最初は学生時代の同級生とか、2人目の男性操縦者との秘密の恋とか考えていたのですが、迷いに迷った結果、今回のような話になりました。
キャラ崩壊と独自解釈があります。色々間違ってたらすみません。
※一部文章を修正・変更しました。
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「………………」
肌寒い風が外で吹く季節になったある週末の夜頃の織斑家。
世界最強のIS操縦者と呼ばれ、ブリュンヒルデの異名を持つ織斑千冬は、IS学園から離れた場所にある自身の持ち家であり、帰る場所とも呼べるこの家で、ストッキングを脱ぎ捨てた自室のベッドの上で仰向けで寝転がっていた。仕事終わりですぐに横になったのもあってか、いつもの黒いレディーススーツと白いワイシャツを身に纏ったままであった。そして今、彼女は目を開けて、暗い自室の天井に向かってため息を吐いた。
「…………もう夜か」
折角数日ぶりに帰ってきたのにまた眠って時間を潰してしまったのか、そう思いながら数時間の眠りから目を覚ました千冬は、薄暗い部屋の中でむくりと上半身を起こす。寝起きのせいか、黒い長髪はところどころ跳ねていた。
「んあっ……そう簡単にはとれない、か。教師も楽ではないな」
千冬はポキポキと骨を鳴らしながら肩を回して筋肉を解す。久々に仕事から帰ってこれたと言うのに、結局半日を寝て過ごしてしまったことに、千冬は虚無感に近いため息を吐いた。今頃、弟の一夏はIS学園であいつらの相手に疲れてグースカ眠っている頃だろう、そう思った。
「……おーい、起きろー」
薄目を開いて寝ぼけながら、千冬は自身の隣で眠る彼の体を揺する。しかし彼は目を覚ますどころか、んーっと唸り声を上げながらそっぽを向き、千冬はムッとした表情でさらに揺すり続ける。
詳細を細部まで噛み砕いて説明すると、彼は千冬の恋人、早い話が彼氏と云う奴である。どれほどの年の差で、どこで出会い、どちらから告白したかなどは本人達が絶対の秘密にしているため、今ここで教えることは出来ない。
というのも、彼女は最強の女として、今も尚その名を轟かせる生きる伝説、この世で知らぬものはいないと言わしめるほどの有名人である。中には好意を通り越して信仰をしているものも少なくはない。
それに引き替え、彼は彼女と違って有名でもなければ称えられるような称号も持たない。そんな彼があの織斑千冬の男で、彼女の心と体を何度も抱いていると知られればどうなるか……最悪の場合、過激思想の持ち主にその命を狙われることも想定しなければならない。
そんな様々な危険を孕みながらも、2人は誰にも内緒な秘密の恋愛を謳歌しているのだ(ちなみに他人でこのことを知っているのは一夏ともう1人だけである)。
「……」ペシペシッ
千冬は少し強めのビンタで彼の頬を叩くが、彼は一瞬眉を顰めるだけで、すぐに寝息を立てる。彼もまた仕事で体を疲労しきっており、久しぶりにこの家で恋人の千冬と顔を合わせたというのに、酒を1口飲んだらそのまま2人揃って仲良くベッドにダイブして眠ってしまったのだ(残りは千冬が全て飲みきった)。
「反応無しか……私が隣にいるというのに」
そう言うと、千冬はブツブツと拗ね言を呟きながら、羽織っているスーツの上着を脱ぎ捨て、ネクタイをするりと外し、中で着崩れているワイシャツを第3ボタンまで開く。
ボタンを開くと同時に、彼女の胸中で収まっていた2つの果実が弾け、黒いブラジャーで包まれた見事な谷間をさらけ出し、寝汗で蒸れたモワッとした熱気を外へ逃がす。
狼のようにボサっとした髪も相まって、彼女の女性的な魅力を引き出させていた。
千冬は1度頭をかいて大きな欠伸をすると、彼の掛布団の中に入り込み、モゾモゾと動いて彼の体の上に乗っかるように移動する。
「…………えいっ」
むにゅっ♡
千冬はお茶目な声を上げると、彼に重なるようにうつ伏せで寝転がり、自身の豊乳を彼の腹辺りに押し付けた。ブラジャー越しでも分かるくらい柔らかいそれは、彼と千冬に挟まれ、スライムのように潰れて広がる。
「(ふむ、これでも起きないか。こいつは触覚まで鈍感なのか)」
千冬は彼の腰に腕を回して抱きつき、さらにぎゅうっと乳を押し付けるが、彼は眠りながら柔らかさに笑って唸るだけで起きる気配もない。
