「ザクロさんとビオラさんのバッジを手に入れたね。じゃあ、次はあたしと挑む事になるね」
ハクダンシティでバッジを二つ見せるとコルニは次は自分に挑戦だねと言った。ジムを巡る旅としては順繰りで行くとコルニに挑むのは妥当な判断と言える。
「そうだね、じゃあシャラシティに戻るんだね」
「うん、あたしに挑むんだからちゃんと鍛えておくんだよ」
コルニに言われてゲンキはシャラシティに戻る道中、ポケモンを鍛えていった。様々な野生のポケモンや、トレーナー達に挑んでいき、勝利していく。そうする事でポケモン達を育てていき、そして・・・。
「皆、頑張ったね」
ゲンキがシャラシティに戻った頃には、ポケモン達も進化していた。アマルスはアマルルガに、シシコはカエンジシに、進化した事でシシコがオスだった事を知った。そしてフラベベはフラエッテに進化していた。進化したポケモン達、カエンジシとアマルルガは鳴き声を上げて、フラエッテは一回転して進化を喜んでいた。
今、ゲンキ達はシャラシティのタワーにいる。そこで勝負をしようとコルニと約束していたのだ。コルニとの勝負にゲンキは緊張していた。
「コルニお姉ちゃんと勝負するんだ・・・」
前世で好きな美少女とバッジをかけた戦いをする。避けては通れない道である事を自覚していたが、こんなに早く来るとは思ってもみなかった。
「お姉ちゃんも僕との勝負を心待ちにしているんだ。強くなったって所を見せなきゃ」
ゲンキは覚悟を決めてタワーを登っていった。そして頂上に来ると、コルニが待っていた。
「待ってたよ、ゲンキ」
「コルニお姉ちゃん、勝負しよう」
「うふふ、やる気満々だね。ゲンキ、君はここまで旅して何か掴めたかな?」
「それって・・・?」
「あたしね、ここに来ると心が落ち着いていい気持ちになるの。空は無限に広くて、それを見てるとどんな事も乗り越えられる気持ちになる。君もこの空のように自分に出来る可能性を見いだせたらいいね!」
「うん、そうなるといいね・・・」
「じゃあ、始めようか?」
コルニがボールを構えて来た。ゲンキもボールを構えてポケモン勝負を始める。
「命、爆発!」
コルニがルカリオを繰り出して来た。ゲンキはフラエッテを出して挑んだ。
「フラエッテ、マジカルシャイン!」
ゲンキの指示でフラエッテはマジカルシャインで攻撃に出た。
「ルカリオ、しんそく!」
しかしルカリオはこれをかわしてしんそくで攻撃した。
「ムーンフォース!」
フラエッテはムーンフォースを飛ばしたが、ルカリオははどうだんを飛ばして打ち消してしまい、ラスターカノンを飛ばしてフラエッテを攻撃した。
「フラエッテ・・・!」
フラエッテが倒された。
「ゲンキ、君はまだまだ終わらないでしょ!」
「うん、諦めないよ!」
ゲンキはフラエッテを戻してカエンジシを出した。ルカリオがしんそくで攻撃に出て来る。カエンジシはこれをかわすとほのおのキバで攻撃してルカリオを怯ませた。
「かえんほうしゃ!」
かえんほうしゃを飛ばしてルカリオを攻撃、これを倒した。
「ごめんね、ルカリオ」
コルニはルカリオの健闘を称えてボールに戻した。
「やるね、ゲンキ。あたしもポケモンと気持ちを重ねていくよ!」
コルニが最後の手持ちであるマーシャドーを繰り出して来た。ゲンキはカエンジシを戻すと、アマルルガを出して挑んだ。
「アマルルガ、オーロラビーム!」
アマルルガがオーロラビームを飛ばしたが、マーシャドーはこれをかわしてシャドークローでアマルルガを攻撃した。
「いわなだれ!」
ゲンキの指示で今度はいわなだれを飛ばしたが、これもかわされてしまい、インファイトを食らって倒されてしまった。
「頼むよ、サンドパン!」
ゲンキはサンドパンを出してこれに挑んだ。マーシャドーがシャドークローで攻撃に出る。サンドもメタルクローを振るって弾き飛ばした。
「サンドパン、すなあらし!」
サンドパンは砂の嵐を飛ばしてやる気を出すと、がんせきふうじを飛ばした。マーシャドーはこれをかわしてかわらわりで攻撃した。
「サンドパン、じだんだ!」
サンドパンはじだんだをしてマーシャドーを攻撃、がんせきふうじが外れていた為、威力のある攻撃になった。そしてシャドークローを振るってマーシャドーを攻撃、これを見事に倒したのだった。
「あたし、負けちゃった・・・」
「コルニお姉ちゃん・・・」
ゲンキに負けたコルニは目を大きく見開いて驚いていたが、すぐに笑みを浮かべて来た。
「いい勝負だったよ、ゲンキ。本当に強くなったね。おめでとう!」
コルニはゲンキの頭を撫でて勝利を称えた。そして自分に勝った証であるバッジを渡したのだった。