「いたぞ! 小さいヒルチャール! たぶんあいつだ!」
張り上げられた男の声を耳にし、彼は慌てて逃げ出した。石の投擲によって気絶させたリスのような小動物を掴み、岩や丘の目立つ大自然の広がる大地を駆ける。小さな歩幅を補うように、100センチ程度の背丈しかない人型の黒い体躯を忙しなく動かす。
「待て!」
と言われて待つ者などいない。背後から追ってくる男数人の気配を置き去りにしようと、近くの森林地帯へと飛び込んだ。林立する木々の間を縫い、相手の視線を遮りながら距離を取る。
男たちの声が段々と遠くに聞こえてきたが、彼の体力も限界に近かった。このまま走っていては、いずれは追い付かれ、殺されてしまうだろう。そう考えた彼は近くの岩場の陰に身を投げて、濃い茂みの中へと隠れた。
「どこに行った!?」
「俺はこっちを探すから、お前は向こうを探してくれ!」
「おう!」
巨岩を挟む向こう側で、男たちの気配が別方向に散らばってくれた。
しかし、全員ではなく、一人がこちらに向かってきている。
いざとなれば、戦うしかない。手近に落ちていた拳大の石を掴み、彼は身構えた。
男が姿を現した。きょろきょろと辺りを見回して探りを入れているが、彼には気がついてない。小さな体の中でどくどくと鼓動を高鳴らせながらも、彼は石を握る手に力を込めて、もしものときに備えた。
それは杞憂に終わる。
男の目は茂みを捉えたのだが、中までは見通すことはできなかったようだ。潜む彼の存在に気がつかず、遠くへと足先を向ける。
「ヒルチャールめ……」
怒りを吐き捨て、男がその場から姿を消した。
彼は念のためその場にしばらく留まったが、誰かが再び近づいてくる様子はなかった。鳥が囀り、吹く風が地面を覆う青々とした草を揺らす中、ガサガサと音を鳴らして茂みから外へと出た。
彼はため息を漏らすが、それは顔を覆う仮面によって防がれた。邪魔だなと思いつつも、彼がそれを外すことはなかった。一度、この仮面の下にある自身の顔を湖面に映して確認してみたのだが、身の毛がよだつほどの醜い顔だったのだ。
これを誰かに見られたくはない。たとえそれが、今は敵対関係にある人間であろうと、彼と同じヒルチャールと呼ばれる魔物であろうと、例外はない。
仮面を外す気になれない窮屈さを払うように、握っていた石を地面に叩きつける。
そして、歩き出そうとしたところで、彼は気づいた。長い時間を掛けてようやく仕留めたはずの獲物が、手元にないことを。辺りを見回し、茂みの中を確認しても、どこにもいない。
途中で落としたのだろう。
最悪だった。今から探しに行くか。いや、獲物を探すために元来た道を辿る気にはならない。獲物も死んではいなかったようだから、いずれ目を覚ましてどこかへと逃げ去ってしまうかもしれない。
手放した獲物は諦めて、今はこの場から離れることが先だと判断した。
彼はできるだけ視界が開けた場所を避け、人目を憚るように歩き出した。
歩いている途中、腹が鳴った。ここでの生活が始まって五日間、まともな食事をしていない。木の実を見つけたときには積極的に食べているのだが、もっとしっかりとしたものを食べたかった。
二日前、空腹に耐えかねて行商人と思われる男を襲い、手に入れた獣の肉は美味しかった。起こした火でこんがりと焼き、調味料もないままに頂いたのだが、あの味は今でも忘れられなかった。
だが、その満足感の対価は重かったようだ。おそらく、先ほど彼を見るなり追いかけてきた男たちは、行商人の関係者だったのだろう。近くの街に運ばれるはずの積荷を荒らされ、立腹し、彼の命を奪おうとしたに違いない。
襲ったのは悪いとは思うが、護衛の一人もつけずにいた行商人も悪いとは思う。襲われても返り討ちにできる自信があったのか、それとも、たまたま護衛が離れていたときに運よく居合わせただけなのか。