ならばと千冬は1度起き上がり、彼の腹辺りに騎乗する姿勢を取って、寝起きを立てる彼の顔を斜め上から見下ろすように見つめる。
「……………………んっ」
そして数回呼吸を整えると、千冬はゆっくりと頭を下ろし、黒髪で彼の顔を覆いながら、彼の唇に自身の唇を重ねる。寝起きな上にアルコール臭い彼女の口内は独特の風味に包まれていて、キスを交わすには少々キツいものがあった。
れろっ……ねちゅっ♡
そんなことはお構い無しに、千冬は貪るように彼の唇を啄み、舌先でこじ開けて口内に自分の唾液を無理やり流し込みながら、彼の舌を絡める。ねちょり、ねちょりという粘着音を鳴らしながら彼と千冬の舌は蛇の交尾のように畝りあい、絡まり合う。彼の舌が逃げようとすれば、千冬は口角に自身の口を合わせて舌を奥まで押し込み、無理やり引き出す。
「んっ、んちゅ♥…………ぁぁっ♥」
千冬は口先を止めず、時に唇を噛みながら、時に唇を離して舌だけを絡めさせながら、さまざまなキスを彼に試す。さらには彼の歯茎をレロレロと舐め取り、言葉で言い表すには少々汚い珍味を味わいながら、彼の口内と唇を自らの唾液で濡らしていく。
…………しかし相当疲れが溜まっているのか、まるで睡眠術にでもかけられているかのように、彼は千冬の猛口に起きることはなかった。
「ぁ…………こいつ」
白い糸を繋げながら口元を離した千冬は、ここまでやっても目を開かない彼にイラつき、ブチッと額に怒筋を浮かべた。教え子である弟も色恋沙汰に関しては現在進行で鈍感と唐変木な性格を発揮しているが、目の前の彼は彼で弟とはまた違った、もしくは弟以上に色んな意味での鈍感さを持っていた。
大体告白の日だってそうだった……と千冬はあの時のことを思い出しながら内でブツブツと呟く。
「んっ?」
途中、千冬は自身の尾てい骨辺りに硬い何かが当てられるような感触に気がつく。もしやと思い、左手をお尻に伸ばすと、ズボン越しに硬くなったそれがビクンと跳ねて千冬にすりつく。どうやら身体の方は正直らしい。
「……お前という男は」
ふっ、と千冬は鼻息を出して笑うと、膝立ちで彼の股の間に移動し、ズボンの内側で固まり、今にも股間部分を突き破りそうなくらいに大きなテントを張るそれを凝視する。
刹那、千冬は彼の股間に手を伸ばし、ズボンのボタンを外してチャックを下ろす。すると中から押さえつけられていた男性器……ペニスが飛び出るようにその姿を現した。千冬の乳とキスによって血液が充分に流れたペニスは、その体を暗い天井に向かって反り立たせ、彼女の体を求めて前後に揺れていた。
「まるで盛りのついた猿だな」
と言いつつ、千冬は目の前で震える肉棒に見蕩れるように頬を緩め、亀先から放たれる異臭にきゅうっと膣穴を疼かせながら、ワイシャツをはだけさせ、自身のブラの前ホックに手を伸ばし、上から順に一つ一つ外していく。
…………プルンッ♡
ブラホックが全て外れ、中に収まっていた彼女の胸部がプルンと弾けてシャツからはみ出し、その姿を現す。スーツ越しでも巨乳であることが伝わっていた彼女の丸い乳房は、女性の中でもかなりの大きさを誇りながらも、全く形を崩さず程よく張っていた。彼とのキスで興奮したのか、薄桃色の乳輪の先についた小さな乳首がピンと勃っている。
「久々にやるとするか……えいっ」
むぎゅうっ
千冬は下乳を持ち上げると、そのまま勢いをつけて肉棒を谷間に挟み込む。
むぎゅっ……ずりゅっ……ずりゅっ♡
軽く数回揉んだあと、千冬は両手で下乳を持ち上げ、上下に動かしてペニスを扱いていく。寝汗と興奮でベタついた谷間が潤滑剤になったおかげか、彼の肉棒は千冬からの奉仕をすんなりと受け入れ、もっちりとした弾力に包まれながら脈を打ち、時折谷間の上から亀先を覗かせる。
「あっ……レロっ♥」
根元からカリ裏にかけて千冬はチューブを絞り出すように乳で擦りあげる。と同時に、あーっと口を大きく開いて舌をだらんと垂らすと、姿を見せている亀頭に恐る恐る伸ばし、裏筋辺りをペロッと舐め上げる。数週間ぶりの彼(雄)の味に千冬はエグ味と苦味で吐き気を催しながらも、雌としての本能を刺激され、膣穴から愛液を漏らし、ショーツをジュンと濡らす。
チロチロっ……ペロッ
じゅりゅっ♡ずりゅっ♡
