こちらhttps://r18novel-lovers.com/SituationShuffle#の企画に参加させて頂きました!
では、どうぞ。
ここで一つのどこにでもある話をしよう。
「アンナー! 待ってくれよ!」
少年、ティム。
彼はどこにでもいる一人の村人だった。
それほど身長も高くなく、体格も良くはない。
優しいが気弱な少年だ。
彼は普通に暮らし、普通に成長し、普通に恋をした。
「ほらっ! 早くしないと置いてっちゃうわよ!」
恋の相手は幼なじみのアンナ。
ティムの一つ年上の美しい赤い髪が特徴的な少女だ。
村娘らしく、強気で男勝り。
しかし、その身体はメリハリのついた身体をしており、健康的な肌も性格に良く似合う、みんなの人気者だ。
幼い頃からずっと一緒に居た彼女。
共に育った彼女にティムが惹かれるのも無理はない話だった。
普通なりに紆余曲折あった末に告白、付き合いだした二人。
初夜もまた夢の時間だっただろう。
だが、暗雲はすぐに立ち込めた。
「な……ア、アンナが?」
「間違いない。 彼女こそが聖女アルジュエルの生まれ変わりだ」
王都からやってきた騎士団が村を訪れたことが始まり。
アンナを王都に連れていき、復活するという魔王に対抗するための教育を受けさせるために訪れたのだ。
それに一村人が逆らえるわけはなかった。
「アンナ……アンナ……」
「ティム……」
ティムはあまりに無情な命令にアンナを抱きしめ泣いてしまっていた。
普段は気丈なアンナもこの時ばかりは涙を浮かべていた。
しかし、それでも彼女は強かった。
「泣いてばかりいて! 私が帰ってきて浮気してたら許さないからね!」
「アンナ……! あ、あぁ! 分かったよ! 絶対、浮気なんかするもんか! 俺にはアンナしかいないんだから!」
泣き笑うアンナの力強い言葉にティムは必死に頷き、涙ながらに強く宣言をすると、ティムからアンナに口付けをした。
普段は気弱でもやる時はやる。そんなティムを知っているアンナは、本当にティムを愛していた。
そしてアンナは旅立っていった。
「アンナ……! アンナ……!」
それから一年ほど経った頃。
村から二つ隣の街に勇者パーティーが訪れているという話を聞いたティムは、村長に許しを貰って走り出した。
二つ隣と言っても本来ならば馬を使う距離だ。
だが、貧しい村に遊ばせておく馬などいない。
だからティムは走った。アンナに会うために。
勇者パーティーなら必ずアンナは居るはずだと。
息を切らし、元々あまり良い布を使っていない衣服はあちこち切れてしまい、膝は走りすぎてガクガクだが、それでもティムは走った。
そして、彼は悪夢を見た。
「アン……ナ……?」
「ああっ♡すごいっ♡勇者様ぁ♡」
勇者パーティーが泊まっている宿屋は貸し切りになっていたため、ティムは何とか忍び込んだ。
そして扉の隙間から見てしまったのだ。
最愛の人であったアンナが、ベッドの上で勇者と呼ばれる男に跨り腰を振って、卑猥な声を上げる現場を。
『大丈夫……アンナ?』
『なにっ……言ってんのよ。 大丈夫に決まってるでしょ?』
ティムとの初体験では必死に痛みを我慢し、それでもティムを気遣ってくれたアンナ。
時間にして数分でイッてしまった彼を慰めるようにアンナは抱きしめてくれた。
そんなアンナは、今違う生き物になっていた。
「勇者さまぁ♡もっと、もっと突いてぇ!♡♡♡ 好き、勇者のおちんちん、大好きなのぉ!♡♡♡」
「あぁアンナの中は最高だよ。 愛してるよ、アンナ」
「私も……勇者さまぁ!♡♡♡」
「あ……あ……あああああああああああああ!!!」
目に入る悪夢が受け入れられなかったティムはそのまま発狂したような叫びを上げながら、その場から走り去った。
宿屋の従業員や、街の人に捕まらなかったのは奇跡に近かっただろう。
何処へとなくティムは走った。
自分が何処に向かっているのかも分からない。
ただあの悪夢から逃げ出すために、何処までも何処までも走った。
そして、どこにでもいる村人、ティムは行方不明となった。
「うわあああああっ!」
「トオル!」
それから数ヶ月後、魔王の城までもうそれほど距離はない所。
そこで勇者トオルのパーティーは、苦戦を強いられていた。
魔王の城への最後の門番とも呼べる魔物があまりにも強すぎるのだ。
魔物は、人間と魔物をごちゃまぜにしたような異形のものだった。
一見するとオーガの亜種か何かに見える3メートル近い巨体だが、実際には違う。
丸太のような腕や足は無数の人間の腕や足で構成されており、その一本一本が意思を持っているように蠢いているのだ。
顔は銀の仮面で隠れているが、きっと異形なのだろう。
「アン……ナァァァァ……」
「うぐ……回復……を……」
そしてこの魔物は強く、何故かパーティーの回復役であるアンナを集中的に狙ってきていた。
アンナも弱くはないが元はただの村娘。他のメンバーに比べれば、立ち回りは良くはない。
一人、また一人と魔物の腕の一撃に吹き飛ばされ、遂には勇者であるトオルまでもがやられてしまった。
死んでしまったのか、気絶したのか動かない残り2人に比べればトオルは意識があるだけマシなようだが、動けないのは同じようでアンナに手を伸ばし助けを求めている。
しかし、アンナもまた大ピンチであった。
「っ……」
トオルまでやられた以上、アンナを守るものはいない。
つまり、間近まで魔物が迫ってくるということになる。
だが、アンナは諦めてはいなかった。
「アン」
「くらえぇぇ!!」
アンナが無防備だと判断したのか、ゆっくりと迫ってくる魔物にアンナの火の魔法が直撃する。
彼女はただやられるだけで終わる女ではない。回復役でも素の性格のためか、最低限の攻撃魔法は使えるのだ。
(今の間に……!)
