肌に触れる何もかもが、淫らな痺れに置き換わる。
あつい、つらい
「大丈夫かい?愛弟子……」
声が聞こえる。尊敬する師の声が
*この作品は成人指定です。十八歳未満の方の閲覧はお控え下さい
*作者の頭の中で生み出された二次創作であり、現実の団体、人、行事とは一切の関係がありません、ご了承ください
*性的嗜好が全開です。一緒に沼に堕ちましょうね
身体が熱い。
じわじわと下腹部から甘い痺れが上ってくる感覚。
まずったな、と青年は一人、溜息を吐いて湧き上がる欲求に堪え忍ぶ。
「あぁ……くそ……んぅ……ッ」
災禍を祓い、平和な時間を過ごすカムラの里。猛き炎はうさ団子屋の前でおかしな動きをする男を見た。
ヨモギにじっとりとした視線を向けて、興奮したようにハァハァと息を吐く、外から来たらしい男。
明らかに怪しい挙動を警戒していた猛き炎は、男が懐から取り出した瓶を見逃さなかった。
手の中に収まる透明な瓶の中には、正体不明の液体がなみなみと入っており、それを持ったまま男はヨモギへ向けて走っていく
(………ッ!!)
ほとんど無意識だった。自分でも驚く程の速さで彼女の元へと走り、男の前に立ち塞がる。
「え? あ……ハンターさん!?」
ばしゃり、と液体が叩きつけられるが、それに構わず男の手を捻り上げて地面へと倒し、動けないように強く押さえ付けた。
拘束している間も、男は触ってしまった、皮膚に掛かってしまった、と気が狂った様に叫びを上げている。
ぎゃあぎゃあと騒ぐ男の尋常ではない様子を見て、嫌なものを感じた猛き炎はヨモギにこの液体には触らないようにと話し、人を呼ぶようにと指示を飛ばす。
この場の混乱を落ち着かせる為、周囲に声を掛け続けていたハンターの身体には、ゆっくりと、確実に異変が表れ始めていた。
どくどくと心臓が脈打ち、呼吸が上手く出来ない
「はっ……ひっ……ひゅっ……」
目の奥がぎゅぅ、と締まり、身体の力が抜けていく
自分の身体の変調に青年は耐えきれず、拘束していた男の手を離してその場に蹲った。
「…………! ……?」
自分の傍に来て話し掛ける誰かの声がするが、聞き取る事がひどく難しく、頭の中をかき混ぜられているような不快感に涙が滲む。
少しの間を置いて、柔らかいものが青年の身体を包み込んだ。
ふわりとした肌触りのそれは、頭のてっぺんから足先まで、全てを覆い隠す程に大きな白い布、毛布だろうか
「持ち上げるよ、愛弟子」
「きょ……か……?」
なんだかとても安心する声だ。そう感じたのを最後に、青年は意識を手放した。
○○○
「ん……」
目を覚ましたハンターが最初に見たのは、不安げに揺れる琥珀色の瞳だった。
周囲を見回せば、見知った場所。どうやら自分は診療所に運び込まれたらしい
「だいじょうぶかい? 愛弟子」
「……っ、ぁ……ん」
こちらの体調を伺う師に返事をしようと口を開くが、鼻に掛かった甘い声が上がってしまい、バッと口を塞ぐ
(なんだ、これ……っ)
男に媚びるような色を含んだ声に混乱する。いったい自分はどうしてしまったんだ。
動揺している青年を気遣ったのか、師は普段と変わらぬ態度で声を掛けて立ち上がる。
「……ゼンチ先生を呼んでくるよ」
病室から去っていくウツシの背を見送り、ハンターは深く溜息をついた。
(俺の身体、どうなっているんだ……?)
