『魔将軍ゼノン(ましょうぐんゼノン)』
身長:188cm 体重:89kg 年齢:3400歳 髪:黒髪 一人称:私または俺 好物:ミノタウロスの肉 誕生日:9月16日
魔王親衛隊の隊長でアモンの元上官。他の魔物から「地獄の軍才者」と言う異名で呼ばれている。魔王の命令によって魔王大征服軍の指揮官を務めているガルムの護衛兼作戦参謀を務めている。巧妙かつ相手の心理を利用した作戦と計画で次々と国々を征服または滅亡させていったが、ゲッターチームの出現で実行部隊が次々と討たれた事で作戦や計画が失敗続きとなり龍雅達を目の敵にする。
普段は冷静沈着で魔王ザキルやガルムから絶対的な信頼を置かれているが、一方で人や亜人種を玩具の様に遊びながら殺す残忍な性格をしている。
アモンと互角の超能力を持ち、また両肩にある顔を分離させる事が出来、それぞれゲルマー、アグウェル、ジンメンとなっている。
龍雅達がゼノン率いる魔王軍を撃退してから三日後、避難していた人々が徐々に戻り、更に王国を挙げて王都の危機を救った新ゲッターGとネオゲッター、そして龍雅、昴、佐祐、ジョン、ミリナ、マルクを英雄として祝う準備をしていた。
龍雅、昴、佐祐、ジョン、ミリナ、マルクは国王に呼ばれ豪華に装飾された来客間で紅茶を飲み高級なお菓子を食べながらくつろいでいた。
ジョン達は整った身なりをしている一方で龍雅達はいつも通りの黄土色の服を着て更に薄茶色の布マントを羽織っていた。
ジョンは今後の旅の事について龍雅に聞く。
「なぁ龍雅、王国を出たどこに行くんだ?」
龍雅は一枚のクッキーを食べ終えると迷いなく即答する。
「ああ、南だ。グランディア帝国に向かう」
龍雅の目的地にマルクは腕を組んで窓を見ながらウキウキする。
「グランディアか。あの帝国には一度、行ってみたかったんだ」
するとドアが開いて老人の執事が静かに入って龍雅達とジョン達に一礼する。
「皆様、表彰の準備が出来ました。どうぞ、王座の間へ」
ミリナは立ち上がり皆に言う。
「じゃ、行きましょうか」
ミリナの言葉に皆は立ち上がり執事の後に付いて行く。そして王座の間の大扉の前に着くと龍雅達とジョン達を案内した執事は皆に一礼し、その場を去り、豪華で美しいデザインの鎧を着た二人の親衛兵が胸を張る。
「勇者様がお着きになりました!」
大声で龍雅達とジョン達の到着を言うと大扉をゆっくりと開ける。開いた先は白を基調し大きく広い天井には三つの大きなシャンデリア、柱には金で描かれた豪華な模様と日の光を多く入れる大きな窓と窓の間には油絵が飾られていた。
そして王の座に続く赤いカーペットを境に左右には多くの貴族が姿を見せた龍雅達とジョン達を歓迎と感謝の眼差しで見る。
貴族達からのその眼差しに龍雅達は慄くが、ジョン、ミリナ、マルクは静かに龍雅、昴、佐祐の背中を優しく触り笑顔で励ます。
励まされた龍雅、昴、佐祐はホッとし自信に満ちた表情になり堂々と中へ入る。
王座の前に着くとそこには白髪で歴戦の剣士の様な顔付きをした国王が堂々と座っており龍雅達とジョン達は静かに膝間着き、頭を下げる。
そしてジョンは国王に向かって挨拶をする。
「陛下、ご機嫌うるわしゅうございます」
国王は小さく頷く。
「うむ。皆、面を上げよ」
龍雅達とジョン達は面を上げる。そして国王は笑顔で話し出す。
「ジョン、ミリナ、マルク、そして異世界の勇者達よ。そちらのお陰で王国は救われた、全ての国民を代表としてお礼を言う。本当にありがと」
国王は深々と頭を下げ、貴族達も龍雅達とジョン達に向かって頭を下げる。
ジョンも国王に感謝の言葉を言う。
「は、勿体無いお言葉です」
国王と貴族達は頭を上げる。そして国王は今度は龍雅達に話し掛ける。
「自己紹介がまだだったな異世界の勇者達よ。私の名はセルネア・ロード・ライナス。このライナス王国を治める第二十九代国王である。して、そなた達の名は?」
龍雅達はセルネアに自分達の名を名乗る。
「は、陛下。私の名は譲司 龍雅と申します」
