※この作品はR-18です。

極夜白染   作:棒笹

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第14話 うつろいゆく目的

アナルへの長い射精を終え、仰向けに床に倒れ込んだ三体の構造体。

 

消耗しきった身体を回復させるため、彼女たちは全身から力を抜いて動かない。

 

つい先程まで大きく反り立っていた彼女たちのペニスも、今は見る影もなく彼女たちの身体に垂れ下がっている。

 

激しく上下する彼女たちの胸だけが、彼女たちがまだ生きている事がわかる唯一のサインだった。

 

そんな彼女たちの口に、突然細いホースが放り込まれた。

 

困惑する彼女たちを諭すように、機械音声が鳴り響く。

 

「回復モード起動。構造体“ルシア・黎明”、“リーフ・流光”、“アイラ・極彩”の機体を修復します。」

 

ホースは食道をこじ開けると、なにやら重い液体を流し込み始めた。

 

ルシアは危険を察知し、逃げようと上半身をねじるような動きを試した。

 

しかし、いつの間にか彼女たちの身体はその乳房の上下を触手のようなもので拘束されており、上半身はほとんど動かせなかった。

 

足をばたつかせて抵抗を試みるルシア出会ったが、その抵抗も虚しく、一方的に液体が流し込まれていった。

 

液体は、彼女たちの体内を圧迫していった。

 

それに従うように、彼女たちの腹部はゆっくりと膨らんでいく。

 

しぼんだ風船にゆっくりと空気が吹き込まれていくようなイメージだった。

 

「・・・なんだか同じこと、さっきやったような気がするわね・・・。」

 

膨らむ腹部の感覚で、アイラは守林人と交わったときのことを思い出していた。

 

「苦しいはずなのに・・・この感情は何なのでしょう・・・?」

 

リーフは自らの感情の変化に薄っすらと気づき始めていた。

 

液体を強制的に流しこまれ、腹部を膨らませられている彼女たち。

 

本来ならばそれは苦痛を伴うはずであるが、次第に彼女たちの呼吸は冷静さを取り戻していた。

 

抵抗を続けていたルシアも、今となっては再び全身の力を抜き、まるでその身体の所有権を失っているかのように動きを止めている。

 

それからしばらくして、彼女たちの身体に変化が生じ始めた。

 

彼女たちのペニスが、それぞれの拍動に伴いピクピクと動き始めた。

 

竿に見える循環液の管が、ゆっくりと膨れていった。

 

「・・・こういうこと、だったんですね・・・。」

 

自らのペニスから感じる感覚に、リーフはホースの液体の目的を理解した。

 

「また・・いやらしい気持ちが溢れてきます・・・。」

 

「まだ、搾精は終わっていませんものね・・・。」

 

「機体だけじゃなくて、性欲までよみがえらせるなんて・・・。」

 

どうやら、ルシアとアイラも、その目的がわかったようだった。

 

そして、それを受け入れるようにペニスに力を入れると、活力を失っていたペニスはぐんと大きく振れ、そしてみるみるうちに大きく勃起を始めた。

 

膨れ上がった循環液の管から、ペニスに循環液が注ぎ込まれていく。

 

シワが多く、すっかりしぼんでいた亀頭が、ゆっくりと蘇っていく。

 

それを助けるように、断続的かつ意図的にペニスに力を込め続ける彼女たち。

 

そのたびにペニスは大きく振れ、その様は蛇の尻尾と見間違えるほどであった。

 

三体の構造体の股下から、まるで新たな生き物が生まれていくかのように、そのペニスは凄まじいペースで勃起していった。

 

しばらくして、彼女たちのペニスは完全に勃起した。

 

ペニスは新たな快楽を求め、その宿主の拍動に伴い空中で震えている。

 

「もう、十分回復したわね・・。」

 

アイラが言った。

 

「全身が、新しい快楽を欲しています・・・!」

 

性欲に意識海をほとんど支配されかけながら、ルシアが声を出す。

 

そして、彼女たちの口からホースが引き抜かれた。

 

「では、またあそこに戻って・・・っ!?」

 

リーフが立ち上がろうと体を起こす。

 

しかし、彼女の身体は引き続き拘束されたままだった。

 

それどころか、乳房だけだった拘束が両手足にまで及んでいることに気づいた。

 

「機体の修復が完了しました。構造体“ルシア・黎明”、“リーフ・流光”、“アイラ・極彩”の搾精プロセスを再開します。」

 

機械音声とともに、彼女たちが先程「オス」としての役割を果たした「メス」の腰が移動を始めた。

 

その腰は、彼女たちの股下で向きを変え静止した。

 

「・・・ここにオチンポを挿し込め、ということでしょうか?」

 

「やってみるほかないでしょうね・・・。我慢の限界も近いし・・・。」

 

「うまく力を入れれば、なんとか入りそうですね・・・。」

 

ルシアたちは、それぞれのペニスに力を入れて「メス」にその先を向けると、亀頭が女性器の入り口に当たるように微調整した。

 