身体中、どこもかしこも熱くて、びりびりする。
「あ、ぁ……っ」
布団のシーツが手足の肌を滑るだけで、中心に淫らな熱が集まってかくかくと腰が震えてしまう
「ん……ん……っ……ぁ」
動けば動く程、服の繊維が肌を刺激して、爆ぜる様な快感が全身を襲う
気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい。
しゅるり、しゅるりと聞こえる衣擦れの音。それすらも快楽に置き換わり、夢中になって身体をくねらせる。
「……きもちい……っ、あっ……ぁ……!」
こんなのはおかしい、頭では分かっているが、どうしても止められない
息を吐いて、声を出す、喉が震える感覚がとても気持ちいい
目の前がバチバチと光りだして気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい
…………あぁ、このままじゃ気が狂ってしまう
「〜〜ッぐ……ぅ!」
僅かに残る理性をかき集めて、無理矢理に身体の動きを止めた。
これ以上は本当にまずい
ジンジンと疼く身体を抱きしめて、歯を食いしばって布団の上に蹲る。
「はぁ……は……ぁ゛……っ」
快楽の鋭い針で全身を隅々まで刺されているような、今までに経験の無い感覚にどうしたらいいのか分からない
分からないから、ただ耐え忍ぶしかない
「ぅ……ぅ゛……」
これは汗なのか、涙なのか
ポタリ、ポタリと雫が落ちては、シーツに染みを広げていく
「……良く耐えたものニャア」
「だれだっ……あ」
後ろから聞こえた声に振り向くと、そこには盆を片手に立つゼンチの姿があった。
この身体の異常に対して、何か手がかりがあったんだろうか
どうしようもない感覚に不安を抱いていた心が少し解れていく
「ゼンチ、せんせ……」
ゼンチは青年の容態を観察すると、手に持っている薬包と水を差し出す。
「毒を薄める薬ニャ」
「どく……薄、める……」
薬包と水を受け取り、問題なく薬を飲み干す……はずだった。
「〜〜〜〜ッ!?!?」
ゴクリと水が喉を通った瞬間、頭のてっぺんからつま先まで、強烈な快感が全身を刺し貫く
痛みを感じる程の感覚に、反射的に口に当てた湯のみを離してまじまじと見つめてしまう
何……? なにが……?
下腹部がきゅうきゅうと収縮している事に気付いて、自分の身体が絶頂を迎えていたのだと理解する。
(喉で……イったのか……?)
口の中に飲み切れなかった薬の苦味が広がっていく
「……飲めるニャ?」
ゼンチの気遣わしげな視線に目を泳がせて、青年はどうしたものかと考える。
湯のみを見ていると、きゅっと喉が甘く締まって、下腹部がじんじんと疼いてきてしまった。
「…………ん、ぅ゛……っ」
飲めば、またイってしまう
それでも、この身体を何とかするために飲み干さなくは、ならないだろう
意を決して湯のみを煽る。
(〜〜〜〜ッ!!)
ごくん、と喉が上下に動くと、目の前がぱちぱちと弾けて意識が白く濁っていく
淫欲に負けそうな自分を何とか繋ぎ止めて、ゆっくりと時間をかけて飲み進める。
口内の苦味が全てなくなると同時に、力の抜けた手の中から湯のみが転がり落ちた。
「良く頑張ったニャア」
「ぅ……ぅ……」
やっと終わった。布団の上にぱたりと倒れ込む
もう何も考えられない
真っ白な視界の中で、誰かが話し合っているのが聞こえる。
(なにを……はなしてるんだ……?)
その声に耳を傾けようとするが、びりびりと甘い痺れが腹の奥から這い上がってきてしまい、それどころではなくなってしまった。
「〜〜ッ! ぁ……!」
横になった身体を丸めて、ひたすら耐える。
今すぐに服を全てくつろげて、思う存分気持ちよくなりたい
完全に勃ち上がった性器に手を這わせて上下にごしごしと扱いたら、きっと蕩ける程に気持ちいいだろう
「ん……っあぁ……っ!」
あぁ、だけど
この場所で、気持ちよくなりたくない
だってここは診療所だ。怪我人や病人を治療する所だ。
欲望のままに自分を慰める場所じゃない
「やだ……っ……ぃや、だ……ぁ」
頬を伝う雫にすら、身体は敏感に反応してびくびくと震えている。
こんな快楽に負けそうになっている浅ましい自分が、泣きたくなる程に嫌だ。
「……ぐす」
じわじわと、止めどなく湧き上がってくる欲を抑える方法なんて知らない、分からない
(……こわい)
