※この作品はR-18です。

鈴谷が血の繋がった実父提督としちゃう話   作:千吹つぐ

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鈴谷が血の繋がった実父提督としちゃう話

 

「鈴谷、提督とセックスしたい」

 

 

私の言葉に、提督はなにも理由を聞かなかった。疑問はたくさんあったはずなのに、ただ「わかった」とだけ言って、自分の私室へと案内してくれた。

 

「いらっしゃい、部屋のものは、好きに使うといい」

 

「……おじゃましまーす」

 

私はおっかなびっくり部屋に入った。

部屋は質素で、掃除が行き届いている。

考えてみれば、男の人の部屋にはいるのは、これが初めてだ。

 

「シャワーは浴びるかい?」

 

「あ、ううん。大丈夫、お風呂はいってきたから」

 

「なるほど、準備万端というわけだ」

 

提督が意地悪く言った。私は顔から火が出そうだった。

 

「おいで」

 

提督に手を引かれる、ごつごつとした指が、力強く私を連れさっていく。

提督は、なんだか少し強引だった。

 

でもそれが提督の本心ではないことは知っていた。こういうときの彼は相手に合わせて、態度を変えていたから、だからたぶん、私みたいな女には、こうしたほうが良いと思ったんだろう。

 

「鈴谷」

 

ベッドの前までやってきて、私は急に抱きしめられた。初めて、男の人にそんな風にされた。

私はきっと、突き飛ばしたっていいはずだった。「調子にのるな!」って怒ったっていいはずだった。

それなのに、心はまったく抵抗しなかった。力がどんどん抜けていく。体があつくて、皮膚が泡立つようにぞわぞわする。

知らなかった。まさか自分が、男の人に強引にされるのが好きだったなんて。

 

顎を掴まれる。

 

「や、いや……!」

 

私は急に怖くなって、ようやくまともに抵抗した、でもそれは自分でもわかるほど弱々しいものだった。

 

「ん、そうだな、やはり止めておくかい?」

 

ところが提督はいきなり態度を変えて、優しく言った。

 

「私も流石に、初日で、というのは早いと思うぞ?」

 

「う、ううん! お願い! やめないで」

 

「……そうか、分かった。だが鈴谷、そのまえにルールを決めよう」

 

「ル、ルール?」

 

「ああ、本当に嫌な場合は。エフユーと言うんだ」

 

提督が急に変なことを言った。

 

「え……エフユー?」

 

「ああ、別に、めったに言わない言葉なら何でもいいのだが。……つまり、それを言えば、私はどんなときであろうと動きを止める。そういう言葉だ」

 

「……あ、うん」

 

「反対に、それ以外では、もう止まらないぞ」

 

ぎゅう、と肩を掴まれる。さっきよりもずっと強く抱きしめられる。

 

「鈴谷」

 

顎に当たった手が上がり、強引に唇を上向かせる。

 

「目を閉じなさい」

 

「あ、いや……」

 

言葉とは裏腹に、私の瞳は閉まっていた。

 

「ん……ふ……ちぅ……」

 

大きな唇が私をついばみ、熱い舌が唇と前歯を押し開く。

ファーストキスは、気持ちの悪いものだった。自分の中に他者が入ってくることは、鳥肌が立つほどの恐怖だった。

 

でも同時に、心地よさも感じていた。乱暴で、強引で、でもそれほど激しく求められているという事実に、ゾクゾクした。

 

提督が、貪るように唇を咬む。私はいつしか力を抜いて、その異物を受け入れていた。「だめ」「いや」といいつつ、教えられたエフエーという言葉は口にしなかった。

 

もはや拒絶の言葉はただの喘ぎ声だった。「だめ」だと言っているのに、「いや」だって私はちゃんと口にしている、それなのにされてしまう。求められてしまう。それが心地よかった。

 

「だめぇ……」

 

自分がこんな人間だったなんて知らなかった。罪悪感がこんなに甘いものだなんて知らなかった。

 

だからだろうか、私はついに、本物の罪の名を口にした。

 

「こんなのダメだよ……パパ……」

 

提督が、ぴたりと動きを止めた。

 

「………………鈴谷?」

 

エフユーという言葉以外では止まらないと言った提督だったけど、流石に度肝を抜かれたのか、びっくりした様子で体を離した。

 

やばい。やばい。やばいっ!

