「うん…」
汚染された交差路の温泉にて。
クワガタのようなツノを2本生やした兜に暗く虚な瞳を描いたような顔をした少年が何やら深刻な声色でつぶやいた。
「どうした少年?」
「何かあったのぜ?」
そこに赤と黄色の饅頭が声をかける。
二人はこの世界の存在ではなく、この
でかいリボンしてる赤い方がゆっくり霊夢。黒と白の帽子を被った黄色い方ががゆっくり魔理沙。
彼女たちは見守ったりそうじゃなかったりする立場で少年のハロウネストの冒険を実況していた。
3人はわちゃわちゃと騒ぎ楽しみ哀しみ発狂しながらも楽しく旅をおこなっていたのだが…。
「ぼっき」
「え?」「え?」
「ぼっき」
どうやら今回はその関係を大きく変えてしまうかもしれない事案のようである。それまで騒がしく会話をしていた一行が沈黙したことで温泉の水音がその場を支配した。
「ちょちょちょちょちょ!」
「カメラ!カメラとめるぞ一旦!!」
まさかの衝撃発言に顔を青ざめた二人は、しかし冷静に録画ボタンを停止した。これが公開されたら年齢制限がかかってしまう。
それで済めばいいのだがこれまでの積み重ねでBANされてしまうかもしれない。存在しない心臓をバクバクさせながら彼女たちは少年に向き直った。
「そ、それでいきなりどうしたのよ」
「そうだぜいきなり勃起なんてさあ少年らしくないっていうかさあ!」
「魔理沙は少し落ち着きなさいよ!」
「ばーか!ばっかだぞお前落ち着けるかよばーか!」
「バカを3回も言う必要ないでしょうがァ!」
「ぼっき」
「「しょうねぇぇぇぇぇん!?」」
———数分後。
ようやく落ち着きを取り戻した二人は少年の体をマジマジと観察していた。
「おお…なんていうか本当に…」
「勃起、みたいになってるな…」
「うん」
ベンチにすわる少年の黒い脚の間…股間から"にゅっ"と突起が飛び出ているのが見える。長さおよそ15cm。少年の体躯を考えるとかなりの大きさである。
「でもどうしていきなり出てきたのかしら」
「しんぞう」
「水晶のとこのやつだな。…器に心臓が入ったことでそんな変化が出るもんなのか…?」
「てかそもそも王だって奥さんとかヘラーさんとセッ!?してるわけだし、少年にそう言う機能があったって不思議じゃないんじゃない?」
「でもなんていうかこう、形容し難い感覚が…」
「わかる。ずっと子供だと思ってた少年がここまで立派になるなんて…」
「なんか立派の意味がやらしく聞こえるな」
「ちっくしょう今回は本当にそうだからなんも言い返せない!」
「ふたり」
少年の声が彼女たちの視線を股間から顔へと引き戻す。普段と変わらず無表情ではあったが、長い時間共に過ごした彼女たちにはその機敏を読み取ることができた。
少年は今、ムズムズしていると。
「…ね、ねえもしかしてそれ、収まらないのかしら?」
「うん」
「そのまま戦うことは?」
「…むり」
しかし、チャームスロットをこじ開け大幅にダメージを受けるようになっても動き回っていた少年がはっきりと「戦いに支障が出る」どころか「不可能」と主張しているのだ。
「どうする?」
「どうするったって…」
仮にこの状態で戦闘をするとしよう。
そうすれば少年の勃起した性器がブルンブルン振られる映像がカメラに収まることになる。
そうなれば匂わせレベルではない直接的な表現としてBANされること請け合い。
そもそも全国に流れる映像で自分の性器が映るなんて、少年にとって大きなトラウマになるだろう。流した罪悪感で二人の胃が死ぬ。
そうなれば残された手段は一つ。
「わたしたちでなんとかするしかないんじゃない…?」
「なんとかってお前まさか!」
「抜いてあげるのよ…」
「ホァァァァァァァァァッ!?」
