り身構える。

 そして龍雅とジョンは気合の入った必殺技を叫ぶ。

「ファイヤーーーーーーーーッ!ダイナマイトーーーーーーーーーーーーッ!ブーーーーーーーレイクーーーーーーーーーーーーーッ!」

「プラズマーーーーーーーーーーーーーーッ!サンダーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」

 新ドラゴンは両腕を一気に広げて額から火炎を纏ったビームが放たれ、ネオゲッターワンは大きくしたプラズマパワーの塊を振りかぶって放つ。

 魔獣達は素早くゼノンを守る為に盾となるが、必殺技が魔獣達を直撃し大爆発を起こしゼノンも巻き込まれる。

 だが寸でのところでゼノンはテレポートを使い空中へと逃れていた。そして怒りの表情で新ドラゴンとネオゲッターワンを凝視する。

「おのれゲッター!貴様の事は決して忘れん!」

「必ずこの恨み!この怒りを晴らしてやる!」

「覚えておけ!我の名はゼノン!いつか私のこの爪で貴様を引き裂いてやる」

 ゼノンは龍雅達に捨て台詞をして遥か彼方の空へと飛び去って行き、龍雅達は更に壮絶で過酷な戦いが待っていると覚悟する。

 

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