 

私は顔面蒼白になっていた。いままで誰にもばれなかったのに、こんな土壇場で口にした自分のアホさ加減にうんざりした。

 

「…………」

 

ところが、提督はなにも言わなかった。ただ、表情をなくして、じっと正面を向いている。それは、作戦立案室でしか見ないような、提督が本気で物事を考えている顔だった。

 

「…………たしか、鈴谷は母子家庭だったな」

 

やがて、提督は言った。

 

「え、あ、うん」

「であればその後、ご母堂は再婚などして――いや」

 

提督は、さまざまな懸念をかき消すように頭を振るった。

 

「いや、あえて聞くまい。……私は、君たちの望むようにするまでだ。……鈴谷、私を父と呼びたいのなら、呼ぶといい」

 

これは後で知ったことだけれど、そのときの提督はどうも、私が養父のような存在から性的虐待を受けていたのではないか、と思っていたらしい。ひどい話だが、事実はもっと酷いので仕方がない。

 

それになにより、その時の私はただ嬉しくて、目の前に差し出されたご馳走に食いついた。

 

「ほんと! 本当にいいの!?」

 

胸の中に、不思議な幸福感が広がった。

 

「ああ、かまわないよ」

 

「~~っ! パパ!」

 

「なんだい鈴谷?」

 

「パパ! パパぁ!」

 

私はギュッと、提督に抱きついた。信じられないほど心地よかった。男の人の大きな体に抱きつくと、心がふわふわと溶けていった。

パパ、パパ、と口にするたびに、心が幼くなっていく。私は子供のころに言えなかった分を取り戻すように、その名を呼んだ。

 

「はは、鈴谷は甘えん坊だな」

 

提督がまた、態度を変えた。頭をなでて、優しく名前を呼んでくれる。それはさっきまでとはぜんぜん違う、親が子供にするような愛のこもった仕草だった。

 

「~~パパぁ……」

 

私はますます甘えていく。知らなかった、まさか私が、こんなに父親を求めていたなんて。

パパなんていらないと、ずっとそう思っていた。でもそんなの嘘だった。狐が葡萄にするように、手に入らないものを酸っぱいと言い張っていただけだった。

 

あるいはママへの反発かもしれない。

 

私が何を言っても、私を不幸な子あつかいしたあの人。『〇〇にはパパがいなくて可哀想』そういいつづけたママへの反抗心が。私に父を遠ざけさせた。

 

でも違った。私はたしかにかわいそうだった。これほどの愛を知らなかったのだから。

 

そしてママも可哀想だった。

これほどの愛を失ったのだから。

 

「パパ……パパァ……」

 

私は、今度は自分から唇を求めた。頭を撫でられながら、提督の口に舌を差し入れた。

 

「ん……ちゅぅ……」

 

ママがあんなに求めていた人の唇を、思う存分にあじわった。

なんて優越感、なんて甘美。

私は蜂蜜でも舐めるように、男の唇を貪った。

 

「ぱぱぁ……ふふ、ん、じゅる……」

 

「す、鈴谷……」

 

提督は、さすがに及び腰だった。提督にとってはごっこ遊びとはいえ、親子関係でキスすることに抵抗を覚えていた。

 

「鈴谷……その、本当にいいのか?」

 

それは、確認の形をした拒絶だった。提督が『否』と言って欲しがっているのが、私にはわかった。

 

「私を、父というのはかまわないが。だったら、こういうことはしないほうがいいんじゃないか? もっと穏やかな関係でいることだって出来ると思――」

 

私は言葉をキスで塞いだ。

 

「……あのね、提督。提督も、あの言葉を言っていいんだよ?」

 

「あの言葉?」

 

「うん、エフユーって」

 

提督の顔色が変わった。

 

「そしたら、鈴谷も離れるから……」

 

私はそれが、提督の急所だって分かっていたはずだ。提督は決して、私利私欲で艦娘を抱いていたわけではなかった。そこにあったのはむしろ滅私の精神だ。

 