そう言えばそのとき、少し離れた場所で同族のヒルチャールの声と戦闘の音が聞こえていたような気がする。
なるほど。同族を上手く囮に使ってしまったようだと、今になって理解した。
それでも、襲ってしまった人間にも、ヒルチャールにも謝る気はない。
彼は困っているのだ。なりふり構ってなどいられない。
彼がこの見知らぬ世界に迷いこみ、ヒルチャールとして目を覚まして、もう五日目。人間が何を言っているのか理解できるのに人間の言葉が話せない。それならばヒルチャールはどうなのかと試したが、同種族の仲間たちが発する言語が理解できない。
どちらとも会話は成り立たず、彼は孤立した。ヒルチャールの集落に身を置くこともできないまま、慣れないサバイバルを強いられている。
ヒルチャールとなる前の彼は、地球という惑星に住む人間だった。この世界にいる人間のように不可思議な力は使わないし、魔物のように脅威となる他種族も存在しないため、個々人の戦闘力は大したことがない。
だが、高度な文明を持ち、安定した時代に生まれた彼は平和な日常を謳歌していた。当たり前に享受していたそれが、実はありがたいことなのだと身をもって知ることになるとは、露ほども思わずに。
なぜ、自分がここにいるのかもわかっていない。
人間として最後に見たのは、自室のベッドから眺める天井。その日は頭痛が酷く、風邪薬を飲んでぼうっとしながら眠りに就いたはずだった。明日に大事な仕事を控えていて、休むと怒られるだろうなと不安に思いながら。
そして、目を覚ました彼は、その時点でヒルチャールになっていた。
過程がすっ飛んでいて、訳がわからない。昔、全く別の世界の生き物に生まれ変わる小説や漫画が流行っていたようだが、それと似たようなものだろうか。物語の登場人物たちはよくこんな急激な環境の変化に適応できていたものだと、感心してしまう。
自分には無理だった。
この生活も、いつまで持つかわからない。
せめて、サバイバルの知識を習得しておくのだった。
遅すぎる後悔の念を抱きながら、彼は出会ってしまった。
「っ……! ヒルチャール!」
また、人間に出会った。
余所見をしていて反応に遅れた彼は、理解する。
もう、手遅れなのかもしれない、と。
その人間は女だった。ダークブラウンの長い髪と、赤色の目立つ衣服に身を包む可憐な美少女。赤いリボンがウサ耳のようにぴょこんと頭上に伸びていて、彼女の可愛らしさを引き立てている。
戦闘を想定しているとは思えない軽装で、長いソックスとホットパンツのように短いズボンの間に、白い太ももによる絶対領域が覗いている。胸元も開いていて、谷間が確認できた。若く、麗しい魅力を放ち、男に好かれそうな容姿をした彼女だが、手に持っているものは全く可愛くない。
弓を構え、つがえた矢を引いている。ギリギリと弓を引き絞る中、鏃に炎が灯った。
この世界の生物が使う、魔法のような奇妙な力。
それが矢と共に彼を穿とうとしている。
「仲間がいない、今のうちにっ」
温情など、望むべくもない。
張り詰めた弓から、炎を宿した矢が放たれ、彼は死を覚悟した。
迫る一撃。真っ直ぐ向かうそれがやけにゆっくりと感じられる中で、彼の脳内に記憶が過ぎった。これまでの、彼が人間として体験した二十数年の記憶。この危機的状況から脱する術を過去の記憶から探ろうとしているのだろう。しかし、それに意味はない。
硬直したままの彼の胸を矢が穿ち、全身が炎に包まれる。
立ち昇る炎に呑まれた彼は、叫び声を発した。言葉にならない断末魔。射抜いた少女が思わず眉を潜めるほどの不快な金切音を響かせ、隅々まで肉体を焼かれ、ぼろぼろに崩れた肉体が温められた風と共に舞い上がった。
後には何も残らなかった。