「私の名は谷ケ野 昴と申します」
「私の名は志木神 佐祐と申します」
名を名乗り終えセルネアは次にある質問をする。
「では諸君、君達が乗っているあの姿の変わる聖巨兵ついて教えてくれ」
龍雅達はセルネアから次々と来る質問に答えていった。
少し経ってあらゆる事を聞いたセルネアは下顎を触りながら関心する。
「ふむ。ゲッターロボにゲッター線、空想と思われていた物がこの世界に実在していたと。興味深いな」
するとセルネアの右隣の椅子に黄銅髪の青年が彼に話し掛ける。
「陛下、そろそろ」
セルネアはハッとする。
「おっと、そうだったな。諸君達をここへ呼んだのは他でもない。王国を救った諸君達に英雄勲章を授与したいのだ」
そしてセルネアの左隣に居た男女の家臣が龍雅達とジョン達に近づき、そして龍雅達とジョン達を一斉に立ち上がる。男女の家臣は皆の右胸に金の十字星に二つの銀の剣がクロスし、その後ろに周りの枠が金で中が赤い六角形の英雄勲章が付けられる。
全員が付け終わるとセルネアは立ち上がる。
「改めて王国を救ってくれて本当にありがとう。君達こそ真の勇者である」
そう言うとセルネアは龍雅達とジョン達に拍手をし、貴族達も龍雅達とジョン達に向けて拍手を送る。ジョン達は笑顔で貴族達に手を振るが、一方の龍雅達は照れ臭い表情をしていた。
授与式を終えた龍雅達とジョン達は再び執事に連れられて来客間へと向かう途中、吹き抜けとなっているバルコニーを通っていた。
佐祐は勲章と共に貰ったずっしりとした王宮の紋が入った布袋を開けて中身に驚いていた。
「白金貨五百枚、日本円に変えると約五千万円。一年中、遊んで暮らせる大金だぞこれ」
すると奥から金髪で長髪のきざな美青年の男性が笑顔で悠々と龍雅達とジョン達に近づき、話し掛ける。
「いやいや、異世界の勇者諸君、お会い出来て光栄だよ」
そして男性は今度は執事に話し掛ける。
「すまないが、外してくれないか」
「分かりました。では失礼致します」
執事はそう言って龍雅達とジョン達に一礼してその場を去って行く。そして男性は自慢げな表情で話し出す。
「私はペリナ・ハーバレン。この国で歴史ある大貴族、ハーバレン家の跡取りで王立親衛隊の隊長を務めている。よろしく」
ペリナの自慢げな自己紹介に龍雅達は苦笑いをし、二人の代表として龍雅は彼と握手をする。
「あ・・・あぁ、こちらこそよろしく」
握手を終えるとペリナはいきなり笑顔で龍雅達を見下し始める。
「しかし、なんだそのみすぼらしい服はとても王国を救った英雄とはおもえんなぁ。異世界人はオシャレを知らないのか?」
いきなりの見下した事に龍雅達はイラッとし、昴は引きつった笑顔で言う。
「いいえ、そんな事はないですよ。異世界、私達の世界でもオシャレをする人は沢山いますよ」
「そっか。しかし、お前が英雄とはお笑いだなジョン。前に比べると姿は強くなってはいるが、しょせんは見かけ倒しだもんな」
今度はジョンを見下すが、ジョンは何故か笑顔で余裕な表情で言う。
「はっ!お前がどう思うかはてめぇの勝手にしてろ。ボンボンが!」
ジョンの強気な姿勢にペリナは嫌な表情をする。
「この・・・見た目が強くなったからっていい気になりやがって」
更にマルクも強気な姿勢でペリナに言う。
「ああ、もうお前が知っている俺達じゃないぜ。そもそも人の事を見下す時点でお前の心はちっちぇな」
マルクの言葉にペリナは遂に頭にきて大口論を始める。
佐祐は小声で左隣にいるミリナに話し掛ける。
「なぁ、ミリナ。あいつ何なんだ?いきなり俺達を見下すは家の事や自分の事を自慢げに語るは」
ミリナも小声でペリナについて説明する。
「あいつは単なるナルシストで史上最低なサディストなの。自分より格下の相手を見下すわ、気の弱い相手を大勢でいじめるの。特にジョンとマルクにはそうと酷いいじめをしていて、二人がまだあんな風になる前までは私が守っていたけど」
一方、何を言っても動じないジョンとマルクに対して舌打ちをし背を向けて去ろうとする間際に彼は振り向きミリナに投げ掛ける。