竿を豊乳で扱きつつ、千冬は亀先の鈴口を犬のようにぺろぺろと弄りながら舌先でグリグリと尿道を攻める。湿った鼻息を吹きかけながら、亀頭と竿に繋がる少し広い部分を器用に押し潰していくと、尿道から苦い我慢汁が這い上がるように亀頭先へ流れ出す。
「んぷっ、はむ、んんっ(寝ながら感じているな……なら)」
じゅぶっ、ぶぶぶっ……ぶぼっ♡
舌で我慢汁の苦味を感じ取ると、千冬は竿裏をした全体で滑らせつつ、吸音を鳴らしながら口の中へ含んでいく。彼のペニスは一般男性のサイズより大きく、千冬の口に含むには少々辛いものがあった。
「ぅぇ、んぐっ♥」
嗚咽を漏らしながらも、千冬は自身の谷間に顔を埋めるように肉棒を根元ギリギリまで咥え込み、生暖かい頬肉で彼のものを包み込んだ。
「ふっ、ふぐっ、んむっ♥」
ぶぼっと空気ごと吸い込むように吸い付き、我慢汁と唾液を塗りたくるように全体を濡らしていく。
亀先が喉奥に当たると、千冬はビクンと体を身じろぎ、眉根を顰め、彼もまた眉間をピクリと動かす。
「ヂュル……
途中、ようやく彼が目を覚ます。
彼がムクっと頭を上げると、下半身で陰部を弄る千冬の姿が目に映り、寝ぼけながらも驚愕する。
そんな彼を千冬は上目遣いで見つめながら、やっと起きたかとでも言いたいような表情で彼の肉棒を咥えて扱き続けた。
「チュっ♥……何をしているかだと? どれだけ揺すっても叩いても起きなかったのはお前の方だろう」
何故に自分のモノを扱いているのか彼が質問すると、千冬は一旦口を離し呆れと怒りを混ぜた表情を彼に向ける。
「のくせに、性欲だけは素直に反応しおって……ぇっ」
千冬は再び肉棒にしゃぶりつき、今度は噛み付くように、唇で啄んで激しく顔を動かし、2つの柔乳で肉棒を強く挟み込む。
フェラとパイズリによる2重の刺激に、目覚めたばかりの彼は早々に快感を突かれ、射精をしようとペニスに血液を回し、さらに固くさせる。それに勘づいた千冬は息を漏らしながら扱きを速める。
そしてとうとう、絶頂を迎える……
ガシッ
「ぐむっ!?」
……どぴゅるるるるるるっ♡
「むぐうぅぅっ!?…………♥」
というところで、突然彼は千冬の頭を下に押して根元まで押し込ませ、彼女の喉奥辺りで肉棒先から精液を吐き出した。寝ている間に製造されていたのか、大量の精液が亀先から排出され、千冬の喉奥から食道を白濁に染めながら胃袋へと流れていき、入り切らない分は口内へと逆流して彼女の頬袋へと溜まっていく。
「…………」ゴクッゴクッ
千冬は頬を膨らませたまま無言で彼を睨み、喉を鳴らしながら吐き出される苦い子種を飲み込んでいく。その顔は先程までの寝ぼけ顔と違い、まるで狼のように鋭い目付きで、今にも彼に襲いかかりそうな、冷徹で殺気を帯びた顔であった。が、彼はそんな千冬が寧ろ可愛く見え、押さえつけている手で彼女の頭を撫で始めた。
ちゅうぅぅっ…………ぷんっ♡
ひとまず精液を出し終えたところで、千冬はゆっくり頭を上げながら胸を挟み、バキュームのように肉棒から残りの精液を吸い上げる。口を離すと、頬に溜まった精液をゆっくり飲み込んでいく。唇の間からは、入り切らなかった白いが漏れて顎下を伝い、谷間へ落ちる。
「ンクッ……貴様」
千冬は体を起こし、再び鋭い眼光で彼を睨む。それとは裏腹に彼女の体はウズウズと身動ぎ、右手で右乳の乳首を弄っている。どうやら彼の精液を摂取したせいで、体が彼を求めてしまったらしい。
その姿に彼は微笑むように笑いながら興奮し、再び肉棒を固くして揺らす。
「わ、笑うな。抉られ……んんっ♥」
体を疼かせつつ、ファスナーを下ろしてスーツスカートを脱ぎ捨て、濡れた黒いショーツを顕にさせる。そして秘部のあたりをずらすと、膝歩きで彼の股上辺りに跨り、亀頭を割れ目に反って焦らすようにあてがう。
「も、もう、我慢できない……久々に、んっ、お前のを味わったせいで……奥が疼いて……この、元はと言えばお前が……あっ、起きない、から……責任を取れ、馬鹿……」
雄を求める眼で彼を見下ろしながら、千冬は少し背を後ろに逸らす姿勢で股間を突き出すと、左手人差し指と中指で陰唇を開き、膣穴から透明な愛液を垂らして肉棒にかける。唾液のように暖かいそれの温度をペニスを通して感じ、1人の女性として自分を求めてきた千冬に、彼は内から興奮し、彼女の言葉に頷いた。
