爆炎が上がり、ベース内を赤い炎が舐める。銃声と爆発音、チェーンソーの起動音がこだまする。
「ああ… これはお恥ずかしい…」
「デリート。」
チェーンソーを振り回すセピアの進路を生成されたブロックが阻み、その隙にエメラの射撃が炸裂した。
「やっぱりパイにゃんは天才ですにゃ~」
間一髪のインターセプトを決め、ベース内でパインは豊満な胸を誇らしげに張る。
「パインさん、リス埋めを要請します」
「了解にゃ~」
なんとか攻撃を凌いだものの、タワーが破壊されている以上、攻め手が戻ってくるであろうことは想像に難くない。防衛をエメラに任せてパインはタワー跡地へと急いだ。
「おっとと、危ない危ないにゃ」
目の前でタワー跡地に向かう橋がぱかんと開き、パインは足を止める。いくら急いでいてもここで落ちてしまえば何のために防衛を放棄したのかわかったものではない。背後のベースからは射撃音が響いてくる。エメラが頑張ってくれているのだろう。パインはやきもきしながら橋が戻るのを足踏みしながら待機した。
ようやっと橋が再び架かる。タワー跡地は目の前、一歩踏み出したその瞬間、けたたましい警報音が響き渡った。
「な、なんで今ラッシュ入れるんですにゃ!?」
自軍の攻め手たちが想像以上に活躍しているのか、一発逆転のラッシュタイムが敵軍に適用されてしまった。ここで対応を間違えるとあっという間に形勢がひっくり返ってしまう。折悪しく、タワー跡地から敵軍のシロが復帰してパインのいる橋に向かって進軍を始めた。このままではリスポーン地点を埋めるどころではない。ベースの現状、目の前のシロ、当初の目的のリスポーン埋め。複数のタスクを抱えさしもの知能指数百億と自称するパインの脳も混乱し、冷静さを欠いてしまう。
「あ」
大慌てでブロックを生成した瞬間、足元がぱかりと開き浮揚感がパインを襲う。
「にゃにゃにゃにゃぁーーー!?」
水面へと落下する哀れなパインに向けて巨大な影がざばりと浮かび上がりその身体をぺろりと一呑みにする。
「貴女のチームの勝利です!」
ホームが崩壊する轟音と、パインのチームの勝利を告げるメッセージは、悲鳴と水音にかき消され彼女の耳に届くことはなかった。
ラッシュタイムに入る程度には差がついていた戦局。そこに追撃とばかりに一気呵成に放たれたクロのギガンティックボムが一瞬で敵軍のベースの耐久力を削り取り、チームを勝利へと導いたのだった。だが、その勝利がシステムの盲点を衝いたとんでもない事件を引き起こすことになるのは、今は誰も気づいていなかった。
「あうう……どうなってるんですにゃ……助手……助手ぅ……」
パニックアイランドにおいて、橋から落ちたガールを丸呑みにするサメは本物ではなく、ロボットである。
丸呑みにしたガールに苛性の粘液を浴びせかけ、撃破された時同様に耐久力を奪い去る。これにより、ガールは服を破損したあられもない姿を晒し、ルール通りリスポーン地点へと復帰する……はずだった。
「にゃ……駄目ですにゃ……にゅるにゅる……しにゃいで……」
だが、今回はパインが落水して丸呑みにされた瞬間に決着がつき、ボンバーバトルが終了してしまっている。ステージそのものも閉鎖されてしまい、リスポーン地点が存在しない状態にあった。故に、現在のパインはリスポーンが叶わずサメの体内で延々と粘液を浴びせられ肉壁に揉み解されている状態が続いている。
「やぁん……ちょ、服は……駄目ですにゃ……パイにゃん、アイドルにゃんだからぁ……」
本来であれば耐久力を失った場合でも、ガールの衣装はデリケートゾーンを見えない程度は残り、そのままリスポーン処理がなされ衣装も完全に復活する。だが、今のパインの状況同様、彼女のアイドル衣装も苛性の粘液に晒され揉まれることで、既に通常以上に破損していた。最後まで残されるはずの胸部も臀部も無惨に溶け落ち、パインの年齢不相応な豊満なバストも露になっていた。
「駄目ぇ……そんなとこ、触っちゃ……んはぁ……」
つんと立った乳首を咀嚼するように肉壁が蠢き、パインの口から嫌悪や痛み以外の声が漏れ出る。爆弾の爆風にも耐えうるガールのボディは、苛性粘液程度でどうにかなるものではないが、ぬるつく感触による刺激はその限りではない。幸か不幸かパインの蓄積された知識は自身の現状を理解してしまうだけの鋭さを発揮してしまっていた。
「やだ……あたし……食べられて……おっぱいもぐもぐされて気持ちよくなっちゃってるにゃ……」
サメの内壁はバトルが終わった後も、ただただ己の役割を果たすべく内部のガールをリスポーンするまで苛性粘液を擦り込み続ける。終わりのない蠕動にパインは幾度も声を上げ身体を跳ねさせ続ける。
「このままじゃ……もっと……駄目……にゃ……」
普段は決して破損しないよう、もっとも頑丈に設計されている股間の部分。その衣装すらも肉壁の蠕動により少しずつ溶解を始めていた。乳房や背中への刺激だけでもこの有様であるのに、更に敏感な秘所までもが直接肉壁の刺激に晒されたらどうなるか。パインの背筋がぞわりと粟立つ。
「だ、駄目ですにゃ……や、やだぁ……やだやだ、助けてぇ、モモさん……助手ぅ……にゃあああああ!」
必死で身を捩るも、それは逆に敏感な部分を自ら肉壁に擦りつけるにすぎなかった。もぐもぐと肉壁の咀嚼は機械的に続き―――
「あああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
遂に、秘所を守っていた最後の一枚が溶け落ちる。胸とは違い年齢相応の無毛の秘部は既に粘液に晒される前からてらてらと蜜に溢れており、そこに肉壁がべちょりと粘液を擦り付けた。恐怖と快楽に潰されそうになっていたパインにとっては最後の一押しだった。身体をびくびくと震わせて捕食の絶頂に身を震わせる。
「あはぁ、わかっちゃいましたにゃあ……パイにゃん、食べられて気持ちよくなっちゃってるんですにゃあ……」
パインが絶頂の余韻に耽っても肉壁は止まらない。
「もう……ずっと……このままでも……良いか……にゃ……っ……」
あられもない姿のパインが発見され、救出されるのは半日後のことであった。
爆炎が上がり、ミサイルが飛び交い雷撃が走る戦場。あの事件から数日後、パインはまたもパニックアイランドでボンバーバトルに参加していた。
「ふっふーん♪今日のバトルはラクショーみたいですねぇ。ま、このパイにゃんが居るからには当然のことですにゃあ♪」
残り時間と点差を冷静に確認する。このまま順調に進めばパインの陣営の勝ちは揺るがないだろう。となると、次にパインが考えるのは「どう勝つか」であった。
「くふふ、このままタワー防衛を兼ねて……ん……モモさんと一緒にってのも悪くないですにゃあ……くふ、くふ、くふふふふふふ……」
パインは被食の快楽を思ってぺろりと舌なめずりをする。既に下着の中はねっとりと蜜が湧いているのであった。
前から温めてたネタが温め過ぎて腐る前に投下。タイトルは本からの剽窃です。わかった方はコメントいただけると泣いて喜びます。