久しぶりの感覚に、彼女たちは身を捩る。

 

「構造体“ルシア・黎明”、“リーフ・流光”、“アイラ・極彩”のペニスを認識しました。挿入・搾精プロセスに移行します。」

 

ゆっくりと、それぞれのペニスが包み込まれていった。

 

温かな腟内の感触に、彼女たちは興奮と安心感を覚える。

 

ペニスに与えられる膣内の感触は先程と変わらなかったが、大きく変わっている点が1つある。

 

それは、彼女たち「オス」と「メス」の立ち位置だ。

 

先程までは「メス」を犯し、好きにその腟内を味わい、そして好きなだけ精液を吐き出す側だった三体の「オス」。

 

それが今は、床にその体を拘束され、大きく反り立ったペニスは目の前でゆっくりと降りてくる「メス」にその全てを支配されている。

 

好きなように動くことも、射精のタイミングを自由に調節することもできない。

 

「犯す側」から「犯される側」へと、その立場は180度逆転していた。

 

「メス」の腰が、それが支配するペニスを認識するようにゆっくりと「オス」の股へ降りきると、上下に動いてペニスを刺激し始めた。

 

一方的な快楽を、それも先程まで犯していた「メス」によって与えられる快楽を、彼女たち「オス」はひたすらに喰らい続ける。

 

「オス」が快楽を感じ、体力を消耗していくと、それぞれの機体の中に押し込まれた液体が処理されて彼女たちを回復していく。

 

その腹部は快楽を受け続けるごとに徐々にしぼんでいった。

 

あるものはその入り口付近でペニスの亀頭を集中的に攻撃する。

 

亀頭、裏筋、そしてカリ首と、ペニスの中で最も敏感な部位を攻撃された「オス」が低い唸り声を上げて苦しむ。

 

目をぎゅっと閉じ、歯を食いしばりながら快楽に呑まれていく。

 

あまりの刺激に亀頭が爆発しそうな感覚を覚えながら、拘束されて動かない身体を激しく震わせている。

 

「なんて強力な・・・!」

 

なんとか亀頭以外の場所に刺激を移そうと、腰を「メス」に向かい突き上げる。

 

その時、まるでそれがわかっていたかのように「メス」の腰が一気にペニスの根本までを飲み込んだ。

 

「――――――ああああああああああああああああっっ!」

 

亀頭を刺激され続けて蓄積した快楽と、ペニス全体を覆い尽くす腟内の快楽がピークに達し、「オス」は情けなく射精を始めてしまった。

 

射精のタイミングまでも読まれてしまっているようで、「メス」の腟内はペニスに精液が流れ込むたびに効果的に膣壁を収縮させて精液を排出させていく。

 

まるで自分の何もかもが知られてしまっているような感覚とともに射精を続ける「オス」は、眼の前にある「メス」の腰をただ睨みつけることしかできなかった。

 

 

またあるものは、ペニスを根本までその腟内に押し込んだまま前後左右に腰を動かす。

 

ギミックに富んだ腟内が激しくペニスを責め立て、さらに前後左右にグリグリとペニスが動かされる刺激が相乗効果となってその宿主を襲う。

 

強い快楽に、「オス」は上半身を仰け反らせようと強い力を込めた。

 

当然ながら、その身体は動くはずがない。

 

快楽の逃げ場として込めた力は逃げ場をなくし、再びその「オス」に快楽として戻ってくる。

 

強い快楽を上乗せされた「オス」は、とうとうその両乳房から母乳をまき散らしながら痙攣し始めた。

 

凄まじい喘ぎ声とともに母乳を撒き散らす「オス」を目の前に、「メス」はその動きを止めることはなかった。

 

「・・・いやだ・・・堕ち・・・ちゃう・・・」

 

「負け・・・ちゃう・・・こんな・・・機械に・・・!」

 

どれほど痙攣しようと、母乳を撒き散らそうと動きを止めない「メス」を前に、「オス」は自らの意識海が屈服し始めたことを悟った。

 

 

そしてあるものは、ペニス全体をその膣壁でこするようなオーソドックスな動きでペニスを刺激していった。

 

「メス」の腰が亀頭を子宮口に押し込み、バキュームを与えては離れ、また与えては離れていく。

 

竿はくまなく膣壁に締め上げられ、強烈に射精欲を掻き立てていく。

 

先程自らが「メス」に与えたような快楽を、今度は「メス」によって与えられていく。

 

まるで「メス」に仕返しをされているようになった「オス」は、守林人により開花させられた内なる“M”の感情が再び湧き上がってくるのを感じた。

 

“M”の感情は、まるで黒い渦のように「オス」の意識海を蝕んでいく。

 

それに呼応するように、「オス」の表情がまるで発情期のイヌのように崩れていく。

 

そして、意識海すべてがその感情に支配された「オス」は、

 

「・・・もっと」

 