「じゃあ……だ、ダメだ。私が上だ、お前に主導権を渡したら何をされるか……」
彼は姿勢を変えようとするが、千冬は両手で力強く押さえつけ、意地でも自分が上の騎乗位ですることを譲ろうとしない。
というのも、彼は腕力では千冬とは雲泥の差で勝てないが、セックスに関しては毎度のように彼女をアヘらせ、痙攣させている。千冬はそのことが悔しいようで、今回ばかりは主導権を自分に持ちたいのだ。
ずぶっ……
「んっ、んんっ……♥」
千冬は腰をゆっくり下ろし、膣穴に亀頭先を押し込ませ、そのまま中へと挿入させていく。形を覚えた彼女の中は既に愛液で満たされており、彼の物をすんなりと肉道へ受け入れていく。
「あっ……♥」
竿全体が中に収まると、先が敏感な肉襞を突きあげ、千冬の甘声が響く。スタイル同様に引き締まった彼女の壺は、暫くぶりに体に入り込んだ彼の物を締め付ける。
じゅ……ぶっ、じゅぶっじゅぶっ
顔を顰めながら、彼女は腰を動かし始める。何度も押し広げられてきた彼女の膣は、初めてを捧げたあの時と同じようにキツく絞めあげる。
「ん、んんっ、くぅっ♥」
彼の腹に両手を置いて体を支えつつ、堪えた悲鳴を上げながら膝を使って腰を上下に揺らす千冬。彼女の愛液に満たされた膣内の肉壁は彼の形に合うように絞まり、無数の襞一つ一つを陰茎に吸いつかせる。
上げれば根元から噛みちぎるように引っ張りあげ、下ろせば飲み込むように包みこむ、まさに肉に食らいつく獣のように陰茎を嬲る。
「(くっ、久しぶりにやってみたが……熱くて、声が…………あっ♥)」
カリが襞を引っ掻く度に疲れた身体全体に流れるビリッとした快感。その刺激に千冬は心の中で喘ぎ声を漏らす。本当なら口に出して言いたいところだが、それはセックスの時ぐらい彼に弱いところを見せたくないという彼女のプライドが許さなかった。
しかし気持ちいいものは気持ちいいため、その表情は快感に耽ったように緩みきっていた。
……むぎゅっ♡
「うぁっ♥あ、こら」
千冬の乙女姿に耐えきれなくなった彼は、鼻息を荒くしながら両手で彼女の臀部を掴み、揺れに合わせて持ち動かす。キュッと引き締まりながらも豊満な肉づきをした彼女の尻肉は、彼の指を受け入れるように沈ませた。
「あっ、ばか、そんな乱暴に……んいっ!?」
彼は沈ませた指で尻肉を揉み掴み、スクイーズボールを握り潰すように乱暴にむぎゅむぎゅと引っ張り、彼女が抗議しようとすれば、ケツ穴を指で弄って悲鳴をあげさせた。
「(こ、こいつ、弱いところばかり攻めて……あぁぁっ!」
ケツ穴攻めを耐える途中、亀頭先が千冬の性感帯の部位を啄き、シャツから漏れ出た豊乳を揺れさせ、軽い絶頂声を出させた。
「あ、ち、違う! 今のはイったんじゃないぃぃんっ!?」
恥ずかしい声を聞かれた千冬は言い訳しようとするも、彼が掴んだ手で彼女の腰を動かし、弱点を何度も突き上げてくるため、代わりに高い喘ぎ声を放った。彼女の性的な弱点を網羅している彼からすれば、こんなことは容易い。
「あっ、くうっ、はぁ、あぅ♥」
何度も何度も性感帯を突き上げられ、とうとう千冬は堪えていた声を漏らし始める。腰丈まで伸びた艶やかな黒い長髪を淫らに揺らし、闇夜の烏の如く翼を羽ばたかせる。
「あっ、あぁ……あっ♥んあっ♥(無理だ、やはり、声を抑えるなんて…………気持ちいい♥)」
ここまで来たらもう耐えられない、千冬は今まで抑えていた快感に満たされた声を堂々と吐き出した。
最強と呼ばれ、世界から称えられてきた千冬は今、彼氏と肉体的に繋がった1人の女性として腰を振り、豊乳を上下に揺らし、ギシギシとベッドを軋ませ、幸せそうなアクメ顔を晒しながら喘ぎ声を部屋に響かせている。
そんな千冬の姿に彼の思考回路はショート寸前まで陥り、精巣から2発目の精液を尿道へ送り込み始めた。
「あ、さっきよりも熱くなって……で、出そう? だ、中はダメだ。今日は危ない日で、下手したら」
忙しい2人にとってセックスをする日は不規則であり、その時に合わせてコンドームと生を使い分けてきた。が、今日はあいにくコンドームは手元になく、オマケに千冬も危険日、しかし彼はそんなことなどお構い無しに尻肉を下ろさせ、肉棒を震わせる。
「あ、ダメっ……ダッ!」
グチュッ!