だから、その言葉は艦娘だけに許された権利で、提督自身が口にするつもりはないのだと。そう、気づいていたはずだった。

 

「そしたら、鈴谷、諦めるから。我慢するから……」

 

「その必要はない」

 

提督の身体に力が戻る。私をぎゅぅっと抱きしめる。

 

「あ、ああ……」

 

押しつぶされそうな包容の中で、私はますますとろけていく。

 

「鈴谷、お前は私の娘だ、もう絶対に離さない」

 

「あぁ……パパぁ……」

 

べちゃべちゃと舌を絡ませる。私はもう立っていられなくて、提督の体に貼り付けにされる。

提督の太い指が後頭部を鷲掴みにする。息が続かなくなるほどキスをされた。

 

「んぐ……ぴちゅ……んん、んんん!……ぷはぁ、はぁ……はぁ」

 

「まったく、父親を誘惑するなんて、悪い子だな」

 

そのときにはもう、提督は完全に役になりきっていた。私が求める理想の父が、母と私が育んだ歪んだ父像が、そこにあった。

 

父を求める私の心が狂気だったように、提督の気持ちも、また狂気だった。艦娘が望むなら自分の心を押し殺してでも叶えてやる。それが提督の狂った夢だ。

 

それを私は利用した。

 

ばちん! と提督が、ううん、パパが、私のお尻を叩いた。

 

「ひゃあ! ぱ、ぱぱぁ?」

 

「悪い子だ。そうだろう? なあ鈴谷」

 

「ひぅ! うう、……ごめんなさいパパ。おこって、もっと鈴谷のこと叱ってぇ……」

 

「ああ、これからいくらでも叱ってあげよう」

 

「わぁ……うれしい……」

 

提督に愛されることが嬉しかった。怒られることが嬉しかった。褒められたり、蔑まれることさえうれしかった。

そのとき、私はようやく自分の望みを知った。

 

「パパ。鈴谷ね、パパと全部したいの」

 

「全部?」

 

「うん。パパとすること、全部。よしよしってされて、ぎゅーってされて、うんと褒めてほしい。ずーっと鈴谷のこと好きでいてほしいの」

 

提督がうなずこうとするのを、キスで止めた。

 

「それだけじゃないの。恋人とすることも、全部したい。デートして、エッチして、ドキドキしてほしい。全部、全部パパとしたい。パパとだけしたいの」

 

「……鈴谷は、強欲だな」

 

「だめ?」

 

「いや、ダメなことなど、ひとつもないよ」

 

そして、提督は私を求めた。大きな顔が首筋にうまる。腰に回されていた指がお尻に食い込む。舌が、鎖骨をなでていく。

 

「は……あん……」

 

どさり、と私はベッドに押し倒された。自由になった提督の手が胸に触る。「ああん!」と私の知らない私の声が上がる。

リボンタイがむしり取られて、ブレザーの前を開けられる。ぷつんぷつんとシャツのボタンを外されて、バッ! と前を脱がされた。

 

紫色のブラジャーに包まれた、まっしろな胸がさらされた。

 

「ほう、ずいぶんと大人っぽい下着をしているんだな」

 

「あ……パパ、こういうの、嫌い?」

 

「いや、よく似合っているよ。素敵じゃないか」

 

「えへへ、よかったぁ。……あのね」

 

私は内緒話でもするように唇を寄せる。実際、それは罪の話だった。

 

「これね、ママとおそろいなの」

 

「……そうか」

 

「うん……だからね、パパ。ママにするみたいに、してほしいの……」

 

「……わかった」

 

パパがキスをしてくれる。おっぱいを揉んでくれる。

ブラが外されて、固く尖った乳首が歯で噛まれる。

 

「ひゃん! ああ、パパァ……」

 

「かわいいよ鈴谷」

 

パパは、本当に全部してくれた。褒める言葉は父のようで、胸に吸い付く姿は赤ん坊みたいだった。そして、欲望のままに私の貪る様は、凶暴な男そのものだった。

指先が股間に伸びる。

 

「きゃ! そこダメ!」

 

「しずかになさい」

 