彼は死んだ。覚悟もないままこの世界に送られ、人間の少女に始末されるという非業の死。少女に罪悪感などないだろう。使命感を抱き、討伐を成し遂げたことを誇りにすら思っている節さえ感じられる。
「報告にあったはぐれ者かはわからないけど、討伐完了ね」
そう言って、肩の力を抜き、どこかへ歩き去ろうとする少女の背中を、彼は見ていた。
死んだはずの彼だ。まるで、大気に溶けて消えた体が時間を巻き戻したかのようにその場で再構成された。何が起こったのかがわからない。殺される前の状態に戻った自身の体を見回し、驚愕することしかできなかった。
倒したばかりのヒルチャールが蘇ったことに気づかず、少女が離れていく。
このまま放っておけば、彼は難を逃れるだろう。
だが、それでいいのかという想いが、彼の胸に沸々と熱を高めた。
殺された。仕方がないとはいえ、無抵抗のまま。
肉体を焼かれ、粉々にされ、意識が闇に沈んでいく感覚。あの冷たい感覚は二度と忘れられない。できればもう、あんな目に遭いたくない。しかし、それ以上に、自分を冷たい死の底に叩き堕とした少女に対する恨みが、心を支配する。
彼は意を決し、近くの石を拾った。
力強く握り締め、できるだけ音を殺し、歩き出す。少女へと徐々に詰め寄って、それすらもじれったいとばかりに途中から駆け出した。怒りに任せたままただ一目散に少女の背に飛びついて抱きつく。
「えっ……!?」
そして、驚きの声を上げる少女が振り向く前に、石でこめかみを強打した。
「がぁっ……!?」
急所を殴られ、平衡感覚を失ったように少女の体が崩れ落ちる。少女と共に地面に倒れた彼は、来るかもしれない反撃に備えてすぐに石を構える。
そんな彼の前で、横倒しになった少女が起き上がる様子はなかった。
少しの間、じっと少女の動向を見守っていたが、起きることはなかった。
やがて、彼は警戒したまま少女に近付き、少女の肩を蹴って仰向けにさせた。
少女は気絶していた。苦しそうな寝顔で、こめかみからはわずかに血を流していた。
弓を手放し、魔物である彼に無防備な姿を晒している。
これでは、殺されても文句は言えないだろう。弱い方が死ぬ。実際に自分は弱かったから、殺されたのだ。今度は少女の番だと思い、彼は石を待ちあげようとしたが、少女の肢体を目にして別の思いが湧き上がってきた。
体が異様に熱い。血が滾って全身を駆け巡る中、大部分が一か所に集中する。
腰に巻いた布切れが持ち上がった。内側で肥大化した一物が、顔を上げたのだ。大きくなったそれが暖簾をくぐるように姿を晒し、黒々とした竿と、ほんのりと赤みを宿した亀頭を有する、巨大な生殖棒が外気に触れた。
丸く肥えた陰嚢を携え、斜め上を向く肉棒。
彼は自分の体を襲う異変に困惑したものの、一度溢れた肉欲を抑えきれなかった。
肉棒を手で掴むと、そのまま少女の下へ向かう。
まだ起きない。横たわる少女の傍でしゃがみ込み、彼は手を伸ばした。
彼は黒い手で、白い布地に包まれる少女の胸を掴んだ。こんなことをして、起きたらどうするという冷静な考えを抱く一方で、少女の身で宿す母性の塊を、憎しみを籠めるように力強く握り締めた。
ギリギリと胸を締めつけ、指が柔らかく沈む。仮に恋人同士でも、相手に嫌がられるような一方的な握り方だ。それを寝ている間に魔物にされたと知れば、少女は何と思うのだろうか。
胸だけじゃない。もっと、致命的な凌辱をされたら、どんな声を上げてくれるのか。
彼は胸から手を離すと、少女の足元に膝を突いた。白いソックスに包まれた両足を開き、その間に身を割り込ませると、自身の一物を少女の股間に擦りつけた。髪色に近いダークブラウンの短いズボンに竿を這わせる。こびりついていたチーズのような恥垢がズボンによって拭われ、生臭い臭いが広がる。