見事に火の魔法は魔物の顔面に直撃したため視界は奪われているはず。
その間にみんなを回復させようと、アンナは駆け出す。
今ので倒せるなんて甘い考えはない。
「っぁ! しまっ……」
しかしそれでも見通しが甘かったのだろう。
魔物は顔を攻撃されたにも関わらず、迷わずアンナの身体を掴み、持ち上げて来たのだ。
地面から浮き上がらされ、抵抗出来なくなる。
「離せ! はな……え?」
魔物も全く無傷というわけではなかったようだ。
顔を隠していた銀の仮面にヒビが入り、その顔が露わになる。
そしてそれは、アンナにとって信じられないものを見ることになった。
「ティ……ム……」
もう会わなくなってから2年近くになっても、多少ボロボロに崩れていても、アンナが見間違えるわけはない。
最愛の恋人であってティムのことを忘れたことなどない。
例え、彼女にとってティムは死んだはずの男であってもだ。
「ティム……なんで……貴方は、死んだんじゃ……」
(な、なんで……どうなってるんだ……?)
アンナと同じぐらいに混乱しているものがもう一人居る。
勇者トオル。
勇者に選ばれ別の世界から召喚され、勇者教育の際に出会ったアンナに惚れ、アンナに元々住んでいた村が魔王軍に滅ぼされたと嘘を付き、アンナと結ばれた男。
勇者に選ばれるだけあって、トオルは悪人というわけではない。
一目惚れしたアンナに振り向いて欲しくて付いた、嘘であり、魔が差した。ただそれだけだった。
慰めるために抱き、次の日には後悔するほどだ。
しかしアンナがショックを乗り越えるために肉欲に溺れたこと、そして本当に村が魔王軍に滅ぼされたために何も言えなくなってしまったのだ。
それが最悪の結果をもたらす。
「ティ……ム」
「……アンナァァァァァァ!!」
「きゃあああああっ!!?」
そんな二人の再会だが、そのまま終わるわけはない。
人外と化したティムの腕で法衣が破られていき、ティムの知る頃から日焼けが減り健康的というより白くなった肌や、2年という月日が少女を更に大人へと成長させ、肉付きの更に良くなった胸や太ももが曝け出される。
「ティムやめてぇ! 私よ! 私が分からな、んぶぅ!?」
ティムの顔が左右に開いて巨大な口になるとアンナの顔を飲み込む。
そのままかぶりつくのかと思ったが、どうやら頭を咥え込んだだけであった。
だが、それはまだ前準備に過ぎなかった。
「おぶっ!? んぶぅぅぅぅぅっ!!? んぶっ!? おぼぅぅぅぅぅ!?」
ティムの口と呼べるのかは怪しい器官の内側には無数の触手のようなものが生えていた。
それがアンナの口だけではなく、耳や鼻に入り込んでくるのだ。
ティムのことで混乱しているアンナの脳を更に混乱させていくには十分な衝撃だった。
「おびょ?♥ おびゅびょ!?♥♥♥ おびょおぉぉぉぉぉぉぉぉ!?♥♥♥♥♥」
「アンナ……? アンナ! アンナぁ!」
不意に頭を咥えられているアンナがくぐもった悲鳴と共に全身を弛緩させると、秘所から大量の愛液を噴き出し始めた。
キッカケは嘘から始まったものでも、今はアンナを愛しているトオルが動けないながらも叫ぶも、アンナから噴き出す愛液は止まらず、四肢をだらんとさせてしまう。
意識が残っているのかすら怪しい。
「アンナを……離せ!」
「くかかかか……無駄よ無駄。 あやつはもう助からん」
「誰……だ!」
痛みを堪えて、何とか立ち上がろうとするトオルを嘲笑うように、何者かの声が響く。
声の高さ的には幼く感じるも、妙に威厳や圧を感じる声。
しかし周りを見ても他に誰も居はしない。
「我のことなどどうでも良かろ? 折角のショーを見逃すぞい?」
「ショー……だと?」
「そうじゃ。 魔族であろうと一瞬で狂わす魔毒を入念に塗り込み……あのチンポで突く。 メスであるならば……耐えられる方がおかしい一撃じゃ。 羨ましいくらいにの♥」
「チン……コ……あれ……が?」
状況を小馬鹿にするような声に反感が湧くも、その声に従ってトオルがティムの下半身に目を向け、その目を見開く。
そこにあったのはティムの腕と同じくいくつもの肉棒が塊のようになっているもの。
肉棒と言っても人間の腕くらいあり、そのグロテスクな見た目もあってきちんと見なければ肉棒と分からないものだった。
「待て……やめろ……」