この身体の震えはどっちのものだろう
「愛弟子、大丈夫かい……?」
「〜〜ッひ♡」
耳元で聞こえてきた声に、青年は耐えきれず引きつった嬌声を上げてしまう
マズイ、と口を押えながら声のした方を見れば、師が心配そうな顔でこちらを見詰めていた。
(ぁ……ぁ……ッ♡)
なんで、どうして、とハンターは戸惑う
この人は心配してくれているだけだろう? なのに
――なんでこんなに、腹の奥がジンジンするんだ。
琥珀の瞳が自分を射抜いて、それを感じるたびに甘く達して
全身を襲う蕩けるような快楽を、背中を丸めて抑え込む。
どうか治まってくれ、お願いだから
「……愛弟子」
快楽に抗う青年の頭上から、低く唸るような声が聞こえて男を見上げれば、ギラギラとした光を宿す瞳が目に入る。
「え……ぁ……? きょう……かん……?」
まるで獲物を狙う獣のようなそれは、ハンターが身の危険を感じるのには充分で
距離をとる為に体勢を替えようとするが、師はそれよりも早く近くにあった布を使い、青年の両腕を拘束してしまった。
「〜〜ッ! なん……っ? え……?」
「ごめんね、愛弟子」
ウツシはそのまま足の間に入り込むと、その体勢のままハンターの下腹部を撫で始める。
「ーー!! や♡ぁ♡ぁ゛〜〜〜〜ッ♡♡」
腹の上を節くれだつ指がなぞる度に強烈な快感が全身を駆け巡り、口を閉じる事も声を抑えることも出来ない
なんで、なんで、どうしてこんな所が気持ちいいんだ。
混乱する頭でどうにか身体を離そうとしても、しっかりと掴まれた足は動かせず、どこにも快楽の逃げ場が無い
「やめて……ぇ♡やめっ……ひ♡ぃ♡〜〜〜〜ッ♡♡」
何度止めてくれと懇願しても師は応えず、ぐりぐり、すりすりと腹の上を撫で続けて快感を与えてくる。
いつまでそうしていただろうか、ウツシの手がようやく離れた頃には、青年はもう何が何だか分からなくなっていた。
開きっぱなしの口からは飲み込み切れなかった唾液が溢れ落ち、ひたすらに撫でられていた下腹部は更なる刺激を求めてビクビクと震えている。
「ん、ぁ……♡ぁーー……♡」
縛られた腕も、掴まれていた足も、完全に力が抜けてしまった。
もう指先ひとつ動かせない
それを確認した師は穏やかな顔で微笑んで、ハンターの拘束を解いた。
「色々と説明したいんだけどね、それは後でもできるから」
「ぁ……♡ぁ♡っや……ぁ♡」
手早く服を脱がされて、あっという間に全てを暴かれてしまう
赤く腫れた乳首も、完全に勃ち上がった性器も、青年が見られたくないと感じる恥ずかしい場所のすべてが、尊敬する師の前に晒されている。
「〜〜ッ♡♡ぁ♡ひ♡」
「あぁ……気持ち良さそうだね」
ねっとりと舐めるような視線を注がれて、身体が勝手に反応してしまう
……この人は、こんな顔をする人だったか?
絶えず襲いかかってくる快感に霞む意識の中で、ぼんやりと思う
「だいじょうぶだよ……俺が何とかするから……ね?」
頬を朱に染めた男の、どろりと濁った琥珀色がゆっくりと近づいてくる。
お互いの鼻先が触れて、吐き出す吐息ごと青年の唇を喰む
「ん……っ♡ん♡ぅ……♡」
開きっぱなしの口内に入り込んだ舌が、くちゃりと淫猥な水音を立てて好きに暴れ回る。
力の抜けた身体では抵抗らしい抵抗も出来ずに、震える手で布団のシーツを掴む事しか出来ない
舌先をちゅ、と吸われて、噛まれて。離されたと思えば深く口付けられ、撫でられ続けた下腹部がジンジンと疼き出す。
「ん、はァ……ふふ、腰が揺れてる……気持ちいい?」
「〜〜♡やめっ……やっ♡さわるの♡だめ……っ♡」
先走りでぬめる性器をウツシの指で優しく撫でられて、とろとろと勢いのない吐精が止まらない
「このまま全部出し切っちゃおうか」
手の平で柔く握り込まれて、根元からくびれの部分を緩やかに、もどかしさを感じる程の動きで扱き上げられる。
零れ落ちるような、湧き出すようにとぷとぷと溢れるそれは普段の射精とは違う
甘く痺れる感覚が、頭のてっぺんから足の先を隅々まで満たしていく
「〜〜〜〜ッ♡♡ぁ♡ぁ♡とろとろ♡きもち……ぃ♡」
まったく治まる気配のない快楽を青年は受け入れ、うっとりと感じ入る。
溢れた白濁が布団の上にぽたりと落ち、たっぷりの水気を含んだ頃。
「ちゃんと出し切ったみたいだね……いい子」
「……ん、ぅ♡……っ♡♡」
そんな言葉と共に、再び深い口付けを落とされる。