「おい!ミリナ!数多くの武勲を挙げたお前がこんな奴らに付いて行ったら必ず後悔するぞ!」
ミリナは嘲笑う様にペリナに言う。
「後悔なんてしてないわよ。むしろ後悔しているのはあんたの方だよ」
ミリナの言葉に悔しそうな顔になったペリナはそそくさと去って行った。
夕暮れ時、授与式を終えた龍雅達とジョン達は豪華な装飾をした王宮の馬車に乗って城を後にし、宿へと戻っていた。その道中で皆は窓から国民が自分達を祝う準備をしている光景にマルクは笑う。
「いいや、以前までは想像がつかなかったぜ。こんな俺達の為に国を挙げて祝うなんて」
昴もマルクの気持ちに同感する。
「俺もだよマルク。でもこれじゃ祝祭と言うより魔王討伐したかの様な感じだな」
などと言っているうちに宿の前に着き、龍雅、昴、佐祐、ジョン、ミリナ、マルクは馬車から降り、御者に別れの挨拶をして宿へと入る。
■
翌日の朝には龍雅達とジョン達は大広間で祝祭に参加していた。そして皆は大きな横長のテーブルに座り並べられた豪華な肉や野菜、魚介の料理を笑顔で喜びながら頬張っていた。
龍雅はローストチキンの足を手でちぎって豪快にかぶりつき肉を食べる。
「うんーーーーーーーーーっ!この鶏肉、ジューシーで美味い!」
昴は串に刺してフライにした少し大きめの魚の腹を大きく真ん中から一口食べる。
「うま!うま!うま!脂がのっていてめちゃくちゃ美味しい!」
佐祐は大きな焼かれた牛肉の塊を厚く切って自分のお皿に乗っけてナイフとフォークで豪快に食べる。
「ん!ん!んーーーーーーーーっ!こんなうまいステーキは生まれて初めてだ!」
ジョンは塩が振られた蒸したジャガイモをガッツりと食べ、その後にジョッキに入ったブドウ水を一気飲みする。
「くぅーーーーーーーーーーーーっ!これだ!これ!しょっぱい後の甘い飲み物は最高だぁ!」
ミリナは牛肉とトマトソースで作ったパイを自分のお皿に乗っけてフォークで上品に食べ、ゆっくりとブドウ水を飲む。
「んーーーーーーーーーーーーっ!やっぱりミートパイとブドウ水は最高の組み合わせね!」
マルクは自分のお皿に牡蠣を五つ乗っけ、そこに塩と胡椒を少々にレモンを絞り、吸う様に食べる。
「うめ!うめ!うっめーーーーーーーーーーっ!何個でも行けるぜ!生牡蠣は!止まらないぜ!」
他の国民達は食事をし、音楽を奏でながら男女が踊り、一方の王宮の大広間で貴族達が龍雅達とジョン達を祝っていた。
龍雅は蒸したジャガイモを食べていると少女の悲鳴が上がり食べるのをやめ、テーブルを飛び越える。
「龍雅!」
佐祐が名前を叫ぶ間もなく猛ダッシュで悲鳴の元に向かう。
悲鳴の元では中年男性三人がローブを着た少女に無理矢理、抱き着こうとしている。
「ローブ取りなよ。そんな綺麗な髪をしているんだから」
一人の中年男性がローブを取ろうとし、少女は必死になって抵抗する。
「やめてくださいませ!私はただ外が気になっただけなので!」
するともう一人の男性が力強くでローブを破ろうとした瞬間、左頬に龍雅の強烈な蹴りが入り男性は吹っ飛んでいった。
他の男達は一瞬驚くが、すぐに平静になり少女を掴んでいた男性は少女を突き飛ばす様に放し、二人掛かりで龍雅に殴り掛かる。だが龍雅は素早い身のこなしと空手の技で十秒も経たない内に男二人はボコボコとなった。
そして龍雅は男達に向かって威圧的表情で言う。
「ここは皆が楽しむ場所だ!迷惑な事をする奴はお断りだ!とっと失せろ!」
男達は慌て恐怖しながら逃げて行き龍雅は倒れた少女を優しく立たせる。その光景に多くの国民達は拍手喝采する。
龍雅は立たせた少女にある事を聞く。
「君はどうしうてローブなんて着て顔を隠しているんだ?」
少女は少し慌てながら答える。
「あ!・・・あの、私は!」
すると突然、爆発音と砂埃を上げて二体のインベーダーに似た魔獣が吠えながら現れる。