自身から発せられた臭いを嗅いで、さらにビキビキと勃起を強めた。
華奢な少女の股から、へそまで容易に届く漆黒チンポ。挿入すればどうなるのか一目瞭然だった。彼が期待を抱くと血管を浮かばせる竿がビクンッと跳ねた。彼を急かすように、何度も、何度も。
前戯など、この場において必要はない。
これから行うのは凌辱であって、愛し合うセックスではないのだ。
彼はホットパンツに指を掛け、無造作に引き裂いた。中の白い下着が露出して、彼の行く手を阻むが、その布地も大した壁にはならない。生地に爪を立て、引っ掛けるようにして左右に引っ張る。
ビリッ、と音が鳴って生まれた下着の穴から、少女の無垢な秘所が現れた。
ぷっくりと膨れた恥丘。その間に描かれた縦筋から、ピンク色が覗いている。そこに指を這わせ、くにゅっと開くと、綺麗なサーモンピンクの粘膜。皮の被った陰核も、小さな尿道口も、これから味わう予定の膣穴も確認できた。
使い慣れた感じがないところを見ると、処女だろうか。
まだ男を知らない少女。それが、魔物によって初めてを奪われようとしている。
躊躇はなかった。殺された恨みと、体を支配する熱に促された。
陰裂に逞しい竿を擦りつける。わずかに残っていた恥垢が陰唇にて拭われるのを見ながら、亀頭を秘所に突きつける。
腰を前に突き出し、膣穴に亀頭が食い込む。
「っ……」
と、少女が微かに呻いた。それに驚いて急かされ、腰に力を込める。
メリメリッ、と肉の穴を開きながら亀頭が中に入る。体とは不釣り合いに、彼がまだ人間だった頃よりも立派で、体格に優れた黒人並みに凶悪なチンポが呑み込まれ、続いて竿が奥へと進んでいく。
途中で、ブチィッと処女膜を呆気なく引き裂き、少女に圧し掛かるような体勢になって、上から下へと肉棒を押し込む。
「っ、ひぃっ……!?」
ズップンッという小気味いい音を立てて生殖器が奥まで嵌まった瞬間、余程異物感が強く伝わってきたのだろう。少女は目を覚ました。
「な、に……?」
状況を理解できていないようだった。頭痛による苦痛を滲ませた表情で視線をさ迷わせ、異変が起きている下半身を見て、その顔が青褪めた。
「え……?」
絶望に震えた声。少女のそれは、彼の股間によく響いた。
殺したはずの魔物に寝込みを襲われ、マンコにチンポを挿入されているという悪夢は、少女の思考を停止させたようだ。その間に彼は少女にしっかりと抱きついて、これから始めるレイプの準備に取り掛かる。
彼は手で仮面を取り外す。
見せなくなかった顔だが、この醜い顔だからこそ、活かせる場面もある。
仮面から解放された、人とは比べ物にならない醜悪な顏。
ニヤァと微笑みを浮かべたのと、少女の悲鳴が上がるのは同時だった。
「いやぁぁあああっ!? なんでっ!? は、離れてぇっ!?」
少女の手で顔を押し退けられ、頭から伸びる角を殴られるが、彼は全く動じない。ガッシリと少女に対する抱擁を強め、たった今挿入したチンポを、素早く出し入れする。
「ん、ぉっ……!?」
それだけで、少女の抵抗が止んだ。両足をピンと伸ばし、海老反りになって背を地面から浮かせようとする。それを落ち着かせようと体重で押し返し、彼は少女を地面に縫い留めたまま、プレスを始めた。
パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! パンッ!
「あぁっ、だ、だめっ、いぃっ!? あっ、ゃっ、あっ、ひぃっ!」
ぬぷんっ、ズプンッとチンポが少女の処女穴を掻き回し、破瓜の血を外に掻き出しながら抉る。少女の悲鳴が響き渡っているが、容赦はしない。メキメキと、死ぬ前に発揮できなかった膂力が小さな体から溢れ出てくる。
ドクン、ドクン、とチンポを通じて少女の体から何かを吸収しているのがわかる。
「力が、す、吸われてっ……!?」
