「はぁっ、あぁっ、ん、ぉっ、ぁ、すご、ぉっ、んんっ、ぁ、はぁっ……!」
マルスリンク邸に響くのは、粘液に濡れた肉同士が擦れ合う音と、それにも負けない高く澄んだ女の声。生娘にはない濃い情欲を帯びたそれは、体内の熱で温められた吐息と一緒に開いた唇の間から排出されて、ベッドで巨体を預ける男へと届けられる。
男の名前はザムエル・マルスリンク。身長184センチの体躯と、隆々とした筋肉を全身に備えた大男だ。今年で五十歳を迎えるにしては逞しすぎるそれは、若い頃に傭兵をしていた頃の習慣で続けている鍛錬の賜物だ。本人にとっては惰性で行っているに過ぎないのだが、それでも長年の努力で培ったものは、一つの完成品と呼べた。魔物との戦闘で負った全身の傷跡のせいもあって、野性的な魅力が彼にはあった。
「ん、ぁ、ザムエルさん、んんっ、ぁっ、奥、まで、届いてぇ、ひぃ、んっ……!」
そんなザムエルの巨体に跨って、強面な顔に熱い息を吹き掛けながら上下運動を繰り返す二十歳の女、ライザリン・シュタウト。愛称はライザ。村一番と言っても過言ではない愛らしい容貌と、誰にでも明るく接する社交的な性格。そして、非常に男好きのする肉体を有している。
ここ、クーケン島にあるラーゼンボーデン村において、酒浸りで粗暴な性格故に鼻つまみ者として認識されているザムエルと、実家の農業を手伝う傍らで錬金術士として村の悩みを解決し、村中の信頼を勝ち得ているライザ。
対照的に思える二人は今、互いの生殖器を嵌め込ませていた。
「ぉっ、大きい、ザムエルさんの、お、おチンポ、子宮、貫かれてぇ、んぉっ!」
ベッドに両手を突き、ザムエルに覆い被さる体勢で尻を振り動かすライザ。普段、短いホットパンツに押し込められて村の男の視線を釘付けにするデカ尻が本性を晒し、パンッ、パンッ、とザムエルの股間に尻餅を突く。それに合わせ、ザムエルの黒々とした剛直がピンク色の割れ目の中へと誘われ、狭い膣穴へ歓迎される。
凶悪に膨らんだ亀頭が子宮口に食い込み、どぢゅん、と鈍い音を立てた。
「ぁんっ……!?」
衝撃を受けたライザが反射的に背を仰け反らせた。ザムエルの前で、母性と男の夢を詰め込んだかのような肉の球体が弾む。ここ最近、さらに卑猥な成長を遂げつつあるその乳房では、ピンク色に染まる乳首がツンと立っていた。
その乳首には、銀色のピアスが通されていた。ザムエルの名前が彫られたそれには、ハート型のアクセサリーが垂れ下がっている。陽射しに
目の前でジャラ、ジャラと音を立てるそれに、ザムエルは手を伸ばした。
「おい、チンポ型のアクセサリーも作れるか?」
「はっ、ぁっ、うんっ、作れるよっ、ザムエルさんと、同じ大きさにするっ?」
「それだとデカすぎるだろ。指で摘まめる大きさにしとけ」
「うんっ……! わかった……!」
膣内で巨根を出し入れしながら答え、ライザは上体を起こした。
ザムエルの注意がピアスに向かった頃合いを見計らったのだろう。両手に後頭部を当てて、ツルリとした綺麗な脇を見せる。真っ直ぐ背筋を伸ばしてからデカ乳を張ったことで、ピアス以外にもザムエルの視覚に興奮を与えるものが映った。
まずは、下腹に刻まれたタトゥー。淡いピンク色のそれは、子宮の形とハート型を組み合わせたような意匠。淫紋と呼ばれる紋様の直上には、ピアスと同様にザムエルの名前が刻まれていた。ライザの体が、ザムエルのものであるという明確な証拠。
そして最後は、左乳房に彫られた、黒々としたチンポがハートを貫く様を描いたタトゥー。通常時は谷間に隠れて見られないが、胸を突き出して両腕を左右に開いたときには、正面の人間に見えるようになっている。
「どう、ザムエルさん? 興奮する? 征服欲、みたされちゃう?」
「ああ、すげぇ滾る」
ザムエルの言葉に違わず、肉棒の芯が硬度を増し、表面にビキビキと血管を浮かばせる。まだ若い女が自分の体を使い、父親ほど年の離れた男へ忠誠を示しているのだ。これで興奮しない男はいないと、ザムエルは肉棒を完全体へと変貌させた。
