おかしくなったユーリがイシイとチトと乱れます。
昨日を境に、ユーリは気が触れてしまった。
イシイの研究室にはいくらかの処分されなかった炊書があった。ユーリは文字が読めないが、不幸にもその本の全てはエロ漫画であった。先時代の人類は、エロ漫画にこの世の真理、宗教観、戦争の発端などを書き記していたのだ。その漫画の内容は文字のわからないユーリでも容易く理解できた。全てを知ったものは気がふれる、そんなのは世の常である。
「やめろユーリ、何をする」
ユーリは柱に縛り付けたイシイの陰唇に銃口を突きつけた。
「おー、こうなってるんだ。ちーちゃんも見る?いや、無理か。」
私、チトはケッテンクラートの前輪に後ろ手で縛られていた。
「何してるんだユー!」
正常な思考では出来ない、そんなことを平然とやってのけるのがユーリだ。そんなことは長く一緒にいた私がよく知っている。ましてそのユーリは気が触れている。何をしでかすかは予想できなかった。
「うッ…!?」
イシイの陰唇に38式歩兵銃の銃口が挿入されていく。濡れてもいない彼女の花弁には激痛が走っただろうか。私には止めることもできない。
「わー。本当にはいるんだね、じゃあ、この豆みたいなのは」
手元のエロ漫画と見比べながらユーリはイシイのそれを覆っていた皮を剥く。
「いッー!?」
イシイの声が上ずる。ユーリは執拗にイシイの陰核を責め続けた。
「ンっ、あァ!」
「あはは、イシイは面白いなぁ。でも、こっちの本では何か棒みたいなのが出てるよ。」
そういってユーリが手にとった本はふたなり本だった。
「これ、イシイにはついてないの?」
「そんなものついてる訳ないだろ!」
「じゃあつけてよ。」
できる筈がない。それはフィクションにのみ許された雌雄同体の表現だった。
「無茶な!」
「いいからやってよ!」
そう言ってユーリは引き金に指をかけた。
「じゃなきゃ、こうだよ」
「ヒイッ!?」
イシイは声にもならないような声をあげ、恐怖のあまり失禁した。
「やめろユー、それは現実には無理なんだよ」
「ちーちゃんは黙っててよ。」
ユーリはイシイから溢れ出したその水がかかった自分の手、自分の銃を不機嫌そうに見つめる。
「ユ、ユーリやめろ、やめるんだ早まるな!おいチトお前もこいつを止めてく 」
何か言葉は続いていた気がするが、目の前から発された銃声にかき消され、辺りに飛び散った血生臭い肉片を私は頭よりも早く肌に感じた。
手が震える、声が出ない、ユーリが近寄ってくる。
目の前が滲み、下着が生暖かく湿り、外気に冷やされていく。
殺される。何もできない。こんなに恐ろしいことは無かった。殺されるんだ。
そんな私の恐怖とは裏腹に、ユーリは服を脱ぎ出した。何を考えているんだこいつは。思えば前から何を考えているのかわからない奴だった。
「あははははははは!!!!!あははははははははははは!!!!!!!!!」
ユーリは自分の下腹部のクレバスにイシイの肉片を詰め込み、自慰に耽っている。
「楽しいよ、ちーちゃん!見て!見て!!!!見てよ!!!!!!!」
下の口とはよく言ったものだ。ユーリは下の口でイシイの肉を食っている。全く食い意地の張った女だ。下の口から肉を食らい血肉としようとしている。見ていたら私も笑いが止まらなくなってきた。
「ユー、ほどいてよ。私もやりたい。」
ユーリは快諾して縄を解いた。確かケッテンクラートにはまだレーションが残っていたはずだ。私の狭い肉穴にはこれくらいが丁度いいだろう。
私は服を脱ぎ、レーションを膣内に挿入しようとした、その時だった。
「食べ物を粗末にするな。」
辺りに銃声が響いた。つくづく滅茶苦茶な女だ。腹に風穴が空く。脳を撃ち抜かれなかったせいでまだ意識がある。遠く意識の向こう側でユーリの声がする。
「あーあ、イシイの肉片と混ざって何が何だかわからないよ。ねえちーちゃん?」
返事をするものはない。もはやユーリはこの終末世界に最後の一人の人間になってしまった。
「あぁ、一人だ。」
そう呟いた後にまた銃声が響く。銃声の奥にまた声が聞こえた気がした。
「これでみんなずうっと一緒だね!」