「うあ……あ゛ぁぁぁっ♥」
肉棒は奥深くを突き上げると同時に、亀口から2発目の精液を吐き出す。千冬は突き上げられた快感と精液の熱に胸を揺らし、背を仰け反らせながら甲高い嬌声をあげた。
ビュルルルッ…………
「(ああ、熱い……なか、白く、なってる)」
勢いよく飛び出し、膣内を白く汚しながら直に自身の子宮口へと登る白濁液を、千冬はあうあうと口をパクパクさせ、プルプルと乳房を揺らしながらその熱を感じ取る。口では嫌だと言ってはいるが、彼女の体はそれとは逆に肉壁を絞め、襞をギュルンと畝らせながら彼の射精を促している。
「……………………あうっ」
一通り出し終えると同時に、膣穴からぬぷんっと生々しい音を立てながらペニスが抜かれ、千冬は彼の横に仰向けで倒れる。秘部からは、先程出されて子宮に届かなかった精液が逆流をおこして漏れだし、尻の谷間を伝ってシーツへ垂れ落ちる。
纏っている白いワイシャツは汗でびっしょりと濡れており、彼女の体にぴっちりとくっつき、脇や横腹を透けてみせていた。
「はぁ、はぁ…………あっ」
息継ぎをする千冬を横に彼はムクリと体を起こすと、彼女の纏う汗まみれのワイシャツとブラジャー、ショーツを脱がせ始める。千冬は抵抗しようとするも、痺れるように力が抜けてしまい、体を動かすのも一苦労であった。ISの近接用ブレードすら軽々と持ち上げるほどの怪力も、これではペン1本を掴めるかすら怪しい。
全ての衣服を脱がせ終えると、彼は自身の服も脱ぎ捨て、笑顔で千冬の体を回してうつ伏せに寝かせて、そのまま彼女の美脚の間に入り込んで尻を突き出させた。
「ま、待ってくれ。少し休ませ…………んあぁんっ!」
これから何をさせるのか、いつものお約束から察した千冬は逃げようとするが、彼はがっしりと彼女の腰を掴んで捕え、いつの間にか勃起したペニスを膣内へずんっと勢いよく挿入させる。
そして今度は彼から腰を前後に動かし、彼女の秘部を擦る。
「あっ、あぅ……あっ」
先程出された精液と愛液が筒の中でシェイクされ、肉棒が奥へ進む度に水気を帯びた卑猥音を立てる。
「い、いや、もっと優しく……んんっ」
千冬の慈悲を求める声も彼は聞き流して攻め続け、容赦のない打ち込みで彼女の腰を砕いていく。
グイッ、ズンっ!
「んあぁぁっ♥や、やめろっ、ひゃんっ♥」
さらに彼は千冬の両腕を掴み、身体を仰け反らせながらさらに深くを攻め入る。やめろと言いながらも、彼女の中は奥に進むほど絞まり、彼のものを逃がさんとしている。
「はぁっ、ぁっ、あっ」
ぱちゅんぱちゅんという汗で艶った尻肉と彼の体がぶつかり合う水気のあるリズム音を鳴らしながら、2人はお互いの体を揺らす。千冬の丸々とした大きな果実が前後に激しくゆさぶられ、淡い桃色の乳首が縦横無尽に乱れ動く。
「あっ、この、辞めないと叩き潰して……ひゃっ♥(ああ、これだ、あっ♥この刺激を私はずっと……ずっとぉ♥)」
王者としてのプライドが邪魔をして、千冬は脅しの言葉を吐き出す。が、本音は彼との行為、具体的には彼と2人で過ごせる時間と今の快感を、最後にやった日からずっと待っていた。現に今の彼女の顔は、叩き潰すどころか寧ろ性的に叩き潰された牝のように表情を緩ませていた。
……むぎゅうっ♡ぎゅっ♡
「あっ♥そ、そこ、ツネっちゃぁ♥」
両腕を掴む手はいつの間にか千冬の胸へと移動しており、彼は千冬を後ろから抱きしめながら、開いた五本の指で脇下から彼女の豊乳を鷲掴みにする。スクイーズボールよりも柔らかく、マシュマロのようにモチモチとした弾力を持ったそれは、彼の指を全て沈ませ、乳首をコリコリと捕まれ、一方的に揉みしだかれる。
カプッ……ちゅるっ
胸と腰を攻めつつ、彼は汗で蒸れた千冬の横髪に顔を埋め、左耳の耳朶を甘噛みし、続けて耳穴に舌先をねじ込み、彼女の顔を蕩けさせる。
「あっ、あぁっ♥はぁっ、おおっ♥」
ここまで来ると、最早千冬に抵抗するなどという意思は消え去っていた。ただ快感に嬌声を上げ、結合部から透明な愛液をシーツに漏らしながら、膣を絞めて彼を離さんとする。
そんな本来の姿をようやく曝け出した千冬に彼は心を滾らせ、陽物を灼熱の如く熱くさせる。
「あぅっ、れぇっ♥」
2人は僅かに残った理性で舌を伸ばし合い、甘い唾液を混ぜ合う。
ペニスがヴァギナを抉り混ぜる摩擦音と、口内を絡め合う粘着音が2人の耳に伝わり、脳内を過熱させ、意識を真っ白に変えていく。
「れっ、あぁっ、あぁっ♥(い、イク……♥)」
残っていた理性すら崩れ去り、2人はお互いを貪り会うように、性欲に従うままに激しく体をぶつけ合い、汗と汗をぶつけて水飛沫をあげさせる。