「ぁ、ぅっ……!?」
手慣れた腰遣いを見せていたライザが悦びつつ、動揺を滲ませて一時的に硬直するほどの威圧感を放つ生殖棒。おそらくは、村一番どころか、どこを探しても容易には見つからないほど卓越した最強の雄の象徴。
腰を上げていたライザは、にやついた表情で、それを飲み込んでいった。
「ん、ぁぁ、あぁぁあああっ!」
ずりゅ、ぬちゅ、ずぷぷっ、と膣肉で揉み解し、うねる膣道に褐色チンポを押し込んでいく。肉棒の急激な成長に耐え切れず、ザムエルに初めてを捧げたときと同じように、ゆっくり、ゆっくりと繋がりを深めていく。
「ぉ、ぉぉおおっ、太くてぇ、気持ち良いぃっ、中で、ごりごり擦れてるぅ……!」
時間を掛けてスクワットをするように、ライザが徐々に腰を沈めていく。膣穴に合わない極太の肉棒が確かに飲み込まれていき、口を大きく開いた穴から肉棒へと愛液の涎が幾つも垂れていた。
それが潤滑油となったのだろう。ライザは繋がる速度を上げ、最後には盛大に尻を振り下ろした。ズパンッと小気味いい音を鳴らして着席し、「んぉぉおっ」と下品な声を漏らして再び仰け反った。
「か、は、ぁ、ぉ、んぉ……!」
静かに絶頂を迎えた。
天井を見据え、胸を差し出すライザ。
ザムエルは村の男たちがどれだけ望んでも揉むことのできない乳肉を、古傷や剣ダコの目立つ手が鷲掴み、太くごつごつとした指を沈ませる。ずにゅっ、と乳房の綺麗な球体を歪な形に変形させるたびに、「ぉっ、ぉっ……!」とライザが鳴くのが面白かった。
「動け」
空いている手で、手形が残るほど強く太ももを引っ叩くと、ライザが再起動した。
「んっ、はぁっ、あぁっ、ぉっ、エラ、引っ掛かるっ、んっ、はぁっ!」
「もっと速くしろ」
「で、でもぉ、んっ……」
「でもじゃねぇ」
「ん、ぁ、は、あ、あ、あ、ぉっ、こ、こう? これで、おおぉっ、いいよ、ねっ?」
息も絶え絶えに、巨棒を膣でゴシゴシと扱くライザ。子宮口に亀頭が当たった瞬間に大きく怯みはするが、速度が上がっていく。さすがに若いだけあって膣も柔軟で、ザムエルのフル勃起に耐えられる状態にまで膣穴を調整したようだ。
「チンポっ、このチンポっ、好きっ、もっと、奥まで、腰も速く、動かして……!」
両脇見せの激しいスクワット。聳え立つ肉棒を軸にして、ライザが上下に暴れまわる。かつていたザムエルの妻も、傭兵時代に金で買った売春婦も、ここまで卑猥ではなかった。幾分か調教はしたが、明らかにこれはライザの才能だ。男を誘惑し、男に抱かれ、男を喜ばせるための性欲処理道具。実はライザは、人類の繁殖に伸び悩む神が男の劣情を駆り立てるために誕生させた子作り専用最終兵器なのではないか、とザムエルは馬鹿な思考をしながら、襲い来る股間の熱量に抗っていた。
射精してしまいそうだった。
しかし、まだこの光景を楽しんでいたい。
ライザの父親であるカールと、母親であるミオ。それと、ザムエルの息子で、ライザの幼馴染でもあるレント。ついでに、ライザやレントがよく一緒に遊んでいたタオという幼馴染。
その全員が、今のライザを見れば、泡を食うだろう。いったいどうしてしまったのか、と思うだろう。ミオは泣き崩れるかもしれない。そして、ライザと肉体関係に及ぶだけでなく、独占欲を満たすためにピアスやタトゥーを勧めたザムエルにきっと、レントは率先して殴りかかってくるだろう。もしかすると、いつも温厚なカールも、そのときばかりは冷静さを欠くかもしれない。
責められても仕方がないと思うが、ザムエルは後悔も反省もしていなかった。
全部、ライザから求めてきたのだ。
この光景は、ライザ自身によって作り出されたものなのだ。
若く、美しい女が雄に堕落する光景。
チンポが痛いほどに勃起する素晴らしい景色を、ずっと眺めていたい。
だが、それは難しい。
何せ、相手はあのライザなのだから。