拒絶の言葉はあっけなく無視された。それが、私をゾクゾクさせた。いやなのに、ダメって言っているのに、パパなのに、それなのに私を求めてくれることが言いようもない快楽だった。

 

「あっ! あっ! あっ! パパ、やめて!」

 

パパは、まったく手加減してくれなかった。ショーツに手を突っ込むと、ヒダもクリトリスも一緒くたに揉みしだく。

でもそれでちょうどよかった。私のそこはとっくに濡れていて、パパのくれた刺激をあっさりと飲みほした。

 

「…………っっっ!!!」

 

強すぎる刺激から逃げようと、腰が勝手に浮き上がる。でもパパは全然逃してくれなくて、身体をガッシリと抑え込まれた。

 

頭が布団にうまる。もうどこにも逃げ場がない。それなのにパパは許してくれない。股間をビチャビチャに弄り倒して、思うがままに弄ばれる。

 

「あ! ダメ! イク! イッちゃうぅぅぅぅ!!!」

 

「いいよ、イきなさい鈴谷。ほら、パパの前でイってごらん」

 

「!!!!! あ、ああああああ~~~~!!」

 

私はあっさりと、最初の絶頂を果たした。

はぁはぁと呼吸を繰り返す。

パパがびちゃびちゃになった手を広げて、私の匂いがひろがった。

 

「まったく、感じやすい子だ。ずいぶんといやらしい娘だね」

 

「だ、だってこんなの無理だよぉ……」

 

「だらしないな、ママにするように、してほしいんだろう」

 

提督がベッドに座って、足を広げた。

 

「なら次は、ママがしたように、やってみるかい?」

 

「あ……」

 

私はふらふらと、猫のようにベッドを這って、パパの股間にひざまずいた。

膨らんだズボンに手を当てて脱がそうとする。熱い。男性のズボンの構造がよくわからない。ジッパーをおろしたいけれど、パンパン過ぎて指が届かない。ベルト? を先に外そうとする。

 

悪戦苦闘する私を、パパは手伝ってはくれなかった。ただじっと見下ろして、私のしたいようにさせてくれた。

 

ベルトが緩み、ようやくジッパーを下ろす。

飾り気のないボクサーパンツと、むわっとする男の人の匂いがした。

それがたまらなかった。

 

「はぁ……はぁ……」

 

肉っぽくて、酸っぱいような匂いは、本当なら不快に思ってもいいはずなのに、その時の私には信じられないくらい良い匂いに思えた。

パンツを下ろす。

やわらいだペニスが、だらりと垂れた。

 

「やれやれ、ずいぶん焦らしてくれたね。さめてしまったよ」

 

「あ、ごめんなさぃパパぁ……」

 

「謝らなくていい。どうすればいいか、わかるかい?」

 

頭を撫でられて、そっとそこに誘導される。

パパのおちんちん。ちょっとグロテスクな肉の棒。

 

だけど私は、宝物みたいにそこに触れた。硬いような柔らかいような不思議な感触。

やり方は、ここ数週間でさんざん見てきた。

でもするのは初めてだった。

 

「あも……んん……」

 

舌に乗せる。くわえ込む。しょっぱい。くさい。

 

「ん……くぅ……んん……ん」

 

「隙間をつくらず、包み込むようにしなさい。……ああ、そうだ。うちの娘は覚えがいいな」

 

パパが褒めてくれる。それが嬉しくて、私はたちまちコツを掴んでいった。最初は舌で、次は上顎で、最後には喉奥で亀頭を舐めた。

 

「ん! んんん~~!」

 

「ああ、気持ちいいよ鈴谷。とても上手だ」

 

パパのおちんちんが、どんどん大きくなっていく。

喉が強制的にこじ開けられて、呼吸がどんどん苦しくなる。

 

「じれったいな。……ほら、こうするんだ」

 

「んん! んんんん~~~~~!!!!」

 

パパが頭を掴んで、ぐいぐいと前後に動かした。私は反射的に抗おうとしたけれど、でも、パパはそんなもの無視して、私の口を乱暴に犯した。

 

「ああ、いい子だ鈴谷」

 

でもその苦しさが、つらさが、私にはうれしかった。

だって、それって本当ってことでしょう?