声が言っていることを理解してしまったトオルは、ダメージの抜けない腕で立ち上がろうとしながら震える声で静止を願う。
しかし、卑怯者に世界は厳しい。
「おびょ!?♥♥♥♥♥♥♥♥」
「やめっ!」
「んげェッおぶッおっぶぼぉッんぶぼッおぼおおぉぉおおほぉおおおおおおおッ!!?♥♥♥♥♥あはぶべぇッオぶッあげぇぇえええッおぶぶッぶぶうぅうううぅ〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!?♥♥♥♥♥♥」
トオルの静止虚しくティムの人外肉棒が挿入されると、頭を塞がれているはずにも関わらずアンナの絶叫が辺りに響き渡る。
だが、それが苦しみから出た絶叫ではないことは、一目瞭然だ。
裂けてもおかしくないほどの挿入を受けたアンナの秘所は、壊れた蛇口のように愛液を噴き出し続けているのだから。
「あぁそのまま突くのはよせティム。 死なせてしまうぞい?」
「…………」
「止まっ……た? 何を……する気だ? 一体……誰、なんだ!」
このままアンナが壊される所を見させられると思っていたトオルは、急に止めた声の主を探すが
やはり誰もいない。
不安になり、恐怖となってきたのだ。
勇者パーティーを全滅させた化け物を従えているような存在が居ることが。
「我の命を取りに来た割に知らんのか。 まぁ良い。 うぬに興味などないわ。 我が嘘を現実にしてやった程度で、簡単に欲望に転げ落ちた愚か者にはな」
「なっ……それって……」
「さぁティム、帰るぞ。 我がそやつをきちんとお主の玩具に仕上げてやる」
「ま、待て……ひっ!?」
声の主が何者であるかを察してしまったトオルだったが、次の瞬間見たものに怯え、声を失う。
「あひへへへへへっ♥♥♥はひへへへぇぇぇぇっ♥♥♥てぃむ♥♥ひぃむぅぅ♥♥♥ひぃむひんぽぉぉ♥♥♥あぁッはあぁッあぁあああッ♥♥♥ひんぽぉぉ♥♥ひぃむ♥♥♥ひひぃむぅ♥♥♥♥♥」
ティムが口を離したために頭を開放されたアンナは、満面の笑みを浮かべていた。
力が全く入らないのか、腕を垂れ下げ、背中を反らしたままで、目は焦点が定まらず、熱病に犯されたように真っ赤にも関わらず、笑っているのだ。
もはや、彼女が正気でないのは、確実だ。
「おーおー流石じゃのう。 我すら堕としたチンポは……♥流石、我が改造した最高の存在じゃ……♥疼くぞ……♥我も後で……可愛がってくれるかのう♥」
「…………」
「ひんぽぉ♥♥ひんぽぉぉ♥♥ひんぽぉぉぉぉ♥♥♥♥」
「……ぁ……ん、な……」
ティムの肉棒に突き刺さったまま運ばれていくアンナに伸ばした手は届かない。
たった一回の出来心が、悪魔を生み出したのだ。
その身を、精神を異形のモノとしても必ず自らの愛したものを取り返すと決めた、悪魔を。
世界は闇に包まれる。
世界の希望は、失われたのだ。
読まなくても良い裏設定
ティム
魔族適正は高いが基本的に善人なだけの被害者。
魔族ティム
改造され過ぎて魔王より強くなった魔族。
恩人である魔王の言葉にはある程度従うが、ティムの意識は殆ど残っていない。
アンナへの執着と魔王への恩義以外は命令のみで動く人形。
アンナ
騙された挙げ句にぶっ壊された被害者。
本編終了後は魔王が使う時以外、ティムを楽しませようとする魔王の計らいでティムのオナホとして改造されている。
死なないよう調整されているため、一生オナホとして生きることになった。
トオル
嘘をついた一応加害者。
ただ基本的には本当に善人であり、アンナに惚れなければ、またはティムという恋人がアンナにいなければ多分世界をきちんと救い勇者らしい勇者になれた異世界転生者。
絶望と恐怖で世捨て人になってしまった。
声の主
現魔王。ロリ爆乳ババア。
絶望して身体も精神もボロボロだったティムを拾った存在。
魔王だが、ボロボロのティムを治療してやり、話を聞いてやる程度には実は善人。
但し所謂マッドサイエンティスト気質であり同時に王として冷酷な部分もあるため、死にたがっているティムを同意の上で改造した上で勇者を調べ、その嘘を現実のモノにするため村を滅ぼした。
ただその後、ティムを味見して堕とされちゃう間抜けっぷりを発揮した。慢心せずして何が王か!
ティムがいなければトオルを意識することはなかったため、多分滅ぼされていた存在であり、地味に運に助けられた。