いい子いい子と甘やかすように口内を撫でられると、とてつもない多幸感に包まれて腹の奥が蕩けてしまいそうだ。
「そろそろこっちも準備しようか」
「……?」
力の入らない足を持ち上げられ、奥の窄まりに指を添えられる。
誰にも触られたことの無いその場所は、うねりながら異物に吸い付いていて、青年は激しく困惑する。
こんな事は経験にない、知らないのに
なんで、なんで、その先を分かっているかのように腰が揺れるんだ。
「……っ♡ぁ……っ♡」
自分が動く度に、滑りをまとった男の指が奥へと沈んでいくのが分かる。
青年の身体は、内側の肉を押し退けて挿入ってくる異物を嬉しそうに受け入れ、飲み込んでいく
「これなら、もう一本増やしてもいいかな」
「あっ♡ぁ……っ♡なか……ぁ♡」
くの字に曲げられた指が、孔を拡げるように根元まで抽挿を繰り返し、ちゅぽちゅぽと粘ついた水音が部屋中に響いている。
耳を押さえたくなる程の恥ずかしさに、中の指をきつく締め付けてしまう
その拍子に内側の何かをこり、と押し潰されて頭が真っ白になった。
「〜〜〜ッ!? あぁっ♡ひっ♡なに……っ? ぁ゛〜〜ッ♡」
未知の感覚に混乱している間もその場所を絶え間なく刺激され、あまりの快楽に身体がびくびくと跳ねる。
「ひ♡ぅぅ〜〜ッ♡♡なんで♡せーしでない……あ゛ぁ〜〜〜〜ッ♡♡」
「さっき全部出し切ったからね……ずっと気持ちいいでしょ?」
内側から強い快感を与えられているはずなのに、硬く勃ち上がった性器は弱々しく震えているだけで全く精を放つ気配がない
ハンターは尊敬する師の指で射精を伴わない絶頂を長い時間味わい続け、いつの間にか増えていた三本目の指をも咥え込み、上下に腰を振って悦んでいる。
「〜〜はっ、ぁ……ッ♡もう、やッ♡ずっときもちい、の……♡きつ、ぃ……ッ♡」
びりびりと甘く疼き続ける下腹部に耐えきれず、助けを求めてウツシの服をぎゅっと掴む
快楽に翻弄される青年を恍惚とした表情で見下ろしていた男は、興奮した様子で中に埋めていた指を少々乱暴に引き抜いた。
「っ、あ……」
奥を満たすものがなくなり、ぽっかりと拡がった孔が物欲しそうに収縮している。
一体いつになったら、この身体を苛む淫らな熱が治まるのだろう
帯を解く衣擦れの音を聞きながら、ハンターはぼんやりとした意識の中で師を見つめている。
……この人とは子供の頃から共に居て、知らない事はあんまりないと思っていた。
自分に狩猟を教えてくれる時の嬉しそうな顔とか
モンスターの偵察任務中の真剣な面差しとか
何か良くない事をしてきたんだろう時の能面みたいな笑顔とか
それなりに知っていると、そう……思って。
でも今はどうだ。
身体に触れてくる手は火傷しそうなほどの熱を持っているし
淡く上気した頬でこちらを見下ろす琥珀色は、どろどろに溶けた飴のように甘く濁っている。
こんな表情をする師を見たのは初めてだ。
「〜〜ッ♡あ♡」
柔く解れた孔にひたり、と熱い何かが宛てがわれる。
「何を考えてたの? ……俺以外の事?」
「……っあ、ぁ……ッ♡」
後孔をちゅぽちゅぽと弄ばれて、さっきまで考えていた全てが目前の快楽に蕩けていく
「うん、それでいい……俺の事だけ考えてね」
ドクドクと脈打つ熱く硬いものが、ゆっくりと中に挿入ってくる。
それが欲しかった、と言わんばかりに収縮を繰り返す肉壁を、膨らんだ亀頭が押し広げて進んでいく
繊細な粘膜に先走りを擦り付けながら、腹の奥へ何度も何度も腰を落とされて頭が真っ白になって
「ひ、ぅ……♡ぁ……♡あ♡」
気持ちいい、それしか浮かばない
中を満たす熱い塊を全身で受け入れて、一心不乱に乱れる姿を見下ろしている男と目が合った。
甘い、優しい、愛おしい
溢れる感情を隠しもしない師の顔を見て理解する。
(あ……俺、この人の番になったんだ)
快楽に蕩けた意識がそう自覚すると、この身体は目の前の愛しい雄を悦ばせようと淫らに動き始めた。
「〜〜ァ、そんなに……んッ、締め付けられると困っちゃうな……ッ」
男の腰に足を絡めて、もっと欲しいと中の剛直を舐めしゃぶる。
「あっ♡あぁ……っ♡ん……ぅ♡きょ……か……ぁ♡す、き……っ」
腹の奥がひどく疼く
滲んだ視界で愛しい人を見つめる。
あ、目が合った。
琥珀色の、男の、師の……雌を見初めた雄の、目が
(俺を、見てる……っ!)