「もう、出るよねっ、んっ、ザムエルさんの精子っ、あたしの中に、たっくさんブチ撒けてっ。あたしは、ザムエルさんのことを好きになって、恋人になって、お嫁さんになって、ザムエルさんの子供をいっぱい産むために生まれてきたんだから。遠慮しないで、種付けして?」
下腹の熱が爆発する。睾丸が収縮し、溜まりに溜まった精子を汲み上げる。
「お願い、ザムエルさん。あたしの卵子を犯して? 受精させて、あたしのお胎の中でマルスリンク家の子供を育てさせるの。きっと、すっごく気持ちいいよ。あたしのこと、何十回でも孕ませていいから。お願い、お願いしますっ」
ギシギシとベッドが軋むほどのピストンで、大人チンポを具合の良すぎる膣穴で抜き差しする淫猥美女。目に入れるだけで大の大人でもお漏らし射精に導いてしまうほどのドスケベの権化が、思いっきり尻を持ち上げた。
そして、一気に振り下ろし、肉棒を根元まで食らいつくす。
ズパァン、と大きな音を立てて茶席したライザは、両脇を見せながら乳をぶるぶると震わせ、ニッと白い歯を見せて発情し切った顔に淫らな笑みを浮かべ、甘くねっとりとした声音で、ザムエルの聴覚に殴りかかってきた。
「あたしを、ライザリン・マルスリンクにしてください……!」
膨らむ。ザムエルの筋肉と、肉棒が。注がれ過ぎた雌の愛情に耐え切れず、筋力を増幅させ、高熱を発する。マグマのような濁流が腹の底からせり上がり、ライザの内側を満たす肉竿を通じて尿道口から飛び出した。
ぶびゅるるるっ、どびゅるるるっ、ぶびゅーっ、びゅーっ、びゅるるっ、びゅぶっ、ごびゅっ!
「ぁぁぁああああっ!?」
熱湯を掛けられたかのように、大きな悲鳴を上げるライザ。ここ一番の仰け反りを見せてまた天井を仰ぐ。
そんなライザの子宮には、ザムエルの精液が詰め込まれている真っ最中だった。どぷっ、ごぷんっ、と一射一射の勢いは強く、まるで砲弾のように子宮の底を叩き、中でびちゃびちゃと散らばっていく。
子宮壁には粘々の精液がこびりついている。しばらくは、子宮から離れることはないだろう。長く残留して精子を効率よく子宮で泳がせるために。ライザという雌に触発されたためか、ザムエルも五十歳を迎えてなお一段階雄としての格を上げたようだ。
「ぁっ、精液、注がれ、てっ、っ、いくっ……!? また、イクゥッ……!」
子宮に精液を詰め込まれ、ライザが震え上がる。肉棒が膣肉に思い切り締めつけられ、ザムエルの精液を搾り出し、子宮に注がれることでまたライザの悦楽を増幅させるという性の循環が巻き起こっていた。
「ったく、本当に、すげぇ逸材だな……」
ザムエルは口の片端を吊り上げ、ライザという女を再評価する。見目麗しい女たちを幾ら集めたところで、ライザには敵わないだろう。こんな女が大勢いたら、世界中の雄の子種が根絶やしにされそうだ。
ザムエルのような精力的な男でないと、手綱を握れないじゃじゃ馬だ。
まさか、五十歳になった今頃になって、こんな玩具が手に入るとは。
人生何が起こるかわからない、とザムエルは深く感じ入った。
ライザの錬金術のおかげで、ザムエルはこうしてライザとの深い縁ができたのだから。
ザムエルがライザと初めて繋がったのが、今から一か月前のこと。ライザが錬金術に失敗し、惚れ薬に似た効能の持つ煙を浴びることがなければ、ザムエルは以前までの乾いた生活を送っていたことだろう。
酒浸りで自分勝手なザムエルに愛想を尽かした妻は遥か昔に家を出ていった。一人息子のレントもまた、父親としての役目を果たさずに暴力を振るってくるザムエルに嫌気が差したのもあるが、それ以上に、いろいろな場所を旅して強くなりたいという目的のために武者修行の旅に出た。
レントが旅立ってからもう三年の月日が経とうとしている。妻は勿論、レントも帰って来ない。好きでも無い親父の家にわざわざ顔を出す息子などいないだろう。レントは今年で二十一歳になるいい大人だ。ザムエルも二人のことはどうでもいいと思っていたが、それでも、誰もいない家で一人暮らしていると、鬱々とした感情が腹の底に溜まっていくようだった。
この感情を何らかの形で吐き出しておきたい。
