※この作品はR-18です。

そっくりなアイツ リターンズ   作:もっち~!

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新たなリハビリ患者

 

---佐藤美和子----

 

何故か、寿退社をして高木君と新婚生活を送っていた。しかし、高木君相手では、何も感じ無い。ただ入れられて、胸を揉まれているだけである。もっと、刺激が欲しい。胸の裂けるようのな刺激が…これが、私に課せられた罰なのか。亜樹君には内緒で目暮警部と通じていた。夏美ちゃんにバレていた。何らかの呪いを掛けられたのだろうか?

 

「美和子さん、今日は夜勤なので、帰りは明日の朝です」

 

元気そうに、どこか嬉しそうに高木君が出勤していく、由美は幸せだろうか?

 

東京では連日テロ事件が多発していた。物騒な世の中である。昨日なんか佐田グランドホテルのスィートルームに、ロケットランチャーが撃ち込まれたらしい。あぁ~、亜樹君のロケットランチャーを受けたい。あの何でも見透かす目で見られたい。亜樹君の事を思うと身体が反応して、生き返っていくようだ。そうだ、亜樹君に会いに行こう。

 

テーブルの上に、サイン入りの離婚届けを置き、家を出た。

 

 

 

---鳥居亜樹---

 

仮想空間で、ユウキの友人のアスナ、キリトから剣術を教わっている。かえではユウキに習っている。

 

「フルダイブであれば、リアルの体幹を生かせると思う」

 

黒の剣士と言われるキリト、白の女王と言われるアスナ。お似合いのカップルである。彼らのデッサンを描いてみると、リアル体になるようだ。

 

「えっ、キリト君のここって、こうなっているの?」

 

キリトの股間部の描写を食い入るようにみている女性陣。一方、男性陣はアスナの股間部の描写をガン見中である。

 

「亜樹さんの目って、どんな仕組みなんですか?」

 

って、俺に興味を持つユウキ。その隣でかえでが素振りをしている。俺はデッサンした画をリアルの自分へメールした。こうすることで、仮想空間とリアル空間でファイルの受け渡しが出来るようになるそうだ。

 

「何、いつまでも見ているのよ!」

 

アスナがアスナのデッサン画を取り上げた。

 

「そうだ、アスナ。精密検査を受けろよ」

 

「どうしてですか?」

 

「見たところ、リアル体のバランスが悪いんだよ。寝たきりの期間が長かったんじゃないか?筋肉と骨のバランスが悪い。そのままだと、いつか骨折するぞ」

 

ある程度、負荷を掛けて生活しないと、骨も筋肉も成長しないし、強化もされない。ユウキとかえでが良い例である。実年齢中学生なのに、肉体も精神も小学生並であるし。

 

「宮野先生に予約を入れておいてあげるから。医療費は気にするな。かえでの子守り代は出すから」

 

アスナはかえでの面倒を根気よくみてくれているし。それに報いたい。

 

 

 

---結城 明日奈---

 

宮野医院から両親に説明が為され、入院の手続きをした。私は知らなかったが、宮野医院とは入院したい病院の上位だそうで、中々入院が出来ないんだそうだ。

 

「そんなに怖がらなくても大丈夫だよ。筋肉と骨に適度な刺激を与えて、成長を促すだけだからね」

 

と、亜樹さんが言うが…病院は怖い…車での送迎にユウキとかえでちゃんと共に来てくれた。二人共重病を克服して、既に私が受ける治療を受けているそうだ。そのことを両親に伝えてくれた。

 

「少しずつですが、健康になるのが実感出来ます。一人で歩けるようになりました」

 

「私はまだ一人でパンダさんのお家に行けませんが、いつか飼育員になりたいでしゅ」

 

「かえで、それは治療の結果報告ではないぞ」

 

「あれ~?」

 

かえでちゃんの行動は和むなぁ。二人で拙いダンスを披露してくれた。亜樹さんのフォローがはいるけど。

 

「娘のことをおねがいします」

 

「気長に待ってあげてくださいね」

 

◇

 

入院する部屋は、ユウキと同室で、療養所内にある部屋だった。

 

「ここは元温泉旅館だから,温泉があるんだよ~」

 

と、かえでちゃんが説明してくれた。だけど、ユウキもかえでちゃんも、まだ一人で温泉に入れないそうだ。たまに水圧に負けて湯船で溺れたりするらしい。

 

「あの二人、仮想空間では問題無く見えるけど、リアルでは足下がおぼつかないんだよ。階段も一人ではダメだし」

 

でも、ユウキは以前見た時よりも顔色の血色が良く見える。

 

「栄養管理をしているからね。サプリでアミノ酸とカルシウムは取ってもらうよ。食事からだと、そんなに量が吸収出来ないから」

 

と、何故か白衣を着ている亜樹さんから説明をされた。この人、絵師だったよね?

 

 

 

 

---鳥居亜樹---

 

人工皮膚を使った新型右顔面用マスクが完成した。早速着用してみた。これはフィット感が良い。今までのはピラピラの薄いマスクだったが、今回のは、表情筋もどきのクッションが着いているので、顔の立体感が良い感じだ。

 

「おにいちゃんと工藤新一の区別が難しくなるね~」

 

と、夏美。

 

「え?分からないのか?」

 

後で蘭でテストしてみるか。いや、止めておこう、勘違いされてキックが怖いし。

 

「本当の皮膚みたいだね」

 

って麻衣が頬ずりしてきた。あっ、ズレるなぁ。

 

「頬ずりは無理かぁ」

 

「粘着力を上げると、剥がすのが大変だよ~」

 

そうだよな。まぁ、これで、無人になってる工藤邸に住んでも怪しまれないだろうな。蘭と一緒なら余計に…

 

◇

 

来客があったそうなので、客間に向かうと、美和子さんがいた。

 

「亜樹くぅ~ん、会いたかったよ」

 

と、俺に抱きついて来た。なんか胸が薄くなったのかな?感触が違う。

 

話を聞いたら、最近は食欲が落ち、睡眠が少ないらしい。更に訊き出すと、俺を裏切って、警視庁にアレコレ、情報を流していたが、夏美に見つかり、呪いを掛けられたそうだ。

 

「のろいかぁ。俺には解けないよ。夏美に解いて貰ってね」

 

夏美の呪いはしつこそうだし。俺が夏美と交渉をして、隷属術にして貰った。効果は呪いと変わらないらしいが。

 

 

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