…………どびゅっ……どびゅるるるるるるっ♡
「んああぁぁぁっ!!!♥」
ばちゅっとした音とともに彼は自身の腰と千冬の尻肉を密着させ、肉棒を彼女の奥深くで疼くポルチオまで差し込み、柔らかいそれをつつきながら3発目の精液を破裂させるように吐精する。熱々な子種は千冬の子宮に直接吐き出され、彼女の絶頂声とともに赤ん坊部屋を白濁に満たしていく。
ビュグッ……ビュグッびゅるるるっ
2人の体は痙攣するように震え、その間も彼の肉棒は膣内で脈を打ち、赤ん坊の種の詰まった精液を射精し続ける。千冬は舌を出した緩んだ雌顔ととろ目をしながら、精液が子宮へコポコポと注がれていく感覚に無意識に穴を締め付け、一滴残らず搾り取ろうとする。
「(あちゅい……できる……もっと、欲しい♥)」
千冬は心の中まで桃色1色に染めながら、さらに彼の子種を求めて襞を畝らせ、潮水をジョロジョロと漏らしてシーツに大きな染みをつけた。
「…………………………あっ」
2人は汗と愛液にまみれた体を寝かせ、しばらくの間、体を繋げたまま絶頂の余韻に浸った。それは1秒、1分、1時間と、愛熱が冷めるまで長く続き、その間も彼は千冬の乳首をコネ回し、首筋を噛み攻め、時折腰を動かして堕ちた彼女を跳ねさせた。
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「………………んんっ」
千冬と彼が交わってから数時間が経った早朝。
魅惑的な体の部位を全てさらけ出した真っ裸姿の千冬は、体の熱が冷めたことに加えて、この時期の朝特有の肌寒さに当てられ、しわくちゃになったベッドシーツの上で目を覚ます。隣では、これまた素っ裸の彼が陰部をへならせながらぐーすかと眠っている。
「っ……頭が……」
千冬はムクリと身体を起こし、酒で少々痛む頭を抱えるように、額に右手を当てる。
全身は彼とのまぐわいによって激しい筋肉痛に襲われ、腰は砕けるように痛んでいるものの、動けない程ではなかった。が、これはあくまで彼女だからこそこの程度で済んでいるわけで、一般人なら起き上がることすらままならないだろう。
「……ああ、起きたか」
彼が唸りながら目を開き、陽に照らされた千冬の姿を目に映す。艶々と窓から差し込んだ朝陽を跳ね返す彼女の長い黒髪は、婀娜やかな裸体をさらに魅力的に彩り、目覚めたばかりの彼の視線を奪った。
「あまり舐めるように見るな、舐めるなら体にしておけ……はぁっ」
朝っぱらから何を訳の分からないことを言っているのかと、千冬は自分自身が恥ずかしくなり、寝癖のたった自身の髪をかく。
「全く、危険日だと言ったのに……もし当たったらどうするつもりだ」
千冬は左手で秘部から流れ出て、シーツに染みつかないまま固まった乾いた精液を掴み、指先でこねてダマに変える。白い塊のそれは糊のよりも強い粘りで指にまとわりつき、千冬はそれをパクッとしゃぶりつく。口に含んだ時とは違った苦さに、これと同じ味のするものが自分の子宮を白く満たしていると思った千冬は馬鹿らしくなって笑った。
膣道には、初めて彼と交わった時と同じような、ズキズキチクチクとした痛みと性感帯を押された感触がまだ残っており、千冬は頭の隅に置いていた痛い記憶を蘇らせて頭を抱えた。
「なに、お前と初めてやった時のことを思い出しただけだ…………忘れてなかったのかだと? 忘れるわけがないだろう、あんな激痛」
千冬は体を起こしてケラケラと笑いながら話す彼をジトっとさせた目つきで睨みながら、彼と初めて交わった夜のことを思い出す。
彼と出会い、正式に恋人として付き合い始めてかなりの月日が流れたあの日。仕事終わりでストレスが溜まった千冬は、彼とともに人気の少ない夜の街で甘夜デートを満喫し、帰りに泊まったホテルの一室で、彼に自らの女体と処女を捧げた。彼女のイメージからして寧ろ男を食う側にも思えるかもしれないが、そこは乙女、当時はまだそういうエッチなことに関する経験が浅かった。と云うより無かった
『や、優しくだ、ゆっくりや…………あぁぁぁっ!?』
互いに着崩れた姿でいざ繋がろうとした際、千冬は恐怖に震えた声で彼に優しく挿入するよう頼み込んだ。しかし彼は容赦なく小さな処女膜を突き破り、彼女に激痛による大きな悲鳴を上げさせた。その時の甲高い悲鳴と子どものように涙を流した自身の姿を、千冬は今でも軽いトラウマとして覚えている。
その後、淫獣に変貌した千冬の逆襲の腰使いによって、彼の玉袋の精液が空寸前になるまで吸い取られたのは言うまでもない。
「確か、初めは私が主導権を握っていたはずだったが……今ではこの有様か」