魔物を殺すのもいい。村から出て、女を買って犯すのもいい。
考えて結局、手近な魔物を八つ当たり気味に殺しに行こうと、ザムエルは舟を使ってクーケン島を離れ、森へと足を運んだ。そんなときだ。どこかふらつきながらも、治療薬を作るために素材集めをしていたライザとバッタリ鉢合わせしたのは。
後からライザが調べた結果を聞いたところ、ライザが意図せず作ってしまった惚れ薬もどきは範囲が非常に狭いものの、空気感染する効果を宿していた。しかし、そのときはライザもそんな効果があるとは思っておらず、ただ体が異常に熱を帯びる程度だと思っていたらしい。
そんなとき、接近してしまった二人は、惚れ薬の効能によって惹かれ合った。
そして、あの日、二人は結ばれたのだ。
ライザは知人の娘であり、レントの幼馴染だ。肉付きのいい体で、わざとやっているのかと思えるほどに肌を晒す際どい服装をしているとはいえ、ザムエルにとっては夜のオカズで十分だった。脳内で何度犯し、種付けし、何人もガキを孕ませたが、そんなのは男ならば誰だってしている。誰にも非難されない、妄想の中だけで完結するものだった。
それが、現実となったのだ。
森の中、ザムエルとライザは互いに落ち着くまで激しい交尾を繰り広げた。通りがかった魔物がドン引きして立ち去るほどの、雄と雌の本能丸出しの生ハメ交尾。互いの名前を呼び合って、愛を囁き合って、粘膜を擦りつけ合って体液を注ぎ入れた。
そのときのことを、ザムエルは生涯忘れないだろう。
あれが初体験だったライザにとっても、あの日の出来事は強く脳裏に焼きついたはずだ。
「ザムエルさん、キス、して……」
絶頂から帰還したライザが、ザムエルの体に倒れ込んできた。分厚い胸板に、ライザのむっちりとした胸と、乳首ピアスとアクセサリーの硬い感触が伝わってくる。
「好きに使え」
ザムエルは素っ気なく言って、開いた口から舌をだらんと垂らす。そこへ、ライザが嬉しそうな顔をして舌を伸ばす。ザムエルの分厚い舌に、ライザの小さく可愛い舌がぺろりと這うと、自分から舌先を絡ませて握手をした。
「ちゅっ、れろぅ、れろ、れろぉ、くちゅっ、ぐちゅっ、ちゅぷっ、ぴちゃっ……!」
自分から求めてきて、心の底から嬉しそうにベロチューを楽しむライザ。その瞳にザムエルだけを真摯に映し続けていた。あまりの熱視線にザムエルが耐え兼ねて視線を逸らしても、すぐに回り込んでくる。
「えへへ、ザムエルさん、だーいすき……! ずっと、一緒にいよーね?」
ザムエルの胸に頭を預け、すりすりと頬擦りしてくる可愛い存在。しかし、この瞬間も、ライザは膣で肉棒を締めつけてくる。まだ大きいままの肉棒をその気にさせ、早く二回戦に移りたいのだろう。どこまでも貪欲な娘だった。
楽しませてもらうか。
ザムエルはもう、ライザを手放すことはできない。ライザもザムエルの下を離れることはないだろう。ライザが追加で作った本当の惚れ薬によって、互いに惹かれ合う想いは除去されることなく、安定する形で心の底へと深く刻みつけられた。
これからはライザと二人きりだ。いずれ、正式に娶って、子供を産ませようとも考えている。しかし、村にいては自由に愛し合えない。どこかへ拠点を移すべきだろう。ライザが拠点にしている隠れ家もいいが、村を出て王都に行くのも捨てがたい。
王都には、ライザ以外にもいい女がいるだろうから。
ライザの惚れ薬を使えば、ヤリタイ放題だ。
本当に、楽しみだ。
ザムエルは堪えきれず、笑いをこぼした。
楽しげなザムエルを、ライザは黙って眺めていた。ザムエルの髭の生え散らかった頬を撫で、分厚い唇にキスを捧げ、耳に吐息を吹き掛けながら、腰振りを再開する。ぱちゅっ、パンッ、ぬちゃ、ぐちゃ、と精液の粘糸が張り巡らされた膣内で肉棒を扱き、子宮に溜まった精液をちゃぷちゃぷ揺らしながら、次の精子を搾り取る準備を進めていた。
「『永遠』に、幸せになろうね……?」
ライザに囁かれたその意味を深く考えず、ザムエルは愛するライザの細腰を抱き締め返した。