「……ひっ♡あ……あ♡ぁ〜〜〜〜ッ♡」
たったそれだけの事で、青年は簡単に絶頂を迎えてしまう
そんな身体にされてしまった。
「は、ン……ッ、愛弟子、気持ち良さそうだね……? 〜〜く、ァ……ッ」
甘く喘ぐ男の声に耳を犯され、頭が甘く蕩けてしまいそうだ。
中で膨らみ震え出した灼熱に、腹の奥が激しく疼く
熱くて白い、濁った欲望の証。
淫らに作り替えられた自分の身体が欲している。
それが奥にたっぷりと注がれたなら、至極の快楽を得られるんだろう
「きょ……か……ぁ♡なか♡ほしいっ♡あついの、ちょうだ……っ♡〜〜〜〜ッ♡」
無意識に出た欲求は、ちゃんと耳に届いたようだ。
足を胸に届くまで持ち上げられ、抽挿が激しくなる。
孔の締め付けを楽しむようにギリギリまで腰を引かれたかと思えば、うねる最奥に亀頭を叩きつけられて
与えられる何もかもが気持ち良くて、もう訳が分からない
自分は今何をしてるんだっけ?
ぱちゅんぱちゅんと響く湿った水音が生々しい
「はっ、ぁ……ッ、愛弟子……っん、くぅ……ッ」
「ん、ぁ♡ひ……っ♡〜〜〜〜ッ♡♡」
奥に押し付けられた剛直がぶるりと震えて、熱い欲の欠片を吐き出す。
律動を続けながら、とぷとぷと注がれる白濁を夢中になって飲み干して
うねる内壁にマーキングをするように精液を塗り込まれて、自分が誰のものかを理解させられる。
あぁ、うれしい
ウツシの背に腕を回して抱き着くと、不思議と身体が落ち着いていく
「……っ、ぁ……♡ぁ……♡す……き……」
もっとこの時間を続けたいと願っても、疲れきった頭は睡眠を欲していて
何かを話してくれている師の声も徐々に遠くなっていき、青年はぼんやりと眠りの世界に落ちていった。
○○○
数時間後、目を覚ましたハンターは自分の状況を見て驚愕する事になる。
何せすぐ隣にウツシが居て、穏やかな顔で眠っているのだから
飛び起きそうになる身体を何とか堪えて、師の寝顔をジッと見つめる。
「?! ……??」
何がどうしてこうなった? 頭の中は疑問符でいっぱいだ。
(? なんかスースーする……?)
布団にくるまっている感覚に違和感を覚えて、おそるおそる中を覗くと
「……なんで??」
……全裸だ。自分だけではなく、隣で眠っている師までも
「……全裸……え??」
ただただ困惑する。なんで?
よく見れば、自分の身体には赤い痕が花びらのように散らされていて、虫刺されの跡にも見える。
腰はひどく重く、股関節には鈍い痛み
(お腹……? 変……だ、な……?)
下腹部がぞわりと疼いて、収縮している。
顔でも洗えば、少しは良くなるだろうか
隣で眠る師を起こさないよう静かに布団から抜け出す……
「こーら、どこ行くの?」
事は出来なかった。
「! 教官……」
後ろから伸びてきた手に捕まって、男の腕の中に閉じ込められる。
そのまま布団の中に引きずり込まれ、ウツシの胸の中
「起きていたんですか……?」
「ふふ……うん」
いつから起きてたんだ、全く気配が読めなかったぞ
「あの……俺、何が……あったんですかね……?」
何故か愛おしげに髪を撫でられて、背筋がゾクゾクする。
本当になにがあった??