吸っているのはどうやら、少女の力のようだ。前世にあったゲーム的にたとえれば、レベルだろうか。少女の研鑽によって高められた努力の結晶を、次々に奪い、自分の物にしていく。おかげで彼の身体能力は徐々に向上していき、その影響を受けて100センチほどの小柄な体が急成長を遂げ、少女と同程度まで大きくなる。
「ん、ぉっ、おぉっ、ぁっ、ぁっ、なんで、これ、気持ち良いのっ、力、どんどん奪われてるのにぃっ、ぁっ、しゅごぃっ、奥で、硬いのが当たって、んおぉぉっ!?」
力関係は完全に彼が上回っていた。少女を押し潰し、地面とサンドイッチにして種付けプレスをお見舞いする。汚れた尻を激しく振って、大きな陰嚢を揺らし、力を凝縮させたチンポで子宮を突く。
「ぉっほぉっ!?」
突く。
「ん、ひぃぃいっ!?」
ひたすら、突く。
もう少女に勝ち目はない。目から涙を流し、口から涎を垂らす少女は、力を失っていた。人間でたとえれば、か弱い幼女。普通のヒルチャールですら退治できないレベルまで下がり、その分を彼が吸収して成長した。
レベルドレイン。
名づけるとすれば、そんな名前の能力だろうか。
それに加えて、レベルアップによって新しい能力が覚醒する。
「ぁ……」
暗闇を映すような彼の黒々とした眼の、紫色の光が灯る。それを真正面から見てしまった少女の目に、紫色の光が伝播する。それまでの暴れ具合が嘘のようにぼうっとして、じっと彼を見つめている。
「ぁっ、ぁっ、ぁっ……」
心ここにあらずといった状態でも、少女は声を漏らす。彼は少女の反応を気にすることなく、ズンッ、ズンッと腰を沈めて股間を打ちつける。まだ明るい空に似合わないいやらしい水音が響く中、二人の関係に変化が生じた。
「あぁっ、ぁー、んっ、ぁ、はっ……」
少女が笑う。瞳に紫色の光を宿し、ニヤァと狂気に染まった笑みを滲ませる。快活そうな少女には相応しくない邪悪なそれを、彼と見せつけ合った。まるで、犯されている体を通じて心まで汚染されたかのようだ。
「ぁ、はっ、あっ、あっ、あんっ、ぅ、あっ、いいよっ、たくさんズポズポしてぇっ!」
少女の足が、彼の尻に巻き付く。両手を彼の首に回して、ぎゅっと抱き寄せた。これ以上ないほどに密着し、少女の上で彼が尻を躍動させる。膣穴を巨根で蹂躙する行為は強い快楽を伴い、彼の緩んだ口から唾液がぼたぼたと垂れた。
「ぁー、ごくっ、ぢゅるっ、れろぉっ、れろっ、ぬちゅっ、こくんっ……」
こぼれた彼の唾液は全て、少女が口で回収した。口を大きく開けて、喉に滑らせ、彼の顎に伝った唾液を舌でれろれろと舐め取り、嚥下する。
「うん、ヒルチャール様の唾液、とっても美味しいよ……」
ぺろりと唇を舌で舐め、蠱惑的な笑みを見せる少女。
「次は唾液じゃなくて、わたしの、アンバーのおマンコに、ヒルチャール様の精子びゅっびゅーって流しこんで? わたし、ヒルチャール様の子供産みたいの。これまでわたしが殺してきた分だけ、償いのために」
少女、アンバーは正気を失っている。彼の目を見たことで、心が汚染されたのだろう。
チャームと呼ぶべき状態に陥って、アンバーは彼をヒルチャール様と敬愛し、体を捧げる。
彼は増長した。求められたからには、答えてあげるべきだろう。
彼の尻振りが速度を上げる。アンバーの中でデカマラ黒チンポが何十回と掻き回って、穴を自分用に調整して、子宮と亀頭が接触を繰り返す。アンバーの心に従って素直になった膣穴が、彼のチンポへと絡みつく。
「出して」
ぎゅ、ぎゅっ!
「孕ませて」
ギチッ、ギチギチッ!
「わたしを、ヒルチャール様専用の繁殖道具にして?」
アンバーに耳元で囁かれながら、彼は突き上げてくる興奮に負け、射精を始めた。
どびゅるるるっ、びゅるるるっ、どびゅーっ、びゅーっ、どくっ、どぴゅっ、ぶびゅっ!