気をつかって、お情けでなんてされたくない。

それよりも乱暴でも、苦しくても、本気で求めてほしい。

私のことなんてなにも考えないで、私のことだけ想ってほしい。

 

「いくぞ……鈴谷!」

 

私はもうなにもできなかった。腕をだらんと下げて、おっぱいをゆさゆさ揺らして、ただ喉の奥を犯されていた。

 

「ぐっ!」

 

ドクンっ! と、口に熱い液体が吐き出された。パパがビクビクと震える。頭をがっしりと固定されて、どくどくと精液を注がれる。

息ができない。喉が苦しい。勝手に涙が流れていく。

手が離れる。

 

「ぷはっ! けふ! けほ! はぁ……はぁ……はぁ……」

 

ようやくまともに息をする。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

途端に、信じられないくらいの生臭さに襲われた。まるで全身に精液を浴びたみたいに、パパの匂いで満たされていく。

 

「こぷ、あ……」

 

溢れそうにあった精液を、私は慌てて受け止めた。精液は半透明の、鼻水みたいな液体で、苦くてしょっぱい味がした。

私はそれに、ふたたび飲んだ。

舌に絡む液体を、コクコクと喉を鳴らして飲み干した。

 

「……まったく、鈴谷は本当に覚えがいいな」

 

ティッシュを取ろうとしたパパが、呆れたように箱を戻した。

 

「いい子だ。とても気持ちよかったよ。ありがとう」

 

「あ、パパぁ……」

 

パパが頭を撫でてくれる。さっきまでの乱暴さが嘘のようで、私はふたたび溶けていく。

 

「えへへ、鈴谷、上手だった?」

 

「ああ、とても初めてとは思えないよ」

 

「あ……えっと、やっぱり分かる? 鈴谷、そういう経験ないって……」

 

「まあ、なんとなくだがね」

 

パパが複雑な表情をした。パパからすると、このときの私は養父に性的虐待を受けた特殊なファザコンで、それでいて処女というとんでもない変態になっていたらしい。

 

でも実際はもっとひどいなんて、わからないだろう。

 

「ね、パパ、脱いで」

 

「ああ……」

 

私の中に、また熱が灯る。

パパの服を脱がせていく。真っ白な制服の下から、意外と筋肉質な体が出てくる。

同じように、私も脱いだ。鈴谷の服を脱ぎ去って、ママとおそろいの下着も脱ぐ。

 

ふたりで、裸で向き合った。

 

「きれいだよ。鈴谷」

 

「えへへ、ありがとう。パパもかっこいいよ」

 

肌と肌が触れ合って、私は全身でパパを感じた。

 

「ね、パパ、鈴谷に、して……」

 

「うむ。……だがすまん、もう少しだけ待ってくれないか?」

 

パパがすまなそうにいう。

 

「歳もあってね、二度目は少し時間がいるんだ」

 

「え、あ、そうなんだ」

 

「知らなかったかい? はは、そういうところはたしかに、初めてらしいな」

 

そういえば、他の艦娘とするときも、二度目は時間をおいていたように思う。あれは、そういう時間だったのか。

 

「えっと、なんかごめんね? せかしちゃって……」

 

「なに、こういう時間も、楽しむものさ」

 

「あ……む……パパぁ……」

 

私達は裸で抱き合って、キスをした。

それから全身に口づけをした。私もパパも相手のすべてを味わいたくて、どんな汚いところにも口をつけた。

 

最後はお互いの股間に顔をうずめて、いつまでもそこを吸っていた。

 

おちんちんをしゃぶるのがこんなに楽しいなんて、思いもしなかった。

私はびっくりするくらい小さくなったそこを丁寧に舐めた。そのたびに帰るパパの反応が楽しかった。

 

パパに舐めてもらうのも、嬉しかった。私が知らない、私の弱点をほじくり出されてもてあそばれるのは、うっとりするほど気持ちよかった。

ずっとそうしていたかった。けど、

 

「パ、パパぁ……もうがまん、できないよぉ」

 

私はついに音を上げた。これ以上いじられたら、またイッてしまいそうだった。

 