「ん……ぅっ、あの……説明……を……っぁ」
首筋から背中、腰までを指ですぅ、となぞられて、妙な声が出てしまう
……よく見れば、ここ診療所じゃないか?
「あの! 教官……っ! 〜〜あっ、ぁ……っ」
慌てて起き上がろうとすると男に下腹部を撫でられて、ふにゃふにゃと力が抜けてしまった。
なんで? どうして?
「……もういっかい、続きをしたいな……ね、良いでしょ?」
「続き……って……っ〜〜ひ、ぅ」
青年の上にのしかかり、ジィッと見下ろすウツシの目はうっとりと欲を孕んでいて、身体が熱を持ってくる。
でも待って欲しい
診療所にいる理由も分からなければ、何故自分が目の前の男と色っぽい事になったのかも謎だ。
ちゃんと説明を求めたいのだが、口から出る声が全て甘い嬌声に変わっていく
「まって……ぇ、きょうか……んんっ……せつめい、を……あぁっ」
「うんうん、後でね? ……体、気持ちいい?」
こんなのだめなのに、触られる手の熱さに頭がクラクラしてきた。
もう流されてしまっても良いんじゃないか……? 熱に浮かされた意識がそう囁く
でも、でも
「全部俺が悪いから……ね」
「ぁ……」
耳元でそんな事を言われてしまったら、もう……
こわばっていた全身から力が抜けていく
身体を預ける青年をこれで良い、と満足そうに笑う師の顔が近ずいて
「なァにをしとるニャア!」
側面から突如やってきた衝撃で布団ごと吹っ飛ばされるのを見た。
何事かとその方向を振り向けば、様子を見に来たであろう医者の姿を確認する。
修羅の顔をしたゼンチは青年の側まで近寄ると、別の場所にあった布団を手繰り寄せ、晒された肌を覆い隠してやる。
「ゼンチ先生……?」
「全く……診察の時間ニャ」
肉球でペタペタと触診をする間、ゼンチはハンターの身に何があったのかを話した。
「……媚薬、ですか……?」
「そう二ャ」
高額で取引されている強力な媚薬、それを被ってしまったのだ、と
「皮膚から吸収すると強い効能が表れるものニャ」
特定の効能が故に解毒薬が効きづらく、薄めるくらいしか手立てがなかったと苦々しく語る。
「その、特定の効能というのは……?」
「あー……耳を貸すニャ」
こしょこしょこしょ
「……? え? はっ?」
嘘だろう? 本当に? 冗談じゃなくて?
他人の精液を粘膜で吸収しないと、治まらない……? 媚薬?
そんな巫山戯たものが存在するのか?
真剣な面持ちで頷く様子には、嘘偽りは全く見られない
「お前さん、気が狂う寸前だったのニャ」
「うそだぁ……」
綺麗さっぱり記憶にない
だけど、そうであるならこの状況に説明がつく
つまり、その、あれだ……うん
「俺……あの、教官……に?」
いつの間にか畳の上で正座をしている師をちらりと見て……
なんかこっちを見る目がとろんとしてないか?
背中がぞわぞわと、嫌な予感が、する……? な?
ゼンチはどこからか持ってきた着替えを二人に手渡しながら、少々呆れた様子で話す。
「ここは診療所ニャ……番うなら別の場所でするニャア」
これでゆっくり寝れるニャ、と大きな欠伸をひとつしてシッシッと手を払う
「ゼンチ先生! ありがとうございました!!」
「え、あの……は?」
やけに明るい声が響いたと思えば、着替えもそこそこに身体を持ち上げられて驚いた。
師とは同じ位の背格好のはずなんだけど、おかしいな?
男としてちょっと自信を無くしそうだ。
「あの、俺歩けます……あの」
「あはは、大丈夫大丈夫」
青年の重さを気にすること無くウツシは歩き出した。
なんなら足取りがとても軽い
上機嫌、と表現しても良いだろう
「昨日何があったのか、俺がしっかり教えてあげるよ……きっとすぐに思い出せる」
とろりと甘く微笑む顔は雌を見る雄そのもので、自分の身体がどうなったのかを察する事はできる。
「ぁ……ぅ……♡」
こんな蕩けた声が口から自然と出るくらいだ。きっとそういう事なのだろう
その後、ハンターに無理をさせるんじゃない! と里の者達にしこたま叱られる師の姿を見る事になるが、それは別の話。