初めの頃は千冬が彼の体を一方的に搾り取っていたのだが、彼は回数を重ねるにつれて徐々に千冬の性的な弱点を理解していき、今では体のどの部位を触れば腑抜けるかまで把握し、営み関連ではその立場を逆転させてしまっている。こんな姿、全世界中に知れ渡ればある意味大変な事態になるだろうし、千冬は千冬でもの凄く恥ずかしくて、学園どころか街中を歩くことも嫌になるだろう。
「…………ふっ」
あれやこれやと彼との行為を思い出すなか、千冬は吹き出すように笑い、彼は首を傾げてどうしたと問いかけた。
「お前との初夜を思い出していたら、あの件も思い出したものでな。覚えているか、お前を一夏に紹介した時のこと…………ああ、忘れるはずもないか。あんなことをされてはな。ははっ」
千冬はまた思い出したのか、再び吹き出すように笑い、彼は恥ずかしそうに千冬を睨んだ。
彼女が弟である一夏に彼を紹介したその日、彼と一夏は壮絶なファイティングバトルを繰り広げた。
一夏自体、初めは『そっか、そうかー!とうとう千冬姉を貰ってくれる人が現れたかー!良かったー!』と大喜びし、夕食にお祝いとして簡単で美味な手料理をご馳走していた。
が、途中で彼と千冬用に出していた冷えた缶ビールをうっかり口にしてしまい、酔っ払った勢いで『お前なんかに千冬姉は渡さねぇ!』とシスコンを拗らせた本音を洩らしながら彼に殴りかかってしまったのだ。
そのあとは彼も酒を飲んで応戦し、2人は千冬をかけたベアナックルボクシングをおっぱじめ、両者ともに顔を真っ赤に腫らしながら、どちらが千冬を愛しているかを拳で語り合った(千冬は酒を飲みながらその光景を楽しそうに眺めていた)。
その後、一夏と彼はお互いの千冬に対する想いの深さを理解し合い、一夏は『千冬姉をお願いします、泣かせたら許しません』と目頭を真っ赤にしながら言い、2人は酔いに任せて泣きながら抱きしめ合い、この件は幕を閉じた。
ちなみに、このあとすぐに一夏の様子を見に来たとある幼馴染みが、この暑苦しい悲惨な光景を目撃して軽く絶叫し、千冬から自分達の関係について言いふらさないよう口封じを受けた。
「あれはなかなかな見ものだったぞ…………お前の気持ちも聞けて嬉しかった」
後半部分を小声でぼそっと呟くように、千冬は頬を染める。
あの殴り合いの中で彼が吐き出した千冬への想い、それは一夏のような姉弟としての愛ではなく、自分を織斑千冬という一人の『人間』として愛してくれている男の叫びであり、今でも千冬はその言葉を忘れずに記憶に残していた。
「……なあ、こっちを向いてくれ」
突然、千冬は彼に話しかける。ボーッと他方を見ていた彼が顔を向けると、千冬は仔犬のように物欲しそうな潤んだ瞳で彼を真っ直ぐ見つめていた。
「いいから、じっとしていろ…………んっ」
動かないように彼の肩を両手で掴むと、千冬は顔を近づけ、彼の唇と自分の唇を重ねる。それは数分間にも渡って続き、時々声を洩らして鼻息を掛け合う。彼も彼で、千冬を受け入れるように、途中から彼女の背中に手を回し、その身体を抱きしめた。
「…………さて、延長戦でもするか」
唇を離して一息つくと、千冬は彼の体を半ば強制的にベッドに寝転がして腰周りに跨り、両腕を押し付けて拘束するように覆いかぶさる。この後のことを察した彼は後退りしようとするが、常人以上の腕力を持つ彼女からの拘束では、ピクリとも動くことは出来なかった。
「お前も今日は休みだろう? 一夏も学園から帰っては来ない、つまり昨夜の続きをするには十分に時間が残っているということだ……あとは分かるな?無論、もしもの場合はお前には責任を取ってもらう。いいな?」
ニヤッと不気味で淫乱な笑みを浮かべる千冬、そんな彼女に彼は困惑しつつ、自身の顔にかかった汗臭い長髪の香りに癒され、千冬にその身を差し出した。
その後、千冬から襲う形で2人は再びお互いを求め合うように、しかし昨夜よりも情熱的で、犬のように鳴きながら、ミルクのように甘いものを味わうように愛し合った。
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『試作体1000番……よし、成功だ』
『ようやくか……長かった』
私はどこまでも暗闇が広がるあの場所で、冷たい子宮の中で産まれた。いや、生み出された。
一体誰が、いつ、どこで提案したのか分からない計画の中で、『究極の人類を生み出す』という狂気の沙汰としか言えない計画の中で、私は生み出された。
目を開いた時から周りは暗くて、知らない人間や機械に囲まれながら、よく分からない実験の日々を繰り返していた。
ただ1つ分かっているのは……私は『普通の人間』ではないということだけだった。