「お願い。もうして欲しいのぉ……」

 

「ああ、待たせて悪かったね」

 

パパが、私を仰向けに寝かせて、カエルみたいに足を押し開いた。

お互いの性器が向き合う。私もパパも、もう準備はできていた。

 

「……本当に、いいのかい?」

 

パパが、最後に言った。

私はうっとりとして答えた。

 

「もちろんだよ。……鈴谷の初めて、パパにもらって欲しいなぁ」

 

「……そうか」

 

「うん……パパが最初で、最後になってほしいの。パパの赤ちゃん産みたい……パパのママになりたいの……」

 

私の願いは虚無だった。

艦娘は妊娠などしない。

 

「ああ、分かった。孕ませてあげよう」

 

でも提督は、優しく嘘をついてくれた。

 

「わぁ……大好き……パパぁ……」

 

キスは罪の味がした。

男が私にのしかかる。

 

「ん……くっ!」

 

ペニスが膣口にうまる。パパはきっと、処女膜を破るのにも慣れていて、体重をかけると、一気に私の処女を奪った。

 

「~~~~っっっっ!!」

 

痛みが、全身を駆け抜けた。

 

「大丈夫かい? 鈴谷。今日はここまでにしてもいいんだよ」

 

「っ! だい、じょうぶ。……気持ちいい、から……」

 

嘘じゃなかった。たしかに痛い。でもその苦しみはやっぱり、私にとって喜びだった。

パパに抱かれている。痛みはその証明だ。

 

「お願い、パパ。鈴谷のことなんて気にしないで、鈴谷で気持ちよくなって欲しいの。ちゃんと、本当に駄目なときは、いうから……」

 

「……わかった」

 

そして、パパは鈴谷が望むとおりにしてくれた。

 

「~~っ!! つっ! んんん!」

 

いきなり腰を突かれる。痛みが爆発して、涙が溢れ出す。

口を抑えてなんとか耐える。

 

「ああ、鈴谷、気持ちいいよ……」

 

パパは、もう私を見てもいなかった。

目を半ば閉じかけて、ただ腰を打ち付けている。ペニスで娘の体を味わい尽くそうと、血まみれのそれをこすりつけている。

それが私には嬉しかった。

 

「パパ……パパぁ……ん……」

 

キス。でもそれもすぐに離れるキスだった。私はもっとしていたいのに、パパは自分がしたいようにしかしてくれない。

 

「パパ、どう? 鈴谷の体? 気持ちいい?」

 

「ああ、最高だ」

 

「よかったぁ……。ああん!」

 

胸をぎゅうぎゅうと揉まれる。ゴムまりみたいに乱暴にされる。

 

「えへへ、おっぱい、好きなの? いいよ、鈴谷の胸も、おまんこも、パパのものだよ。なんでもして、いいんだから」

 

「まったく……本当にいやらしい子に育ったな」

 

「やぁん、そんな、いじわるいわないで……」

 

「それがいいんだろう? ほら、尻をあげなさい」

 

ペニスが抜かれる、ひっくり返されて犬みたいに四つん這いになった。

痛みが来た。

 

「はぐぅ。いた、痛ぃぃぃ」

 

さっきよりも深いところまで貫かれる。痛みと快楽が同時にくる。

 

「やぁ、これやぁだ。パパが見れない、怖い……」

 

「我慢しなさい」

 

ばちん、とお尻を叩かれる。まるで幼いころ母にされたみたいに、ばちんと、また叩かれる。

 

「はぅ! うう、ううううう……」

 

私は、犬みたいに唸って、パパがくれる痛みに耐えていた。自分ではもうなにもできない。ただパパが許してくれる時を待っている。

 

「あ……パパぁ……」

 

やがて、パパが再び私をひっくり返した。おまんこを突いて、抱きしめて、いつまでもキスをしてくれた。

私は夢心地で聞いた。

 

「ねえ、パパ、気持ちいい?」

 

「ああ、気持ちいいよ」

 

「それって、ママよりも?」

 

パパは一瞬おいて、「ああ」と答えた。

 

「あぁ、嬉しい……」

 