あまりの衝撃にぐにょんとゆっくり魔理沙は縦に伸び、体を支えきれず温泉に落ちて流された。ゆっくり霊夢は見なかったことにした。
「…………」
「うん」
温泉が飛び散り少年と霊夢に降りかかる。
それが合図だったように情事は始まった。
「じゃあ失礼して…」
ベンチに座る少年の股ぐらに霊夢は顔を近づける。ぐっ、と天に向かってそり立つ性器に思わず生唾を飲み込んだ。
「あ、あっ。そうだ少年!念のためチャーム*1
は全部外しておいてもらえないかな…?何かあったら怖いし」
「承知」
少年の性器に見惚れていたことを誤魔化すように霊夢は話題を振った。シュンシュンと独特な音声*2を確認した霊夢は改めて性器を見やる。
「か、体に似合わずおっきいわね…」
「はやく」
「うえっあ…ごめん」
中々踏ん切りがつかない霊夢に少年は急かした。
少年とて生き物である。お預けされ続ければ我慢も限界が来る。
「い、いくわよ……んぁむぅ…♡」
「うっ」
少年の性器がねちょねちょとした口内に包まれる。
ゾクゾクッと背筋に痺れのような快感が伝った。
———んじゅぅる♡じゅぼっじゅぼっ♡
「おっおっおっ」
「
「うん…っ」
「
———じゅるるるるっ♡じゅぽっじゅぽっじゅぽっ♡
唾液を織り混ぜ下品な音をかき鳴らす。
少年の性器には亀頭が存在しないためひたすら根本から先端までを口淫し、
———ちゅっぱ♡ちゅっぱ♡ちゅっぱ♡
赤ん坊が哺乳瓶にするように性器をしゃぶった。
仲のいい友が今、自分の股ぐらに顔を埋めて性器をしゃぶっている。その情景は不思議と、少年の性欲を強く刺激した。とても興奮したのだ。
「れいむ」
「
「ごめん」
「!?んおおおっ♡!」
その事実を自覚した少年は、衝動に突き動かされるまま行動する。ガッ!と霊夢の後頭部を掴み、自分のペースで口淫をし始めた。
———じゅぱん♡じゅぱん♡じゅぱん♡
「おごっ♡おっ♡おお"ッ♡」
「れいむ…れいむ…れいむ…!」
少年が友の名を溢すたびに口淫の速度は増していく。それは終わりの時が近いことを告げていた。
———じゅぽ♡じゅぽ♡じゅぽ♡じゅぽ♡ じゅぽ♡じゅぽ♡じゅぽ♡じゅぽ♡
「でる…でる…!」
「んごぉっ♡ごおっ♡お"っ♡お"お"っ♡」
「…だす!」
———ドピュルルルルッ♡♡♡ドピュッ♡♡ドピュッ♡♡
「お"お"お"お"っっ♡♡♡♡♡!?」
少年が内包していたソウルが精液に変換され全て霊夢の口内に放たれた。頭を少年の股ぐらに押しつけられた霊夢はその精液を吐き出すこともできずに飲み下した。
……ごくっ♡ ごくっ♡ ぷはぁ〜…♡
精液を出し切った少年は霊夢の頭を離した。
解放された彼女は、ほう、恍惚の表情とともに精液臭い吐息をもらした。
「「…………………」」
無言でしばしの間見つめ合う2人。
先に沈黙を破ったのは霊夢だった。
「勃起、おさまったみたいね」
「うん」
その言葉通り、少年の股間から突起は失われ元のポテッとした黒い脚がそこにはあった。それを確認した少年は装備を付け直してベンチを降りる。
「さがす」
「…そうね。流されてった魔理沙を探してあげましょ」
「うん」
霊夢を追い越し少年は部屋から出ようと歩みを進めて、立ち止まる。
「ん、どうしたの?」
「れいむ」
少年は後をついて来てくれる霊夢を振り返り、ひと言。
「ありがとう」
そう、告げた。
「へ、へへっ!なんだ。ちゃんとお礼言えるじゃない!このままスルーされたらどうしようって思ったわよ」
「ごめん」
「いいよいいよ。お礼言ってくれたんだから!さあてそれよりも魔理沙探すわよ!一体どこまで流されたのかしらねえ」
「うん」
先ほどまでの気まずい空気は霧散し、二人はいつものように冒険を再開していく。ひとまずはもう一人の相棒を探し出そうと彼女たちは温泉エリアを抜けていった。