「あぁぁあああっ!?」
アンバーが鳴く。先ほどまでの悲鳴とは別種の、甘美な悦楽に蕩けた声。彼の尻にぐいぐいと踵を押しつけて、子宮口に亀頭を食い込ませながら精液を貪欲に啜っている。
「ぉっ、出しすぎっ、これ、絶対に孕むっ、ヒルチャール様の赤ちゃん、できちゃうっ!」
彼はアンバーの胎に大量の子種を敷き詰めた。アンバーの子宮に精子を泳がせるまで膣外に出る様子はない。まるでスライムのように子宮内にへばりついている。これもまた、彼がレベルアップを遂げたことによる影響なのだろうか。
彼は、力が奪われるような感覚を味わいながら、気持ち良すぎる射精に狂っていた。ジタバタと暴れ、どちゅどちゅと子宮を亀頭で突く。その刺激で余計に射精が促されて、さらに悶絶した。
アンバーの中で、長い時間を掛けてヒルチャールの遺伝子が注がれた。
最後の一滴まで出し切って、彼が吐息をつきながら腰を引いたときには、アンバーの胎は出産間近の妊婦と見紛うほどに大きくなっていた。これは全て、子宮で驚異的な粘着性を見せる精液によるもの。
これだけの精液を提供されて、孕まないほうがどうかしているだろう。
人間としての道理を外れようとしているのに、アンバーの表情は明るかった。瞳はチャームの光を失って正常な色に戻っているのが、心まではそうではないようだ。既に彼に堕ち、ヒルチャールである彼のために生きることを決めてしまっている。
アンバーの膣からチンポを取り出した彼は、今さら正気に戻って人間時代の良心に苛まれていた。出会ったばかりの少女を犯し、自分でもどうやったか不明なままに力を奪い、心を操った。
そして、致命的なまでの種付け行為。
へたり込む彼だったが、アンバーは子を慈しむ母のように穏やかな表情で、精液で膨れるボテ腹を撫でていた。
「うん、わたし決めた。ヒルチャール様の世界を作る。ヒルチャール様が毎日好きなだけ交尾できるように、たくさんの女性を堕としてあげる。綺麗な人や、可愛い子、いろいろ雌を集めてハーレムを作るの。おチンポが乾く暇なんて、できないように」
アンバーは膝を突き、彼に顔を近づける。
その眼が、紫色に光り始めた。
「大丈夫。わたしが全部やるから。ヒルチャール様は、待っててね。美味しい獲物が目の前にやってくるのを」
自分が手に入れたはずのチャームがアンバーに移ってしまったことに気がついたときには、彼はアンバーの指示に屈してしまっていた。これでいい。アンバーの言う通りにして、捧げられる雌を食らえばいいのだと。
欲望を糧にした肉棒がむくむくと大きくなる。そのとき、尿道に残っていた精液がどろりと地面に垂れそうになったが、アンバーがそれを食い止めた。伸ばした舌でザーメンを受け止めたのだ。
そして、よく咀嚼して味わい、唾液に浸して嵩増しさせる。
「んぁー……、これ、食べひゃうね?」
濁りに濁った唾液とザーメンのブレンドエキス。
「ごくっ、んっ、ぐっ、ごくんっ……」
それをアンバーはごくごくと飲み干し、生臭い息を吐いた。
「はぁー……。うん、早くこの味を皆にも教えてあげたいなぁ……」
アンバーは物思いに耽り、悪巧みをするように口角を吊り上げ、チンポに顔を近づけた。
「ん、ちゅっ、ぬちゅっ、ちゅっ、ちゅぱっ、ぐちゅっ、ぢゅるっ、ちゅうぅっ!」
アンバーはチンポにキスの雨を降らせ、求愛する。ビクンッ、と跳ねるチンポの前で、雌顔を晒して焦らすように舌を左右に振り動かしたかと思えば、大きく口を開けて一気にしゃぶりつく。
「ぐぷっ、ぢゅぷっ、ぬぷっ、ぶぢゅぢゅぢゅっ、ぢゅるっ、ぶぢゅっ、ぐぢゅっ!」
頬を窄め、わざとらしく音を鳴らしてディープスロートをお見舞いしてくるアンバー。彼女をよく知る者が今のアンバーを見たならば、卒倒するに違いない。それほどの堕落っぷりを目の当たりにし、彼は嗤い声を上げた。
アンバーの言う通りにして、好きなだけ交尾を楽しむ。
そんな生活も、悪くないのかもしれない。
「ぶぽぉっ、ぶぢゅっ、ぢゅるっ、ぐぢゅっ、ぶぷっ、ぢゅぞぉっ、ぐっぽぉっ!」
アンバーのフェラ音は、しばらく鳴り止むことはなかった。美少女顔が台無しになりそうなドスケベフェラ顔で彼を上目遣いに見つめながら、逞しい竿を通じて金玉に溜まった精子を次から次へと奪っていった。
「ご馳走さまぁ……!」
ヒルチャールの精液を子宮と胃袋に溜め込んだアンバーの顔は、幸福に満ち溢れていた。