「・・・もっとちょうだい!「オス」としての、いいや、「メス」に一方的にハメ殺される「オス」の快楽を!!!」

 

そう、「メス」に向かい叫んだ。

 

そして、「メス」はそれに呼応するようにその動きを速めていく。

 

「そう!それよ!もっとしごいて、吸って・・・!」

 

「オス」はさらなる快楽を渇望している。

 

腰を動かし、自らの力でさらにペニスを押し込もうと必死になっている。

 

どすん、という音とともにペニスが「メス」の腟内に押し込まれたその時、「オス」の全身に白い稲妻のようなものが見え始めた。

 

「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛」

 

「オス」の身体が跳ね回る。

 

全身の筋肉が硬直し、両手足をピンと張りながら凄まじい喘ぎ声を張り上げている。

 

「ぜんしん・・・ビリビリされながら・・・でぢゃう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!゛!゛!゛」

 

電流を流されながら、とうとう「オス」は射精した。

 

全身に電流が流されているため、ペニスが射精に伴い脈打つようなことはなかった。

 

ペニスの先へとこみ上がっていく精液は、「オス」によって力強く押し出されることはなくひたすらに垂れ流されていく。

 

その勢いのあまりの弱さに、「メス」の腟内は強力にペニスを締め上げていった。

 

さらなる快楽に「オス」は悶え苦しむ。

 

尿道に熱い精液が伝っていく感覚だけが、「オス」が射精をしていることを認識できる唯一の要素だった。

 

 

それぞれの「メス」が挨拶代わりに「オス」を1度絶頂に導いたあと、「メス」の動きが統一され始めた。

 

絶頂からようやく解放された「オス」のペニスが再びゆっくりとしごかれていく。

 

その動きは極めてゆっくりとしていたが、「メス」の腰はいままでよりも深く「オス」のペニスを受け入れていく。

 

最も深くまでペニスが受け入れられると、その反動で「オス」の陰嚢は強く押し込まれていた。

 

「ゆっくりなのに・・・なんて気持ちいいの・・・」

 

アイラが声を漏らした。

 

「このオマンコが、これほどまでにすごいものだったなんて・・・。」

 

あっけなく射精に導かれてしまった屈辱感とともにルシアが続く。

 

一方、リーフはルシアらをつなぐチャネル越しには何も発言はしなかった。

 

しかし、目の前でゆっくりと動き続ける「メス」の腰がたいそうじれったいようで、

 

「もっと早く・・・壊れるくらい気持ちよくして・・・!」

 

と、ひたすらに「メス」にさらなる快楽を懇願し続けている。

 

どうやら、真っ先に彼女は堕ちてしまったようだった。

 

 

少しずつではあるが、段階的にストロークのペースが上がってきた。

 

しかしながら、たった今絶頂したばかりの彼女たちにとっては、その程度の変化では到底射精に至ることなど不可能なようだった。

 

しばらくの間、リーフを除いた「オス」はなにもアクションを取らなかった。

 

喘ぎ声を上げることもなく、「メス」の腰が動くモーター音だけが響き続けていた。

 

 

――一方その頃

 

パニシングによる侵食がやや深刻化したキカイイッカクは、発情期だけではなく、接続された機体を自分のものにできないか考え始めていた。

 

キカイイッカクから見ると、今自身に接続されている機体は三体。

 

それぞれがキカイイッカクの意図的な操作により快楽を与えられ、その快楽に飲み込まれつつある。

 

その中で、白い髪でピンク色の逆元装置を備えた“リーフ”と呼ばれる機体だけは、自身に服従する様子が確認できる。

 

自身に屈している様子が確認できない二体の構造体では、黒髪の“ルシア”と呼ばれる機体はこちらを未だ敵視し続けている。

 

その一方で、ピンク色の髪をした“アイラ”と呼ばれる機体は、母乳を撒き散らしながらペニスを弄ばれることを楽しんでいるようだった。

 

すべての構造体を自らのものに“堕としたい”。

 

自身の指示でペニスを勃起させ、自身の指示で快楽を取り込み、そして自身の指示で射精させ、その時自身が必要とする量の精液を排出させたい。

 

ルシア、リーフ、そしてアイラ。

 

いつしかキカイイッカクの目的は、彼女たちからエネルギーを得ることではなくなっていた。

 

キカイイッカクの現在の目的。

 

それは、彼女たちの意識海と自身の意識海を融合させること。

 

意識海の融合に成功すれば、彼女たちの機体や感情、発情、そして射精や精液の量などすべてのコントロールが可能になる。

 

これにより、彼女たちはキカイイッカクのエネルギータンクとして生涯支配され続けることになる。

 

つまるところ、ルシア、リーフ、アイラという三体の“ザーメンタンク”を獲得することが、キカイイッカクの目的となっていた。

 

そして、今のところ“リーフ”はキカイイッカクのザーメンタンクに最も近い機体であった。

 

残る2体をどうするか。

 

キカイイッカクは、はじめに“アイラ”を標的に定めた。

 

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