あそこの研究員から言われた言葉、『試作体1000番目にして初の成功例』、この言葉がどんな意味を持つのか、私が産まれるまでに999人の命がどうなったのか、全てを持っている私が、どれほどの犠牲の上で生まれたのか……何も知らない状態でも、私は本能で理解し、何度も苦しさで押し潰されそうになった。まるで生きていないような、冬のように冷たい感触をいつも感じていた。
そんな私にもう1人、私の弟にあたる存在が生み出された。私が母体なら、彼は繁栄のための種。おそらくこの子は私の番となる予定だったのかもしれない。
けど、不思議とそんな気は起こらなかった。
この子は私にとって、唯一同じものを持った試作体……家族のような存在。優しくしてくれた一部の研究員から教えてもらった『おとうと』という存在だった。
どれだけ辛くても、気が狂いそうになっても、この子のお陰で私は心を完全に殺さずに済んでいた。多分、これが愛情というものを知ったきっかけだっただろう。
しかし『あいつ』が見つかったことで、私達の存在は意味をなさなくなった。運良く、権力者どもの理想に近いものを持っていた私は未来を約束されているらしいので、少なくとも処理される心配はないという。
が、そんなことはどうでもよかった。問題は人類以外と呼ばれてしまったこの子のことだった。
もしこのままここにいたら私は、この子はどうなるのか、一生何も見ずに、死ぬまでこんな場所で過ごすのか。ましてや、心の支えになっていた大切なこの子は…………私にとって、いつの間にかこの子は命にも変え難い存在になっていた。
だからあの日、私は決意してあそこを逃げ出した。約束された未来など、世界など、全てがどうでもよかった。
それからというもの、私はこの子……いや、弟とともに死に物狂いで生きてきた。今考えただけでも、あの生活には戻りたくないと思ってしまうほどに。唯一の救いは弟があの時のことを何も覚えていなかったことだ。
学校の方は……まあ慣れるまで大変だった。生まれた時から既にそれ相応の年齢で、おまけに同年代の知り合いなどいるはずもない私がいきなりあんな場所に通うことになるんだ、全員が敵に見えていた。その中で一際変人だった『あいつ』と出会って、親友になった。今ではこんな有様だが、当時の私にとってあいつぐらいしか話し合える相手がいなかった。
それからは剣道を極めて、真剣を極めて、あいつの創り出したパワードスーツ……『インフィニット・ストラトス』でひと暴れして、大会で優勝して、生活費を稼いで我が家を買って、あの計画をもとにして生まれた教え子と出会って……自分でも随分と濃厚な人生道を歩いてきたと思う。弟にも随分と苦労をかけてしまったが、今じゃあこっちが苦労をかけられっぱなしだが。あいつもいい加減どいつと付き合うか決めて欲しいところだ。
……彼と出会ったのは何時だっただろうか?
死に物狂いで生きていた時か、学生の時か、高校を卒業した時か、選手になった後か、それとも教員になる前か…………ああ、本当は覚えている。けどこれは私と彼の2人きりの秘密だ。勿論、どっちから告白して恋人になったか、どっちから初めてを誘ったのか、彼が私の過去を知っているのかも全部。
……私にとって、命に変えても守りたい弟にも秘密な彼との思い出、私が初めて『恋』というものを知って、姉弟愛以外の『愛』を心体で知った大切な記憶……これは誰にも教えるつもりも、渡すつもりもない。
けど、いつか子どもが出来たら、その子に教えてあげるのはいいかもしれない。まだ結婚すらしていないが。
…………だからだろうか。最近、彼と会えない日が増えていくことに不安を感じている。
私の立場上、2人で会うことが難しいことは理解している。けど、学園を取り巻く環境が日に日に不穏になっているのもあって、ここ最近は月に1度一緒に寝られればいい方だ。
それに、もしも彼と私の関係が知られたら、私よりも彼の身が危うい。前に一夏が誘拐された時もそうだった、あの時も私は身が裂けそうな思いに駆られた。だから、もし彼が同じような目にあって、命まで落としたら…………私にとって、彼は既に大切な存在に、失いたくない存在になっている。
だから、今日も私は彼と愛し合う。いつ終わりを迎えるか分からない、出来れば永遠に続いて欲しい彼との
「究極の人類の母体」としてではなく、「彼を愛する一人の女性」として、私は彼を────────
………………どうか……この時間が、永遠に続きますように。
正直、千冬姉っぽくないと自分で感じてます。真面目に考えて、この人と相性がいい男性(一夏以外)ってどんな人なんでしょう。