集まっていた国民達は悲鳴を上げながら走って避難する。龍雅は仕方なく少女をお姫様抱っこし魔獣に向かって走り出す。昴、佐祐、ジョン、ミリナ、マルクもテーブルを飛び越え逃げる人々を掻き分けながら魔獣に向かって走る。広場の中央で龍雅と合流した皆、そして龍雅、昴、佐祐は指輪を使ってゲットマシーンを空中に召喚する。
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一方、王国軍は出現した魔獣を迎え撃つ為に急いで聖巨兵一個大隊を出動させた。現場に着き親衛隊を示す鮮やかなデザインをしたペリナ専用の聖巨兵が指揮を執り、魔獣と戦う。
だが、魔獣の前に蹂躙され危機的状況となりペリナは慌てふためいていた。
「くそ!何をしているお前ら!早くあいつを倒せ!親衛隊隊長のこの僕も守れ!」
理不尽な命令をするが、次々と聖巨兵は魔獣に倒される。そして遂にペリナの乗る聖巨兵が倒され魔獣は片足でコックピット目掛けて踏み潰そうとし、ペリナは子供の様に泣き叫ぶ。
次の瞬間、魔獣にミサイルが命中し新ゲットGマシーンとネオゲットマシーンが現れ、一気に急上昇する。
そして龍雅とジョンは気合の入った合体の言葉を叫ぶ。
「チェーーーーーーーーーーーーーーンジ!新!ドーーーーーーラゴーーーーーーーーーンッ!」
「チェーーーーーーーーーーーーーーンジッ!ネオゲッターーーーーーーーーーーワーーーーーーーーーーン!」
空中で瞬時に新ドラゴンとネオゲッターワンに合体し、二体の魔獣の前に降り立ち、一瞬でゲッタートマホークとゲッターソードを手に取り斬りかかる。
だが二体の魔獣は素早い動きで新ドラゴンとネオゲッターワンの攻撃を避け、強烈な蹴りを浴びせる。
新ドラゴンとネオゲッターワンは倒れ込む。
龍雅は無線で昴に連絡する。
「昴!あいつ早ぇ!新ライガーに任せる!」
昴はサムズアップをする。
「おうよ!任せな!」
そして昴は無線でジョンに連絡する。
「ジョン!相手はスピードタイプだ!ネオゲッターツウーにチェンジしろ!」
昴の指示にジョンは頷く。
「分かった!ミリナ!後はお前に任せるぜ!」
ミリナは気合の入った返事をする。
「分かったわ!ジョン!」
龍雅とジョンは左のハンドレバーを前へと勢い良く押しながら分離の言葉を叫び。
「「オーーーーープーーーーーーーーンッゲット!」」
新ドラゴンとネオゲッターワンは分離する。
そして昴は気合の入った気合の入った合体の言葉を叫ぶ。
「チェーーーーーーーーーーーーーーンジ!新!ライガーーーーーーーーーーーーーッ!」
新ライガーに合体した後、次にミリナが気合の入った合体の言葉を叫ぶ。
「チェーーーーーーーーーーーーーーンジ!ネオゲッターーーーーーーーーーーーツーーーーーーーーーウ!」
ネオジャガー、ネオベアー、ネオイーグルの順に合体する。そして猛スピードで新ライガーと共にネオゲッターツウが魔獣の前に立つ。
二体の魔獣は怯む事無くスピードを活かしてゲッターを攻撃するが、新ライガーとネオゲッターツウは素早く回避する。魔獣は避けられた事に驚くが、一瞬で新ライガーとネオゲッターツウはドリルで二体の魔獣を瞬殺する。
ネオゲッターツウの性能にミリナは興奮しながら驚く。
「こつは凄い!これがネオゲッターのパワーね!ゾクゾクするわ!」
緊急で新ドラゴンに乗り、後部座席に座っている少女は龍雅達とジョン達の戦いを見て笑顔になる。
「すごいわ!ゲッターロボ、噂以上の力だわ!」
そして少女はフードを取る。長く輝く白金髪を靡かせ美しいエメラルドグリーンの目と色白の美少女にジョン達は驚く。
「「「お!王女様!ロイナ王女様!」」」
龍雅達はキョトンとするが、美少女はスカートを両手で掴み、少したくし上げ上品な挨拶をする。
「申し遅れました。私、ライナス王国第一王女でありますロイナ・トゥルカ・ライナスと申します」
龍雅達は一瞬、ポカンとするが、すぐに驚く。
「「「えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」」」
龍雅達の声は王都全体に響き渡る程であった。