そのとき、私はようやく自分の本当の望みをしった。

私はたぶん、あの人を恨んでいたんだ。

目の前の私を見ようとせず、その向こうの恋人ばかりを見ていた母。

私はあの女から、幻想を奪ってやりたかったのだ。

いま、その夢が叶った。

そう思うと、信じられないくらい気持ちよくて……、

 

「あ! あ! パパ! もう私、イッちゃう!!」

 

「まったく、パパに気持ちよくなって欲しいといったのは嘘だったのかい? 私はまだ高まっていないよ。我慢しなさい」

 

「~~~~っ!!!??」

 

いままでで一番の苦しみが来た。痛みなら、耐えられた。でも快楽に耐えるのはとんでもなく大変だった。

 

「あ、あ、無理無理。いっちゃう。いっちゃうよぉ。パパぁ!」

 

「駄目だ」

 

「そんな……、意地悪言わないで……うぅ……ううううう……」

 

「我慢、しなさい……」

 

私はもう、狂ってしまいそうだった。

絶頂のいただきで、私はなんとか踏みとどまる。「うぐぅ……おごぉぉぉ……」と豚みたいな唸り声を上げて、パパの言いつけを守ろうとする。

 

「ひっく……も、だめぇ……あぐ、あっあっあっ」

 

抑えれば抑えるほどに快感は高まって、私は張り裂けそうだった。

 

「もうすこし、だ……」

 

「も、無理ぃ……お願い、一緒に……一緒がいいのぉ……うう……いい子にするから……わがままいわないから……だから……だから、パパの精子ちょうだぃ……」

 

「……っ!」

 

その時が来る。パパが壊れそうなほど腰を打ち付ける。

私は全身でしがみついた。

 

「……いく、ぞ」

 

「あ! あ! ダメダメダメ! いっくうううううぅぅぅうぅぅ!!」

 

「……くぁっ!!」

 

頭が真っ白になっていく。

脚がビクビクと跳ね上がり、嬌声が闇へと消えていった。

パパのペニスがどくどくと震えて。あつい感触が広がっていった。

 

「……はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」

 

パパの体から力がぬけて、私の体にのしかかった。でも私にも押しのける力は残っていなかった。

やがて、ペニスが縮んで膣から抜けた。股の間を血と精液が垂れた。

 

「ぱ、ぱぁ……」

 

私は絶頂のなかで、そっとパパを抱きしめた。ふわふわとした気持ちの中で、子供みたいに呼びかけつづけた。

 

どうしてだろう、そのときまたあの直感が訪れていた。私がパパの実娘だと、心と体が叫んでいた。

 

「……鈴谷?」

 

そしてパパも、私を呼んだ。

その目は私と同じ色をしていた。

私にはすぐにわかった。たぶんいま、パパもおなじ直感をうけている。

 

「なぁに? ぱぱ……」

 

「ああ、いや、なんでもない……」

 

でもパパは大人で、提督で、だから私ほど直感を信じていなかった。

 

「ねぇ、パパ……」

 

「なんだい?」

 

「もしも、もしもなんだけど、さ――」

 

この関係は、いつか絶対に破綻する。

そのときは、きっとすべてを壊すだろう。提督が抱いた小さな夢も、他の女達のささやかな夢も、全部がめちゃくちゃに破壊される。

 

「鈴谷が、もし本当の娘だったら、どうする?」

 

ああ。なんて顔だろう。

 

暗い満足が、私の体を濡らしていく。さっき、あんなに満たされたのに、もう心が飢えていく。

 

この顔は、私だけのものだ。他の女が誰も知らない。艦娘もママも入れない。私だけのパパの顔。

 

「……ふふ、うそうそ。冗談だよ。じょーだん」

 

「あ、ああ。そうか……」

 

「にひひ、信じた?」

 

でも今はまだ、腕の中。

 

「……鈴谷ね……パパ、だーい好きだ」

 

すべてが堕ちる快楽に、心のそこからおぼれていった。

 

 

 

end

 

 




※誤字脱字などがありましたら感想の方でご指摘ください。

※また、作者ハーメルンは浅く、作法や文化にうといところがありますので、そのほか些細な違和感などあれば教えていただけると助かります。
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